JP2014240282A - 包装袋およびその製造方法 - Google Patents

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正志 広瀬
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Abstract

【課題】構造が簡単で、容易に開封することのできる包装袋およびその製造方法を提供する。
【解決手段】包装袋1は、袋本体2とフラップ3とを備え、フラップの内面には、封緘用粘着層5aおよび剥離シート5bを具備する封緘手段5が形成され、封緘手段の開口部側に開封用帯部6を設ける。開封用帯部は、封緘手段のうちの少なくとも剥離シートを袋幅方向に沿って切断するハーフカット7a、7bを設けることにより形成する。開封する際には、開封用帯部の一端部をフラップとともにつまんで他端部方向に引っ張ることにより、フラップを開封用帯部の両側縁に沿って破ることができるように形成する。製造方法は、原反21に封緘手段を設け、原反を折曲して扁平な筒状体23を形成し、筒状体を切断して生袋24を形成し、生袋の頂辺側端部他端にフラップを形成し、封緘手段の開口部側に開封用帯部を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装袋および包装袋の製造方法に係り、特に開封する場合に好適な包装袋およびその製造方法に関する。
従来より、例えば各種の物を郵送または宅配等するための物を内部に収容する平袋や角底袋等の包装袋が知られている。このような包装袋は、対向配置された前面版および後面版を具備する袋本体と、袋本体の開口部(袋口)における前面版から延出形成された開口部に封をするためのフラップとを備えている。また、包装袋としては、紙製からなるものの他、耐久性や耐水性の向上等のために紙の表面にフィルムを積層したフィルム加工紙等のものも多用されている。
包装袋について、開口部に封をした包装袋を開封する場合、薄い紙製からなる包装袋については手で破る等によって容易に開封することができるが、厚手の紙や、板紙、フィルム加工紙等からなる包装袋については手によって包装袋を破ることは困難である。このため、厚手の紙や、フィルム加工紙等からなる包装袋を開封する場合には、はさみやカッタ等の道具を利用する必要があり、包装袋の開封に手間がかかっていた。
そこで、フラップの内面に、粘着層および剥離シートを具備する封緘手段を設けるとともに、開封を容易に行うための開封用テープを設けた包装袋が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、開封用テープをフラップの一端から袋本体の前面版を介して底版の一端に至るように設けた包装袋も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
このような開封用テープ付き包装袋によれば、開封用テープをその一端部をつまんで開封用テープの他端部方向に引っ張り、包装袋をこの開封用テープに沿って破ることにより、包装袋を容易に開封することができるようになっている。
特開2005−82185号公報 特開2005−41515号公報
しかしながら、従来の開封用テープが設けられた包装袋においては、開封用テープを用いることにより部品点数が増加するとともに、包装袋に開封用テープを設けるための時間とコストを必要とするので、生産コストが高いという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、構造が簡単で、容易に開封することのできる包装袋およびその製造方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明の包装袋は、対向配置された前面版および後面版を具備する扁平化された袋本体と、前記袋本体の開口部における前記前面版あるいは前記後面版のいずれか一方から延出形成されたフラップとを有している包装袋であって、前記フラップの内面に形成された粘着層および剥離シートを具備する封緘手段と、前記封緘手段の前記開口部側に前記袋本体の開口部と底部とを結ぶ長さ方向に対して直交する袋幅方向に沿って形成された開封用帯部とを有しており、前記開封用帯部は、前記封緘手段のうちの少なくとも前記剥離シートを前記袋幅方向に沿って切断するハーフカットを設けることにより形成されており、開封する際には、前記開封用帯部の一端部を前記フラップとともにつまんで他端部方向に引っ張ることにより、前記フラップを前記開封用帯部の両側縁に沿って破ることができるように形成されていることを特徴としている。
