JP2014505845A - 固定装置 - Google Patents

Abstract

【課題】極めて大きな引抜力と大きな剛性により特徴付けられる、支持部材に取付部材を固定するための固定装置を提供する。
【解決手段】支持部材（２９）に取付部材（３０）を固定するための固定装置が、カバープレート（２）と、該カバープレート（２）に形成された側壁部（８、９）とを有し、これがＵ字形状の断面形状を形成する。シャフトアーム（１１、１２）には、互いに対向する縁ウイング部（２１）が設けられ、支持エッジには、支持された支持側壁構造（１７）が設けられている。それにより固定装置の極めて堅固なブロック状の構造が得られ、該固定装置は、極めて大きな引抜力に対して大きな抵抗力を有する。
【選択図】図５

Description

本発明は、特許請求項１の上位概念部（前置部）に記載した固定装置に関する。

この種の固定装置は、下記特許文献１から公知である。支持部材に取付部材を固定するための当該公知の固定装置は、頭部領域に配設された平坦なカバープレートと、２つのシャフトアームとを有し、これらのシャフトアームは、カバープレートと結合されており、足部領域の方向へカバープレートから離れていくように延在する。各シャフトアームは、外側ウイング部と内側ウイング部とを有し、この際、各シャフトアームの各内側ウイング部には、当該シャフトアームの外側ウイング部に形成された支持側壁構造用凹部を通って通過係合する支持側壁構造が形成されている。更に各シャフトアームの各外側ウイング部には、互いに向かって延在する２つの縁ウイング部が形成されている。これらの縁ウイング部は、支持側壁構造とカバープレートとの間に位置決めされている。

WO 2010/101803 A1

本発明の基礎を成す課題は、極めて大きな引抜力（固定装置を支持部材と取付部材から引き抜こうとする力 Auszugskraft）と大きな剛性により特徴付けられる、冒頭に掲げた形式の固定装置を提供することである。

前記課題は、冒頭に掲げた形式の固定装置において、本発明に従い、特許請求項１の特徴を有する固定装置により解決される。

カバープレートには（複数の）側壁部が形成されており、該側壁部はカバープレートと共にＵ字形状の断面形状（プロフィール）を形成すること、及び外側ウイング部は支持側壁構造用空所部の両側に延在することにより、固定装置の極めて大きな剛性が得られ、該固定装置は、多重のＵ字断面形状化により、大きな引抜力をもたらしている。

本発明の目的に適った更なる展開形態は、下位請求項の対象である。

本発明の目的に適った更なる展開形態及び長所は、図面に図示された本発明の実施例に関する以下の説明から明らかである。

本発明による固定装置の一実施例を、斜視図として示す図である。 図１による実施例を、部分断面斜視図として示す図である。 図１による実施例の支持側壁構造を、詳細斜視図として示す図である。 図１による実施例を、支持側壁構造をもった内側ウイング部の自由端部が互いに当接する状態において、詳細斜視図として示す図である。 図１による実施例を、一取付状況において、斜視図として示す図である。 図１による実施例を、図５による取付状況において、断面図として示す図である。 本発明による固定装置の別の一実施例を、斜視図として示す図である。 図７による別の実施例を、部分断面斜視図として示す図である。 図７による別の実施例を、支持側壁構造をもった内側ウイング部の中央部分が互いに当接する状態において、詳細斜視図として示す図である。 別の一実施例の支持側壁構造を、図３に対応する詳細斜視図として示す図である。 更に別の一実施例の支持側壁構造を、図３に対応する詳細斜視図として示す図である。

図１は、金属薄板から打ち抜き曲げプロセスにより製造された、本発明による固定装置の一実施例を、斜視図として示している。図１による実施例は、頭部領域（ヘッド領域）１において、実質的に矩形形状の平坦なカバープレート２を有する。カバープレート２の中央で縦方向（長手方向）で見て両方の縁側の領域には、互いに対向するアクセス穴３、４が形成されている。カバープレート２の両方の端部には、該カバープレート２にバネアーム５、６が形成されており、該バネアーム５、６は、頭部領域１に対向する足部領域（フット領域）７の方向へカバープレート２から離れていくように延在している。図示の実施例において、バネアーム５、６は、カバープレート２の縦方向に対して横方向（左右方向）に配向されており、カバープレート２の足部領域７へ向いた側と向かい合わせに延在している。

