JP2014229823A - 半導体装置および半導体モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイドバンドギャップ半導体装置としての高耐圧かつ低オン抵抗な特性や高温動作の特質を発揮できるノーマリーオフ型のトランジスタとして動作する半導体装置および半導体モジュールを提供すること。【解決手段】炭化ケイ素系半導体からなる活性層を有するノーマリーオン型の電界効果トランジスタである第1トランジスタと、窒化ガリウム系半導体からなる活性層を有するノーマリーオフ型の電界効果トランジスタである第2トランジスタと、を備え、前記第1トランジスタのソース電極と前記第2トランジスタのドレイン電極とが電気的に接続し、前記第1トランジスタのゲート電極と前記第2トランジスタのソース電極とが電気的に接続している半導体装置。【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置および半導体モジュールに関するものである。
近年、パワー半導体装置の分野で、窒化ガリウム(GaN)系半導体や炭化ケイ素(SiC)系半導体といったワイドバンドギャップ半導体を用いた製品の研究開発が活発になされており、既に実用化も始まっている。ワイドバンドギャップ半導体が従来使われているシリコンと比べて優れている点として、高耐圧な半導体装置を低オン抵抗で作ることができること、高温動作が可能なことが周知されている。
GaN系半導体による半導体装置としては、電界効果トランジスタの一種である、高電子移動度トランジスタ(HEMT)が公知である(例えば、特許文献1参照)。HEMTは、たとえば、シリコンからなるp型導電性基板上に順に、単層または多層の窒化アルミニウムガリウム(AlxGa1−xN、0<x≦1)からなる高抵抗のバッファ層、アンドープの窒化ガリウムからなるキャリア走行層、およびn型の窒化アルミニウムガリウム(AlyGa1−yN、0<y≦1)からなる表面障壁層(キャリア供給層)が積層され、表面障壁層の上にショットキー性を有するゲート電極が選択的に形成された構成のヘテロ接合構造を有する。これによって、HEMTは、表面障壁層直下のキャリア走行層に発生する2次元キャリアガスを電流経路として用いることができ、オン抵抗が小さいという特徴を有する。
しかしながら、特許文献1に開示された半導体装置や、従来のHEMTでは、ゲートに信号が入力されていない状態のときには、ソースとドレインの間が導通状態となり、短絡した状態となる(以下、ノーマリーオンという)。このようなノーマリーオン型の半導体装置を電力用の設備に用いた場合には、電気回路に何らかの故障が発生してゲートに信号を送ることができない状況、すなわちゲートに信号が入力されない状況になると、負荷への電力の供給を止めることができない。そのため、負荷に大きな電流が流れてしまい、負荷の破壊に至るというおそれがある。
このような不具合が発生するのを回避するためには、ゲートに信号が入力されていない状態のときに、半導体装置がオフ状態(以下、ノーマリーオフという)にならなければならない。そこで、本来はノーマリーオン型である半導体装置に外付けで回路を付加することによって、外部から見たときにノーマリーオフ型の半導体装置として動作させるようにした半導体装置が報告されている(例えば、非特許文献1参照)。
この非特許文献1に開示された半導体装置では、SiC系半導体で構成されたノーマリーオン型の半導体装置と、シリコンで構成された低耐圧のMOSFET(金属−酸化膜−半導体構造を有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)がカスコード接続されている。そして、MOSFETの動作がノーマリーオフ型であることによって、この半導体装置は、外部に対してノーマリーオフ型半導体装置として動作する。
なお、カスコード接続による半導体装置では、通常、ノーマリーオン型の半導体装置に高耐圧のものを用い、ノーマリーオフ型の半導体装置に低耐圧のものを用い、ノーマリーオン型の半導体装置に、半導体装置全体のオフ時に半導体装置に印加される高電圧の大部分を負担させる構成を採用している。
Ilia Zverev, et al., "Silicon Carbide questions the settled hierarchy of converter topologies", International Exhibition & Conference for Power Electronics(PCIM Europe), Nuremberg, Germany, May 20-22, 2003, pp.73-78.
