JP2014228842A - 熱収縮性筒状ラベルおよびそれを装着したラベル付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】落下等の事態が起こっても、安心して使用でき、かつ易開封性を実現できるように改良された熱収縮性筒状ラベルを提供することを主要な目的とする。【解決手段】熱収縮性筒状ラベル5は、一方の端部6と他方の端部7を有する熱収縮性基材フィルム8を備える。一方の端部6と他方の端部7は、熱収縮性基材フィルム8がチューブを形成するように、重ね合わされてセンターシールされている。センターシール部9を間に挟んで両側に、上記ラベル5の上端から上記センターシール部9に向かって斜めに延びる一対の第1のミシン目11a,11bが形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は一般に熱収縮性筒状ラベルに関するものであり、より特定的には、ミシン目の易開封性を向上させた熱収縮性筒状ラベルに関する。この発明は、またそのような熱収縮性筒状ラベルが胴部外周に装着されたラベル付き容器に関する。
一般に従来から使用されている飲料等を充填するペットボトルには、印刷ラベルである熱収縮性筒状ラベルが装着されている。このようなペットボトルは用済み後回収されるが、そのためには、熱収縮性筒状ラベルを剥離し分離する必要がある。その剥離・分離を容易に行うために、一般にこれらのラベルには、その上端から下端に到る全長に渡って1本又は2本のミシン目が設けられている。
ラベルは薄膜化、軽量化しており、ミシン目を細かいピッチで形成すると、取扱中に誤ってボトルを落下した場合に、ミシン目の特に中央部分が衝撃で破損するという問題が発生する。一方、ミシン目を粗いピッチで形成すると、今度は易開封性が得られないという問題が生じる。
本発明者らは、図9に示すような、PETボトルなどの容器4の側面に装着される、落下等の事態が起こっても、安心して使用でき、かつ易開封性を実現できる熱収縮性筒状ラベルを得ることを目的として、シール部1及びその両側に設けられた中央縦方向に延びる一対のミシン目2を備え、さらに上方部と下方部に長方形の穴で千鳥足状に進むようにピッチをずらせて設けてなるさらなる一対のミシン目3を有する熱収縮性筒状ラベル5を提案した(特許文献1参照)。
特開2011−158554号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるような、長方形の穴のさらなる一対のミシン目3を設けた場合においても、衝撃で破損するという問題は解決されるものの、易開封性という面で若干課題が残っていた。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、ペットボトルの薄膜化、軽量化に伴って発生するミシン目中央部分の破損の危険性をなくし、落下等の事態が起こっても、安心して使用できる軽量化ペットボトル用の印刷ラベルの開発を目的としてなされた。
すなわち、本発明の目的は、落下等の事態が起こっても、安心して使用でき、かつ易開封性を実現できるように改良された熱収縮性筒状ラベルを提供することにある。
本発明の他の目的は、そのような熱収縮性筒状ラベルが胴部外周に装着されたプラスチックボトルを提供することにある。
本発明は、プラスチック容器の側面に装着される熱収縮性筒状ラベルに係り、一方の端部と他方の端部を有する熱収縮性基材フィルムを備える。上記一方の端部と上記他方の端部は、上記熱収縮性基材フィルムがチューブを形成するように、重ね合わされてセンターシールされている。上記センターシールによって形成されたセンターシール部を間に挟んで両側に、上記ラベルの上端から上記センターシール部に向かって斜めに延びる一対の第1のミシン目が形成されている。
上記一対の第1のミシン目は斜めに延びるように形成されているので、センターシール部と第1のミシン目に挟まれた部分に指の先端が入りやすく、この部分で、切れ目のきっかけが与えられる。
この発明の好ましい実施態様によれば、上記ラベルの下端側にも、同じようなミシン目が形成されている。すなわち、上記センターシール部の両側に、上記ラベルの下端から上記センターシール部に向かって斜めに延びる一対の第2のミシン目が形成されている。このように構成すると、ボトルの下端側からでも、切れ目のきっかけが与えられる。
