JP2014506596A - ベンガルボダイジュ、ハス及びクローバーのセラム画分を含む組成物(色素沈着過剰) - Google Patents

ベンガルボダイジュ、ハス及びクローバーのセラム画分を含む組成物(色素沈着過剰) Download PDF

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Abstract

本発明は、ベンガルボダイジュ、ハス、およびクローバーのセラム画分を含む組成物に関する。色素沈着過剰スポットの外観を改善する方法は、有効量のベンガルボダイジュセラム画分、ハスセラム画分、およびクローバーセラム画分を含む組成物を、皮膚表面上の色素沈着過剰スポットに適用するステップであって、組成物は、色素沈着過剰スポットの外観を改善するために十分な期間適用されるステップを含み得る。この方法は、顔の皮膚表面上の色素沈着過剰スポットを特定するステップを含んでもよい。開示される他の方法は、炎症後色素沈着過剰の外観を改善する方法を含む。

Description

本発明は、ベンガルボダイジュ、ハス、およびクローバーのセラム画分を含む組成物に関する。本発明はまた、ベンガルボダイジュ、ハス、およびクローバーのセラム画分を含む相乗的組成物を使用して、色素沈着過剰な哺乳動物の皮膚の外観を改善する方法に関する。
ヒト皮膚は、3つの主たる層、すなわち、表皮、真皮、および皮下脂肪層を含む。表皮は、4つの層(上から下へ)、すなわち、角質層、顆粒層、有棘層、および基底層を含む。別個の5つ目の層である透明層は、角質層と顆粒層との間に存在し得る。基底層は、次第に上方へ移動して、他の表皮層を形成する細胞を産生する。これらの細胞が上方へ移動するにつれて、それらは、それらの中心核を失い、皮膚タンパク質(ケラチン)および脂肪(脂質)を産生し始める。これらの細胞は、表皮の上部層に存在する場合、角化細胞として特定される。メラニン形成細胞は、表皮の基底層に位置する別のクラスの細胞である。メラニン形成細胞は、メラニンの産生に関与し、これは、皮膚色素沈着の主要因である。
メラニンは、基礎的レベルで、酵素チロシナーゼと基質としてのL−チロシンとが関与する、メラミン形成細胞内の複雑な反応セットにより産生される。チロシナーゼは、L−チロシンのDOPA(L−3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン)への変換およびDOPAのドーパキノンへの変換を触媒する。ドーパキノンは、さらに変換されて、メラニンを形成する。メラニンは、メラノソームとして知られる細胞小器官中で凝集し、これらは、樹状突起として知られるメラニン形成細胞の細長いフィラメントに沿って角化細胞に移送される。メラノソームにおいて発現される約1500の遺伝子産物があり、それらのうちの600は、任意の所定の時間に発現され、それらのうちの100は、メラノソームに独特であると考えられている。さらに、メラニン形成細胞内のメラノソームの輸送中、および角化細胞へのメラノソームの移行中に、シグナル伝達に関与する多くの調節要素がある。
メラニンの産生は、様々な外部および内部事象により誘発され得る。例えば、メラニン形成細胞は、皮膚がUV線に曝される場合に、さらなるメラニンを産生する。次いで、メラニンは、メラノソームを介して角化細胞へ輸送され、次いで、これは、皮膚に「黄褐色の」の外観を残す。UV線が除かれると、メラニン形成細胞は、メラニン産生の通常レベルに戻る。炎症は、IL−1、エンドセリン−1、および/または幹細胞因子などのメディエータによるメラニン形成細胞の直接刺激によって色素沈着過剰を開始し得る。損傷皮膚で生じるか、または炎症細胞からの副産物として放出される、反応性酸素種、例えば、スーパーオキシドおよび一酸化窒素は、メラニン細胞の刺激物質であり得る。
慢性UV暴露ならびに他の内在性および外来性加齢因子は、時間とともに、角化細胞および/またはメラニン形成細胞において永続的な遺伝子発現変化をもたらし、結果として老化関連色素沈着過剰スポットを生じ得る。一部のメラニン形成関連遺伝子(例えば、チロシナーゼ、TYRP1)のmRNAレベルは、光線性黒子(加齢染み)を増加させることが報告されている。色素沈着過剰には、表皮のエンドセリンカスケードの強調、および幹細胞因子のための役割も存在し得る。これらの変化は、メラニンの過剰産生および結果として生じる色素沈着過剰スポットをもたらすことがあり、これらは、UV暴露などの攻撃が回避される場合でさえも存続する。
慢性UV暴露ならびに他の内在性および外来性加齢因子は、色素沈着過剰スポット以外にさらに、皮膚色調のより微妙な変化をもたらすことがある。これらの変化は、むらのある色調としてまたは斑状外観として表現されることが多い。
加齢染みおよび色素沈着過剰の皮膚色調は、個人に対して数年の認知年齢を加算することがある。したがって、色素沈着過剰スポットおよび全体的な皮膚色調の外観を改善し得る組成物および処置方法を提供するための継続した要望がある。
本発明は、ベンガルボダイジュ、ハス、およびクローバーのセラム画分ならびにこれらの混合物および/または組合せを含む組成物に関する。一実施形態において、本発明の組成物は、ベンガルボダイジュ、ハスおよびクローバーのセラム画分を含む。
有効量のベンガルボダイジュセラム画分とハスセラム画分とクローバーセラム画分とのブレンドを含む第1の組成物を色素沈着過剰の皮膚の領域に適用するステップを含む、色素沈着過剰の皮膚色調の外観を改善する方法であって、この組成物が色素沈着過剰の皮膚の外観を改善するために十分な期間適用される、方法。
色素沈着過剰スポットの外観を改善する方法であって、有効量のベンガルボダイジュセラム画分とハスセラム画分とクローバーセラム画分とのブレンドを含む第1の組成物を、皮膚表面上の色素沈着過剰スポットに適用するステップを含み、この組成物が色素沈着過剰スポットの外観を改善するために十分な期間適用される、方法。
色素沈着過剰スポットの外観を改善する方法であって、(a)顔の皮膚表面上の色素沈着過剰スポットを特定するステップ、および(b)有効量のベンガルボダイジュセラム画分とハスセラム画分とクローバーセラム画分とのブレンドを含む組成物を、顔の皮膚表面上の色素沈着過剰スポットに適用するステップを含み、この組成物が色素沈着過剰スポットの外観を改善するために十分な期間適用される、方法。