しかしながら、非特許文献1に開示される、SiC系半導体のノーマリーオン型のJFETとシリコン系のノーマリーオフ型のMOSFETとを組み合わせたカスコード接続によってノーマリーオフ動作が得られる半導体装置は、シリコン系のMOSFETを使用しているために、ワイドバンドギャップ半導体装置の利点の一つである、シリコン系の半導体装置に比べて高温動作が可能であるという特性を実現できないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ワイドバンドギャップ半導体装置としての高耐圧かつ低オン抵抗な特性や高温動作の特質を発揮できるノーマリーオフ型のトランジスタとして動作する半導体装置および半導体モジュールを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る半導体装置は、炭化ケイ素系半導体からなる活性層を有するノーマリーオン型の電界効果トランジスタである第1トランジスタと、窒化ガリウム系半導体からなる活性層を有するノーマリーオフ型の電界効果トランジスタである第2トランジスタと、を備え、前記第1トランジスタのソース電極と前記第2トランジスタのドレイン電極とが電気的に接続し、前記第1トランジスタのゲート電極と前記第2トランジスタのソース電極とが電気的に接続していることを特徴と。
本発明に係る半導体装置は、炭化ケイ素系半導体からなる活性層を有するノーマリーオン型の電界効果トランジスタである第1トランジスタと、窒化ガリウム系半導体からなる活性層を有するノーマリーオフ型の電界効果トランジスタである第2トランジスタと、を備え、前記第1トランジスタのソース電極と前記第2トランジスタのドレイン電極とが電気的に接続し、前記第1トランジスタのゲート電極と前記第2トランジスタのソース電極との間に、前記第1トランジスタのゲート電極と前記第2トランジスタのソース電極とを電気的に接続することができるように構成された端子をさらに備えることを特徴とする。
本発明に係る半導体装置は、上記発明において、前記第1トランジスタのゲート電極と前記第2トランジスタのソース電極との間の電気的な経路に、抵抗およびダイオードの少なくともいずれか一つが挿入されていることを特徴とする。
本発明に係る半導体装置は、上記発明において、前記第1トランジスタは接合型電界効果トランジスタであり、前記第2トランジスタは、オン状態において2次元キャリアガスを導通経路として用いる電界効果トランジスタであることを特徴とする。
本発明に係る半導体装置は、上記発明において、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタを同一基板上にモノリシックに構成したものであることを特徴とする。
本発明に係る半導体モジュールは、1つ以上の上記発明の半導体装置を1つのパッケージに実装したものであることを特徴とする。
本発明によれば、ワイドバンドギャップ半導体装置としての高耐圧かつ低オン抵抗な特性や高温動作の特質を発揮できるノーマリーオフ型のトランジスタとして動作する半導体装置を実現できるという効果を奏する。
以下に、図面を参照して本発明に係る半導体装置および半導体モジュールの実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、各図面において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付している。さらに、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係などは、現実のものとは異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置の回路構成図である。図1に示すように、本実施の形態1に係る半導体装置100は、第1トランジスタ10と、第2トランジスタ20とを備えている。
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置の回路構成図である。図1に示すように、本実施の形態1に係る半導体装置100は、第1トランジスタ10と、第2トランジスタ20とを備えている。
第1トランジスタ10は、ソース電極11と、ゲート電極12と、ドレイン電極13とを備える。第1トランジスタ10は、炭化ケイ素(SiC)系半導体からなる活性層を有するノーマリーオン型の電界効果トランジスタである。
第2トランジスタ20は、ソース電極21と、ゲート電極22と、ドレイン電極23とを備える。第2トランジスタ20は、窒化ガリウム(GaN)系半導体からなる活性層を有するノーマリーオフ型の電界効果トランジスタである。