この発明のさらなる好ましい実施態様によれば、上記一対の第1のミシン目において、一方のミシン目と他方のミシン目は、千鳥足状に交互に進むようにピッチをずらせて形成され、かつ該一方のミシン目と他方のミシン目のいずれかが、上記ラベルの上端に差し掛かっている。一対の第1のミシン目の上記一方のミシン目と他方のミシン目のいずれかが、上記ラベルの上端に差し掛かっていると、よりたやすく切れ目のきっかけが与えられる。
この発明のさらなる好ましい実施態様によれば、上記一対の第2のミシン目において、一方のミシン目と他方のミシン目は、千鳥足状に交互に進むようにピッチをずらせて形成され、かつ該一方のミシン目と他方のミシン目のいずれかが、熱収縮性基材フィルムの下端に差し掛かっている。
この発明のさらなる好ましい実施態様によれば、上記センターシール部の両側であって、かつ上記一対の第1のミシン目の内側に、上記ラベルの上端から下端に到る、一対の中央縦方向に延びるミシン目が形成されている。
上記一対の第1のミシン目、上記第2のミシン目及び上記中央縦方向に延びるミシン目は、レーザ加工によって形成されるのが好ましい。
上記熱収縮性基材フィルムには、紫外線吸収剤、アンチブロッキング剤、滑剤、静電気防止剤、抗菌剤、安定剤等、各種公知の添加剤や異なる樹脂等を合目的的に添加してもよい。
上記熱収縮性基材フィルムは、例えばポリエステル系熱収縮性フィルムもしくはポリエステル系樹脂とポリスチレン系樹脂から形成される多層熱収縮性フィルムで形成されるのが好ましいが、特に限定されるものではない。センターシール溶剤は、1,3ジオキソランまたはテトラヒドロフランが好ましい。
ポリエステル系熱収縮性フィルムとしては、具体的には、東洋紡績株式会社製スペースクリーンS7042、ポリエステル系樹脂とポリスチレン系樹脂から形成される多層熱収縮性フィルムとしては、具体的には、グンゼ株式会社製ファンシーラップHGTタイプを例示できる。
本発明によれば、落下時の衝撃によって、ボトルの中央部分が膨れても、その力によって中央部で切れることはない。また、センターシール部と第1のミシン目に挟まれた部分に指の先端が入りやすく、この部分で、切れ目のきっかけが与えられ、それがセンターシール部に伝播し、その上端〜下端に到る全長に渡って一挙に切れ、ラベルがボトルから分離される。
本発明の実施例1に係る熱収縮性筒状ラベルの斜視図である。 実施例1にかかる熱収縮性筒状ラベルを容器に装着して熱収縮させた状態を示す図である。 本発明の動作を説明する図である。 (A)は実施例2に係る熱収縮性筒状ラベルの斜視図であり、(B)をその動作を説明する図である。 実施例3に係る熱収縮性筒状ラベルの製造方法を説明する第1の図である。 実施例3に係る熱収縮性筒状ラベルの製造方法を説明する第2の図である。 (A)及び(B)は、それぞれ実施例3の製造方法によって得られた熱収縮性ラベル基材を個片に断裁する様子を示す斜視図と断裁の様子を上から見た拡大図である。 実施例4に係る熱収縮性筒状ラベル基材の詳細を説明する図である。 従来の熱収縮性筒状ラベルを装着した容器の概念図である。
落下等の事態が起こっても、安心して使用でき、かつ易開封性を実現できるように改良された熱収縮性筒状ラベルを得るという目的を、ラベルの上端からセンターシール部に向かって斜めに延びる一対の第1のミシン目を形成することによって実現した。以下、本発明の実施例を、添付図面を参照して説明する。
図1を参照して、プラスチック容器の側面に装着される実施例に係る熱収縮性筒状ラベル5は、一方の端部6と他方の端部7を有する熱収縮性基材フィルム8を備える。熱収縮性基材フィルム8は、例えばポリエステル系熱収縮性フィルムもしくはポリエステル系樹脂とポリスチレン系樹脂から形成される多層熱収縮性フィルムで形成される。一方の端部6と他方の端部7は、熱収縮性基材フィルム8がチューブを形成するように、重ね合わされてセンターシールされている。センターシールによって形成されたセンターシール部9を間に挟んで両側に、ラベル5の上端からセンターシール部9に向かって斜めに延びる一対の第1のミシン目11a,11bが形成されている。その一方のミシン目11aと他方のミシン目11bは、千鳥足状に交互に進むようにピッチをずらせて形成され、かつその一方のミシン目11aと他方のミシン目11bのいずれかが、ラベル5の上端に差し掛かっている。実施例では、一方のミシン目11aが、ラベル5の上端に差し掛かっており、他方のミシン目11bは、上端から離れている。
