JP2014236669A - アイスクリーム風食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アイスクリームに類する風味、食感を有しながら、室温において形状を保持し、嚥下困難者の喫食に適した物性を有する食品の提供。【解決手段】 糖分と、乳成分と、ゼラチン0.1質量%〜1.3質量%と、エリスリトールおよび/またはキシリトールと、水とを含んでなる食品は、アイスクリームに極めて類する風味、食感を有しながら、−18℃の該食品を24℃の温度下に2時間放置後もその形状を保持し、嚥下困難者の喫食に適した物性を有する。【選択図】 なし

Description

本発明は、アイスクリームに類する風味、食感を有する食品に関し、さらに詳しくはアイスクリームに類する風味、食感を有しながら、室温において形状を保持し、嚥下困難者の喫食に適した物性を有する食品に関する。
「食べる」ということは、生命の源であると同時に、人間にとって大きな楽しみの一つでもある。しかしながら、加齢による機能の衰えや、病気や事故などにより、噛むことや飲み込むことに困難が生じる場合がある。そのような人は、食べられる食品が制限され、食べる喜びも失われてしまう。さらには、栄養量の摂取不足による低栄養や、食品が気管から肺に入ってしまう誤嚥性肺炎などのリスクも生じる。高齢化社会の到来により、このようなリスクを抱えた人は増加しており、噛むことや飲み込むことの困難な人でも、安心して美味しく食べられる食事の価値は高い。
一方で、アイスクリームは、高栄養であり、嗜好性が高く、食欲のない時でも喫食しやすいことなどから、病院や高齢者施設等で提供する食材として適している。しかしながら、このような施設では、提供から喫食するまでに時間を要するため、喫食時にアイスクリームが溶けて液状になってしまうという課題がある。溶けて液状になったアイスクリームは、本来の形状と美味しさを失っているだけでなく、粘度が低く、嚥下機能の低下した高齢者には誤嚥のおそれすらある。このような理由から、アイスクリームの提供ができず、提供できた場合でも時間と温度の管理が必要なため、手間がかかっているのが現状である。
したがって、アイスクリームのような風味、形状、および食感を持ちながら、提供から喫食までに時間が経過しても、その特性と美味しさを保つことのできるデザートが求められている。
嚥下困難者に向けられたあるいは適した食品として様々なものが提案されており、その中にはゼラチンを用いたものがある。例えば、特開2012−223090号公報(特許文献1)には、ゼラチンを含むアイスクリーム類食品が開示されている。この文献が開示する食品はまさにクリームであり、凍結下または低温下での喫食を前提とするものである。また、特開2012−14757号公報(特許文献2)には、ゼラチンを含有する嚥下困難者用の食品が開示されている。この文献が開示する食品は、ゼラチンを溶解し、含気させた含気ゼリー食品であり、アイスクリームの食感等を意図したものではない。
特開2012−223090号公報 特開2012−14757号公報 特開平11−187819号公報 特開2008−54544号公報 特開2005−13099号公報 WO2011/033807
本発明者らは、今般、ゼラチンと、好ましくは他の増粘多糖類との組み合わせにより、室温においても形状を保持し、かつ嚥下困難者の喫食に適した物性を有し、さらにエリスリトールおよび/またはキシリトールを添加することでアイスクリームに極めて類する風味、食感を有する食品が意外にも実現できるとの知見を得た。本発明はかかる知見に基づくものである。
従って、本発明は、アイスクリームに類する風味、食感を有しながら、室温において形状を保持し、嚥下困難者の喫食に適した物性を有する食品およびその製造方法の提供をその目的としている。
そして、本発明による食品は、アイスクリーム風食品であって、