炎症後色素沈着過剰の外観を改善する方法であって、(a)皮膚表面上の炎症後色素沈着過剰の領域を特定するステップ;(b)有効量のベンガルボダイジュセラム画分とハスセラム画分とクローバーセラム画分とのブレンドを該領域に適用するステップであって、この組成物が炎症後色素沈着過剰の領域の外観を改善するために十分な期間少なくとも毎日適用されるステップ;および(c)有効量の抗炎症剤を該領域に適用するステップを含む、方法。
背景で特定された技術的な問題に応じて、本発明は、他の形態を取ってもよい。本発明のさらなる形態は、以下に続く詳細な説明で理解される。
特に断りのない限り、本明細書で使用されるパーセントおよび比率のすべては、全組成物の重量によっており、行われる測定のすべては、25℃においてである。数値範囲のすべては、より狭い範囲を包含し;線引きされた上位および下位の範囲限界は、明示的に線引きされないさらなる範囲をもたらすために入れ替え可能である。
本発明の組成物は、本明細書で記載される必須成分および任意選択成分を含む、それらから本質的になる、またはそれらからなることができる。本明細書で使用される場合、「本質的になる」は、組成物または成分がさらなる成分を含んでもいてもよいが、さらなる成分が、特許請求の範囲で記載される組成物または方法の基本的および新規な特性を実質的に変更しない場合に限ることを意味する。
組成物への言及で使用される場合の「適用する」または「適用」という用語は、本発明の組成物を表皮などのヒトの皮膚表面上に適用するまたは広げることを意味する。
本明細書で使用される場合の「皮膚科学的に許容される」という用語は、記載される組成物または成分が、過度の毒性、非相溶性、不安定性、アレルギー反応などがなく、ヒトの皮膚組織と接触して使用するために適していることを意味する。
本明細書で使用される場合の「有効量」という用語は、利益を有意に生じさせるために十分な、化合物または組成物の量を意味する。
本明細書で使用される場合の「炎症後の色素沈着過剰」という用語は、一過性の炎症事象に対する反応としての色素沈着の急性から慢性の増加を指す。炎症後の色素沈着過剰は、限定されるものではないが、浅黒い皮膚対象に特によく見られる。炎症後の色素沈着過剰は、典型的には一過性炎症事象が消散後にすぐに治まる。一過性炎症事象の例には、限定されるものではないが、座瘡病変、内方発育毛、引掻き、虫刺され、界面活性剤損傷、および短期UV暴露が含まれる。
本明細書で使用される場合の「色素沈着過剰スポット」は、メラニンの局所化した慢性または全身性の過剰産生によって、色素沈着が、皮膚の隣接領域の色素沈着よりも大きい、皮膚の所定の領域を指す。色素沈着過剰スポットは、典型的には、直径で約2mmから約10mmであるが、より小さいまたはより大きいスポットも可能である。色素沈着過剰スポットには、加齢染み(age spot)、日焼けスポット、日光性黒子、低メラニン性病変、そばかす、および肝斑スポットの1種または複数が含まれ得る。
本明細書で使用される場合の「加齢染み」は、色素沈着が、内在性または外来性の加齢因子に起因するメラニンの局所化した慢性の過剰産生による色素沈着過剰スポットを指す。
本明細書で使用される場合の「皮膚色調剤」は、メラニン産生シグナル、メラニンの合成、メラニン細胞と角化細胞の間のメラニンの全身性移動、および/またはメラニン分解を調節する薬剤である。皮膚色調剤は、美白化または色素沈着低下の化粧剤として作用することによって、均一でない皮膚色調の外観を改善し得る。
本明細書で使用される場合の「皮膚色調」は、メラニンの一過性よりはむしろ全身性合成に起因する皮膚におけるメラニンの全体的な外観を指す。皮膚色調は、典型的には皮膚のより広大な領域にわたって特徴づけられる。領域は、理想的には100mmを超えていてもよいが、より大きな領域、例えば、顔の皮膚の全体または顔の皮膚表面のいずれかなどが想定される。皮膚色調は、イメージ分析により測定され得る。例えば、全体の明度は、L色空間のL座標によって測定され得る(国際照明委員会(International Commission on Illumination))。メラニンマッピングおよびメラニン濃度などの発色団マッピングが、全体の皮膚色調の指標として使用され得る。平均メラニンは、発色団マップデータから計算され得る。さらに、皮膚色調の均一性は、発色団マップデータからもまた計算され得るメラニン均一性によって決定され得る。適切な発色団マッピング手法は、以下の実施例で検討される。
本明細書で使用される場合の「顔の皮膚表面」という用語は、額、眼窩周囲、頬、口周囲、顎、および鼻の皮膚表面の1つまたは複数を指す。
本明細書で使用される場合、「外来性溶媒」は、生来的に植物材料中に存在しないが、化合物を植物材料から分離する(例えば、抽出する)ために植物材料と接触して置かれる任意の溶媒を意味する。
1.組成物
本発明は、様々な組成物に関し、より具体的には、皮膚表面への適用のための組成物に関する。組成物は、限定されるものではないが、溶液、懸濁液、ローション、クリーム、ゲル、トナー、スティック、ペンシル、スプレー、エアゾール、軟膏、クレンジング洗浄液およびソリッドバー、シャンプーおよびヘアコンディショナー、ペースト、フォーム、パウダー、ムース、シェービングクリーム、拭き取り布、ストリップ、パッチ、電動パッチ、創傷包帯およびガーゼ付き絆創膏、ヒドロゲル、膜形成製品、顔面マスクおよび皮膚マスク(不溶性シートを有するまたは有しない)、化粧品(ファンデーション、アイライナー、およびアイシャドウなど)などを含む多種多様な製品形態であり得る。組成物形態は、組成物中に存在する場合、選択される特定の皮膚科学的に許容される担体に由来し得る。
A.セラム画分
本発明の組成物は、有効量のベンガルボダイジュセラム画分、ハスセラム画分、およびクローバーセラム画分を含む。以下の実施例2で実証されるとおりに、出願人は、驚くべきことに、これらの3種のセラム画分の組合せがメラニンの合成を阻害する相乗的混合物をもたらし、それにより、皮膚の色素沈着過剰の外観を、別個にそれぞれの成分の相加効果から予想されるものよりも非常に大きな度合いで改善することを見出した。
実施例2aにおいて、個々のベンガルボダイジュ、クローバー、およびハスのセラム画分のメラニン合成阻害%は、それぞれ、42%、16%、および1%と測定された。したがって、ブレンド中の3種のセラム画分のすべての相加効果は、59%のメラニン合成阻害(42%+16%+1%=59%)をもたらすと予想される。しかしながら、実際のセラム画分ブレンドは、驚くべきことに、100%のメラニン合成阻害をもたらし、これは、予想されるよりも41%大きかった(予想されるよりも100%−59%=41%大きい)。
