JP2014228765A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着処理部を通過して排出されるときの定着後の被記録材をベルト部材から安定して剥離させることができる定着装置等を提供する。
【解決手段】定着装置は、無端状のベルト部材と、ベルト部材の内周面に接触するよう固定した状態で配置される固定部材と、ベルト部材を加熱する加熱手段と、ベルト部材をその外周面から固定部材に押し付けて未定着画像が形成された被記録材を通過させる定着処理部を形成したときに弾性変形する弾性表面層を有するとともに回転駆動する押圧ロールにて少なくとも構成される加圧部材とを備え、固定部材は、ベルト部材を介して加圧部材の押圧ロールと接触する接触部分の当該押圧ロールの回転方向における中心が、押圧ロールの回転中心よりも定着処理部の入口側にずれた位置に存在するよう配置されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、定着装置及び画像形成装置に関するものである。
近年、トナー像等の未定着画像を記録用紙等の被記録材に定着する定着装置としては、例えば以下に例示する定着装置が知られている。
すなわち、所定の経路に沿って移動する無端状のベルト(定着ベルト)と、ベルトに熱を供給する発熱源を備え、ベルトを張架して支持する第1の支持部材(加熱ローラ)と、回転不能に固定配置され、第1の支持部材とともにベルトを張架して支持し、発熱源を備えない第2の支持部材(加圧部材)と、ベルトを介して第2の支持部材に圧接し、第2の支持部材とともにベルトを挟むニップ部を形成する回転体(加圧ローラ)を有し、第2の支持部材は、回転体に対向し所定幅をもつ対向面とその対向面のベルトの移動方向の上流側端部及び下流側端部にそれぞれ形成された湾曲部を有し、各湾曲部がニップ部から連続し、かつ、対向面が平面状の底面を備えている定着装置が知られている(特許文献1)。特許文献1には、この定着装置によれば、印刷媒体の搬送方向の先端部における定着後の分離に必要な余白幅を、縁無し印刷というニーズに対応できる程度の幅に抑えることが可能であることが示されている。
また、耐熱性ベルトと、耐熱性ベルトの内側もしくは外側に配置されている少なくとも1つの熱源と、耐熱性ベルトと対向当接して記録シートを挟持搬送可能な加圧部材(加圧ローラ)を備え、耐熱性ベルトには、その内面側に該耐熱性ベルトと接触可能な耐熱性弾性部材が設けられ、その耐熱性弾性部材と加圧部材との圧接により定着ニップ部が形成される定着装置が知られている(特許文献2)。特許文献2には、この定着装置によれば、定着温度までの立ち上がり時間を短縮でき、シートの挟持搬送力を確保しながら定着に必要なニップ幅も確保できることによりベルトの挙動が不安定になることによる異常画像の発生を防止できることが示されている。
特開2007−140562号公報 特開2004−53618号公報
この発明は、無端状のベルト部材が固定部材に接触して配置されるとともに加熱手段により加熱され、加圧部材の回転駆動可能な押圧ロールがそのベルト部材を固定部材に押し付けて定着処理部を形成する形式の定着装置として、定着処理部を通過して排出されるときの定着後の被記録材をベルト部材から安定して剥離させることができる定着装置を提供し、またその定着装置を用いた画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の定着装置は、
無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材の内周面に接触するよう固定した状態で配置される固定部材と、
前記ベルト部材を加熱する加熱手段と、
前記ベルト部材をその外周面から前記固定部材に押し付けて未定着画像が形成された被記録材を通過させる定着処理部を形成したときに弾性変形する弾性表面層を有するとともに回転駆動する押圧ロールにて少なくとも構成される加圧部材と
を備え、
前記固定部材は、前記定着ベルトを介して前記加圧部材の押圧ロールと接触する接触部分の当該押圧ロールの回転方向における中心が、前記押圧ロールの回転中心よりも前記定着処理部の入口側にずれた位置に存在するよう配置されていることを特徴とするものである。
この発明(A2)の定着装置は、上記発明A1の定着装置において、前記固定部材の少なくとも前記接触部分が、前記押圧ロールの曲面からなる周面と対応する曲面形状で形成されているものである。
また、この発明(B1)の画像形成装置は、未定着画像を被記録材に形成する画像形成手段と、前記画像形成手段で形成された未定着画像を被記録材に定着させる上記発明A1又はA2のいずれかの定着装置とを備えていることを特徴とするものである。
上記発明A1の定着装置によれば、定着処理部を通過して排出されるときの定着後の被記録材をベルト部材から安定して剥離させることができる。
上記発明A2の定着装置では、その発明の構成を有しない場合に比べて、定着処理部を形成する際の加圧部材における押圧ロールの弾性表面層の弾性変形量が少なくなり、その弾性表面層の耐久性が向上する。
上記発明B1の画像形成装置によれば、定着装置において定着処理部を通過して排出されるときの定着後の被記録材がベルト部材から安定して剥離される。
実施の形態1等に係る定着装置を用いた画像形成装置の概要を示す説明図である。 図1の画像形成装置における定着装置の正面側から見たときの概要を示す説明図である。 図2の定着装置の側面側から見たときの概要を示す説明図である。 図2の定着装置における固定部材の配置に関する構成を拡大して示す説明図である。 図2の定着装置において加圧ロールを第2の位置に変位したときの状態を示す説明図である。 図2の定着装置を用いて行った評価試験における固定部材の配置に関する構成(条件設定)を拡大して示す説明図である。 評価試験の条件及び結果を示す図表である。 評価試験におけるニップ圧力の測定結果を示すグラフ図である。 実施の形態2に係る定着装置の正面側から見たときの概要を示す説明図である。 図9の定着装置の側面側から見たときの概要を示す説明図である。 実施の形態3に係る定着装置の正面側から見たときの概要を示す説明図である。 図11の定着装置の側面側から見たときの概要を示す説明図である。 他の構成からなる固定部材を適用した定着装置の要部を拡大して示す説明図である。 図13の固定部材の構成を拡大して示す説明図である。
