JP2014235808A - 脱着式クランプ受け具とそれを用いたクランプ装着方法 - Google Patents

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Naruaki Saito
成亮 斉藤
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Abstract

【課題】クランプ受け具に邪魔されることなくワイヤハーネスの組立作業を行い、加えてクランプの誤欠品の検査を効率良く行えるようにする。
【解決手段】横長のフレーム32と、フレームに起立して設けられ、各クランプ28を受ける各クランプ受け具本体34〜36と、フレームに垂下して設けられ、ワイヤハーネス組立用の布線板21の孔部23aに挿入離脱自在に支持される突出部6とを備えた脱着式クランプ受け具31を基本とする。各クランプ受け具本体34〜36に設けたクランプ検知用の各スイッチ52と、各スイッチに続く接続回路19とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤハーネスの組立工程でワイヤハーネスに固定用のクランプを装着するための脱着式クランプ受け具とそれを用いたクランプ装着方法に関するものである。
従来、ワイヤハーネスを製造するために、複数の布線板の上面に電線受け具(支持具)やクランプ受け具やコネクタ受け具等といった複数の受け具を立設し、各電線受け具に沿って複数の電線を布線し、クランプ受け具にセットされた合成樹脂製のクランプや、合成樹脂製の保護チューブ等といった外装部品を電線に装着したり、電線にテープ巻きを施したりすることが知られている。クランプは、完成したワイヤハーネスを車両等のパネルの孔に固定するための部品である。
例えば特許文献1には、図4にその従来例を示す如く、バンド付きクランプ41を支持するクランプ受け具61が記載されている。このクランプ受け具61は、不図示の布線板に起立固定される支柱の先端側の頭部にクリップ受け(保持)用の穴部62を有し、穴部62にクランプ41の略傘状の係止用クリップ45を挿入保持させ、複数本の電線で成るワイヤハーネス63をバンド49で結束して、ワイヤハーネス63の所要箇所にクランプ61を装着するものである。
このバンド付きクランプ61は、断面鋸歯状の係止溝49aを有するバンド49と、バンド49の基端に一体に設けられたバンド挿通部43と、バンド挿通部43に一体に設けられた一対の板ばね部44及び略傘状の(正確には一対の傾斜状の爪部で成る)係止用クリップ45と、バンド挿通部43内に設けられ、係止溝49aに係合する可撓性の係止爪43aとを備えたものである。
また、特許文献1の発明の実施形態によるクランプ受け具(図示せず)は、支柱の先端側の頭部に対して側方からバンド付きクランプの頭部(バンド挿通部と板ばね部と係止用クリップ)を挿入保持させるための収容溝と、バンドをバンド挿通部に案内するためのガイド溝とを有している。バンド付きクランプの頭部をクランプ受け部の収容溝にセットした状態で、ワイヤハーネスにバンドを巻き付けてガイド溝に沿ってバンド挿通部に挿入係止させ、全ての外装部品の装着後にクランプをワイヤハーネスごとクランプ受け部から離脱させる。
また、特許文献2には、図5に示すクランプ46を電線64に装着するための不図示のクランプ取付治具(クランプ受け具)が記載されている。このクランプ46は、略板状の一対のクランプ本体65を薄肉ヒンジ66で一体に連結し、両クランプ本体65は中間部に断面半環状の電線挟持部47を有すると共に、先端側に各係止部67を有し、片方のクランプ本体65が外向きの略傘状の係止用クリップ48を有して成るものである。
不図示の布線板の上にクランプ取付治具が立設固定され、クランプ取付治具は、支柱の先端の頭部にクランプ支持溝と電線支持溝とを有すると共に、頭部にレバー式の押圧部を回動自在に軸支して構成されている。クランプ支持溝に、クランプ46の係止用クリップ48を有する一方のクランプ本体65をセットし、一方のクランプ本体65の電線挟持部47に電線64を挿通し、レバー式の押圧部を閉止方向に回動させて、他方のクランプ本体65を一方のクランプ本体65に接合係止させる。
また、特許文献3(図示せず)には、布線台(布線板)に複数の電線受け具やクランプ取付治具(クランプ受け具)を立設し、クランプ取付治具は、従来において複数本のクランプ取付治具を並列に配置したのに対し、各クランプに対応する複数のクランプ受部を横長水平の固定ステーに並列に設け、各クランプ受部に各一対のガイドピンを突設し、固定ステーを左右一対の脚部の上端側に固定し、一対の脚部を支持部に回動(傾倒)自在に軸支して構成したことが記載されている。
そして、支持部を布線台に固定し、布線台上に布線されたワイヤハーネスに向けて脚部と一体に固定ステー及びクランプ受部を起立させ、各クランプ受部にセットされたバンド付きクランプを各一対のガイドピンの間でワイヤハーネスに装着し、クランプ付きのワイヤハーネスに対して脚部と一体に固定ステー及びクランプ受部を布線台に向けて傾倒離脱させるようになっている。
