JP6022417B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に係り、特に印刷された記録紙の取り忘れを検知する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来から、文書や画像を印刷可能な複合機(Multifunctional Peripheral, MFP)等の画像形成装置が存在する。
これらの画像形成装置は、複数のユーザーが使用することがあり、印刷された記録紙の取り忘れが問題となることがある。
ここで、特許文献1を参照すると、記録紙が排紙されてから一定時間の間に取り除かれなかった場合に、出力指示を行ったユーザーと取り忘れ回数とを対応付けて取り忘れユーザーリスト領域に記憶させ、取り忘れユーザーリスト領域に記憶されているユーザーの取り忘れ回数が所定回数に達した場合には、当該ユーザーを常習者リスト領域に記憶させ、常習者リスト領域に記憶されているユーザーが出力指示を行った場合には、警告手段により、取り忘れ防止を警告する警告メッセージをユーザー端末の表示部に表示させ、警告したにもかかわらず、再度取り忘れをしたユーザーについては、出力拒否ユーザーリスト領域に記憶させ、画像形成手段による画像形成を拒否する画像形成装置が開示されている(以下、従来技術1とする。)。
従来技術1では、取り忘れをよく行うユーザーを常習者として警告し、最終的には出力を拒否することで、取り忘れを防止する。
特開2007−171254号公報
しかしながら、従来技術1のように、最終的に出力拒否になったユーザーが出力したい場合には、管理者に出力拒否ユーザーリストから削除してもらう必要があり、再度出力可能になるまで手間と時間とがかかっていた。
結果として、出力拒否となったユーザーは、すぐに印刷を行うことができず、利便性が損なわれていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、上述の問題点を解消する画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明の画像形成装置は、ユーザーの出力指示により、印刷データの画像形成を行わせる画像形成手段と、該画像形成手段により画像形成された記録紙が取り忘れられたか否かを検知する取り忘れ検知手段と、該取り忘れ検知手段により前記記録紙が取り忘れられたことが検知された場合、前記ユーザーの取り忘れ回数を増加させる取り忘れ回数カウント手段と、該取り忘れ回数カウント手段により増加された前記ユーザーの取り忘れ回数が第1の所定値以上の場合には、前記ユーザーを規制ユーザーに設定する規制レベルの設定をし、前記印刷データを前記画像形成手段により画像形成させず規制ユーザー用保存領域に保存させ、前記ユーザーの取り忘れ回数が第1の所定値未満の場合には、前記印刷データを前記画像形成手段により画像形成させる取り忘れユーザー印刷規制手段と、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値以上に達した場合に、前記取り忘れユーザー印刷規制手段により、以降、前記ユーザーの前記印刷データが直接印刷されず、前記規制ユーザー用保存領域に前記印刷データが保存されることを通知する規制ユーザー通知手段とを備え、前記取り忘れユーザー印刷規制手段は、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値以上に達した後、前記取り忘れ検知手段により更に前記記録紙が取り忘れられたことが検知された場合、前記取り忘れ回数カウント手段により前記ユーザーの取り忘れ回数を増加させる値を増加させ、前記記録紙の取り忘れ回数が第2の所定値、第3の所定値、及び第4の所定値以上になった際に、段階的に更なる前記規制レベルを設定し、前記取り忘れ回数カウント手段は、前記取り忘れ検知手段により前記記録紙が取り忘れられなかったことが検知された場合、前記ユーザーの取り忘れ回数を減少させ、前記取り忘れユーザー印刷規制手段は、前記ユーザーが前記記録紙を取り除いたことにより、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値未満になった場合、各前記規制レベルの設定を削除することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第2の所定値以上の場合には、所定期間、再度の出力指示が行われないと、前記規制ユーザー用保存領域に保存された前記印刷データを削除する印刷データ削除手段を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第3の所定値以上の場合には、前記規制ユーザー用保存領域に保存された前記印刷データについて、所定の認証が行われなければ前記画像形成手段による画像形成をさせないように設定する規制ユーザー設定手段を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記規制ユーザー設定手段は、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第4の所定値以上の場合には、前記ユーザーの前記印刷データのジョブ数又はデータサイズを制限することを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、画像形成装置により実行される画像形成方法において、ユーザーの出力指示により、印刷データの画像形成を行い、画像形成された記録紙が取り忘れられたか否かを検知し、前記記録紙が取り忘れられたことを検知した場合、前記ユーザーの取り忘れ回数を増加させ、前記ユーザーの取り忘れ回数が第1の所定値以上に達した場合に、前記ユーザーを規制ユーザーに設定する規制レベルの設定をし、以降、前記ユーザーの前記印刷データが直接印刷されず、規制ユーザー用保存領域に前記印刷データが保存されることを通知し、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値以上の場合には、前記印刷データを画像形成させず前記規制ユーザー用保存領域に保存し、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値未満の場合には、前記印刷データを画像形成し、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値以上に達した後、更に前記記録紙が取り忘れられたことが検知された場合、前記ユーザーの取り忘れ回数を増加させる値を増加させ、前記記録紙の取り忘れ回数が第2の所定値、第3の所定値、及び第4の所定値以上になった際に、段階的に更なる前記規制レベルを設定し、前記記録紙が取り忘れられなかったことが検知された場合、前記ユーザーの取り忘れ回数を減少させ、前記ユーザーが前記記録紙を取り除いたことにより、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値未満になった場合、各前記規制レベルの設定を削除することを特徴とする。
本発明によれば、取り忘れ回数が多いユーザーの場合には、印刷データを画像形成させず、一旦、規制ユーザー用保存領域に保存するものの、ユーザー自身で再度の出力指示が可能なため、利便性が高い画像形成装置を提供することができる。
本発明の画像形成装置及び端末の実施の形態に係るシステム構成図である。 図1に示す画像形成装置及び端末の制御構成を示すブロック図である。 図1に示す画像形成装置の概略図である。 本発明の実施の形態に係る取り忘れユーザー規制処理のフローチャートである。 図4に示す規制ユーザー通知処理の画面例である。 本発明の実施の形態に係る保存印刷データ再出力処理のフローチャートである。 図6に示すユーザー認証処理の画面例である。
<実施の形態>
〔画像形成装置1と端末2のシステム構成〕
まず、図1を参照して、画像形成装置1と端末2とにより構成される画像形成システムのシステム構成について説明する。
画像形成装置1は、画像処理部10、各種センサー群11、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部(給紙ローラー422、搬送ローラー44、排出ローラー45)、ネットワーク送受信部15、操作パネル部16、画像形成部17(画像形成手段)、及び記憶部19等が接続されている。各部は、制御部18によって動作制御される。