以下、この発明を実施するための形態(以下「実施の形態」という)について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1から図3は、実施の形態1に係る定着装置を用いた画像形成装置を示すものである。図1はその画像形成装置の全体の概要を示し、図2はその定着装置を正面側から見たときの概要を示し、図3はその定着装置を側面側(用紙出口側)から見たときの概要を示している。
<画像形成装置の構成>
実施の形態1に係る画像形成装置1は、例えばカラープリンタとして構成されたものである。この画像形成装置1は、図1に示されるように、未定着画像の一例としてのトナー像を記録用紙9に形成する画像形成手段2と、画像形成手段2で形成されたトナー像を記録用紙9に定着させる定着装置5と、その画像形成手段2、定着装置5等の動作を制御する制御装置3等を備えている。図1中の符号1aは画像形成装置の筐体を示し、一点鎖線は筐体1aの内部において記録用紙9が搬送される主な搬送経路を示す。
画像形成手段2は、現像剤を構成するトナーで現像されるトナー像を形成する複数の作像装置10と、各作像装置10で形成されたトナー像をそれぞれ一次転写により保持して最終的に記録用紙9に二次転写する二次転写位置まで搬送する中間転写装置20と、中間転写装置20の二次転写位置に供給すべき所要の記録用紙9を収容して搬送する給紙装置40とで構成されている。
作像装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像を電子写真方式によりそれぞれ専用に形成する4つの作像装置10Y,10M,10C,10Kで構成されている。この4つの作像装置10(Y,M,C,K)は、例えばほぼ水平方向に一列に並べた状態で配置されており、また、扱う現像剤の種類(色)が異なる点を除けば、以下に示すようにほぼ共通した構成のものである。
すなわち、各作像装置10(Y,M,C,K)は、矢印Aで示す方向に回転する感光ドラム11と、感光ドラム11の周面(像保持面)を所要の電位に帯電させる帯電装置12と、感光ドラム11の帯電された周面に画像の入力情報(信号)に基づく光を照射して静電潜像を形成する露光装置13と、その静電潜像を対応する色(Y,M,C,K)の現像剤のトナーで現像してトナー像にする現像装置14(Y,M,C,K)と、その各トナー像を中間転写装置20に転写するロール形態等の一次転写装置15と、一次転写後に感光ドラム11の像保持面に残留して付着するトナー等の付着物を取り除いて清掃するドラム清掃装置17等を備えている。
中間転写装置20は、各作像装置10(Y,M,C,K)の下方の位置に存在するように配置されている。この中間転写装置20は、感光ドラム11と一次転写装置15(一次転写ロール)の間となる一次転写位置を通過しながら矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21をその内周面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数のベルト支持ロール22a〜22fと、中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙9に二次転写させるロール形態の二次転写装置25と、二次転写装置25を通過した後に中間転写ベルト21の外周面に残留して付着するトナー、紙粉等の付着物を取り除いて清掃するベルト清掃装置27等を備えている。複数のベルト支持ロール22a〜22fのうちベルト支持ロール22aは駆動ロールとして構成され、ベルト支持ロール22cは張力付与ロールとして構成されている。二次転写装置25は、中間転写ベルト21をベルト支持ロール22eに押し付けて二次転写部(二次転写位置)を構成している。
給紙装置40は、中間転写装置20及び二次転写装置25の下方側の位置に存在するように配置されている。この給紙装置40は、所望のサイズ、種類等の記録用紙9を積載した状態で収容する単数(又は複数)の用紙収容体41と、用紙収容体41から記録用紙9を1枚ずつ送り出す送出装置42とで構成されている。この給紙装置40と中間転写装置20の二次転写位置(中間転写ベルト21と二次転写装置25の接触部)との間には、給紙装置40から送り出される記録用紙9を二次転写位置まで搬送する複数の用紙搬送ロール対43a〜43cや図示しない搬送ガイド材で構成される給紙搬送路が設けられている。二次転写位置の直前の位置に配置される用紙搬送ロール対43cは、例えば記録用紙9の搬送時期を調整するロール(レジストロール)として構成されている。
また、中間転写装置20の二次転写部と定着装置5との間には、中間転写ベルト21から剥離されて送り出される二次転写後の記録用紙9を定着装置5まで搬送するためのベルト形態等の用紙搬送装置45,46が設けられている。さらに、定着装置5と筐体1aに形成される記録用紙9の排出口との間には、定着装置5から送り出される定着後の記録用紙9を筐体1aの外部に排出するための用紙排出ロール対47a,47b等で構成される排紙搬送路が設けられている。
<画像形成装置の基本的な動作>
次に、画像形成装置1による基本的な画像形成動作について説明する。ここでは、画像形成部2における上記4つの作像装置10(Y,M,C,K)を使用して、4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成するときの画像形成動作を代表して説明する。
画像形成装置1は、制御装置3が画像形成動作(プリント)の要求指令を受けると、まず、画像形成手段2の各作像装置10(Y,M,C,K)において、各感光ドラム11が矢印Aで示す方向に回転し始めた後、各帯電装置12が各感光ドラム11の周面を所要の極性(実施の形態1ではマイナス極性)及び電位にそれぞれ帯電させる。続いて、露光装置13が、帯電後の感光ドラム11の周面に対して、画像形成装置1に入力される画像の情報を各色成分(Y,M,C,K)に変換して得られる画像の信号に基づく光を照射し、その周面に所要の電位からなる各色成分の静電潜像をそれぞれ形成する。
続いて、各現像装置14(Y,M,C,K)が、感光ドラム11に形成された各色成分の静電潜像に対し、所要の極性(マイナス極性)に帯電された対応する色(Y,M,C,K)のトナーを現像ロール等からそれぞれ供給して静電的に付着させて現像を行う。この現像により、各感光ドラム11には、4色(Y,M,C,K)のトナー像が専用に形成される。