糖分と、乳成分と、ゼラチン0.1質量%〜1.3質量%と、エリスリトールおよび/またはキシリトールと、水とを含んでなり、
一定の形状を有し、かつ−18℃の該食品を24℃の温度下に2時間放置後もその形状を保持し、
(1)20℃±2℃において、かたさが5,000N/m以下であり、かつ粘度が1,500mPa・s以上であり、および/または
(2)20℃±2℃において、硬さが300〜20,000N/mであり、かつ付着性が1,500J/m以下であり、
但し、ゼラチンが0.4質量%以下である場合、増粘多糖類を更に少なくとも0.04質量%含んでなる
ことを特徴とするものである。
また、本発明によるアイスクリーム風食品の製造方法は、
糖分と、乳成分と、エリスリトールおよび/またはキシリトールとを、水に溶解後、加熱して生地を得る工程と、
得られた生地をゼラチンの融解温度よりも高い温度に置き、これに前記ゼラチンを添加して混合し、次いで、ゼラチンのゲル化温度よりも高い温度において混合する工程と、これに、別途用意した泡立てた乳成分を添加して混合し、その後冷却する工程とを少なくとも含んでなることを特徴とするものである。
ゼラチンの添加量が0.3質量%の場合において、キサンタンガム、グルコマンナンおよび加工澱粉の添加量を、それぞれ0.05質量%、0.05質量%、0.5または1.0質量%添加した食品の保形成を示す写真である。 ゼラチンの添加量を0から0.6質量%まで変化させた食品の保形性を示す写真である。
アイスクリーム風食品
本明細書において「アイスクリーム風食品」とは、食品衛生法に基づくアイスクリーム類に分類されるか否かに関わりなく、後述する保形性および物性を満たし、喫食時にアイスクリームに類する風味、食感を実現したものを意味する。具体的には、その保形性として、本発明による食品は、−18℃の該食品を24℃の温度下に2時間放置後もその形状を保持するものであり、この点は、このような条件下では溶けて液状となってしまう通常のアイスクリームとは異なる。
本発明による食品は、このような保形性を有することから、提供から喫食までに時間を要する病院や高齢者施設等においても、食品、とりわけデザートとして提供できるとの利点が得られる。本発明による食品は、嚥下機能の低下した高齢者等が誤嚥なく喫食できるのに好ましい物性を備えることから、安心して喫食ができるものである。
ゼラチン
本発明による食品は、ゼラチンを0.1質量%〜1.3質量%含んでなる。この範囲のゼラチンを含むことで、−18℃の該食品を24℃の温度下に2時間放置後もその形状を保持するとの保形性が実現される。また、本発明による食品の食感をなめらかにし、喫食事の口溶けをよくするとの効果も奏する。ゼラチンの添加量は、好ましくは下限が0.4質量%であり、また好ましい上限は1.0質量%である。ゼラチンの量が少ないと保形性が十分に得られず、また過剰なゼラチンはアイスクリーム風のなめらかな食感を落としてしまう。
本発明においてゼラチンは、動物の皮膚や骨、腱などの結合組織の主成分であるコラーゲンに熱を加え、抽出したものであり、タンパク質を主成分とするものを意味する。
糖分および乳成分
本発明による食品は、糖類および乳成分を含んでなり、これら成分は食品のアイスクリームの風味、特に甘みとコクを与える。ここで糖分は、後述する増粘多糖類とは異なるものとして添加されるものであり、その具体例としては、甘味料としてのグラニュー糖、果糖、砂糖、ブドウ糖、乳糖、オリゴ糖、麦芽糖、異性化糖、トレハロース、水あめ、糖アルコールなどが挙げられる。
また、乳成分としては、乳由来の成分およびそれから製造された製品であってよく、その具体例としては、牛乳、低脂肪乳、無脂肪乳、成分調整牛乳、練乳、生クリーム、脱脂粉乳、全脂粉乳、脱脂濃縮乳、全脂濃縮乳などが挙げられる。
糖分および乳成分の添加量は、本発明による食品にアイスクリームの風味、特に甘みとコクを与える量とされればよいが、好ましい態様によれば、食品全量に対して糖分の添加量は10〜50質量%程度であり、より好ましくは20〜30質量%程度であり、また乳成分の添加量は20〜70質量%程度であり、より好ましくは40〜50質量%程度である。
