JP2014234683A - 折戸用ガイド部材 - Google Patents

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Isao Tomita
功 冨田
尚弘 吉田
Hisahiro Yoshida
尚弘 吉田
加藤 正利
Masatoshi Kato
正利 加藤
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Abstract

【課題】 簡単な構成により、スライド蝶番により支持された折戸でも確実に全開位置まで案内することができるようにした折戸用ガイド部材を提供する。
【解決手段】 蝶番により接続された戸板から構成され、一側の戸板が開口部の一方の側縁にスライド蝶番により揺動可能に支持される折戸における他側の戸板の他側端に取り付けられ、開口部に設けられたレールに沿って開閉方向に走行するガイド部材20であって、戸板に取り付けられる取付部材21と、レール内を走行する走行部材22と、一端側の第一軸24が前記取付部材に接続され、他端側の第二軸25が走行部材に接続される支持アーム23と、を有し、支持アームの第二軸が、第一軸に対して平行にオフセットし、戸板の垂直方向視において戸板の他側方向に延出した位置に設けられていることにより、折戸の全開時及び全閉時において、スライド蝶番の回転軸と支持アームの第二軸とが、戸板同士を接続する蝶番の軸を挟んで鏡面対称位置に在るように、折戸用ガイド部材10を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蝶番により互いに接続された複数枚の戸板から構成され、一側の戸板が開口部の一方の側縁にスライド蝶番により揺動可能に支持される折戸における他側の戸板の他側端に取り付けられ、前記開口部に設けられたレールに沿って開閉方向に走行するガイド部材に関するものである。
従来、例えば家具やクローゼット等の箱物収納体あるいは住宅の窓や各室間の出入り口等の開口部を開閉するために折戸が使用される。このような折戸は、蝶番により互いに接続された複数枚の戸板から構成され、一側の戸板が開口部の一方の側縁にスライド蝶番により揺動可能に支持されると共に、他側の戸板の他側端に取り付けられたガイド部材が、開口部に設けられたレールに沿って走行することにより、他側の戸板の他側端が開閉方向に案内される。
折戸は、レールに沿って走行部材が走行することにより、開口部の一側に向かって移動し、同時に折り畳まれて開口部を開放し、または展開されて開口部を閉鎖する。
より具体的には、図10に示すように、折戸1は、一対の戸板2,3から構成されている。
一方の戸板2は、その左側縁が、スライド蝶番4により、開口部5の左側縁に対して揺動可能に支持されていると共に、その右側縁が、他方の戸板3の左側縁に対して、蝶番6により互いに揺動可能に支持されている。
他方の戸板3の右端付近の上端には、ガイド部材7が取り付けられている。
このガイド部材7は、図11に示すように、取付部材7a,回転軸7b及びガイドローラ7cから構成されている。
取付部材7aは、略板状に構成されており、戸板3の表面に対して螺着される。
回転軸7bは、取付部材7aが戸板3の表面に螺着されたとき、戸板3内に位置するように、取付部材7aから戸板3内方向に凸出して配置され、取付部材7aに対して回転可能に支持されている。
ガイドローラ7cは、回転軸7bの上端に一体的に固定されており、折戸1の開閉時には開口部5の上縁に沿って設けられたガイドレール8(図10,12参照、鎖線図示)に沿って走行する。
このような構成の折戸1によれば、全閉時には、図10に示すように、戸板2及び3が床に対し垂直な同一平面内に位置するように展開して、開口部5を閉鎖している。
この状態から、戸板3に設けられた把手3aを引くことにより、戸板3が手前(図10にて矢印X方向)に引き出されると、戸板2も、その右端が手前に向かって移動しつつ、スライド蝶番4の回転軸の周りに揺動する。
これに伴って、戸板3の左端は、戸板2の右端と共に左方に揺動しながら、戸板3の右端は、ガイド部材7のガイドローラ7cがガイドレール8に沿って左方に走行する。これにより、戸板2及び3が互いに折り畳まれて、開口部5が開放される。
