JP2014502041A - 有機エレクトロルミネッセンス装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、基板1の上にエレクトロルミネッセンス層スタック2を有する、改善された光アウトカップリングを備えるOLED装置であって、前記エレクトロルミネッセンス層スタック2が、有機発光層スタック6であって、前記有機発光層スタック6に駆動電圧を印加する、前記基板1に面する第1電極3と、第2電極7との間に挟まれる1つ以上の有機層を備える有機発光層スタック6、及び前記有機発光層スタック6と、前記第2電極7との間に配設される第1電子輸送層スタック4aを有し、前記電子輸送層スタック4aが、低い屈折率を持つ第1電子輸送材料で作成される電子輸送層41、及び少なくとも1つのn型ドーピングした層40、42を有するOLED装置を提供する。本発明は、更に、これらのOLED装置を製造する方法に関する。

Description

本発明は、改善された光アウトカップリングを備える有機エレクトロルミネッセンス装置の分野に関する。
有機エレクトロルミネッセンスダイオードは、このような有機エレクトロルミネッセンス装置に駆動電圧が印加される場合に有機分子が光を発する装置(OLED)である。前記OLEDは、一般に、透明な基板であって、2つの電極層、一般に、前記基板の上の、インジウムスズ酸化物(ITO)で作成される透明な陽極、及び有機層スタックの上の、アルミニウムで作成される反射性陰極の間に配設される有機発光層スタックを有し、前記基板の上に堆積されるエレクトロルミネッセンス層スタックを備える透明な基板を有する。前記有機分子は、湿気及び酸素に影響されやすいことから、前記層スタックは、前記基板の上に封止されるガス密カバー蓋によって、封入される。前記OLEDを動作させるためには、数ボルト、例えば、2乃至15V程度の駆動電圧が印加される。前記有機層及び前記透明な基板の光学特性、並びに有機層と基板との間の面、及び基板と空気との間の面において結果として生じる全反射により、前記有機層内で生成される光の20%しか、前記有機エレクトロルミネッセンス装置の外へ結合されない。生成される光の大半が、ガラス基板及び前記有機層内に閉じ込められる。光アウトカップリングが改善されることができる有機エレクトロルミネッセンス装置を得ることは望ましいだろう。
本発明の目的は、改善された光アウトカップリング特性を持つOLED装置を提供することである。
この目的は、基板の上にエレクトロルミネッセンス層スタックを有する有機エレクトロルミネッセンス装置であって、前記エレクトロルミネッセンス層スタックが、有機発光層スタックであって、前記有機発光層スタックに駆動電圧を印加する、前記基板に面する第1電極と、第2電極との間に挟まれる1つ以上の有機層を備える有機発光層スタック、及び前記有機発光層スタックと、前記第2電極との間に配設される第1電子輸送層スタックを有し、前記電子輸送層スタックが、低い屈折率を持つ第1電子輸送材料で作成される電子輸送層、及び少なくとも1つのn型ドーピングした層を有する有機エレクトロルミネッセンス装置によって達成される。屈折率は、本発明によれば、これらの屈折率が、透明な材料であって、光が、前記透明な材料を通って前記OLED装置の外へ結合される透明な材料の屈折率に近い場合には、低いと示される。所謂底部発光体(bottom emitter)の場合には、前記基板は、透明な材料、例えば屈折率が約1.5であるガラスで作成される。一般に、低い屈折率は、約1.5という値を持つ。前記n型ドーピングした層は、前記電子輸送層と前記有機発光層スタックとの間に、又は前記電子輸送層と前記第2電極との間に配設され得る。他の実施例においては、前記電子輸送層スタック内に配設されるn型ドーピングした層が2つ以上ある。前記n型ドーピングした層の材料は、市販のn型ドーピングした材料、例えば、NOVALED社製のn型ドーピングした材料であり得る。本電子輸送層スタックは、前記OLED装置の全体的な光アウトカップリングを改善するのに適している。例として、底部発光OLEDの場合には、前記第2電極、一般には陰極の近くに配設される低い屈折率を持つ層は、エレクトロルミネッセンス層スタックと透明な基板との間の境界面から後方反射される光の量をかなり減らし、後に、前記OLED装置の外へ結合される光の量を改善するだろう。前記基板内に閉じ込められる光の量は、前記第1電子輸送材料を含まないOLEDと比べて、増えるかもしれない。しかしながら、前記透明な基板内に閉じ込められる光は、前記光アウトカップリングを更に改善するための既知のアウトカップリング構造を前記透明な基板に付すことによって、環境へアウトカップリングされ得る。OLED装置は、室内照明のために用いられ得ることから、本発明内で与えられる又は扱われる屈折率の値は、可視スペクトル内の波長に関する。