カバープレート２の両方の縦方向縁部には側壁部８、９が形成されており、該側壁部８、９は、カバープレート２に対して実質的に直角に配向されており、従ってカバープレート２と共にＵ字形状の断面形状（プロフィール）を形成し、頭部領域１において大きな剛性をもたらしている。各側壁部８、９には、バネアーム５、６に対向する端部においてバネアーム受け凹部１０が形成されており、該バネアーム受け凹部１０は、カバープレート２に対してバネアーム５、６が実質的に平行になるように曲げられた際にバネアーム５、６が該当のバネアーム受け凹部１０において形状的にマッチして配置され、それに対してバネアーム５、６が図１のように緩んだ状態では足部領域７の方向へ側壁部８、９を越えて張り出しているように、サイズ決定されている。

側壁部８、９の中央領域には、頭部領域１から足部領域７の方向へ延在し且つ互いに対向する２つのシャフトアーム１１、１２が形成されており、該シャフトアーム１１、１２は、各々、１つの側壁部８、９に結合されて外側に配設された外側ウイング部１３と、内側ウイング部１４とを有し、該内側ウイング部１４は、足部領域７に配設されて各々の湾曲空所部１６を包囲する一対の湾曲部分１５を介し、外側ウイング部１３と結合されており、両方の外側ウイング部１３の間において互いに対向するように内側に配設されている。湾曲部分１５の幅により、内側ウイング部１４のバネ特性を比較的簡単に設定することができる。

各内側ウイング部１４には、一対の支持側壁構造（Abstuetzwange）１７が形成されており、該支持側壁構造１７は、図１に図示された弛緩位置では、外側ウイング部１３へ中央領域において作り込まれた支持側壁構造用空所部１８を通って外側ウイング部１３を越えて外方へと延在している。外側ウイング部１３の両方の支持側壁構造用空所部１８の間には、中央ウェブ１９が残り、該中央ウェブ１９と面一に並び、各々、該当の外側ウイング部１３の補強のための補強溝２０が作り込み成形されている。

更に図１による図面から、この実施例では、各シャフトアーム１１、１２の外側ウイング部１３に２つの縁ウイング部（サイドウイング部）２１が形成されていることを見ることができ、該縁ウイング部２１は、他方の外側ウイング部１３の直接的に対向する縁ウイング部２１の方向へ延在している。これらの縁ウイング部２１は、支持側壁構造用空所部１８の両側において実質的にシャフトアーム１１、１２の外側ウイング部１３の全長にわたって延在し、これらの縁ウイング部２１の互いに向かい合う、図１による実施例では直線的な縁エッジが、直接的に互いに隣接して対向している。従って外側ウイング部１３は、内方への曲がりに対して確保されており、ブロック的に補強されている。

図２は、図１による実施例を、特に内側ウイング部１４へ目視点を置いた、縦断面斜視図として示している。図２から、内側ウイング部１４が、該内側ウイング部１４を足部領域７の方の領域において補強するために、湾曲空所部１６の延長上に各々補強溝２２を有するように形成されていることが見てとれる。更に図２から、支持側壁構造１７が、曲げ部を介し、外側ウイング部１３とほぼ平行に配向された内側ウイング部１４の中央部分２３と結合されていることが見てとれる。

更に各内側ウイング部１４は、カバープレート２に対向する終端部分２４を有し、該終端部分２４は、中央部分２３に対し、該当のシャフトアーム１１、１２の外側ウイング部１３から離れていくように斜めに折り曲げられている。更に図２から、終端部分２４がアクセス穴３、４に対向するように配設されていることが見てとれ、従って図２では非図示の取外し工具が、アクセス穴３、４を通って通過係合し、終端部分２４へ作用を及ぼすことができる。