画像処理部10は、DSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)等の制御演算手段である。画像処理部10は、画像データに対して所定の画像処理を行う手段であり、例えば、拡大縮小処理、濃度調整、階調調整、画像改善処理等の各種画像処理を行う。画像処理部10は、原稿読取部12で読み取られた画像を、PDFやTIFF等のフォーマットのファイル単位に変換した上で、記憶部19に印刷データ300として記憶する。
各種センサー群11は、赤外線センサー、レーザーセンサー、圧力センサー、超音波センサー、温度センサー等のセンサーであり、画像形成装置1の各部の状態を判断する。
各種センサー群11は、スタックトレイ50(図3)への記録紙の載置を検知することが可能である。
原稿読取部12は、セットされた原稿を読み取る(スキャン)手段である。
原稿給送部13は、原稿読取部12で読み取られる原稿を搬送する手段である。
画像形成部17は、ユーザーの出力指示により、端末2から取得されたり、記憶部19に記憶されていたり、原稿読取部12で読み取られたりしたデータから記録紙への画像形成を行わせる手段である。
搬送部は、給紙カセット421(図3)から記録紙を搬送し、画像形成部17で画像形成させ、その後にスタックトレイ50へ搬送する。
なお、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部、画像形成部17の動作については後述する。
ネットワーク送受信部15は、ネットワーク5に接続するためのLANボードや無線送受信機等を含むネットワーク接続手段である。
ネットワーク送受信部15は、データ通信用の回線ではデータを送受信し、音声電話回線では音声信号を送受信する。
また、画像形成装置1は、ネットワーク送受信部15を介して、端末2と接続されている。
操作パネル部16は、LCD等の表示部と、テンキー、スタート、キャンセル、複写やFAX送信やスキャナー等の動作モードの切り換えのボタン、選択された文書の印刷や送信や保存や記録等に関するジョブの実行に係る指示を行うためのボタンやタッチパネル等の入力部とを備えている。
操作パネル部16は、ユーザーによる画像形成装置1の各種ジョブの指示を取得する。また、操作パネル部16から取得したユーザーの指示により、各ユーザーの情報を入力、変更することも可能である。
制御部18は、GPP(General Purpose Processor)、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Processor、特定用途向けプロセッサー)等の情報処理手段である。
制御部18は、記憶部19のROMやHDDに記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各手段として動作させられる。また、制御部18は、端末2や操作パネル部16から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
記憶部19は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体を用いた記憶手段である。
記憶部19のROMやHDDには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。また、記憶部19は、ユーザー毎の記録紙の取り忘れ回数を含むアカウント設定、原稿読取部12によってスキャンされた画像データ、画像処理部10で画像処理された画像データ、ユーザーの端末から送信された印刷文書のデータ、記録媒体から読み出された各種ファイル、サムネイル画像のデータ等も記憶している。
また、記憶部19には、ユーザー毎の保存フォルダーの領域、後述する規制ユーザー用保存領域が含まれている。
なお、画像形成装置1において、制御部18及び画像処理部10は、GPU内蔵CPU等やチップ・オン・モジュールパッケージのように、一体的に形成されていてもよい。
また、制御部18及び画像処理部10は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
また、画像形成装置1は、ファクシミリの送受信を行うFAX送受信部を備えていてもよい。
端末2は、I/O部23、入力部24、ネットワーク送受信部25、表示部26、制御部28、記憶部29を備えている。
I/O部23は、各種周辺機器(ペリフェラル)に接続するための、DVI、アナログRGB、HDMI(登録商標)、USB、IEEE1394、シリアル、GPIO、パラレル、赤外線、無線等のインターフェイスを提供するチップセットや回路やコネクタ等を含む手段である。I/O部23は、入力部24、ネットワーク送受信部25、及び表示部26と接続される。
入力部24は、各種設定やユーザー認証等の情報を入力するためのキーボードやマウスやタッチパネルやタッチパッド等の入力部位である。
ネットワーク送受信部25は、ネットワーク5に接続するための、例えば1000BASE−T/100BASE−TX等の規格のLANインターフェイスや無線LANインターフェイスや携帯電波送受信デバイス等である。端末2は、ネットワーク送受信部25を介して、印刷データ300(図3)、ログイン時のユーザーIDやパスワード等を送受信可能である。
ネットワーク送受信部25は、外部のハブやルータ等に接続されていてもよい。
表示部26は、LCDディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示部位である。表示部26は、アプリケーション・ソフトウェアによる描画や、画像形成装置1からの通知等について画面表示等が可能である。
制御部28は、CPU、MPU、DSP、GPU、ASIC等である演算・制御能力を備えた制御手段である。制御部28は、記憶部29に記憶された制御プログラムを、ハードウェア資源を用いて実行することで、後述する機能ブロックの各手段として動作させられる。また、制御部28は、入力部24から入力された所定の指示情報に応じて、端末2の装置全体の制御を行う。
記憶部29は、RAM(Random Access Memory)、SSD(Solid State Drive)等のフラッシュメモリーディスク、HDD(Hard Disk Drive)、磁気テープ装置、光ディスク装置等の記憶手段である。記憶部29は、端末2を画像形成装置1の端末として機能させるための各種プログラムと印刷データ300(図3)を記憶している。
また、記憶部29は、GUI(Graphical User Interface)を備えたOS(Operating System)、ワードプロセッサー、表計算ソフト、描画ソフト、WWWブラウザー、電子メーラー等のアプリケーション・ソフトウェア、その他のプログラムやデータ等も記憶している。これらのプログラムやデータは、制御部28が読み出して実行したり、書き込んだりすることが可能である。つまり、記憶部29は、印刷データ作成部200(図3)にて作成された印刷データ300を一旦、記憶することも可能である。
〔画像形成装置1及び端末2の機能構成〕
ここで、図2を参照し、画像形成装置1及び端末2の機能構成について説明する。
画像形成装置1は、取り忘れユーザー印刷規制部100(取り忘れユーザー印刷規制手段)、アカウント設定110、規制ユーザー通知部120(規制ユーザー通知手段)、取り忘れ検知部130(取り忘れ検知手段)、取り忘れ回数カウント部140(取り忘れ回数カウント手段)、規制ユーザー設定部150(規制ユーザー設定手段)、規制ユーザー用保存部160(規制ユーザー用保存領域)、及び印刷データ削除部180(印刷データ削除手段)を備えている。
端末2は、印刷データ作成部200、及び規制通知表示部210を備えている。
また、画像形成装置1及び端末2の間では、印刷データ300が送受信される。
取り忘れユーザー印刷規制部100は、アカウント設定110を参照して、印刷データ300を送信したユーザーの取り忘れ回数を読み出し、この取り忘れ回数が第1の所定値以上の場合には、当該ユーザーを取り忘れの常習者であると認定して、印刷の規制を行う(以下、このように、取り忘れ回数が第1の所定回数以上に達したユーザーを「規制ユーザーという。)。取り忘れユーザー印刷規制部100は、規制ユーザーの印刷データ300については、画像形成部17により画像形成させずに、規制ユーザー用保存部160に保存させる。逆に、取り忘れユーザー印刷規制部100は、ユーザーの取り忘れ回数が第1の所定値未満の場合には、規制ユーザーでないとして、印刷データ300を画像形成部17により画像形成させる。
