JP5626778B2 - 収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、横仕切り板に取り付けられる収納装置に係り、その支持強度を有効に向上させた収納装置に関するものである。
従来より、家具本体と扉の間に簡素な構造で蝶番を構成する構造の一つとして、家具本体の収納スペースの境界に位置する底板と天板にそれぞれ金属等からなるL字形平板アームを取り付けるとともに、扉側に樹脂製の受け具を取り付け、L字形平板アームに設けたヒンジ部を受け具の対応位置に設けた係合孔に挿入係合させて蝶番の役割をなすようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−291745号公報
ところが、このような収納スペースを高さ方向に複数区画する場合には、収納スペースの境界に位置する比較的支持強度の低い横仕切り板に平板アームを介して扉の荷重を支持させることになる。このため、何らかの補強を施すことが必要となるが、横仕切り板自体の取付強度を高めることは大掛かりな設計変更等を伴うため、これをせずに補強できることが望ましい。また、平板アームの先端に厚み方向の荷重が加わると平板アーム自身に変形のおそれもあることから、これへの対策を施すことも望まれる。
本発明は、このような課題に着目し、平板アームの取付構造を工夫することで、横仕切り板の補強のみならず平板アーム自身の補強をも図った収納装置を提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、第1の発明の収納装置は、収納スペースを上下方向に区画する横仕切り板と、この横仕切り板に隣接する位置にあって前記収納スペースを左右方向に区画する縦板とにまたがって補強板を装着し、この補強板にヒンジ軸を介して扉を連結することにより蝶番装置を構成しており、前記横仕切り板の前端にスリットを形成するとともに、前記縦板の一部に前記補強板の厚みに略対応する凹所を設け、前方から前記補強板の基端及び先端の係合部を前記スリット及び前記凹所に同時に差し込む位置関係に設定していることを特徴とする。
このように構成すると、横仕切り板は補強板によって縦板に連結され、補強板から横仕切り板に作用する扉の荷重は縦板においても支持されるので、横仕切り板が補強され、同時に補強板自体の厚み方向の剛性も高められることになる。このため、簡単な構造で、扉の適正な支持と補強板の変形防止とを図ることが可能となる。さらには、横仕切り板の前端にスリットを形成するとともに、縦板の一部に前記補強板の厚みに略対応する凹所を設け、前方から補強板の基端及び先端の係合部を前記スリット及び前記凹所に同時に差し込む位置関係に設定していることから、蝶番装置の取り付けを簡素化することもできる。
また、第2の発明の収納装置は、収納スペースを上下方向に区画する横仕切り板に平板アームの基端を固定し先端を横仕切り板の前端から突出させた位置に配するとともに、扉側に受け具を取り付け、平板アームの先端と受け具の間をヒンジ軸で連結して蝶番装置を構成したものにおいて、前記平板アームの先端側の一部に係合部を設定するとともに、収納スペースを左右方向に区画する縦板の一部に前記平板アームの厚みに略対応する凹所を設け、前記係合部を前記凹所に係合させた状態で前記平板アームの基端を前記横仕切り板に固定していることを特徴とする。
このように構成すると、横仕切り板は平板アームによって縦板に連結され、平板アームから横仕切り板に作用する扉の荷重は凹部において縦板にも支持され、平板アーム自体の厚み方向の剛性も高められることになる。このため、簡単な構造で、扉の適正な支持と平板アームの変形防止とを同時に図ることが可能となる。
平板アームが一方向に延びる基端片及び前記一方向と交叉する方向に延びる先端片を有するほぼL字形をなし、先端片の先端にヒンジ軸の連結部を設定している場合に、荷重支持を適切に行うためには、その連結部よりも前記一方向側へ偏位した位置に前記凹所への係合部を設けていることが望ましい。
構造簡素なものとしては、縦板に切欠を設けることによって凹所としているものが挙げられる。
また、構造簡素であっても所要の強度を確保するためには、縦板が板金製のものであり、板金を折り曲げたコーナー部に切欠が形成してあることが好適である。
蝶番装置の取り付けを簡素化するためには、横仕切り板の前端にスリットを形成し、前方から平板アームの基端及び先端の係合部を前記スリット及び前記凹所に同時に差し込む位置関係に設定しているが望ましい。