本発明の一つの好ましい態様によれば、乳成分の少なくとも一部は、泡立てた、いわゆるホイップとして添加してもよい。気泡の混合により、柔らかなアイスクリームの食感が実現できる。
エリスリトール、キシリトール
本発明による食品は、エリスリトールおよびキシリトールのいずれかまたは双方を含有する。エリスリトールおよびキシリトールは、食品にアイスクリームに類したさわやかな風味を与える。その添加量は特に限定されないが、例えば、0.5〜10質量%程度であり、より好ましくは1.0〜5.0質量%程度である。
増粘多糖類
本発明の一つの好ましい態様によれば、本発明による食品は、増粘多糖類を含んでなる。増粘多糖類の添加により、食品の保形性をより改善することができる。増粘多糖類の具体例としては、ガラクトマンナン、タマリンド種子ガム、ペクチンのような植物性食品多糖類;アラビアガム、トラガントガム、カラヤガム、ガッティガム、アラビノガラクタンのような植物性樹脂由来食品多糖類;カラギーナン、寒天、アルギン酸類、グルコマンナンのような海藻由来食品多糖類;ジェランガム、カードラン、プルラン、キサンタンガムのような微生物産生食品多糖類;セルロースとその誘導体、大豆水溶性多糖類、サイリウムシードガム、キチン、キトサンのような食品多糖類が挙げられる。本発明の好ましい態様によれば、増粘多糖類は、キサンタンガム、グルコマンナン、ペクチンおよびガッティガムからなる群から選択される少なくとも一種である。
本発明の一つの好ましい態様によれば、増粘多糖類の添加量は、保形性の改善の程度を勘案しながら適宜決定されてよいが、好ましくは0.01〜2.00質量%程度であり、より好ましくは0.01〜1.50質量%程度である。増粘多糖類の量が少ないと保形性改善の効果が十分に得られず、また過剰な添加はアイスクリーム風のなめらかな食感を落としてしまう。
本発明の一つの別の態様によれば、増粘多糖類は、食品中のゼラチン含有量が0.4質量%以下である場合に添加され、ゼラチン含有量がやや少ないことに起因する保形性の低下を補うことができる。増粘多糖類の添加量は、ゼラチンが0.4質量%以下である場合、少なくとも0.04質量%、好ましくは0.05質量%以上とされる。
また本発明の一つの別の好ましい態様によれば、増粘多糖類として、キサンタンガムまたはグルコマンナンのいずれかまたは双方を含有する。キサンタンガムの添加により、食品の保形性の改善に加え、適性な粘度を与え、べたつかずキレの良い食感を実現することができる。その添加量は特に限定されないが、0.01〜0.3質量%程度が好ましく、より好ましくは0.01〜0.1質量%程度である。また、グルコマンナンの添加により、食品の保形性の改善に加え、適性な粘度を食品に与えることができる。その添加量は特に限定されないが、0.01〜0.3質量%程度が好ましく、より好ましくは0.01〜0.1質量%程度である。さらに、ゼラチンの添加量が0.4質量%以下である場合であっても、キサンタンガムおよびグルコマンナンの添加により良好な保形成を実現することができる。
本発明の一つの好ましい態様によれば、本発明による食品は、増粘多糖類として、キサンタンガムとグルコマンナンとの双方を含有する。キサンタンガムとグルコマンナンとの併用により、保形性に優れ、粘弾性のある良好な食感の食品を実現することができる。二成分の最適の配合割合は、キサンタンガム:グルコマンナンとして好ましくは10:90〜90:10の範囲内において調整されてよく、より好ましくは40:60〜70:30の範囲であり、最も好ましくは50:50である。
デンプン