続いて、各作像装置10(Y,M,C,K)の感光ドラム11上に形成された各色のトナー像が一次転写位置まで搬送されると、一次転写装置15が、その各色のトナー像を中間転写装置20の矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21の外周面に対して順番に重ね合わせるような状態で一次転写させる。これにより、中間転写ベルト21に多重のトナー像が一次転写される。一次転写が終了した各作像装置10では、ドラム清掃装置17が一次転写後の感光ドラム11の周面を清掃する。
続いて、中間転写装置20では、中間転写ベルト21の回転により一次転写された多重のトナー像を保持して二次転写位置まで搬送する。一方、給紙装置40では、作像動作に合わせて所要の記録用紙9を給紙搬送路に送り出す。給紙搬送路では、レジストロールとしての用紙搬送ロール対43cが記録用紙9を転写時期に合わせて二次転写位置に送り出して供給する。
二次転写位置においては、二次転写装置25が、中間転写ベルト21上の多重のトナー像を記録用紙9に一括して二次転写させる。また、二次転写が終了した中間転写装置20では、ベルト清掃装置27が、二次転写後の中間転写ベルト21の外周面を清掃する。
続いて、トナー像が二次転写された記録用紙9は、中間転写ベルト21から剥離された後に用紙搬送装置46,46により定着装置5まで搬送される。定着装置5では、後述するように必要な定着処理(加熱及び加圧)をして未定着のトナー像を記録用紙9に定着させる。最後に、定着が終了した後の記録用紙9は、その片面への画像の形成を行うだけの画像形成動作のときは、排紙搬送路を通して例えば筐体1aの外部に配置される図示しない排出収容部にむけて排出される。
以上の画像形成動作により、4色のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像が形成された記録用紙9が出力される。
<定着装置の構成>
次に、定着装置5について説明する。
定着装置5は、図2から図4等に示されるように、無端状のベルト部材としての定着ベルト51と、定着ベルト51の内周面に接触するよう固定した状態で配置される固定部材(固定パッド)52と、定着ベルト51の内周面に接触して定着ベルト51を固定部材52と協働して回転可能に支持する内部支持ロール53,54a〜54cと、定着ベルト51の外周面に接触して定着ベルト51を固定部材52及び内部支持ロール53,54a〜54cと協働して回転可能に支持する外部支持ロール55と、定着ベルト51を内部支持ロール53及び外部支持ロール55を介してそれぞれ加熱する加熱手段の一例としてのハロゲンヒータ56,57と、定着ベルト51を固定部材52に押し付けて未定着トナー像MTが形成された記録用紙9を通過させる定着処理部FNを形成する加圧部材としての加圧ロール58とを、少なくとも備えている。定着処理部FNは、固定部材52に支持される定着ベルト51の部分と加圧ロール58とが接触して形成される接触部分(ニップ)であり、その接触部において未定着のトナー像MTを記録用紙9に定着させるための処理(加圧及び加熱)を行う部位である。
定着ベルト51は、例えば、無端状ベルトの基材と、基材の表面(外周面)側に形成される弾性層と、弾性層の上に形成される離型層とで構成されている。このうち基材は、ポリイミド樹脂等の材料で形成されるものであり、その厚さが例えば30〜100μmの範囲内で設定される。弾性層は、シリコーンゴム等の弾性部材で形成されるものであり、その厚さが例えば300〜500μmの範囲内で設定される。離型層は、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)等の材料で形成されるものであり、その厚さが例えば10〜50μmの範囲内で設定される。また、定着ベルト51は、その全体の厚みtが例えば0.1〜1.0mmの範囲内に納まるよう設定される。さらに、定着ベルト51は、そのベルト幅W(図3)が記録用紙9の搬送時における幅の最大値よりも大きい寸法に設定されており、そのベルト長が固定部材52及び複数の支持ロール53〜55に掛け回されて張架されるために必要な寸法に設定されている。
固定部材52は、固定した状態で配置される角筒状の支持体521と、支持体521の定着ベルト51の内周面と接触する面に設けた摺動部材522とで構成されている。支持体521は、例えば鉄、ステンレス等の金属や、液晶ポリマー等の材料で形成されている。摺動部材522は、例えば、四フッ化エチレンとパーフルオロアルコキシエチレンとの共重合体(PFA)等のフッ素樹脂の材料で形成されている。また、摺動部材522の定着ベルト51の内周面と接触する部分は、ほぼ平面形状に形成されている。固定部材52の他の構成については後述する。
内部支持ロール53は、アルミニウム等からなる円筒状のロールであり、固定部材52から最も離れた位置に回転自在な状態で配置されている。また、内部支持ロール53は、その内部空間に加熱手段の一例としてのハロゲンヒータ56が設けられており、これにより定着ベルト51をその内周面側から加熱する内部加熱ロールとして構成されている。内部支持ロール53には、その表面温度を検出する温度検出器67が設けられている。さらに、内部支持ロール53は、定着ベルト51をその内周面側から外周面側にむけて弾性的に押した状態で支持することにより定着ベルト51に所要の張力を付与する張力付与ロールとしても構成されている。
内部支持ロール54aは、定着ベルト51の固定部材52に接触する手前の姿勢を保持する進入時保持ロールであり、固定部材52の定着ベルト51が接触し始める側の接近した置に回転自在な状態で配置されている。また、内部支持ロール54bは、定着ベルト51の固定部材52を通過した後の姿勢を保持する通過後保持ロールであり、固定部材52の定着ベルト51が通過した側の接近した位置に回転自在な状態で配置されている。さらに、内部支持ロール54cは、定着ベルト51の回転走行時における姿勢を矯正する姿勢矯正ロールであり、内部支持ロール53と内部支持ロール54aの間の位置に回転自在な状態で配置されている。
外部支持ロール55は、アルミニウム等からなる円筒状のロールであり、内部支持ロール53と内部支持ロール54bの間の位置において定着ベルト51の外周面に圧接した状態でかつ回転自在な状態で配置されている。また、外部支持ロール55は、その内部空間に加熱手段の一例としてのハロゲンヒータ57が設けられており、これにより定着ベルト51をその外周面側から加熱する外部加熱ロールとして構成されている。また、外部支持ロール55には、その表面温度を検出する温度検出器68が設けられている。さらに、外部加熱ロール55は、駆動モータ等で構成される第1駆動装置61により所要の時期に回転駆動させられるよう構成されている。これにより、外部加熱ロール55は、定着ベルト51の外周面に接触して定着ベルト51を矢印Cで示す方向に回転駆動させることができるようになっている。