図３は、図１による実施例のシャフトアーム１１を、支持側壁構造１７と支持側壁構造用空所部１８の領域において、詳細斜視図として示している。図３から、各支持側壁構造１７が、シャフトアーム１１の縦方向（長手方向）において側方に延在し且つ内側ウイング部１４に結合する側面部分２５と、該側面部分２５に対して実質的に直角に配向され且つ曲げ部を介して該当の側面部分２５と結合された当接部分２６とから構成されており、該当接部分２６は、互いに中央ウェブ１９の近傍に至るまで延在していることが特に見てとれる。側面部分２５の外側ウイング部１３から離れた側の外側エッジは、シャフトアーム１１、１２の横断面にマッチした取付穴を通したシャフトアーム１１、１２の挿入を比較的僅かな取付力で可能とするために、足部領域７の方向へと傾斜されている（傾斜面を成している）。

各当接部分２６は、支持エッジとして支持側壁構造用空所部１８の足部領域７へ向いた側に配設された外側ウイング部１３の当接部分支持エッジ２７に対し、直接的に対向しており、従って足部領域７の方向への当接部分２６の曲がりが阻止されている。側面部分２５の足部領域７へ向いた側の縁側面部は、支持エッジとして支持側壁構造用空所部１８の足部領域７へ向いた側の端部に形成された側面部分支持エッジ２８に対して対向しており、従って足部領域７の方向への側面部分２５の運動も阻止されている。それにより、以下で更に詳細に説明する規定どおりの取付状態（Montageanordnung）では、本発明による固定装置の図示された既述の実施例に対して大きな引抜力が加わった場合における支持側壁構造１７の撓みが効果的に防止されている。

図４は、図１による実施例を、内側ウイング部１４の中央部分２３と終端部分２４の領域において、例えばアクセス穴３、４を通して挿入され且つ終端部分２４へ作用する図４では非図示の取外し工具によりもたらされるような、内側ウイング部１４を内方へ曲げる曲げ運動の終端位置（終端状態）において、詳細斜視図として示している。

この終端位置において支持側壁構造１７は、完全に支持側壁構造用空所部１８内及び外側ウイング部１３の間に形成された内部空間内へ入り込み、従ってシャフトアーム１１、１２は、妨害されることなく、シャフトアーム１１、１２の横断面にマッチされた取付穴を通して通過可能である。終端部分２４をほぞ状に形成したことにより、終端部分２４は、この終端位置において互いに当接し、取外し工具により加えられた力が大きい場合でも内側ウイング部１４の互いの方向への更なる運動を阻止してくれる。この際、支持側壁構造用空所部１８は、頭部領域１の方の端部において、図４による終端位置（終端状態）へと内方へ向かう支持側壁構造１７の運動に対して決して抵抗が生じることのないように、十分大きく寸法決定されている。

図５は、図１に従う本発明による固定装置の実施例を、規定どおりの取付状態（Montageanordnung）において示しており、該取付状態においてシャフトアーム１１、１２は、機械的に大きな負荷を加えることのできる支持部材２９と、ここではエアバック装置の形式の取付部材３０とに形成された取付穴を通して嵌め込まれている。この取付状態において、支持側壁構造１７の当接部分２６は、支持部材２９の取付部材３０とは反対側で該支持部材２９に背後で係合（hintergreifen）し、それに対し、バネアーム５、６、並びに場合により側壁部８、９のカバープレート２とは反対側の縁側面部は、取付部材３０に載置している。それにより取付部材３０は、信頼性をもって、しかし取外し可能な状態で支持部材２９に固定されている。

図６は、図５による取付状態において、図１に従う本発明による固定装置の実施例を、断面図として示している。図６から、外側ウイング部１３の各々同じ側面に配設された縁ウイング部２１が、比較的細い隙間に至るまで密に互いに相並んで配置されていることを明らかに見ることができ、従って大きな引抜力が加わる場合の内方への外側ウイング部１３の逃げ運動が阻止されている。また大きな引抜力が加わる場合、内側ウイング部１４は、該内側ウイング部１４のシャフト１１、１２の外側ウイング部１３の方向へ動かされ、このことは、支持側壁構造１７の当接部分２６の背後係合を強くしている。湾曲部分１５も、内側ウイング部１４に隣接するそれらの端部領域において密に互いに相並んで当接し、このことは、足部領域７における補強をもたらしている。