本発明の一つの好ましい態様によれば、本発明による食品は、デンプンを含有することが出来る。デンプンの添加により、適正な粘度と保形性を実現することができる。デンプンは、適正な粘度と良好な保形性を実現することができる限り限定されないが、その具体例として化学的処理、物理的処理、酵素的処理などがされた加工澱粉としては、アセチル化アジピン酸架橋デンプン、アセチル化リン酸架橋デンプン、アセチル化酸化デンプン、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム、酢酸デンプン、酸化デンプン、ヒドロキシプロピルデンプン、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン、リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン、リン酸化デンプン、リン酸架橋デンプン、デンプングルコール酸ナトリウムなどが挙げられる。また、由来原料も限定されず、トウモロコシ、小麦、馬鈴薯、タピオカなどであってもよい。その添加量は、好ましくは0.1質量%〜8.0質量%程度であり、より好ましくは0.1〜5.0質量%である。
本発明の更に好ましい態様によれば、デンプンの添加は、キサンタンガムまたはグルコマンナンのいずれかまたは双方の添加に加えて行われることが好ましい。これにより、より良好な保形性が得られる。
他の成分
本発明による食品は、水分をベースとするものである。食品の水分量は、上記ゼラチン、糖分、乳成分、エリスリトールおよびキシリトール、並びに場合によって添加される増粘多糖類によって、後述する物性を実現する範囲で適宜決定されてよいが、通常は、本発明による食品は、30〜90質量%程度の水含有量であり、好ましくは50〜70質量%程度の水含有量の食品である。
本発明による食品は、上記成分に加えて、その保形性、風味、食感などの改善のために、さらには栄養価を高めるため、他の任意成分を含有することが出来る。その具体例としては、植物油、卵黄、香料、果実類、種実類、豆類、チョコレート、カカオマス、嗜好飲料類、ビタミン類、ミネラル類、動物性たんぱく質、植物性たんぱく質、食物繊維などが挙げられる。
本発明の一つの好ましい態様によれば、乳成分の少なくとも一部として、泡立てた、いわゆるホイップを添加する場合、ホイップの安定性を保つためグァーガムを添加してもよい。また、別の態様によれば、卵黄はコクおよびなめらかさを出す任意成分として添加され、後記するように凝固してダマになってしまうことを避けるため、添加する場合にはペースト化して添加されることが好ましい。
物性
本発明による食品は、一定の形状を有し、かつ−18℃の該食品を24℃の温度下に2時間放置後もその形状を保持し、さらに、
(1)かたさが5,000N/m以下であり、かつ粘度が1,500mPa・s以上であり、および/または
(2)硬さが300〜20,000N/mであり、かつ付着性が1,500J/m以下であるとの要件を満たすものである。
ここで、「その形状を保持」するとは、−18℃の本発明による食品を24℃の温度下においた直後と、2時間後とにおいて、その形状を比較したとき、同一であるか、または自重による若干の形状のたわみ、へこみ、つぶれはあるが、全体として固形物として形状を維持する状態を意味する。ここで、固形物とは、一定の形状を有さない液体と対比される概念であり、本発明による食品は、24℃の温度下に2時間放置後も、ゼラチンまたは増粘多糖類の偏在に起因すると思われるごく僅かな液体化は許容されるが、全体として固形物として評価される状態にある物を意味する。
上記(1)は、日本介護食品協議会によるユニバーサルデザインフード(UDF)基準における区分表の区分4に対応する値である。従って、その測定はこの基準に準じておこなわれてよく、従って、上記(1)の「かたさ」とは、直線運動により物質の圧縮応力を測定することが可能な装置により得られる値であり、具体的には、試料を直径40mmの容器に高さ15mmまで充填し、直径20mmのプランジャーで圧縮速度10mm/秒、クリアランス5mmで測定する。本発明において測定は20±2℃で行う。