また、ラベル5の下端側では、センターシール部9を挟んで両側に、ラベル5の下端からセンターシール部9に向かって斜めに延びる一対の第2のミシン目12a,12bが形成されており、その一方のミシン目12aと他方のミシン目12bは、千鳥足状に交互に進むようにピッチをずらせて形成され、かつ一方のミシン目12aと他方のミシン目12bのいずれかが、熱収縮性基材フィルム8の下端に差し掛かっている。実施例では、一方のミシン目12bが、ラベル5の下端に差し掛かっており、他方のミシン目12aは、上端から離れている。
このような熱収縮性筒状ラベル5は、図2に示すように、ペットボトルなどの容器13に装着し、熱収縮させて用いられる。熱収縮は、熱収縮性筒状ラベル5をペットボトル等の容器13の胴部に装着し、装着した容器をシュリンクトンネルに通して、収縮させることにより行われる。容器への内容物の充填は、容器に熱収縮性ラベルを装着する前に行っても良いし、シュリンクトンネルを通して収縮させた後に行っても良い。
次に動作について説明する。図3(A)に示すように、本発明に係る熱収縮性筒状ラベル5によれば、センターシール部9と第2のミシン目11aに挟まれた部分に指14の先端が入ることができ、かつ一方のミシン目11aが、上記ラベル5の上端に差し掛かっており、指14の先端を図のように挿入すると、裂けて切れ目のきっかけが与えられる。指14の先端の挿入によりラベルが裂けて一旦切れ目のきっかけが与えられると、図3(B)に示すように、捲くれた部分を親指と人指し指で挟んで引っ張ると、切れ目がセンターシール部9に向かってに伝播し、強度の弱いセンターシール部9に伝播し、その上端〜下端に到る全長に渡って一挙にラベル5が切れ、容器13から分離されるのである。
図4(A)は、実施例2に係る係る熱収縮性筒状ラベルの斜視図である。実施例1に係る熱収縮性筒状ラベルと同一部分には同一の参照番号を付し、その説明を繰り返さない。センターシールによって形成されたセンターシール部9を間に挟んで両側に、かつ一対の第1のミシン目11a、11bの内側に、ラベル5の上端から下端までに到る、中央縦方向に延びる一対のミシン目10a,10bが形成されている。実施例2に係る熱収縮性筒状ラベル5によれば、実施例1と同様に、センターシール部9と第1のミシン目11aに挟まれた部分に指14の先端が入ると、裂けて切れ目のきっかけが与えられる。指14の先端の挿入によりラベルが裂けて一旦切れ目のきっかけが与えられると、図4(B)を参照して、切れ目が中央縦方向に延びるミシン目10aに伝播し、その上端〜下端に到る全長に渡ってより速やかに切れ、ラベル5が容器13から分離されるのである。
また、実施例2に係る熱収縮性筒状ラベル5によれば、図4(A)を再び参照して、センターシール部9と第1のミシン目11aに挟まれた部分に指14の先端が入ることができる構成であるので、センターシール部9を挟んで両側に設けられた、一対の中央縦方向に延びるミシン目10a,10bの間の距離lを狭めることができる。従来は、中央縦方向に延びる一対のミシン目10a,10bの間の距離を大きく取らなければならず、熱収縮性基材フィルムはポリエステル製で引裂き難い性質を有しており、距離lが大きいと開封し難いものとなっていたが、本発明によれば、一対の中央縦方向に延びるミシン目10a,10bの間の距離を狭めることができる。
上述のような熱収縮性筒状ラベルの製造方法について、図5及び図6を参照しながら説明する。ここでは、一対の中央縦方向に延びるミシン目10a,10bも含むものについて説明するが、この一対の中央縦方向に延びるミシン目10a,10bは本発明の必須の構成要素ではない。図5は、製造方法の全工程を示す図であり、図6はより具体的に示す図である。図5を参照して、巻き出し軸15から巻き出された、ミシン目が入っていない長尺の熱収縮性基材フィルム(印刷入り)8は、数本のガイドローラ16やニップローラ17を経て矢印aの方向に流れて巻取軸18へ巻き取られる。その過程において、図6(A)を参照して、第1のミシン目11a,11bと、第2ミシン目12a,12bと、中央縦方向に延びるミシン目10a,10bとが施される。すなわち、ミシン目の加工は、ファイバーセンサ19によりフィルムの印刷パターンの有る無しを検出し、そのタイミングをトリガーとしてレーザーコントローラ20へ取り込み、またパルスゼネレータ21により測長を行いながらレーザーヘッド22により部分的にレーザを発振し、フィルムへミシン目を加工する。これらのミシン目のパターンの大きさ及び間隔は、装着する容器に応じて操作パネル23により決定する。
