JP2014236263A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】音声出力によりセキュリティーを向上させる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
印刷データ取得部100は、画像形成の際に音声を出力させる音声出力設定310を含む印刷データ300を取得する。音声出力設定抽出部110は、印刷データ300から、音声出力設定310を抽出する。人確認部120は、音声出力設定310が抽出された場合、周囲に人がいることを確認する。音声出力部61は、人がいることが確認された場合、音声出力設定310に従って音声を出力する。画像形成部17は、音声が出力された場合、印刷データ300を画像形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に係り、特に音声出力が可能な画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来から、文書や画像を印刷可能な複合機(Multifunctional Peripheral, MFP)等の画像形成装置が存在する。
これらの画像形成装置では、文書を印刷して出力する以外にも、音声出力が可能なものが存在する。
ここで、特許文献1を参照すると、画像データと音声データとを含む合成データを受信する手段と、合成データに含まれる音声データを、合成データを受信した際に再生するか、ユーザーの指示を待って再生するかを示す再生方法を記憶する手段と、前記再生方法に従って音声データを再生する手段とを備えることを特徴とする画像形成装置が開示されている(以下、従来技術1とする。)。
従来技術1では、合成データに含まれる音声データを再生する際に、画像形成装置の設置場所等に起因して、機密の漏洩のおそれがない場合には合成データを受信した際に音声データを自動的に再生することができる。また、セキュリティー上の問題がある場合にはユーザが指示したときのみ音声データを再生することができる。従って、セキュリティーを保護しつつユーザの利便性を確保することができる。
特開2006−311093号公報
しかしながら、従来技術1は、機密文書を持ち出すような不正の目的があるユーザーは周囲に人がいないときでも、音声を再生せずに画像データを印刷可能であった。
このため、セキュリティー上の問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、上述の問題点を解消する画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明の画像形成装置は、画像形成の際に音声を出力させる音声出力設定を含む印刷データを取得する印刷データ取得手段と、該印刷データ取得手段により取得された印刷データから、前記音声出力設定を抽出する音声出力設定抽出手段と、該音声出力設定抽出手段により前記音声出力設定が抽出された場合、周囲に人がいることを確認する人確認手段と、該人確認手段により周囲に人がいることが確認された場合、前記音声出力設定に従って音声を出力する音声出力手段と、該音声出力手段により音声が出力された場合、前記印刷データを画像形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、周囲の音声データを入力する音声入力手段と、前記音声入力手段により入力された音声データからキーワードを認識する音声認識手段と、前記音声認識手段により認識されたキーワードが画像形成の中止の指示であった場合、前記画像形成手段による前記印刷データの出力を中止させる画像形成中止手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記音声出力手段は、記憶された音声出力許可否の設定が不許可であっても、前記音声出力設定抽出手段により前記音声出力設定が抽出された場合、前記音声出力設定に従って音声を出力することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記音声出力設定は、音声出力するためのメッセージと、ページ単位での音声出力回数の設定とを含み、前記音声出力手段は、前記メッセージを前記音声出力回数の設定に従って音声合成して音声出力することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記音声出力設定は、音声認識手段により認識されるキーワードを含むことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記人確認手段は、人の入退室を管理する入退管理装置により、周囲に人がいることを確認することを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、画像形成装置による画像形成方法において、画像形成の際に音声を出力させる音声出力設定を含む印刷データを取得し、取得された印刷データから、前記音声出力設定を抽出し、前記音声出力設定が抽出された場合、周囲に人がいることを確認し、周囲に人がいることが確認された場合、前記音声出力設定に従って音声を出力し、音声が出力された場合、前記印刷データを画像形成することを特徴とする。
本発明によれば、周囲に人がいることが確認された場合に音声を出力する音声出力設定を印刷データに含ませることで、機密文書を出力中であること等を周囲の人に知らせることができ、周囲の監視を促し、セキュリティーを向上させる画像形成装置を提供することができる。
本発明の画像形成装置及び端末の実施の形態に係るシステム構成図である。 図1に示す画像形成装置及び端末の制御構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の概略図である。 本発明の実施の形態に係る音声出力印刷処理のフローチャートである。 図4に示す音声出力印刷処理の印刷データの音声設定を行う画面例である。 図4に示す音声出力印刷処理の出力停止報知の画面例である。