また、「粘度」とは、B型回転粘度計を用いて12rpmでローターを回転させ、2分後の示度を読み、その値に対応する係数を乗じて得た値をmPa・sで表した値を意味する。本発明において測定は20±2℃で行う。
また、上記(2)は、消費者庁の嚥下困難者用食品の許可基準IIIに対応する値である。従って、その測定はこの基準に準じておこなわれてよく、従って、上記(2)の「硬さ」および「付着性」とは、試料を直径40mm、高さ20mm(試料が零れる可能性がない場合は、高さ15mmでも可)の容器に高さ15mmに充填し、直線運動により物質の圧縮応力を測定することが可能な装置を用いて、直径20mm、高さ8mm樹脂製のプランジャーを用い、圧縮速度10mm/秒、クリアランス5mmで2回圧縮測定する。本発明において測定は20±2℃および10±2℃で行う。なお、上記(1)における「かたさ」と、上記(2)における「硬さ」は同一の内容であり、各基準における表記に準じて表現したにすぎないものである。
上記(1)を満たすが消費者庁の嚥下困難者用食品の許可基準IIを満たさない場合には上記(2)を満たし、上記(1)を満たさないが上記(2)を満たす場合には日本介護食品協議会によるユニバーサルデザインフード基準における区分表の区分3を満たすものであることが好ましい。すなわち、ユニバーサルデザインフード基準における区分表の区分4と消費者庁の嚥下困難者用食品の許可基準IIとを満たす場合、ユニバーサルデザインフード基準における区分表の区分3と消費者庁の嚥下困難者用食品の許可基準IIIを満たす場合も本発明に包含される。ユニバーサルデザインフード基準における区分表の区分3は、20±2℃において、かたさが20,000N/m以下であり、かつ粘度が1,500mPa・s以上であり、または消費者庁の嚥下困難者用食品の許可基準IIは、20±2℃および10±2℃において、硬さが1,000〜15,000N/mであり、付着性が1,000J/m以下であり、かつ凝集性が0.2〜0.9である。ここで、凝集性は、上記、「硬さ」および「付着性」と同様にして測定される。
上記の通り、本発明による食品は、嚥下困難者の喫食に適した物性を有し、従って、本発明によれば、嚥下機能の低下した高齢者等が誤嚥なく喫食できる、嚥下困難者に適した食品、すなわち嚥下困難者用食品が提供される。
製造方法
本発明による食品の製造方法は、ゼラチンが食品中に均質に存在し、その保形性が実現されれば特に限定されないが、次のような方法により好ましく製造することができる。まず、ゼラチンと、一部の乳成分を除いた原料のうち、粉体成分をまず十分に混合した後、これを液体成分に添加し、加熱攪拌しながら粉体成分を液体成分に溶解させて生地を得る。特にでんぷん成分を含む場合、デンプンを十分に膨潤させるため加熱は90℃以上、好ましくは98℃程度まで行うことが好ましい。
次に、こうして得た生地にゼラチンを添加する。ゼラチンおよび水を用意し、添加前に、ゼラチンを均一混合するため、十分な時間、水に膨潤させておく。既に得た生地を、ゼラチンの融解温度(50〜60℃)よりも高い温度、好ましくは70℃以上の温度に加熱しておき、これにゼラチンを添加する。その後、十分に攪拌混合する。
砂糖、卵黄等の成分は、最初の生地の調製時に添加しておいてもよいが、ゼラチンの添加の前後に、好ましくはその後に添加する。特に卵黄は、凝固してダマになってしまうと、なめらかな食感が得られなくなってしまうことから、添加前に加熱処理し、好ましくはペースト化しておく。ペースト化はコロイドミル装置を用いて好ましく実施することができる。ペースト化した卵黄等の成分を生地に添加し、十分に攪拌混合する。さらに香料等を添加する場合は、香料の香りが飛んでしまわないよう、加熱停止後に添加することが好ましい。