定着ベルト51は、固定部材52と内部支持ロール53,54に掛け回されて内周面側から支持されるとともに、外部支持ロール55により外周面側から支持されることにより回転可能になっている。また、定着ベルト51は、張力付与ロールとしての内部支持ロール53により必要な張力が付与されることにより、固定部材52を含む複数の支持ロールに張架された状態に保たれている。
加圧ロール58は、アルミニウム等からなる円筒状のロール基体581の外周面に、シリコーンゴム等からなる弾性表面層582と、PFA等からなる離型層583を順次積層した構造のロールである。弾性表面層582は、図2や図4に示すように加圧ロール58が定着ベルト51を固定部材52に押し付けて定着処理部FNを形成したときに弾性変形する層であり、このため、例えば、その硬度が固定部材52の硬度よりも硬い関係になる値に設定されている。加圧ロール58は、その長さが記録用紙9の搬送時の幅の最大値よりも大きい寸法であればよく、この実施の形態1では定着ベルト51の幅Wよりも少し狭い幅に設定されている。
また、加圧ロール58は、固定部材52と向き合う位置に回転自在に支持されるとともに、加圧ロール58を次の2つの位置のいずれか一方に変位させる変位機構63により支持されている。変位機構63の変位させる2つの位置は、図2に示すように加圧ロール58を定着ベルト51に押し当てて上記定着処理部FNを形成する第1の位置P1と、図5に示すように加圧ロール58を定着ベルト51から離間させる第2の位置P2である。第1の位置P1は、換言すれば加圧ロール58が固定部材52に支持される定着ベルト51に押し当てられる圧接位置である。第2の位置P2は、換言すれば加圧ロール58が、定着ベルト51との接触状態が無くなる離間位置である。
変位機構63としては、例えば、加圧ロール58を回転自在に支持する支持フレームをカム等の変位駆動手段により変位させる仕組みのものが適用される。なお、加圧ロール58は、画像形成部2による画像形成動作が実行され、その画像形成動作の一工程としての定着動作が実行される時期に第1の位置(圧接位置)P1に変位させられるが、それ以外の時期には、後述する例外の場合を除いて原則として第2の位置(離間位置)P2に変位させられる。
さらに、加圧ロール58は、加圧機構64により固定部材52にむけて所要の圧力Fが付与されるようになっている(図3)。加圧機構64としては、バネ部材等を用いて構成されるものが適用され、また、変位機構63と組み合わせて機能するように構成される。また、加圧ロール58は、駆動モータ等で構成される第2駆動装置62により所要の時期に回転駆動させられるよう構成されている。これにより、加圧ロール58は、前記第1の位置P1に変位しているときに、固定部材52に押し付けられている定着ベルト51の外周面に接触して回転駆動することで、定着ベルト51を矢印Cで示す方向に回転させることができるようになっている。
また、定着装置5は、図2に示されるように、定着処理部FNの用紙導入側の近傍位置に、未定着のトナー像MTを保持する記録用紙9を定着処理部FNの入口にむけて案内する導入案内部材65が設けられている。また、定着処理部FNの排出側の近傍位置に、定着後の記録用紙9を定着処理部FNの出口から排出させた後に案内する排出案内部材66が設けられている。排出案内部材66のうち加圧ロール58に近い側に配置される下部案内部材66bは、定着処理部FNの出口から排出される記録用紙9を加圧ロール58の外周面から剥離させる先細り形状の剥離爪が加圧ロール58の外周面に軽く接触した状態で設けられている。さらに、定着ベルト51の内周面側には、固定部材52に接触して通過する際の摩擦抵抗を低減させるため、その内周面に対して潤滑剤を塗布する塗布装置69が設けられている。
<定着装置の基本的な動作>
次に、定着装置5の基本的な動作について説明する。
定着装置5は、画像形成装置1の主電源が投入されると、それに伴い定着装置5にも必要な電力が供給されてウォームアップ動作を開始する。
定着装置5のウォームアップ動作は、図5に示すように、変位機構63が作動して加圧ロール58を定着ベルト51から離間させる第2の位置P2に変位させた状態に保ったうえで、ハロゲンヒータ56,57が作動して内部加熱ロール53及び外部加熱ロール55を加熱することで定着ベルト51を間接的に加熱することから始められる。
続いて、制御装置3が、温度検出器67,68でそれぞれ検出される内部加熱ロール53及び外部加熱ロール55の各表面温度が予め定める暫定温度Sx以上になるまでを検知し、その各表面温度が暫定温度Sx以上になったことが確認された後に、変位機構63を作動させて加圧ロール58を第1の位置(圧接位置)P1に変位させるとともに、第1駆動装置61及び第2駆動装置62をそれぞれ作動させて外部(加熱)支持ロール55及び加圧ロール58を回転駆動させる。上記暫定温度Sxについては、例えば、定着ベルト51が加熱によりその加熱の前よりも柔らかい状態になるために必要な温度に設定される。
これにより、定着ベルト51は、暫定温度Sxまで加熱された後、加圧ロール58により固定部材52に押し付けられた状態になり(図2参照)、また外部(加熱)支持ロール55と加圧ロール58の回転駆動により回転動力が伝達されて矢印Cで示す方向に回転し始める。この結果、定着ベルト51は、回転して複数の支持ロール53〜55と固定部材52をそれぞれ通過しながら周回移動するとともに、内部(加熱)支持ロール53と外部(加熱)支持ロール55を通過する際にベルト内周面及び外周面からそれぞれ加熱されることになり、ベルト全周にわたって加熱され始める。
その後、制御装置3は、温度検出器67,68でそれぞれ検出される内部加熱ロール53及び外部加熱ロール55の各表面温度が予め定める目標温度Sn以上になるまでを検知し、その各表面温度が目標温度Sn以上になったことが確認された後に、定着動作又は待機動作に移行する。このとき、ウォームアップ動作の際にすでにプリント動作が要求されている場合にはウォームアップ動作に続いて定着動作に移行し、そのプリント動作が要求されていない場合には待機動作に移行する。目標温度Snは、ウォームアップ動作において最終的に要求される加熱温度であり、例えば150〜200℃に設定される。
