JP5916538B2 - 端子ボックス - Google Patents

端子ボックス Download PDF

Info

Publication number
JP5916538B2
JP5916538B2 JP2012145526A JP2012145526A JP5916538B2 JP 5916538 B2 JP5916538 B2 JP 5916538B2 JP 2012145526 A JP2012145526 A JP 2012145526A JP 2012145526 A JP2012145526 A JP 2012145526A JP 5916538 B2 JP5916538 B2 JP 5916538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output line
terminal
pressing member
posture
terminal plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012145526A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014011250A (ja
Inventor
康博 大森
康博 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hosiden Corp filed Critical Hosiden Corp
Priority to JP2012145526A priority Critical patent/JP5916538B2/ja
Publication of JP2014011250A publication Critical patent/JP2014011250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5916538B2 publication Critical patent/JP5916538B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

本発明は、太陽電池モジュールからの出力線を接続する端子板を備えた端子ボックスに関する。
太陽電池モジュール用の端子ボックスの内部には、端子板が収容されており、その端子板に対して、端子ボックスの内部に導入された太陽電池モジュールからの出力線が接続される。このとき、出力線と端子板との接続を半田付け等により行うと現場での作業量が増大し、好ましくない。また、半田付け等では作業者の技術の巧拙により接続状態がばらついたり、接続不良を生じるおそれもある。さらに、半田付け等によって接続した場合には、出力線を取り外す際の作業も煩雑となる。
このような問題を解決するために、以下のような技術が知られている。例えば、特許文献1の端子ボックスでは、端子板は、その長さ方向途中で折り返されてその折り返す手前の基片と折り返し片とから成り、その折り返し片を、電極(出力線)を介在して基片に係止し、折り返し片と基片の間で電極を挾持して圧接接続している。
この特許文献1の端子ボックスでは、基片に形成された導入孔を介して、基片と折り返し片との間の空間内に電極を導いく。その後、電極の先端を基片と折り返し片とが離間する側に引き出し、折り返し片を押圧方向側に変位させて、基片と折り返し片とにより電極を挟持固定する。すなわち、この特許文献1の端子ボックスでは、折り返し片を変位させることにより、電極の固定を行うことができる。
また、特許文献2のリボンワイヤー締結装置は、リボンワイヤー(出力線)の差込をガイドするベース面を提供する支持フレームと、前記リボンワイヤーを差し込むための収容空間を前記ベース面上に形成する第1位置と前記収容空間に差し込まれるリボンワイヤーを弾性力で押圧して固定する第2位置との間で回動自在に前記支持フレームに取り付けられた弾性部材と、を備えている。
この特許文献2のリボンワイヤー締結装置は、ジャンクションボックス(端子ボックス)の内部に収容され、上述した端子板と同様の機能を有している。このリボンワイヤー締結装置では、弾性部材を第1位置にした状態でリボンワイヤーをベース面上に位置させ、その後、弾性部材を第2位置に回動する。このとき、リボンワイヤーはベース面と弾性部材とにより挟持固定される。すなわち、このリボンワイヤー締結装置では、弾性部材を回動操作するだけでリボンワイヤーの接続および取り外しを行うことができる。