<実施の形態>
〔画像形成装置1と端末2のシステム構成〕
まず、図1を参照して、画像形成装置1と端末2とにより構成される画像形成システムのシステム構成について説明する。
画像形成装置1は、画像処理部11、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部(給紙ローラー422、搬送ローラー44、排出ローラー45)、ネットワーク送受信部15、操作パネル部16、記憶部19、及び画像形成部17(画像形成手段)、人感センサー60、音声出力部61(音声出力手段)、音声入力部62(音声入力手段)、タイマー部64等が接続されている。各部は、制御部10によって動作制御される。
制御部10は、GPP(General Purpose Processor)、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Processor、特定用途向けプロセッサー)等の情報処理手段である。
制御部10は、記憶部19のROMやHDDに記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各手段として動作させられる。また、制御部10は、端末2や操作パネル部16から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
画像処理部11は、DSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)等の制御演算手段である。画像処理部11は、画像データに対して所定の画像処理を行う手段であり、例えば、拡大縮小処理、濃度調整、階調調整、画像改善処理等の各種画像処理を行う。画像処理部11は、原稿読取部12で読み取られた画像を、PDFやTIFF等のフォーマットのファイル単位に変換した上で、記憶部19に印刷データ300として記憶する。
原稿読取部12は、セットされた原稿を読み取る(スキャン)手段である。
原稿給送部13は、原稿読取部12で読み取られる原稿を搬送する手段である。
画像形成部17は、ユーザーの出力指示により、端末2から取得されたり、記憶部19に記憶されていたり、原稿読取部12で読み取られたりしたデータから記録紙への画像形成を行わせる手段である。
搬送部は、給紙カセット421(図3)から記録紙を搬送し、画像形成部17で画像形成させ、その後にスタックトレイ50へ搬送する。
なお、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部、画像形成部17の動作については後述する。
ネットワーク送受信部15は、ネットワーク5に接続するためのLANボードや無線送受信機等を含むネットワーク接続手段である。
ネットワーク送受信部15は、データ通信用の回線ではデータを送受信し、音声電話回線では音声信号を送受信する。
また、画像形成装置1は、ネットワーク送受信部15からネットワーク5を介して、端末2及び入出管理装置3と接続されている。
操作パネル部16は、LCD等の表示部と、テンキー、スタート、キャンセル、複写やFAX送信やスキャナー等の動作モードの切り換えのボタン、選択された文書の印刷や送信や保存や記録等に関するジョブの実行に係る指示を行うためのボタンやタッチパネル等の入力部とを備えている。
操作パネル部16は、ユーザーによる画像形成装置1の各種ジョブの指示を取得する。また、操作パネル部16から取得したユーザーの指示により、各ユーザーの情報を入力、変更することも可能である。
記憶部19は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体を用いた記憶手段である。
記憶部19は、印刷データ300、音声出力設定310(図2)等も記憶している。
また、記憶部19のROMやHDDには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。これに加えて、記憶部19は、ユーザーのアカウント設定も記憶している。このアカウント設定は、ユーザーID(Identification、ユーザー名)、パスワード、一般ユーザーと管理者等の種別等の権限情報、端末2のIPアドレス、メールアドレス等を含んでいてもよい。アカウント設定は、操作パネル部16や端末2からユーザーが入力した各種情報を用いて登録される。
また、記憶部19には、ユーザー毎の保存フォルダーの領域が含まれていてもよい。
人感センサー60は、数m以上の遠距離でも人等の温熱体の接近を感知可能な焦電センサや赤外線センサー等である。人感センサー60は、画像形成装置1の所定範囲内に人が近づいたことを検知する。人感センサー60は、画像形成装置1の周囲に人がいることが検出可能である。
なお、人感センサー60として、カメラ等の光学センサ、生体認証センサ、マイクロ波レーダー、レーザーセンサー、床面圧力センサー、超音波センサー等を用いて、ユーザーの接近を検知してもよい。
音声出力部61は、音声合成シンセサイザー、D/A(Digital to Analog)コンバータ、アンプ、スピーカー等を備えた音声出力のための手段である。音声出力部61の音声合成シンセサイザーは、音声出力設定310(図2)に含まれたメッセージ等の文字データ等を、設定された音声の種類及び音量で合成して出力する。この際、音声出力部61は、音声出力設定310に含まれたメッセージを、音声出力設定310に含まれた音声出力回数の設定に従って音声合成して音声出力する。このため、音声出力部61は、所定の音声波形データ等を含んでいる。また、音声出力部61は、WAVやMP3やAAC等の規格のサンプリング音声が印刷データ300に含まれている場合、これも出力可能である。さらに、音声出力部61は、ブザーを鳴らすことも可能である。また、音声出力部61は外部に接続されたフラッシュライト等(図示せず)を制御することも可能である。