以上により、定着装置5のウォームアップ動作が終了する。このウォームアップ動作の実行により、定着装置5は、その定着ベルト51が少なくとも定着動作可能な程度の温度まで加熱された状態に保たれる。なお、ウォームアップ動作の際にプリント動作が要求されていない場合は、例えば、ウォームアップ動作中において圧接位置に変位させてから所定の時間が経過した後に、加圧ロール58を第1の位置(圧接位置)P1から第2の位置(離間位置)P2に変位させる。
また、定着装置5は、画像形成装置1(画像形成部2)がプリント動作の要求を受けると、そのプリント動作の一工程である定着動作が実行される。
定着動作の際には、制御装置3の制御動作により、ハロゲンヒータ56,57の加熱動作を温度検出器67,68からの検出温度に基づいてON/OFF制御する。つまり、内部加熱支持ロール53及び外部加熱支持ロール55の表面温度ひいては定着ベルト51の表面温度が定着温度の許容範囲に納まって保たれるようにハロゲンヒータ56,57の加熱動作がON/OFF制御(加熱又は加熱解除の制御)される。
続いて、制御装置3の制御動作により、変位機構63を作動させて加圧ロール58を第2の位置(離間位置)P2から第1の位置(圧接位置)P1に変位させるとともに、第2駆動装置62を作動させて加圧ロール58を回転駆動させる。定着動作の際には、第1駆動装置61を作動させず、外部加熱支持ロール55を回転自在な状態にしておく。
これにより、定着装置5では、図2や図4に示すように、加圧ロール58が定着ベルト51を固定部材52に押し付けて定着処理部FNを形成した状態になる。この際、加圧ロール58の弾性層582は、固定接触部52と接触して通過する部分が食い込んだ状態に弾性変形する。また、定着装置5では、定着ベルト51がそのベルト外周面に接触する加圧ロール58から回転動力を伝達されて矢印Cで示す方向に回転する。この際、外部加熱支持ロール55は、回転駆動しておらず回転自在になっており、定着ベルト51に追従して回転する。このため、定着動作の際は、定着ベルト51は、加圧ロール58の回転動力のみを受けて矢印Cで示す方向に所要の速度で回転することになる。
続いて、制御装置3は、温度検出器67,68でそれぞれ検出される内部加熱ロール53及び外部加熱ロール55の各表面温度が予め定める定着温度の許容範囲の下限温度Sfmin以上になるまでを検知し、その各表面温度が定着温度の下限温度Sfmin以上になっていることが確認されると、未定着トナー像が形成(二次転写)された記録用紙9が、定着処理部FNに導入されて定着処理が実行される。
このとき、未定着トナー像MTが形成された記録用紙9は、下部の導入案内部材65bに誘導されて定着処理部FNである定着ベルト51と加圧ロール58の間の接触部を通過する。この定着処理部FNを通過する際に、加熱及び加圧の処理を受けて未定着トナー像が記録用紙9に定着される。定着が終了した記録用紙9は、定着処理部FNから排出される。詳しくは、記録用紙9は、定着処理部FNを通過した直後の定着ベルト51と加圧ロール58の双方から剥離された後、排出案内部材66に誘導されて排出される。
以上により定着動作が終了する。なお、定着装置5は、すべての定着動作が終了した場合には、変位機構63を作動させて加圧ロール58を第1の位置(圧接位置)P1から第2の位置(離間位置)P2に変位させた後、待機状態に移行する。
<定着装置の詳細な構成>
そして、定着装置5は、図4や図6等に示されるように、固定部材52を、定着ベルト51を介して加圧ロール58と接触する接触部分52aの加圧ロール58の回転方向Dにおける中心(位置)TPが、加圧ロール58の回転中心(点)58cよりも定着処理部FNの入口側にずれた位置に存在するよう配置されている。
ここで、固定部材52の定着ベルト51を介して加圧ロール58と接触する接触部分52aは、ほぼ定着処理部FNと一致する部分である。この固定部材52の中心(位置)TPは、加圧ロール58が(定着ベルト51を介して)固定部材52に接触し始める接触開始位置SPと(定着ベルト51を介しての)固定部材52との接触から離れる接触終了位置EPとの間の寸法(長さ)Eにおける中央位置になる。このときの寸法Eは、定着処理部FNの加圧ロール58の回転方向Dにおける寸法(ニップ幅)とほぼ一致するものである。ちにみに、固定部材52の上記接触部分52aに連続して定着処理部FNの入口側になる入口角部52b及び定着処理部FNの出口側になる出口角部52cは、そのいずれも滑らかな曲面で形成されている。図4中のFNOUTは、定着処理部FNの出口側を示す。
つまり、固定部材52は、上記接触開始位置SPと上記接触終了位置EPを結ぶ直線に対する垂線のうち中心TPを通る垂線PLが、加圧ロール58の回転中心58cよりも定着処理部FNの入口側(FNIN)に所定の寸法(ずれ量)GSだけずれた位置になるよう配置されている。また、固定部材52の上記ずれ量GSについては、加圧ロール58の径や、定着処理部FNの圧力等の条件によって少し異なるが、1.6〜2.4mmの範囲内に設定することが好ましい。
これにより、この定着装置5においては、固定部材52の上記接触部分52aのうち定着処理部FNの出口側(FNOUT)になる部分(後方部)が加圧ロール58(の弾性層582)に相対的に強く押し付けられた状態になり、定着処理部FNの圧力(ニップ圧力)のうち定着処理部FNの出口側(FNOUT)の部位における圧力がそれ以外の部位の圧力に比べて相対的に上昇した状態になる。この結果、定着装置5では、少なくとも、定着処理部FNを通過して排出されるときの定着後の被記録材9が定着ベルト51の外周面から安定して剥離されるようになる。このため、定着装置5では、定着後の被記録材9に対する十分な剥離性能が得られるので、定着動作が良好に行われる。
また、実施の形態1に係る定着装置5では、図4等に示すように、固定部材52を、その定着ベルト51を介して加圧ロール58と接触するほぼ平面状の接触部分52aが、水平方向(矢印Xに沿う方向)に対して定着処理部FNの入口側(FNIN)を持ち上げるように所定の角度だけ斜めに傾いた状態で配置されている。これにより、定着対象の未定着トナー像MTを保持する記録用紙9が定着処理部FNに導入されやすいようになっている。
<評価試験>
以下、この定着装置5を用いて行った評価試験について説明する。