平板アームが一方向に延びる基端片及び前記一方向と交叉する方向に延びる先端片を有するほぼL字形をなしている場合に、スリットや凹所の強度を有効に担保するためには、先端片の先端の係合部を前記基端片と離間した位置において前記一方向に突出させて設けるとともに、これに対応して、横仕切り板のスリットと縦板の凹所との間を離間させて設けていることが好ましい。
本発明は、以上のような構成であるから、横仕切り板に、上の扉を支持する平板アームと下の扉を支持する平板アームを上下のスリットを介して取り付けるとともに、それらの平板アームの先端を縦板の対応位置に設けた凹所にそれぞれ係合させる構造の収納装置に適用して特に有用なものとなり得る。
本発明は、以上説明したように、収納スペースを上下左右に区画する横仕切り板と縦板とにまたがって補強板を装着し、この補強板にヒンジ軸を介して扉の荷重を支持させるようにしたものであり、補強板によって横仕切り板と縦板を連結することによる横仕切り板の強度向上と、補強板自身の強度向上とを通じて、簡単な構造で、扉の適正な支持と補強板の変形防止とを図り、もって信頼性と耐久性を有効に向上させた収納装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る蝶番装置を適用した収納装置の前方斜視図。 同蝶番装置を構成する平板アームの取付構造を要部を拡大して示す前方斜視図。 同蝶番装置の組み付け手順を説明するための斜視図。 同蝶番装置を構成する平板アームの取付状態を示す一部破断した前方斜視図。 同蝶番装置の作動を説明するための要部平断面図。 図5に対応した作用説明図。 図5及び図6に対応した作用説明図。 図5におけるVIII−VIII線断面図。 図8におけるIX矢視図。 同蝶番装置のストッパ機構を説明するための要部斜視図。 図10に対応した作用説明図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の蝶番装置Aを適用した収納装置Bを示している。この収納装置Bは、天壁b1、底壁b2、左右の側壁b3及び背壁b4によって前方に開口する収納スペースを有する筐体bを構成し、その収納スペースを縦仕切り板b5や横仕切り板b6によって縦横に区画して収納装置本体11を構成するとともに、この収納装置本体11の各々区画された収納領域を開閉する位置に、蝶番装置Aを用いて扉12を取り付けたものである。
蝶番装置Aは、収納装置本体11の収納スペースを区画する天壁b1や底壁b2、横仕切り板b6に図1〜図3に示すように金属製の平板アーム2を取り付けて先端を前方に突出させるとともに、扉12側に樹脂製の受け具3を取り付け、平板アーム2の先端と受け具3との間をヒンジ軸4で連結することにより、扉12を収納装置本体11に回転可能に支持させている。
特に本実施形態では、収納スペースを上下に区画する図1及び図2に示す横仕切り板b6に扉12の全荷重が作用することにより横仕切り板b6が強度不足に陥ることを防ぐために、平板アーム2を横仕切り板b2のみならずその側方に位置する縦仕切り板b5や側壁b3等の縦板bsにも同時に支持させて補強板として兼用する構造を採用するとともに、隣接する収納領域間の利用が干渉しないように、扉12が図5→図6と開扉して図7に示すほぼ90°の最大開き角度で樹脂製の受け具3が金属性の平板アーム2との間でストッパ機構を働かせるものであり、それ以上に扉12が操作されたときにストッパ部分に生じる過大なこじれ力によって受け具3が損傷、破損しないための工夫が凝らしてある。
具体的に説明すると、平板アーム2は、図2に示すように一方向に延びる基端片21及び前記一方向と交叉する方向に延びる先端片22を有するほぼL字形をなし、先端片22の先端にヒンジ軸4の連結部となる軸孔22aを形成するとともに、その軸孔22aから前記一方向へ偏位した位置に係合部たる係合片22bを突出させている。係合片22bと基端片21とは所定距離d1だけ離間している。また、基端片21の一部には前記一方向に向かって漸次幅狭となる形状が付与してあり、その付け根を両側に拡幅させて、拡幅部の前方に係止壁2wを形成している。
一方、横仕切り板b6は、前記平板アーム2の基端片21の幅及び厚みに略対応しこれを挿入可能なスリット11aを前端面11bに開口させてなるもので、スリット11aの内奥には、横仕切り板b6の面板部に設けた開口11c及び平板アーム2の基端片21に設けたねじ挿入孔21aを利用して当該基端片21をねじ止め固定するための図示しない固定部が設けてある。スリット11aは上下一対に設けられ(11a1、11a2)、上のスリット11a1に上の扉12の下端側を支持する平板アーム2(2a1)が取り付けられ、下のスリット11a2に下の扉12の上端側を支持する平板アーム2(2a2)が取り付けられる。
