JP2014234683A - 折戸用ガイド部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 蝶番により接続された戸板から構成され、一側の戸板が開口部の一方の側縁にスライド蝶番により揺動可能に支持される折戸における他側の戸板の他側端に取り付けられ、開口部に設けられたレールに沿って開閉方向に走行するガイド部材20であって、戸板に取り付けられる取付部材21と、レール内を走行する走行部材22と、一端側の第一軸24が前記取付部材に接続され、他端側の第二軸25が走行部材に接続される支持アーム23と、を有し、支持アームの第二軸が、第一軸に対して平行にオフセットし、戸板の垂直方向視において戸板の他側方向に延出した位置に設けられていることにより、折戸の全開時及び全閉時において、スライド蝶番の回転軸と支持アームの第二軸とが、戸板同士を接続する蝶番の軸を挟んで鏡面対称位置に在るように、折戸用ガイド部材10を構成する。
【選択図】 図1
Description
折戸は、レールに沿って走行部材が走行することにより、開口部の一側に向かって移動し、同時に折り畳まれて開口部を開放し、または展開されて開口部を閉鎖する。
一方の戸板2は、その左側縁が、スライド蝶番4により、開口部5の左側縁に対して揺動可能に支持されていると共に、その右側縁が、他方の戸板3の左側縁に対して、蝶番6により互いに揺動可能に支持されている。
このガイド部材7は、図11に示すように、取付部材7a,回転軸7b及びガイドローラ7cから構成されている。
取付部材7aは、略板状に構成されており、戸板3の表面に対して螺着される。
ガイドローラ7cは、回転軸7bの上端に一体的に固定されており、折戸1の開閉時には開口部5の上縁に沿って設けられたガイドレール8(図10,12参照、鎖線図示)に沿って走行する。
この状態から、戸板3に設けられた把手3aを引くことにより、戸板3が手前(図10にて矢印X方向)に引き出されると、戸板2も、その右端が手前に向かって移動しつつ、スライド蝶番4の回転軸の周りに揺動する。
これに伴って、戸板3の左端は、戸板2の右端と共に左方に揺動しながら、戸板3の右端は、ガイド部材7のガイドローラ7cがガイドレール8に沿って左方に走行する。これにより、戸板2及び3が互いに折り畳まれて、開口部5が開放される。
戸板2は、スライド蝶番4の構造から、揺動軸は戸板2の外部に位置する。
このため、戸板2,3の蝶番6に対する揺動軸の位置が鏡面対称とはならず、戸板2,3が大きく開くと、図11に示すように、戸板2及び戸板3が開閉方向に対して垂直にならない。従って、開口部5の開放幅が狭くなってしまう。
また、全開位置付近の領域において、ガイドレール8の端部付近を図12における下方向に曲げることによって、戸板2及び3が開閉方向に対してほぼ垂直な全閉位置まで揺動するように設計することも可能であるが、この場合もガイドレール8を曲げ加工する必要があり、コストが高くなってしまう。
また、第一軸に設けられた第一の係合部を有し、取付部材は、第一の係合部に係合する第二の係合部を有し、支持アームが、取付部材に対し付勢部材の付勢に対向する方向に移動した状態では第一の係合部と第二の係合部とが係合し、揺動不能となる一方、取付部材に対し付勢部材の付勢に従う方向に移動した状態では第一の係合部と第二の係合部とが係合解除し、揺動可能となる場合には、戸板への取付前または取外し後は、支持アームが取付部材に対して第一軸の周りに揺動可能であるが、戸板への取付後は、支持アームが取付部材に対して付勢部材の付勢に対向する方向に移動することにより、支持アームが取付部材に対して揺動せず固定保持されることになる。
従って、戸板への取り付けられていない状態では、支持アームは、取付部材に対して揺動可能で、延出方向を任意に変更することができるので、折戸の勝手方向に応じて、支持アームの延出方向を調整することができる。
図1に示すように、折戸10は、一部が公知の構成であって、一対の戸板11,12から構成されている。
一方の戸板11は、その左側縁が、スライド蝶番13により、開口部14の左側縁に対して揺動可能に支持されていると共に、その右側縁が、他方の戸板12の左側縁に対して、蝶番15により互いに揺動可能に支持されている。