また、本発明において、前記フラップの前記袋幅方向両端のうちの少なくとも一端には、前記開封用帯部の端部両側縁に沿って切り込まれた切り込みにより形成されたつまみ部が設けられている構成とすることができる。そして、このような構成を採用したことにより、つまみ部は、開封用帯部の一端部を確実かつ容易につまむことができるし、開封用帯部の一端部をつまんで他端部方向に容易に引っ張ることができるので、包装袋の開封を容易に行うことができる。したがって、作業者による使い勝手の向上を容易に図ることができる。
本発明の包装袋の製造方法は、対向配置された前面版および後面版を具備する扁平化された袋本体と、前記袋本体の開口部における前記前面版あるいは前記後面版のいずれか一方から延出形成されたフラップとを有している包装袋の製造方法であって、原反の予め設定された領域に前記原反の長さ方向に対して直交する幅方向に沿って粘着層および剥離シートを具備する封緘手段を形成する封緘形成工程と、前記原反を折曲して扁平な筒状体を形成するチューブ形成工程と、前記筒状体を予め設定された長さ寸法に切断して生袋を形成する袋形成工程と、前記生袋の頂辺側端部であって前記封緘手段を設けた位置にフラップを形成する蓋形成工程と、前記封緘手段の予め設定された位置に、少なくとも前記剥離シートを前記袋幅方向に沿って切断するハーフカットを形成して前記封緘手段の開口部側に開封用帯部を形成する帯形成工程とを有しており、前記封緘形成工程、前記チューブ形成工程、前記袋形成工程、前記蓋形成工程、および前記帯形成工程をこの順に行うことを特徴としている。
また、本発明において、前記帯形成工程は、前記開封用帯部の形成と同時に、前記フラップの前記袋幅方向両端のうちの少なくとも一端に前記開封用帯部の端部両側縁に沿って切り込みを形成してつまみ部を設ける構成とすることができる。そして、このような構成を採用したことにより、フラップの袋幅方向両端のうちの少なくとも一端に、開封用帯部の端部両側縁に沿って切り込まれた切り込みにより形成されたつまみ部が設けられている本発明の包装袋を容易に製造することができる。
本発明に係る包装袋によれば、剥離シートの一部により形成された開封用帯部に開封用テープとしての機能を持たせることができるので、開封用テープを用いることなく包装袋を容易に開封することができるなどの優れた効果を奏する。また、開封用テープを設ける必要がないので、構造を簡単にできるし、開封用テープを設ける構成に比較して、生産コストを低減することができるなどの優れた効果を奏する。
本発明に係る包装袋の製造方法によれば、本発明の包装袋を容易に製造することができるなどの優れた効果を奏する。
本発明に係る包装袋の実施形態の要部を示すものであり、(a)は正面図、(b)は背面図 図1の包装袋におけるガゼットの要部を示す部分拡大斜視図 図1の包装袋における封緘手段の要部を示すものであり、(a)は部分拡大断面図、(b)は開口部に封をした封緘状態における封緘部の部分拡大断面図 図1の包装袋の変形例の要部を示すものであり、(a)は部分拡大断面図、(b)は開口部に封をした封緘状態における封緘部の部分拡大断面図 図1の包装袋の他の変形例の要部を示すものであり、(a)は部分拡大断面図、(b)は開口部に封をした封緘状態における封緘部の部分拡大断面図 本発明に係る包装袋の製造方法の実施形態の全体構成を示す説明図 図6の包装袋の製造方法の実施形態における底形成工程を終えた後の工程を順に説明する部分説明図 図1の包装袋の開口部に封をした封緘状態を示す背面図
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
図1から図3に示すように、本実施形態の包装袋1は、内部に物を収容するための袋本体2と、袋本体2の袋口である開口部2aに封をするためのフラップ3とを有している。