他方、例えば縦板bsは、板金素材を折り曲げ加工することによって形成されたもので、縦板bsの前端11dと横仕切り板b6の前端11bとは図2及び図6等に示すように略面一な位置若しくは面一に近い位置に設定されている。そして、板金を折り曲げた際のコーナー部に前記平板アーム2の厚みに略対応する凹所11eが切欠によって形成してある。スリット11aと凹所11eは同じ高さ位置にあり、その離間距離d2は前記平板アーム2の基端片21と係合片d1との実質的な離間距離d1にほぼ対応している。この凹所11eも、前記上下一対のスリット11a1、11a2に対応して上下一対に設けられている(11e1、11e2)。
図1に示す天壁b1や底壁b2にも、前記横仕切り板b6と同様に図2に示す平板アーム21の基端片21を取り付けるためのスリット11aと、当該平板アーム21の係合片22bを差し込むための凹所11eとが設けてある。天壁b1や底壁b2自身は一般に強度部材であるが、同じ取付構造を採用する意味で同じ構造の平板アーム2を用いている。勿論、天壁b1や底壁b2の内部に縦板b5を差し込んで、その差し込んだ部位に凹所11eを形成してもよい。
一方、受け具3は、図1〜図3等に示すように、水平に延びる腕部31と鉛直に垂下する脚部32とを備えたL字形の樹脂成型体であり、扉12の吊元側における上下のコーナー部の裏面にねじ等により取り付けられる。脚部32の内部及び上面にはヒンジ軸4を貫通させるための軸孔33が形成してあり、腕部31の裏面には平板アーム2の先端片22を受容する第1の凹部34が設けてある。
ストッパ機構は、前記受け具3のコーナー部に金属製の当て板5を挿入して内部に図3及び図10等に示す係止面5xを形成する一方で、図5及び図10等に示すように前記平板アーム2の先端における軸孔22aの軸心mから偏位した位置の小口に切欠状の端面ををなす押付け部2xを設定し、図7及び図10(b)に示す所定の開き角度で前記押付け部2xを前記係止面5xに係止させるようにしたものである。
当て板は5、図3及び図5等に示すように、前記平板アーム2の軸孔22aに対応する軸孔5aを有する水平片51と、前記係止面5xとして働く小口を有する立片52とを一体に有したL字形のもので、受け具3には、上端面に形成されて当て板5の水平片51を装着する矩形状の第2の凹部35と、この第2の凹部35の一部にあって当て板5の立片52を挿入する立孔36とが設けてある。当て板5はその水平片51を第2の凹部35に装着した状態で前後左右に位置決めされるが、立孔36の内奥には、図11(a)に示すように当て板5の立片52が押付け部2xによって押付けられた際にこれを受け止める受圧面36aと、立孔36内で立片52が厚み方向にガタつくことを規制するための図5及び図11(b)等に示す規制面36bとが設けてある。
なお、前記受け具3には、図5のVIII−VIII線断面図である図8及び図8におけるIV矢視図である図9に示すように、軸孔33への挿入途中にあるヒンジ軸4を第1の凹部34の手前であり且つ第2の凹部35の手前である仮保持位置において弾性的に係り合わせる弾性変形部36pと、ヒンジ軸4を第1の凹部34に通過させ且つ第2の凹部35に通過させた位置に弾性的に係り合わせる弾性変形部36qとが設けてある。また、受け具3には、当て板5の挿入位置で立片52に設けた孔52aに係わって当て板5を弾性的に係止する弾性係止部36cが設けてある。
組み付けに際しては、図2に示すように前方から平板アーム2の基端片21及び先端片22の先端に設けた係合片22bを前記スリット11a及び前記凹所11eに同時に差し込み、係合片22bを前記凹所11eに係合させた状態で前記平板アーム2の基端片21を前記横仕切り板b6に固定する。一方、扉12側の対応位置には、図3に示すようにねじv等によって受け具3を取り付けておく。そして、受け具3の第1の凹部34及び第2の凹部35にそれぞれ平板アーム2の先端および当て板5を装着した状態で、受け具3の軸孔33にヒンジ軸4を挿入し、更に平板アーム2に設けた軸孔22a及び当て板5に設けた軸孔5aにヒンジ軸4を嵌合状態で貫通させることによって、平板アーム2と受け具3とを当て板5を含めて連結している。その際、ヒンジ軸4を図8及び図9に実線で示すように予め仮保持位置に保持させておき、組み付け後に想像線の位置まで押し込むことによって、連結を速やかに完了することができる。勿論、先に受け具3と平板アーム2とをヒンジ軸4で連結した後に受け具3に扉2を取り付けるなど、具体的な手順は問わない。