前記有機エレクトロルミネッセンス装置は、前記有機発光層スタック内で光を発生させるのに有機小分子又はポリマを利用し得る。従って、OLEDは、小分子有機発光装置(SMOLED)又はポリマ発光装置(PLED)と呼ばれ得る。しかしながら、SMOLEDの方が、それらのよし優れた発光性能のために、好ましい。基板を通して光を発するOLEDは、底部発光体と示される。底部発光体の基板は、透明な材料、例えば、ガラス又はプラスチックで作成され、2つの本質的に平行な面を持つ。OLEDの、基板とは反対側の面を通して光を発するOLEDは、頂部発光体と示される。前記エレクトロルミネッセンス層スタックは、陽極及び陰極のような少なくとも2つの電極と、それらの間の有機発光層とを有する。一般に、前記第1電極は、前記陽極であり、前記第2電極は、陰極である。前記有機発光層スタックは、単一の発光層から成ってもよく、又は正孔輸送層、電子輸送層、正孔阻止層、電子阻止層、例えば、埋め込まれた発光分子を備える母材を有する、1つ以上の発光層などの複数の有機層を有してもよい。当業者には、異なる数/タイプの層を有する多様なエレクトロルミネッセンス層スタックが知られており、当業者は、望ましい用途に応じて適切なエレクトロルミネッセンス層スタックを選ぶことができる。底部発光体の場合には、前記基板の上に堆積される電極は、例えばインジウムスズ酸化物(ITO)で作成される、前記第1電極としての透明な陽極である。前記第2電極は、アルミニウムであり得る。本発明によるOLED装置は、底部発光体又は頂部発光体であり得る。
前記エレクトロルミネッセンス層スタックは、湿気又は酸素が前記有機発光層スタック内に侵入するのを防止して、十分な寿命を持つOLEDを供給するために、カバー蓋によって覆われ得る。前記カバー蓋は、カバー蓋と基板との間の封入されたボリューム内への湿気及び/又は酸素の拡散に対する十分な障壁を供給する任意の適切な剛体材料で作成される。前記カバー蓋は、少なくとも湿気及び酸素に対して十分にガス密である適切な封止材料、例えば、ガラスフリット(非導電性材料)又は導電性封止材料(例えば、導電性充填物を備えるエポキシ接着剤)を付すことによって、前記基板の上に封止される。「前記基板の上に封止される」という用語は、カバー蓋と基板との間の密着接続を示す。上部に付加的な層(例えば、第1及び/又は第2電極のためのコンタクトパッド)を備える基板の場合には、前記カバー蓋は、これらの層にわたって前記基板に封止される。前記カバー蓋は、内面及び外面を持ち、前記内面は、前記カバー蓋の、前記エレクトロルミネッセンス層スタックに面する面を示す。前記外面は、それに応じた、前記カバー蓋の外面である。前記カバー蓋の形状は、前記カバー蓋の前記内面と前記エレクトロルミネッセンス層スタックとの間に隙間を設けるよう適応される。他の場合には、前記隙間には、不活性流体が充填される。前記隙間は、前記OLED装置の外部から前記カバー蓋への機械的衝撃が前記エレクトロルミネッセンス層に到達するのを防止するだろう。ゲッタ材料が、一般的には、前記前記カバー蓋の前記内面に取り付けられ、前記隙間内に配設され得る。カバー蓋とエレクトロルミネッセンス層スタックとの間の隙間は、数ミリメートルまでの寸法を持ち得る。一般に、前記隙間には、気体、例えば、乾燥窒素が充填される他の例においては、前記隙間には、乾燥周囲空気が充填され得る。頂部発光OLEDの場合には、前記カバー蓋は、透明でなければならず、例えば、ガラスで作成されたカバー蓋である。
実施例においては、前記第1電子輸送材料は、1.3と1.65との間の屈折率n、好ましくは、1.4と1.57との間の屈折率nを持つ。隣接する層の可視スペクトル内の波長に対する屈折率は、一般に、1.46乃至1.56(前記基板としてのクラウンガラス又はホウケイ酸塩)、1.8乃至2.0(前記第1電極としてのITO)、及び前記有機層の1.8乃至1.9である。前記第1電子輸送材料は、前記基板の屈折率に近い屈折率n、好ましくは、前記基板と同じnの値を持つべきである。これらの屈折率と比べて、低n電子輸送層の屈折率は、他の有機層の屈折率より低く、改善された光アウトカップリングをもたらし、それ故、このような低n電子輸送層のないOLED装置と比べて或る駆動電圧において改善された明るさを持つOLED装置をもたらす。前記エレクトロルミネッセンス層スタックの他の層、例えば、前記有機発光層スタック内の電子輸送層(ETL層)の中に存在する電子輸送材料を、低い屈折率を持つ電子輸送材料に置き換えることは、更に有利である。なぜなら、これは、全ての前記有機層の平均屈折率を低下させ、後に、そうでなければ前記第1電極/有機発光層スタック内へ導波される光の少なくとも一部が、前記ガラス基板に入り込むことができるからである。