音声入力部62は、マイクロフォン、A/D(Analog to Digital)コンバータ等を備えた音声入力のための手段である。音声入力部62は、画像形成装置1の例えば数十m以上の周囲の音声データを入力することが可能である。このため、音声入力部62のマイクロフォンは指向性があまりないように構成してもよい。また、音声入力部62は、人声をより取得しやすいようなフィルターを備えていてもよい。
タイマー部64は、リアルタイムタイマ等であり、画像形成装置1の置かれている場所について、就業時間内等の周囲に人がいる時間帯等を設定可能である。
また、タイマー部64は入出管理装置3の入退室管理と連動させて、人の出入り等の時間を管理するのに用いることも可能である。
なお、画像形成装置1において、制御部10及び画像処理部11は、GPU内蔵CPU等やチップ・オン・モジュールパッケージのように、一体的に形成されていてもよい。
また、制御部10及び画像処理部11は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
また、画像形成装置1は、ファクシミリの送受信を行うFAX送受信部を備えていてもよい。
端末2は、制御部20、I/O部23、入力部24、ネットワーク送受信部25、表示部26、記憶部29を備えている。
制御部20は、CPU、MPU、DSP、GPU、ASIC等である演算・制御能力を備えた制御手段である。制御部20は、記憶部29に記憶された制御プログラムを、ハードウェア資源を用いて実行することで、後述する機能ブロックの各手段として動作させられる。また、制御部20は、入力部24から入力された所定の指示情報に応じて、端末2の装置全体の制御を行う。
I/O部23は、各種周辺機器(ペリフェラル)に接続するための、DVI、アナログRGB、HDMI(登録商標)、USB、IEEE1394、シリアル、GPIO、パラレル、赤外線、無線等のインターフェイスを提供するチップセットや回路やコネクタ等を含む。I/O部23は、入力部24、ネットワーク送受信部25、及び表示部26と接続される。
入力部24は、各種設定やユーザー認証等の情報を入力するためのキーボードやマウスやタッチパネルやタッチパッド等の入力手段である。
ネットワーク送受信部25は、ネットワーク5に接続するための、例えば1000BASE−T/100BASE−TX等の規格のLANインターフェイスや無線LANインターフェイスや携帯電波送受信デバイス等である。端末2は、ネットワーク送受信部25を介して、印刷データ300(図2)、ログイン時のユーザーIDやパスワード等を送受信可能である。
ネットワーク送受信部25は、外部のハブやルータ等に接続されていてもよい。
表示部26は、LCDディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示手段である。表示部26は、アプリケーション・ソフトウェアによる描画や、画像形成装置1からの通知等について画面表示等が可能である。
記憶部29は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、SSD(Solid State Drive)等のフラッシュメモリーディスク、HDD(Hard Disk Drive)、磁気テープ装置、光ディスク装置等の記憶手段である。記憶部29は、端末2を画像形成装置1の端末として機能させるための各種プログラムと印刷データ300(図2)を記憶している。
また、記憶部29は、GUI(Graphical User Interface)を備えたOS(Operating System)、ワードプロセッサー、表計算ソフト、描画ソフト、WWWブラウザー、電子メーラ等のアプリケーション・ソフトウェア、その他のプログラムやデータ等も記憶している。これらのプログラムやデータは、制御部20が読み出して実行したり、書き込んだりすることが可能である。つまり、記憶部29は、印刷データ作成部200(図2)にて作成された印刷データ300を一旦、記憶することも可能である。
入出管理装置3は、人の入退室を管理するための入退室管理システム等である。入出管理装置3は、ICカードや防犯カメラ等により、画像形成装置1が載置されたフロアへの入退室を管理する。入出管理装置3は、画像形成装置1からのリクエスト(要求)により現在、管理しているフロアに人が何人いるかを送信可能である。
〔画像形成装置1及び端末2の機能構成〕
ここで、図2を参照し、画像形成装置1及び端末2の機能構成について説明する。
画像形成装置1は、印刷データ取得部100(印刷データ取得手段)、音声出力設定抽出部110(音声出力設定抽出手段)、人確認部120(人確認手段)、音声認識部130(音声認識手段)、画像形成中止部140(画像形成中止手段)を備えている。
端末2は、印刷データ作成部200を備えている。
また、画像形成装置1及び端末2の間では、印刷データ300が送受信される。
印刷データ取得部100は、画像形成の際に音声を出力させる音声出力設定310を含む印刷データ300を、端末2や外部に接続された記録媒体(図示せず)から取得する。印刷データ取得部100は、この他にも、プログラム全体の制御を行い、ユーザーIDやパスワードを取得してユーザー認証等を行うことも可能である。
音声出力設定抽出部110は、印刷データ取得部100により取得された印刷データ300から、音声出力設定310を抽出する。音声出力設定抽出部110は、PDLのパーサ等により、メタデータである音声出力設定310のデータ塊を取得して、これにアクセスする。なお、機密データ等でなく、印刷データ300に音声出力設定310が含まれていない場合には、音声出力設定抽出部110は、その旨を出力する。