ここで、第1トランジスタ10のソース電極11と第2トランジスタ20のドレイン電極23とが電気的に接続し、第1トランジスタ10のゲート電極12と第2トランジスタ20のソース電極21とが電気的に接続している。すなわち、第1トランジスタ10と第2トランジスタ20とはカスコード接続されている。また、半導体装置100は、第2トランジスタ20のソース電極21に接続して同電位となっているソース端子101、ゲート電極22に接続して同電位となっているゲート端子102、および第1トランジスタ10のドレイン電極13に接続して同電位となっているドレイン端子103を備えている。その結果、半導体装置100は、外部から見て、ソース端子101、ゲート端子102、ドレイン端子103を有するノーマリーオフ型の電界効果トランジスタとして機能する。
図2は、第1トランジスタの素子構成の一例を示す図である。この第1トランジスタ10は、n+型の4H−SiC基板10a上に、4H−SiCからなるp−型層10bと、4H−SiCからなり、チャネルが形成される活性層としてのメサ状のn型層10cとを順次積層した構成を有する。n型層10cの表面にはたとえばSiO2からなる絶縁膜10dが形成されている。n型層10cの表面からp−型層10bの内部までコンタクト領域としてのp+型領域10eが形成されている。また、n型層10cのメサ部の表面からその内部まで、コンタクト領域としてのn+型領域10f、p+型領域10g、およびn+型領域10hが形成されている。絶縁膜10dはn+型領域10f、p+型領域10g、およびn+型領域10h上で開口を有している。そして、これらの開口を通じて、ソース電極11はp+型領域10eおよびn+型領域10fと、ゲート電極12はp+型領域10gと、ドレイン電極13はn+型領域10hと、それぞれオーミック接触している。この構成によって、第1トランジスタ10はノーマリーオン型の接合型トランジスタ(JFET)として動作する。
第1トランジスタ10はたとえば以下のように製造できる。はじめに、MOCVD法等の結晶成長方法を用いて、4H−SiC基板10aに、p−型層10bとn型層10cとを順次積層する。MOCVD法の原料ガスとしては、シラン(SiH4)、プロパン(C3H8)などを用いることができる。また、n型ドーパントとしては窒素(N2)を用いることができ、p型ドーパントとしてはジボラン(B2H6)、トリメチルアルミニウム(TMA)を用いることができる。つぎに、ドライエッチング等によってn型層10cのメサ形状を形成する。つぎに、イオン注入用のマスクを形成し、イオン注入によってn+型領域10f、10hとなる領域にn型ドーパントとしてリン(P)や窒素(N)をイオン注入する。さらに、イオン注入用のマスクを形成し、イオン注入によってp+型領域10e、10gとなる領域にp型ドーパントとしてアルミニウム(Al)やホウ素(B)をイオン注入する。その後、注入したドーパントを活性化されるための活性化アニールを行う。つぎに、熱酸化法によって絶縁膜10dを形成する。なお、絶縁膜10dの形成に先立って犠牲酸化膜の形成および除去を行って、表面のダメージを除去してもよい。その後、Ni/Al積層構造のソース電極11、ゲート電極12、ドレイン電極13を形成することによって、第1トランジスタ10を製造することができる。
図3は、第2トランジスタ20の素子構成の一例を示す図である。この第2トランジスタ20は、Si基板20a上に、GaN系半導体からなるバッファ層20b、炭素(C)をドープしたGaNからなるC−GaN層20c、アンドープのGaNからなる活性層であるキャリア走行層としてのu−GaN層20d、AlGaNからなる表面障壁層としてのAlGaN層20eとが順次積層した構成を有する。また、AlGaN層20eは、エッチング等によって形成されたリセス部Rを有する。ゲート電極22はリセス部Rにおいて、ソース電極21およびドレイン電極23はゲート電極22を挟む位置において、AlGaN層20eの表面に形成されている。AlGaN層20eに対しては、ゲート電極22はショットキー接触し、ソース電極21およびドレイン電極23はオーミック接触している。
AlGaN層20e直下のu−GaN層20dには2次元キャリアガスが発生しており、この2次元キャリアガスがソース電極21−ドレイン電極23間の導通電流経路となる。ただし、ゲート電極22の直下ではリセス部Rが形成されているため、AlGaN層20eの厚さが薄くなっているので、2次元キャリアガスが発生していない。その結果、第2トランジスタ20はノーマリーオフ型のHEMTとして動作する。