特開平8−58752号公報(図1,図4) 特開平8−9539号公報(図1,図7) 特開平7−336845号公報(図1,図2)
しかしながら、上記従来の各クランプ受け具にあっては、布線板にクランプ受け具が常に固定されている(着脱するにはねじ締め固定及びその解除といった面倒な作業を必要とする)ために、例えば布線板上のクランプ受け具が密集する場所においては、ワイヤハーネスへの保護チューブやプロテクタや防水グロメット等の外装部品の組付やテープ巻き等といった作業が行い難いという問題があった。この問題は、一枚の布線板を複数種のワイヤハーネスの組立製造に使用する場合に、一枚の布線板に複数種のクランプ受け具が混在してしまうことで、顕著になっていた。
また、ワイヤハーネス組立工程において、布線板は複数枚が並列に配置されてコンベア等の移動手段で順次各作業位置に送られるようになっているが、クランプ受け具を各布線板ごとに固定して設けるために、クランプ受け具の数が多く必要となり、クランプ受け具の設計や製造に多くの手間やコストがかかるという問題があった。
また、ワイヤハーネスにクランプ41,46が規定通りに装着されたか否かの誤品欠品の検査を行うには、ワイヤハーネス63,64を一度、クランプ受け具や電線受け具やコネクタ受け具等といった受け具から外し、別の場所ないし工程でクランプ41,46の誤品欠品の検査を行うために、作業効率が悪いという問題があった。
本発明は、上記した点に鑑み、クランプ受け具に邪魔されることなくワイヤハーネスの組立作業をスムーズに行うことができ、また、ワイヤハーネス組立工程におけるクランプ受け具の数を削減することができ、それに加えて、クランプの誤品欠品の検査を効率良く行うことのできる脱着式クランプ受け具とそれを用いたクランプ装着方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る脱着式クランプ受け具は、横長のフレームと、該フレームに起立して設けられ、各クランプを受ける複数のクランプ受け具本体と、該フレームに垂下して設けられ、ワイヤハーネス組立用の布線板の孔部に挿入離脱自在に支持される突出部とを備えたことを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスに各クランプを装着する際に脱着式クランプ受け具が布線板に装着される。布線板への脱着式クランプ受け具の装着は、突出部を布線板の孔部に挿入することで容易に行われる。ワイヤハーネスに各クランプを装着した後、布線板から脱着式クランプ受け具が離脱される。布線板からの脱着式クランプ受け具の離脱は、突出部を布線板の孔部から引き抜くことで容易に行われる。突出部の形状及び数は適宜設定可能である。
請求項2に係る脱着式クランプ受け具は、請求項1記載の脱着式クランプ受け具において、前記複数のクランプ受け具本体に設けられたクランプ検知用の各スイッチと、該各スイッチに続く接続回路とを備えたことを特徴とする。
上記構成により、各クランプ受け具本体に正規の各クランプをセットすることで各スイッチが押されて作動し、各クランプ受け具本体にセットした各クランプをワイヤハーネスに装着した状態で、各スイッチに続く接続回路を通じて導通検査が行われる。クランプが誤品や欠品である場合に、スイッチが押されないことで接続回路に通電が行われず、誤品欠品が検知される。
請求項3に係る脱着式クランプ受け具を用いたクランプ装着方法は、請求項1記載の脱着式クランプ受け具を用いたクランプ装着方法であって、前記布線板に前記脱着式クランプ受け具を装着し、前記複数のクランプ受け具本体に前記各クランプをセットし、該布線板上に布線されたワイヤハーネスに該各クランプを組み付けた後、該布線板から該脱着式クランプ受け具を離脱させることを特徴とする。
上記構成により、布線板上で電線の布線等が行われ、複数本の電線で成るワイヤハーネスに各クランプを装着する際に、脱着式クランプ受け具が布線板の所要位置に装着され、各クランプ受け具本体に各クランプがセットされ、各クランプがワイヤハーネスの規定の位置に精度良く装着される。クランプの装着後に布線板から脱着式クランプ受け具が離脱される。
請求項4に係る脱着式クランプ受け具を用いたクランプ装着方法は、請求項2記載の脱着式クランプ受け具を用いたクランプ装着方法であって、前記布線板に前記脱着式クランプ受け具を装着し、前記複数のクランプ受け具本体に前記各クランプをセットし、該布線板上に布線されたワイヤハーネスに該各クランプを組み付け、前記接続回路に接続した導通チェッカで該各クランプの誤欠品を検査した後、該布線板から該脱着式クランプ受け具を離脱させることを特徴とする。