ここで、戸板3は、ガイド部材7の構造から、揺動軸、すなわち回転軸4bによる回転中心が戸板3の内部に位置し、その位置はガイド部材7の形状により限定される。一方、
戸板2は、スライド蝶番4の構造から、揺動軸は戸板2の外部に位置する。
このため、戸板2,3の蝶番6に対する揺動軸の位置が鏡面対称とはならず、戸板2,3が大きく開くと、図11に示すように、戸板2及び戸板3が開閉方向に対して垂直にならない。従って、開口部5の開放幅が狭くなってしまう。
これに対して、戸板3の右端でガイド部材をスライド蝶番を介して支持することで、戸板3の揺動軸を、戸板2のスライド蝶番4による揺動軸と鏡面対称の位置に設定する構成が採用されているが、戸板3側にもスライド蝶番が必要となり、部品コスト及び組立コストが高くなってしまう。
また、全開位置付近の領域において、ガイドレール8の端部付近を図12における下方向に曲げることによって、戸板2及び3が開閉方向に対してほぼ垂直な全閉位置まで揺動するように設計することも可能であるが、この場合もガイドレール8を曲げ加工する必要があり、コストが高くなってしまう。
本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成により、スライド蝶番により支持された折戸でも確実に全開位置まで案内することができるようにした折戸用ガイド部材を提供することを目的としている。
上記目的は、本発明の構成によれば、蝶番により互いに接続された複数枚の戸板から構成され、一側の戸板が開口部の一方の側縁にスライド蝶番により揺動可能に支持される折戸における他側の戸板の他側端に取り付けられ、開口部に設けられたレールに沿って開閉方向に走行するガイド部材であって、戸板に取り付けられる取付部材と、レール内を走行する走行部材と、一端側の第一軸が取付部材に接続され、他端側の第二軸が走行部材に接続される支持アームと、を有し、支持アームの第二軸が、第一軸に対して平行にオフセットし、戸板の垂直方向視において戸板の他側方向にずれた位置に設けられていることにより、折戸の全開時及び全閉時において、スライド蝶番の回転軸と支持アームの第二軸とが、戸板同士の中心面を挟んで鏡面対称に位置する、折戸用ガイド部材により、達成される。
本発明による折戸用ガイド部材は、好ましくは、支持アームは、第一軸が取付部材に垂直摺動可能に接続され、取付部材と第一軸との間に、支持アームをレールに付勢する付勢部材を備えている。
本発明による折戸用ガイド部材は、好ましくは、支持アームは、取付部材に第一軸を回転軸として揺動可能に接続されるとともに、第一軸に設けられた第一の係合部を有し、取付部材は、第一の係合部に係合する第二の係合部を有し、支持アームが、取付部材に対し付勢部材の付勢に対向する方向に移動した状態では第一の係合部と第二の係合部とが係合し、揺動不能となる一方、取付部材に対し付勢部材の付勢に従う方向に移動した状態では第一の係合部と第二の係合部とが係合解除し、揺動可能となる。
本発明による折戸用ガイド部材は、好ましくは、第一軸における一端側部分は断面形状が円以外の特定形状であることにより第一の係合部を構成し、取付部材の前記第一軸の収容孔における他端側部分は断面形状が特定形状の回転を係止する形状であることにより第二の係合部を構成する。
本発明による折戸用ガイド部材は、好ましくは、ガイド部材が、レールを転動するガイドローラである。
上記構成によれば、支持アームの第二軸が走行部材に接続されていることによって、走行部材は、戸板の他側方向に延出した位置に配置され、折戸の全閉時及び全開時においても、スライド蝶番の回転軸と支持アームの第二軸とが、戸板同士を接続する蝶番の軸に関して鏡面対称位置に位置することになる。従って、折戸の全開時に、各戸板が重なり合うことにより、開口部の開口幅が最大となる。
支持アームの第一軸が取付部材に垂直摺動可能に接続され、取付部材と第一軸との間に、支持アームをレールに付勢する付勢部材を備えている場合には、付勢部材によって支持アームの第一軸が垂直方向に押圧されるので、支持アームの第一軸に接続された走行部材がレールに対して圧接される。従って、走行部材がレールに対して安定して走行することにより、走行部材の走行の際に発生する無用な振動や音が抑制されることになる。