人確認部120は、音声出力設定抽出部110により音声出力設定310が抽出された場合、周囲に人がいることを確認する。人確認部120は、ネットワーク5に接続された入出管理装置3のICカードや防犯カメラ等からのカメラ認証、人感センサー60からのデータ、タイマー部64による就業時間等により、この確認を行う。
音声認識部130は、音声入力部62により入力された音声データから、音声出力設定310に設定されたキーワードを認識する。音声認識部130は、例えば、隠れマルコフモデルやカーネルマシン等を備えて、人の音声から単語等を認識する。この単語としては造語や特殊なフレーズ等も認識可能である。
また、音声認識部130は、音声入力部62により入力された音声データから、人の声を認識し、周囲に人がいることを確認する人確認手段として機能させてもよい。また、音声認識部130は、所定の笛の音等をキーワードとして認識させてもよい。
画像形成中止部140は、音声認識部130により認識されたキーワードが画像形成の中止の指示であった場合には、画像形成部17による印刷データ300の出力を中止させる。
印刷データ作成部200は、図示しないアプリケーション・ソフトウェア等からの指示により、画像形成装置1用のPS(Postscript(登録商標))形式等のPDL(Page Description Language)データ等として印刷データ300を作成し、画像形成装置1へ送信する。
なお、画像形成装置1において、原稿読取部12や外部記録媒体から、直接、印刷データ300を取得するような構成であってもよい。
印刷データ300は、印刷データ作成部200により作成され、文字データ、画像データ、及びその他のデータであるデータ本体と、印刷されないメタデータ等の形式の音声出力設定310とを含んでいる。
印刷データ300は、端末2や他の端末(図示せず)から送信されたPDLデータであってもよい。印刷データ300は、作成したユーザー(以下、「本人」という。)のユーザーIDを含めていてもよい。
また、印刷データ300は、ユーザーが画像形成装置1に接続した記録媒体から読み込まれた文書データや画像データ等であってもよい。
また、印刷データ300は、原稿読取部12で読み取られ画像処理部11で画像処理された画像データであってもよい。この場合、印刷データ300は、RGBカラーやモノクロやグレースケールのビットマップ画像のファイルや、ランレングスやLZW等で軽度に圧縮されたファイル等となる。この場合、印刷データ300は、画像処理部11や制御部10で既にPDFやTIFF等の形式に変換されたデータであってもよい。
音声出力設定310は、音声出力又はフラッシュライト等の制御設定、音声出力するためのメッセージ、ページ単位での音声出力回数の設定、ユーザー認証用パスワード、音声認識部130により認識されるキーワード等を含むメタデータ等である。音声出力設定310は、メッセージとして音声合成のための文字データや音素片指定データ等を含んでいる。また、音声出力設定310は、サンプリングされたWAVやMP3やAAC音声等のエンコードされたバイナリー(binary)データについて含んでいてもよい。
音声出力許可否設定320は、音声出力許可否の設定である。通常、画像形成装置1で音声出力が可能であっても、オフィス使用の際には音声出力は不許可になっていることがある。このように音声出力許可否設定320が不許可と設定されている場合でも、音声出力部61は、音声出力設定抽出部110により音声出力設定310が抽出された場合、音声出力設定310に従った音声出力を行うことが可能である。
ここで、画像形成装置1の制御部10は、記憶部19に記憶された制御プログラムを実行することで、印刷データ取得部100、音声出力設定抽出部110、人確認部120、音声認識部130、画像形成中止部140として機能する。
また、画像形成装置1の記憶部19は、音声出力設定310を記憶する音声出力設定記憶手段として機能する。また、記憶部19は、印刷データ300を記憶する印刷データ記憶手段として機能する。また、記憶部19は、音声出力許可否設定320を記憶する音声出力許可否設定記憶手段として機能する。
また、端末2の制御部20は、記憶部29に記憶された制御プログラムを実行することで、印刷データ作成部200として機能する。
また、端末2の記憶部29は、印刷データ300を記憶する印刷データ記憶手段として機能する。
また、上述の画像形成装置1の各部は、本発明の画像形成方法を実行するハードウェア資源となる。
〔画像形成装置1の動作〕
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の動作について説明する。
原稿読取部12は、本体部14の上部に配設され、原稿給送部13は、原稿読取部12の上部に配設されている。スタックトレイ50は、本体部14の形成された記録紙の排出口41側に配設され、また、操作パネル部16は、画像形成装置1のフロント側に配設されている。
原稿読取部12は、スキャナー12aと、プラテンガラス12bと、原稿読取スリット12cとを備えている。スキャナー12aは、露光ランプ、及びCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像センサー等から構成され、原稿給送部13による原稿の搬送方向に移動可能に構成されている。
プラテンガラス12bは、ガラス等の透明部材により構成された原稿台である。原稿読取スリット12cは、原稿給送部13による原稿の搬送方向と直交方向に形成されたスリットを有する。
プラテンガラス12bに載置された原稿を読み取る場合には、スキャナー12aは、プラテンガラス12bに対向する位置に移動され、プラテンガラス12bに載置された原稿を走査しながら原稿を読み取って画像データを取得して、取得した画像データを本体部14に出力する。
また、原稿給送部13により搬送された原稿を読み取る場合には、スキャナー12aは、原稿読取スリット12cと対向する位置に移動され、原稿読取スリット12cを介し、原稿給送部13による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部14に出力する。