上記構成により、布線板上で電線の布線等が行われ、複数本の電線で成るワイヤハーネスに各クランプを装着する際に、脱着式クランプ受け具が布線板の所要位置に装着され、各クランプ受け具本体に各クランプがセットされ、各クランプがワイヤハーネスの規定の位置に精度良く装着される。各クランプ受け具本体に各クランプをセットすることで各スイッチが押されて作動し、各クランプ受け具本体にセットした各クランプをワイヤハーネスに装着した状態で、各スイッチに続く接続回路を通じて導通検査が行われる。クランプが誤品や欠品である場合に、スイッチが押されないことで接続回路に通電が行われず、誤品欠品が検知される。導通検査後に布線板から脱着式クランプ受け具が離脱される。
請求項1記載の発明によれば、ワイヤハーネスにクランプを装着する前及び装着した後にそれぞれ布線板から脱着式クランプ受け具を離脱させておくことで、クランプ受け具に邪魔されることなくワイヤハーネスの組立作業をスムーズに行うことができる。また、複数の布線板のうちのクランプを装着する工程の布線板のみに脱着式クランプ受け具を装着する(他の布線板からは脱着式クランプを離脱させる)ことで、ワイヤハーネス組立工程におけるクランプ受け具の数を削減することができる。
請求項2記載の発明によれば、各クランプを装着したワイヤハーネスを布線板から取り外すことなく、各クランプ受け具本体の各スイッチの作動の有無で、各クランプの誤品欠品の検査を効率良く行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、ワイヤハーネスにクランプを装着する前及び装着した後にそれぞれ布線板から脱着式クランプ受け具を離脱させておくことで、クランプ受け具に邪魔されることなく、電線の布線や保護チューブ等の部品の装着等といった作業すなわちワイヤハーネスの組立作業をスムーズに行うことができる。また、複数の布線板のうちのクランプを装着する工程の布線板のみに脱着式クランプ受け具を装着する(他の布線板からは脱着式クランプを離脱させる)ことで、ワイヤハーネス組立工程におけるクランプ受け具の数を削減することができる。
請求項4記載の発明によれば、ワイヤハーネスにクランプを装着する前及び装着した後にそれぞれ布線板から脱着式クランプ受け具を離脱させておくことで、クランプ受け具に邪魔されることなく、電線の布線や保護チューブ等の部品の装着等といった作業すなわちワイヤハーネスの組立作業をスムーズに行うことができる。また、複数の布線板のうちのクランプを装着する工程の布線板のみに脱着式クランプ受け具を装着する(他の布線板からは脱着式クランプを離脱させる)ことで、ワイヤハーネス組立工程におけるクランプ受け具の数を削減することができる。また、各クランプを装着したワイヤハーネスを布線板から取り外すことなく、各クランプ受け具本体の各スイッチの作動の有無で、各クランプの誤品欠品の検査を効率良く行うことができる。
本発明に係る脱着式クランプ受け具の一実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る脱着式クランプ受け具の他の実施形態を示す斜視図である。 図2の脱着式クランプ受け具を用いたクランプ装着方法の一実施形態を示す斜視図である。 従来のクランプ及びクランプ受け具の一形態を示す斜視図である。 従来のクランプの他の形態を示す斜視図である。
図1〜図2は、本発明に係る脱着式クランプ受け具の各実施形態、図3は図2の脱着式クランプ受け具を用いたクランプ装着方法の一実施形態をそれぞれ示すものである。
図1に示す脱着式クランプ受け具1は、略バー状の横長のフレーム2と、フレーム2に立設された複数のクランプ受け具本体3〜5と、フレーム2の長手方向両端部に垂下された位置決め兼着脱用の一対のピン部(突出部)6と、各クランプ受け具本体3〜5の上部の各クランプ受け部7に設けられたクランプ検知用の各スイッチ8と、各スイッチ8に接続されたリード線(電線)9と、各リード線9の先端側に配設された電気接続用のカプラ(コネクタ)10とを備えたものである。
横長のフレーム2は、板状等の金属材で形成され、本例においては、水平で横長の基板部11と、基板部11の途中で上向きに突出した逆凹字状の突板部12とで構成されている。基板部11は例えば図3の布線板21の上面21aに沿って配置され、突板部12は、布線板21上に配索された交差するワイヤハーネス22を避ける(突板部12の下側に挿通させる)ためのもので、脱着式クランプ受け具1を持ち運ぶ際の取っ手としても機能する。フレーム2の全長は例えば30cm程度である。
フレーム2の基板部11の長手方向両端部と長手方向中間部とにクランプ受け具本体3〜5が立設されている。各クランプ受け具本体3〜5は、基板部11に固定された金属製の垂直な断面円形の各支柱13,14と、各支柱13,14の先端(上端)に直交して固定して設けられた金属製の長方形状の水平な各支持板15と、各支持板15の突出方向先端側の上面に固定して設けられた合成樹脂製の各クランプ受け部(保持部)7と、各クランプ受け部7と一体に設けられたクランプ検知用の各スイッチ8とで構成されている。
左右の両端側の各クランプ受け具本体3,5の支柱13は下方に一体に延長されて断面円形の位置決め兼着脱用の一対のピン部6を構成している。一対のピン部6の先端(下端)はテーパ状に尖って、例えば図3の布線板21の差し込み用の各孔部23aに対するガイド面6aをなしている。ピン部6の外径は図3の孔部23aの内径よりも僅かに小さく設定され、一対のピン部6を同時に所定の一対の孔部23にスムーズに且つガタつきなく挿入(差し込み)できるようになっている。