かかる組み付け状態において、扉2の荷重は、図4等に矢印T1で示すように平板アーム2の基端片21を介して横仕切り板b6に支持されるとともに、先端片22の係合片と凹所11eとの係合部を介して同図中矢印T2で示すように縦板b5にも支持され、横仕切り板b6のみに荷重が集中することが回避されるとともに、平板アーム2それ自身の厚み方向の剛性も高められるものことになる。
また、図5及び図10に示す閉扉時には平板アーム2の軸孔22aの周囲に設けた押付け部2xと当て板5の立片52の小口に設定した係止面5xとは離れているのに対して、図7及び図11に示す開扉時には、前記平板アーム2の押付け部2xが所定の開き角度において当て板5の係止面5xに突き当たって係止され、それ以上に扉2が開くことを規制するストッパとして機能する。
その際、受け具3の一部であって当て板5の立片52に臨む位置に存する壁面36aが受圧面となるだけでなく、第2の凹部36において水平片51に臨む位置に存する壁面36dも受圧面となるように構成してあり、平板アーム2の押付け部2xから立片52を介して当て板5に働く押し付け力を、前記立片52に臨む受圧面36a及び前記水平片51に臨む受圧面36dの双方で受けるようにしている。また、平板アーム2の押付け部2xが当て板5の係止面5xに押し付けられた際の反力の一部は、図11に示すように平板アーム2とヒンジ軸4の嵌合部Zにおいても部材の剛性によって受け止められることになる。
なお、平板アーム2の基端片21には係止壁21wが形成してあるため、当該平板アーム2を止着しているねじ(図示省略)が何らかの原因で外れたとしても、当該係止壁21wが横仕切り板b6のスリット11aの内面に突き当たることによって平板アーム2の脱落防止が図られるようにしている。
以上のように、本実施形態の収納装置Bは、収納スペースを上下方向に区画する横仕切り板b6と、この横仕切り板b6に隣接する位置にあって前記収納スペースを左右方向に区画する縦板bsとにまたがって補強板である平板アーム2を装着し、この平板アーム2にヒンジ軸4を介して扉12を連結することにより蝶番装置Aを構成したものである。このように、横仕切り板b6は平板アーム2によって縦板bsに連結され、平板アーム2から横仕切り板b6に作用する扉12の荷重は縦板bsにおいても支持されるので、横仕切り板b6が補強され、同時に平板アーム2自体の厚み方向の剛性も高められることになる。このため、簡単な構造で、扉12の適正な支持と平板アーム2の変形防止とを図り、信頼性と耐久性を有効に高めることができる。
具体的には、収納スペースを上下方向に区画する横仕切り板b6に平板アーム2の基端を固定し先端を横仕切り板b6の前端から突出させた位置に配するとともに、扉12側に受け具3を取り付け、平板アーム2の先端と受け具3の間をヒンジ軸4で連結して蝶番装置Aを構成したものであり、前記平板アーム2の先端側の一部に係合部である係合片22bを設定するとともに、収納スペースを左右方向に区画する縦板bsの一部に前記平板アーム2の厚みに略対応する凹所である切欠11eを設け、前記係合片22bを前記切欠11eに係合させた状態で前記平板アーム2の基端を前記横仕切り板b6に固定している。
このように構成することで、横仕切り板b6は平板アーム2によって縦板bsに連結され、平板アーム2から横仕切り板b6に作用する扉12の荷重は切欠11eにおいて縦板bsにも支持され、平板アーム2自体の厚み方向の剛性も高められることになる。このため、簡単な構造で、扉12の適正な支持と平板アーム2の変形防止とを同時に図ることが可能となる。
より具体的には、平板アーム2が一方向に延びる基端片21及び前記一方向と交叉する方向に延びる先端片22を有するほぼL字形をなし、先端片22の先端にヒンジ軸4の連結部である軸孔22aを設定しており、ヒンジ軸4を扉12の開閉に適した位置に持ち出すことができるものであるが、同時に先端片22の先端に設定した軸孔22aが不安定な片持ち支持になり易いところ、その軸孔22aの近傍において前記一方向側へ偏位した位置に前記切欠11eへの係合部として係合片22bを設けているので、荷重作用点の近傍を適切に支持することができるようになる。
特に、縦板bsに切欠11eを設けて凹所としているため、収納装置本体11側への加工は縦板bsを切欠加工するだけの簡単なもので済み、また、縦板bsが板金製のものであり板金を折り曲げたコーナー部に前記切欠11eを形成しており、当該コーナー部の強度を利用することによって、係合片22bを介して平板アーム2に対する支持状態がより確実となり、平板アーム2自身の剛性も一層向上することになる。