図７は、本発明による固定装置の別の一実施例を示しており、この際、図１による実施例と図７による別の実施例において、互いに対応する要素には、同じ図面参照符号が付けられており、反復説明を回避するため、互いに対応する要素について部分的に再度の詳細な説明は行わないものとする。図７による別の実施例において縁ウイング部２１には、互いの方へ指向する縁エッジが形成されており、これらの縁エッジは、各々、真直ぐに長い第１部分３１と、該第１部分３１に対して曲がって配向されたより短い第２部分３２とを有するように形成されている。この際、第１部分３１は、足部領域７の縦方向（長手方向）に延在し、それに対して第２部分３２は足部領域７の縦方向に対して斜めに曲がって配向されている。それにより両方の第２部分３２は、挿入方向とは逆向きの力が作用する場合には、互いに押し付けられる。加えられた力は、それにより達成される第２部分３２の形状結合（ありつぎ式結合 Formschluss）により、均等に両方の支持側壁構造１７へ、従って両方のシャフトアーム１１、１２へ分配され、従って片側だけに加わった力による両方のシャフトアーム１１、１２の一方の機能不全に対する対向措置がとられている。

図８は、図７による別の実施例を、部分断面斜視図として示している。図８から、当該別の実施例では当接部分２６が、曲げ加工により、各々のシャフトアーム１１、１２の該当の内側ウイング部１４の中央部分２３に形成されており、側面部分２５のカバープレート２の方の縁エッジ上に載置していることが見てとれる。内側ウイング部１４は、中央部分２３の終端領域における当接部分２６への曲げの領域において係合穴３３を有し、該係合穴３３は、足部領域７の縦方向において、各々のアクセス穴３、４と直線的に並んで配設されている。更に当該別の実施例において側面部分２５は、カバープレート２とは反対側の端部においてストッパ部分３４を有し、該ストッパ部分３４は、各々の支持側壁構造用空所部１８を越えてカバープレート２から離れていくように延在し、その半径方向外方へ指向する縁エッジは、各々の外側ウイング部１３に対向している。それにより内側ウイング部１４と外側ウイング部１３との互いに向かう運動を阻止することができる。

図９は、図７による別の実施例を、内側ウイング部１４の中央部分２３の領域において、例えばアクセス穴３、４を通して挿入されて係合穴３３内へ挿入される図９では非図示の取外し工具によりもたらされるような、内側ウイング部１４を半径方向内方へ曲げる曲げ運動の終端位置（終端状態）において、詳細斜視図として示している。この終端位置において、既に図４の関連で説明したように、支持側壁構造１７は、完全に支持側壁構造用空所部１８内及び外側ウイング部１３の間に形成された内部空間内へ入り込んでいる。当該別の実施例において中央部分２３は、当接部分２６への曲げ部の領域において互いに当接し、取付工具により大きな力が加えられた場合でも、内側ウイング部１４の互いに向かう更なる運動を阻止し、この際、曲げ部が安定性をもたらすように作用している。

図１０は、別の一実施例の支持側壁構造１７を、図３に対応する詳細斜視図として示しており、この際、図３と図１０による実施例において、互いに対応する要素には、同じ図面参照符号が付けられており、以下では、互いに対応する要素について部分的に再度の詳細な説明は行わないものとする。図１０による別の実施例において各支持側壁構造１７は、各々、中央部分２３に形成され且つ内側で中央ウェブ１９に隣接して位置する結合ウイング部３５と、連結部分３６を介して結合ウイング部３５と接続状態にある終端ウイング部３７とを有する。連結部分３６は、外側ウイング部１３を越えて外方へ突出し、取り付けを容易にするために足部領域７の方向へと傾斜されている。終端ウイング部３７は、各々の結合ウイング部３５の中央ウェブ１９とは反対側に位置し、各々の結合ウイング部３５と平行に配向されており、この際、これらの終端ウイング部３７は、側面部分支持エッジ２８への当接のために支持側壁構造用空所部１８内へ入り込んでいる。