支持アームは、取付部材に第一軸を回転軸として揺動可能に接続されることにより、開口部に対する折戸の勝手方向に応じて、即ち左勝手または右勝手のいずれにおいても、戸板の他側方向に延出した位置に調整可能であるので、一種類のガイド部材により、左勝手でも右勝手でも対応することが可能である。
また、第一軸に設けられた第一の係合部を有し、取付部材は、第一の係合部に係合する第二の係合部を有し、支持アームが、取付部材に対し付勢部材の付勢に対向する方向に移動した状態では第一の係合部と第二の係合部とが係合し、揺動不能となる一方、取付部材に対し付勢部材の付勢に従う方向に移動した状態では第一の係合部と第二の係合部とが係合解除し、揺動可能となる場合には、戸板への取付前または取外し後は、支持アームが取付部材に対して第一軸の周りに揺動可能であるが、戸板への取付後は、支持アームが取付部材に対して付勢部材の付勢に対向する方向に移動することにより、支持アームが取付部材に対して揺動せず固定保持されることになる。
従って、戸板への取り付けられていない状態では、支持アームは、取付部材に対して揺動可能で、延出方向を任意に変更することができるので、折戸の勝手方向に応じて、支持アームの延出方向を調整することができる。
第一軸における一端側部分は断面形状が円以外の特定形状であることにより第一の係合部を構成し、取付部材の前記第一軸の収容孔における他端側部分は断面形状が特定形状の回転を係止する形状であることにより第二の係合部を構成する場合には、支持アームの第一軸における第一の係合部が、取付部材の収容穴に対して形状的に係合して、簡単な構造により、中心軸の周りに回転しないように保持される。
このようにして、本発明によれば、簡単な構成により、スライド蝶番により支持された折戸でも確実に全開位置まで案内することができるようにした折戸用ガイド部材を提供することができる。
本発明による折戸用ガイド部材の一実施形態を組み込んだ折戸の全閉状態を示す概略平面図である。 本発明による折戸用ガイド部材の一実施形態の構成を示す概略斜視図である。 図2の折戸用ガイド部材の構成を示す分解斜視図である。 図2の折戸用ガイド部材の取付状態における断面図である。 図4の折戸用ガイド部材における揺動軸の上部領域を示す拡大断面図である。 図4の折戸用ガイド部材における揺動軸の突条部を備えた領域及び取付部材における対応する領域を示す拡大断面図である。 図4の折戸用ガイド部材における支持アームの非取付時の揺動状態を示す拡大断面図である。 図4の折戸用ガイド部材における取付時の拡大断面図である。 図1に示した折戸の全開状態を示す概略平面図である。 従来の折戸の一例の構成における全閉状態を示す概略平面図である。 図10の折戸の全開状態を示す概略平面図である。 図10の折戸で使用される折戸用ガイド部材の一例の構成を示す概略斜視図である。
図1は、本発明による折戸用ガイド部材の一実施形態を組み込んだ折戸の構成を示している。
図1に示すように、折戸10は、一部が公知の構成であって、一対の戸板11,12から構成されている。
一方の戸板11は、その左側縁が、スライド蝶番13により、開口部14の左側縁に対して揺動可能に支持されていると共に、その右側縁が、他方の戸板12の左側縁に対して、蝶番15により互いに揺動可能に支持されている。
すなわち、一方の戸板11は、スライド蝶番13により、また他方の戸板12は、蝶番15と戸板11とを介してスライド蝶番13により、開口部14の左側縁に対して支持されている。
他方の戸板12の右端付近の上部には、本発明によるガイド部材20が取り付けられている。
ガイド部材20は、図2〜図4に示すように、取付部材21と、走行部材としてのガイドローラ22と、支持アーム23と、から構成されている。
取付部材21は、例えばポリアセタール樹脂から構成されており、略板状の形状を有しており、図1に示すように、他方の戸板12の右端上部の閉鎖時に内側となる表面に螺着される。
さらに、取付部材21は、戸板12への取付時に、図1に示すように、戸板12内に位置するように、取付部材21から凸出して配置される支持部21aを有している。
この支持部21aは、後述するように、支持アーム23の揺動軸24を受容する収容孔であるスリーブ部21bを備えている。
ガイドローラ22は、それ自体公知の構成であって、後述するように、支持アーム23の先端に支持された床面に垂直な回転軸25の周りに回転可能に支持されており、図1に示すように、開口部14の上縁に沿って配置されたガイドレール16に係合することにより、ガイドレール16に沿って走行する。