このミシン目加工の具体的態様について、詳しく説明する。図6(A)を参照して、熱収縮性筒状ラベル5を容器の側面に装着させた場合にセンターシール部9になる部分の内側に、一対の中央縦方向に延びるミシン目10a,10bを形成し、これと同時に、ラベル5の上端になる部分に、ラベルの上端から上記センターシール部に向かって斜めに延びる一対の第1のミシン目11a、11bを形成する。このとき、一方のミシン目11aと他方のミシン目11bのいずれかが、ラベルの上端に差し掛かるように、一方のミシン目11aと他方のミシン目11bを、千鳥足状に交互に進むようにピッチをずらせて形成するのが特徴である。
一対の中央縦方向に延びるミシン目10a,10b及び第1のミシン目11a、11bを形成する時に同時に、熱収縮性筒状ラベル5を容器13の側面に装着させた場合、ラベル5の下端になる部分に、ラベルの下端からセンターシール部9に向かって斜めに延びる一対の第2のミシン目12a,12bを形成する。このとき、上記第2のミシン目の一方のミシン目12aと他方のミシン目12bのいずれかが、ラベルの下端に差し掛かるように、一方のミシン目12aと他方のミシン目12bを、千鳥足状に交互に進むようにピッチをずらせて形成する。
次に、図5と図6(B)を参照して、塗布ノズル24によりセンターシール溶剤を熱収縮性基材フィルム8の一方の端部に塗布する。ニップローラ17が、熱収縮性基材フィルム8がチューブを形成するように、一方の端部6と他方の端部7とを重ね合わさせてセンターシールする。このようにして、ミシン目付きの熱収縮性基材フィルムの長尺のチューブが得られる。図6(C)を参照して、断裁用刃で切断し、熱収縮性筒状ラベル5の個片が得られる。
この断裁用刃による断裁について、詳細に説明する。図7(A)を参照して、上述のようにして得られたチューブ状の熱収縮性基材フィルムをラベル装着機にセットして、引っ張り出して、断裁用刃25で、第1のミシン目11a,11bと第2のミシン目12a,12bの境界部分を断裁し、1枚ずつのチューブ状の熱収縮性筒状ラベル5の個片を得る。
断裁刃の付近の上から見た拡大図である図7(B)を参照して、第1のミシン目11a、11bと第2のミシン目12a、12bは隣り合わせに形成されている。第1のミシン目の一方のミシン目11aと他方のミシン目11bは、千鳥足状に交互に進むようにピッチをずらせて形成されている。第2のミシン目の一方のミシン目12a,12bは、千鳥足状に交互に進むようにピッチをずらせて形成されている。したがって、第1のミシン目11a,11bと第2のミシン目12a,12bの境界部分を断裁用刃25でカットすると、一方のミシン目11a,12aと他方のミシン目11b、12bのいずれかが、熱収縮性筒状ラベル5の上端及び/又は下端になる部分に差し掛かるようになる。すなわち、断裁用刃25で切った部分は、個片に切り分けたときに、個片51にとってラベルの上端になる場合、個片52にとっては下端になるのである。A部では、第1のミシン目の一方のミシン目11aと断裁用刃25とは交差しており、断裁用刃25と第2のミシン目の一方のミシン目12aとは交差しない。B部では、第2のミシン目の他方のミシン目12bと断裁用刃25とは交差しており、断裁用刃25と第1のミシン目の他方のミシン目11bとは交差しない。
そのようになるように、図5と図6(A)を参照して、操作パネル23により、第1のミシン目11a,11bと第2のミシン目12a,12bの大きさおよび間隔が、装着する容器の高さ及び胴回りに合わせて設定されているのである。
なお、熱収縮性筒状ラベルの製造工程においては、印刷工程があって、その後スリット工程があり、上述のセンターシール工程がある。実施例3では、スリット工程とセンターシール工程の間で、ミシン目を形成する場合を例示したが、この発明はこれに限られるものでなく、スリット工程でミシン目を同時に形成してもよい。
次に、ラベルの上端からセンターシール部に向かって斜めに延びる一対の第1及び第2のミシン目の角度及び横幅について詳しく説明する。