また、取り忘れユーザー印刷規制部100は、端末2又は操作パネル部16からユーザー認証を行う。また、取り忘れユーザー印刷規制部100は、端末2や図示しない記録媒体から印刷データ300を取得する。また、取り忘れユーザー印刷規制部100は、規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300を、所定の認証後に画像形成部17で出力させる。
アカウント設定110は、記憶部19に設定されたデータベースである。アカウント設定110は、ユーザーのアカウント毎に、ユーザーID(Identification、ユーザー名)、パスワード、取り忘れ回数、規制レベル等を保持する。このうちユーザーIDとパスワードとは画像形成装置1へのログインの際に用いられる。取り忘れ回数は、画像形成部17で画像形成された記録紙を取り忘れたか否かを示す回数である。また、規制レベルは、所定期間後に印刷データ300を削除、ネットワーク印刷禁止、受け付けるジョブ数又はデータサイズの制限といった規制ユーザーの制限である。
また、アカウント設定110は、他にも、権限情報、端末2のIPアドレス、メールアドレス等を含んでいてもよい。この権限情報は、一般ユーザーと管理者等の種別の情報を含んでいてもよい。管理者等の権限ユーザーは、規制レベルの設定や取り忘れ回数のリセット等が可能である。
アカウント設定110は、操作パネル部16や端末2からユーザーが入力した各種情報を用いて登録される。
規制ユーザー通知部120は、取り忘れユーザー印刷規制部100により、規制ユーザー用保存部160に印刷データ300が保存されたことを、端末2や操作パネル部16等に通知する。
取り忘れ検知部130は、画像形成部17により画像形成された記録紙が取り忘れられたか否かを検知する。
取り忘れ検知部130は、例えば、印刷データ300が出力された後、所定期間経っても、スタックトレイ50(図3)に載置された記録紙が取り除かれないことを各種センサー群11で検知した場合、取り忘れを検知する。
また、取り忘れ検知部130は、ユーザーがスタックトレイ50に残されていた原稿について、操作パネル部16で所定操作を行って、取り忘れたユーザーを認識して取り忘れを検知したと判断してもよい。このような構成の場合は、取り忘れ検知部130は、例えば権限ユーザーによる操作パネル部16の入力を受け付け、取り忘れのユーザーを認定する。
取り忘れ回数カウント部140は、取り忘れ検知部130により記録紙が取り忘れられたことが検知された場合、アカウント設定110に記憶された、この取り忘れたユーザーの取り忘れ回数を増加させる。
また、取り忘れ回数カウント部140は、取り忘れ検知部130により記録紙が取り忘れられなかったことが検知された場合、アカウント設定110に記憶された、この取り忘れたユーザーの取り忘れ回数を減少させる。
規制ユーザー設定部150は、ユーザーの取り忘れ回数が第2の所定値以上である場合には、規制ユーザー用保存部160に記憶された印刷データ300について、保持される所定期間を設定するような規制レベルを設定する。この所定期間が経過した印刷データ300は、印刷データ削除部180により削除される。なお、規制ユーザー設定部150は所定期間が過ぎた場合には、規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300をすべて削除するように印刷データ削除部180を設定してもよい。
また、規制ユーザー設定部150は、ユーザーの取り忘れ回数が第3の所定値以上である場合には、規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300について、所定の認証が行われなければ画像形成部17による画像形成をさせない、ネットワーク印刷の禁止といった規制レベルを、アカウント設定110に設定してもよい。
また、規制ユーザー設定部150は、ユーザーの取り忘れ回数が第4の所定値以上の場合には、ユーザーが画像形成部17で出力可能な印刷データ300のジョブ数又はデータサイズ等の制限等の規制レベルをアカウント設定110に設定してもよい。
また、規制ユーザー設定部150は、ユーザーの取り忘れ回数が、第1の所定値未満になった場合は、アカウント設定110に設定された規制レベルを解除してもよい。
規制ユーザー用保存部160は、記憶部19に設定された保存フォルダー等である。規制ユーザー用保存部160は、ユーザーの取り忘れ回数が第1の所定値以上である場合には、印刷データ300を保存する。
規制ユーザー用保存部160は、すべての規制ユーザーについて、保存された印刷データ300のファイル名や端末2の使用アプリケーション・ソフトウェア名等を、ユーザー名と共に閲覧可能なように保持することが可能である。これにより、規制ユーザーであることが他のユーザーの目にも触れるため、取り忘れの抑止効果が期待できる。
なお、規制ユーザー用保存部160は、ユーザー毎に印刷データ300を保持していてもよい。
印刷データ300は、文字データ、画像データ、及びその他のデータを含んでいる。印刷データ300は、端末2や他の端末(図示せず)から送信されたPDLデータであってもよい。印刷データ300には、印刷データ作成部200により作成されたユーザーのIDを含めていてもよい。また、印刷データ300には、規制ユーザーの場合、パスワードやICカード等による認証が必要、出力時に所定の認証が必要、ジョブ出力優先度を低下させる、所定期間後に削除させるような設定をすることが可能である。また、印刷データ300には、認証についても、一枚〜複数枚又は最終ページのみ認証が必要といった設定をすることが可能である。
印刷データ300は、ユーザーが画像形成装置1に接続した記録媒体から読み込まれた文書データや画像データ等であってもよい。
また、印刷データ300は、原稿読取部12で読み取られ画像処理部10で画像処理された画像データであってもよい。この場合、印刷データ300は、RGBカラーやモノクロやグレースケールのビットマップ画像のファイルや、ランレングスやLZW等で軽度に圧縮されたファイル等となる。この場合、印刷データ300は、画像処理部10や制御部18で既にPDFやTIFF等の形式に変換されたデータであってもよい。
印刷データ削除部180は、ユーザーの取り忘れ回数が第2の所定値以上の場合には、規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300について、規制ユーザー設定部150により設定された所定期間、再度の出力指示が行われない場合は削除する。
また、印刷データ削除部180は、規制ユーザー設定部150により設定された所定期間が経過した場合には、規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300をすべて削除してもよい。
印刷データ作成部200は、図示しないアプリケーション・ソフトウェア等からの指示により、画像形成装置1用のPS(Postscript(登録商標))形式等のPDL(Page Description Language)データ等として印刷データ300を作成し、画像形成装置1へ送信する。
なお、画像形成装置1において、原稿読取部12や外部記録媒体から、直接、印刷データ300を取得するような構成であってもよい。
規制通知表示部210は、画像形成装置1の規制ユーザー通知部120から、印刷データ保存通知を受け取り、表示部26等に報知する手段である。
ここで、画像形成装置1の制御部18は、記憶部19に記憶された制御プログラムを実行することで、取り忘れユーザー印刷規制部100、規制ユーザー通知部120、取り忘れ検知部130、取り忘れ回数カウント部140、規制ユーザー設定部150、及び印刷データ削除部180として機能する。