すなわち、一方の戸板11は、スライド蝶番13により、また他方の戸板12は、蝶番15と戸板11とを介してスライド蝶番13により、開口部14の左側縁に対して支持されている。
ガイド部材20は、図2〜図4に示すように、取付部材21と、走行部材としてのガイドローラ22と、支持アーム23と、から構成されている。
さらに、取付部材21は、戸板12への取付時に、図1に示すように、戸板12内に位置するように、取付部材21から凸出して配置される支持部21aを有している。
この支持部21aは、後述するように、支持アーム23の揺動軸24を受容する収容孔であるスリーブ部21bを備えている。
揺動軸24は、取付部材21の支持部21aに形成されたスリーブ部21bに嵌挿され、スリーブ部21bに上下摺動可能且つ揺動可能に支持されている。
ここで、揺動軸24は、図3に示すように、上端部24aが、断面略四角形状に形成されており、この部分が支持アーム23の一端に設けられた略四角形状の取付穴23aに係合して取り付けられることにより、支持アーム23に対して回転しないように固定されている。
これに対して、取付部材21のスリーブ部21bには、その上端付近に、揺動軸24の突条部21bに対応する係合溝21cが形成されている。
そして、揺動軸24がスリーブ部21b内に挿入され、図4に示すように、揺動軸24が上方向に移動することにより、揺動軸24の突条部24cが取付部材21の係合溝21cに係合した状態では、揺動軸24がその軸の周りに揺動せず、図7に示すように、揺動軸24が下方向に移動することにより、突条部24cが係合溝21cから外れた状態では、揺動軸24が揺動可能となる。
このように、揺動軸24と回転軸25とがオフセットしていることにより、ガイド部材20を折戸10の戸板12に組み込んだとき、図1及び2に示すように、ガイドローラ22の回転軸25を、戸板12の端縁に近接した位置に、すなわち折戸10の全閉時と全開時のいずれにおいても、戸板11におけるスライド蝶番13の揺動中心13aと蝶番15の軸を挟んで鏡面対称な位置に配置することができる。
ここで、圧縮コイルバネ26は、より詳細には、図4に示すように、揺動軸24の下端に設けられたフランジ部24dとスリーブ部21b内に設けられた下向きの段部21dとの間に張架されている。
従って、支持アーム23は、揺動軸24と一体的に、揺動軸24の軸の周りに揺動可能である。これにより、使用者は、ガイド部材20を組み込むべき折戸10の勝手方向即ち右勝手または左勝手に対応して、支持アーム23を取付部材21に対して揺動して、図7(A)または(B)に示すように、支持アーム23により支持されるガイドローラ22の回転中心を戸板12の端縁に近接して配置することができる。
この際、スリーブ部21cの下端から下方に突出している揺動軸24の下端が、戸板12の凹陥部12aの底部に当接することにより、圧縮コイルバネ26の張力に抗して上方に、すなわち付勢に対向する方向に移動される。これにより、揺動軸24の突条部24cがスリーブ部21bの係合溝21cに係合して揺動不能となり、支持アーム23は、図1に示すように、戸板12の右端側に延びる状態で固定される。
このとき、支持アーム23により支持されるガイドローラ22の回転軸25は、戸板11及び戸板12の間の蝶番15を通る中心面15aに関して、戸板11を支持するスライド蝶番13の回転軸13aと鏡面対称位置に位置することになる。
この状態から、戸板12に設けられた把手12bを持って、戸板12が手前(図1にて矢印X方向)に引き出されると、戸板11も、その右端が手前に向かって移動しつつ、スライド蝶番13の回転軸の周りに揺動する。
これに伴って、戸板12の左端は、戸板11の右端と共に左方に揺動しながら、戸板12の右端は、ガイド部材20のガイドローラ22がガイドレール16に沿って左方に走行する。これにより、戸板11及び12が互いに折り畳まれて、開口部14が開放される。
