JP2014228295A - 半導体圧力センサ装置 - Google Patents

半導体圧力センサ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014228295A
JP2014228295A JP2013105856A JP2013105856A JP2014228295A JP 2014228295 A JP2014228295 A JP 2014228295A JP 2013105856 A JP2013105856 A JP 2013105856A JP 2013105856 A JP2013105856 A JP 2013105856A JP 2014228295 A JP2014228295 A JP 2014228295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
frame component
pressure sensor
semiconductor pressure
sensor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013105856A
Other languages
English (en)
Inventor
和久 中川
Kazuhisa Nakagawa
和久 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013105856A priority Critical patent/JP2014228295A/ja
Publication of JP2014228295A publication Critical patent/JP2014228295A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

【課題】圧力を検出するためのセンサチップと他の実装部品とを高密度に集積化することが可能な半導体圧力センサ装置を提供する。【解決手段】回路基板20の一面21には圧力媒体の圧力を検出するセンサチップ25が実装されていると共に、他面22にはセンサチップ25とは別の実装部品80が実装されている。また、中空部31を有する中空筒状の枠部品30が、当該枠部品30の中空部31にセンサチップ25が配置された状態で接着剤40を介して回路基板20の一面21に固定されている。ここで、枠部品30のうちの第1開口端32と回路基板20の一面21との間にビーズ50が配置され、接着剤40の高さが一定に固定されている。そして、保護部材60が枠部品30の中空部31に配置されていると共にセンサチップ25を被覆している。【選択図】図1

Description

本発明は、圧力媒体の圧力を検出するためのセンサチップを備えた半導体圧力センサ装置に関する。
従来より、圧力を検出するように構成されたセンサチップと、センサチップを収容するケースと、を備えた半導体圧力センサ装置が、例えば特許文献1で提案されている。この半導体圧力センサ装置では、ケースに凹部が形成されていると共に、凹部内にセンサチップが配置されている。
また、センサチップはケースの凹部内に設けられた電気接続部に対してボンディングワイヤを介して電気的に接続されている。電気接続部は別の回路基板に実装された実装部品に電気的に接続されている。さらに、ケースの凹部内には保護部材が充填されている。これにより、センサチップ、ボンディングワイヤ、及び電気接続部が保護部材によって被覆保護されている。
特開2004−251741号公報
しかしながら、上記従来の技術では、センサチップとは異なる実装部品をケースの凹部に実装することは困難であるので、実装部品はケースではなく回路基板に実装されている。このため、従来では、センサチップを保護部材で被覆保護する構造において、ケースの凹部に実装されたセンサチップと他の実装部品とを集積化することはできなかった。
本発明は上記点に鑑み、圧力を検出するためのセンサチップと他の実装部品とを高密度に集積化することが可能な半導体圧力センサ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、一面(21)及びこの一面(21)の反対側の他面(22)を有し、圧力媒体の圧力を検出するセンサチップ(25)が一面(21)に実装されていると共に、センサチップ(25)とは別の実装部品(80)が一面(21)及び他面(22)のうちのいずれかに実装された回路基板(20)を備えている。
また、中空部(31)を有する中空筒状であって、当該中空部(31)にセンサチップ(25)が配置された枠部品(30)と、枠部品(30)の中空部(31)にセンサチップ(25)が配置された状態で、枠部品(30)のうち回路基板(20)の一面(21)側の第1開口端(32)と回路基板(20)の一面(21)とを接着する接着剤(40)を備えている。
さらに、枠部品(30)の中空部(31)に配置され、センサチップ(25)を被覆する保護部材(60)と、枠部品(30)のうち第1開口端(32)と回路基板(20)の一面(21)との間に配置され、接着剤(40)の高さを一定に固定する高さ固定部(21b、36、50、81)と、を備えていることを特徴とする。