実施例2bにおいて、メラニン合成阻害アッセイは、実施例2aにおけるものの半分であったセラム画分濃度レベルで繰り返した。やはり、セラム画分の組合せは、個々のセラム画分の結果の合計から予想されたものよりも非常に大きいメラニン合成阻害%をもたらした。ここで、個々のベンガルボダイジュ、クローバー、およびハスのセラム画分のメラニン合成阻害%は、それぞれ、0%、14%、および7%と測定された。これらの3つの結果の合計は、21%(0%+14%+7%=21%)である。実際のセラム画分ブレンドは、63%のメラニン合成阻害をもたらし、これは、合計から予想されるものよりも42%大きかった(63%−21%=42%)。
ベンガルボダイジュ、ハス、およびクローバーのセラム画分は、本質的に、それぞれベンガルボダイジュ(Ficus Benghalensis)、ハス(Nelumbo Nucifera)、およびクローバー(Trifolium Pratense)から得られる花、葉、および茎のセラム画分からなる。好ましいセラム画分は、Ficus Bengalensis Enriched Serum Fraction(商標)(INCI名:Ficus Indica Flower/Leaf/Stem Juice)、Lotus Enriched Serum Fraction(商標)(INCI名:Nelumbo Nucifera Flower/Leaf/Stem Juice)およびRed Clover Enriched Serum Fraction(商標)(INCI名:Trifolium Pratense(Clover)Flower/Leaf/Stem Juice)の商品名の下で、Akzo Nobel Surface Chemistry LLC(Ossining、New York、米国)により製造されている。
一部の実施形態において、本組成物は、全組成物の重量で、0.001%から15%、代替として0.002%から10%、代わりに0.025%から10%、他の実施形態において0.05%から10%、他において0.05%から5%、他において0.1%から5%の量で、ベンガルボダイジュセラム画分を含み得る。本組成物は、全組成物の重量で、0.001%から15%、代替として0.002%から10%、代替として0.01%から15%、代わりに0.025%から10%、他の実施形態において0.05%から10%、他において0.05%から5%、他において0.1%から5%の量で、ハスセラム画分を含み得る。本組成物は、全組成物の重量で、0.001%から15%、代替として0.002%から10%、代替として0.01%から15%、代わりに0.025%から10%、他の実施形態において0.05%から10%、他において0.05%から5%、他において0.1%から5%の量で、クローバーセラム画分を含み得る。
セラム画分を製造する方法は、(a)清浄で、新鮮な、萎れていない植物物質から細胞ジュースを分離して、新鮮な細胞ジュースを得るステップであって、前記分離の前または間に外来性液体が加えられないステップ;(b)前記新鮮な細胞ジュースをろ過して、繊維を含まない細胞ジュースを得るステップ;および(c)前記繊維を含まない細胞ジュースを分画して、本明細書で使用するためのセラム画分を得るステップを含む。適切なセラム画分調製方法は、米国特許第7,442,391号、Koganovに付与された「Bioactive Botanical Cosmetic Composition and Processes for their Production」、およびSwansonらにより2010年9月10日に出願された、同時係属の米国仮出願第61/381,748号に示されており、これらの開示は、本明細書での参照により本明細書に組み込まれる。
得られたセラム画分は、伝統的に調製された植物抽出物に対して優れた生物活性を有する。伝統的な抽出物と違って、このセラム画分は、新鮮な植物材料の残部から機械的に分離された新鮮な植物細胞ジュースから調製される。重要なことに、外来性溶媒(例えば、水、ヘキサン、アセトン、エタノール)は、ジュース分離工程の間にまったく加えられない。得られた細胞ジュースは、新鮮な植物物質で見出される、完全スペクトルの化合物を含有し、したがって、得られたセラム画分は、特定の溶媒で分離され得る狭い範囲の化合物だけを含有する伝統的な植物抽出物よりも、非常により広い範囲の活性化合物を含有する。
さらに、新鮮な植物の使用は、新鮮な植物物質中に生来的に存在する生物活性成分の完全性を維持する。伝統的な植物抽出物は、新鮮な植物物質からではなく、むしろ、乾燥された植物材料から調製され、これは、脱水による分解を起こしていた。脱水の間に、細胞壁は損なわれ、加水分解、酸化、重合、メイラード反応、および異性化などの機構によって化合物の分解を引き起こす。乾燥された葉が抽出される場合、これによって得られた抽出物は、新鮮な植物物質に元々は存在していなかったこれらの分解生成物を含有する。したがって、得られた乾燥葉抽出物の組成物は、新鮮なジュースおよび得られたセラム画分のものと大きく異なる。
B.皮膚色調剤
一部の実施形態において、組成物中に皮膚色調剤を含むことが望ましくあり得る。皮膚色調剤は、全体の皮膚色調をさらに改善するために含むことができる。存在する場合、本発明の組成物は、組成物の重量で、最大で約50%、40%、30%、20%、10%、5%、または3%までの皮膚色調剤を含有する。存在する場合、本発明の組成物は、組成物の重量で、少なくとも約0.001%、0.01%、0.1%、0.2%、0.5%、または1%の皮膚色調剤を含有する。適切な範囲は、これらの下限および上限の任意の組合せを含み、組成物の重量で、約0.1%から約50%;約0.2%から約20%;または約1%から約10%の適切な範囲の皮膚色調剤を含む。皮膚色調剤の最適量は、それらの効力が相当に変わるということから、選択される具体的な活性剤に依存するので、本明細書で列挙される量は、単に指針として使用されるべきである。