第2トランジスタ20はたとえば以下のように製造できる。はじめに、MOCVD法等の結晶成長方法を用いて、Si基板20a上に、バッファ層20bと、C−GaN層20cと、u−GaN層20dと、AlGaN層20eとを順次積層する。MOCVD法の原料ガスとしては、トリメチルガリウム(TMG)、アンモニア(NH3)、トリメチルアルミニウム(TMA)などを用いることができる。また、n型ドーパントとしてはシラン(SiH4)を用いることができ、p型ドーパントとしてはビスシクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2Mg)を用いることができる。つぎに、ドライエッチング等によってAlGaN層20eのリセス部Rを形成する。その後、Ti/Al積層構造のソース電極21、ドレイン電極23、Ni/Au構造のゲート電極22を形成することによって、第2トランジスタ20を製造することができる。
ところで、GaN系半導体装置の分野では、カスコード接続を用いずともトランジスタ単体でノーマリーオフ動作するHEMTやMOSFETの開発も活発に行われている。最近では、耐圧200V程度以下の低耐圧のノーマリーオフ型のHEMTが市販されている。しかしながら、耐圧600V程度以上の中高耐圧のHEMTは、信頼性その他の開発課題を抱えており、ノーマリーオン、ノーマリーオフを問わず、実用化された製品は市販されていない。ノーマリーオフ型に比べ、ノーマリーオン型の方がノーマリーオフ化技術の適用という開発要素が不要である分、シンプルであり、相対的に開発が進んでいるといえる。最近では、GaN系半導体のノーマリーオン型のHEMTとシリコン系のノーマリーオフ型のMOSFETとを組み合わせたカスコード接続によってノーマリーオフ動作が得られる半導体装置に関する研究開発の報告が目立つようになってきており、有力視されている。しかし、いずれにしても、ノーマリーオン、ノーマリーオフを問わず、市販化や、市販品としての信頼性の実績が十分に積み上がるまでには、なおも相応の期間を待たねばならない。
一方、SiC系半導体装置の分野では、ノーマリーオン型のJFETが既に実用化されており、耐圧600V程度以上の中高耐圧の製品も市販されている。最近、耐圧600V程度以上の中高耐圧であり、かつ、ノーマリーオフ型であるMOSFETの市販が始まった。しかしながら、価格が高いだけでなく、依然、ゲート酸化膜の信頼性などに深刻な課題を抱えた状態で市場投入されており、電力用の機器や設備に搭載するのに十分な信頼性が確保されているとは言いがたい状況にある。
したがって、ワイドバンドギャップ半導体を用いたノーマリーオフ型のトランジスタとして動作する高耐圧の半導体装置であって、現状容易に入手でき、かつ、一定の信頼性を期待することができる公知の半導体装置は、SiC系半導体のノーマリーオン型のJFETとシリコン系のノーマリーオフ型のMOSFETとを組み合わせたカスコード接続によってノーマリーオフ動作が得られる半導体装置のみと考えられる。
ここで、本実施の形態1に係る半導体装置100との対比のために、カスコード接続によってノーマリーオフ動作を実現している公知の半導体装置について説明する。
図8は、公知の半導体装置の回路構成図である。半導体装置1100は、第1トランジスタ110と、第2トランジスタ120とを備えている。
図8は、公知の半導体装置の回路構成図である。半導体装置1100は、第1トランジスタ110と、第2トランジスタ120とを備えている。
第1トランジスタ110は、ソース電極111と、ゲート電極112と、ドレイン電極113とを備える。第1トランジスタ110は、炭化ケイ素系半導体からなる活性層を有するノーマリーオン型のJFET、または窒化ガリウム系半導体からなる活性層を有するノーマリーオン型のHEMTである。
第2トランジスタ120は、ソース電極121と、ゲート電極122と、ドレイン電極123とを備える。第2トランジスタ120は、シリコン系半導体からなる活性層を有するノーマリーオフ型のMOSFETである。
ここで、半導体装置100と同様に、半導体装置1100は、第1トランジスタ110のソース電極111と第2トランジスタ120のドレイン電極123とが電気的に接続し、第1トランジスタ110のゲート電極112と第2トランジスタ120のソース電極121とが電気的に接続している。すなわち、第1トランジスタ110と第2トランジスタ120とはカスコード接続されている。また、半導体装置1100は、第2トランジスタ120のソース電極121に接続して同電位となっているソース端子1101、ゲート電極122に接続して同電位となっているゲート端子1102、および第1トランジスタ110のドレイン電極113に接続して同電位となっているドレイン端子1103を備えている。その結果、半導体装置1100は、外部から見て、ソース端子1101、ゲート端子1102、ドレイン端子1103を有するノーマリーオフ型の電界効果トランジスタとして機能する。