これによると、枠部品(30)が接着剤(40)によって回路基板(20)に固定されるので、枠部品(30)と回路基板(20)とによって保護部材(60)を保持することができる。すなわち、回路基板(20)において、枠部品(30)の中空部(31)に対応した区画領域(21a)と、実装部品(80)が実装された実装領域(22a)と、を分離することができる。
また、高さ固定部(21b、36、50、81)によって回路基板(20)と枠部品(30)との間の接着剤(40)の厚みが確保されるので、回路基板(20)と枠部品(30)との熱膨張係数の差によって生じる熱応力を接着剤(40)で吸収することができる。以上により、圧力を検出するためのセンサチップ(25)と他の実装部品(80)とを集積化することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る半導体圧力センサ装置の断面図である。 図1のA部拡大図である。 第2実施形態に係る半導体圧力センサ装置の一部断面図である。 第3実施形態に係る半導体圧力センサ装置の一部断面図である。 第4実施形態に係る半導体圧力センサ装置の一部断面図である。 第5実施形態に係る半導体圧力センサ装置の断面図である。 第6実施形態に係る半導体圧力センサ装置の断面図である。 第7実施形態に係る半導体圧力センサ装置の平面図である。 第8実施形態に係る半導体圧力センサ装置の斜視図である。 第8実施形態に係る半導体圧力センサ装置の平面図である。 図10のXI−XI断面図である。 第9実施形態に係る半導体圧力センサ装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る半導体圧力センサ装置は、測定対象となる圧力媒体の圧力を検出するように構成されている。図1に示されるように、半導体圧力センサ装置10は、回路基板20、枠部品30、接着剤40、ビーズ50、及び保護部材60を備えている。
回路基板20は、一面21及びこの一面21の反対側の他面22を有している。回路基板20は、Au等のパッド23や図示しない配線パターンが形成された積層基板である。本実施形態では、回路基板20としてセラミック基板が複数積層されたセラミック多層基板が採用される。なお、回路基板20としてプリント基板を用いても良い。
回路基板20の一面21には、ガラス等の台座24を介してセンサチップ25が実装されている。センサチップ25は、圧力媒体の圧力を検出する圧力センサとして構成されており、シリコン基板等の半導体基板に形成されている。
具体的には、半導体基板の一部がエッチングされて凹部が形成されており、これにより半導体基板の一部が肉薄状のダイヤフラムとして構成されている。このダイヤフラムに複数のゲージ抵抗がホイートストンブリッジ回路を構成するように形成されている。これにより、各ゲージ抵抗が、ピエゾ抵抗効果を利用して、ダイヤフラムに印加された圧力を検出してその圧力に応じた電気信号を出力するようになっている。センサチップ25は凹部の空間が真空室となるように接着剤で台座24に固定されている。つまり、センサチップ25は絶対圧を検出する。なお、半導体基板には当該電気信号を処理する図示しない処理回路も形成されている。
また、センサチップ25は、上記処理回路に電気的に接続されたAu等のパッド26を有している。センサチップ25のパッド26は、ボンディングワイヤ70を介して回路基板20のパッド23に電気的に接続されている。
一方、回路基板20の他面22には、センサチップ25とは別の実装部品80が実装されている。実装部品80として、IC、マイクロコンピュータのチップ、受動部品等が実装されている。受動部品は例えばセラミックチップ抵抗やセラミック積層コンデンサ等である。
枠部品30は、センサチップ25を保護部材60で被覆するための部品である。枠部品30は、中空部31を有する中空筒状をなしており、樹脂等で形成されている。枠部品30は、筒の両端が開口していると共に、筒の軸方向から開口部側を見た形状が四角形状をなしている。このような枠部品30は、当該枠部品30のうち回路基板20の一面21側の第1開口端32が回路基板20に固定されている。これにより、枠部品30の中空部31にはセンサチップ25が配置されている。
また、枠部品30は、第1開口端32に、回路基板20の側面27に対向すると共に当該枠部品30を回路基板20の所定の位置に固定する第1位置合わせ部33を有している。言い換えると、枠部品30の第1開口端32のうちの外壁面側に突起が形成されており、第1開口端32と突起によって構成された窪みに回路基板20が嵌め込まれる形態になっている。この第1位置合わせ部33によって枠部品30を回路基板20の所定の位置に容易に位置合わせすることができる。なお、第1位置合わせ部33は、枠部品30の第1開口端32を一周するように設けられていても良いし、断続的に設けられていても良い。
さらに、枠部品30は、当該枠部品30のうち回路基板20の一面21側とは反対側の第2開口端34に溝部35を有している。特に、溝部35は、枠部品30のうちの中空部31側に形成されている。この溝部35は、枠部品30の中空部31に設けられた保護部材60の這い上がりを防止する役割を果たす。すなわち、溝部35に保護部材60が入り込むので、保護部材60の這い上がりを抑制することができる。したがって、枠部品30から保護部材60が流れ出てしまうことを抑制することができる。