適切な色調剤には、限定されるものではないが、糖アミン、ビタミンB3化合物、アルブチン、デオキシアルブチン、1,3−ジヒドロキシ−4−アルキルベンゼン(ヘキシルレゾルシノールなど)、ジラウラン酸スクロース、バクチョイル(4−[(1E,3S)−3−エテニル−3,7−ジメチル−1,6−オクタジエニル]フェノールまたはモンテルペンフェノール)、ピレノイン(Biotech Marine、仏国から入手可能)、キビ(panicum miliaceum)の種子抽出物、アルラトン二酸(arlatone dioic acid)、桂皮酸、フェルラ酸、アクロマキシル(achromaxyl)、メチルニコチンアミド、油溶性甘草(licorice)抽出物、葉酸、ウンデシレン酸(すなわち、ウンデセン酸)、ウンデシレン酸亜鉛、チアミン(ビタミンB1)およびその塩酸塩、L−トリプトファン、ヒマワリ(helianthus annus (sunflower))およびブドウ(vitis vinifera (grape))の葉抽出物、カルノシン(すなわち、ドラゴシン)、ゲンチシン酸メチル、1,2−ヘキサンジオールおよび1,2−オクタンジオール(すなわち、Symrise AG、独国よりSymdiol 68として販売されている組合せ)、イノシトール、デシレノイルフェニルアラニン(例えば、Seppic、仏国よりSepiwhiteという商品名の下で販売されている)、コジック酸(koijic acid)、ヘキサミジン化合物、サリチル酸、ならびにレチノイド(レチノールおよびプロピオン酸レチニルを含む)が含まれる。
ある実施形態において、さらなる皮膚色調剤は、ビタミンB3化合物、糖アミン、ヘキサミジン化合物、サリチル酸、1,3−ジヒドロキシ−4−アルキルベンゼン(ヘキシルレゾルシノールなど)、およびレチノイドから選択される。本明細書で使用される場合、「ビタミンB3化合物」は、式:
Figure 2014506596
(式中、Rは、−CONH(すなわち、ニアシンアミド)、−COOH(すなわち、ニコチン酸)または−CHOH(すなわち、ニコチニルアルコール)である)を有する化合物;その誘導体;および前述の任意の塩を意味する。本明細書で使用される場合、「糖アミン」には、この異性体および互変異性体ならびにその塩(例えば、HCl塩)ならびにその誘導体が含まれる。糖アミンの例には、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、マンノサミン、N−アセチルマンノサミン、ガラクトサミン、N−アセチルガラクトサミン、それらの異性体(例えば、立体異性体)、およびそれらの塩(例えば、HCl塩)が含まれる。本明細書で使用される場合、「ヘキサミニド化合物」は、式:
Figure 2014506596
(式中、RおよびRは、任意選択的であるか、または有機酸(例えば、スルホン酸など)である)を有する化合物を意味する。一実施形態において、ヘキサミジン化合物は、ジイセチオン酸ヘキサミジンである。
C.抗炎症剤
色素沈着過剰は、皮膚炎症に起因し得る。色素沈着過剰を誘発する一過性炎症事象、より具体的には、炎症後色素沈着過剰には、限定されるものではないが、座瘡病変、内方発育毛、引掻き、虫刺され、界面活性剤損傷、アレルゲンおよび短期UV暴露が含まれる。炎症後色素沈着過剰を含む炎症誘発色素沈着過剰は、本発明の組成物中に抗炎症剤を組み込むことによって対処され得る。存在する場合、本発明の組成物は、組成物の重量で、最大約20%、10%、5%、3%、または1%までの抗炎症剤を含有する。存在する場合、本発明の組成物は、組成物の重量で、少なくとも約0.001%、0.01%、0.1%、0.2%、0.3%、0.5%、または1%の抗炎症剤を含有する。適切な範囲は、これらの下限および上限の任意の組合せを含む。適切な抗炎症剤には、限定されるものではないが、非ステロイド系抗炎症剤(限定されるものではないが、イブプロフェン、ナプロキセン、フルフェナム酸、エトフェナメート、アスピリン、メフェナム酸、メクロフェナム酸、ピロキシカムおよびフェルビナクを含むNSAIDS)、グリシルリジン酸(グリシルリジン、グリシルリキシン酸、およびグリシルレチン酸グリコシドとしても知られる)および塩(グリシルリジン酸二カリウムなど)、グリシルレテン酸、甘草抽出物、ビサボロール(例えば、アルファビサボロール)、マンジスタ(manjistha)(ルビア(Rubia)属、特にルビア・コルディフォリア(Rubia cordifolia)の植物から抽出される)、およびグッガル(guggal)(コミフォラ属、特にコミフォラ・ムクル(Commiphora mukul)の植物から抽出される)、コーラ抽出物、カモミール、クローバー抽出物(例えば、ムラサキツメクサ(red clover)抽出物)、ならびにムチヤギ(sea whip)抽出物(ヤギ(Gorgonacea)目の植物から抽出される)、前述のいずれかの誘導体、ならびにそれらの混合物が含まれる。
D.日焼け止め活性剤
対象発明の組成物は、1種または複数の日焼け止め活性剤(または日焼け止め剤)および/または紫外線吸収剤を含み得る。本明細書で、「日焼け止め活性」は、日焼け止め活性剤、日焼け止め剤、および/または紫外線吸収剤を集合的に包含する。日焼け止め活性剤は、日焼け止め剤と物理的日焼け防止剤の両方を包含する。日焼け止め活性剤は、有機物または無機物であってもよい。適切な日焼け止め活性剤の例は、Personal Care Products CouncilのInternational Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook、第13版に、「日焼け止め剤」として開示されている。特に適切な日焼け止め活性剤は、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート(PARSOL(商標)MCXとして市販されている)、4,4’−t−ブチルメトキシジベンゾイル−メタン(PARSOL(商標)1789として市販されている)、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチル−p−アミノ安息香酸、ジガロイルトリオレエート、2,2−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、エチル−4−(ビス(ヒドロキシプロピル))アミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、2−エチルヘキシル−サリチレート、グリセリル−p−アミノベンゾエート、3,3,5−トリ−メチルシクロヘキシルサリチレート、メンチルアントラニレート、p−ジメチル−アミノ安息香酸またはアミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−p−ジメチル−アミノ−ベンゾエート、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸、2−(p−ジメチルアミノフェニル)−5−スルホベンゾオキサゾン酸、オクトクリレン、酸化亜鉛、ベンジリデンカンファーおよびその誘導体、二酸化チタン、ならびにそれらの混合物である。
