JP2014510082A5 - - Google Patents

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JP2014510082A5
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前記使用は、炎症性障害のサブセット、とりわけ、IL−1が重要な役割を果たすサブセット、の処置を含み得る。これらとしては、関節リウマチ、糖尿病、例えばI型糖尿病、神経変性障害が挙げられ、ここで、前記神経変性障害は、神経炎症性要素を有し、該障害には、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病および多発性硬化症が挙げられる。
本発明の好ましい実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
IL−1受容体アンタゴニストタンパク質(IL1RA)に由来する5から20個の隣接するアミノ酸残基のペプチド配列からなる単離されたペプチドであって、
配列番号1、配列番号29、配列番号35もしくは配列番号36のいずれか1つのアミノ酸配列;または
配列番号1、配列番号29、配列番号35もしくは配列番号36のいずれか1つの5個以上の連続するアミノ酸からなる断片;または
配列番号1、配列番号29、配列番号35もしくは配列番号36のいずれか1つの変異体であって、配列番号1、配列番号29、配列番号35もしくは配列番号36のいずれか1つと少なくとも50%の同一性を有する5から20個のアミノ酸のアミノ酸配列からなる変異体
からなり、
IL−1受容体タイプ1(IL1RI)に結合することができ、かつIL−1のIL1RIへの結合に干渉することができる
ペプチド。
(項目2)
5から14個の隣接するアミノ酸残基のペプチド配列からなるペプチドであって、配列番号1のアミノ酸配列;配列番号1の5個以上の連続するアミノ酸からなる断片;または配列番号1と少なくとも50%の相同性を有する5から14個のアミノ酸からなるアミノ酸配列からなる、項目1に記載のペプチド。
(項目3)
配列番号29のアミノ酸配列;配列番号29の5個以上の連続するアミノ酸からなる断片;または配列番号29と少なくとも50%の相同性を有する5から20個のアミノ酸からなるアミノ酸配列からなる、項目1に記載のペプチド。
(項目4)
配列番号35のアミノ酸配列;配列番号35の5個以上の連続するアミノ酸からなる断片;または配列番号35と少なくとも50%の相同性を有する5から20個のアミノ酸からなるアミノ酸配列からなる、項目1に記載のペプチド。
(項目5)
配列番号36のアミノ酸配列;配列番号36の5個以上の連続するアミノ酸からなる断片;または配列番号36と少なくとも50%の相同性を有する5から20個のアミノ酸からなるアミノ酸配列からなる、項目1に記載のペプチド。
(項目6)
神経突起伸長を刺激することができ、かつ/またはニューロンの生存を促進することができる、項目1から5のいずれかに記載のペプチド。
(項目7)
IL−1によって誘導される生物学的効果、例えばNF−kB活性化およびTNF−アルファ増大、を阻害することができる、項目1から5のいずれかに記載のペプチド。
(項目8)
前記断片が、配列番号1、配列番号29、配列番号35または配列番号36のいずれか1つの6個以上の連続するアミノ酸からなる、項目1から5のいずれかに記載のペプチド。
(項目9)
前記断片が、配列番号1、配列番号29、配列番号35または配列番号36のいずれか1つの5から9個の連続するアミノ酸からなる、項目1から5のいずれかに記載のペプチド。
(項目10)
前記断片が、配列番号1、配列番号29、配列番号35または配列番号36のいずれか1つの6から9個の連続するアミノ酸からなる、項目1から5のいずれかに記載のペプチド。
(項目11)
前記断片が、配列番号1、配列番号29、配列番号35または配列番号36のいずれか1つの6から8個の連続するアミノ酸からなる、項目1から5のいずれかに記載のペプチド。
(項目12)
配列番号1、配列番号29、配列番号35または配列番号36のいずれか1つの5から15個の隣接するアミノ酸残基のペプチド配列からなる、項目1から5のいずれかに記載のペプチド。
(項目13)
配列番号1、配列番号29、配列番号35または配列番号36のいずれか1つの最大で14個の隣接するアミノ酸残基のペプチド配列からなる、項目1から5のいずれかに記載のペプチド。