乳成分の一部、例えば生クリーム成分は、泡立てホイップとして添加することが好ましい。アイスクリーム風のなめらかな食感をこれにより、より実現することができる。泡立てたホイップを生地に添加し、攪拌混合した後、得られた生地を容器に入れる。泡立てたホイップの添加は、好ましくはゼラチンのゲル化温度(約20℃)よりも高く、泡立てたホイップの泡が消失してしまう温度よりも低い温度、好ましくは30℃よりも低い温度において行われることが好ましい。また、ホイップの泡が消失しない程度の比較的低速で攪拌混合することが好ましい。生地の入った容器を好ましくは気密シールして、冷却する。冷却はゼラチンによるゲル化が完了する温度および時間、行われる。通常、10℃以下の温度でゲル化は完了するが、その後の保存、保管のため、容器を−18℃以下に置き、凍結して製品とすることが好ましい。
例1
下記表に記載の成分群Aのうち、粉体成分をまず十分に混合した後、これを液体成分に添加し、加熱攪拌しながら粉体成分を液体成分に溶解させて生地を得た。加熱は98℃まで行った。
次に、下記表の成分群B、すなわちゼラチンおよび水を用意し、ゼラチンを均一混合するため、15分間以上水に膨潤させ、ゼラチンの融解温度(50〜60℃)よりも高い70℃以上の温度で、上で得た成分群Aの生地と攪拌混合した。
下記表の成分群Cの成分を、74℃までの温度に加熱し、その後コロイドミル装置にてペースト化した。ペースト化した成分群Cを、上で得た成分群AおよびBの生地に添加してよく攪拌した。加熱を停止した後、成分群Dを攪拌しながら混合した。得られた生地を容器の周りを水冷して、35℃まで冷却した。
成分群Eの成分を用意し、これらを混合して泡立てた。これを、上で得た生地を30〜40℃の温度に調整したものに加えた。得られた生地を容器に入れ、気密シールし、冷凍庫にて−18℃以下で凍結した。
物性の測定
1)かたさ
日本介護食品協議会によるユニバーサルデザインフード基準における「かたさ」を、山電株式会社製「クリープメータ RE2−33005S」を使用して測定した。但し、測定温度は、測定が可能な−7℃から開始し、−6℃、−5℃、−3℃、5℃、10℃、および20℃の温度で行った。
2)粘度
日本介護食品協議会によるユニバーサルデザインフード基準における「粘度」を、東機産業株式会社製「TVB−10型
粘度計」を使用して測定した。但し、測定温度は、測定が可能な5℃および20℃の温度で行った。
3)硬さ、付着性および凝集性
消費者庁の嚥下困難者用食品の許可基準に準じて、山電株式会社製「クリープメータ RE2−33005S」を使用して測定した。但し、測定温度は、測定が可能な−7℃から開始し、−6℃、−5℃、−3℃、5℃、10℃、および20℃の温度で行った。
以上の結果は、下記の表に示される通りであった。
保形性の評価
食品を冷凍庫(−21℃)から取り出し、24℃の温度下に、食品の内部温度を測定しながら2時間放置した。その結果、形状を十分に維持していた。また、25℃の温度下に食品を放置したところ、2時間後も形状を十分に維持していた。
食感
食感は、十分にアイスクリームらしい口溶けとなめらかさが感じられるものであった。
例2〜10
例1においてゼラチン量を0から1.5質量%まで変化させた以外は、例1と同様にしてアイスクリーム風食品を得た。また、ゼラチン量が0.3質量%以下の場合、キサンタンガムおよびグルコマンナン添加量を、それぞれ0.05質量%および0.05質量%とし、さらに加工澱粉の添加量を0.5質量%または1.0質量%とした。これら成分の増減分は水の添加量で調整した。得られた食品について、例1と同様の評価を行った。その結果は、以下の表に示される通りであった。表には併せて例1の結果も示す。なお、ゼラチン量が0.3質量%以下の場合である例3および4において、加工澱粉の添加量が0.5または1.0質量%の結果は同じであったので、表においてはこれらを区別せずに記載した。
なお評価基準は以下の通りとした。
保形性
◎:24℃、2時間静置後、十分に保形していた。
○:24℃、2時間静置後、やや形が変化したものの保形していた。