一実施形態において、組成物は、組成物の重量で、約1%から約20%、代替として約2%から約10%の日焼け止め活性剤を含み得る。正確な量は、選択される日焼け止め活性剤および所望の日焼け防止指数(Sun Protection Factor (SPF))に依存して変わり、これは、当業者の知識の範囲内である。
E.任意選択成分
本発明の組成物は、様々な他の成分を含有してもよいが、但し、それらが、本発明の利益を許容できないほどは変えないことを条件とする。存在する場合、本発明の組成物は、組成物の重量で、約0.0001%から約50%;約0.001%から約20%;または代わりに、約0.01%から約10%の任意選択成分を含有し得る。組成物中に用いられる任意選択成分の最適量は、活性剤の効力が相当に変わるということから、選択される具体的な活性剤に依存するので、本明細書で列挙される量は、単に指針として使用されるべきである。したがって、本発明で有用な一部の任意選択成分の量は、本明細書で列挙される範囲外であってもよい。
本組成物に組み込まれる場合、任意選択成分は、過度の毒性、非相溶性、不安定性、アレルギー反応などがなく、ヒトの皮膚組織と接触しての使用に適切でなければならない。本発明の組成物は、任意選択成分、例えば、抗座瘡活性剤、落屑活性剤、抗セルライト剤、キレート剤、フラボノイド、日焼け活性物質(tanning active)、非ビタミン酸化防止剤およびラジカル捕捉剤、育毛調節剤、抗皺活性剤、抗異形成活性剤、ミネラル、植物ステロールおよび/または植物ホルモン、N−アシルアミノ酸化合物、抗菌または抗真菌活性剤、ならびに他の有用な皮膚ケア活性剤を含んでもよく、これらは、米国特許出願公開第US2006/0275237A1号および同第US2004/0175347A1号にさらに詳細に記載されており、これらの開示は、本明細書での参照により本明細書によって組み込まれる。
The Personal Care Product CouncilのInternational Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook、第13版には、スキンケア産業で一般に用いられる、多種多様な非限定的な化粧品および医薬品成分が記載されており、これらは、本発明の組成物に使用される適切な任意選択成分である。これらの成分分類の例には、研磨剤、吸収剤、美容成分、例えば、香料、顔料、着色剤(colorings/colorants)、精油、固化防止剤、消泡剤、抗菌剤、バインダー、生物学的添加剤、緩衝剤、増量剤、キレート剤、化学的添加剤、着色剤、化粧品収斂剤、化粧品殺菌剤、変性剤、薬物収斂剤、皮膚軟化剤、外用鎮痛剤、膜形成剤または材料、乳白剤、pH調整剤、保存剤、噴射剤、還元剤、金属イオン封鎖剤、皮膚冷却剤、皮膚保護剤、増粘調整剤、ビタミン、およびそれらの組合せが含まれる。
F.皮膚科学的に許容される担体
本発明の組成物は、組成物のための皮膚科学的に許容される担体(これは、「担体」と呼ばれ得る)も含み得る。本明細書で使用される場合、「皮膚科学的に許容される担体」という表現は、担体が角質組織への局所適用に適しており、良好な美的特性を有し、組成物中の活性剤と相溶性であり、妥当でない安全性、または毒性の懸念をまったく引き起こさないことを意味する。一実施形態において、担体は、組成物の重量で、約50%から約99%、約60%から約98%、約70%から約98%、または代替として、約80%から約95%のレベルで存在する。
担体は、多種多様の形態であり得る。非限定的な例には、単純な溶液(例えば、水性、有機溶媒、または油ベース)、エマルション、および固体形態(例えば、ゲル、スティック、流動性を有する固体、または非晶質物質)が含まれる。ある実施形態において、皮膚科学的に許容される担体は、エマルションの形態である。エマルションは、一般に連続水相(例えば、水中油型および水中油中水型)または連続油相(例えば、油中水型および油中水中油型)を有するものと分類され得る。本発明の油相は、シリコーン油、非シリコーン油(炭化水素油など)、エステル、エーテルなど、およびそれらの混合物を含み得る。
水相は、典型的には水を含む。しかしながら、他の実施形態において、水相は、限定されるものではないが、水溶性保湿剤、コンディショニング剤、抗菌剤、湿潤剤および/または他の水溶性皮膚ケア活性剤を含めて、水以外の成分を含み得る。一実施形態において、組成物の非水成分は、グリセリンおよび/または他のポリオールなどの湿潤剤を含む。しかしながら、組成物は、実質的に(すなわち、1%未満の水)または完全に無水であってもよいことが理解されるべきである。
適切な担体は、所望の製品形態をもたらすように選択される。さらに、成分(例えば、抽出物、日焼け止め活性剤、追加の成分)の溶解性または分散性は、担体の形態および特性を決定し得る。一実施形態において、水中油型または油中水型エマルションが好ましい。
エマルションは、乳化剤をさらに含み得る。組成物は、担体を十分に乳化するために任意の適切なパーセントの乳化剤を含み得る。適切な重量範囲は、組成物の重量に基づいて、約0.1%から約10%、または約0.2%から約5%の乳化剤を包含する。乳化剤は、非イオン性、アニオン性またはカチオン性であってもよい。適切な乳化剤は、例えば、米国特許第3,755,560号、米国特許第4,421,769号、およびMcCutcheon's Detergents and Emulsifiers、北アメリカ版、317〜324頁(1986年)に開示されており、これらの開示は、本明細書で参照により本明細書によって組み込まれる。適切なエマルションは、所望の製品形態に依存して、広範な粘度を有し得る。
担体は、適切な粘度およびレオロジー特性を有する組成物を与えるために当技術分野で周知であるような増粘剤をさらに含み得る。
II.処置の方法