支持アーム23は、炭素鋼等の金属材料から構成されており、一端には、下方に向かって延びる第一軸としての床面に垂直な揺動軸24を有すると共に、他端には、上方に向かって延びる第二軸としての床面に垂直な回転軸25を有する。
揺動軸24は、取付部材21の支持部21aに形成されたスリーブ部21bに嵌挿され、スリーブ部21bに上下摺動可能且つ揺動可能に支持されている。
ここで、揺動軸24は、図3に示すように、上端部24aが、断面略四角形状に形成されており、この部分が支持アーム23の一端に設けられた略四角形状の取付穴23aに係合して取り付けられることにより、支持アーム23に対して回転しないように固定されている。
さらに、揺動軸24は、その上部領域24bにおいて、図5に示すように、その断面が円形に形成されていると共に、上部領域24bを除いた下方の領域において、図6に示すように、その周面に軸方向に延びる二本の突条部24cを備えている。
これに対して、取付部材21のスリーブ部21bには、その上端付近に、揺動軸24の突条部21bに対応する係合溝21cが形成されている。
そして、揺動軸24がスリーブ部21b内に挿入され、図4に示すように、揺動軸24が上方向に移動することにより、揺動軸24の突条部24cが取付部材21の係合溝21cに係合した状態では、揺動軸24がその軸の周りに揺動せず、図7に示すように、揺動軸24が下方向に移動することにより、突条部24cが係合溝21cから外れた状態では、揺動軸24が揺動可能となる。
ここで、図示の場合、突条部24c及び係合溝21cは、揺動軸24の中心に関して反対側に、即ち互いに180度の角度間隔で配置されており、図7(A)に示すように、支持アーム23が取付部材21の上縁に平行に左方に向かって延びる状態、または図7(B)に示すように、支持アーム23が取付部材21の上縁に平行に右方に向かって延びる状態においてのみ、突条部24cと係合溝21cとが係合し、支持アーム23が下方に移動した状態で取付部材21に対し揺動しないように保持される。
このように、揺動軸24と回転軸25とがオフセットしていることにより、ガイド部材20を折戸10の戸板12に組み込んだとき、図1及び2に示すように、ガイドローラ22の回転軸25を、戸板12の端縁に近接した位置に、すなわち折戸10の全閉時と全開時のいずれにおいても、戸板11におけるスライド蝶番13の揺動中心13aと蝶番15の軸を挟んで鏡面対称な位置に配置することができる。
さらに、揺動軸24は、スリーブ21b内で、揺動軸24の周りに嵌挿された付勢部材としての圧縮コイルバネ26により、下方に向かって付勢され、この付勢に従う方向、すなわち下方に移動することで、突条部24cが係合溝21cから離脱して、係合解除される。
ここで、圧縮コイルバネ26は、より詳細には、図4に示すように、揺動軸24の下端に設けられたフランジ部24dとスリーブ部21b内に設けられた下向きの段部21dとの間に張架されている。
本発明による折戸用ガイド部材20は、以上のように構成されており、ガイド部材20単体では、即ちガイド部材20を折戸10の戸板12に取り付ける前、または取り外した後には、揺動軸24が、取付部材21のスリーブ部21c内において、圧縮コイルバネ26の弾性に基づいて、下方に向かって付勢されるので、揺動軸24に設けられた突条部24cは、取付部材21の係合溝21cと係合しない。
従って、支持アーム23は、揺動軸24と一体的に、揺動軸24の軸の周りに揺動可能である。これにより、使用者は、ガイド部材20を組み込むべき折戸10の勝手方向即ち右勝手または左勝手に対応して、支持アーム23を取付部材21に対して揺動して、図7(A)または(B)に示すように、支持アーム23により支持されるガイドローラ22の回転中心を戸板12の端縁に近接して配置することができる。
ガイド部材20を折戸10の戸板12に取り付ける場合には、戸板12の勝手方向に応じて支持アーム23の延びる方向を例えば図7(A)に示すように選択し、続いて取付部材21の支持部21bを図8に示すように戸板12の右端付近の上部に設けられた凹陥部12a内に挿入し、取付部材21を戸板12の表面に螺着する。