また、画像形成装置1の記憶部19は、アカウント設定110にユーザー毎の取り忘れ回数を記憶する取り忘れ回数記憶手段として機能する。また、記憶部19は、規制ユーザー用保存部160に印刷データ300を記憶する規制ユーザー用保存領域及び印刷データ記憶手段として機能する。また、記憶部19は、第1の所定値を記憶する第1の所定値記憶手段、第2の所定値を記憶する第2の所定値記憶手段、第3の所定値を記憶する第3の所定値記憶手段、第4の所定値を記憶する第4の所定値記憶手段として機能する。
また、端末2の制御部28は、記憶部29に記憶された制御プログラムを実行することで、印刷データ作成部200、及び規制通知表示部210として機能する。
また、端末2の記憶部29は、印刷データ300を記憶する印刷データ記憶手段として機能する。
また、上述の画像形成装置1の各部は、本発明の画像形成方法を実行するハードウェア資源となる。
〔画像形成装置1の動作〕
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の動作について説明する。
原稿読取部12は、本体部14の上部に配設され、原稿給送部13は、原稿読取部12の上部に配設されている。スタックトレイ50は、本体部14に形成された記録紙の排出口41側に配設され、また、操作パネル部16は、画像形成装置1のフロント側に配設されている。
原稿読取部12は、スキャナー12aと、プラテンガラス12bと、原稿読取スリット12cとを備えている。スキャナー12aは、露光ランプ、及びCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像センサー等から構成され、原稿給送部13による原稿の搬送方向に移動可能に構成されている。
プラテンガラス12bは、ガラス等の透明部材により構成された原稿台である。原稿読取スリット12cは、原稿給送部13による原稿の搬送方向と直交方向に形成されたスリットを有する。
プラテンガラス12bに載置された原稿を読み取る場合には、スキャナー12aは、プラテンガラス12bに対向する位置に移動され、プラテンガラス12bに載置された原稿を走査しながら原稿を読み取って画像データを取得して、取得した画像データを本体部14に出力する。
また、原稿給送部13により搬送された原稿を読み取る場合には、スキャナー12aは、原稿読取スリット12cと対向する位置に移動され、原稿読取スリット12cを介し、原稿給送部13による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部14に出力する。
原稿給送部13は、原稿載置部13aと、原稿排出部13bと、原稿搬送機構13cとを備えている。原稿載置部13aに載置された原稿は、原稿搬送機構13cによって、1枚ずつ順に繰り出されて原稿読取スリット12cに対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部13bに排出される。
なお、原稿給送部13は、可倒式に構成され、原稿給送部13を上方に持ち上げることで、プラテンガラス12bの上面を開放させることができる。
本体部14は、画像形成部17を備えると共に、給紙部42と、用紙搬送路43と、搬送ローラー44と、排出ローラー45とを備えている。給紙部42は、それぞれサイズ又は向きが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット421と、給紙カセット421から記録紙を1枚ずつ用紙搬送路43に繰り出す給紙ローラー422とを備えている。給紙ローラー422、搬送ローラー44、及び排出ローラー45は、搬送部として機能する。記録紙は、この搬送部により搬送される。
給紙ローラー422によって用紙搬送路43に繰り出された記録紙は、搬送ローラー44によって画像形成部17に搬送される。そして、画像形成部17によって記録が施された記録紙は、排出ローラー45によってスタックトレイ50に排出される。スタックトレイに排出された記録紙があるか否かについては、各種センサー群11のうちスタックトレイ50のセンサーで検出可能である。この各種センサー群11は、取り忘れ検知部130の構成に用いられる。
画像形成部17は、感光体ドラム17aと、露光部17bと、現像部17cと、転写部17dと、定着部17eとを備えている。露光部17bは、レーザー装置やミラーやレンズやLEDアレイ等を備えた光学ユニットであり、画像データに基づいて光等を出力して感光体ドラム17aを露光し、感光体ドラム17aの表面に静電潜像を形成する。現像部17cは、トナーを用いて感光体ドラム17aに形成された静電潜像を現像する現像ユニットであり、静電潜像に基づいたトナー像を感光体ドラム17a上に形成させる。転写部17dは、現像部17cによって感光体ドラム17a上に形成されたトナー像を記録紙に転写させる。定着部17eは、転写部17dによってトナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる。
〔画像形成装置1による取り忘れユーザー規制処理〕
ここで、図4、図5を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1による取り忘れユーザー規制処理の説明を行う。
この取り忘れユーザー規制処理では、ユーザーが端末2から印刷データ300を画像形成装置1に送信した際に、取り忘れの常習者であった場合、規制ユーザーに設定し、この規制ユーザーについての出力を制限する。
取り忘れユーザー規制処理では、主に制御部18が、記憶部19に記憶されたプログラムを、各部と協働し、ハードウェア資源を用いて実行する。
以下で、図4のフローチャートを参照し取り忘れユーザー規制処理の概要をステップ毎に説明する。
(ステップS100)
まず、制御部18は、取り忘れユーザー印刷規制部100を用いて、規制レベルによる制限があるか否かを判断する。
制御部18は、端末2の印刷データ作成部200や他の端末(図示せず)等で実行されるアプリケーション・ソフトウェアから、ネットワーク印刷のリクエストを受信した場合に、この印刷データ300のヘッダー部分等をまず取得し、ユーザーID等からユーザーを特定する。また、制御部18は、ユーザー認証を行ってユーザーを特定してもよい。さらに、制御部18は、この印刷データ300のサイズも取得する。
この上で、制御部18は、アカウント設定110を参照して、特定したユーザーについて、規制レベルによる印刷データ300の取得の制限があるか否かについて判定する。制御部18は、当該ユーザーのネットワーク印刷が不許可、又はジョブ数や印刷データ300のサイズ等が制限されており当該制限を超えている場合、Yesと判定する。制御部18は、それ以外の場合はNoと判定する。
Yesの場合、制御部18は、「規制レベルによりこの文書は印刷できません」等のメッセージを表示パネル部16や端末2の表示部26に表示して、取り忘れユーザー規制処理を終了する。
Noの場合、制御部18は、処理をステップS101に進める。
(ステップS101)
規制レベルによる制限がなかった場合、制御部18は、取り忘れユーザー印刷規制部100を用いて、印刷データ取得処理を行う。
制御部18は、端末2から印刷データ300を取得して、記憶部19に一旦、一次データとして保存する。
また、制御部18は、画像形成装置1に接続されたフラッシュメモリーカード等の記録媒体やユーザーの保存フォルダー等に既に存在する印刷データ300を取得し、記憶部19に一旦、一次データとして記憶してもよい。また、制御部18は、端末2や他の端末の保存フォルダー(図示せず)に存在する印刷データ300を取得し、記憶部19に一次データとして記憶してもよい。特に、ユーザーが既に規制ユーザーであった場合に、規制レベルによっては、ネットワーク印刷ができないこともあるので、このように印刷データ300を取得してもよい。
また、制御部18は、他の画像形成装置1や他のサーバ(図示せず)から印刷データ300を取得し、又はファクシミリ受信した原稿等を印刷データ300として取得してもよい。
また、制御部18は、ユーザーがセットした原稿を原稿読取部12で読み取らせ、読み取った原稿の画像データを印刷データ300として記憶部19に保存してもよい。
(ステップS102)
次に、制御部18は、取り忘れユーザー印刷規制部100により、取り忘れ回数が第1の所定値以上であったか否かを判定する。制御部18は、アカウント設定110から特定したユーザーの取り忘れ回数を取得し、この取り忘れ回数が第1の所定値以上であった場合にはYesと判定する。制御部18は、それ以外の場合、つまり第1の所定値未満であった場合には、Noと判定する。