処置、適用、調節、または改善の様々な方法が、前述の組成物を用い得る。一実施形態において、この方法は、組成物による改善のための色素沈着過剰スポットを特定するステップを含む。色素沈着過剰スポットは、使用者、または第三者、例えば、皮膚科医、美容師、もしくは他の介護士によって特定され得る。特定は、大きさおよび/または色に基づいて、処置を必要とする色素沈着過剰スポットに対して皮膚の目視検査によって行われ得る。特定はまた、市販の画像化装置、例えば、SIAscope(登録商標)V(Astron Clinica,Ltd.、英国から入手可能)またはVISIA(登録商標)Complexion Analysisシステム(Canfield Scientific,Inc.、Fairfield、ニュージャージー州から入手可能)によって行われもよい。装置の両方ともは、皮膚の画像を収集すること、及び色素沈着過剰スポットを特定することができる。一部の場合に、この方法は、組成物による処置のための複数の色素沈着過剰スポットを特定するステップを含む。
色素沈着過剰スポットの特定は、身体の任意の皮膚表面で行われ得る。最大の関心事の皮膚表面は、典型的には衣類で覆われていない表面、例えば、顔の皮膚表面、手および腕の皮膚表面、足および脚の皮膚表面、ならび首および胸の皮膚表面(例えば、深い襟ぐり)である傾向がある。特に、色素沈着過剰スポットの特定は、額、口周囲、顎、眼窩周囲、鼻、および/または頬の皮膚表面を含む、顔の皮膚表面上であり得る。
この方法は、組成物を、前もって特定された色素沈着過剰スポットまたは複数の色素沈着過剰スポットに適用するステップを含み得る。多くのレジメンが、色素沈着過剰スポットへの組成物の適用のために存在する。組成物は、処置期間の間、少なくとも1日1回、1日2回、またはより頻繁な1日基準で適用され得る。1日2回適用される場合、1回目と2回目の適用は、少なくとも1から約12時間だけ隔てられる。典型的には、本組成物は、午前および/または就寝前の晩に適用され得る。
処置期間は、理想的には色素沈着過剰スポットにおける改善を与えるための十分な時間からなる。この改善は、色素沈着過剰スポットの大きさの検出可能な低下、色素沈着過剰スポットの美白化(例えば、色がより明るくなる)、または色素沈着過剰スポットのメラニンの減少であり得る。処置期間は、少なくとも約1週間であってもよい。処置期間は、約4週間または約8週間続いてもよい。ある実施形態において、処置期間は、複数月(すなわち、3〜12ヶ月)または複数年に及ぶ。一実施形態において、組成物は、少なくとも約4週間または少なくとも約8週間の処置期間の間、少なくとも1日1回、色素沈着過剰スポット(単数または複数)に適用される。一実施形態において、組成物は、少なくとも約4週間または少なくとも約8週間の処置期間の間、1日2回、色素沈着過剰スポット(単数または複数)に適用される。
色素沈着過剰スポットに組成物を適用するステップは、局所性適用によって達成されてもよい。組成物の適用への言及において、「局所化された」、「局所の」、または「局所的に」という用語は、組成物が、処置を必要としない皮膚表面への送達を最小化しながら、目標領域(例えば、色素沈着過剰スポット)に送達されることを意味する。組成物は、色素沈着過剰スポット中に適用して軽くマッサージされ得る。局所性適用は、組成物の合理的な量が、色素沈着過剰スポットに隣接する領域に適用されることを可能にすることが理解される(すなわち、組成物は、何らかの広がりなしに色素沈着過剰スポットの境界内に適用されることも、とどまることもありそうにない)。組成物または皮膚科学的に許容される担体の形態は、局所性適用を容易にするように選択されるべきである。本発明のある実施形態が、組成物を色素沈着過剰スポットに局所的に適用することを企図する一方で、本発明の組成物は、1つまたは複数の顔の皮膚表面により全体的にまたは広く適用されて、これらの顔の皮膚領域内の色素沈着過剰スポットの外観を減少させ得ることが理解される。
一部の実施形態において、組成物は、局所化されたおよび全体的な適用に適切な様々なアプリケータによって送達され得る。このようなアプリケータには、ドロッパー、アプリケータ棒、綿棒、または任意の他の適切な装置が含まれ得る。他の適切なアプリケータには、Shya Hsin Plastic Works,Inc.、台湾から入手可能なSH−0127ペンアプリケータ、およびSwabPlus,Inc.、中国から入手可能なXpress Tipまたは液体充填スワブのいずれかが含まれる。アプリケータは、約2mmから約10mmのおおよその直径を有する色素沈着過剰スポットに組成物を容易に適用し、約1から約50μL/cmまたは約1から約5μL/cmの組成物の投与量を可能にするように構成されてもよい。別の実施形態において、組成物は、1つまたは複数の色素沈着過剰スポットおよびより一般的には1つまたは複数の顔の皮膚表面に同時に適用される(すなわち、30分間未満、またはより典型的には5分間未満の期間にわたって)。
本明細書で記載される一部の方法では、本発明の組成物をアプリケータで適用することが企図されるが、アプリケータを必要とせず、本発明の組成物を、人の指を用いることによってまたは他の従来の仕方で直接適用することもできることが理解される。
一実施形態において、この方法は、有効量のベンガルボダイジュセラム画分、ハスセラム画分、およびクローバーセラム画分を含む第1の組成物を皮膚表面の色素沈着過剰スポットまたは複数の色素沈着過剰スポットに適用するステップ、ならびに第1の組成物の前または後に、第2の組成物を皮膚表面に適用するステップを含む。第1および第2の組成物は、本明細書で記載される任意の組成物であり得るが;しかしながら、第2の組成物は、第1の組成物中に存在する有効量のセラム画分を場合によって含み得る。第2の組成物は、1種または複数の色調剤、日焼け止め活性剤、抗炎症剤、または任意選択成分を含み得る。第1の組成物は、色素沈着過剰スポットまたは複数の色素沈着過剰スポットに局所的に適用され得る。第2の組成物は、第1の組成物が適用されている色素沈着過剰スポットもしくは複数の色素沈着過剰スポットに局所的に適用され得るか、または第2の組成物は、第1の組成物が適用されている色素沈着過剰スポットを含む皮膚表面により全体的に適用され得る。ある実施形態において、皮膚表面は、額、口周囲、顎、眼窩周囲、鼻、および頬の皮膚表面の1つまたは複数を含む、顔の皮膚表面である。別の実施形態において、第1および第2の組成物は、少なくとも頬、額、および顎/口周囲の皮膚表面に同時に適用される。皮膚表面、特に顔の皮膚表面への全体的な適用について、第1または第2の組成物の投与量は、適用当たり(すなわち、皮膚表面への1回の適用当たり)約1から約50μL/cmであり得る。