特開2002−359389号公報 特開2011−151025号公報
特許文献1の端子ボックスでは、端子板を折り曲げることにより、基片と折り返し片とを形成しているため、端子板の弾性により挟持力が弱まるおそれがある。一方、折り返し片を挟持状態に維持しておいた場合には、端子板が塑性変形するおそれがある。その場合には、電極を取り外すためには、折り返し片に力を加えて変形させなければならず、作業効率が低下する。
一方、特許文献2のリボンワイヤー締結装置では、ベース面と弾勢部材との僅かな隙間にリボンワイヤーを差し込まなければならない。そのため、その差込のための作業スペースが必要となり、端子ボックスの小型化を阻害するおそれがある。また、このような作業は作業性の低下を招くおそれもある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、出力線と端子板との接続および取り外しが容易な端子ボックスを提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の端子ボックスは、太陽電池モジュールからの出力線が接続される端子板と、前記端子板を収容するボックス本体と、を備え、前記端子板は、当該端子板の面上に案内された前記出力線を載置する載置部を備え、前記案内された出力線を前記載置部に押圧可能な押圧部材と、前記押圧部材を、前記載置部との間で前記出力線を挟持固定する固定姿勢と、前記出力線を挟持しない開放姿勢と、の間で回動可能に支持する回動支持機構と、前記固定姿勢を維持する固定姿勢維持機構と、を備え、前記回動支持機構は、前記開放姿勢から前記固定姿勢への回動方向が、前記出力線が前記載置部に案内される方向以外の方向に設定され、前記押圧部材は、前記固定姿勢維持機構に対して前記固定姿勢の維持を解除するための外力を作用させる解除孔を備えた
この構成では、押圧部材が、回動支持機構によって固定姿勢と開放姿勢との間を回動可能に支持されているが、押圧部材の開放姿勢から固定姿勢への回動方向が、出力線が載置部に案内される方向とは異なる方向に設定されている。すなわち、この構成では、出力線が案内される側では、押圧部材と端子板とが大きく離間する。そのため、出力線を載置部に案内する等の作業に必要な空間が確保でき、作業が容易となる。
また、固定姿勢維持機構によって押圧部材の固定姿勢が維持されるため、不用意に出力線の固定が解除されることを防止することができる。
さらに、解除孔を介して外力を作用させることにより、押圧部材の固定姿勢の維持が解除されるため、押圧部材を開放姿勢に移行させることができる。
本発明の端子ボックスの好適な実施形態の一つでは、前記端子ボックスの底面には、前記出力線を前記端子ボックスの内部に導入する開口が形成され、前記載置部は、前記端子板の端部に形成され、前記端子板は、前記載置部の前記開口側の端部と前記開口の前記載置部側の端縁とが近接するように配置されている。
開口と端子板(特に載置部)との位置関係をこのように設定することにより、端子ボックスの内部に導入された出力線を、開口の端縁および載置部の端部に沿って折り返すだけで出力線を載置部上に案内することができる。
本発明の端子ボックスの好適な実施形態の一つでは、前記開放姿勢を維持する開放姿勢維持機構を備えている。この構成では、開放姿勢維持機構によって押圧部材の開放姿勢が維持されるため、出力線を載置部上に案内する等の作業を行う際に、押圧部材が不用意に固定姿勢側に変位することを防止することができる。
実施例1における本発明の端子ボックスの一部分解斜視図である。 実施例1における本発明の端子ボックスの端子板付近の分解斜視図である。 実施例1における本発明の端子ボックスの開放姿勢の端子板と押圧部材を示す図である。 実施例1における本発明の端子ボックスの固定姿勢の端子板と押圧部材を示す図である。 実施例1における本発明の端子ボックスの側断面図である。 実施例2における本発明の端子ボックスの開放姿勢の端子板と押圧部材とを示す図である。 実施例2における本発明の端子ボックスの固定姿勢の端子板と押圧部材とを示す図である。 実施例3における本発明の端子ボックスの開放姿勢の端子板と押圧部材とを示す図である。 実施例3における本発明の端子ボックスの固定姿勢の端子板と押圧部材とを示す図である。
以下に図面を用いて本発明の端子ボックスの実施形態を説明する。図1は本実施形態における端子ボックスの一部分解斜視図である。なお、以下の説明における上または下とは、端子ボックスを図1のように置いた状態における上または下をいう。また、外部ケーブル4が接続される側を後、外部ケーブル4が接続される側に対向する側を前とし、上下および前後方向に直交する方向(後述する端子板20の配列方向)を側方として説明する。