実施例においては、前記第1電子輸送材料は、フッ素原子(Fluor atom)を含む有機化合物である。本フッ素原子は、フッ素原子を含まない対応する分子に比べて屈折率を減らす。フッ素原子を含む電子輸送(又は伝導)材料は、低い屈折率を持つ。それ故、一般的な電子輸送(又は伝導)材料の代わりにフッ素化電子輸送材料を用いることは有利である。フッ素化電子輸送材料は、一般に、1.3乃至1.65の範囲内の様々な屈折率を持つ。好ましくは、前記第1電子輸送材料は、完全にフッ素化される。好ましい実施例においては、前記第1電子輸送材料は、特定の波長に依存して1.53から1.57に及ぶ屈折率を持つ以下の化学式を持つ2,4,6-トリス-(ノナフルオロビフェニル)-1,3,5-トリアジンである。
Figure 2014502041
更に、2,4,6-トリス-(ノナフルオロビフェニル)-1,3,5-トリアジンは、OLED装置に優れた寿命特性を与える安定化合物である。
実施例においては、前記第1電子輸送層スタックは、2つのn型ドーピングした層を更に有し、前記電子輸送層は、前記電子輸送層スタックの光アウトカップリング特性を改善するよう前記2つのn型ドーピングした層の間に配設される。
別の実施例においては、前記有機エレクトロルミネッセンス装置は、前記第1電極と前記有機発光層スタックとの間に配設される第1電荷発生層スタックであって、前記第1電荷発生層スタックが、少なくとも、前記第1電極に面するn型ドーピングした層と、前記有機発光層スタックに面するp型ドーピングした層とを有する第1電荷発生層スタック、及び前記第1電荷発生層スタックと前記第1電極との間に配設され、前記第1電子輸送材料で作成される別の電子輸送層を少なくとも有する少なくとも第2電子輸送層スタックを更に有する。前記第1電荷発生層スタックの前記n型ドーピングした層及び前記p型ドーピングした層の材料は、市販の材料、例えば、NOVALED社製のn型ドーピングした材料及びp型ドーピングした材料であり得る。前記電荷発生層の、前記電子輸送層に面する前記n型ドーピングした層は、同時に、前記第2電子輸送層スタックの一部としてのn型ドーピングした層の役割を果たす。それ故、前記第2電子輸送層スタックは、前記第1電子輸送層について既に詳述したような少なくとも1つのn型ドーピングした層も有する層スタックとみなされ得る。
一般に、電子輸送層(ETL)及び正孔輸送層(HTL)は、前記OLEDスタックの前記陰極側(ETL)又は前記陽極側(HTL)でしか用いられることができない。光学的なアウトカップリングの理由で、発光側における低い屈折率を持つ材料の使用は、前記有機層から前記ガラス基板への、後に、前記ガラスから前記OLED装置の環境への、光の更に改善されたアウトカップリングを可能にする。本発明による第2電子輸送層スタック内に配設される第1電子輸送材料は、前記光アウトカップリングを更に改善することが可能な十分に低い屈折率を持つ。光を発するため、前記発光側に配設される電極は、透明でなければならない。十分に導電性であり、同時に透明である材料は、一般に前記陽極として用いられるITOなどの金属酸化物である。前記第2電極は、片側だけに光を発するOLEDを提供するためには、反射性でなければならず、それ故、前記陰極を形成するのに適した優れた導電特性を持つ金属で作成され得る。前記第2電子輸送層スタックを前記透明な電極(第1電極)の近くに配設することを可能にするためには、前記有機発光層スタックと、前記電極の前記陽極側に前記第1電子輸送材料を有する前記電子輸送層スタックとの間に、第1電荷発生層スタックが配設される必要がある。これによって、前記第1電荷発生層スタックは、逆方向に動作するpn接合として働き、故に、バンド曲がりにより、電子は、最高被占軌道(HOMO)から最低空軌道(LUMO)へトンネルすることができる。このトンネルするプロセスは、スタックされたOLEDに電荷担体(電子又は正孔)を供給する。前記陽極側の第1電荷発生層の場合には、供給される前記電荷担体は、正孔である。この概念はまた、スタックするために用いられてもよく、故に、前記スタック内のn個のOLEDのためには、(n−1)個の電荷発生層が必要とされる。