ピン部6は、フレーム2の基板部11の下面に当接固定された合成樹脂製の円形の支持底部16の中央の孔(図示せず)を貫通している。ピン部6を例えば図3の布線板21上の金属製の円形の台座23の中央の孔部23aに下向きに挿入係合すると同時に、支持底部16の下面が台座23の上面23bに当接して、脱着式クランプ受け具1が布線板21上に安定に支持される。
各クランプ受け具本体3〜5の支柱13,14の上向きの突出高さは同一であり、各支柱13,14の上端側の各支持板15に配置固定された各クランプ受け部7の高さは同一に規定され、各クランプ受け部7は横一列に並列に配置されている。各支持板15はフレーム2を幅方向に横断して図1で手前側に突出し、各支持板15上の各クランプ受け部7も同様にフレーム11の前端よりも少し手前に突出して配置されている。これは、例えば図3の布線板21に対して脱着式クランプ受け具1を脱着させる際に、ワイヤハーネス22とフレーム2との干渉を避けるためである。
本例の各クランプ受け部7は何れもバンド付きクランプ(例えば図4の符号41で示す部品ないしそれに類似する部品)を支持するためのものであり、各クランプ受け部7には、本例で側方(図1の手前側)からクランプ41の頭部42(バンド挿通部43とその下側の板ばね部44とその下側の係止用クリップ45)を挿入セットするための受け溝(保持溝)17が設けられている。受け溝17は側方(図1の手前側)と上側とに連通した開口17a,17bを有し、受け溝17の奥壁17cの上部にはバンド挿通用の凹溝(符号17cで代用)が切欠形成されている。
各クランプ受け部7の受け溝17の奥壁17cに各スイッチ8の接触片8aが突出して配置され、各受け溝17内に所定の各バンド付きクランプ41の頭部42が側方から正しく奥まで挿入嵌合された際に、各スイッチ8の接触片8aが変位してスイッチ8の接点がオンするようになっている。各受け溝17の形状は、適用するバンド付きクランプ41の頭部42の形状に倣って形成されているので、バンド付きクランプ41が誤品の場合は受け溝17に正しく嵌合せず、スイッチ8が作動しないようになっている。バンド付きクランプ41が欠品の場合もスイッチ8は作動しないことは勿論である。
各スイッチ8の各二本ずつのリード線9はフレーム2の上面2aに沿ってフレーム2の一端側(図1で右側)に向けて配索され、フレーム2にテープ巻き18で固定され、各リード線9はフレーム2の一端側から外側に延長され、各リード線9の先端に接続された不図示の各端子が絶縁樹脂製のカプラ本体(コネクタハウジング)10a内に収容されてカプラ(コネクタ)10を構成している。各リード線9とカプラ10とで接続回路19を構成している。本例のカプラ10は雌端子を収容したものである。カプラ10は、例えば図3の布線板21上に配置固定されたクランプ導通検査用の相手側カプラ(相手側コネクタ)24に接続される。
図3の例の布線板21のワイヤハーネス22に対応して図1の脱着式クランプ受け具1を使用する場合は、図1の脱着式クランプ受け具1を前後反転させて且つ接続回路19の導出方向を左右反転させた形態として用いる。
図1の例においてはバンド付きクランプ41(図4)を用いる例で説明したが、クランプはバンド付きクランプ41に限らずバンドなしの例えば従来例の図5に類似する(便宜上図5の符号を付して説明する)一対の半環状の電線挟持部47(図5)を有する他種のクランプ46をバンド付きクランプ41と混合して使用することもある。
この場合は、他種のクランプ46の頭部(係止用クリップ48とその近傍部分(例えば板ばね等))を挿入係合させるための受け溝17(図1)を有するクランプ受け部7を使用する。受け溝17内にはスイッチ8の接触片8aが突出配置されることは言うまでもない。
また、図1の例において、クランプ41,46の頭部42ないし係止用クリップ48等を側方からではなく上方からクランプ受け部7内に挿入セットさせるようにすることも可能である。その場合は、図1のクランプ受け部7を支持板15上で後向きに90°反転して配置する。
また、スイッチ8のリード線9の配索方向は、例えば図3の布線板21上に配置されたクランプ導通検査用の相手側カプラ24の位置に応じて規定される。また、フレーム2の形状や、フレーム2に立設するクランプ受け具本体3〜5の数や形状等は必要に応じて適宜設定可能である。
図2に示す脱着式クランプ受け具31は、金属製の平面視略L字板状の水平で平坦なフレーム32と、フレーム32の左側の突出板33の突出端部側とフレーム32の右側の端部側と長手方向中間部とに立設された各クランプ受け具本体34〜36とを備え、各クランプ受け具本体34〜36の上側の各クランプ受け部37は、上方から図3のバンド付きクランプ27(図4のバンド付きクランプ41とは頭部42に対するバンド49の突出方向が異なる)の頭部28を挿入セットするための受け溝38を有したものである。図2において図1と同様の構成部分には便宜上同じ符号を付して説明する。