図1に示すように、端子ボックスは、樹脂製のボックス本体1と、樹脂製の蓋体2とを備えている。ボックス本体1は、上方が開口した略箱状に形成されている。ボックス本体1の上方の開口は蓋体2により閉塞することができる。
ボックス本体1の底面には開口11が形成されている。この開口11を介して、各々の太陽電池モジュールからの出力線3をボックス本体1の内部に導入する(図5参照)。また、ボックス本体1の底面上には複数の端子板20が並列状態で配置されている。本実施形態では4つの端子板20が配置されている。各々の端子板20には、対応する太陽電池モジュールからの出力線3が接続される。なお、出力線3と端子板20との接続の詳細は後述する。
また、ボックス本体1の後側の側壁には2つの挿通孔が形成されている。各々の挿通孔を介して外部ケーブル4がボックス本体1の内部に導入される。各々の外部ケーブル4は、4つの端子板20のうち、配列方向の両端部に位置する端子板20に接続されている。端子板20への外部ケーブル4の取り付け方法は後述する。
また、図に示すように、隣接する端子板20の間にはバイパスダイオード5が設けられている。端子板20へのバイパスダイオード5の取り付け方法は後述する。
図2は、端子板20付近の分解斜視図である。図には、端子板20、押圧部材30、外部ケーブル固定部材40、ダイオード固定部材50を示している。これらはいずれも導電性材料によって形成されており、組み合わされた状態では互いに導通状態となる。また、図3および4は、開放姿勢および固定姿勢の端子板20と押圧部材30とを示す図である。
端子板20の前端側には平坦面からなる載置部21が設けられている。載置部21は、後述するように、開口11を介してボックス本体1の内部に導入された出力線3の先端部分が載置される部分である。
端子板20の長手方向における中央付近には、貫通孔22が形成されている。この貫通孔22を介して、ダイオード固定部材50の端部が挿通される。この貫通孔20の前側の側壁から後方に向かって一対の係合片23が突出形成されている。この係合片23の上面には、後端側ほど下がるような傾斜面23aが形成されている。
端子板20の後端にも係合片23と同様の係合片24が後方に向かって突出形成されている。この係合片24の上面にも、後端側ほど下がるような傾斜面24aが形成されている。
端子板20の貫通孔22が形成されている部分よりも少し前側の両側面には、側方に突出する一対の係止凸部23bが形成されている。この係止凸部23bは、後述するように、押圧部材30の突出片33とともに開放姿勢維持機構Aとして機能する。
端子板20の載置部21の後方の両側面には、側方に突出する一対の支持部25が形成されている。この支持部25は、後述するように、押圧部材30の被支持孔33aとともに回動支持機構Bとして機能する。
載置部21の側面には、側方に突出する一対の係合片26が形成されている。この係合片26は、後述するように、押圧部材30の係合孔32aとともに固定姿勢維持機構Cとして機能する。
外部ケーブル固定部材40は、外部ケーブル4を挿通する挿通孔41が形成されている。また、外部ケーブル固定部材40は弾性を有する付勢部42が折り曲げ形成されている。この付勢部42の端部には突出片43が突出形成されており、突出片43が挿通孔41に挿通するように形成されている。
外部ケーブル固定部材40を端子板20に組み付けた状態では、挿通孔41に端子板20の係合片24が挿通している。外部ケーブル固定部材40に外部ケーブル4を接続する場合には、まず、端子板20の下面と付勢部42の上面とを接触させた状態で外部ケーブル固定部材40の上端部を引き上げる、または、端子板20の上面を押し下げることにより、挿通孔41を大きく開口させる。この状態で、挿通孔41に外部ケーブル4を挿通する。このとき、係合片24には傾斜面24aが形成されているため、外部ケーブル4の挿通が容易となる。外部ケーブル4の挿通が完了すると、外部ケーブル固定部材40の端部を引き上げていた力、または、端子板20を押し下げていた力を解除する。すると、付勢部42の付勢力が端子板20に作用し、係合片24の上面と挿通孔41の上側内面との間に挟持力が生じる。そのため、外部ケーブル4が、挿通孔41の上端縁と係合片24との間に挟持固定される。これにより、外部ケーブル4を外部ケーブル固定部材40を介して端子板20に接続することができる。