前記電荷発生層は、それらの機能において、金属相互電極と比較されることができる。なぜなら、それらは担体を供給するからである。この第1電荷発生層スタックで、低い屈折率を持つ前記第1電子輸送材料の光学特性も、第2電子輸送層スタックとして利用される場合には、前記陽極である前記第1電極の側において利用され得る。前記陽極の近くに配設される低い屈折率を持つ層は、底部発光OLEDの場合に前記透明な基板に対する境界面から反射される光の量を非常に減らし、後に、前記OLED装置の外へ結合される光の量を改善するだろう。前記基板内に閉じ込められる光の量は、前記第1電子輸送材料を含まないOLED装置と比べて増え得る。しかしながら、前記透明な基板内に閉じ込められる光は、前記光アウトカップリングを更に改善するよう前記透明な基板に既知のアウトカップリング構造を付すことによって環境へアウトカップルされ得る。OLED装置は室内照明のために用いられ得ることから、本発明内で与えられる又は扱われる屈折率の値は、可視スペクトル内の波長に関する。
更に、前記第1電荷発生層は、ITO陽極の仕事関数からOLEDスタックの電荷注入特性を切り離し、前記OLED装置の優れた電荷注入特性を維持する。特に、前記第1電極としてのITO陽極からの正孔の注入は、ITO材料の仕事関数に極めて依存する。堆積前のITO面の準備又はITO層の洗浄は、ITOの仕事関数に強い影響を及ぼし、それ故、注入障壁に強い影響を及ぼし得る。前記第1電極に面するn型ドーピングした層と、前記有機発光層スタックに面するp型ドーピングした層とを有する電荷発生層スタックを用いることは、電荷輸送のために正孔輸送と電子輸送とを切り替えることを可能にする。駆動電圧を印加した後には、それ故、前記エレクトロルミネッセンス層にわたって電界を印加した後には、前記電荷発生層スタックが、電子及び正孔を分離する。前記陽極(ここでは前記第1電極)側の電子は、エネルギ障壁を経験せずに容易に前記陽極に到達することができる。この技術は、前記第1電極を、前記エレクトロルミネッセンス層スタックの残りの層から切り離す。
別の実施例においては、前記第2電子輸送層スタックは、前記第2電子輸送層スタックの光アウトカップリング特性を更に改善するために、前記第1電子輸送層と前記第1電極との間に配設されるn型ドーピングした層を更に有する。このn型ドーピングした層は、前記電子輸送層から前記第1電極内への電子の注入を更に改善するためにも用いられる。適切なドーピングレベルは、一般に3乃至10%である。
本電子輸送層スタックは、少なくとも、全ての前記有機層の平均屈折率を低下させ、後に、そうでなければ前記第1電極/有機発光層スタック内へ導波される光の少なくとも一部が、前記ガラス基板に入り込むことができる。
別の実施例においては、前記エレクトロルミネッセンス層スタックは、前記第1電子輸送層スタックと前記第2電極との間に配設される第2電荷発生層スタックを更に有し、前記第2電荷発生層スタックは、n型ドーピングした層とp型ドーピングした層とを有し、前記p型ドーピングした層は、前記第2電極に面する。第2電荷発生層スタックを用いることは、前記陰極側における電荷輸送のために正孔輸送層を用いることを可能にする。それはまた、前記陰極としての前記第2電極の仕事関数から前記OLEDスタックの電荷注入特性を切り離し、前記OLED装置の電荷注入特性を更に改善する。駆動電圧を印加した後には、それ故、前記エレクトロルミネッセンス層にわたって電界を印加した後には、前記第2電荷発生層スタックも、電子及び正孔を分離する。前記陰極(ここでは前記第2電極)側の前記p型ドーピングした層からの正孔は、エネルギ障壁を経験せずに容易に前記陰極に到達することができる。この技術は、前記第2電極を、前記エレクトロルミネッセンス層スタックの残りの層から切り離す。前記第2電荷発生層スタックの前記n型ドーピングした層及び前記p型ドーピングした層の材料は、市販の材料、例えば、NOVALED社製のn型ドーピングした材料及びp型ドーピングした材料であり得る。好ましい実施例においては、前記第2電荷発生層スタックと前記第2電極との間に第2正孔輸送層が配設され、好ましくは、更に、前記正孔輸送層と前記第2電極との間にp型ドーピングした中間層が配設される。前記第2正孔輸送層は、本第2電荷発生層の効果を更に高める。