Yesの場合、制御部18は、処理をステップS109に進める。
Noの場合、制御部18は、処理をステップS103に進める。
(ステップS103)
取り忘れ回数が第1の所定値未満であった場合、制御部18は、画像形成部17により画像形成処理を行う。
制御部18は、記憶部19に記憶された一次データ又は規制ユーザー用保存部160に保存されている印刷データ300を、レンダリング等して、画像形成部17から出力させる。
(ステップS104)
次に、制御部18は、取り忘れ検知部130により、取り忘れ検知処理を行う。
制御部18は、出力完了後、取り忘れ検知部130により、画像形成部17により画像形成された記録紙が取り忘れられたか否かを検知する。
取り忘れ検知部130は、出力後所定時間以上スタックトレイ50から記録紙が取り除かれないことを各種センサー群11で検知した場合、印刷データ300にユーザーID等を埋め込んでおきスキャンしてユーザーを特定した場合等に、ユーザーを特定して取り忘れを検知する。
なお、取り忘れ検知部130は、ユーザーが特定できれば、任意の手段を用いることが可能である。
(ステップS105)
次に、制御部18は、取り忘れ検知部130により、取り忘れが検知されたか否かを判定する。制御部18は、ユーザーが特定され取り忘れが検知された場合にはYesと判定する。制御部18は、それ以外の場合は、Noと判定する。
Yesの場合、制御部18は、処理をステップS106に進める。
Noの場合、制御部18は、取り忘れユーザー規制処理を終了する。
(ステップS106)
取り忘れ検知部130により取り忘れが検知された場合、制御部18は、取り忘れ回数カウント部140により、取り忘れ回数カウント増加処理を行う。
制御部18は、取り忘れ検知部130により記録紙が取り忘れられたことが検知された場合、アカウント設定110にアクセスし、特定されたユーザーのアカウント設定の取り忘れ回数を増加させる。
つまり、制御部18は、ユーザーが印刷データ300の出力後、画像形成された記録紙を取り忘れてしまった場合、該当ユーザーに対して印刷物の取り忘れ回数を、例えば、「+1」する。また、一度、規制ユーザーになったことがあるユーザーについては、この取り忘れ回数をより多く加算してもよい。
(ステップS107)
次に、制御部18は、規制ユーザー設定部150により、取り忘れ回数が第1の所定値以上になったか否かを判定する。制御部18は、アカウント設定110から特定されたユーザーの取り忘れ回数を読み出し、これが第1の所定値以上であった場合にはYesと判定する。制御部18は、それ以外の場合は、Noと判定する。
Yesの場合、制御部18は、処理をステップS108に進める。
Noの場合、制御部18は、取り忘れユーザー規制処理を終了する。
(ステップS108)
取り忘れ回数が第1の所定値以上になった場合、制御部18は、規制ユーザー設定部150により、規制ユーザー設定通知処理を行う。
具体的には、制御部18は、ユーザーの取り忘れ回数が第1の所定値以上に達した場合に、該当ユーザーに対してその旨通知する。また、制御部18は、各種の印刷の規制レベルの設定を行うことも可能である。
図5(a)を参照すると、制御部18は、ユーザーに対して取り忘れ規制を行う旨の通知を行う。この通知を受信した端末2の規制通知表示部210は、例えば、画面例500のように、表示部26のデスクトップ画面にポップアップメッセージとして表示欄600を描画する。
その後、規制ユーザー設定部150は、取り忘れユーザー規制処理を終了する。
(ステップS109)
ここで、ステップS102の判定において、取り忘れ回数が第1の所定値以上であった場合、制御部18は、取り忘れユーザー印刷規制部100により、印刷データ保存処理を行う。
制御部18は、取り忘れ回数カウント部140により増加されたユーザーの取り忘れ回数が第1の所定値以上の場合には、印刷データ300を画像形成部17により画像形成させず、規制ユーザー用保存部160に保存する。つまり、制御部18は、規制ユーザーが端末2から出力指示を行っても、印刷を実行せず、印刷データ300を規制ユーザー用保存部160に保存する。
この際、制御部18は、この印刷データ300について、ジョブ出力優先度を「低」と設定する。制御部18は、このようにジョブ出力優先度が「低」に設定された印刷データ300については、規制ユーザーが印刷指示をしても、他のユーザーの印刷ジョブの方を自動的に優先して出力する。
また、制御部18は、規制ユーザー用保存部160に保存された保存印刷データ300について、当該規制ユーザー以外の第三者に出力されないようにパスワード等を設定して保護しておくことが好ましい。
(ステップS110)
次に、制御部18は、規制ユーザー通知部120によって、規制ユーザー保存通知処理を行う。
制御部18は、取り忘れユーザー印刷規制部100により規制ユーザー用保存部160に印刷データ300が保存されたことを、端末2に通知する。つまり、制御部18は規制ユーザーに対して、印刷が規制されていることを通知し、もう一度、印刷指示する必要があることを知らせる。
図5(b)を参照すると、例えば、この通知を受信した端末2の規制通知表示部210は、画面例501のように、表示部26のデスクトップ画面にポップアップメッセージとして表示欄610を描画する。
この際、制御部18は、規制レベルの内容等についても通知することが可能である。また、制御部18は、規制ユーザーに、直接画像形成装置1まできて直接印刷を行うように通知することも可能である。
このように、規制ユーザーに「取り忘れ回数が多いため印刷データ300が直接印刷されない」ことを報知することで、効果的に取り忘れの防止を促すことが可能である。
(ステップS111)
次に、制御部18は、印刷データ削除部180により、規制ユーザーの取り忘れ回数が第2の所定値以上であったか否かを判定する。制御部18は、アカウント設定110の当該ユーザーのアカウント設定から取り忘れ回数を読み出し、第2の所定値以上であった場合にはYesと判定する。制御部18は、それ以外の場合は、Noと判定する。
Yesの場合、制御部18は、処理をステップS112に進める。
Noの場合、制御部18は、取り忘れユーザー規制処理を終了する。
(ステップS112)
第2の所定値以上であった場合、制御部18は、印刷データ削除部180により、所定期間経過したか否かを判定する。制御部18は、規制ユーザー用保存部160に保存されてから所定期間を経過した当該規制ユーザーの印刷データ300があった場合には、Yesと判定する。制御部18は、それ以外の場合は、Noと判定する。
Yesの場合、制御部18は、処理をステップS113に進める。
Noの場合、制御部18は、取り忘れユーザー規制処理を終了する。
(ステップS113)
保存されてから所定期間を経過した印刷データ300があった場合、制御部18は、印刷データ削除部180により、印刷データ削除処理を行う。
制御部18は、規制ユーザーの取り忘れ回数が第2の所定値以上の場合、所定期間、再度の出力指示が行われないと、規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300を削除する。つまり、制御部18は、所定期間以上、規制ユーザーから出力指示がない場合、保存された印刷データ300を自動的に削除する。
以上により、制御部18は、取り忘れユーザー規制処理を終了する。
〔画像形成装置1による保存印刷データ再出力処理〕
次に、図6、図7を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1による保存印刷データ再出力処理の説明を行う。
この保存印刷データ再出力処理では、規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300を規制ユーザーが再度、出力指示して出力し、その後、取り忘れがあったか否かを判断して規制レベルの設定を変更する。
保存印刷データ再出力処理は、主に制御部18が、記憶部19に記憶されたプログラムを、各部と協働し、ハードウェア資源を用いて実行する。
以下で、図6のフローチャートを参照して、取り忘れユーザー規制処理をステップ毎に説明する。
(ステップS200)
まず、制御部18は、取り忘れユーザー印刷規制部100により、ユーザー認証処理を行う。