原稿給送部13は、原稿載置部13aと、原稿排出部13bと、原稿搬送機構13cとを備えている。原稿載置部13aに載置された原稿は、原稿搬送機構13cによって、1枚ずつ順に繰り出されて原稿読取スリット12cに対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部13bに排出される。
なお、原稿給送部13は、可倒式に構成され、原稿給送部13を上方に持ち上げることで、プラテンガラス12bの上面を開放させることができる。
本体部14は、画像形成部17を備えると共に、給紙部42と、用紙搬送路43と、搬送ローラー44と、排出ローラー45とを備えている。給紙部42は、それぞれサイズ又は向きが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット421と、給紙カセット421から記録紙を1枚ずつ用紙搬送路43に繰り出す給紙ローラー422とを備えている。給紙ローラー422、搬送ローラー44、及び排出ローラー45は、搬送部として機能する。記録紙は、この搬送部により搬送される。
給紙ローラー422によって用紙搬送路43に繰り出された記録紙は、搬送ローラー44によって画像形成部17に搬送される。そして、画像形成部17によって記録が施された記録紙は、排出ローラー45によってスタックトレイ50に排出される。
画像形成部17は、感光体ドラム17aと、露光部17bと、現像部17cと、転写部17dと、定着部17eとを備えている。露光部17bは、レーザー装置やミラーやレンズやLEDアレイ等を備えた光学ユニットであり、画像データに基づいて光等を出力して感光体ドラム17aを露光し、感光体ドラム17aの表面に静電潜像を形成する。現像部17cは、トナーを用いて感光体ドラム17aに形成された静電潜像を現像する現像ユニットであり、静電潜像に基づいたトナー像を感光体ドラム17a上に形成させる。転写部17dは、現像部17cによって感光体ドラム17a上に形成されたトナー像を記録紙に転写させる。定着部17eは、転写部17dによってトナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる。
〔画像形成装置1による音声出力印刷処理〕
次に、図4〜図6を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1による音声出力印刷処理の説明を行う。
音声出力印刷処理では、主に制御部10が、記憶部19に記憶されたプログラムを、各部と協働し、ハードウェア資源を用いて実行する。
以下で、図4のフローチャートを参照し音声出力印刷処理の概要をステップ毎に説明する。
(ステップS101)
まず、制御部10は、印刷データ取得部100を用いて印刷データ取得処理を行う。
端末2で実行されるアプリケーション・ソフトウェアの指示により印刷データ作成部200にて印刷データ300が作成されて送信され、又は他の端末(図示せず)等から印刷データ300が送信された場合、制御部10は、これを取得する。制御部10は、取得した印刷データ300を、一旦、一次データとして記憶部19に保存する。
この印刷データ300が機密文書等であった場合には、音声出力設定310が含まれている。
ここで、図5を参照して、端末2の印刷データ作成部200で印刷データ300が作成される際に、音声出力設定310を含めるための設定を行う画面例500について説明する。
表示欄600は、音声出力をするかしないかの選択をするための欄である。また、表示欄600は、外部のフラッシュライトの制御等についても設定できる。また、表示欄600において、音量、男性や女性等の音声の種類や音質等についても設定可能である。
表示欄610は、音声出力のメッセージの設定を行う欄である。自由にメッセージを設定可能である。また、表示欄610は、ユーザーの名前や文書の種類やウェブページのURLといった情報を指定するためのメタデータも使用することが可能である。
表示欄620は、音声出力する回数の設定を行う欄である。表示欄620は、一枚単位の出力に対応した回数を設定可能である。図5の例のように、「1回」を選択すると一枚目の出力時のみ音声出力する。「毎回」を選択すると一枚出力する毎に音声出力する。また、任意の回数を選択すると、一枚目から任意枚目までの出力時に音声出力することが可能である。さらに、「ページ指定」により、ページ番号で音声出力するページ範囲を指定するような設定も可能である。
表示欄630は、印刷データ300に付加されるパスワードや、この音声出力設定310の設定を許可するためのパスワード等の設定を行う欄である。このように、パスワードを設定することで、設定内容を容易に変更できなくなり、セキュリティーが向上する。
表示欄640は、出力を停止するためのキーワードを設定する欄である。設定されたキーワードは、印刷データ300毎に異ならせても、画像形成装置1のデフォルト(規定)の設定としてもよい。なお、このキーワードは、操作パネル部16により設定を行い、画像形成装置1の記憶部19に保存することも可能である。
「OK」のボタン700は、全ての設定が終わった際に、押下するボタンである。このボタンにより、設定が確定されて印刷データ300に音声出力設定310が付加され又は変更される。
「キャンセル」のボタン710は、設定をキャンセルするボタンである。このボタンにより、印刷データ300に音声出力設定310を付加しないか、元のままとする。
これらの設定は、端末2の入力部24と表示部26とを用いて、記憶部29に記憶されたOSのGUI等を用いて、制御部20が印刷データ作成部200により行うことが可能である。
なお、端末2の印刷データ作成部200で印刷データ300に音声出力設定310を設定した場合、送信先として、音声出力機能の付いていない画像形成装置は選択できなくなるように構成してもよい。