ビーズ50は、枠部品30のうち第1開口端32と回路基板20の一面21との間に配置された部品である。すなわち、ビーズ50は、枠部品30の第1開口端32と回路基板20の一面21との距離を一定に保つ役割を果たすものである。ビーズ50は、例えば樹脂等で形成されている。
接着剤40は、枠部品30を回路基板20に固定する役割を果たすものである。本実施形態では、接着剤40は、枠部品30の中空部31にセンサチップ25が配置された状態で、枠部品30のうち回路基板20の一面21側の第1開口端32と回路基板20の一面21とを接着する。接着剤40として、フッ素ゴムやシリコーンゴム等の弾性接着剤が採用される。
上述のように、ビーズ50によって回路基板20と枠部品30との距離が一定に保たれているので、接着剤40の厚みを確実に確保することができる。つまり、ビーズ50は接着剤40の高さを一定に固定するものとして機能する。また、接着剤40が枠部品30を回路基板20に固定するので、枠部品30と回路基板20とによって保護部材60を保持することができる。
保護部材60は、センサチップ25、ボンディングワイヤ70、ボンディングワイヤ70とパッド23、26との接続部を被覆保護する役割を果たすものである。保護部材60は、枠部品30の中空部31に配置されている。保護部材60として、フッ素ゲル、シリコーンゲル、フロロシリコーンゲル等が採用される。保護部材60により、ボンディングワイヤ70に対する物理的なダメージの防止、各パッド23、26の腐食防止、異物の混入防止を図ることができる。
上記の半導体圧力センサ装置10は次にように製造する。まず、回路基板20を用意し、この回路基板20の一面21に台座24を介してセンサチップ25を実装すると共に他面22に他の実装部品80を実装する。続いて、ボンディングワイヤ70の接続が必要な箇所にワイヤボンディングを行う。
この後、枠部品30を用意し、ビーズ50を介して接着剤40で回路基板20の一面21に枠部品30を固定する。ビーズ50は予め接着剤40に混入させておく。最後に、枠部品30の中空部31に保護部材60をポッティングする。こうして、図1に示された半導体圧力センサ装置10が完成する。
以上説明したように、本実施形態では、枠部品30が接着剤40を介して回路基板20に固定することが特徴となっている。これにより、1つの回路基板20において、枠部品30の中空部31に対応した区画領域21aと、実装部品80が実装された実装領域22aと、を分離することができる。なお、本実施形態では、回路基板20の一面21が区画領域21aに対応し、回路基板20の他面22が実装領域22aに対応する。
このように、区画領域21aと実装領域22aとの分離によって、1つの回路基板20において、保護部材60の保持構造と実装部品80が実装された回路構造とを分割することができる。したがって、圧力を検出するためのセンサチップ25と他の実装部品80とを1つの回路基板20に集積化することができる。また、実装部品80の高密度集積化と複雑な保護部材60の保持構造との両立を図ることができる。
また、本実施形態では、ビーズ50によって回路基板20と枠部品30との間の接着剤40の厚みを確保することが特徴となっている。これにより、図2の矢印に示されるように、回路基板20と枠部品30との熱膨張係数の差によって熱応力が異なっているとしても、枠部品30と回路基板20との間の接着剤40によって熱応力の差を吸収することができる。したがって、センサチップ25の破壊やセンシング部への影響を防止することができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、ビーズ50が特許請求の範囲の「高さ固定部」に対応する。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図3に示されるように、本実施形態では、枠部品30は第1開口端32に枠部品側突起36を有している。この枠部品側突起36は、ビーズ50と同様に、枠部品30と回路基板20との間の接着剤40の厚みを確保するための役割を果たす。枠部品側突起36は、枠部品30の第1開口端32に連続して設けられていても良いし、断続的に設けられていても良い。
以上のように、枠部品30に接着剤40の高さを固定する手段が設けられていても良い。なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、枠部品側突起36が特許請求の範囲の「高さ固定部」に対応する。また、図3は図1のA部に相当する部分である。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。図4に示されるように、本実施形態では、回路基板20は、一面21のうち枠部品30の第1開口端32に対応する位置に回路基板側突起21bを有している。
回路基板側突起21bは、上述のビーズ50及び枠部品側突起36と同じ役割を果たすものである。回路基板側突起21bは、回路基板20の一面21に連続して設けられていても良いし、断続的に設けられていても良い。