しかしながら、半導体装置1100では、ノーマリーオフ型の第2トランジスタ120として、シリコン系のMOSFETを使用しているために、ワイドバンドギャップ半導体装置の利点の一つである、シリコン系の半導体装置に比べて高温動作が可能であるという特性が実現されない。さらには、シリコン系のMOSFETには、内蔵ダイオードといわれるPN接合のダイオードが内在している。そのため、スイッチング動作時に内蔵ダイオードの逆回復損失Qrrが生じるために、カスコード接続で用いた場合もスイッチング損失が大きくなってしまう。また、シリコン系のMOSFETは、ゲート電荷Qgが大きいために、スイッチング速度が制約されたり、ゲート駆動に係る消費電力が大きくなったりする短所がある。カスコード接続で用いた場合にも、やはり同様のデメリットがもたらされる。
さらに、第1トランジスタ110が、GaN系半導体のノーマリーオン型のHEMTである場合には、更に次のような問題がある。すなわち、高耐圧のGaN系半導体のHEMTが開発途上で未市販であり、仮に市販されてもその初期は高価であったり、信頼性が十分に確保されていなかったりするおそれが大きい。また、GaN系半導体を用いた半導体装置には、高電圧を印加するとオン抵抗が可逆的に増大する電流コラプスといわれる現象が生じるという問題点があることが知られている。したがって、カスコード接続におけるように、GaN系半導体のHEMTに高電圧が掛かる使い方をすると、少なからず電流コラプス現象によるオン抵抗の増大が生じ、ひいては主として導通損失の増大という弊害がもたらされ、ワイドバンドギャップ半導体を採用したことによるオン抵抗低減のメリットが失われてしまう。
なお、低スイッチング損失、低オン抵抗、高温動作可能等の特質の喪失は、動作周波数を高めて使用することへの制約を意味し、ひいては、電力変換機器における冷却部材や、コンデンサ、インダクタといった受動部品の小型化によって、パワー密度、すなわち機器の体積あたりの電力容量を高めることに制限が課されることを意味する。ワイドバンドギャップ半導体を用いた半導体装置は、電力変換効率の向上のみならず、高速スイッチング条件で動作周波数を高めて用い、パワー密度を向上することも期待されている。しかしながら、公知の半導体装置ではその期待に十分に応えることができないおそれがある。
これに対して、本実施の形態1に係る半導体装置100では、ワイドバンドギャップ半導体である炭化ケイ素系半導体からなる活性層を有するノーマリーオン型の第1トランジスタ10と、ワイドバンドギャップ半導体である窒化ガリウム系半導体からなる活性層を有するノーマリーオフ型の第2トランジスタ20とをカスコード接続した構成を有する。
したがって、半導体装置100は、シリコン系のMOSFETを有さないために、ワイドバンドギャップ半導体装置の利点の一つである、シリコン系の半導体装置に比べて高温動作が可能であるという特性を有することができる。また、第2トランジスタ20がHEMTの場合は、GaN系半導体のHEMTには、シリコン系のMOSFETにおけるような内蔵ダイオードは内在しておらず、スイッチング動作時に内蔵ダイオードの逆回復損失Qrrが生じてスイッチング損失が大きくなってしまうということもない。また、GaN系半導体のHEMTは、シリコン系のMOSFETに比べ、ゲート電荷Qgが小さいことが知られており、シリコン系のMOSFETに比べてスイッチング速度を高めることが可能であり、かつ、ゲート駆動に係る消費電力も小さい。これらの利点は、GaN系半導体のHEMTをカスコード接続に用いた場合にも発揮される。
また、半導体装置100では、SiC系半導体からなる第1トランジスタ10に耐圧を持たせてオフ時の高電圧を負担させる設計であるため、オフ時の高電圧はGaN系半導体の第2トランジスタ20には掛からない。したがって、第2トランジスタ20における電流コラプス現象によるオン抵抗の増大および導通損失等の損失の増大の影響はごく軽微である。
以上説明したように、本実施の形態1に係る半導体装置100は、スイッチング速度、低スイッチング損失、低ゲート駆動電力などの特性を損なうことなく、ワイドバンドギャップ半導体装置としての高耐圧かつ低オン抵抗な特性や高温動作の特質を発揮できるノーマリーオフ型の電界効果トランジスタとして動作する。