また、制御部10は、画像形成装置1に接続されたフラッシュメモリーカード等の記録媒体やユーザーの保存フォルダー等に既に存在する印刷データ300を取得し、記憶部19に一旦、一次データとして記憶してもよい。また、制御部10は、端末2や他の端末の保存フォルダー(図示せず)に存在する印刷データ300を取得し、記憶部19に一次データとして記憶してもよい。
また、制御部10は、他の画像形成装置1や他のサーバー(図示せず)から印刷データ300を取得し、又はファクシミリ受信した原稿等を印刷データ300として取得してもよい。
また、制御部10は、ユーザーがセットした原稿を原稿読取部12で読み取らせ、読み取った原稿の画像データを印刷データ300として記憶部19に保存してもよい。
なお、画像形成装置1の記憶部19に記憶された印刷データ300についても、操作パネル部16から音声出力設定310を付加し、設定変更することが可能である。この際には、ユーザーのアカウント設定のパスワードで認証した上で、図5の表示欄630で設定したパスワードを入力する必要があってもよい。
(ステップS102)
次に、制御部10は、音声出力設定抽出部110を用いて、音声出力設定抽出処理を行う。
制御部10は、記憶部19に一旦、記憶された印刷データ300から、パーサ等を用いて、音声出力設定310が存在する場合にはこれを抽出する。また、印刷データ300が機密データ等であり、パスワードを設定されている場合には、記憶部19に記憶された秘密鍵等で復号化する。
また、制御部10は、印刷データ300にメタデータ等として含まれる印刷データ300の作成者のユーザーID等を取得する。
(ステップS103)
次に、制御部10は、印刷データ取得部100を用いてパスワード認証処理を行う。
制御部10は、印刷データ300にパスワードが設定されていた場合、操作パネル部16により印刷データ300の作成者のユーザー(以下、「本人」という。)の認証を行わせる。また、制御部10は、図示しないICカードリーダーにより認証しても、入出管理装置3により認証を行ってもよい。これにより、画像形成装置1の周囲にユーザーがいることが確認可能となる。
なお、印刷データ300の画像形成時に、ユーザーが端末2の側にいて指示するような構成であってもよい。
(ステップS104)
次に、制御部10は、音声出力設定抽出部110により、印刷データ300に音声出力設定310が含まれているか否かを判定する。制御部10は、印刷データ300から音声出力設定310が抽出された場合には、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS105に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS107に進める。
(ステップS105)
印刷データ300に音声出力設定310が含まれていた場合、制御部10は、人確認部120により、本人以外の人が周囲にいるか否かを判定する。
制御部10は、画像形成装置1の周囲に本人以外の人がいることを確認する。この際、制御部10は、入出管理装置3のICカードや防犯カメラ等による認証により、本人以外の人が周囲にいると判断する。また、制御部10は、人感センサー60により二人以上の人を検知した場合、本人以外の人が周囲にいると判断してもよい。また、制御部10は、タイマー部64による時間制限等により就業時間内は人がいる等として、周囲にいると判断してもよい。
なお、制御部10は、画像形成装置1から離れたところに他の人がいる場合は、複数人いないものと判断してもよい。
また、本人が端末2の側におり、画像形成装置1の周囲に他の人がいた場合には、本人以外の人が周囲にいると判断してもよい。
また、制御部10は、音声認識部130により、周囲に人がいるか否かを判断することも可能である。この場合、音声認識部130により、FFT等により、暗騒音レベルや人の声の周波数成分を検出し、又は声紋分析等により本人以外の周囲の人の数を把握してもよい。
また、上述の複数の手段を組み合わせて、周囲に人がいるか否かを判断してもよい。
制御部10は、上述の確認により、画像形成装置1の周囲に、本人以外の人がいたと判断した場合には、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS106に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS111に進める。
(ステップS106)
周囲に人がいることが確認された場合、制御部10は、音声出力部61を用いて、音声出力処理を行う。
制御部10は、音声出力部61の音声合成シンセサイザーに、音声出力設定310の音声出力するためのメッセージを音声合成させる。
この際、制御部10は、音声出力設定310の音声出力する回数の設定に従って、印刷データ300のPDL等のページ毎に、音声合成させるか否かを判断する。
また、制御部10は、記憶部19の音声出力許可否設定320を参照して、画像形成装置1の音声出力の許可/不許可に関係なく、強制的に音声出力させる。
(ステップS107)
ここで、制御部10は、画像形成部17を用いて、画像形成処理を行う。
画像形成部17は、周囲に本人以外の人がいることが確認され、音声出力部61による音声出力が行われた場合は、画像形成を行う。
また、制御部10は、そもそも音声出力設定310が含まれていないページの場合も印刷データ300を画像形成部17に画像形成させる。
また、制御部10は、音声出力設定310の回数の設定の判断により、音声出力がされないページについては、画像形成部17に画像形成させる。
(ステップS108)
次に、制御部10は、音声認識部130により、キーワード認識処理を行う。
制御部10は、音声入力部62から入力した音声データからキーワードを認識する。