(項目14)
配列番号1、配列番号29、配列番号35または配列番号36のいずれか1つと少なくとも60%の同一性を有する、項目1から5のいずれかに記載のペプチド。
(項目15)
配列番号1、配列番号29、配列番号35または配列番号36のいずれか1つと少なくとも70%の同一性を有する、項目1から5のいずれかに記載のペプチド。
(項目16)
配列番号1、配列番号29、配列番号35または配列番号36のいずれか1つと少なくとも80%の同一性を有する、項目1から5のいずれかに記載のペプチド。
(項目17)
前記アミノ酸配列が、配列番号1からなる、項目2に記載のペプチド。
(項目18)
前記アミノ酸配列が、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26および配列番号27からなる群より選択されるアミノ酸配列からなる、項目2に記載のペプチド。
(項目19)
配列番号1、配列番号29、配列番号35または配列番号36のいずれか1つと少なくとも50%の同一性を有する5から20個のアミノ酸のアミノ酸配列からなり、該アミノ酸配列が、少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、項目1に記載のペプチド。
(項目20)
前記アミノ酸配列が、2つのアミノ酸置換、例えば3つのアミノ酸置換、例えば4つのアミノ酸置換、例えば5つのアミノ酸置換を含む、項目19に記載のペプチド。
(項目21)
前記アミノ酸置換が、保存的アミノ酸置換である、項目19から20のいずれかに記載のペプチド。
(項目22)
C末端アミノ酸が、遊離カルボン酸(「−OH」)として存在する、項目1から21のいずれかに記載のペプチド。
(項目23)
C末端アミノ酸が、アミド化誘導体(「−NH 」)である、項目1から21のいずれかに記載のペプチド。
(項目24)
N末端アミノ酸が、遊離アミノ基(「H−」)を含む、項目1から21のいずれかに記載のペプチド。
(項目25)
N末端アミノ酸が、アセチル化誘導体(「−アセチル」または「COCH 」)である、項目1から21のいずれかに記載のペプチド。
(項目26)
アミノ酸配列RPSGRKSSKMQAFRI(配列番号37)を含まない、またはアミノ酸配列RPSGRKSSKMQAFRI(配列番号37)からならない、項目1または2のいずれかに記載のペプチド。
(項目27)
アミノ酸配列LVAGY(配列番号38)を含まない、またはアミノ酸配列LVAGY(配列番号38)からならない、項目1または2のいずれかに記載のペプチド。
(項目28)
項目1から21のいずれかに記載の少なくとも1つのペプチドを含む化合物。
(項目29)
前記ペプチドが、該ペプチドの単一コピーからなる単量体として製剤化される、項目28に記載の化合物。
(項目30)
項目1から21のいずれかに記載の2個以上のペプチドを含む多量体化合物。
(項目31)
前記2個以上のペプチドが、ペプチド結合またはリンカー基によって連結されている、項目30に記載の化合物。
(項目32)
前記リンカー基が、1個以上のリシン残基を含む、項目31に記載の化合物。
(項目33)
二量体である(すなわち、2個のペプチドを含む)、項目30に記載の化合物。
(項目34)
三量体である(すなわち、3個のペプチドを含む)、項目30に記載の化合物。
(項目35)
四量体である(すなわち、4個のペプチドを含む)、項目30に記載の化合物。
(項目36)
デンドリマーであり、4、8、16または32個のペプチドを含む、項目30に記載の化合物。
(項目37)
四量体デンドリマーである、項目30に記載の化合物。
(項目38)
前記2個以上のペプチドが、互いに対して同一である、項目30から37のいずれかに記載の化合物。
(項目39)
前記2個以上のペプチドが、互いに対して同一でない、項目30から37のいずれかに記載の化合物。
(項目40)
前記2個のペプチドが、互いに同一であり、それぞれ配列番号1からなる、項目33に記載の化合物。
(項目41)
前記4個のペプチドが、互いに同一であり、それぞれ配列番号1からなる、項目37に記載の化合物。
(項目42)
配列番号1の前記4個のコピーが、複数のリシン残基を有するコア部分によって互いに連結されている、項目41に記載の化合物。
(項目43)
項目1から21のいずれかに記載のペプチドまたは項目28から42のいずれかに記載の化合物を含む組成物。
(項目44)