図8(A)は、図7(B)に相当する詳細図である。A1部にも示されるように、第1のミシン目の、一方のミシン目11aと他方のミシン目11bは、千鳥足状に交互に進むようにピッチをずらせて形成されている。A2部にも示されるように、第2のミシン目の、一方のミシン目12a,12bは、千鳥足状に交互に進むようにピッチをずらせて形成されている。一方のミシン目11aと他方のミシン目11bを形成する角度α、βは、10°〜170°であるのが好ましい。ラベルの上端と下端では、角度は必ずしも一致しなくてもよく、容器の形状に応じて任意に変更され得る。容器の首部(ラベル上端)と容器の底部(ラベル下端)では口径が異なるため、ラベルカット位置を挟んで上下のミシン目11a、11b間、12a、12b間の横幅 m、nは必ずしも一致するとは限らず、容器の形状に応じて任意に変更され得る。
図8(A)では、一方のミシン目11a,12aと他方のミシン目11b、12bは、千鳥足状に交互に進むようにピッチをずらせて形成される場合を例示したが、この発明はこれに限られるものでなく、図8(B)のB1部、B2部に示すように、一方のミシン目11aと他方のミシン目11b、及び一方のミシン目12aと他方のミシン目12bは横並びで形成されてもよい。角度α、β、横幅 m、nの説明については、図8(A)において説明したものと同じであるので、その説明を繰り返さない。
図8(A)(B)では、一対の中央縦方向に延びるミシン目10a,10bが存在する場合について説明したが、このミシン目10a,10bは本発明の必須の要素ではなく、図(C)(D)に示すように、一対の中央縦方向に延びるミシン目を設けなくても相当の効果を奏する。図8(C)は、図8(A)に係るラベルから一対の中央縦方向に延びるミシン目を除いたものに相当し、図8(D)は、図8(B)に係るラベルから一対の中央縦方向に延びるミシン目を除いたものに相当する。角度α、β、横幅 m、nの説明については、図8(A)において説明したものと同じであるので、その説明を繰り返さない。
今回開示された実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明によれば、落下等の事態が起こっても、安心して使用でき、かつ易開封性を実現できるように改良された熱収縮性筒状ラベルが得られる。
1,9 センターシール部
2,3 一対のミシン目
4,13 容器
5 熱収縮性筒状ラベル
6 一方の端部
7 他方の端部
8 熱収縮性基材フィルム
9 センターシール部
10a,10b 一対の中央縦方向に延びるミシン目
11a,11b 一対の第1のミシン目
12a,12b 一対の第2のミシン目
14 指
15 巻き出し軸
16 ガイドローラ
17 ニップローラ
18 巻き取り軸
19 ファイバーセンサー
20 レーザーコントローラ
21 パルスゼネレータ
22 レーザーヘッド
23 操作パネル
24 塗布ノズル
25 断裁用刃

Claims (6)

  1. プラスチック容器の側面に装着される熱収縮性筒状ラベルであって、
    一方の端部と他方の端部を有する熱収縮性基材フィルムを備え、
    前記一方の端部と前記他方の端部は、前記熱収縮性基材フィルムがチューブを形成するように、重ね合わされてセンターシールされており、
    前記センターシールによって形成されたセンターシール部を間に挟んで両側に、前記ラベルの上端から前記センターシール部に向かって斜めに延びる一対の第1のミシン目が形成されている、熱収縮性筒状ラベル。
  2. 前記センターシール部の両側に、前記ラベルの下端から前記センターシール部に向かって斜めに延びる一対の第2のミシン目が形成されている、請求項1に記載の熱収縮性筒状ラベル。
  3. 前記一対の第1のミシン目において、一方のミシン目と他方のミシン目は、千鳥足状に交互に進むようにピッチをずらせて形成され、かつ該一方のミシン目と他方のミシン目のいずれかが、前記ラベルの上端に差し掛かっている、請求項1に記載の熱収縮性筒状ラベル。
  4. 前記一対の第2のミシン目において、一方のミシン目と他方のミシン目は、千鳥足状に交互に進むようにピッチをずらせて形成され、かつ該一方のミシン目と他方のミシン目のいずれかが、熱収縮性基材フィルムの下端に差し掛かっている、請求項2に記載の熱収縮性筒状ラベル。
  5. 前記センターシール部の両側であって、かつ前記一対の第1のミシン目の内側に、一対の中央縦方向に延びるミシン目が形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱収縮性筒状ラベル。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱収縮性筒状ラベルを胴部外周に装着したラベル付き容器。
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