なお、低スイッチング損失であることや低オン抵抗であること、高温動作可能であること等の特質は、動作周波数を高めて使用することが可能であることを意味し、電力変換機器における冷却部材や、コンデンサ、インダクタといった受動部品の小型化を可能とし、パワー密度、すなわち機器の体積あたりの電力容量を高めることが可能である。ワイドバンドギャップ半導体は、電力変換効率の向上のみならず、高速スイッチング条件で動作周波数を高めて用い、パワー密度を向上することも期待されており、本発明の実施の形態はその期待に応えるための有力な手段を提供する意義をも有する。
また、図2、3に示すSiC系半導体のJFETやGaN系半導体のHEMTは、現状容易に入手でき、一定の信頼性を期待することができる素子である。したがって、本実施の形態1に係る半導体装置100は、これらの素子を用いて容易に、信頼性の有る装置として構成することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置の回路構成図である。図4に示すように、本実施の形態2に係る半導体装置100Aは、図1に示す実施の形態1に係る半導体装置100において、第1トランジスタ10のゲート電極12と第2トランジスタ20のソース電極21との間に、ゲート電極12とソース電極21とを電気的に接続することができるように構成されたアクセス端子104をさらに備えるように構成したものである。
図4は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置の回路構成図である。図4に示すように、本実施の形態2に係る半導体装置100Aは、図1に示す実施の形態1に係る半導体装置100において、第1トランジスタ10のゲート電極12と第2トランジスタ20のソース電極21との間に、ゲート電極12とソース電極21とを電気的に接続することができるように構成されたアクセス端子104をさらに備えるように構成したものである。
ここで、一般に、電界効果トランジスタのスイッチング速度は、ゲート電極に接続するゲート抵抗によってコントロールすることができる。本実施の形態1、2に係る半導体装置100、100Aでも、装置全体のゲート端子102にゲート抵抗を接続して、スイッチング速度をコントロールすることが可能である。
この半導体装置100Aでは、さらに、第1トランジスタ10のゲート電極12へのアクセス端子104を備えることにより、第1トランジスタ10のゲート電極12に対するゲート抵抗30を外部から接続すること、および必要に応じて交換することを可能としている。このように、半導体装置100Aは、第1トランジスタ10のゲート電極12にもゲート抵抗30を接続することができる構成を備えているので、スイッチング速度のコントロールの範囲を拡大したりきめ細かな調整を行ったりすることが可能となる。
なお、アクセス端子104には、ゲート抵抗30以外にも、必要に応じて、他の要素や回路を接続することも可能である。このような要素や回路としては、たとえば、第1トランジスタ10のゲート電極12に対して望まぬ電流が流出入することを防止するためのダイオード等からなる保護要素や保護回路等がある。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3に係る半導体装置の回路構成図である。図5に示すように、本実施の形態3に係る半導体装置100Bは、図1に示す実施の形態1に係る半導体装置100において、第1トランジスタ10のゲート電極12と第2トランジスタ20のソース電極21との間の電気的な経路に、ゲート電極12に対するゲート抵抗40が挿入された構成を有する。
図5は、本発明の実施の形態3に係る半導体装置の回路構成図である。図5に示すように、本実施の形態3に係る半導体装置100Bは、図1に示す実施の形態1に係る半導体装置100において、第1トランジスタ10のゲート電極12と第2トランジスタ20のソース電極21との間の電気的な経路に、ゲート電極12に対するゲート抵抗40が挿入された構成を有する。