適切な方法は、前述のステップのいずれか1つまたは複数を含み得る。前述のステップのすべては、単一の色素沈着過剰スポットと、複数の色素沈着過剰スポットの両方ともの適用、処置、調節、および/または改善に利用可能である。同様に、以下に続く例示的な方法は、単一の色素沈着過剰スポットと、複数の色素沈着過剰スポットの両方ともに利用可能である。
色素沈着過剰スポットの外観を改善する適切な方法の1つは、有効量のベンガルボダイジュセラム画分とハスセラム画分とクローバーセラム画分を含む組成物を、皮膚表面の色素沈着過剰スポットに局所的に適用するステップを含み、組成物は、セラム画分が該色素沈着過剰スポットの外観を改善するために十分な期間適用される。色素沈着過剰スポットの外観を改善する別の適切な方法は、皮膚表面上の色素沈着過剰スポットを特定するステップ、有効量の前記セラム画分を含む組成物を皮膚表面上の色素沈着過剰スポットに適用するステップであって、組成物は、セラム画分が色素沈着過剰スポットの外観を改善するために十分な時間適用されるステップを含む。
別の適切な方法は、炎症後色素沈着過剰の外観を改善するためである。この方法は、皮膚表面上の炎症後色素沈着過剰の領域を特定するステップ、ならびに前記セラム画分および抗炎症活性剤を、該領域に適用するステップを含み得る。有効量の前記セラム画分は、炎症後色素沈着過剰の領域の外観を改善するために十分な期間少なくとも毎日適用され得る。前記セラム画分は、第1の組成物中で与えられ、抗炎症剤は、第2の組成物中で与えられてもよい。代わりに、前記セラム画分および抗炎症剤は、同じ組成物中で与えられてもよい。組成物は、日焼け止め活性剤、皮膚色調剤、またはそれらの組合せをさらに含み得る。
[実施例1] 例示組成物
表1は、本発明の組成物の非限定的な実施例を示す。実施例は、説明の目的のためにのみ示され、本発明の限定と解釈されるべきではないが、それらの多くの変形が本発明の精神および範囲から逸脱することなく可能であり、これは、当業者によって理解されるからである。実施例において、特に断りのない限り、濃度のすべては、重量パーセントとして列挙され、賦形剤、充填剤などの副次的材料を除き得る。したがって、列挙された調合物は、列挙された成分およびこのような成分と関連した任意の副次的材料を含む。当業者に明らかなように、これらの副次的材料の選択は、本明細書で記載されるとおりに本発明を行うために選択される特定の成分の物理的および化学的特性に依存して変わる。
実施例のすべては、1つまたは複数の色素沈着過剰スポットの外観を処置または改善するために使用され得る。本発明はさらに、第1の組成物(例えば、実施例Aまたは実施例B)による1つまたは複数の色素沈着過剰スポットのための局所化された処置、および第2の組成物(例えば、実施例Cまたは実施例D)(これは、顔全体の皮膚色調を改善する局所された処置の前または後に適用され得る)によるより広いまたは全体的な顔の皮膚処置を含むレジメンに関し得る。
Figure 2014506596
Figure 2014506596
本発明の組成物は、一般に局所組成物を製造する、当技術分野で知られているような従来の方法によって調製される。このような方法は、典型的には、加熱、冷却、真空の適用などとともにまたはそれらなしで、比較的均一な状態へ1つまたは複数のステップで成分を混合することを含む。典型的には、エマルションは、最初に脂肪相物質と別個に水相物質を混合し、次いで、必要に応じて2つの相を合わせて、所望の連続相を生じさせることによって調製される。組成物は、好ましくは、例えば、活性物質の安定性(物理的安定性、化学的安定性、光安定性)および/または送達を最適化するように調製される。この最適化には、適切なpH(例えば、7未満)、活性剤と複合体化し、したがって、安定性または送達に負に影響し得る物質の排除(例えば、汚染鉄の排除)、複合体の形成を防止する手法の使用(例えば、適切な分散剤または二重区画包装)、適切な光安定性手法の使用(例えば、日焼け止め剤/日焼け防止剤の組込み、不透明包装の使用)などが含まれてもよい。
[実施例2]
メラニン合成阻害
個々のベンガルボダイジュ、ハス、およびクローバーのセラム画分、ならびにそれらのブレンドを、本明細書で記載されるメラニン合成アッセイによって評価した。B16−F1マウスメラノーマ細胞株を、アッセイで用いる。B16−F1細胞は、American Tissue Culture Collection、Virginia、米国から入手する。アッセイで用いる細胞培地は、500mLのDulbecco’s Modified Eagle’s Medium(DMEM)、50mLのウシ胎仔血清(FBS)、および5mLのペニシリン−ストレプトマイシン液を含む。この培地で培養され、90%コンフルエンシーを超えて増殖させられるB16−F1細胞は、メラニンを合成する。いずれの理論によっても拘束されることを意図することなく、メラニン合成は、培地によって刺激され、および/または高コンフルエンシーへの増殖によりストレスによって引き起こされることが仮定される。DMEMおよびFBSは、American Tissue Culture Collectionから入手することができ、ペニシリン−ストレプトマイシン液は、Invitrogen,Inc.、California、米国から入手することができる。アッセイに用いられる装置には、COインキュベータ、例えば、Therma Scientific、Massachusets、米国によるForma Series Model3110;血球計算板、例えば、Hauser Scientific、Pennysylvania、米国によるBright Lineモデル;およびUV−可視スペクトルプレートリーダー、例えば、Molecular Devices、California、米国からのSpectraMax250が含まれる。このアッセイのステップは、以下を含む:
1.第0日−細胞増殖:細胞培地を37℃に加温し、29mLをT−150フラスコ中に入れる。このT−150フラスコに約1×10個のB16−F1継代1マウス細胞を加え、約80%コンフルエンシーまで、37℃、5%CO、90%相対湿度で3日間インキュベートする。