薬学的に許容され得るかつ/または薬学的に安全である、項目43に記載の組成物。
(項目45)
項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物と、少なくとも1つの追加の構成要素とを含むキット・オブ・パーツ。
(項目46)
医薬品として使用するための、項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物。
(項目47)
炎症性障害、例えばIL−1が重要な役割を果たす炎症性障害、の処置において使用するための、項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物。
(項目48)
炎症性障害、例えばIL−1が重要な役割を果たす炎症性障害、の処置用の医薬品を製造するための、項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物の使用。
(項目49)
炎症性障害、例えばIL−1が重要な役割を果たす炎症性障害、の処置のための方法であって、有効量の項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物を、それを必要とする個体に投与するステップを含む方法。
(項目50)
前記炎症性疾患が、尋常性ざ瘡、喘息、アテローム性動脈硬化症、自己免疫疾患、ベーチェット病、慢性炎症、慢性前立腺炎、皮膚炎、痛風、糸球体腎炎(Glumerulonephritis)、過敏症(アレルギー性喘息、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎(枯草熱)、アナフィラキシー、血管浮腫、蕁麻疹(じんま疹)、好酸球増加症、ならびにペニシリンおよびセファロスポリンに対する応答を含む、1型(即時型、またはアトピー性、またはアナフィラキシー性);自己免疫性溶血性貧血、グッドパスチャー症候群、肝炎、IBS(過敏性腸疾患)、若年性特発性関節炎(JIA)、天疱瘡、悪性貧血(自己免疫性の場合)、乾癬、乾癬性関節炎、免疫性血小板減少症、輸血反応、橋本甲状腺炎、間質性膀胱炎、グレーブス病、重症筋無力症(Myastenia gravis)、リウマチ熱、新生児溶血性疾患および急性移植拒絶反応を含む、2型(抗体依存性);関節リウマチ、免疫複合体糸球体腎炎(glumerulonephritis)、血清病、亜急性、細菌性心内膜炎、マラリアの症状、全身性エリテマトーデス(SLE)、アルツス反応、農夫肺および結節性多発性動脈炎を含む、3型(免疫複合体);接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎(湿疹)、側頭動脈炎、サルコイドーシス、ハンセン病の症状、結核の症状、全身性硬化症、マントー反応、小児脂肪便症および慢性移植拒絶反応を含む、4型(細胞媒介または遅延型過敏症DTH)を含む)、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎、コラーゲン蓄積大腸炎、リンパ球性大腸炎、虚血性大腸炎、空置大腸炎、ベーチェット症候群、感染性大腸炎および病型不定型大腸炎を含む)、ミオパチー(皮膚筋炎、多発性筋炎および封入体筋炎を含む)、骨盤内炎症性疾患、足部痛風、再灌流傷害、関節リウマチ、移植拒絶反応および脈管炎からなる群より選択される、項目47および48のいずれかに記載の使用、または項目49に記載の方法。
(項目51)
関節リウマチの処置において使用するための、項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物。
(項目52)
関節リウマチの処置用の医薬品を製造するための、項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物の使用。
(項目53)
関節リウマチの処置のための方法であって、有効量の項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物を、それを必要とする個体に投与するステップを含む方法。
(項目54)
I型糖尿病などの糖尿病の処置において使用するための、項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物。
(項目55)
I型糖尿病などの糖尿病の処置用の医薬品を製造するための、項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物の使用。