図１１は、更に別の一実施例の支持側壁構造１７を、図３に対応する詳細斜視図として示しており、この際、図３、図１０、図１１による実施例において、互いに対応する要素には、同じ図面参照符号が付けられており、以下では、互いに対応する要素について部分的に再度の詳細な説明は行わないものとする。図１１による更に別の実施例は、図１０による別の実施例の変形形態として、各支持側壁構造１７において連結部分３６は、結合ウイング部３５の頭部領域１へ向いた側に位置し、外側ウイング部１３に対して直角に配向されており、それに対し、取り付けを容易にするために結合ウイング部３５及び終端ウイング部３７の外方に指向する側面部は、足部領域７の方向へと傾斜されている。

１ 頭部領域（ヘッド領域）
２ カバープレート
３、４ アクセス穴
５、６ バネアーム
７ 足部領域（フット領域）
８、９ 側壁部
１０ バネアーム受け凹部
１１、１２ シャフトアーム
１３ 外側ウイング部
１４ 内側ウイング部
１５ 湾曲部分
１６ 湾曲空所部
１７ 支持側壁構造（Abstuetzwange）
１８ 支持側壁構造用空所部
１９ 中央ウェブ
２０ 補強溝
２１ 縁ウイング部
２２ 補強溝
２３ 中央部分
２４ 終端部分
２５ 側面部分
２６ 当接部分
２７ 当接部分支持エッジ
２８ 側面部分支持エッジ
２９ 支持部材
３０ 取付部材
３１ 縁エッジの第１部分
３２ 縁エッジの第２部分
３３ 係合穴
３４ ストッパ部分
３５ 結合ウイング部
３６ 連結部分
３７ 終端ウイング部

前記課題は、冒頭に掲げた形式の固定装置において、本発明に従い、特許請求項１の特徴を有する固定装置により解決される。
即ち、支持部材に取付部材を固定するための固定装置であって、頭部領域に配設された平坦なカバープレートと、２つのシャフトアームとを有し、該シャフトアームは、前記カバープレートと結合されており、足部領域の方向へ前記カバープレートから離れていくように延在し、各シャフトアームは、外側ウイング部と内側ウイング部とを有し、各シャフトアームの各内側ウイング部には、当該シャフトアームの前記外側ウイング部に形成された支持側壁構造用凹部を通って通過係合する支持側壁構造が形成されており、各シャフトアームの各外側ウイング部には、互いに向かって延在する２つの縁ウイング部が形成されているという形式の固定装置において、前記カバープレートには、側壁部が形成されており、該側壁部は、前記カバープレートと共にＵ字形状の断面形状を形成すること、各外側ウイング部は、前記側壁部に形成されていること、及び、前記縁ウイング部は、前記支持側壁構造用空所部の両側に延在することを特徴とする固定装置が提供される。

