JP3027427B2 - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JP3027427B2 JP3027427B2 JP03033337A JP3333791A JP3027427B2 JP 3027427 B2 JP3027427 B2 JP 3027427B2 JP 03033337 A JP03033337 A JP 03033337A JP 3333791 A JP3333791 A JP 3333791A JP 3027427 B2 JP3027427 B2 JP 3027427B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lichi
- cosmetics
- extract
- skin
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は美白、肌荒れにきく化粧
品に関するものである。
品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】茘枝は学名をLitchi chinensis Sonnera
t と称するもので、双子葉植物網、離弁花亜網、むくろ
じ目、むくろじ科、れいし属の植物で、中国南部広東
省、福建省原産で果樹として東南アジア、九州南部で栽
培される。雌雄異株で果実は肉が白く、汁が多く甘く、
古くから食用とされ、古くは楊貴妃が好んで食したとい
うものである。しかし、化粧料への利用は、いまだなさ
れていない。
t と称するもので、双子葉植物網、離弁花亜網、むくろ
じ目、むくろじ科、れいし属の植物で、中国南部広東
省、福建省原産で果樹として東南アジア、九州南部で栽
培される。雌雄異株で果実は肉が白く、汁が多く甘く、
古くから食用とされ、古くは楊貴妃が好んで食したとい
うものである。しかし、化粧料への利用は、いまだなさ
れていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】合成薬品がその有効性
にも拘らず、種々の副作用、皮膚への感作性などの問題
を有するのにかんがみ、本発明の目的は天然物で、古く
より食用等によって安全性が実証され、皮膚への安全性
も十分であると考えられるもので、化粧料として種々な
有効性を具備した化粧品原料を検索し、提供することで
ある。
にも拘らず、種々の副作用、皮膚への感作性などの問題
を有するのにかんがみ、本発明の目的は天然物で、古く
より食用等によって安全性が実証され、皮膚への安全性
も十分であると考えられるもので、化粧料として種々な
有効性を具備した化粧品原料を検索し、提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、クレオパ
トラが真珠を酢に溶かして飲用し、その美しさを保った
と言われており、それをもとに開発された真珠関連の化
粧料原料がさまざまな効果を発揮しているように、東の
クレオパトラともいうべき楊貴妃が愛用したという茘枝
が美しさを保つ効果があるのではないかと着目し、さま
ざまな実験を繰り返した。
トラが真珠を酢に溶かして飲用し、その美しさを保った
と言われており、それをもとに開発された真珠関連の化
粧料原料がさまざまな効果を発揮しているように、東の
クレオパトラともいうべき楊貴妃が愛用したという茘枝
が美しさを保つ効果があるのではないかと着目し、さま
ざまな実験を繰り返した。
【0005】その結果、茘枝の抽出物が肌の美白作用に
優れており、更に肌荒れの防止効果があり、肌をしっと
りとした感じに保持する大きな効果があることを知見
し、本発明に到達した。すなわち本発明は茘枝の抽出物
を含む化粧料である。
優れており、更に肌荒れの防止効果があり、肌をしっと
りとした感じに保持する大きな効果があることを知見
し、本発明に到達した。すなわち本発明は茘枝の抽出物
を含む化粧料である。
【0006】茘枝の抽出方法は、茘枝の果実(これを茘
子ということがある)を水溶性有機溶媒、例えばエタノ
ール、メタノール、ブタノール、アセトン等により、必
要により水を加えて抽出する。化粧品原料として許可さ
れているエタノールが最適である。水を加える場合、そ
の割合は水溶性有機溶媒の種類によって異なるが、0〜
80重量%の範囲が適当である。
子ということがある)を水溶性有機溶媒、例えばエタノ
ール、メタノール、ブタノール、アセトン等により、必
要により水を加えて抽出する。化粧品原料として許可さ
れているエタノールが最適である。水を加える場合、そ
の割合は水溶性有機溶媒の種類によって異なるが、0〜
80重量%の範囲が適当である。
【0007】この茘枝の抽出物以外の化粧品配合物とし
ては、一般的に化粧品として配合する油類、界面活性
剤、薬剤が使用でき、それらについての制限は別にな
い。また必要に応じて、他の生薬類との併用もまた問題
がない。
ては、一般的に化粧品として配合する油類、界面活性
剤、薬剤が使用でき、それらについての制限は別にな
い。また必要に応じて、他の生薬類との併用もまた問題
がない。
【0008】
【実施例】以下に実施例、比較例により、本発明を更に
具体的に説明するが、本発明はこの実施例により限定さ
れるものではない。 (製造例) 茘枝90gを50重量%エタノール水溶液1リットルを
加え、24時間攪拌抽出した。そのあと、これを凍結乾
燥した。
具体的に説明するが、本発明はこの実施例により限定さ
れるものではない。 (製造例) 茘枝90gを50重量%エタノール水溶液1リットルを
加え、24時間攪拌抽出した。そのあと、これを凍結乾
燥した。
【0009】(実施例1) 化粧水 重量部 製造例の茘枝抽出物 1.0 エタノール 30.0 精製水 69.0
【0010】(実施例2) クリーム 重量部 スクワラン 25.0 マカデミア油 5.0 ステアリルアルコール 3.0 モノステアリン酸グリセリン 2.0 ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1.0 精製水 54.0 グリセリン 10.0 製造例の茘枝抽出物 1.0
