JPH04247012A - 化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は美白作用を有し、肌荒れ
防止作用の優れた化粧品に関する。

【０００２】

【従来の技術】蓮は、学名を　Ｎｅｌｕｍｂｏ　ｎｕｃ
ｉｆｅｒａ　Ｇｅａｒｔｎ．　（Ｎｅｌｕｍｂｉｕｍ　
ｓｐｃｉｏｓｕｍ　Ｗｉｌｌｄ　）と称し、ごく一般的
な植物で、その地下茎を蓮根として食用にするため、広
く栽培されている。地下茎以外は種子を食用とするぐら
いで、あとは花を鑑賞用に利用するだけで、葉は一部、
漢方薬として荷葉の名称で利尿、解熱、止瀉、生津など
の作用があるが、一部にしか用いられていないのが現状
である。また、荷葉にはチフス菌や赤痢菌を抑える作用
があることがわかっているが、化粧品としては全く用い
られていない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は合成品
には、人体に対して有害な副作用や感作性を有するもの
があることにかんがみ、安全性が確められている天然物
の中で、入手が容易であり、その上、肌に美白作用その
他の有効性を有する化粧料を検索し、これを含んだ化粧
料を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明者は、前記の課題
を解決するため、天然物で、ある程度入手確保が容易で
、有効性、安全性があるものを検索した。この条件を満
たす種々な素材を研究した結果、蓮の葉は蓮根を生産す
るため、まとまった生産があり、原料確保が容易であり
、蓮の葉はすでに漢方薬として古くより、内科的に用い
られ安全性には問題ないことも判明した。

【０００５】そこで、蓮の葉の化粧料原料としての有効
性を研究した結果、メラニンの生成を抑制し、美白に有
効であることが確認され、この知見に基いて本発明を完
成した。すなわち、本発明は蓮の葉の抽出物を含む化粧
料である。

【０００６】蓮の葉からの有効成分の抽出方法は水溶性
有機溶媒、例えばエタノール、メタノール、ブタノール
、アセトン等があるが、化粧品原料に許可されているエ
タノールが最適である。これに水を必要により加えるが
、その割合は水溶性有機溶媒の種類によってことなるが
、０〜８０％の範囲が適当である。化粧料への配合量と
しては、抽出乾燥物として、０．０１〜５重量％が好ま
しく、更に、効果並びに経済性よりみて、０．０５〜２
重量％が好ましい。

【０００７】また、その他化粧品として配合する油類、
界面活性剤、薬剤の制限はなく、必要により、他の生薬
類との併用もまた問題ない。

【０００８】

【製造例】乾燥した蓮の葉５ｇを５０％エタノールで２
４時間撹拌抽出した。その後これを凍結乾燥した後、５
０％エタノール１０ｍｌに溶解した。以下に実施例を示
して、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこの
実施例に限定されるものではない。

【０００９】（実施例１）化粧水 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　重量部　　製造例の蓮の葉抽出液
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　１０．０　　グリセリン　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１０．
０　　エタノール　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　５．０　　精製水　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　７５．０

【００
１０】（実施例２）クリーム 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　重量部　　スクワラン　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　２５．０　　マ
カデミア油　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　５．０　　ステアリルアルコール　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　３．０　　モノステアリン酸グリセリ
ン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　２．０　　ポリオキシエチレン（
６０Ｅ．Ｏ．）硬化ヒマシ油　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　１．０　　精製水　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　５３．０　　１
，３ブチレングリコール　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　７．０
　　製造例の蓮の葉抽出液　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１０．０

【００１１】比較例１＝実施例１より製造例の
蓮の葉抽出液を除いたもの

【００１２】比較例２＝実施例２より製造例の蓮の葉抽
出液を除いたもの

【００１３】チロシナーゼ活性阻害 （試験方法）Ｍｃｌｌｖａｌｎ緩衝液０．９ｍｌ、１．
６６ｍＭ　Ｔｙｒｏｓｉｎｅ　溶液１．０ｍｌ、試料溶
液１．０ｍｌ、をスクリューバイアルにとり、３７℃恒
温水槽中で５分以上加温した。チロシナーゼ溶液（Ｓｉ
ｇｍａ　社製、マッシュルーム由来、９１４ユニット／
ｍｌ）０．１ｍｌを加え、３７℃恒温水槽中で保温し、
１０分後に４７５ｎｍで吸光度を測定した。対照として
、上記試料液のかわりに純水を加え同様に測定した。

【００１４】（計算式） 　　チロシナーゼ活性阻害率（％）＝｛Ｂ−（Ａ−Ｐ）
｝／Ｂ×１００但し　　Ａ：試料検体の吸光度 Ｂ：対照の吸光度 Ｐ：試料検体の着色による吸光度（３倍希釈）

【００１
５】実験するときにはエタノールを除いて、その分、水
を加えて実験した。結果 製造例　　　　　　８７％ 実施例　　　　　　６４％

【００１６】（使用試験）女性２０名を２群に分け１グ
ループは顔面を左右にわけ、実施例１と比較例１、もう
１グループは実施例２と比較例２を３月間使用し、美白
効果、肌あれ、を比較してもらった。

【００１７】 　　（評価基準） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　評　　価　　比較例と比較して実
施例の方が非常に良い　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　４　　比較例と比較して実施例の方が良
い　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　３　　比較例と比較して実施例の方がやや良い
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２
　　比較例と比較して実施例の方がわずかに良い　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　１　　比較例と実
施例に差がない　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　０　　実施例と
比較して比較例の方がわずかに良い　　　　　　　　　
　　　　　　　　　−１　　実施例と比較して比較例の
方がやや良い　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　−２　　実施例と比較して比較例の方が良い　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　−
３　　実施例と比較して比較例の方が非常に良い　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　−４

【００１８】
（美白効果）

【表１】 なお、評価−２〜−４の評価はなかった。

【００１９】（肌あれ）

【表２】 なお、評価−３〜−４の評価はなかった。

【００２０】

【発明の効果】実施例、比較例により、明らかな通り、
本発明の蓮の葉の抽出物を配合した化粧料は、肌の美白
作用、肌あれ防止作用において優れており、内用漢方薬
として使用されて来た実績から、化粧料として使用して
も安全であることは保証されており、又原料の入手も容
易であって、優れた化粧料である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　蓮の葉の抽出物を含む化粧料。