以上のように、回路基板20の一面21に接着剤40の高さを固定する手段が設けられていても良い。なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、回路基板側突起21bが特許請求の範囲の「高さ固定部」に対応する。また、図4は図1のA部に相当する部分である。
(第4実施形態)
本実施形態では、第1〜第3実施形態と異なる部分について説明する。図5に示されるように、本実施形態では、回路基板20の一面21のうち枠部品30の第1開口端32に対応する位置に設けられた電子部品81を有している。電子部品81は上述の実装部品80に含まれるものであり、チップ抵抗やチップコンデンサ等である。複数の電子部品81が枠部品30を支えている。このように、電子部品81によっても接着剤40の厚みを確保することができる。
(第5実施形態)
本実施形態では、第1〜第4実施形態と異なる部分について説明する。図6に示されるように、本実施形態では、回路基板20は、区画領域21aのうちの一部凹んだ第1凹部21cを有している。センサチップ25は、この第1凹部21cの底面に台座24を介して実装されている。回路基板20のパッド23も第1凹部21cの底面に露出するように形成されている。
これによると、図示しないが、接着剤40が第1凹部21cの隅の角部に入り込むので、接着剤40が流れ出てしまうことを防止することができる。また、第1凹部21cによって枠部品30の位置ずれを防止することができる。したがって、確実に回路基板20に枠部品30を固定することができる。
ここで、図6では第1凹部21cは一つの凹みとして形成されているが、第1凹部21cは区画領域21aのうち枠部品30の内壁面37側が凹んでいても良い。すなわち、枠部品30側から回路基板20の区画領域21a側を見たとき、第1凹部21cは区画領域21aの外縁側を一周するように輪状に形成されていても良い。この場合、センサチップ25は第1凹部21cによって形成された島に実装されることとなる。また、図6では回路基板20の他面22の実装部品80を省略している。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、第1凹部21cが特許請求の範囲の「凹部」に対応する。
(第6実施形態)
本実施形態では、第1〜第5実施形態と異なる部分について説明する。図7に示されるように、本実施形態では、回路基板20は、当該回路基板20の一面21に枠部品30の位置を固定するための第2位置合わせ部21dを有している。第2位置合わせ部21dは、回路基板20の一面21の一部が凹んだ溝として形成されていると共に、枠部品30のうち第1開口端32に対応した位置に形成されている。なお、図7では回路基板20の他面22の実装部品80を省略している。
本実施形態では枠部品30の第1開口端32には第1位置合わせ部33が形成されておらず、回路基板20の一面21は枠部品30の外形よりも大きいサイズになっている。また、第2位置合わせ部21dにはビーズ50が配置されている。これにより、枠部品30と回路基板20との間の接着剤40の厚みが確保されている。なお、接着剤40の厚みを確保する手段は、ビーズ50ではなく枠部品側突起36、回路基板側突起21b、及び電子部品81のいずれかでも良い。
以上のように、回路基板20に枠部品30の位置合わせを行うための第2位置合わせ部21dを設けることもできる。本実施形態では第2位置合わせ部21dは溝であるので、接着剤40が第2位置合わせ部21dに入り込む。これにより、接着剤40が流れ出てしまうことを防止することができる。また、第2位置合わせ部21dによって枠部品30の位置ずれを防止することができる。したがって、確実に回路基板20に枠部品30を固定することができる。
(第7実施形態)
本実施形態では、第1〜第6実施形態と異なる部分について説明する。図8は半導体圧力センサ装置10を回路基板20の他面22側から見た平面図である。この図に示されるように、枠部品30は、当該枠部品30の第1位置合わせ部33のうち回路基板20に対向する部分に、回路基板20側に突出した突起部38を有している。一方、回路基板20は、当該回路基板20の側面27のうち突起部38に対応する部分に、当該回路基板20の側面27が凹んだ第2凹部27aを有している。
本実施形態では、突起部38と第2凹部27aの組み合わせが4カ所設けられている。第2凹部27aは、回路基板20の4つの側面27のうちの一つの側面27とこの側面27の反対側の側面27に2カ所ずつ設けられている。突起部38は、これらの第2凹部27aに対応する第1位置合わせ部33に設けられている。
以上の構成により、回路基板20の第2凹部27aに枠部品30の突起部38が嵌まるので、枠部品30に対する回路基板20の位置を正確に合わせることができる。このように、枠部品30と回路基板20の両方に位置合わせを行うための機構を設けることもできる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、枠部品30の突起部38が特許請求の範囲の「第1嵌合部」に対応し、回路基板20の第2凹部27aが特許請求の範囲の「第2嵌合部」に対応する。
(第8実施形態)