本発明の別の実施例においては、前記有機発光層スタックと前記第2電極との間に配設される前記第1電子輸送層スタックは、前記第1電子輸送材料の屈折率と同等の低い屈折率も持つ前記第2電極と前記第2電荷発生層との間に配設される正孔輸送層及び前記第2電荷発生層に置き換えられ得る。この別の実施例も、改善された光アウトカップリング特性を持つOLED装置を提供する。前記第2電極が前記陰極である場合に前記第2電極の側において正孔輸送層を利用すること可能にするためには、前記陽極である前記第1電極の側における前記電子輸送層の使用を可能にする前記第1電荷発生層について前述したのと同じ理由で、電荷発生層が必要とされる。
別の実施例においては、前記第1電荷発生層スタック及び/又は前記第2電荷発生層スタックは、少なくとも、前記p型ドーピングした層内へのn型ドーパントの拡散及び/又は前記n型ドーピングした層内へのp型ドーパントの拡散を阻止するために、前記n型ドーピングした層と前記p型ドーピングした層との間に障壁層を更に有する。障壁層は、一般に、1乃至10nmの厚さを持つ。適切な障壁層は、例えば、ペンタセン、又はNOVALED社製のNET-39である。
本発明は、更に、本発明において主張されているようなエレクトロルミネッセンス層スタックを備える有機エレクトロルミネッセンス装置を製造する方法であって、
− 少なくとも第1電極で覆われた基板を設けるステップと、
− 前記第1電極の上に、少なくとも、前記有機発光層スタックを堆積させるステップと、
− 前記有機発光層スタックの上に、低い屈折率を持つ第1電子輸送材料で作成される電子輸送層、及び少なくとも1つのn型ドーピングした層を有する第1電子輸送層スタックを堆積させるステップと、
− 前記第1電子輸送層スタックの上に、前記第2電極を堆積させるステップとを有する方法に関する。
上で主張されているような層スタックは、本発明による頂部発光OLED装置を供給する。更に、前記エレクトロルミネッセンス層スタックは、例えばカバー蓋によって、封入され得る。前記カバー蓋は、ゲッタ材料を備えている。前記有機層は、熱蒸着によって堆積され得る。正孔輸送層の場合には、これらの層は、代わりに、スピンコーティングによって堆積され得る。
実施例においては、前記第1電子輸送層スタックを堆積させるステップは、
− 前記有機発光層スタックの上に、前記n型ドーピングした層を堆積させるステップと、
− 前記n型ドーピングした層の上に、前記電子輸送層を堆積させるステップと、
− 前記第1電子輸送層の上に、別のn型ドーピングした層を堆積させるステップとを有する。
例として、前記n型ドーピングした層は、上で記載したのと同じ堆積技術で堆積され得る。
別の実施例においては、前記方法は、
− 前記第1電極の上に、前記第1電子輸送材料で作成される別の電子輸送層を少なくとも有する第2電子輸送層スタックを堆積させるステップと、
− 前記第2電子輸送層スタックの上に、第1電荷発生層スタックを堆積させるステップとを更に有し、前記第1電荷発生層スタックは、少なくとも、n型ドーピングした層と、前記有機発光層スタックに面するp型ドーピングした層とを有する。
別の実施例においては、前記第2電子輸送層スタックを堆積させるステップは、前記電子輸送層と前記第1電極との間にn型ドーピングした層を堆積させるステップを更に有する。例として、前記n型ドーピングした層は、上で記載したのと同じ堆積技術で堆積され得る。
別の実施例においては、前記方法は、前記第1電子輸送層スタックと前記第2電極との間に第2電荷発生層スタックを堆積させるステップを更に有し、前記第2電荷発生層スタックは、n型ドーピングした層とp型ドーピングした層とを有し、前記p型ドーピングした層は、前記第2電極に面する。前記第2電荷発生層スタックは、前記第1電荷発生層スタックと同じようにして堆積され得る。
前記方法の別の実施例においては、前記有機発光層スタックの上に、低い屈折率を持つ第1電子輸送材料で作成される電子輸送層、及び少なくとも1つのn型ドーピングした層を有する第1電子輸送層スタックを堆積させるステップは、前記有機発光層スタックと前記第2電極との間に電荷発生層スタックを堆積させるステップに置き換えられてもよく、この電荷発生層スタックは、n型ドーピングした層とp型ドーピングした層とを有し、前記p型ドーピングした層は、前記第2電極に面する。この電荷発生層スタックは、前記第2電荷発生層スタックと同じようにして堆積され得る。更に、前記電荷発生層スタックと前記第2電極との間には、正孔輸送層又は正孔輸送層スタックが堆積され、前記正孔輸送層は、本発明による低い屈折率を持つ正孔輸送材料で作成される。
下記の実施例を参照して、本発明のこれら及び他の態様を説明し、明らかにする。