×:24℃、2時間静置後に、保形せず液状になった。
物性
◎:UDF基準区分4、嚥下困難者用食品許可基準IIIの両方を満たす。
○:UDF基準区分4、嚥下困難者用食品許可基準IIIのいずれか一方を満たす。
×:UDF基準区分4、嚥下困難者用食品許可基準IIIのいずれも満たさない。
食感
◎:十分にアイスクリームらしい口溶けとなめらかさが感じられた。
○:アイスクリームらしい口溶けとなめらかさが感じられた。
△:ややアイスクリームらしい口溶けとなめらかさが感じられた。
×:アイスクリームらしい口溶けとなめらかさが感じられなかった。
例4のゼラチン量が0.3質量%である食品の形状変化を、放置直後、1時間後、2時間後に写真を撮影した。その結果は、加工澱粉の添加量が0.5質量%の場合は図1(a−1)、(b−1)および(c−1)に示され、加工澱粉の添加量が1.0質量%の場合は図1(a−2)、(b−2)および(c−2)に示される通りであった。
例11〜15
例1においてキサンタンガム量を0から0.5質量%まで変化させた以外は、例1と同様にしてアイスクリーム風食品を得た。キサンタンガムの増減分は水の添加量で調整した。得られた食品について、例1と同様の評価を行った。評価基準は例2〜9に準じた。その結果は、以下の表に示される通りであった。表には併せて例1の結果も示す。
例16〜20
例1においてグルコマンナン量を0から0.5質量%まで変化させた以外は、例1と同様にしてアイスクリーム風食品を得た。グルコマンナンの増減分は水の添加量で調整した。得られた食品について、例1と同様の評価を行った。評価基準は例2〜9に準じた。その結果は、以下の表に示される通りであった。表には併せて例1の結果も示す。
例21〜28
例1においてキサンタンガムおよびグルコマンナンに代えて、ペクチンを0から1.0質量%まで変化させた以外は、例1と同様にしてアイスクリーム風食品を得た。ペクチンの増減分は水の添加量で調整した。得られた食品について、例1と同様の評価を行った。評価基準は例2〜9に準じた。その結果は、以下の表に示される通りであった。
例29〜38
例1においてキサンタンガムおよびグルコマンナンに代えて、ガッティガムを0から2.0質量%まで変化させた以外は、例1と同様にしてアイスクリーム風食品を得た。ガッティガムの増減分は水の添加量で調整した。得られた食品について、例1と同様の評価を行った。評価基準は例2〜9に準じた。その結果は、以下の表に示される通りであった。
例39〜44
例1においてアセチル化アジピン酸リン酸架橋デンプン量を0から10.0質量%まで変化させた以外は、例1と同様にしてアイスクリーム風食品を得た。アセチル化アジピン酸リン酸架橋デンプンの増減分は水の添加量で調整した。得られた食品について、例1と同様の評価を行った。評価基準は例2〜9に準じた。その結果は、以下の表に示される通りであった。表には併せて例1の結果も示す。
例45〜51
例1においてアセチル化アジピン酸リン酸架橋デンプンに代えて、リン酸架橋デンプンを0から8.0質量%まで変化させた以外は、例1と同様にしてアイスクリーム風食品を得た。リン酸架橋デンプンの増減分は水の添加量で調整した。得られた食品について、例1と同様の評価を行った。評価基準は例2〜9に準じた。その結果は、以下の表に示される通りであった。
例52〜56
例1においてアセチル化アジピン酸リン酸架橋デンプンに代えて、馬鈴薯澱粉を0から3.0質量%まで変化させた以外は、例1と同様にしてアイスクリーム風食品を得た。増減分は水の添加量で調整した。得られた食品について、例1と同様の評価を行った。評価基準は例2〜9に準じた。その結果は、以下の表に示される通りであった。
例57〜61