(項目56)
I型糖尿病などの糖尿病の処置のための方法であって、有効量の項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物を、それを必要とする個体に投与するステップを含む方法。
(項目57)
神経変性障害の処置において使用するための、項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物。
(項目58)
神経変性障害の処置用の医薬品を製造するための、項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物の使用。
(項目59)
神経変性障害の処置のための方法であって、有効量の項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物を、それを必要とする個体に投与するステップを含む方法。
(項目60)
前記神経変性障害が、神経炎症性構成要素を有する、項目57から58のいずれかに記載の使用、または項目59に記載の方法。
(項目61)
前記神経変性障害が、IL−1シグナル伝達に関連している、項目57から58のいずれかに記載の使用、または項目59に記載の方法。
(項目62)
前記神経変性障害が、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病および多発性硬化症からなる群より選択される、項目57から58のいずれかに記載の使用、または項目59に記載の方法。
(項目63)
前記神経変性障害が、アルツハイマー病である、項目57から58のいずれかに記載の使用、または項目59に記載の方法。
(項目64)
神経突起伸長を刺激するかつ/またはニューロンの生存を促進するための方法であって、有効量の項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物を、それを必要とする個体に投与するステップを含む方法。
(項目65)
IL1RIのIL−1への結合に干渉するための方法であって、有効量の項目1から21のいずれかに記載のペプチド、項目28から42のいずれかに記載の化合物、または項目43および44のいずれかに記載の組成物を、それを必要とする個体に投与するステップを含む方法。
(項目66)
前記個体が、人間である、項目49、53、56、59、64および65のいずれかに記載の方法。
(項目67)
前記個体が、神経変性状態を有する、項目64および65のいずれかに記載の方法。
(項目68)
前記処置が、予防的、軽減的または治癒的である、前記項目のいずれかに記載の処置。

Claims (16)

  1. IL−1受容体アンタゴニストタンパク質(IL1RA)に由来するから14個の隣接するアミノ酸残基のペプチド配列からなる単離されたペプチドであって、
    配列番号1(SGRKSSKMQA)、配列番号29(RIWDVNQKT)、配列番号35(TAMEADQPVS)もしくは配列番号36(GPNAKLEEKA)のいずれか1つのアミノ酸配列;または
    配列番号1、配列番号29、配列番号35もしくは配列番号36のいずれか1つの個以上の連続するアミノ酸からなる断片;または
    配列番号1、配列番号29、配列番号35もしくは配列番号36のいずれか1つと少なくとも60%の同一性を有する配列番号1、配列番号29、配列番号35もしくは配列番号36のいずれか1つの変異体
    配列番号1、配列番号29、配列番号35もしくは配列番号36のいずれか1つの変異体であって、配列番号1、配列番号29、配列番号35もしくは配列番号36のいずれか1つと少なくとも0%の同一性を有するから14個のアミノ酸のアミノ酸配列からなる変異体
    を含み
    IL−1受容体タイプ1(IL1RI)に結合することができ、かつIL−1βのIL1RIへの結合に干渉することができる
    ペプチド。
  2. 神経突起伸長刺激、ニューロンの生存促進、IL−1によって誘導される生物学的効果の阻害、NF−kB活性化の阻害、および/またはTNF−アルファ増大の阻害のうちの一つ以上が可能である、請求項に記載のペプチド。
  3. 配列番号1、配列番号29、配列番号35または配列番号36のいずれか1つと少なくとも70%の同一性を有する、請求項に記載のペプチド。