この際、スリーブ部21cの下端から下方に突出している揺動軸24の下端が、戸板12の凹陥部12aの底部に当接することにより、圧縮コイルバネ26の張力に抗して上方に、すなわち付勢に対向する方向に移動される。これにより、揺動軸24の突条部24cがスリーブ部21bの係合溝21cに係合して揺動不能となり、支持アーム23は、図1に示すように、戸板12の右端側に延びる状態で固定される。
このとき、支持アーム23により支持されるガイドローラ22の回転軸25は、戸板11及び戸板12の間の蝶番15を通る中心面15aに関して、戸板11を支持するスライド蝶番13の回転軸13aと鏡面対称位置に位置することになる。
従って、折戸10の全閉時には、図1に示すように、戸板11及び12が垂直な同一平面内に位置するように展開して、開口部14を閉鎖している。
この状態から、戸板12に設けられた把手12bを持って、戸板12が手前(図1にて矢印X方向)に引き出されると、戸板11も、その右端が手前に向かって移動しつつ、スライド蝶番13の回転軸の周りに揺動する。
これに伴って、戸板12の左端は、戸板11の右端と共に左方に揺動しながら、戸板12の右端は、ガイド部材20のガイドローラ22がガイドレール16に沿って左方に走行する。これにより、戸板11及び12が互いに折り畳まれて、開口部14が開放される。
このとき、戸板12の揺動を限定する回転軸25は、戸板11,12の間の中心面15aに関して、戸板11の揺動を限定する回転軸であるスライド蝶番13の回転軸13aと鏡面対称の位置に在るので、戸板11,12は、図9に示すように、開口部14の上縁に沿って延びるガイドレール16に対して、ほぼ垂直になる。このため、戸板11,12はほぼ全開状態まで揺動し、開口部14の開放幅がほぼ最大となる。なお、折戸10の全開時及び全閉時の途中過程においてスライド蝶番13の回転軸13aの位置は戸板11の垂直範囲内で変化するが、回転軸25は、少なくとも戸板11,12の折戸10の全開時及び全閉時の両方において、戸板11,12の中心面15aを介して回転軸13aと鏡面対称の位置に在るように設定される。
ここで、折戸10とは勝手方向が逆向きの折戸に対して、本発明による折戸用ガイド部材20を組み込む場合には、取付前のガイド部材20において、支持アーム23を図7(B)に示すように揺動させて、他方の戸板に取り付ければ、同様にして支持アーム23が他方の戸板の端縁に向かって延びることになり、一方の戸板の揺動軸であるスライド蝶番の回転軸と鏡面対称位置に、ガイド部材20におけるガイドローラ22の回転軸25を配置することができる。
即ち、本発明による折戸用ガイド部材20によれば、取り付けるべき折戸の勝手方向に対応して、二種類のガイド部材を用意する必要がなく、一種類のガイド部材20を用意することにより、何れの勝手方向の折戸にもガイド部材20を組み込むことができる。
さらに、ガイド部材20は、折戸10を戸枠に設置した状態において、支持アーム23が、圧縮コイルバネ26の張力に抗して少し上方に移動し、ガイドローラ22が圧縮コイルバネ26の付勢力によりガイドレール16に付勢された状態になるように設定されている。このため、折戸10の開閉時、ガイドローラ22が常にガイドレール16に圧接された状態で転動するため、がたつきや異音を生じることなく、円滑に折戸10を開閉することができる。
このようにして、本発明による折戸用ガイド部材20によれば、ガイドローラ22の回転軸25を、折戸10の戸板11,12の間の中心面15aに関して、一方の戸板11の回転軸であるスライド蝶番13の回転軸13aと鏡面対称位置に設定することができるので、折戸10の開放時に、戸板11,12が互いにほぼ完全に折り畳まれ得るので、開口部14のほぼ最大の開放幅が得られることになる。
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、折戸10は、二枚の戸板11,12から構成されているが、複数対の戸板から構成されていてもよく、この場合、スライド蝶番13により開口部14の一側に揺動可能に支持される戸板とは反対側の戸板に対して本発明によるガイド部材20を取り付けることができる。