例1において、ゼラチン量を0、0.1、0.3、0.5、および0.6質量%と変化させた以外は、例1と同様にして、例57〜61のアイスクリーム風食品を用意した。成分の増減分は水の添加量で調整した。得られた食品の保形性について、例1と同様の評価を行った。その形状変化を放置直後、1時間後、2時間後に写真を撮影した。その結果は図2に示される通りであった。図中、(a)は、冷凍庫(−21℃)から取り出した直後の写真であり、0.6質量%の食品の中心部温度は−18.5℃であった。(b)は1時間後の写真であり、0.6質量%の食品の中心部温度は14.1℃であった。(c)は2時間後の写真であり、0.6質量%の食品の中心部温度は20.3℃であった。
写真から明らかなとおり、ゼラチンの添加量が0.5質量%および0.6質量%である食品は、室温24℃において2時間後も形状を維持した。他方、ゼラチン量が0、0.1質量%および0.3質量%のものは解けて形状を失った。ゼラチン量が0.1質量%、および0.3質量%の食品については、上記の例3および4が示すとおり、キサンタンガムおよびグルコマンナンの増量により、良好な保形性を示していることから、増粘多糖類の併用の効果が明らかにされた。

Claims (12)

  1. アイスクリーム風食品であって、
    糖分と、乳成分と、ゼラチン0.1質量%〜1.3質量%と、エリスリトールおよび/またはキシリトールと、水とを含んでなり、
    一定の形状を有し、かつ−18℃の該食品を24℃の温度下に2時間放置後もその形状を保持し、
    (1)20℃±2℃において、かたさが5,000N/m以下であり、かつ粘度が1,500mPa・s以上であり、および/または
    (2)20℃±2℃において、硬さが300〜20,000N/mであり、かつ付着性が1,500J/m以下であり、
    但し、ゼラチンが0.4質量%以下である場合、増粘多糖類を更に少なくとも0.04質量%含んでなる
    ことを特徴とする、アイスクリーム風食品。
  2. ゼラチン含有量が0.4〜1.0質量%である、請求項1に記載のアイスクリーム風食品。
  3. 増粘多糖類を含んでなる、請求項1または2に記載のアイスクリーム風食品。
  4. 前記増粘多糖類が、キサンタンガム、グルコマンナン、ペクチンおよびガッティガムからなる群から選択される少なくとも一つである、請求項3に記載のアイスクリーム風食品。
  5. 前記増粘多糖類として、キサンタンガムおよび/またはグルコマンナンを含んでなる、請求項3または4に記載のアイスクリーム風食品。
  6. キサンタンガムとグルコマンナンとを共に含んでなる、請求項5に記載のアイスクリーム風食品。
  7. デンプンを更に含んでなる、請求項1〜6のいずれか一項に記載のアイスクリーム風食品。
  8. 嚥下困難者用食品である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のアイスクリーム風食品。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のアイスクリーム風食品の製造方法であって、
    糖分と、乳成分と、エリスリトールおよび/またはキシリトールとを水に溶解後、加熱して生地を得る工程と、
    得られた生地をゼラチンの融解温度よりも高い温度に置き、これに前記ゼラチンを添加して混合し、次いで、ゼラチンのゲル化温度よりも高い温度において混合する工程と、
    これに、別途用意した泡立てた乳成分を添加して混合し、その後冷却する工程とを少なくとも含んでなることを特徴とする、製造方法。
  10. 増粘多糖類が、ゼラチンの添加の前または後に添加される、請求項9に記載の製造方法。
  11. 前記生地を得る工程においてデンプンが添加され、かつデンプンが水に膨潤するのに十分な温度で加熱が行われる、請求項9または10に記載の製造方法。
  12. 卵黄がペースト化されて、ゼラチンの添加の前または後に添加される、請求項9〜11のいずれか一項に記載の製造方法。

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