ダイオード固定部材50は、バイパスダイオード5の端子を挿通する挿通孔51が形成されている。なお、端子板20の配列方向における端部以外に位置する端子板20には、2つのバイパスダイオード5が接続される必要があるため、ダイオード固定部材50は一対の挿通孔51が形成されている。また、ダイオード固定部材50は弾性を有する付勢部52が折り曲げ形成されている。この付勢部52の端部には突出片53が突出形成されており、突出片53が挿通孔51に挿通するように形成されている。
ダイオード固定部材50を端子板20に組み付けた状態では、挿通孔51に端子板20の係合片23が挿通している。ダイオード固定部材50にバイパスダイオード5の端子を接続する場合には、端子板20の下面と付勢部52の上面とを接触させた状態でダイオード固定部材50の上端部を引き上げる、または、端子板20の上面を押し下げることにより、挿通孔51を大きく開口させる。この状態で、挿通孔51にバイパスダイオード5の端子を挿通する。このとき、係合片23には傾斜面23aが形成されているため、バイパスダイオード5の端子の挿通が容易となる。バイパスダイオード5の端子の挿通が完了すると、ダイオード固定部材50の端部を引き上げていた力、または、端子板20を押し下げていた力を解除する。すると、付勢部52の付勢力が端子板20に作用し、係合片23の上面と挿通孔51の上側内面との間に挟持力が生じる。そのため、バイパスダイオード5の端子が、挿通孔51の上端縁と係合片23との間に挟持固定される。これにより、バイパスダイオード5の端子をダイオード固定部材50を介して端子板20に接続することができる。
押圧部材30は、上壁31と、上面の両側端から垂下された側壁32を備えている。また、各々の側壁32から後方に向かって突出片33が延出されている。この突出片33には被支持孔33aが形成されている。図3,4に示すように、押圧部材30を端子板20に組み付ける際には、端子板20の支持部25の周面が部分的に被支持孔33aの内面に接触するように取り付けられる。これにより、押圧部材30は、図3に示す開放姿勢と図4に示す固定姿勢との間を回動可能となる。したがって、本実施例では、支持部25と被支持孔33aとにより、回動支持機構Bが構成されている。
押圧部材30が開放姿勢になった際には、端子板20の係止凸部23bが突出片33の内面に当接する。この当接力により、押圧部材30を開放姿勢に維持することができる。したがって、本実施例では、係止凸部23bと突出片33とにより、開放姿勢維持機構Aが構成されている。
側壁32には前後方向に延びる係合孔32aが形成されている。この係合孔32aは、図4に示すように、押圧部材30を固定姿勢にした際に端子板20の係合片26と係合し、押圧部材30を固定姿勢に維持することができる。したがって、本実施例では、係合片26と係合孔32aにより固定姿勢維持機構Cが構成されている。
また、側壁32の上端部分には上壁31の端部にわたって解除孔32bが形成されている。この解除孔32bを介してドライバ等の治具を挿入し、解除孔32bの上壁31側の端面と治具との接触部分を支点として、治具の先端が外方に変位するように力を作用させる。すると、係合片26と係合孔32aとの係合が解除され、押圧部材30を開放姿勢側に回動することができる。
図3に示すように、上壁31の内面には付勢部35が設けられている。この付勢部35は上壁31の後端部を内方に折り曲げ、弾性を有する形状に形成されている。この付勢部35は、押圧部材30を固定姿勢にした際に、端子板20の載置部21に載置された出力線3に対して載置部21に付勢する付勢力を作用させる。これにより、端子板20と押圧部材30との間に出力線3を挟持固定することができる。
出力線3を端子板20に接続する際には、先ず、押圧部材30を図3に示す開放姿勢にした状態で、ボックス本体1の開口11を介して出力線3をボックス本体1の内部に案内する。そして、出力線3の先端部分を折り曲げ、端子板20の載置部21上に位置させる。本実施例では、図5に示すように、載置部21の前端部と開口11の後端縁とが近接するように構成されているため、出力線3を開口11の後端縁に沿って折り曲げるだけで出力線3の先端部分を載置部21上に案内することができる。
その後、押圧部材30を開放姿勢から固定姿勢側に回動させる。この回動は、係合片26と係合孔32aとが係合するまで行う。押圧部材30が固定姿勢になると、付勢部35が出力線3に付勢力を付与し、出力線3が端子板20と押圧部材30との間で挟持固定される。これにより、出力線3が端子板20に接続される。