本実施形態では、第1〜第7実施形態と異なる部分について説明する。上記各実施形態では、枠部品30は当該枠部品30を回路基板20の一面21に垂直な方向に見たときの当該枠部品30の内壁面37の形状が四角形状になっていたが、本実施形態では図9に示されるように当該四角形状の角部39がR形状になっている。このように、枠部品30の角部39がR形状になっているので、保護部材60が枠部品30の内壁面の角部39に集中しにくくなる。したがって、保護部材60の這い上がりを抑制することができる。
また、本実施形態では、図10の平面図に示されるように、センサチップ25が実装された回路基板20の一面21に、実装部品80の一つであるICチップ82が実装されている。このICチップ82はセンサチップ25に対してボンディングワイヤ70で接続されていると共に、回路基板20の各パッド23に対してもボンディングワイヤ70で接続されている。なお、図9及び図10では保護部材60を省略している。
したがって、図11に示されるように、回路基板20の一面21に実装されたセンサチップ25及びICチップ82は保護部材60に被覆されている。このように、ICチップ82も保護部材60で保護することもできる。一方、他の実装部品80は回路基板20の他面22に実装されている。なお、本実施形態、センサチップ25及びICチップ82は回路基板20の一面21に設けられた第1凹部21cに実装されている。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、ICチップ82が特許請求の範囲の「実装部品」に対応する。
(第9実施形態)
本実施形態では、第1〜第8実施形態と異なる部分について説明する。図12に示されるように、枠部品30が回路基板20の一面21の一部にビーズ50を介して接着剤40によって固定されている。すなわち、回路基板20の一面21の全体ではなく一部が区画領域21aとされている。
また、回路基板20の一面21のうち区画領域21aを除いた実装領域22aにはセンサチップ25とは異なる他の実装部品80が実装されている。このように、枠部品30は回路基板20の一面21の一部に設けられていても良い。もちろん、回路基板20の他面22には他の実装部品80を実装することができる。
以上のように、回路基板20の一面21の一部に枠部品30を固定することで、他の実装領域22aに実装部品80を実装することができる。すなわち、保護部材60によるセンサチップ25の被覆と他の実装部品80の実装との両方を回路基板20の一面21で行うことができる。したがって、さらなる集積化を図ることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された半導体圧力センサ装置10の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、上記各実施形態では、枠部品30の第1開口端32及び第2開口端34は四角形状であったが、五角形等の多角形状でも良いし、円形や楕円形でも良い。円形や楕円形の場合は角部39が存在しないので、保護部材60の這い上がりを効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、枠部品30の第1開口端32に第1位置合わせ部33が設けられていたが、図11に示されるように第1位置合わせ部33は枠部品30の外壁部に設けられていても良い。
第6実施形態では、第2位置合わせ部21dは、回路基板20の一面21に形成された溝であったが、第2位置合わせ部21dは、回路基板20の一面21に設けられた突起でも良い。この突起は回路基板20の一面21のうちの区画領域21aに形成されていても良いし、回路基板20の一面21が枠部品30よりも大きいサイズであれば回路基板20の一面21の実装領域22aに形成されていても良い。また、回路基板20の一面21において区画領域21aに形成された突起と実装領域22aに形成された突起とで枠部品30を挟む形態でも良い。
第7実施形態では、枠部品30に設けられた突起部38が回路基板20の側面27に設けられた第2凹部27aに嵌め合わされる構成が示されているが、これは位置合わせ機構の一例である。したがって、例えば、回路基板20に設けられた突起が枠部品30に設けられた溝に嵌め合わされる構成でも良い。また、枠部品30に2個以上の突起が設けられ、回路基板20にはこの2個以上の突起に嵌まる1個の突起が設けられた構成でも良い。逆に、枠部品30に1個の突起が設けられ、この突起が回路基板20に設けられた2個以上の突起に嵌め合わされる構成でも良い。
もちろん、上記各実施形態を適宜組み合わせることができる。例えば、第9実施形態では、高さ固定手段としてビーズ50が用いられていたが、第2実施形態で示された枠部品側突起36、第3実施形態で示された回路基板側突起21b、第4実施形態で示されたチップ抵抗等の電子部品81でも良い。また、回路基板20の一面21のうち枠部品30に対応する部分に第5実施形態で示された第1凹部21cが設けられていても良い。さらに、第6〜第8実施形態で示された位置合わせ機構を第9実施形態に適用しても良い。
20 回路基板
21 一面
22 他面
25 センサチップ
30 枠部品
31 中空部
32 第1開口端
40 接着剤
50 ビーズ(高さ固定部)
60 保護部材
80 実装部品

Claims (9)