フレーム32の左側の突出板33は横長直線状のフレーム本体(基板部)39に直交して設けられている。突出板33の突出先端側の円孔40に金属製の断面円形の垂直な支柱13が貫通して溶接等で固定され、支柱13の下部側(突出板33よりも下側)に位置決め兼着脱用のピン部6が一体に形成されている。ピン部6は突出先端(下端)側にテーパ状のガイド面6aを有する。突出板33の下面に当接固定された合成樹脂製の円板状の支持底部16の中央の孔にピン部6が下向きに貫通している。
左端側のクランプ受け具本体34の支柱13の上端に長方形状の金属製の支持板51が固定され、支持板51は支柱13の上端からフレーム本体39側に向けて前向きに突出板33と平行に突出し、支持板51の突出先端51aはフレーム本体39の後端39aの上方近傍に位置している。支持板51の突出先端側51aの上面にクランプ検知用のスイッチ52と一体の合成樹脂製のクランプ受け部37が固定され、クランプ受け部37の受け溝38は上面と後面とにそれぞれ連通した開口38a,38bを有している。
上部開口38aから受け溝38内に合成樹脂製のバンド付きクランプ27(図3)の頭部28が挿入セットされ、受け溝38の底部に配置されたスイッチ52の接触片52aがバンド付きクランプ27の頭部28で押されて変位することで、スイッチ52がオンするようになっている。バンド付きクランプ27の頭部28は例えばバンド挿通部28aと板ばね(図示せず)と係止用クリップ28bとで成る。
フレーム32の右端側に配置されたクランプ受け具本体36は、水平な横長のフレーム本体39に貫通固定された垂直な断面円形の金属製の支柱13と、支柱13の下部側に一体に形成された位置決め兼着脱用のピン部6と、支柱13の上端において後向きに水平に且つフレーム本体39の後端39aよりも少し後方まで突出した長方形状の金属製の支持板53と、支持板53の突出先端側の上面に固定されたスイッチ52と一体の合成樹脂製のクランプ受け部37とを備えている。
フレーム本体39の下面に当接固定された合成樹脂製の円板状の支持底部16の中央の孔にピン部6が下向きに貫通している。ピン部6は先端側にテーパ状のガイド面6aを有する。右端側のピン部6と前記左端側のピン部6とを結ぶ仮想線はフレーム本体39に対して傾斜(交差)して位置する。
横長のフレーム32(フレーム本体39)の中央ないし中央寄りに配置されたクランプ受け具本体35は、フレーム本体39に立設されて下端部をフレーム本体39にねじ締め又は溶接等で固定された金属製の支柱14と、支柱14の上端に直交して後向きに突出して配置固定された長方形状の金属製の支持板53と、支持板53の突出端側の上面に固定されたスイッチ52と一体の合成樹脂製のクランプ受け部37とを備えている。
右側と中央の各クランプ受け具本体35,36のクランプ受け部37は、左側のクランプ受け具本体34のクランプ受け部37と同様に上部開口38aと後部開口38bとに連通した受け溝38を有し、クランプ受け部37の後部開口38bを有する後端面37aはフレーム本体39の後端39aよりも少し後方に突出し、上部開口38aからバンド付きクランプ27(図3)の頭部28を下向きに挿入セットするようになっている。右側と中央と左側の三つの各クランプ受け部37は横一列に且つ同一高さで配置され、各クランプ受け部37の後面37a(後部開口38b)は同一垂直面上に位置している。各クランプ受け部37の受け溝38内に各スイッチ52の接触片52aが突出して配置されている。
各クランプ受け部37の各スイッチ52の各二本ずつのリード線9はフレーム32の上面32aに沿って右向きに配索され、フレーム32の右端から外側に延長されて、各リード線9の先端側に電気接続用のカプラ(コネクタ)10が配設されている。カプラ10は絶縁樹脂製のカプラ本体10a内に各リード線9の先端の端子(雌端子)を収容して構成されている。各リード線9はフレーム32にテープ巻き18で固定されている。各リード線9とカプラ10とで接続回路19が構成されている。
なお、図2の例において、クランプはバンド付きクランプ27(図3)に限らずバンドなしの例えば従来例の図5に類似する一対の半環状の電線挟持部47を有する他種のクランプ46をバンド付きクランプ27と混合して使用することもある。この場合は、他種のクランプ46の頭部(係止用クリップ48とその近傍部分(例えば板ばね等))を挿入係合させるための受け溝38を有するクランプ受け部37を使用する。受け溝38内にはスイッチ52の接触片52aが突出配置されることは言うまでもない。
また、図2の例において、クランプ27,46の頭部28ないし係止用クリップ48等を上方からではなく側方(後方)からクランプ受け部37内に挿入セットさせるようにすることも可能である。その場合は、図2のクランプ受け部37を前後反転し且つ後向きに90°反転して配置する。また、フレーム32の形状や、フレーム32に立設するクランプ受け具本体34〜36の数や形状等は必要に応じて適宜設定可能である。