評価試験は、固定部材52における接触部分52aの中心TPの加熱ロール58の回転中心58Cに対するずれ量GSを図7に示す値に変更したときに、定着処理部FNを通過して排出されるときの定着後の記録用紙9の剥離性能とその記録用紙9の反り変形(カール)との状況について調べた。
定着ベルト51としては、ポリアミド樹脂からなる厚さ80μmの無端状ベルトの基材の外周面に、シリコーンゴムからなる厚さ400μmの弾性層と、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)からなる厚さ50μmの離型層とをこの順に形成したものを使用した。定着ベルト51の幅Wは350mmとし、その長さ(周長)は300mmとした。また、定着ベルト51には、10kgf(≒100N)の張力を付与した。
固定部材52としては、鉄からなる直方体状の形状のものを使用した。固定部材52の定着ベルト51と接触する面部分は、図6に示すように、前記した寸法(ニップ幅)Eが12mmとなるほぼ平面状の接触部分52aと、その接触部分52の連続する曲面状の入口側角部52b及び出口側角部52cを有する形状に形成されている。入口側角部52bは曲率半径r2(mm)が約8mmとなる曲面とし、出口側角部52cは曲率半径r3(mm)が約4.0mmとなる曲面とした。そして、固定部材52は、そのずれ量GSが図7に示す各値になるようそれぞれ設置状態を変更したものを用意した。ちなみに、各固定部材52は、その平面状の接触部分52aの水平方向とのなす角度(仰角)が約3°となる傾いた姿勢で設置した。
加圧ロール58としては、鉄からなる直径40mmφ、厚さ(肉厚)10mmの円筒状のロール基体581の外周面に、シリコーンゴムからなる厚さ5mmの弾性層582と、PFAからなる厚さ50μmの離型層583(チューブ状に成形したものを被覆した)をこの順に形成したものを使用した。加圧ロール58は、その両端部の直径が中央部の直径よりも大きい値になるフレア形状になっている。この加圧ロール58の軸方向における形状の設定に伴い、固定部材52の軸方向における形状についても、加圧ロール58の軸方向における形状に合わせるように、その軸方向の両端部の厚さが中央部の厚さよりも少し薄くなる形状にした。加圧ロール58は、第1の位置(圧接位置)P1に変位させて定着処理部FNを形成する際に、その圧力(ニップ圧力)が最大で4.0kgf/cm2(≒40N/cm2)になる圧力を付与した。加圧ロール58の弾性層582におけるゴム硬度は、固定部材52の各ずれ量GSごとに定着処理部FNの幅寸法Eが常に12mmに保たれるように調製した。ちなみに、ずれ量GSが0mmのときのゴム硬度は、JIS(日本工業規格)準拠のアスカーCで30°とし、ずれ量GSが4mmのときのゴム硬度はJIS準拠のアスカーCで35°とした。
定着動作は、定着ベルト51を約350mm/秒の速度で回転させるとともに、内部加熱ロール53及び外部加熱ロール55により定着ベルト51を約160℃の定着可能温度に加熱させる条件下で行った。
剥離性能については、画像形成装置1の画像形成部2により記録用紙9の片面に、ブラック色のトナー(富士ゼロックス社製:Color1000Press用のトナー)で付着量が10g/cm2になる試験画像(全面画像)を用紙先端側に所定長さ(0、1、2、3、4、5mmのいずれか)の余白部が存在するように形成した後、定着装置5による定着を行い、そのときに記録用紙9が定着ベルト51の外周面から良好に剥離するときの先端余白部の最小の長さを調べた。この試験は、温度20℃、湿度50%RHの環境下で行った。また、このときの記録用紙9としては、A4判サイズのコート紙(王子製紙社製:トップコート。坪量64gsm)を温度28℃、湿度85%RHの環境下に24時間放置して含水処理させた状態のものを(横送り状態で)使用した。
反り変形については、画像形成装置1の画像形成部2により記録用紙9の片面に上記トナーで付着量が同じく10g/cm2になる試験画像(全面画像)を2mmの先端余白が存在するように形成した後、定着装置5による定着を行って排紙トレイに収容させたとき、その排紙トレイへの収容状態(良否)を調べ、次の基準で評価した。この試験は、温度30℃、湿度80%RHの環境下で行った。また、このときの記録用紙9としては、上記剥離性能に関する試験で使用した同種のものを、前記含水処理しない状態で使用した。
○:定着装置5と排紙トレイとの間で反り変形修正装置(デカーラー)によるカー ル矯正処理を施さずに連続した収容が可能である(カール矯正不要な場合)。
△:反り変形修正装置によるカール矯正処理をすれば連続した収容可能である。
×:反り変形修正装置によるカール矯正処理をしても連続した収容が不可能である
(例えば、先に収容された用紙が後続の用紙に押されてずれたり落下する)。
また、この試験では、ずれ量GSを異ならせたときの各定着装置5の定着処理部FNにおける圧力(ニップ圧力)を調べた。このときの圧力は、図7に示す定着処理部FNの入口から各距離だけ離れた位置での各圧力を、圧力測定機(ニッタ社製:タクタイセンサー)により測定したものである。
上記剥離性能及び反り変形の評価結果を図6に示す。また、上記ニップ圧力の測定結果については、表7に併せて示すとともに、図8にグラフ形式で示した。なお、固定部材52をずれ量GSが0mmになるよう設定した場合においてニップ入口からの距離が6.0mmのときのニップ圧力は、4.0kgf/cm2であった。
図7に示す結果から、固定部材52における接触部分52aの中心TPのずれ量GSを大きくする程、剥離性能を向上させることができる(先端余白部の長さを短くする又はゼロにすることができる)ことがわかる。また、この定着装置5においては、剥離性能を良好に保ち、しかも用紙の反り変形を少なくできるようにする(先端余白部の長さを短く又はゼロにする)という観点からすると、固定部材52における接触部分52aの中心TPのずれ量GSを0.8mm以上かつ2.4mm以下の値に設定することが好ましい。
[実施の形態2]
図9及び図10は、実施の形態2に係る定着装置を示すものである。
実施の形態2に係る定着装置5Bは、無端状のベルト部材としての定着ベルト51と、定着ベルト51の内周面に接触するよう固定した状態で配置される固定部材52と、定着ベルト51の内周面に接触して定着ベルト51を固定部材52と協働して回転可能に支持する第1内部支持ロール53及び第2内部支持ロール54と、定着ベルト51を2つの内部支持ロール53,54を介してそれぞれ加熱する加熱手段の一例としてのハロゲンヒータ56,57と、定着ベルト51を固定部材52に押し付けて未定着トナー像MTが形成された記録用紙9を通過させる定着処理部FNを形成する加圧ロール58とを、少なくとも備えている。