さらに、横仕切り板b6の前端にスリット11aを形成し、前方から平板アーム2の基端及び先端の係合片22bを前記スリット11a及び前記切欠11eに同時に差し込む位置関係に設定しているので、平板アーム2の取り付けは従来通り簡素に行うことができる。
この場合、平板アーム2が一方向に延びる基端片21及び前記一方向と交叉する方向に延びる先端片22を有するほぼL字形をなすため、横仕切り板b6のスリット11aの一部を破断してスリット11aを縦板bsの切欠11eに連通させることもできるが、本実施形態では、先端片22の先端の係合片22bを前記基端片21と離間した位置において前記一方向に突出させて設けるとともに、これに対応して、横仕切り板b6のスリット11aと縦板bsの切欠11eとの間を離間させて設け、スリット11aと切欠11eに跨ぐように基端片21と係合片22bとを差し込むようにしているので、横仕切り板b6のスリット11aが破断されることを回避して、スリット11a周縁の強度を有効に確保することができる。
とりわけ、本実施形態では、横仕切り板b6に、上の扉12を支持する平板アーム2(2a1)と下の扉12を支持する平板アーム2(2a2)を上下のスリット11a(11a1、11a2)を介して取り付けるとともに、それらの平板アーム2の先端を縦板bsの対応位置に設けた切欠11eにそれぞれ係合させており、上下の扉12が同じ横仕切り板b6に作用することから、本発明の構造を適用することによる効果が一層顕著なものとなる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
2…補強板(平板アーム)
3…受け具
4…ヒンジ軸
11a…スリット
11e…凹所(切欠)
12…扉
21…基端片
22…先端片
22a…連結部(軸孔)
22b…係合部(係合片)
A…蝶番装置
B…収納装置
b6…横仕切り板
bs…縦板

Claims (8)

  1. 収納スペースを上下方向に区画する横仕切り板と、この横仕切り板に隣接する位置にあって前記収納スペースを左右方向に区画する縦板とにまたがって補強板を装着し、この補強板にヒンジ軸を介して扉を連結することにより蝶番装置を構成しており、前記横仕切り板の前端にスリットを形成するとともに、前記縦板の一部に前記補強板の厚みに略対応する凹所を設け、前方から前記補強板の基端及び先端の係合部を前記スリット及び前記凹所に同時に差し込む位置関係に設定していることを特徴とする収納装置。
  2. 収納スペースを上下方向に区画する横仕切り板に平板アームの基端を固定し先端を横仕切り板の前端から突出させた位置に配するとともに、扉側に受け具を取り付け、平板アームの先端と受け具の間をヒンジ軸で連結して蝶番装置を構成したものにおいて、
    前記平板アームの先端側の一部に係合部を設定するとともに、収納スペースを左右方向に区画する縦板の一部に前記平板アームの厚みに略対応する凹所を設け、前記係合部を前記凹所に係合させた状態で前記平板アームの基端を前記横仕切り板に固定していることを特徴とする収納装置。
  3. 平板アームが一方向に延びる基端片及び前記一方向と交叉する方向に延びる先端片を有するほぼL字形をなし、先端片の先端にヒンジ軸の連結部を設定するとともに、その連結部よりも前記一方向側へ偏位した位置に前記凹所への係合部を設けている請求項2記載の収納装置。
  4. 凹所が、縦板に設けられた切欠である請求項2又は3何れかに記載の収納装置。
  5. 縦板が板金製のものであり、板金を折り曲げたコーナー部に切欠が形成してある請求項4記載の収納装置。
  6. 横仕切り板の前端にスリットを形成し、前方から平板アームの基端及び先端の係合部を前記スリット及び前記凹所に同時に差し込む位置関係に設定していることを特徴とする請求項〜5何れかに記載の収納装置。
  7. 平板アームが一方向に延びる基端片及び前記一方向と交叉する方向に延びる先端片を有するほぼL字形をなし、先端片の先端の係合部を前記基端片と離間した位置において前記一方向に突出させて設けるとともに、これに対応して、横仕切り板のスリットと縦板の凹所との間を離間させて設けている請求項6記載の収納装置。
  8. 横仕切り板に、上の扉を支持する平板アームと下の扉を支持する平板アームを上下のスリットを介して取り付けるとともに、それらの平板アームの先端を縦板の対応位置に設けた凹所にそれぞれ係合させている請求項6又は7何れかに記載の収納装置。
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