本発明による有機エレクトロルミネッセンス装置の実施例を示す。 n型ドーピングした層の間に配設される第1電子輸送層スタックの電子輸送層を備える、本発明による有機エレクトロルミネッセンス装置の別の実施例を示す。 電荷発生層スタックと、電荷発生層スタック及び第1電極の間に配設される付加的な第2電子輸送層スタックとを備える、本発明による有機エレクトロルミネッセンス装置の別の実施例を示す。 第2電子輸送層スタック内に、第1電極に面する付加的なn型ドーピングした層を備える、図3に従う有機エレクトロルミネッセンス装置の別の実施例を示す。 第1電子輸送層スタックと第2電極との間に第2電荷発生層スタックを備える、本発明による有機エレクトロルミネッセンス装置の別の実施例を示す。 第1電子輸送層スタックが、低い屈折率の材料で作成される正孔輸送層及び電荷発生層スタックに置き換えられる、別の実施例を示す。
図1は、透明なホウケイ酸ガラス基板1の上にエレクトロルミネッセンス層スタック2が堆積され、エレクトロルミネッセンス層スタック2が、有機発光層スタック6であって、前記有機発光層スタック6に一般に2乃至15Vの駆動電圧を印加する、ガラス基板1に面し、ITOで作成される第1電極3と、アルミニウムで作成される第2電極7との間に挟まれる、正孔輸送層61(例えばα-NPD)と、発光層62(例えばα-NPD:Ir(MDQ)2 acac)と、電子輸送層63(例えばAlq3)とを備える有機発光層スタック6を有する、本発明によるOLEDの実施例を示している。更に、有機発光層スタック6と第2電極7との間には、第1電子輸送層スタック4aが配設され、電子輸送層スタック4aは、少なくとも1つのn型ドーピングした層及び低い屈折率を持つ第1電子輸送材料で作成される電子輸送層41を有する。第1電子輸送材料は、低い屈折率を達成するためにフッ素原子を有する有機化合物から成り得る。好ましくは、第1電子輸送材料は、1.6以下の屈折率n、より好ましくは、1.5以下の屈折率nを持つ。図1及び後に続く図に示されているOLED装置は、光10が透明な基板を通して発せられることから、所謂底部発光体として示されている。しかしながら、他の実施例においては、光は、第2電極を通して発せられてもよい。好ましい実施例においては、第1電子輸送材料は、特定の波長に依存して1.53から1.57に及ぶ屈折率を持つ以下の化学式を持つ2,4,6-トリス-(ノナフルオロビフェニル)-1,3,5-トリアジンである。
Figure 2014502041
エレクトロルミネッセンス層スタック内の層の一般的な厚さは、3nmと300nmとの間で変化し得る。別の実施例においては、正孔輸送層61と第1電極3との間に、(ここでは図示されていない)付加的なp型ドーピングした中間層が配設され得る。
図2は、第1電子輸送層スタック4aの電子輸送層41が、n型ドーピングした層40、42の間に配設される、本発明による有機エレクトロルミネッセンス装置の別の実施例を示している。
図3は、電荷発生層スタック5と、電荷発生層スタック5及び第1電極3の間に配設される付加的な第2電子輸送層スタック4bとを備える、本発明による有機エレクトロルミネッセンス装置の別の実施例を示している。第1電荷発生層スタック5は、少なくとも、第1電極3に面するn型ドーピングした層51と、有機発光層スタック6に面するp型ドーピングした層53とを有する。ここでは、n型ドーピングした層51は、第2電子輸送層スタック4bの一部としてのn型ドーピングした層の役割も果たす二重の機能を持つ。更に、少なくとも、p型ドーピングした層53内へのn型ドーパントの拡散及び/又はn型ドーピングした層51内へのp型ドーパントの拡散を阻止するために、n型ドーピングした層51とp型ドーピングした層53との間に障壁層52が配設される。第2電子輸送層スタック4bは、第1電子輸送層スタック4a内に存在するのと同じ第1電子輸送材料で作成される電子輸送層を含み得る。
図4は、電子輸送層41を2つのn型ドーピングした層40、42(51)の間に挟むために、第2電子輸送層スタック4b内に、第1電極3に面する付加的なn型ドーピングした層40を備える、図3に従う有機エレクトロルミネッセンス装置の別の実施例を示している。
図5は、陰極を残りのエレクトロルミネッセンス層スタックから切り離すために、第1電子輸送層スタック4aと陰極としての第2電極7との間に第2電荷発生層スタック9を備える、本発明による有機エレクトロルミネッセンス装置の別の実施例を示している。この場合には、第2電荷発生層スタック9と陰極7との間に正孔輸送層8が配設される。別の実施例においては、正孔輸送層と第2電極7との間に、(ここでは図示されていない)付加的なp型ドーピングした中間層が配設され得る。