つまり、この定着装置5Bは、実施の形態1に係る定着装置5において定着ベルト51をその外周面から加熱する外部加熱ロール53を適用した形式に代えて、定着ベルト51をその内周面から加熱する内部加熱ロール56,57を適用する形式に変更し、それ以外については実施の形態1に係る定着装置5と同じ構成からなるものである。この関係で図9及び図10において実施の形態1に係る定着装置5と共通する構成部分に対しては同じ符号を付し、その説明を必要な場合以外は省略している。
上記1つの内部支持ロール53は、アルミニウム等からなる円筒状のロールであり、定着ベルト51が固定部材52に接触する手前側になる位置に回転自在な状態で配置されている。また、内部支持ロール53は、その内部空間にハロゲンヒータ56が設けられており、これにより定着ベルト51をその内周面側から加熱する内部加熱ロールとして構成されている。また、内部支持ロール53には、その表面温度を検出する温度検出器67が設けられている。さらに、内部支持ロール53は、駆動モータ等で構成される第1駆動装置61と接続されて回転駆動するようになっており、これにより定着ベルト51の外周面に接触して定着ベルト51を矢印Cで示す方向に回転駆動させる駆動ロールとして構成されている。
上記もう1つの内部支持ロール54は、アルミニウム等からなる円筒状のロールであり、定着ベルト51が固定部材52を通過した後の所定の位置に回転自在な状態で配置されている。また、内部支持ロール54は、その内部空間にハロゲンヒータ57が設けられており、これにより定着ベルト51をその内周面側から加熱する内部加熱ロールとして構成されている。さらに、内部支持ロール54は、定着ベルト51をその内周面側から外周面側にむけて弾性的に押した状態で支持することにより所要の張力を付与する張力付与ロールとしても構成されている。
定着ベルト51は、固定部材52と内部支持ロール53,54に掛け回されて内周面側からほぼ逆三角の形態になるよう支持されることにより回転可能になっている。また、定着ベルト51は、張力付与ロールとしての内部支持ロール54により必要な張力が付与されることにより、固定部材52を含む2つの内部支持ロール53,54に張架された状態に保たれている。さらに、この定着装置5Bにおける基本的な動作(ウォームアップ動作及び定着動作など)は、定着ベルト51が2つの内部加熱ロール53,54で加熱される点や定着ベルト51がウォームアップ動作時に内部支持ロール53の回転動力で回転させられる等の点で相違することを除けば、実施の形態1に係る定着装置5の場合とほぼ同様に行われる。ちなみに、定着ベルト51については、その周長が、実施の形態1における定着ベルト51の周長よりも短い点で相違する。
また、この定着装置5Bにおいても、実施の形態1に係る定着装置5の場合と同様に、固定部材52を、定着ベルト51を介して加圧ロール58と接触する接触部分52aの加圧ロール58の回転方向Dにおける中心TPが、加圧ロール58の回転中心58cよりも定着処理部FNの入口側にずれた位置に存在するよう配置されている(図4等参照)。なお、定着装置5Bでは、図9に示すように、固定部材52を、その定着ベルト51を介して加圧ロール58と接触するほぼ平面状の接触部分52aが、水平方向(矢印Xに沿う方向)と平行する状態で配置しているが、実施の形態1に係る定着装置5の場合と同様に、固定部材52を、その定着処理部FNの入口側(FNIN)を持ち上げるように所定の角度だけ斜めに傾いた状態で配置してもよい(図4等参照)。
そして、定着装置5Bにおいても、固定部材52が前記したような状態で配置されるという構成を有していることにより、実施の形態1に係る定着装置5の場合と同様に、少なくとも、定着処理部FNを通過して排出されるときの定着後の被記録材9が定着ベルト51の外周面から安定して剥離されるようになり、良好な定着を行うことができる。
[実施の形態3]
図11及び図12は、実施の形態3に係る定着装置を示すものである。
実施の形態3に係る定着装置5Cは、定着ベルト51を複数の支持ロールに回転可能に支持するとともにその支持ロールの一部を加熱ロールとして構成することに代えて、定着ベルト51をその内周面に接触して加熱するように配置される加熱板59で支持する構成に変更し、それ以外については実施の形態1に係る定着装置5と同じ構成からなるものである。この関係で図11及び図12において実施の形態1に係る定着装置5と共通する構成部分に対しては同じ符号を付し、その説明を必要な場合以外は省略している。
加熱板59は、例えば、上面が少なくとも円弧状の基板59aの上面に絶縁層を介して発熱層59bを設けた面状発熱体である。加熱板59は、温度検出器68により検出される温度に基づいて発熱層59bの発熱温度を調整し、定着ベルト51を所要の温度(例えば150〜200℃)に加熱する。また、加熱板59は、定着ベルト51の内面に所要の荷重(例えば10kgf)で圧接するよう図示しない加圧手段(加圧バネなど)により加圧されており、これにより定着ベルト59を固定部材52と協働して張架した状態に保っている。基板59aとしては、例えば全体が円弧形状からなる所要の厚さ(例えば1mm程度)の部材が使用される。発熱層59bとしては、例えば所定の電気抵抗に調製されたポリイミド層で構成し、そのポリイミド層に図示しない給電装置から通電することによりジュール発熱させるものが使用される。
定着ベルト51は、固定部材52と加熱板59に掛け回されて内周面側からほぼ楕円形の形態になるよう支持されることにより回転可能になっている。また、この定着装置5Cにおける基本的な動作(ウォームアップ動作及び定着動作など)は、定着ベルト51が加熱板59で加熱される点や定着ベルト51がウォームアップ動作時に回転しない等の点で相違することを除けば、実施の形態1に係る定着装置5の場合とほぼ同様に行われる。ちなみに、定着ベルト51については、その周長が、実施の形態1、2における定着ベルト51の周長よりも更に短くすることができる点で相違する。