2.第3日−96ウェルプレートの開始:第3日に、T−150フラスコからの細胞をトリプシン処理し、血球計算板を用いて細胞の濃度を決定する。96ウェルプレートを細胞培地100μL中ウェル当たり2,500個の細胞で開始する。プレートを、少なくとも20%から40%コンフルエントまで、37℃、5%CO、90%相対湿度で2日間インキュベートする。
3.第5日−プレートから細胞培地を除去し、新鮮な培地(ウェル当たり100μL)で置き換える。1μLの各試験化合物を加える。用量応答曲線を生成するために、複数の希釈比を試験してもよく、好ましくは3つのウェルを各希釈比で処理する。対照は、細胞培地、B16−F1細胞、および溶媒を有するウェル(対照#1);細胞培地および溶媒を含むウェル(対照#2);および場合によって、[試験化合物]のバックグラウンド色について調節することが必要な場合、細胞培地、溶媒および[試験化合物]を含むウェル(対照#3)を含む。
4.第7日−メラニン産生の測定:細胞は、約80%を超えるコンフルエンシーを有するべきである。そうでなければ、このデータ点は使用しない。100μLの0.75%水酸化ナトリウム溶液を各ウェルに加える。410nmにおいてUV−Visプレートリーダーを用いて96ウェルプレートを読み取って、場合によって[試験化合物]で処理されているウェルおよび処理されていない対照ウェル間で、産生されたメラニンの量を測定する。メラニンが産生されているウェルは、色が茶色に見える。メラニンがあまり産生されていないウェルは、色が透明から薄い紫色に見える。メラニン合成阻害パーセントは、以下の式:
Figure 2014506596
により計算される。
式中、OD410は、UV−Visスペクトルプレートリーダーで測定される410nmにおける光学密度である。
対照#3を用いる場合、メラニン合成阻害パーセントの式は、
Figure 2014506596
である。
概して上に概略したアッセイを用いて、個々のセラム画分およびブレンドをB16−F1細胞中のメラニン合成について分析した。異なる2つの試験濃度で得た結果を、実施例2aおよび実施例2bとして以下に示す。
Figure 2014506596
Figure 2014506596
[実施例3]
処置方法
試験対象は、実施例1の組成物Aを顔全体に1日1回で8週間局所適用する。第0週と第8週における被験者の顔の写真を比較して、被験者の全体的な顔の皮膚色調が改善し(色素沈着過剰がより少なく、よりむらがなく)、かつ色素沈着過剰スポットがより明るく、大きさがより小さいことを示す。
本明細書で開示される寸法および値は、記載される正確な数値に厳格に限定されると理解されるべきでない。代わりに、特に断りのない限り、このような寸法のそれぞれは、記載された値と、その値の周辺の機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図される。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
本明細書で引用されるあらゆる文書は、相互参照されるまたは関連する特許または出願のいずれも含めて、明示的に排除されないまたは別に限定されない限り、その全体が参照によって本明細書に本明細書により組み込まれる。いずれの文書の引用も、それが、本明細書で開示されるまたは請求される発明のいずれかに関して従来技術であることも、あるいはそれが、単独で、または他の参考文献(単数もしくは複数)と任意に組み合わせて、このような発明のいずれかを教示、示唆または開示することも是認するものではない。さらに、本文書中の用語のいずれかの意味または定義が、参照により組み込まれる文書中の同じ用語のいずれかの意味または定義と矛盾する場合は、本文書中のその用語に帰された意味または定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態が説明および記載されてきたが、様々な他の変化および変更が、本発明の精神および範囲から逸脱することなくなされ得ることが当業者に明らかである。したがって、本発明の範囲内であるこのような変化および変更のいずれも添付の特許請求の範囲で包含することが意図される。

Claims (7)

  1. 局所適用される皮膚用組成物を調合する際の使用に適したセラム画分ブレンドであって、
    a.ベンガルボダイジュセラム画分;
    b.ハスセラム画分;および
    c.クローバーセラム画分
    を含む、セラム画分ブレンド。
  2. 前記ベンガルボダイジュ、ハス、およびクローバーのセラム画分のそれぞれが、
    a.清浄で、新鮮な、萎れていない植物物質から植物細胞ジュースを分離して、新鮮な細胞ジュースを得るステップであって、前記分離の前または間に外来性液体が加えられないステップ;
    b.前記新鮮な細胞ジュースをろ過して、繊維を含まない細胞ジュースを得るステップ;および
    c.前記繊維を含まない細胞ジュースを分画して、前記セラム画分を得るステップ
    を含む方法によって製造される、請求項1に記載のセラム画分ブレンド。
  3. a.0.001%〜15%のベンガルボダイジュセラム画分;
    b.0.001%〜15%のハスセラム画分;および
    c.0.001%〜15%のクローバーセラム画分
    を含む、請求項1に記載のセラム画分ブレンド。
  4. a.0.002%〜10%のベンガルボダイジュセラム画分;
    b.0.002%〜10%のハスセラム画分;および
    c.0.002%〜10%のクローバーセラム画分
    を含む、請求項1に記載のセラム画分ブレンド。
  5. a.0.025%〜10%のベンガルボダイジュセラム画分;
    b.0.025%〜10%のハスセラム画分;および
    c.0.025%〜10%のクローバーセラム画分
    を含む、請求項1に記載のセラム画分ブレンド。
  6. a.0.05%〜5%のベンガルボダイジュセラム画分;
    b.0.05%〜5%のハスセラム画分;および
    c.0.05%〜5%のクローバーセラム画分
    を含む、請求項1に記載のセラム画分ブレンド。
  7. 前記ブレンドが、メラニン合成の阻害において有効であり、前記ブレンドについてのメラニン合成阻害パーセントが、一緒に合計された場合の個々のブレンド成分のそれぞれについてのメラニン合成阻害パーセントよりも大きい、請求項1に記載のセラム画分ブレンド。
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