なお、制御部10は、音声出力設定310が設定されていない、印刷データ300については、このキーワード認識を行わなくてもよい。
また、制御部10は、出力の停止以外のキーワードを認識して、そのキーワードに対応した処理を行ってもよい。
なお、音声出力を聞いた周囲の人は、出力されてはいけないファイルが出力されている時に、出力を停止する、つまり画像形成の中止の指示のためのキーワードを発声する。このキーワードは、周囲の人には周知の状態であってもよい。
(ステップS109)
次に、制御部10は、音声認識部130によりキーワードが認識され、このキーワードが画像形成の中止の指示であったか否かを判定する。
Yes、つまり画像形成の中止の指示であった場合、制御部10は、処理をステップS112に進める。
Noの場合、つまり画像形成の中止の指示でなかった場合、制御部10は、処理をステップS110に進める。
(ステップS110)
次に、制御部10は、印刷データ取得部100により、印刷データ300の全てのページ出力されたか否かを判定する。制御部10は、の場合にはYesと判定する。制御部10は、それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、音声出力印刷処理を終了する。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS103に戻して、印刷データ300の次のページについての処理を続ける。
(ステップS111)
ここで、本人以外の人が周囲にいなかった場合、制御部10は、画像形成中止部140を用いて、出力停止報知処理を行う。
図6の画面例501を参照すると、制御部10は、操作パネル部16の表示部や端末2に「近くに他の人がきたら出力可能になります」等のメッセージを表示欄650に表示させる。この上で、制御部10は、操作パネル部16や端末2に「出力中止」のボタン720を表示する。制御部10は、このボタン720の押下を検知した場合、又は所定時間経過しても周囲に人がいなかった場合、処理をステップS112に進める。
(ステップS112)
ここで、制御部10は、画像形成中止部140を用いて、画像形成中止処理を行う。
制御部10は、所定時間経過しても周囲に人がいなかった場合、又は中止のキーワードを認識した場合、画像形成部17に印刷データ300の画像形成を中止させる。すると、出力を停止するまでの用紙がスタックトレイ50上に排出された状態で、印刷データ300の次のジョブを出力することが可能となる。
この際、音声出力設定310がされた文書は、通常、機密情報の文書のため、適切な処理をするように操作パネル部16や端末2に表示する。また、制御部10は、印刷データ300を作成したユーザーに電子メールにて通知することも可能である。
以上により、本発明の実施の形態に係る音声出力印刷処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、画像形成の際に音声を出力させる音声出力設定310を含む印刷データ300を取得する印刷データ取得部100と、印刷データ取得部100により取得された印刷データ300から、音声出力設定310を抽出する音声出力設定抽出部110と、音声出力設定抽出部110により音声出力設定310が抽出された場合、周囲に人がいることを確認する人確認部120と、人確認部120により周囲に人がいることが確認された場合、音声出力設定310に従って音声を出力する音声出力部61と、音声出力部61により音声が出力された場合、印刷データ300を画像形成する画像形成部17とを備えることを特徴とする。
このように構成することで、本実施形態の画像形成装置1は、周囲に印刷データ300を作成したユーザー以外の人がいる状態の時のみ出力可能である。つまり、他人がいない状態での出力はできない。このため、周囲の監視を促し、周囲の人に不正な機密文書の印刷等を気づかれやすくし、セキュリティーを向上させることができる。
つまり、印刷データ300に設定された音声出力設定310に従い、ファイルの出力時に画像形成装置1から音声にて周囲に通知することで、印刷時のリアルタイム(実時間)で出力したユーザーが注目され、セキュリティーが確保される。
また、従来技術1では、機密文書等を印刷する際に、印刷出力時に出力内容について音声で通知されるため、この通知が聞き取れる範囲に人がいた場合に情報漏洩がおこる危険性があり、セキュリティー上の問題があった。
これに対して、本実施形態の画像形成装置1は、逆に、印刷データの内容自体ではなく機密文書を出力中であること自体を周囲の人に知らせることで、セキュリティー効果を上げることが可能となる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、周囲の音声データを入力する音声入力部62と、音声入力部62により入力された音声データからキーワードを認識する音声認識部130と、音声認識部130により認識されたキーワードが画像形成の中止の指示であった場合、画像形成部17による印刷データ300の出力を中止させる画像形成中止部140とを備えることを特徴とする。
このように構成することで、周囲の人の監視により、不正なデータの出力を停止させることが可能となり、セキュリティーが向上する。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、音声出力部61は、記憶された音声出力許可否設定320の設定が不許可であっても、音声出力設定抽出部110により音声出力設定310が抽出された場合、音声出力設定310に従って音声出力部61から音声を出力することを特徴とする。
このように構成することで、音声出力設定310が含まれる印刷データについては、確実に音声出力ができる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、音声出力設定310は、音声出力するためのメッセージと、ページ単位での音声出力回数の設定とを含み、音声出力部61は、メッセージを音声出力回数の設定に従って音声合成して音声出力することを特徴とする。