図6は、第1電子輸送層スタック4aが、低い屈折率の材料で作成される正孔輸送層8及び電荷発生層スタック9に置き換えられる、別の実施例を示しめしている。ここでは、OLED装置は、電荷発生層スタック9を1つしか含まないかもしれない。図6に従うOLED装置の別の実施例は、図4及び5に示されているように、第1電荷発生層スタック5及び第2電子輸送層スタック4bを更に含み得る。
本発明による有機エレクトロルミネッセンス装置の更に別の実施例においては、エレクトロルミネッセンス層スタックが、光が基板側とは反対側の面を通して発せられる頂部発光体のように配設され得る。先の図に示されているような底部発光体としてのOLED装置とは対照的に、頂部発光OLED装置は、透明な第2電極と、透明である必要はない第1電極とを有する。基板は、透明である必要はなく、例えば、金属基板である。エレクトロルミネッセンス層スタック2は、湿気及び/又は酸素がエレクトロルミネッセンス層2に侵入するのを防止するよう封入される。頂部発光OLED装置の場合には、この封入容器は、例えば、ガラスで作成されるカバー蓋のように、透明でなければならない。
本発明を、図面において図示し、上記の説明において詳細に説明しているが、このような図及び説明は、説明的なもの又は例示的なものとみなされるべきであって、限定するものとみなされるべきではない。本発明は、開示されている実施例に限定されない。請求項に記載の発明を実施する当業者は、図面、明細及び添付の請求項の研究から、開示されている実施例に対する他の変形を、理解し、達成し得る。請求項において、「有する」という用語は、他の要素又はステップを除外せず、単数形表記は、複数の存在を除外しない。単に、特定の手段が、相互に異なる従属請求項において引用されているという事実は、これらの手段の組み合わせが有利になるように用いられることができないことを示すものではない。請求項におけるいかなる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されてはならない。
1 基板
2 エレクトロルミネッセンス層スタック
3 第1電極
4a 第1電子輸送層スタック
4b 第2電子輸送層スタック
40 第1/第2電子輸送層スタックのn型ドーピングした層
41 第1/第2電子輸送層スタックの第1電子輸送材料で作成される電子輸送層
42 第1/第2電子輸送層スタックのn型ドーピングした層
5 第1電荷発生層スタック
51 第1電荷発生層スタックのn型ドーピングした層
52 第1電荷発生層スタックの障壁層
53 第1電荷発生層スタックのp型ドーピングした層
6 有機発光層スタック
61 正孔輸送層
62 発光層
63 電子輸送層
7 第2電極
8 第2正孔輸送層
9 第2電荷発生層スタック
91 第2電荷発生層スタックのn型ドーピングした層
92 第2電荷発生層スタックの障壁層
93 第2電荷発生層スタックのp型ドーピングした層
10 OLED装置から発せられる光

Claims (15)

  1. 基板の上にエレクトロルミネッセンス層スタックを有する有機エレクトロルミネッセンス装置であって、前記エレクトロルミネッセンス層スタックが、有機発光層スタックであって、前記有機発光層スタックに駆動電圧を印加する、前記基板に面する第1電極と、第2電極との間に挟まれる1つ以上の有機層を備える有機発光層スタック、及び前記有機発光層スタックと、前記第2電極との間に配設される第1電子輸送層スタックを有し、前記電子輸送層スタックが、低い屈折率を持つ第1電子輸送材料で作成される電子輸送層、及び少なくとも1つのn型ドーピングした層を有する有機エレクトロルミネッセンス装置。
  2. 前記第1電子輸送材料が、1.3と1.65との間の屈折率n、好ましくは、1.4と1.57との間の屈折率nを持つことを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  3. 前記第1電子輸送材料が、フッ素原子を含む有機化合物であり、好ましくは、前記第1電子輸送材料が、完全にフッ素化されることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  4. 前記第1電子輸送材料が、2,4,6-トリス-(ノナフルオロビフェニル)-1,3,5-トリアジンであることを特徴とする請求項3に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  5. 前記第1電子輸送層スタックが、2つのn型ドーピングした層を更に有し、前記電子輸送層が、前記2つのn型ドーピングした層の間に配設されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  6. 