このように、本実施例における端子ボックスでは、押圧部材30の開放姿勢から固定姿勢への回動方向が、出力線3が案内される方向とは反対方向となっている。そのため、出力線3が案内される側では、押圧部材30が端子板20から大きく離間している。これにより、作業空間が確保され、作業が容易となる。
また、出力線3と端子板20との接続を解除する場合には、解除孔32bを介してドライバ等の治具を挿入し、外力を作用させるだけで、係合片26と係合孔32aとの係合を解除し、押圧部材30を開放姿勢側に回動することができる。
本実施例における端子ボックスは、押圧部材30の回動方向が横方向となっている点において実施例1とは異なっている。図6,7は、本実施例における端子板20と押圧部材30とを示す図である。
図7に示すように、端子板20の載置部21の一方の側面には、断面形状略円弧状の支持片27が形成されている。また、図6に示すように、端子板20の載置部21の他方側の側面には、側方に突出する係合片26が形成されている。
一方、支持片27に対応する側の押圧部材30の側壁32には、図7に示すように、端子板20の支持片27を挿通する被支持孔32cが形成されている。上述したように、支持片27の断面形状が略円弧状に形成されているため、支持片27の内面に被支持孔32cの下側の内面が接触する状態で、押圧部材30を回動することができる。したがって、本実施例では、支持片27と被支持孔32cとにより、本発明の回動支持機構Bが構成されている。
また、係合片26に対応する側の押圧部材30の側壁32には、図6に示すように、係合孔32aが形成されている。この係合孔32aは、実施例1と同様に、押圧部材30が固定姿勢にある際に、端子板20の係合片26と係合することにより、押圧部材30の固定姿勢を維持する。したがって、本実施例でも、係合片26と係合孔32aとにより本発明の固定姿勢維持機構Cが構成されている。
出力線3を端子板20に接続する際には、図6に示すように、押圧部材30を開放姿勢にした状態で出力線3を折り曲げて載置部21上に位置させる。その後、係合片26が係合孔32aに係合するまで押圧部材30を回動し、固定姿勢に変位させる。これにより、押圧部材30と端子板20とにより出力線3が挟持固定され、出力線3が端子板20に接続される。
このように、本実施例における端子ボックスでは、押圧部材30の開放姿勢から固定姿勢への回動方向が、出力線3が案内される方向に直交する方向となっている。そのため、出力線3が案内される側では、押圧部材30が端子板20から大きく離間している。これにより、作業空間が確保され、作業が容易となる
本実施例における押圧部材30は、回動方向は実施例1と同様であるが、回動支持機構Bや固定姿勢維持機構Cの構成が異なっている。図8,9は、本実施例における端子板20と押圧部材30とを示す側断面図である。
図に示すように、本実施例における端子板20では、載置部21は、上壁21a,縦壁21b,縦壁21c,下壁21d,前壁21eにより構成されている。縦壁21b,21cはそれぞれ上壁21aの後および前の端部から垂下されている。下壁21dは縦壁21cの下端部から前方に向けて設けられている。前壁21eは下壁21dの前端部から立設されている。なお、縦壁21c,下壁21d,前壁21eにより、凹部Dが形成される。また、縦壁21bの上端部付近には、支持孔21fが形成されている。
一方、押圧部材30は、上壁31を備え、上壁31の後端部には断面形状略円弧状の被支持片36が形成されている。この被支持片36は端子板20の支持孔21fに挿通され、これらにより押圧部材30が回動可能に支持される。したがって、本実施例では被支持片36と支持孔21fとにより、本願発明の回動支持機構Bが構成されている。
また、上壁31の前端部からは縦壁37が設けられており、縦壁37の下端には付勢部38が折り返し形成されている。この付勢部38は弾性を有し、縦壁37と付勢部38との最大幅が、凹部Dの幅よりも若干大きくなるように形成されている。そのため、図9に示すように、押圧部材30を固定姿勢にした状態では、付勢部38の弾性力により、縦壁37が縦壁21cに付勢されるとともに、付勢部38が前壁21eに付勢される。これにより、押圧部材30の固定姿勢を維持することができる。したがって、本実施例では、縦壁21c,前壁21e,縦壁37,付勢部38により、本発明の固定姿勢維持機構Cが構成されている。