また、この定着装置5Cにおいても、実施の形態1に係る定着装置5の場合と同様に、固定部材52を、定着ベルト51を介して加圧ロール58と接触する接触部分52aの加圧ロール58の回転方向Dにおける中心TPが、加圧ロール58の回転中心58cよりも定着処理部FNの入口側にずれた位置に存在するよう配置されている(図4等参照)。なお、定着装置5Cでは、図11に示すように、固定部材52を、その定着ベルト51を介して加圧ロール58と接触するほぼ平面状の接触部分52aが、水平方向(矢印Xに沿う方向)と平行する状態で配置しているが、実施の形態1に係る定着装置5の場合と同様に、固定部材52を、その定着処理部FNの入口側(FNIN)を持ち上げるように所定の角度だけ斜めに傾いた状態で配置してもよい(図4等参照)。
そして、定着装置5Cにおいても、固定部材52が前記したような状態で配置されるという構成を有していることにより、実施の形態1に係る定着装置5の場合と同様に、少なくとも、定着処理部FNを通過して排出されるときの定着後の被記録材9が定着ベルト51の外周面から安定して剥離されるようになり、良好な定着を行うことができる。
[他の実施の形態]
実施の形態1〜3に係る定着装置5A,5B,5Cでは、固定部材52として、定着ベルト51を介して加圧ロール58と接触する接触部分52aがほぼ平面形状である場合を例示したが、例えば、図13に示すように、接触部分52aが加圧ロール58の曲面からなる周面と対応する曲面形状で形成されるよう構成してもよい。
この場合、その固定部材52の曲面形状からなる接触部分52aは、図14に例示するように、加圧ロール58の半径とほぼ同じ値の曲率半径r1からなる曲面にすることが好ましい。また、固定部材52の曲面形状からなる接触部分52に連続する入口側角部52b及び出口側角部52cについては、所定の曲率半径r2,r3からなる曲面の形状に形成することが好ましい。
この接触部分52aが曲面形状からなる固定部材52についても、図13や図14に示すように、その接触部分52aの加圧ロール58の回転方向Dにおける中心TPが、加圧ロール58の回転中心58cよりも定着処理部FNの入口側に所定のずれ量GSだけずれた位置に存在するよう配置する。
この接触部分52aが曲面形状からなる固定部材52を適用した場合には、実施の形態1に係る定着装置5や上記例示した定着装置5Bの場合と同様に、少なくとも定着後の記録用紙9に対する良好な剥離性能が得られることに加え、その定着装置5や定着装置5Bのように接触部分52aが平面形状からなる固定部材52を適用した場合に比べて、定着処理部FNを形成する際の加圧ロール58の弾性層582が弾性変形する量(弾性変形量)が少なくなり、弾性層582に対する負荷が低減するので、その弾性表面層582の耐久性が向上するようになり、良好な定着を長期にわたり行うことが可能になる。
なお、固定部材52の接触部分52aは、その面全体が一定の平面又は曲面である必要がなく、例えば、定着処理部FNの入口側(FNIN)となる部分からその出口側(FNOUT)となる部分にかけて曲率が異なる複数の曲面部分で構成される接触部分としたり、あるいは、定着処理部FNの長手方向(回転軸方向)において曲率が異なる複数の曲面部分で構成される接触部分としてもよい。
また、実施の形態1〜3に係る定着装置5A,5B,5Cでは、固定部材52(の内部)にハロゲンヒータ等の加熱手段を設けてもよい。この場合、固定部材52の定着ベルト51を介して加圧ロール58と接触する部分の温度を計測する温度検出手段などを設け、固定部材52の加熱手段の動作を制御するようにすればよい。また、定着ベルト51を加熱する加熱手段としては、実施の形態1等で例示したような定着ベルト51を支持する支持ロールを介して加熱する構成のものに限らず、定着ベルト51を加熱するだけの機能を有する専用の加熱手段を採用してもよい。
さらに、実施の形態1〜3に係る定着装置5A,5B,5Cでは、加圧ロール58のみで構成される加圧部材に代えて、例えば、加圧ロール58を回転駆動可能な押圧ロールとし、その押圧ロールと他の支持ロール等の支持部材とに掛け回して従動回転させる加圧用ベルト部材を含めて構成される加圧部材を適用することができる。
この他、定着装置5,5Bを用いる画像形成装置1については、未定着トナー像を記録用紙9等の被記録材に形成する画像形成手段を備えたものであれば、単色画像を形成する画像形成装置であっても、実施の形態1で例示した色や種類の画像以外の画像を形成することができる画像形成装置であっても差し支えない。
1 …画像形成装置
2 …画像形成手段
5,5B…定着装置
9 …記録用紙(被記録材の一例)
51…定着ベルト(ベルト部材の一例)
52…固定部材
52a…接触部分(ベルト部材を介して加圧ロールと接触する部分)
53,54,55…支持ロール
56,57…ハロゲンヒータ(加熱手段の一例)
58…加圧ロール(加圧部材の一例)
58c…回転中心
582…弾性層(弾性表面層)
59…加熱板(加熱手段の一例)
D …加圧ロールの回転方向
MT…未定着トナー像(未定着画像の一例)
FN…定着処理部
FNIN…定着処理部の入口側
TP…中心(接触部分の加圧ロールの回転方向における中心)

Claims (3)

  1. 無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材の内周面に接触するよう固定した状態で配置される固定部材と、
    前記ベルト部材を加熱する加熱手段と、
    前記ベルト部材をその外周面から前記固定部材に押し付けて未定着画像が形成された被記録材を通過させる定着処理部を形成したときに弾性変形する弾性表面層を有するとともに回転駆動する押圧ロールにて少なくとも構成される加圧部材と
    を備え、
    前記固定部材は、前記定着ベルトを介して前記加圧部材の押圧ロールと接触する接触部分の当該押圧ロールの回転方向における中心が、前記押圧ロールの回転中心よりも前記定着処理部の入口側にずれた位置に存在するよう配置されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記固定部材の少なくとも前記接触部分が、前記押圧ロールの曲面からなる周面と対応する曲面形状で形成されている請求項1に記載の定着装置。
  3. 未定着画像を被記録材に形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段で形成された未定着画像を被記録材に定着させる請求項1又は2に記載の定着装置と
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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