前記袋本体2は、相互に対向配置された矩形状の前面版2bおよび矩形状の後面版2cを有している。そして、前面版2bおよび後面版2cのそれぞれの袋幅方向(図1の左右方向)の両側に示す側辺間は、V字状に折り畳まれてまち部であるガゼット2dが形成されている(図2)。また、袋本体2の開口部2aと反対側に位置する底辺側端縁には、前面版2b、後面版2cおよびガゼット2dのそれぞれの底辺側端縁に接続された底版2eaを折曲して形成された矩形状の角底からなる底部2eが接続されている(図1(b))。ここで、袋幅方向とは、袋本体2の開口部2aと底部2eとを結ぶ長さ方向(図1の上下方向)に対して直交する方向である。また、ガゼット2dは、設計コンセプトなどの必要に応じて設ければよい。
前記包装袋1の材料としては、クラフト紙、厚紙、板紙などの紙類、プラスチックなどを挙げることができる。また、紙類は、ろうびきや、フィルム加工がなされたものであってもよい。
前記フラップ3は、前面版2bの開口端から延出形成されおり、袋本体2と一体形成されている。このフラップ3は、その先端側の袋幅方向に沿った長さが、開口部側に位置する基端側の袋幅方向に沿った長さより短い台形状に形成されている。また、フラップ3の先端(図1の上辺)は、袋幅方向と平行に延在している。
前記フラップ3の内面には、封緘手段5が形成されている。この封緘手段5は、図3(a)に示すように、封緘用粘着層5aおよび剥離シート5b(離型紙)を有している。本実施形態の封緘手段5としては、製造工程を簡略化できるという意味で、封緘用粘着層5aの一面に剥離シート5bを貼り付けた両面テープやタックシール等の封止シール5Aが用いられている。
なお、封緘手段5としては、フラップ3への固定に用いるための基材固定用接着層5d、基材5c、剥離シート5bの固定に用いるための封緘用粘着層5a、剥離シート5bをこの順に積層した4層構造の両面テープやタックシール等の芯材入り封止シール5Bを用いてもよい。この芯材入り封止シール5Bを用いた包装袋1Aを図4(a)に示す。
前記封緘用粘着層5aおよび剥離シート5bの先端のそれぞれの位置は、フラップ3の先端と同じ位置であってもよいし、フラップ3の先端より内側位置であってもよい。また、封緘手段5の袋本体側(包装袋1の底部側)に位置する基端の位置としては、フラップ3と前面版2bとの境界位置であってもよいし、境界位置よりフラップ3の内側に配置してもよい。さらに、封緘手段5の基端をフラップ3の基端を越えて前面版2bの内面の開口端より底部側に位置させることもできる。この封緘手段5の基端を袋本体側に位置させるとともに、封緘手段5として芯材入り封止シール5Bを用いた包装袋1Bを図5(a)に示す。この包装袋1Bには、封緘作業を容易とするために、封緘作業を行う際に、後面版2cの開口部2aを内方に折り込むのに用いるための折曲位置を指示する折り目2fが設けられている。
前記封緘手段5の開口部側には、袋幅方向に沿って形成された開封用帯部6が設けられている。本実施形態における開封用帯部6は、封緘手段5の開口部側に、袋幅方向に沿って形成された剥離シート5bを切断する相互に平行な1対のハーフカット7a、7bを設けることにより形成されている。すなわち、本実施形態の剥離シート5bは、1対のハーフカット7a、7bにより、袋本体2の長さ方向に沿って3分割されており、1対のハーフカット7a、7bにより挟まれた部位が開封用帯部6とされている。また、開封用帯部6の袋幅方向に沿った両側縁のうちの先端側に位置する側縁が先端側に位置するハーフカット7bにより形成され、基端側に位置する側縁が基端側に位置するハーフカット7aにより形成されている。
なお、封緘手段5として芯材入り封止シール5Bを用いた場合のハーフカット7a、7bは、図4および図5に示すように、剥離シート5bおよび基材5cを切断するように形成されている。
また、開封用帯部6としては、剥離シート5bを袋本体2の長さ方向に沿って2分割する図示しない1本のハーフカット、例えば先端側に位置する1本のハーフカット7bのみを設けることにより形成してもよい。この場合、開封用帯部6の袋幅方向に沿った両側縁のうちの基端側に位置する側縁は、剥離シート5bの基端側に位置する側縁により形成されることになる。