  1. 一面(21)及びこの一面(21)の反対側の他面(22)を有し、圧力媒体の圧力を検出するセンサチップ(25)が前記一面(21)に実装されていると共に、前記センサチップ(25)とは別の実装部品(80)が前記一面(21)及び前記他面(22)のうちのいずれかに実装された回路基板(20)と、
    中空部(31)を有する中空筒状であって、当該中空部(31)に前記センサチップ(25)が配置された枠部品(30)と、
    前記枠部品(30)の中空部(31)に前記センサチップ(25)が配置された状態で、前記枠部品(30)のうち前記回路基板(20)の一面(21)側の第1開口端(32)と前記回路基板(20)の一面(21)とを接着する接着剤(40)と、
    前記枠部品(30)の中空部(31)に配置され、前記センサチップ(25)を被覆する保護部材(60)と、
    前記枠部品(30)のうち前記第1開口端(32)と前記回路基板(20)の一面(21)との間に配置され、前記接着剤(40)の高さを一定に固定する高さ固定部(21b、36、50、81)と、
    を備えていることを特徴とする半導体圧力センサ装置。
  2. 前記高さ固定手段は、ビーズ(50)、前記枠部品(30)の第1開口端(32)に設けられた枠部品側突起(36)、及び、前記回路基板(20)の一面(21)のうち前記枠部品(30)の第1開口端(32)に対応する位置に設けられた回路基板側突起(21b)のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の半導体圧力センサ装置。
  3. 前記高さ固定手段は、前記実装部品(80)に含まれていると共に、前記回路基板(20)の一面(21)のうち前記枠部品(30)の第1開口端(32)に対応する位置に設けられた電子部品(81)であることを特徴とする請求項1に記載の半導体圧力センサ装置。
  4. 前記回路基板(20)は、前記枠部品(30)の中空部(31)に対応する区画領域(21a)の一部が凹んだ凹部(21c)を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の半導体圧力センサ装置。
  5. 前記枠部品(30)は、当該枠部品(30)のうち前記回路基板(20)の一面(21)側とは反対側の第2開口端(34)に溝部(35)を有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の半導体圧力センサ装置。
  6. 前記枠部品(30)は、前記第1開口端(32)に、前記回路基板(20)の側面(27)に対向すると共に当該枠部品(30)を前記回路基板(20)の所定の位置に固定する第1位置合わせ部(33)を有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の半導体圧力センサ装置。
  7. 前記回路基板(20)は、当該回路基板(20)の一面(21)に前記枠部品(30)の位置を固定するための第2位置合わせ部(21d)を有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の半導体圧力センサ装置。
  8. 前記枠部品(30)は、当該枠部品(30)のうちの前記回路基板(20)側に第1嵌合部(38)を有し、
    前記回路基板(20)は、前記枠部品(30)の第1嵌合部(38)が嵌まる第2嵌合部(27a)を有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の半導体圧力センサ装置。
  9. 前記枠部品(30)は、当該枠部品(30)を前記回路基板(20)の一面(21)に垂直な方向に見たときの当該枠部品(30)の内壁面(37)の形状が多角形状になっていると共に、当該多角形状の角部(39)がR形状になっていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の半導体圧力センサ装置。
JP2013105856A 2013-05-20 2013-05-20 半導体圧力センサ装置 Pending JP2014228295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013105856A JP2014228295A (ja) 2013-05-20 2013-05-20 半導体圧力センサ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013105856A JP2014228295A (ja) 2013-05-20 2013-05-20 半導体圧力センサ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014228295A true JP2014228295A (ja) 2014-12-08

Family

ID=52128282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013105856A Pending JP2014228295A (ja) 2013-05-20 2013-05-20 半導体圧力センサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014228295A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019181410A1 (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 アルプスアルパイン株式会社 圧力センサ