出力線3を端子板20に接続する際には、図8に示すように、押圧部材30を開放姿勢にした状態で出力線3を折り曲げて、凹部Dの上方を通って上壁21aの上面に案内する。なお、本実施例では、案内される出力線3の長さは実施例1,2よりも長くしておく。その後、上壁31の下面が上壁21aの上面に当接するまで押圧部材30を回動し、図9に示す固定姿勢に変位させる。このとき、出力線3は凹部Dに嵌り込みながら押圧部材30と端子板20とにより出力線3が挟持固定される。これにより、出力線3が端子板20に接続される。
なお、付勢部38の上端部を縦壁37側に折り曲げ形成している。この折り曲げ部分をつまめば、容易に押圧部材30を固定姿勢から開放姿勢に移行させることができる。
このように、本実施例における端子ボックスでは、押圧部材30の開放姿勢から固定姿勢への回動方向が、出力線3が案内される方向とは反対方向となっている。そのため、出力線3が案内される側では、押圧部材30が端子板20から大きく離間している。これにより、作業空間が確保され、作業が容易となる。
また、出力線3と端子板20との接続を解除する場合には、付勢部38の上端部分を引き上げるだけで、押圧部材30の固定姿勢の維持を解除でき、押圧部材30を開放姿勢側に変位させることができる。
〔別実施形態〕
(1)開放姿勢維持機構Aは上述の構成に限定されるものではない。例えば、突出片33の内面に、押圧部材30が開放姿勢になった際に、係止凸部23bが係止される凹部を設けても構わない。また、被支持孔33aの内面に径方向に突出する突起を設け、開放姿勢にある際に、この突起が支持部25によって係止されるように構成しても構わない。
(2)固定姿勢維持機構Cは上述の構成に限定されるものではない。例えば、押圧部材30に係合片を設け、この係合片が端子板20の端辺に係合するように構成しても構わない。
本発明は、太陽電池モジュールからの出力線を接続する端子板を内部に収容する端子ボックスに用いることができる。
A:開放姿勢維持機構
B:回動支持機構
C:固定姿勢維持機構
1:ボックス本体
3:出力線
11:開口
20:端子板
21:載置部
21c:縦壁(固定姿勢維持機構)
21e:前壁(固定姿勢維持機構)
21f:支持孔(回動支持機構)
23b:係止凸部(開放姿勢維持機構)
25:支持部(回動支持機構)
26:係合片(固定姿勢維持機構)
27:支持片(回動支持機構)
30:押圧部材
32a:係合孔(固定姿勢維持機構)
32b:解除孔
32c:被支持孔(回動支持機構)
33:突出片(開放姿勢維持機構)
33a:被支持孔(回動支持機構)
36:被支持片(回動支持機構)
37:縦壁(固定姿勢維持機構)
38:付勢部(固定姿勢維持機構)

Claims (3)

  1. 太陽電池モジュールからの出力線が接続される端子板と、
    前記端子板を収容するボックス本体と、を備え、
    前記端子板は、当該端子板の面上に案内された前記出力線を載置する載置部を備え、
    前記案内された出力線を前記載置部に押圧可能な押圧部材と、
    前記押圧部材を、前記載置部との間で前記出力線を挟持固定する固定姿勢と、前記出力線を挟持しない開放姿勢と、の間で回動可能に支持する回動支持機構と、
    前記固定姿勢を維持する固定姿勢維持機構と、を備え、
    前記回動支持機構は、前記開放姿勢から前記固定姿勢への回動方向が、前記出力線が前記載置部に案内される方向以外の方向に設定され
    前記押圧部材は、前記固定姿勢維持機構に対して前記固定姿勢の維持を解除するための外力を作用させる解除孔を備えた端子ボックス。
  2. 前記端子ボックスの底面には、前記出力線を前記端子ボックスの内部に導入する開口が形成され、
    前記載置部は、前記端子板の端部に形成され、
    前記端子板は、前記載置部の前記開口側の端部と前記開口の前記載置部側の端縁とが近接するように配置されている請求項1記載の端子ボックス。
  3. 前記開放姿勢を維持する開放姿勢維持機構を備えた請求項1または2に記載の端子ボックス。
JP2012145526A 2012-06-28 2012-06-28 端子ボックス Active JP5916538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012145526A JP5916538B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 端子ボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012145526A JP5916538B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 端子ボックス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014011250A JP2014011250A (ja) 2014-01-20