前記フラップ3の開封用帯部6が形成されている袋幅方向両端のうちの少なくとも一端、本実施形態においては、図1(a)の右端には、開封する際に作業者によりつままれるつまみ部9が形成されている。このつまみ部9は、フラップ3を封緘手段5とともに切断する1対の切り込み9a、9bにより形成されている。これらの切り込み9a、9bは、開封用帯部6の端部両側縁に沿って形成されており、ハーフカット7a、7bに連通されている。この切り込み9a、9bとしては、フラップ3の袋幅方向両端のうちの図1(a)の左端に形成されていてもよいし、左右両端に形成されていてもよい。すなわち、切り込み9a、9bは、フラップ3の袋幅方向両端のうちの少なくとも一方に形成されていればよい。この1対の切り込み9a、9bの間隔、すなわちつまみ部9の幅(図1の上下方向)は、作業者が容易につまみやすいサイズ、例えば8−10mm程度に設定されている。
なお、つまみ部9は、設計コンセプトなどの必要に応じて設ければよい。すなわち、つまみ部9のない構成としてもよい。
また、開封用帯部6として、例えば先端側に位置する1本のハーフカット7bのみを設けることにより形成する構成とした場合には、先端側に位置する切り込み9bがハーフカット7bに連通されることになる。
前記剥離シート5bは、開封する際に、フラップ3の一端部に形成されたつまみ部9をつまんで他端部方向に引っ張ることにより、フラップ3を開封用帯部6に沿って破ることができるように、材料(材料の強度(引張り、引き裂き))と厚さ等が設定されている。
なお、封緘手段5として芯材入り封止シール5Bを用いた場合には、開封する際に、フラップ3の一端部に形成されたつまみ部9をつまんで他端部方向に引っ張ることにより、フラップ3とともに、基材固定用接着層5d、基材5c、封緘用粘着層5aを破くことができるように材料と厚さ等を設定することがフラップ3を確実に破ることができるという意味で肝要である。
その他の構成については、従来公知の包装袋と同様とされているので、その詳しい説明については省略する。
ここで、本実施形態の包装袋1の製造方法(以下、単に、製造方法と記す。)について説明する。
図6および図7に示すように、本実施形態の製造方法は、包装袋1の原材料となる連続体状の原反21を繰り出して、予め設定された領域に原反21の長さ方向に対して直交する幅方向に沿って封止シール5Aあるいは芯材入り封止シール5Bを貼り付けて封緘手段5を設ける(封緘形成工程31)。なお、封緘手段5として封止シール5Aを用いずに封止シール5Aと同一構造とする場合には、粘着剤を塗工して封緘用粘着層5aを形成した後に、封緘用粘着層5aの表面に剥離シート5bを貼着する。または、剥離シート5bに封緘用粘着層5aを形成するための粘着剤を塗工した後、これを原反21に貼着する。
ついで、原反21の一側縁に接着剤22を塗布し、原反21における前面版2bと後面版2cとなる部分の境界にそれぞれガゼット2dを形成し(ガゼット形成工程32)、その後、原反21の一側縁と他側縁とを接着剤22により接着してガゼット2dを有する扁平な筒状体23を形成する(チューブ形成工程33)。なお、原反21の一側縁に接着剤22を塗布するのは、ガゼット2dを形成する前であってもよいし、ガゼット2dを形成しながらでもよいし、ガゼット2dを形成した後であってもよい。また、ガゼット2dを設けない場合には、ガゼット形成工程32を省略する。
ついで、筒状体23を予め設定された長さ寸法に切断して生袋24を形成する(袋形成工程34)。
ついで、底版2eaを折曲し、前面版2b、後面版2cおよび両ガゼット2dのそれぞれに接続する底版2eaの一端部を接着して矩形状の角底からなる底部2eを形成する(底形成工程35)。
ついで、エッジカッタ25(図7)を前面版2bに接続するフラップ3と後面版2cに接続するフラップ3と同一形状の切り捨て版26における袋幅方向の両側部に当接させることによってフラップ3および切り捨て版26の両側部の不要部(耳)27を切断し除去する(耳除去工程36)。
ついで、生袋24の頂辺側端縁に接続する切り捨て版26の一端縁に相当する位置に第1カッタ28(図7)を当接させて生袋24から後面版2cに接続する切り捨て版26を切断除去して前面版2bから延出されたフラップ3を残す(蓋形成工程37)。