このとき、戸板12の揺動を限定する回転軸25は、戸板11,12の間の中心面15aに関して、戸板11の揺動を限定する回転軸であるスライド蝶番13の回転軸13aと鏡面対称の位置に在るので、戸板11,12は、図9に示すように、開口部14の上縁に沿って延びるガイドレール16に対して、ほぼ垂直になる。このため、戸板11,12はほぼ全開状態まで揺動し、開口部14の開放幅がほぼ最大となる。なお、折戸10の全開時及び全閉時の途中過程においてスライド蝶番13の回転軸13aの位置は戸板11の垂直範囲内で変化するが、回転軸25は、少なくとも戸板11,12の折戸10の全開時及び全閉時の両方において、戸板11,12の中心面15aを介して回転軸13aと鏡面対称の位置に在るように設定される。
即ち、本発明による折戸用ガイド部材20によれば、取り付けるべき折戸の勝手方向に対応して、二種類のガイド部材を用意する必要がなく、一種類のガイド部材20を用意することにより、何れの勝手方向の折戸にもガイド部材20を組み込むことができる。
例えば、上述した実施形態においては、折戸10は、二枚の戸板11,12から構成されているが、複数対の戸板から構成されていてもよく、この場合、スライド蝶番13により開口部14の一側に揺動可能に支持される戸板とは反対側の戸板に対して本発明によるガイド部材20を取り付けることができる。
11,12 戸板
13 スライド蝶番
14 開口部
15 蝶番
16 ガイドレール
20 折戸用ガイド部材
21 取付部材
21a 支持部
21b スリーブ部
21c 係合溝
21d 段部
22 ガイドローラ
23 支持アーム
23a 取付穴
24 揺動軸
24a 上端部
24b 上部領域
24c 突条部
24d フランジ部
25 回転軸
26 圧縮コイルバネ
Claims (5)
- 蝶番により互いに接続された複数枚の戸板から構成され、一側の戸板が開口部の一方の側縁にスライド蝶番により揺動可能に支持される折戸における他側の戸板の前記他側端に取り付けられ、前記開口部に設けられたレールに沿って開閉方向に走行するガイド部材であって、
戸板に取り付けられる取付部材と、
レール内を走行する走行部材と、
一端側の第一軸が前記取付部材に接続され、他端側の第二軸が前記走行部材に接続される支持アームと、を有し、
前記支持アームの前記第二軸が、前記第一軸に対して平行にオフセットし、戸板の垂直方向視において戸板の前記他側方向にずれた位置に設けられていることにより、折戸の全開時及び全閉時において、前記スライド蝶番の回転軸と前記支持アームの前記第二軸とが、戸板同士の中心面を挟んで鏡面対称に位置する、
折戸用ガイド部材。 - 前記支持アームは、前記第一軸が前記取付部材に垂直摺動可能に接続され、前記取付部材と前記第一軸との間に、前記支持アームをレールに付勢する付勢部材を備えた、請求項1に記載の折戸用ガイド部材。
- 前記支持アームは、前記取付部材に前記第一軸を回転軸として揺動可能に接続されるとともに、前記第一軸に設けられた第一の係合部を有し、
前記取付部材は、前記第一の係合部に係合する第二の係合部を有し、
前記支持アームが、前記取付部材に対し前記付勢部材の付勢に対向する方向に移動した状態では前記第一の係合部と前記第二の係合部とが係合し、揺動不能となる一方、前記取付部材に対し前記付勢部材の付勢に従う方向に移動した状態では
前記第一の係合部と前記第二の係合部とが係合解除し、揺動可能となる、請求項2に記載の折戸用ガイド部材。 - 前記第一軸における前記一端側部分は断面形状が円以外の特定形状であることにより前記第一の係合部を構成し、前記取付部材の前記第一軸の収容孔における前記他端側部分は断面形状が前記特定形状の回転を係止する形状であることにより前記第二の係合部を構成する、請求項3に記載の折戸用ガイド部材。
- 前記ガイド部材が、前記レールを転動するガイドローラである、請求項1から4のいずれかに記載の折戸用ガイド部材。
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Citations (3)
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JPH0578873U (ja) * | 1992-03-26 | 1993-10-26 | 木村新株式会社 | 折れ戸下部案内装置 |
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