本発明の目的に適った更なる展開形態は、下位請求項の対象である。
本発明において下記の形態が可能である。尚、本願の特許請求の範囲に付記されている図面参照符号は専ら本発明の理解の容易化のためのものであり、図示の形態への限定を意図するものではないことを付言する。
（形態１）支持部材に取付部材を固定するための固定装置であって、頭部領域に配設された平坦なカバープレートと、２つのシャフトアームとを有し、該シャフトアームは、前記カバープレートと結合されており、足部領域の方向へ前記カバープレートから離れていくように延在し、各シャフトアームは、外側ウイング部と内側ウイング部とを有し、各シャフトアームの各内側ウイング部には、当該シャフトアームの前記外側ウイング部に形成された支持側壁構造用凹部を通って通過係合する支持側壁構造が形成されており、各シャフトアームの各外側ウイング部には、互いに向かって延在する２つの縁ウイング部が形成されているという形式の固定装置において、前記カバープレートには、側壁部が形成されており、該側壁部は、前記カバープレートと共にＵ字形状の断面形状を形成すること、各外側ウイング部は、前記側壁部に形成されていること、及び、前記縁ウイング部は、前記支持側壁構造用空所部の両側に延在すること。
（形態２）前記縁ウイング部の互いに向かって指向する縁側面部は、真直ぐであり、互いに隣接することが好ましい。
（形態３）前記縁ウイング部の互いに向かって指向する縁側面部は、角度をもって互いに配向された真直ぐの２つの部分を有し、互いに隣接することが好ましい。
（形態４）前記支持側壁構造は、Ｌ字状に、各々、前記カバープレートと平行に配向された当接部分と、該当接部分に対して直角に配向された側面部分とを有するように形成されていることが好ましい。
（形態５）各当接部分は、曲げにより、前記側面部分に形成されていることが好ましい。
（形態６）各当接部分は、曲げにより、前記内側ウイング部の中央部分に形成されていることが好ましい。
（形態７）前記側面部分は、前記当接部分とは反対側で、前記外側ウイング部に対向するストッパ部分を有することが好ましい。
（形態８）各外側ウイング部は、複数の支持エッジを有し、該支持エッジは、前記当接部分及び前記側面部分に対し、それらの前記カバープレートとは反対側で対向することが好ましい。
（形態９）各支持側壁構造は、各々、中央部分に形成された結合ウイング部と、連結部分を介して該結合ウイング部と連結された終端ウイング部とを有し、各支持側壁構造の該結合ウイング部及び該終端ウイング部は、互いに平行に配向されていることが好ましい。
（形態１０）前記連結部分は、各々の前記外側ウイング部から離れていくように外方へ指向し、そして前記足部領域の方向へ傾斜して配向されていることが好ましい。
（形態１１）前記連結部分は、前記頭部領域の方向へ指向し、前記外側ウイング部に対して直角に配向されていることが好ましい。
（形態１２）前記カバープレートには、該カバープレートから斜めに離れていくように前記足部領域の方向へ延在するバネアームが形成されていることが好ましい。
（形態１３）各内側ウイング部は、前記カバープレートへ向いた端部において終端部分を有し、該終端部分は、前記カバープレートに形成されたアクセス穴に対向して配設されていることが好ましい。
（形態１４）前記内側ウイング部の前記終端部分は、終端状態において互いに当接し、前記内側ウイング部の互いに向かう更なる運動を阻止することが好ましい。
（形態１５）各内側ウイング部には、少なくとも１つの係合穴が形成されており、該係合穴は、前記カバープレートに形成されたアクセス穴に対向して配設されていることが好ましい。
（形態１６）前記外側ウイング部及び／又は前記内側ウイング部は、補強溝を有することが好ましい。
（形態１７）前記シャフトアームの前記外側ウイング部と前記内側ウイング部の間には、２つの湾曲部分が形成されており、該湾曲部分の間には、各々湾曲空所部が形成されていることが好ましい。

Claims (17)