ゲート抵抗40は、図4に示す半導体装置100Aに接続するゲート抵抗30と同様に、半導体装置100Bのスイッチング速度のコントロールの範囲を拡大したりきめ細かな調整を行ったりするために機能する。さらに、ゲート抵抗40は、所望のスイッチング速度のコントロールのために最適化された抵抗値のものが半導体装置100B内に内蔵されたものなので、ゲート抵抗を接続するための配線によって寄生インダクタンスが増大することを極力抑制することができる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置の回路構成図である。図6に示すように、本実施の形態4に係る半導体装置100Cは、図4に示す実施の形態2に係る半導体装置100Aにおいて、アクセス端子104と第1トランジスタ10のゲート電極12との間の電気的な経路に、保護回路50が挿入された構成を有する。
図6は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置の回路構成図である。図6に示すように、本実施の形態4に係る半導体装置100Cは、図4に示す実施の形態2に係る半導体装置100Aにおいて、アクセス端子104と第1トランジスタ10のゲート電極12との間の電気的な経路に、保護回路50が挿入された構成を有する。
保護回路50は、逆並列接続されたダイオード51、52で構成されている。この保護回路50は、第1トランジスタ10のゲート電極12に対して望まぬ電流が流出入することを防止する機能を有するものである。
なおこのような保護回路50は、図5に示す半導体装置100Bのゲート電極12とゲート抵抗40との間に挿入して、第1トランジスタ10のゲート電極12に対して望まぬ電流が流出入することを防止するようにしてもよい。
(実施の形態5)
図7は、実施の形態5に係る半導体装置の素子構成図である。図7に示すように、半導体装置100Dは、第1トランジスタ10と、第2トランジスタ20Aとを備えている。
図7は、実施の形態5に係る半導体装置の素子構成図である。図7に示すように、半導体装置100Dは、第1トランジスタ10と、第2トランジスタ20Aとを備えている。
第1トランジスタ10は、図2に示す構成を有するノーマリーオン型のJFETである。第2トランジスタ20Aは、第1トランジスタ10のp−型層10b上に、図3に示す第2トランジスタ20のバッファ層20b、C−GaN層20c、u−GaN層20d、AlGaN層20e、ソース電極21、ゲート電極22およびドレイン電極23の構成が形成されたものである。
この半導体装置100Dにおいても、第1トランジスタ10のソース電極11と第2トランジスタ20Aのドレイン電極23とが電気的に接続し、第1トランジスタ10のゲート電極12と第2トランジスタ20Aのソース電極21とが電気的に接続している。すなわち、第1トランジスタ10と第2トランジスタ20Aとはカスコード接続されている。また、半導体装置100Dは、第2トランジスタ20Aのソース電極21に接続して同電位となっているソース端子101、ゲート電極22に接続して同電位となっているゲート端子102、および第1トランジスタ10のドレイン電極13に接続して同電位となっているドレイン端子103を備えている。その結果、半導体装置100Dは、外部から見て、ソース端子101、ゲート端子102、ドレイン端子103を有するノーマリーオフ型の電界効果トランジスタとして機能する。
さらに、半導体装置100Dは、第1トランジスタ10と第2トランジスタ20Aとが同一の4H−SiC基板10a上にモノリシックに構成したものである。その結果、この半導体装置100Dを1つのパッケージに実装して半導体モジュールを形成する場合に、パッケージのサイズを小型化することが可能である。また、半導体装置100Dの各構成要素間の配線を短くできるため、配線による寄生インダクタンスを抑えることも可能である。また、半導体装置100D内において各種接合・配線部材を用いた各構成要素間の接合や配線の多くを省略できるため、信頼性が高まる。
なお、寄生インダクタンスは、半導体装置のスイッチング動作におけるサージ電圧の原因となる場合がある。サージ電圧が大きいと、半導体装置の耐圧を越えてしまい、破壊に至らしめることもあるので、機器としての信頼性や寿命も低下してしまう。サージ電圧はスイッチング速度が大きいほど大きくなる性質を有するので、高速スイッチングでの使用が要請されるワイドバンドギャップ半導体系の半導体装置の応用に付きまとう問題といえる。そのため、ワイドバンドギャップ半導体系の半導体装置である本実施の形態5に係る半導体装置100Dにおいて、寄生インダクタンスを抑制する技術的意義は大きい。
また、複数の半導体装置をモノリシックに集積する場合、個々の半導体装置の発熱が、集積された他の半導体装置に影響することが懸念される。しかしながら、本実施の形態5に係る半導体装置100Dでは、元々高温動作可能なワイドバンドギャップ半導体による半導体装置の集積であり、シリコン系の半導体装置が含まれないため、個々の半導体装置による発熱に対しても耐性が高い。