JP5916538B2 true JP5916538B2 (ja) 2016-05-11

Family

ID=50107687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012145526A Active JP5916538B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 端子ボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5916538B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6552441B2 (ja) * 2016-03-16 2019-07-31 三菱電機株式会社 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002359389A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Kitani Denki Kk 太陽光発電モジュール配線用端子ボックス
KR101110925B1 (ko) * 2010-01-21 2012-03-13 엘에스전선 주식회사 태양전지 패널의 정션박스용 리본 와이어 체결장치 및 이를 구비한 정션박스
US20130003307A1 (en) * 2010-03-11 2013-01-03 Hyung Suk Jang Solar cell module junction box
JP2011222871A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Hosiden Corp 太陽電池モジュール用の端子ボックス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014011250A (ja) 2014-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009095974A1 (ja) コネクター保持装置
JP5401090B2 (ja) 光ファイバ接続器及びこれを用いた光ファイバ接続方法
TWI743581B (zh) 訊號通訊插座
JP5916538B2 (ja) 端子ボックス
JP6283278B2 (ja) 端子ボックス及び出力線の接続方法
JP4023685B2 (ja) 固定具
JP2011072164A (ja) ケーブル保持機構
JP5071285B2 (ja) 光ファイバ接続ユニット及び光ファイバ接続用治具
JP5769552B2 (ja) コネクタ
KR20100022841A (ko) 커넥터
JP5116028B2 (ja) ケーブルガイド
JP6717420B1 (ja) プログラマブルコントローラ用のベースボード及びプログラマブルコントローラシステム
JP2014120483A (ja) 電気コネクタ
WO2016175101A1 (ja) 照明装置
JP4112480B2 (ja) 光部品の固定構造、光ファイバ用トレイ、光部品用ホルダ
JP4933477B2 (ja) コネクタ
JP2000348820A (ja) コネクタ支持機構
WO2012120685A1 (ja) コネクタ保持構造
KR200454477Y1 (ko) 케이블 고정용 클램프
JP6837205B2 (ja) Usbコンセント
JP6914300B2 (ja) 照明装置
KR101001881B1 (ko) 회로기판과 기판실장형 커넥터의 조립구조
JP5016367B2 (ja) 冷陰極管用コネクタ及び冷陰極管の取付構造
JP3515515B2 (ja) 固定構造
JP2009009020A (ja) ケーブル把持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5916538

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150