規制ユーザーにより、規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300の出力指示された場合、制御部18は、上述の規制レベルに従った認証等の処理を行う。
図7を参照すると、制御部18は、画面例502のように、ユーザーのID及びパスワード入力を求めるダイアログ等である表示欄620を、操作パネル部16の表示部に表示してもよい。制御部18はID及びパスワードを取得すると、アカウント設定110を読み出して比較する。
なお、制御部18は、ユーザーのID情報が記憶されたICカード等や、生体認証センサー(図示せず)等による認証を行ってもよい。
また、制御部18は、端末2の表示部26にダイアログ等を表示させ、ユーザーからのIDやパスワード等を取得して認証を行ってもよい。
また、制御部18は、規制レベルによっては、操作パネル部16のスタートボタンの押下等を検知して、所定の認証を行ってもよい。
(ステップS201)
次に、制御部18は、取り忘れユーザー印刷規制部100により、ユーザー認証等が成功したか否かを判定する。制御部18は、認証等が成功した場合、Yesと判定する。制御部18は、認証等に失敗した場合、Noと判定する。
Yesの場合、制御部18は、処理をステップS202に進める。
Noの場合、制御部18は、操作パネル部16の表示部等に「認証失敗」等の表示を行い、保存印刷データ再出力処理を終了する。
(ステップS202)
認証が成功した場合、制御部18は、取り忘れユーザー印刷規制部100により、認証成功したのが規制ユーザーであるか否かを判定する。制御部18は、例えば、ユーザーのID及びパスワードが規制ユーザーの場合、Yesと判定する。制御部18は、それ以外の場合は、Noと判定する。
Yesの場合、制御部18は、処理をステップS203に進める。
Noの場合、制御部18は、保存印刷データ再出力処理を終了する。
(ステップS203)
ユーザー認証されたのが規制ユーザーであった場合、制御部18は、画像形成部17により、優先低画像形成処理を行う。
この処理は、図4のステップS103の画像形成処理と同様に行う。しかしながら、規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300は、ジョブ出力優先度が「低」に設定されている。このため、当該規制ユーザーが操作パネル部16の操作中であっても他のユーザーの印刷データ300の出力が優先される。
なお、規制ユーザーは、印刷データ300を画像形成部17から出力する他にも、PDFデータを作成して端末2へ送信したり、ファクシミリ送信したりといった出力方法を選択することも可能である。
(ステップS204)
次に、制御部18は、取り忘れ検知部130により、取り忘れ再検知処理を行う。
制御部18は、規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300の画像形成部17の出力後に、再度、取り忘れの検知を行う。
この処理は、図4のステップS104の取り忘れ検知処理と同様に行う。
(ステップS205)
次に、制御部18は、取り忘れ検知部130により、取り忘れが検知されたか否かを判定する。制御部18は、取り忘れが検知された場合にはYesと判定する。制御部18はそれ以外の場合は、Noと判定する。
Yesの場合、制御部18は、処理をステップS209に進める。
Noの場合、制御部18は、処理をステップS206に進める。
(ステップS206)
取り忘れが検知されなかった場合、制御部18は、取り忘れ回数カウント部140により、取り忘れ回数カウント減少処理を行う。
制御部18は、印刷完了後、出力された記録紙がスタックトレイ50から取り除かれたことを確認した場合、取り忘れ回数を減算する。制御部18は、例えば、アカウント設定110の当該規制ユーザーのアカウント設定にアクセスし、取り忘れ回数を「−1」する。
(ステップS207)
次に、制御部18は、規制ユーザー設定部150により、減算された取り忘れ回数が第1の所定値未満になった否かを判定する。制御部18は、当該規制ユーザーの取り忘れ回数が第1所定値未満になった場合にはYesと判定する。制御部18は、それ以外の場合は、Noと判定する。
Yesの場合、制御部18は、処理をステップS208に進める。
Noの場合、制御部18は、保存印刷データ再出力処理を終了する。
(ステップS208)
取り忘れ回数が第1所定値未満になった場合、制御部18は、規制ユーザー設定部150により、規制レベル解除処理を行う。
制御部18は、規制ユーザーが記録紙を取り除いたことにより、取り忘れ回数が第1所定値未満になると、アカウント設定110の当該規制ユーザーのアカウント設定にアクセスして、各規制レベルの設定を削除する。また、制御部18は、規制ユーザー用保存部160に記憶された当該ユーザーの各印刷データ300のジョブ出力優先度等の設定についても削除してもよい。また、制御部18は、これらの印刷データ300を、当該ユーザーの保存フォルダーに移してもよい。
なお、制御部18は、減算された取り忘れ回数が0になった場合に、規制ユーザーの規制レベルを解除してもよい。
また、管理者の権限ユーザーにより、規制ユーザーの解除も可能である。この場合、権限ユーザーによる指示を操作パネル部16で受け取ってから、解除するユーザーの取り忘れ回数を0にする設定が可能である。
また、制御部18は、一度、規制レベルが解除されても、当該ユーザーについては、少なくとも所定期間は、再度、取り忘れをした場合に、取り忘れ回数を増加させる値を増やすよう、アカウント設定110に設定してもよい。
(ステップS209)
取り忘れが検知された場合、制御部18は、取り忘れ回数カウント部140により取り忘れ回数カウント再増加処理を行う。
この処理は、図4のステップS106と同様に行う。この上で、制御部18は、取り忘れ回数を増加する値を、例えば「+2」にする等、通常の端末2からの印刷時より多く設定してもよい。
(ステップS210)
次に、制御部18は、規制ユーザー設定部150により、取り忘れ回数が第2の所定値以上になったか否かを判定する。制御部18は、アカウント設定110の当該規制ユーザーのアカウント設定から、取り忘れ回数を読みだし、これが第2の所定値以上であった場合にはYesと判定する。制御部18は、それ以外の場合は、Noと判定する。
Yesの場合、制御部18は、処理をステップS211に進める。
Noの場合、制御部18は、保存印刷データ再出力処理を終了する。
(ステップS211)
取り忘れ回数が第2の所定値以上になった場合、制御部18は、規制ユーザー設定部150により、規制レベル設定処理を行う。
まず、制御部18は、ユーザーの取り忘れ回数が第2の所定値以上の場合、所定期間、再度の出力指示が行われないと、規制ユーザー用保存部160に保存されている印刷データ300が、印刷データ削除部180で削除されるような規制レベルに設定する。つまり所定期間内にユーザーが印刷をしなければ、自動的に印刷データ300が削除されることになる。なお、この状態では、当該ユーザーが画像形成装置1から直接、出力指示をする必要があるように設定しても、端末2から規制ユーザー用保存部160に保存されている印刷データ300を指定してネットワーク印刷可能なように構成してもよい。
また、制御部18は、規制ユーザーが更に記録紙を取り忘れ、第3の所定値、第4の所定値以上になった場合に、下記で示すように段階的に規制レベルを設定していくことも可能である。
ユーザーの取り忘れ回数が第3の所定値以上の場合、制御部18は、規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300について、所定の認証が行われなければ画像形成部17による画像形成をさせないような規制レベルに設定する。
つまり、制御部18は、規制ユーザーの印刷データ300について、所定の認証が必要なように設定する。この所定の認証としては、画像形成装置1で、直接、印刷の指示が必要な認証方法を用いることが可能である。