1. 支持部材（２９）に取付部材（３０）を固定するための固定装置であって、
   頭部領域（１）に配設された平坦なカバープレート（２）と、２つのシャフトアーム（１１、１２）とを有し、該シャフトアームは、前記カバープレート（２）と結合されており、足部領域（７）の方向へ前記カバープレート（２）から離れていくように延在し、各シャフトアーム（１１、１２）は、外側ウイング部（１３）と内側ウイング部（１４）とを有し、各シャフトアーム（１１、１２）の各内側ウイング部（１４）には、当該シャフトアーム（１１、１２）の前記外側ウイング部（１３）に形成された支持側壁構造用凹部（１８）を通って通過係合する支持側壁構造（１７）が形成されており、各シャフトアーム（１１、１２）の各外側ウイング部（１３）には、互いに向かって延在する２つの縁ウイング部（２１）が形成されている
   という形式の固定装置において、
   前記カバープレート（２）には、側壁部（８、９）が形成されており、該側壁部は、前記カバープレート（２）と共にＵ字形状の断面形状を形成すること、
   各外側ウイング部（１３）は、前記側壁部（８、９）に形成されていること、及び、
   前記縁ウイング部（２１）は、前記支持側壁構造用空所部（１８）の両側に延在すること
   を特徴とする固定装置。
2. 前記縁ウイング部（２１）の互いに向かって指向する縁側面部は、真直ぐであり、互いに隣接すること
   を特徴とする、請求項１に記載の固定装置。
3. 前記縁ウイング部（２１）の互いに向かって指向する縁側面部は、角度をもって互いに配向された真直ぐの２つの部分（３１、３２）を有し、互いに隣接すること
   を特徴とする、請求項１に記載の固定装置。
4. 前記支持側壁構造（１７）は、Ｌ字状に、各々、前記カバープレート（２）と平行に配向された当接部分（２６）と、該当接部分（２６）に対して直角に配向された側面部分（２５）とを有するように形成されていること
   を特徴とする、請求項１〜３のいずれか一項に記載の固定装置。
5. 各当接部分（２６）は、曲げにより、前記側面部分（２５）に形成されていること
   を特徴とする、請求項４に記載の固定装置。
6. 各当接部分（２６）は、曲げにより、前記内側ウイング部（１４）の中央部分（２３）に形成されていること
   を特徴とする、請求項４に記載の固定装置。
7. 前記側面部分（２５）は、前記当接部分（２６）とは反対側で、前記外側ウイング部（１３）に対向するストッパ部分（３４）を有すること
   を特徴とする、請求項４〜６のいずれか一項に記載の固定装置。
8. 各外側ウイング部（１３）は、複数の支持エッジ（２７、２８）を有し、該支持エッジは、前記当接部分（２６）及び前記側面部分（２５）に対し、それらの前記カバープレート（２）とは反対側で対向すること
   を特徴とする、請求項４〜７のいずれか一項に記載の固定装置。
9. 各支持側壁構造（１７）は、各々、中央部分（２３）に形成された結合ウイング部（３５）と、連結部分（３６）を介して該結合ウイング部（３５）と連結された終端ウイング部（３７）とを有し、各支持側壁構造（１７）の該結合ウイング部（３５）及び該終端ウイング部（３７）は、互いに平行に配向されていること
   を特徴とする、請求項１〜３のいずれか一項に記載の固定装置。
10. 前記連結部分（３６）は、各々の前記外側ウイング部（１３）から離れていくように外方へ指向し、そして前記足部領域（７）の方向へ傾斜して配向されていること
    を特徴とする、請求項９に記載の固定装置。
11. 前記連結部分（３６）は、前記頭部領域（１）の方向へ指向し、前記外側ウイング部（１３）に対して直角に配向されていること
    を特徴とする、請求項９に記載の固定装置。
12. 前記カバープレート（２）には、該カバープレート（２）から斜めに離れていくように前記足部領域（７）の方向へ延在するバネアーム（５、６）が形成されていること
    を特徴とする、請求項１〜１１のいずれか一項に記載の固定装置。
13. 各内側ウイング部（１４）は、前記カバープレート（２）へ向いた端部において終端部分（２４）を有し、該終端部分は、前記カバープレート（２）に形成されたアクセス穴（３、４）に対向して配設されていること
    を特徴とする、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の固定装置。
14. 前記内側ウイング部（１４）の前記終端部分（２４）は、終端状態において互いに当接し、前記内側ウイング部（１４）の互いに向かう更なる運動を阻止すること
    を特徴とする、請求項１３に記載の固定装置。
15. 各内側ウイング部（１４）には、少なくとも１つの係合穴（３３）が形成されており、該係合穴（３３）は、前記カバープレート（２）に形成されたアクセス穴（３、４）に対向して配設されていること
    を特徴とする、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の固定装置。
16. 前記外側ウイング部（１３）及び／又は前記内側ウイング部（１４）は、補強溝（２０、２２）を有すること
    を特徴とする、請求項１〜１５のいずれか一項に記載の固定装置。
17. 前記シャフトアーム（１１、１２）の前記外側ウイング部（１３）と前記内側ウイング部（１４）の間には、２つの湾曲部分（１５）が形成されており、該湾曲部分の間には、各々湾曲空所部（１６）が形成されていること
    を特徴とする、請求項１〜１６のいずれか一項に記載の固定装置。

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