上記実施の形態1〜5に係る半導体装置は、1つ以上を1つのパッケージに実装して半導体モジュールを構成することができる。これによって、半導体装置の占有する空間のサイズを小型化することが可能である。また、半導体装置の各構成要素間の配線を短くできるため配線による寄生インダクタンスを抑えることも可能である。また、半導体装置のパッケージとして適した各種部材を用いて各構成要素間の接合や配線を施したり、環境から保護したりすることができるため、装置の信頼性を高めることも可能である。また、いずれの実施の形態に係る半導体装置も、元々高温動作可能なワイドバンドギャップ半導体による半導体装置で構成されており、シリコン系の半導体装置が含まれないため、集積化による発熱に対しても耐性が高い。
なお、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
10 第1トランジスタ
10a 4H−SiC基板
10b p−型層
10c n型層
10d 絶縁膜
10e、10g p+型領域
10f、10h n+型領域
11、21 ソース電極
12、22 ゲート電極
13、23 ドレイン電極
20、20A 第2トランジスタ
20b バッファ層
20a Si基板
20c C−GaN層
20d u−GaN層
20e AlGaN層
30、40 ゲート抵抗
50 保護回路
51、52 ダイオード
100、100A、100B、100C、100D 半導体装置
101 ソース端子
102 ゲート端子
103 ドレイン端子
104 アクセス端子
R リセス部
10a 4H−SiC基板
10b p−型層
10c n型層
10d 絶縁膜
10e、10g p+型領域
10f、10h n+型領域
11、21 ソース電極
12、22 ゲート電極
13、23 ドレイン電極
20、20A 第2トランジスタ
20b バッファ層
20a Si基板
20c C−GaN層
20d u−GaN層
20e AlGaN層
30、40 ゲート抵抗
50 保護回路
51、52 ダイオード
100、100A、100B、100C、100D 半導体装置
101 ソース端子
102 ゲート端子
103 ドレイン端子
104 アクセス端子
R リセス部
Claims (6)
- 炭化ケイ素系半導体からなる活性層を有するノーマリーオン型の電界効果トランジスタである第1トランジスタと、
窒化ガリウム系半導体からなる活性層を有するノーマリーオフ型の電界効果トランジスタである第2トランジスタと、
を備え、前記第1トランジスタのソース電極と前記第2トランジスタのドレイン電極とが電気的に接続し、前記第1トランジスタのゲート電極と前記第2トランジスタのソース電極とが電気的に接続していることを特徴とする半導体装置。 - 炭化ケイ素系半導体からなる活性層を有するノーマリーオン型の電界効果トランジスタである第1トランジスタと、
窒化ガリウム系半導体からなる活性層を有するノーマリーオフ型の電界効果トランジスタである第2トランジスタと、
を備え、前記第1トランジスタのソース電極と前記第2トランジスタのドレイン電極とが電気的に接続し、前記第1トランジスタのゲート電極と前記第2トランジスタのソース電極との間に、前記第1トランジスタのゲート電極と前記第2トランジスタのソース電極とを電気的に接続することができるように構成された端子をさらに備えることを特徴とする半導体装置。 - 前記第1トランジスタのゲート電極と前記第2トランジスタのソース電極との間の電気的な経路に、抵抗およびダイオードの少なくともいずれか一つが挿入されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
- 前記第1トランジスタは接合型電界効果トランジスタであり、前記第2トランジスタは、オン状態において2次元キャリアガスを導通経路として用いる電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の半導体装置。
- 前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタを同一基板上にモノリシックに構成したものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体装置。
- 1つ以上の請求項1〜5のいずれか一つに記載の半導体装置を1つのパッケージに実装したものであることを特徴とする半導体モジュール。
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