【0011】(比較例1)実施例1より製造例の茘枝抽
出物を除いたもの。 (比較例2)実施例2より製造例の茘枝抽出物を除いた
もの。
出物を除いたもの。 (比較例2)実施例2より製造例の茘枝抽出物を除いた
もの。
【0012】(チロシナーゼ活性阻害) (試験方法)Mcllvaln緩衝液0.9ml、1.66mM Tyr
osine 溶液1.0ml、試料溶液1.0mlをスクリューバ
イアルにとり、37℃恒温水槽中で5分以上加温した。
チロシナーゼ溶液(Sigma 社製、マッシュルーム由来、
914ユニット/ml)0.1mlを加え、37℃恒温水槽
中で保温し、10分後に475nmで吸光度を測定した。
osine 溶液1.0ml、試料溶液1.0mlをスクリューバ
イアルにとり、37℃恒温水槽中で5分以上加温した。
チロシナーゼ溶液(Sigma 社製、マッシュルーム由来、
914ユニット/ml)0.1mlを加え、37℃恒温水槽
中で保温し、10分後に475nmで吸光度を測定した。
【0013】対照として、上記試料液のかわりに純水を
加え同様に測定した。なお、試料溶液は10倍希釈液
(水で希釈)である。 (計算式) チロシナーゼ活性阻害率(%)={B−(A−P)}/B×100 但し A:試料検体の吸光度 B:対照の吸光度 P:試料検体の着色による吸光度 (3倍希釈) 各検体はエタノールを除き、その分、精製水を加えた。
この結果を次の表1に示す。
加え同様に測定した。なお、試料溶液は10倍希釈液
(水で希釈)である。 (計算式) チロシナーゼ活性阻害率(%)={B−(A−P)}/B×100 但し A:試料検体の吸光度 B:対照の吸光度 P:試料検体の着色による吸光度 (3倍希釈) 各検体はエタノールを除き、その分、精製水を加えた。
この結果を次の表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】使用試験 女性に顔面を左右に分け実施例或いは比較例を2検体評
価してもらった。(各20名)3月間使用して評価し
た。
価してもらった。(各20名)3月間使用して評価し
た。
【0016】結果を表2に示す。
【表2】
【0017】
【発明の効果】本発明の化粧料は、茘枝抽出物を配合し
たので、肌の美白作用に優れ、更に保湿効果により肌荒
れを防止し、しっとりとした感じを保持させる効果があ
る。茘枝は古くより食用にされた果実であるので、肌に
適用しての安全性については保証されており、またこの
植物は、中国南部及び九州南部で栽培され、原料確保に
問題がない。
たので、肌の美白作用に優れ、更に保湿効果により肌荒
れを防止し、しっとりとした感じを保持させる効果があ
る。茘枝は古くより食用にされた果実であるので、肌に
適用しての安全性については保証されており、またこの
植物は、中国南部及び九州南部で栽培され、原料確保に
問題がない。
Claims (1)
- 【請求項1】 茘枝の抽出物を含む化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03033337A JP3027427B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03033337A JP3027427B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04247008A JPH04247008A (ja) | 1992-09-03 |
JP3027427B2 true JP3027427B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=12383755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03033337A Expired - Fee Related JP3027427B2 (ja) | 1991-02-04 | 1991-02-04 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027427B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3563021B2 (ja) * | 1999-09-09 | 2004-09-08 | 光子 澤田 | 化粧用パックの製造方法 |
JP4079908B2 (ja) * | 1999-09-09 | 2008-04-23 | 光子 澤田 | 化粧用パック |
EP1247527A1 (de) * | 2001-04-03 | 2002-10-09 | Cognis France S.A. | Kosmetische und/oder pharmazeutische Zubereitungen enthaltend Extrakte der Pflanze Litchi chinensis Sonn |
KR100789631B1 (ko) * | 2001-07-05 | 2007-12-27 | 주식회사 엘지생활건강 | 멜라닌 생성 억제 활성을 갖는 식물 추출물을 함유하는피부미백용 화장료 |
JP4982052B2 (ja) * | 2005-06-07 | 2012-07-25 | オリザ油化株式会社 | 美肌用組成物 |
-
1991
- 1991-02-04 JP JP03033337A patent/JP3027427B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04247008A (ja) | 1992-09-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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