また、図1,図2の脱着式クランプ受け具1,31においては、左右端の支柱13とピン部6を一体に形成して(支柱13でピン部6を兼ねて)構造の簡素化、低コスト化を図っているが、支柱13とピン部6を別体で構成し、例えば図2のフレーム本体39の左端に位置決め兼着脱用のピン部6のみ垂下して設け、支柱13は図2の突出板33の先端側に起立して設けることも可能である。
以下に図3を用いて、図2の脱着式クランプ受け具31を用いたクランプ装着方法の一実施形態を説明する。
図3に示す如く、布線板(布線台)21の上には、電線受け具(支持具)29やコネクタ受け具30等といった各種の受け具が複数(多数)立設固定されている。コネクタ受け具30で支持されたコネクタを符号58で示す。布線板21に図2の脱着式クランプ受け具31を装着する(組み付ける)部位には、金属製の一対の円形の台座23が互いに左右方向且つ斜め方向に離間して予め固定して設けられている。台座23の中央には、脱着式クランプ受け具31の両端側の一対のピン部6を挿入支持させるための円形の孔部23aが上下方向に貫通して設けられている。
布線板21は水平又は作業者に向けて少し前下がりに傾斜して配置され、複数の布線板21が横並びに且つループ状に配置されて無端のコンベア等の移動手段(図示せず)で各部品等(電線50や保護チューブ30やクランプ27や防水グロメットやプロテクタやテープ巻き等)の組付工程順にゆっくりと移動する。
作業者は、指示された(製造するべき)ワイヤハーネス20の品番に応じて複数種の脱着式クランプ受け具の置き場(図示せず)から所定の脱着式クランプ受け具31を選択して、布線板21の所定の位置に脱着式クランプ受け具31を装着する。なお、明細書でワイヤハーネス20は組電線全体を示し、ワイヤハーネス22はワイヤハーネス20の一部分(電線配索部分)を示している。
脱着式クランプ受け具31の装着は、左右一対のピン部6を布線板21上の所定の(指示された)一対の台座23の孔部23aに上から下向きに挿入する(差し込む)ことで、簡単に行うことができる。ピン部6は布線板21の裏面側(下面側)に何らねじ締め等で固定する必要がなく、脱着式クランプ受け具31の自重でピン部6の上側の支持底部16が台座12に密着して安定に支持される。
脱着式クランプ受け具31の各ピン部6を布線板21の各台座23の孔部23aに差し込んだら、脱着式クランプ受け具31の一端側から導出されたスイッチ用リード線9を含む接続回路19のカプラ10を、布線板21の上面21aに固定された相手側カプラ24に嵌合接続する。
本例の相手側カプラ24は、接続回路19のカプラ10を上から下向きに嵌合するための嵌合室(上部開口)24bを有した絶縁樹脂製のカプラ本体24aと、嵌合室24b内に突出した複数の不図示の雄端子とを備え、各雄端子は導出側の各電線54の一端に接続され、各電線54は布線板21の下面側に沿って、布線板21の一端部側に配置固定された大きな集合カプラ55まで配索され、各電線54の他端が集合カプラ55内の端子に接続されている。
一枚の布線板21には、脱着式クランプ受け具31以外に作業エリア毎に他の種類の脱着式クランプ受け具(例えば図1の脱着式クランプ受け具1等)が組み付け配置されるが、他の脱着式クランプ受け具1の接続回路19のカプラ10を接続するための布線板21上の相手側カプラ24も共通の同じ集合カプラ55に他の電線54で接続される。
布線板21の集合カプラ55には、上向きに配索された導通チェッカ接続用兼制御部接続用の配線56のカプラ57を嵌合接続する。集合カプラ55は、移動する布線板21ごとに設けられているので、配線56とそのカプラ57は布線板21ごとに共通で使用し、後述のクランプ導通検査の後にカプラ57を集合カプラ55から抜き取る。
集合カプラ55に相手側配線56のカプラ57を接続した後、各脱着式クランプ受け具1,31の各クランプ受け具本体3〜5,34〜36の各クランプ受け部7,37に各バンド付きクランプ27,41の頭部(バンド挿通部28a,43と係止用クリップ28b,45等)28,42を挿入セットする。各バンド付きクランプ27,41のバンド27a,49は各クランプ受け部7,37の受け溝17,38の側部開口17a,38b側で上向きに起立して位置する。
例えばこの状態で(図3の各バンド付きクランプ27のセット前に)、布線板21上の各電線受け具29には既に各電線50が布線され、複数本の電線50の外周に合成樹脂製の保護チューブ(コルゲートチューブ)30が装着されてワイヤハーネス20の一部分22を構成している。ワイヤハーネス(複数本の電線50と保護チューブ30)22は脱着式クランプ受け具31の各クランプ受け部37の後端面37aに沿って水平に配索されている。脱着式クランプ受け具31の左端の支持板51の上面にワイヤハーネス22が載置されて、支持板51は電線受け具29の作用をしている。