具体的には、制御部18は、特定されたユーザーの規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300すべてについて、操作パネル部16によるパスワード認証やIDカードによる認証等が必要なように設定してもよい。つまり、制御部18は、印刷する毎に、画像形成装置1の操作パネル部16からパスワードを入力させたり、IDカードで認証させたりする必要があるように設定してもよい。この際、制御部18は、印刷データ300の全てのページではなく、一枚〜複数枚の所定枚数毎にパスワード認証やIDカードによる認証等が必要なように設定してもよい。また、パスワード認証やIDカードによる認証は、印刷データ300の最後のページのみ必要とするよう設定してもよい。
また、所定の認証として、より単純には、制御部18は、印刷データ300について、操作パネル部16による印刷指示が必要なように設定してもよい。つまり、制御部18は規制ユーザーが印刷を行う場合、所定枚数毎にスタートボタンの押下をしないと画像形成が開始されないといった印刷指示を要求するように設定してもよい。また、制御部18は最後のページのみ印刷指示が必要と設定してもよい。
また、制御部18は、これらの認証について、取り忘れ回数の増加により、段階的なペナルティを付加してもよい。制御部18は、例えば、ユーザーの取り忘れ回数が最初に第3の所定値以上になった場合に、「最後のページのみ印刷指示が必要」と設定し、更に取り忘れ回数が増えると「複数枚のページについて印刷指示が必要」と設定し、更に増えると「一ページ毎に印刷指示が必要」、それ以上になると「一ページ毎にパスワード認証やIDカードによる認証が必要」となるように設定してもよい。
また、制御部18は、ユーザーの取り忘れ回数が第4の所定値以上になった場合、当該ユーザーの印刷データ300のジョブ数又はデータサイズを制限するよう規制レベルを設定してもよい。
具体的には、制御部18は、例えば、アカウント設定110について、印刷データ300を一次データとして記憶部19に記憶可能な値を少なくし、印刷データ300が所定のデータサイズ以上の場合は取得拒否するよう設定する。この記憶可能な印刷データ300のジョブ数、データサイズの値は権限ユーザーが任意に設定可能である。
制御部18は、上述の所定の認証と同様に、ユーザーが記録紙の取り忘れを更に行った場合、取り忘れ回数に対応して段階的に段階的にジョブ数やデータサイズを制限してもよい。たとえば、制御部18は、ジョブ数を「3」「2」「1」のように少なくし、最終的に印刷可能なデータサイズを制限するといった設定を行ってもよい。
また、制御部18は、データサイズとして、印刷データ300のデータの容量ではなく出力するページの枚数等により制限してもよい。
また、制御部18は、ユーザーの取り忘れ回数が第4の所定値以上になった場合、当該ユーザーのネットワークプリントを禁止とするよう規制レベルを設定してもよい。具体的には、制御部18は、アカウント設定110を「ネットワークプリント禁止」と変更する。
つまり、このような状態になった場合、当該ユーザーは端末2からは印刷データ300を送信できなくなる。このため、当該ユーザーは、フラッシュメモリーカード等の記録媒体を画像形成装置1に直接接続して、これに記憶された印刷データ300を印刷するよう指示する必要がある。
なお、ネットワークプリントの禁止についても、上述のジョブ数又はデータサイズの制限と組み合わせて段階的に制限を増やしていってもよい。たとえば、制御部18は、ユーザーの印刷データ300のジョブ数が「0」になった再に、規制ユーザーのネットワークプリント自体を禁止するように構成してもよい。
このように規制レベルを設定することで、規制ユーザーの印刷データ300を規制ユーザー用保存部160に記憶させるときに、記憶部19の容量を圧迫することがなくなるという効果が得られる。
なお、第1の所定値、第2の所定値、第3の所定値、第4の所定値による各処理の規制レベルの設定の順番、設定の方法、組み合わせについても任意に設定可能である。つまりユーザーの取り忘れ回数が第2の所定値以上になった場合に、複数のジョブを禁止し、第3の所定値以上で自動的にデータを削除し、第4の所定値以上で印刷データ300のサイズを制限する、といった設定が可能である。
これらの第1の所定値、第2の所定値、第3の所定値、第4の所定値等の値は、管理者の権限ユーザーが任意に設定可能である。また、規制レベル毎の具体的な処理、所定枚数や認証の方法等についても、権限ユーザーが設定し、記憶部19の機器設定(図示せず)に保持可能である。
以上により、本発明の実施の形態に係る保存印刷データ再出力処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、ユーザーの出力指示により、印刷データ300の画像形成を行わせる画像形成部17と、画像形成部17により画像形成されスタックトレイ50に排出された記録紙がスタックトレイ50から取り忘れられたか否かを検知する取り忘れ検知部130と、取り忘れ検知部130によりスタックトレイ50から記録紙が取り忘れられたことが検知された場合、アカウント設定110に記憶されたユーザーの取り忘れ回数を増加させる取り忘れ回数カウント部140と、取り忘れ回数カウント部140により増加されたユーザーの取り忘れ回数が第1の所定値以上の場合には、印刷データ300を画像形成部17により画像形成させず規制ユーザー用保存部160に保存させ、ユーザーの取り忘れ回数が第1の所定値未満の場合には、印刷データ300を画像形成部17により画像形成させる取り忘れユーザー印刷規制部100とを備えることを特徴とする。
このように、本発明は、ユーザーが第1の所定値の回数、記録紙を取り忘れてしまった場合に、印刷を拒否するのではなく、印刷データ300を画像形成装置1の特別な保存領域に保存し、再度の印刷指示を行わないと印刷できないように設定を変更する。このように、取り忘れが多いユーザーについて、再度印刷する際に別途操作を必要とすることで、従来技術1のように印刷拒否をする必要がなくなり、ユーザーの利便性を向上させることが可能となる。
また、画像形成装置1での操作を必要とさせることで、出力を行うためにユーザーが画像形成装置1まで行く必要がある状況を作りだし、印刷物の取り忘れを防止することが可能になる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、取り忘れユーザー印刷規制部100により、規制ユーザー用保存部160に印刷データ300が保存されたことを通知する規制ユーザー通知部120を備えることを特徴とする。
このように、規制ユーザーとなったことを通知することで、単なる警告ではなく、記録紙の取り忘れが多いユーザーに対して画像形成装置1のそばまで行かなければならない状況をつくりだす。このため、従来技術1のように最初に単に警告するよりも効果的に取り忘れを防止することが可能となる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、ユーザーの取り忘れ回数が第2の所定値以上の場合には、所定期間、再度の出力指示が行われないと、規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300を削除する印刷データ削除部180を備えることを特徴とする。
このように構成することで、取り忘れの多いユーザーの印刷データ300により画像形成装置1の記憶部19の記憶容量が圧迫されることを防ぐことが可能となる。また、規制ユーザーは、印刷されず放置された印刷データ300について、わざわざ指示をしなくても自動的に削除されるため、利便性が高まる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の規制ユーザー設定部150は、ユーザーの取り忘れ回数が第4の所定値以上の場合には、ユーザーの印刷データ300のジョブ数又はデータサイズを制限することを特徴とする。
このように構成することで、上述のように記憶容量の圧迫を具体的に防ぐことが可能となる。これに加えて、ジョブの数自体を制限することで、複数の印刷データ300の出力による取り忘れのミスを減らすことが可能となる。また、データサイズを制限することでユーザーが印刷待ちの間に。記録紙を取得しなければならないことを忘れてしまうといった事態を避けることが可能になる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、ユーザーの取り忘れ回数が第3の所定値以上の場合には、規制ユーザー用保存部160に保存された印刷データ300について、所定の認証が行われなければ画像形成部17による画像形成をさせないように設定する規制ユーザー設定部150を備えることを特徴とする。