ついで、1対のハーフカット7a、7bの形成位置に第2カッタ29(図7)を当接させて、封緘手段5に1対のハーフカット7a、7b(図7)を形成して開封用帯部6を設けるとともに、フラップ3に1対の切り込み9a、9b(図7)を同時に形成してつまみ部9(図7)を設ける(帯形成工程38)。このつまみ部9の形成は、第2カッタ29の刃高を切り込み9a、9bに合わせて高く形成するとよい。なお、つまみ部9を設けない場合には、切り込み9a、9bの形成を省略する。
これにより、本実施形態の包装袋1の製造が完了する。なお、底形成工程35を帯形成工程38の後に行うようにしてもよい。また、つまみ部9を設ける工程を帯形成工程38とは個別の工程で行うようにしてもよい。また、1対のハーフカット7a、7bの形成を個別の工程で行うようにしてもよい。
例えば、蓋形成工程37において、切り捨て版26を切断する際に、1対のハーフカット7a、7bのうちのフラップ3の基端側に位置する一方のハーフカット7aを形成し、帯形成工程38において、1対のハーフカット7a、7bのうちのフラップ3の先端側に位置する他方のハーフカット7bを形成するようにしてもよい。勿論、つまみ部9を設ける場合には、蓋形成工程37において、一方のハーフカット7aと、1対の切り込み9a、9bのうちのフラップ3の基端側に位置する一方の切り込み9aとのそれぞれを同時に形成し、帯形成工程38において、他方のハーフカット7bと、1対の切り込み9a、9bのうちのフラップ3の先端側に位置する他方の切り込み9bとのそれぞれを同時に形成するようにしてもよい。このような製造方法は、図5(a)に示す包装袋1を製造する場合に、特に、有効である。
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の作用について説明する。
本実施形態の包装袋1によれば、収容に供する物を開口部2aを介して袋本体2の内部に収容した後に、フラップ3の内面に設けられた剥離シート5bのうちの先端側に位置するハーフカット7bの形成部位よりフラップ3の先端側に位置する部位を剥離してから、フラップ3を内方に折曲して、袋本体2の後面版2cの表面のうちの開口部側に貼り付けることで開口部2aに封をすることができる。この開口部2aに封をした封緘状態を図8に示し、封緘部の断面形状を図3(b)に示す。また、図4(a)に示す包装袋1の開口部2aに封をした封緘部の断面形状を図4(b)に示す。さらに、図5(a)に示す包装袋1の開口部2aの断面形状を図5(b)に示す。
ついで、封緘した包装袋1を開封するには、フラップ3の図8の左側に形成された2本の切り込み9a、9bに挟まれたつまみ部9を指先等でつまむ。これにより、開封用帯部6の一端部をフラップ3のつまみ部9とともにつまむことができる。そして、開封用帯部6の一端部をフラップ3のつまみ部9とともにつまんでから、つまんだ部位を図8の矢印にて示すように、フラップ3の切り込み9a、9bの形成されていない図8の右側に向かって(図1の左端方向に)引っ張る。すると、フラップ3のうちの1対のハーフカット7a、7b間に位置する開封用帯部6の形成部分が開封用帯部6の両側縁に沿って袋幅方向に破れて分離するので、封をした開口部2aを開封することができる。
すなわち、剥離シート5bのうちの1対のハーフカット7a、7bにより挟まれた開封用帯部6に、公知の開封テープなどの開封手段としての機能を持たせることができる。これにより、開封手段を個別に用いることなく包装袋1を容易に開封することができる。また、開封手段を個別に設ける必要がないので、構造を簡単にできるし、開封手段を個別に設ける構成に比較して、生産コストを低減することができる。さらに、切り込み9a、9bは、開封手段として機能する剥離シート5bのうちの1対のハーフカット7a、7bにより挟まれた部位の一端を作業者が容易につまむことができるつまみ部9として機能するので、作業者による開封操作の使い勝手を向上することができる。
また、本実施形態の包装袋1によれば、袋本体2の袋幅方向両側に1対のガゼット2dが形成されているから、収容量を容易に多くすることができる。
なお、つまみ部9を設けない構成とした場合であっても、開封用帯部6の一端部をフラップ3とともに指先等でつまんでから、開封用帯部6の他端部方向に向かって引っ張ることにより、フラップ3のうちの開封用帯部6の形成部分が開封用帯部6の両側縁に沿って袋幅方向に破れて分離するので、封をした開口部2aを開封することができる。