その状態で、脱着式クランプ受け具31にセットされた各バンド付きクランプ27のバンド27aを手作業で上から下向きにワイヤハーネス20の外周面にループ状に巻き付けつつ、バンド付きクランプ27のバンド挿通部28に挿通してバンド挿通部28内の不図示の爪片で係止させる。バンド27aの余長部はニッパ等で切断する。他の脱着式クランプ受け具1にセットされた各バンド付きクランプ41についても同様に行う。
なお、布線板21に例えば脱着式クランプ受け具31を組み付けた状態で、各電線50を電線受け具29に沿って配索し、電線50に保護チューブ30を装着し、それらの後、脱着式クランプ受け具31の各クランプ受け部37に各バンド付きクランプ27を挿入セットし、バンド付きクランプ27のバンド27aをワイヤハーネス22に結束することも可能である。
但し、前述のように布線板21に各電線50を布線した後に脱着式クランプ受け具31を組み付けた方が、脱着式クランプ受け具31の邪魔にならずに電線50の布線作業や保護チューブ30の装着作業等を作業性良く容易に行うことができる。
一つの布線板21上の各作業エリア毎の各脱着式クランプ受け具1,31で全てのクランプ27,41を一組のワイヤハーネス20に組み付け終わったら、クランプ導通検査を行う。クランプ導通検査は、各脱着式クランプ受け具1,31の各スイッチ用接続回路19のカプラ10を接続した相手側カプラ24に電気的に続く集合カプラ55を、導通チェッカ接続用兼制御部接続用の配線56のカプラ57に接続した状態で、例えば不図示の導通チェッカ側のスイッチを入れることで行われる。
全ての所定のクランプ27,41が各脱着式クランプ受け具1,31の全てのクランプ受け部7,37に誤品欠品等なく正しくセットされていれば、不図示の導通チェッカ又は各クランプ受け部7,37の不図示のOKランプが点灯する。
もしも、クランプ27,41の誤品や欠品等があって、全てのクランプ受け部7,37のうちの一つでもクランプ27,41が正しくセットされていなければ、そのクランプ受け部7,37のスイッチ8,52がオンせずにオフのままであるので、そのスイッチ8,52に続くリード線9や回路54,56に通電が行われず、あるいは不図示の導通チェック用のループ回路が通電されずに遮断された状態となって、導通チェッカ又は各クランプ受け部7,37の不図示のNGランプが点灯する(異常を報知するブザーを併用することも可能である)。
布線板21のどのエリアの何番のクランプ受け部7,37で異常が生じたかが、導通チェッカあるいはクランプ受け部7,37の不図示の表示ランプ(NGランプ)等で表示される。作業者はその表示に従って正規のクランプ27,41をワイヤハーネス20の規定の位置に装着するないし装着し直す。
クランプ導通検査を合格した後、各脱着式クランプ受け具1,31の各クランプ受け部7,37から各クランプ27,41をワイヤハーネス20と一体に外し(離脱させ)、各脱着式クランプ受け具1,31の導通検査用の各カプラ10を布線板21上の各相手側カプラ24から外して、各脱着式クランプ受け具1,31を布線板21から持ち上げて取り外す(離脱させる)。脱着式クランプ受け具1,31の取り外し操作すなわち布線板21の台座23からのピン部6の抜き出し操作は、例えば左右の支柱13を両手で同時に引き上げることで容易に行うことができる。
クランプ導通検査を終了して、脱着式クランプ受け具1,31を布線板21から取り外すことで、その後にクランプ27,41以外の部品(例えばハーネスプロテクタやグロメットや他の保護チューブや後付け端子等の組付やテープ巻き等)をワイヤハーネス20に装着する作業をクランプ受け具1,31に邪魔されることなく作業性良く行うことができる。
なお、布線板21の集合カプラ55に導通チェッカ接続用兼制御部接続用の配線56を接続した状態で、布線板21の一箇所の作業エリアの一つの脱着式クランプ受け具31についてのみクランプ導通検査を実施することも可能である。この場合、一つの脱着式クランプ受け具31の各クランプ受け部37に正しく規定の各クランプ27が装着されていれば、導通チェッカ又はクランプ受け部37の不図示のOKランプが点灯する。
上記実施形態によれば、脱着式クランプ受け具1,31を必要な時にだけ布線板21に装着すればよいので、すなわち一ラインのワイヤハーネス組立工程の全ての布線板21のうちのクランプ組付工程の布線板21のみに脱着式クランプ受け具1,31を装着すればよいので、従来全ての布線板21に固定式のクランプ受け具を組付固定していたことに比べて、クランプ受け具の数を大幅に削減することができる。
また、一つの布線板21の第一のエリアで電線受け具29やコネクタ受け具30等に電線50の布線やコネクタ58のセット等を行う際には、第一のエリアの脱着式クランプ受け具31を装着せずに離脱させておくことで、電線50の布線やコネクタ58のセット等を脱着式クランプ受け具31で邪魔されずに作業性良く行うことができる。
また、一つの布線板21の第一のエリアに脱着式クランプ受け具31を装着してワイヤハーネス20にクランプ27を組み付ける際には、同じ布線板21の隣接の第二のエリアにおいて、第一のエリアの脱着式クランプ受け具31に邪魔されることなく、電線受け具29やコネクタ受け具30等に電線50の布線やコネクタ58のセット等を作業性良く行うことができる。