このように構成することで、所定の認証によりユーザーの取り忘れに注意を喚起し、効
〔他の実施の形態〕
なお、端末2の印刷データ作成部200は、印刷データ300に、例えば黄色のドット等の透かし情報のような形式でユーザーのID等を埋め込んでおくような構成も可能である。この場合、取り忘れ検知部130は、スタックトレイ50に残された記録紙に気づいたユーザーが、操作パネル部16で所定操作を行って原稿読取部12で読み取ると、その記録紙を出力したユーザーを判別して取り忘れと判断可能である。このような構成により、画像形成部17で画像形成された記録紙がどのユーザーにより出力されたか容易に判別可能となる。
また、端末2の印刷データ作成部200は、規制ユーザーの場合、印刷データ300の余白部等に、例えばランダムなキーワード等を書き込むような構成も可能である。この場合、端末2には印刷物取り忘れ防止アプリケーション・ソフトウェア等のプログラムがインストールされている。端末2は、印刷データ300の出力後、所定時間が経過した後、この印刷物取り忘れ防止アプリケーション・ソフトウェアにより、キーワード等の入力を求められ、このキーワード等が合致しないと、画像形成装置1の取り忘れ検知部130に通知するような構成であってもよい。取り忘れ検知部130は、この通知を受信すると、取り忘れと判断する。
なお、本発明の端末2については、PCやスマートフォン等の端末のドライバー(Driver Software)や専用アプリ(Application Software)により実現されてもよい。
また、本発明は、画像形成装置以外の情報処理装置にも適用できる。つまり、ネットワークスキャナー、スキャナーをUSB等で別途接続したサーバ等を用いる構成であってもよい。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
1 画像形成装置
2 端末
5 ネットワーク
10 画像処理部
11 各種センサー群
12 原稿読取部
12a スキャナー
12b プラテンガラス
12c 原稿読取スリット
13 原稿給送部
13a 原稿載置部
13b 原稿排出部
13c 原稿搬送機構
14 本体部
15、25 ネットワーク送受信部
16 操作パネル部
17 画像形成部
17a 感光体ドラム
17b 露光部
17c 現像部
17d 転写部
17e 定着部
18、28 制御部
19、29 記憶部
23 I/O部
24 入力部
26 表示部
41 排出口
42 給紙部
43 用紙搬送路
44 搬送ローラー
45 排出ローラー
50 スタックトレイ
100 取り忘れユーザー印刷規制部
110 アカウント設定
120 規制ユーザー通知部
130 取り忘れ検知部
140 取り忘れ回数カウント部
150 規制ユーザー設定部
160 規制ユーザー用保存部
180 印刷データ削除部
200 印刷データ作成部
210 規制通知表示部
300 印刷データ
421 給紙カセット
422 給紙ローラー
500、501、502 画面例
600、610、620 表示欄

Claims (5)

  1. ユーザーの出力指示により、印刷データの画像形成を行わせる画像形成手段と、
    該画像形成手段により画像形成された記録紙が取り忘れられたか否かを検知する取り忘れ検知手段と、
    該取り忘れ検知手段により前記記録紙が取り忘れられたことが検知された場合、前記ユーザーの取り忘れ回数を増加させる取り忘れ回数カウント手段と、
    該取り忘れ回数カウント手段により増加された前記ユーザーの取り忘れ回数が第1の所定値以上の場合には、前記ユーザーを規制ユーザーに設定する規制レベルの設定をし、前記印刷データを前記画像形成手段により画像形成させず規制ユーザー用保存領域に保存させ、前記ユーザーの取り忘れ回数が第1の所定値未満の場合には、前記印刷データを前記画像形成手段により画像形成させる取り忘れユーザー印刷規制手段と
    前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値以上に達した場合に、前記取り忘れユーザー印刷規制手段により、以降、前記ユーザーの前記印刷データが直接印刷されず、前記規制ユーザー用保存領域に前記印刷データが保存されることを通知する規制ユーザー通知手段とを備え、
    前記取り忘れユーザー印刷規制手段は、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値以上に達した後、前記取り忘れ検知手段により更に前記記録紙が取り忘れられたことが検知された場合、前記取り忘れ回数カウント手段により前記ユーザーの取り忘れ回数を増加させる値を増加させ、前記記録紙の取り忘れ回数が第2の所定値、第3の所定値、及び第4の所定値以上になった際に、段階的に更なる前記規制レベルを設定し、
    前記取り忘れ回数カウント手段は、前記取り忘れ検知手段により前記記録紙が取り忘れられなかったことが検知された場合、前記ユーザーの取り忘れ回数を減少させ、
    前記取り忘れユーザー印刷規制手段は、前記ユーザーが前記記録紙を取り除いたことにより、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値未満になった場合、各前記規制レベルの設定を削除する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第2の所定値以上の場合には、所定期間、再度の出力指示が行われないと、前記規制ユーザー用保存領域に保存された前記印刷データを削除する印刷データ削除手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第3の所定値以上の場合には、前記規制ユーザー用保存領域に保存された前記印刷データについて、所定の認証が行われなければ前記画像形成手段による画像形成をさせないように設定する規制ユーザー設定手段を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記規制ユーザー設定手段は、
    前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第4の所定値以上の場合には、前記ユーザーの前記印刷データのジョブ数又はデータサイズを制限する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 画像形成装置により実行される画像形成方法において、
    ユーザーの出力指示により、印刷データの画像形成を行い、
    画像形成された記録紙が取り忘れられたか否かを検知し、
    前記記録紙が取り忘れられたことを検知した場合、前記ユーザーの取り忘れ回数を増加させ、
    前記ユーザーの取り忘れ回数が第1の所定値以上に達した場合に、前記ユーザーを規制ユーザーに設定する規制レベルの設定をし、以降、前記ユーザーの前記印刷データが直接印刷されず、規制ユーザー用保存領域に前記印刷データが保存されることを通知し、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値以上の場合には、前記印刷データを画像形成させず前記規制ユーザー用保存領域に保存し、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値未満の場合には、前記印刷データを画像形成し、
    前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値以上に達した後、更に前記記録紙が取り忘れられたことが検知された場合、前記ユーザーの取り忘れ回数を増加させる値を増加させ、前記記録紙の取り忘れ回数が第2の所定値、第3の所定値、及び第4の所定値以上になった際に、段階的に更なる前記規制レベルを設定し、
    前記記録紙が取り忘れられなかったことが検知された場合、前記ユーザーの取り忘れ回数を減少させ、
    前記ユーザーが前記記録紙を取り除いたことにより、前記ユーザーの取り忘れ回数が前記第1の所定値未満になった場合、各前記規制レベルの設定を削除する
    ことを特徴とする画像形成方法。
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