このように構成することで、音声出力回数の設定に従って音声合成することで、周囲の人に全てのページについていちいち音声出力で通知する必要がなくなり、周囲の人の不快感を抑え、利便性が高まる。また、逆に、重要なデータの場合は確実に注目させることができ、セキュリティーを高められる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、音声出力設定310が、音声認識部130により認識されるキーワードを含むことを特徴とする。
これにより、緊急停止のためのキーワードを印刷データ300毎に変更でき、セキュリティーを向上させられる。
以上をまとめると、本実施形態の画像形成装置1は、
・ファイルに音声出力設定ができる
・出力メッセージの設定ができる
・音声出力する回数が設定できる
・緊急の出力停止のための音声認識キーワードの設定ができる
という特徴を備えている。
なお、本発明の端末2については、PCやスマートフォン等の端末のドライバ(Driver Software)や専用アプリ(Application Software)により実現されてもよい。
また、本発明は、画像形成装置以外の情報処理装置にも適用できる。つまり、ネットワークスキャナ、スキャナーをUSB等で別途接続したサーバー等を用いる構成であってもよい。
また、人確認部120による周囲の確認のために、他のセンサー等による情報を用いてもよい。たとえば、画像形成装置1自体にカメラを備え、顔認識等により周囲に人がいることを検出してもよい。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
1 画像形成装置
2 端末
3 入出管理装置
5 ネットワーク
10、20 制御部
11 画像処理部
12 原稿読取部
12a スキャナー
12b プラテンガラス
12c 原稿読取スリット
13 原稿給送部
13a 原稿載置部
13b 原稿排出部
13c 原稿搬送機構
14 本体部
15、25 ネットワーク送受信部
16 操作パネル部
17 画像形成部
17a 感光体ドラム
17b 露光部
17c 現像部
17d 転写部
17e 定着部
19、29 記憶部
23 I/O部
24 入力部
26 表示部
41 排出口
42 給紙部
43 用紙搬送路
44 搬送ローラー
45 排出ローラー
50 スタックトレイ
60 人感センサー
61 音声出力部
62 音声入力部
64 タイマー部
100 印刷データ取得部
110 音声出力設定抽出部
120 人確認部
130 音声認識部
140 画像形成中止部
200 印刷データ作成部
300 印刷データ
310 音声出力設定
320 音声出力許可否設定
421 給紙カセット
422 給紙ローラー
500、501 画面例
600、610、620、630、640、650 表示欄
700、710、720 ボタン

Claims (7)

  1. 画像形成の際に音声を出力させる音声出力設定を含む印刷データを取得する印刷データ取得手段と、
    該印刷データ取得手段により取得された印刷データから、前記音声出力設定を抽出する音声出力設定抽出手段と、
    該音声出力設定抽出手段により前記音声出力設定が抽出された場合、周囲に人がいることを確認する人確認手段と、
    該人確認手段により周囲に人がいることが確認された場合、前記音声出力設定に従って音声を出力する音声出力手段と、
    該音声出力手段により音声が出力された場合、前記印刷データを画像形成する画像形成手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 周囲の音声データを入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段により入力された音声データからキーワードを認識する音声認識手段と、
    前記音声認識手段により認識されたキーワードが画像形成の中止の指示であった場合、前記画像形成手段による前記印刷データの出力を中止させる画像形成中止手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記音声出力手段は、
    記憶された音声出力許可否の設定が不許可であっても、前記音声出力設定抽出手段により前記音声出力設定が抽出された場合、前記音声出力設定に従って音声を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記音声出力設定は、音声出力するためのメッセージと、ページ単位での音声出力回数の設定とを含み、
    前記音声出力手段は、前記メッセージを前記音声出力回数の設定に従って音声合成して音声出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記音声出力設定は、音声認識手段により認識されるキーワードを含む
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記人確認手段は、人の入退室を管理する入退管理装置により、周囲に人がいることを確認する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置による画像形成方法において、
    画像形成の際に音声を出力させる音声出力設定を含む印刷データを取得し、
    取得された印刷データから、前記音声出力設定を抽出し、
    前記音声出力設定が抽出された場合、周囲に人がいることを確認し、
    周囲に人がいることが確認された場合、前記音声出力設定に従って音声を出力し、
    音声が出力された場合、前記印刷データを画像形成する
    ことを特徴とする画像形成方法。
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