また、布線板21の第一のエリアで脱着式クランプ受け具31を装着してワイヤハーネス22にクランプ27を組み付けてクランプ導通検査を行った後は、脱着式クランプ受け具31を布線板21から取り外すことで、第一のエリアにおいて脱着式クランプ受け具31に邪魔されることなく、その後のワイヤハーネス20への他の部品の組付やテープ巻き等を作業性良く行うことができる。
また、脱着式クランプ受け具1,31にクランプ導通検査機能を持たせたことにより、従来のようにワイヤハーネス20を布線板21から外すことなく、クランプ27,41の誤品欠品の検査を作業性良く且つ効率良く行うことができる。
なお、上記実施形態においては、脱着式クランプ受け具1,31の各クランプ受け部7,37にクランプ検知用のスイッチ8,52と、各スイッチ8,52に接続したリード線9とカプラ10とで成る接続回路19を設けた例で説明したが、例えばクランプ検知用のスイッチ8,52と各接続回路19を排除した場合でも、上記同様の効果すなわち、その脱着式クランプ受け具1,31を特定の作業エリアのみで使用することで、他の作業エリアでの外装作業を行いやすくなる効果や、クランプ受け具の数を削減することができる効果を奏するものである。
また、上記実施形態においては、脱着式クランプ受け具1,31を布線板21に支持固定させるために一対のピン部(突出部)6を用いたが、ピン部6の数は一対に限らず、例えばフレーム2,32が長い場合や、フレーム2,32が真直ではなく略くの字状等に屈曲形成されたものである場合等には、ピン部6の数を三本ないしそれ以上とすることも可能である。また、一対のピン部6に代えて一つの板状の不図示の突出片(突出部)を用い、布線板21に円形の一対の孔部23aではなく一つの不図示の長孔を設けて、長孔に突出片を挿入係合させることで、脱着式クランプ受け具1,31を布線板21に回転を抑えて支持固定させることも可能である。
また、脱着式クランプ受け具1,31の形状や数や配置に関し、一つの布線板21上における脱着式クランプ受け具1,31の取り付け位置を選択可能することにより、複数の品番のワイヤハーネス20を一つの布線板21で作製することができる。すなわち、一つの布線板21上において、第一の脱着式クランプ受け具1を布線板21の例えば右側に配置して、品番Aのワイヤハーネスを作製し、第一の脱着式クランプ受け具1とは形状の異なる第二の脱着式クランプ受け具31を同じ布線板21の例えば左側に配置して、品番Bのワイヤハーネスを作製し、第一と第二の脱着式クランプ受け具1,31を同じ布線板21の例えば左右両側に同時に配置して、品番Cのワイヤハーネスを作製することができる。脱着式クランプ受け具1,31の形状等はワイヤハーネス20の品番に応じて適宜設定されることは言うまでもない。
本発明に係る脱着式クランプ受け具とそれを用いたクランプ装着方法は、クランプ受け具に邪魔されることなくワイヤハーネスの組立作業をスムーズに行い、また、ワイヤハーネス組立工程におけるクランプ受け具の数を削減し、それに加えて、クランプの誤品欠品の検査を効率良く行うために利用することができる。
1,31 脱着式クランプ受け具
2,32 フレーム
3〜5,34〜36 クランプ受け具本体
6 ピン部(突出部)
8,52 スイッチ
19 接続回路
21 布線板
22 ワイヤハーネス
23a 孔部
28,41 バンド付きクランプ(クランプ)

Claims (4)

  1. 横長のフレームと、該フレームに起立して設けられ、各クランプを受ける複数のクランプ受け具本体と、該フレームに垂下して設けられ、ワイヤハーネス組立用の布線板の孔部に挿入離脱自在に支持される突出部とを備えたことを特徴とする脱着式クランプ受け具。
  2. 前記複数のクランプ受け具本体に設けられたクランプ検知用の各スイッチと、該各スイッチに続く接続回路とを備えたことを特徴とする請求項1記載の脱着式クランプ受け具。
  3. 請求項1記載の脱着式クランプ受け具を用いたクランプ装着方法であって、前記布線板に前記脱着式クランプ受け具を装着し、前記複数のクランプ受け具本体に前記各クランプをセットし、該布線板上に布線されたワイヤハーネスに該各クランプを組み付けた後、該布線板から該脱着式クランプ受け具を離脱させることを特徴とする脱着式クランプ受け具を用いたクランプ装着方法。
  4. 請求項2記載の脱着式クランプ受け具を用いたクランプ装着方法であって、前記布線板に前記脱着式クランプ受け具を装着し、前記複数のクランプ受け具本体に前記各クランプをセットし、該布線板上に布線されたワイヤハーネスに該各クランプを組み付け、前記接続回路に接続した導通チェッカで該各クランプの誤欠品を検査した後、該布線板から該脱着式クランプ受け具を離脱させることを特徴とする脱着式クランプ受け具を用いたクランプ装着方法。
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