さらに、本実施形態の製造方法によれば、前述したように、原反21に封緘手段5を形成した後、包装袋1の他の製造工程を封緘形成工程31に連続して行うことができる。
したがって、いわゆる輪転製袋機において開封用帯部6が設けられた包装袋1を製造する場合であっても、異なる機械を用いることなく、剥離シート5bに1対のハーフカット7a、7bを形成するという簡便な方法で、開封用テープとして機能する開封用帯部6を設けることができる。これにより、包装袋1の製造コストの低廉化を図ることもできる。
すなわち、本実施形態の製造方法によれば、本実施形態の包装袋1を容易かつ確実に、しかも効率よく得ることができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、包装袋としては、ガゼットを有する角底の形状に限定されず、袋本体とフラップとを有するものであれば、平袋や、ガゼットを有する平袋や、片底ばり袋や、手提げ袋等の種々の各種の形状を用いることができる。
1 包装袋
2 袋本体
2a 開口部
2b 前面版
2c 後面版
2d ガゼット
3 フラップ
5 封緘手段
5A 封止シール
5B 芯材入り封止シール
5a 封緘用粘着層
5b 剥離シート
5c 基材
5d 基材固定用接着層
6 開封用帯部
7a、7b ハーフカット
9 つまみ部
9a、9b 切り込み
21 原反
23 筒状体
24 生袋
31 封緘形成工程
32 ガゼット形成工程
33 チューブ形成工程
34 袋形成工程
35 底形成工程
37 蓋形成工程
38 帯形成工程

Claims (4)

  1. 対向配置された前面版および後面版を具備する扁平化された袋本体と、前記袋本体の開口部における前記前面版あるいは前記後面版のいずれか一方から延出形成されたフラップとを有している包装袋であって、
    前記フラップの内面に形成された粘着層および剥離シートを具備する封緘手段と、
    前記封緘手段の前記開口部側に前記袋本体の開口部と底部とを結ぶ長さ方向に対して直交する袋幅方向に沿って形成された開封用帯部と、
    を有しており、
    前記開封用帯部は、前記封緘手段のうちの少なくとも前記剥離シートを前記袋幅方向に沿って切断するハーフカットを設けることにより形成されており、
    開封する際には、前記開封用帯部の一端部を前記フラップとともにつまんで他端部方向に引っ張ることにより、前記フラップを前記開封用帯部の両側縁に沿って破ることができるように形成されていることを特徴とする包装袋。
  2. 前記フラップの前記袋幅方向両端のうちの少なくとも一端には、前記開封用帯部の端部両側縁に沿って切り込まれた切り込みにより形成されたつまみ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 対向配置された前面版および後面版を具備する扁平化された袋本体と、前記袋本体の開口部における前記前面版あるいは前記後面版のいずれか一方から延出形成されたフラップとを有している包装袋の製造方法であって、
    原反の予め設定された領域に前記原反の長さ方向に対して直交する幅方向に沿って粘着層および剥離シートを具備する封緘手段を形成する封緘形成工程と、
    前記原反を折曲して扁平な筒状体を形成するチューブ形成工程と、
    前記筒状体を予め設定された長さ寸法に切断して生袋を形成する袋形成工程と、
    前記生袋の頂辺側端部であって前記封緘手段を設けた位置にフラップを形成する蓋形成工程と、
    前記封緘手段の予め設定された位置に、少なくとも前記剥離シートを前記袋幅方向に沿って切断するハーフカットを形成して前記封緘手段の開口部側に開封用帯部を形成する帯形成工程とを有しており、
    前記封緘形成工程、前記チューブ形成工程、前記袋形成工程、前記蓋形成工程、および前記帯形成工程をこの順に行うことを特徴とする包装袋の製造方法。
  4. 前記帯形成工程は、前記開封用帯部の形成と同時に、前記フラップの前記袋幅方向両端のうちの少なくとも一端に前記開封用帯部の端部両側縁に沿って切り込みを形成してつまみ部を設けることを特徴とする請求項3に記載の包装袋の製造方法。
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