前記有機エレクトロルミネッセンス装置が、前記第1電極と前記有機発光層スタックとの間に配設される第1電荷発生層スタックであって、前記第1電荷発生層スタックが、少なくとも、前記第1電極に面するn型ドーピングした層と、前記有機発光層スタックに面するp型ドーピングした層とを有する第1電荷発生層スタック、及び前記第1電荷発生層スタックと前記第1電極との間に配設され、前記第1電子輸送材料で作成される別の電子輸送層を少なくとも有する少なくとも第2電子輸送層スタックを更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  7. 前記第2電子輸送層スタックが、前記電子輸送層と前記第1電極との間に配設されるn型ドーピングした層を更に有することを特徴とする請求項6に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  8. 前記エレクトロルミネッセンス層スタックが、前記第1電子輸送層スタックと前記第2電極との間に配設される第2電荷発生層スタックを更に有し、前記第2電荷発生層スタックが、n型ドーピングした層とp型ドーピングした層とを有し、前記p型ドーピングした層が前記第2電極に面することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  9. 前記第2電荷発生層スタックと前記第2電極との間に第2正孔輸送層が配設され、好ましくは、更に、前記正孔輸送層と前記第2電極との間にp型ドーピングした中間層が配設されることを特徴とする請求項8に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  10. 前記第1電荷発生層スタック及び/又は前記第2電荷発生層スタックが、少なくとも、前記p型ドーピングした層内へのn型ドーパントの拡散及び/又は前記n型ドーピングした層内へのp型ドーパントの拡散を阻止するために、前記n型ドーピングした層と前記p型ドーピングした層との間に障壁層を更に有することを特徴とする請求項1又は8に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  11. 請求項1に記載のエレクトロルミネッセンス層スタックを備える有機エレクトロルミネッセンス装置を製造する方法であって、
    少なくとも第1電極で覆われた基板を設けるステップと、
    前記第1電極の上に、少なくとも、前記有機発光層スタックを堆積させるステップと、
    前記有機発光層スタックの上に、低い屈折率を持つ第1電子輸送材料で作成される電子輸送層、及び少なくとも1つのn型ドーピングした層を有する第1電子輸送層スタックを堆積させるステップと、
    前記第1電子輸送層スタックの上に、前記第2電極を堆積させるステップとを有する方法。
  12. 前記第1電子輸送層スタックを堆積させるステップが、
    前記有機発光層スタックの上に、前記n型ドーピングした層を堆積させるステップと、
    前記n型ドーピングした層の上に、前記電子輸送層を堆積させるステップと、
    前記第1電子輸送層の上に、別のn型ドーピングした層を堆積させるステップとを有することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1電極の上に、前記第1電子輸送材料で作成される別の電子輸送層を少なくとも有する第2電子輸送層スタックを堆積させるステップと、
    前記第2電子輸送層スタックの上に、第1電荷発生層スタックを堆積させるステップとを更に有し、前記第1電荷発生層スタックが、少なくとも、n型ドーピングした層と、前記有機発光層スタックに面するp型ドーピングした層とを有する請求項11又は12に記載の方法。
  14. 前記第2電子輸送層スタックを堆積させるステップが、前記電子輸送層と前記第1電極との間にn型ドーピングした層を堆積させるステップを更に有することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1電子輸送層スタックと前記第2電極との間に第2電荷発生層スタックを堆積させるステップを更に有し、前記第2電荷発生層スタックが、n型ドーピングした層とp型ドーピングした層とを有し、前記p型ドーピングした層が前記第2電極に面する請求項11乃至14のいずれか一項に記載の方法。
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