上述した実施形態においては、ガイド部材20の揺動軸24は、その周面から突出する突条部24cを備えており、この突条部24cが取付部材21のスリーブ部21cに形成された係合溝24dに係合することにより、軸の周りに回動しないようになっているが、これに限らず、揺動軸24が、突条部24cの代わりに、円形以外の特定形状の断面を有し、これに対応して、取付部材21のスリーブ部21cが、この特定形状と相似であるなど、この特定形状の回転を係止する断面形状を有することにより、揺動軸24の回転を阻止することが可能である。
上述した実施形態においては、ガイド部材20が、ガイドレール16に沿って走行するガイドローラ22を備えているが、これに限らず、ガイドレール16に沿って摺動するガイドブロックであってもよい。
上述した実施形態においては、ガイド部材20は、戸板12の右端付近の上部に取り付けられているが、これに限らず、戸板12の右端付近において、下部あるいは他の部分に取り付けられていてもよい。
以上述べたように、本発明によれば、簡単な構成により、スライド蝶番により支持された折戸でも確実に全開位置まで案内することができるようにした、極めて優れた折戸用ガイド部材が提供される。
10 折戸
11,12 戸板
13 スライド蝶番
14 開口部
15 蝶番
16 ガイドレール
20 折戸用ガイド部材
21 取付部材
21a 支持部
21b スリーブ部
21c 係合溝
21d 段部
22 ガイドローラ
23 支持アーム
23a 取付穴
24 揺動軸
24a 上端部
24b 上部領域
24c 突条部
24d フランジ部
25 回転軸
26 圧縮コイルバネ

Claims (5)

  1. 蝶番により互いに接続された複数枚の戸板から構成され、一側の戸板が開口部の一方の側縁にスライド蝶番により揺動可能に支持される折戸における他側の戸板の前記他側端に取り付けられ、前記開口部に設けられたレールに沿って開閉方向に走行するガイド部材であって、
    戸板に取り付けられる取付部材と、
    レール内を走行する走行部材と、
    一端側の第一軸が前記取付部材に接続され、他端側の第二軸が前記走行部材に接続される支持アームと、を有し、
    前記支持アームの前記第二軸が、前記第一軸に対して平行にオフセットし、戸板の垂直方向視において戸板の前記他側方向にずれた位置に設けられていることにより、折戸の全開時及び全閉時において、前記スライド蝶番の回転軸と前記支持アームの前記第二軸とが、戸板同士の中心面を挟んで鏡面対称に位置する、
    折戸用ガイド部材。
  2. 前記支持アームは、前記第一軸が前記取付部材に垂直摺動可能に接続され、前記取付部材と前記第一軸との間に、前記支持アームをレールに付勢する付勢部材を備えた、請求項1に記載の折戸用ガイド部材。
  3. 前記支持アームは、前記取付部材に前記第一軸を回転軸として揺動可能に接続されるとともに、前記第一軸に設けられた第一の係合部を有し、
    前記取付部材は、前記第一の係合部に係合する第二の係合部を有し、
    前記支持アームが、前記取付部材に対し前記付勢部材の付勢に対向する方向に移動した状態では前記第一の係合部と前記第二の係合部とが係合し、揺動不能となる一方、前記取付部材に対し前記付勢部材の付勢に従う方向に移動した状態では
    前記第一の係合部と前記第二の係合部とが係合解除し、揺動可能となる、請求項2に記載の折戸用ガイド部材。
  4. 前記第一軸における前記一端側部分は断面形状が円以外の特定形状であることにより前記第一の係合部を構成し、前記取付部材の前記第一軸の収容孔における前記他端側部分は断面形状が前記特定形状の回転を係止する形状であることにより前記第二の係合部を構成する、請求項3に記載の折戸用ガイド部材。
  5. 前記ガイド部材が、前記レールを転動するガイドローラである、請求項1から4のいずれかに記載の折戸用ガイド部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6017889U (ja) * 1983-07-14 1985-02-06 イビデン株式会社 枠前二枚折り戸
JPH0578873U (ja) * 1992-03-26 1993-10-26 木村新株式会社 折れ戸下部案内装置
JP2004116267A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Best Oume:Kk 自開、自閉可能折戸

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