  4. 配列番号1、配列番号29、配列番号35または配列番号36のいずれか1つと少なくとも80%の同一性を有する、請求項に記載のペプチド。
  5. 前記アミノ酸配列が、配列番号1からなる、請求項に記載のペプチド。
  6. 配列番号1、配列番号29、配列番号35または配列番号36の前記変異体が、1つのアミノ酸置換、2つのアミノ酸置換、3つのアミノ酸置換、または4つのアミノ酸置換を含み、該アミノ酸置換が、必要に応じて保存されたアミノ酸置換である、請求項1に記載のペプチド。
  7. 2個以上のペプチドを含む多量体化合物であって、該2個以上のペプチドの各々は、請求項1から6のいずれかに記載のペプチドからなる、多量体化合物
  8. 前記2個以上のペプチドが、ペプチド結合リンカー基、または1個以上のリシン残基を含むリンカー基によって連結されている、請求項に記載の化合物。
  9. 二量体、三量体、四量体、4、8、16または32個のペプチドを含むデンドリマー、および四量体デンドリマーからなる群から選択される、請求項に記載の化合物。
  10. 前記2個以上のペプチドの各々が、配列番号1からなる、請求項に記載の化合物。
  11. 炎症性疾患の処置における使用のための薬学的組成物であって、該組成物は、請求項1からのいずれかに記載のペプチドを含み、該ペプチドは、1個のペプチドのモノマーであっても、または2個以上の該ペプチドを含む多量体化合物であってもよい、薬学的組成物。
  12. 前記炎症性疾患が、尋常性ざ瘡、喘息、アテローム性動脈硬化症、自己免疫疾患、ベーチェット病、慢性炎症、慢性前立腺炎、皮膚炎、痛風、糸球体腎炎(Glumerulonephritis)、過敏症(アレルギー性喘息、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎(枯草熱)、アナフィラキシー、血管浮腫、蕁麻疹(じんま疹)、好酸球増加症、ならびにペニシリンおよびセファロスポリンに対する応答を含む、1型(即時型、またはアトピー性、またはアナフィラキシー性);自己免疫性溶血性貧血、グッドパスチャー症候群、肝炎、IBS(過敏性腸疾患)、若年性特発性関節炎(JIA)、天疱瘡、悪性貧血(自己免疫性の場合)、乾癬、乾癬性関節炎、免疫性血小板減少症、輸血反応、橋本甲状腺炎、間質性膀胱炎、グレーブス病、重症筋無力症(Myastenia gravis)、リウマチ熱、新生児溶血性疾患および急性移植拒絶反応を含む、2型(抗体依存性);関節リウマチ、免疫複合体糸球体腎炎(glumerulonephritis)、血清病、亜急性、細菌性心内膜炎、マラリアの症状、全身性エリテマトーデス(SLE)、アルツス反応、農夫肺および結節性多発性動脈炎を含む、3型(免疫複合体);接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎(湿疹)、側頭動脈炎、サルコイドーシス、ハンセン病の症状、結核の症状、全身性硬化症、マントー反応、小児脂肪便症および慢性移植拒絶反応を含む、4型(細胞媒介または遅延型過敏症DTH)を含む)、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎、コラーゲン蓄積大腸炎、リンパ球性大腸炎、虚血性大腸炎、空置大腸炎、ベーチェット症候群、感染性大腸炎および病型不定型大腸炎を含む)、ミオパチー(皮膚筋炎、多発性筋炎および封入体筋炎を含む)、骨盤内炎症性疾患、足部痛風、再灌流傷害、関節リウマチ、移植拒絶反応および脈管炎からなる群より選択される、請求項11に記載の薬学的組成物
  13. 前記炎症性疾患が関節リウマチである、請求項12に記載の薬学的組成物
  14. 前記炎症性疾患が、糖尿病、I型糖尿病、またはII型糖尿病である、請求項12に記載の薬学的組成物
  15. 神経変性障害処置における使用のための薬学的組成物であって、該組成物は、請求項1からのいずれかに記載のペプチドを含み、該ペプチドは、1個のペプチドのモノマーであっても、または2個以上の該ペプチドを含む多量体化合物であってもよい、薬学的組成物。
  16. 前記神経変性障害が、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病多発性硬化症、および神経炎症性構成要素を有する神経変性障害からなる群より選択される、請求項15に記載の組成物
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