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06186104A (ja) * 1992-12-22 1994-07-08 Fuji Electric Co Ltd 半導体圧力センサ
JPH0687840U (ja) * 1993-06-03 1994-12-22 株式会社豊田自動織機製作所 圧力センサデバイスのパッケージのシーリング構造
JPH07229921A (ja) * 1994-02-21 1995-08-29 Tokai Rika Co Ltd 加速度センサ
JPH0886800A (ja) * 1994-09-19 1996-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加速度センサ
JPH10122997A (ja) * 1996-10-18 1998-05-15 Nippon Seiki Co Ltd 圧力検出器
JP2004163148A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Mitsubishi Electric Corp 半導体圧力センサ
JP2009145063A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体圧力センサの特性調整方法および特性調整装置
JP2010038916A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Sensata Technologies Inc 媒体の圧力を測定する圧力センサ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06186104A (ja) * 1992-12-22 1994-07-08 Fuji Electric Co Ltd 半導体圧力センサ
JPH0687840U (ja) * 1993-06-03 1994-12-22 株式会社豊田自動織機製作所 圧力センサデバイスのパッケージのシーリング構造
JPH07229921A (ja) * 1994-02-21 1995-08-29 Tokai Rika Co Ltd 加速度センサ
JPH0886800A (ja) * 1994-09-19 1996-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加速度センサ
JPH10122997A (ja) * 1996-10-18 1998-05-15 Nippon Seiki Co Ltd 圧力検出器
JP2004163148A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Mitsubishi Electric Corp 半導体圧力センサ
JP2009145063A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体圧力センサの特性調整方法および特性調整装置
JP2010038916A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Sensata Technologies Inc 媒体の圧力を測定する圧力センサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019181410A1 (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 アルプスアルパイン株式会社 圧力センサ
US11346738B2 (en) 2018-03-20 2022-05-31 Alps Alpine Co., Ltd. Pressure sensor having a cap being attached to the substrate surface with an adhesive

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102266018B1 (ko) 물리량 측정 센서
US20160320255A1 (en) 3d stacked piezoresistive pressure sensor
JP5847385B2 (ja) 圧力センサ装置及び該装置を備える電子機器、並びに該装置の実装方法
JP5962746B2 (ja) 圧電トランス装置
JP2004020216A (ja) 圧力センサ装置
JP2014228295A (ja) 半導体圧力センサ装置
JP2015090318A (ja) 半導体圧力センサ装置
JP6476036B2 (ja) 圧力センサ
JP5589961B2 (ja) 角速度センサ装置
JP7406947B2 (ja) センサチップ
JP7218183B2 (ja) 物理量測定装置
JP2018105748A (ja) 圧力センサ
JP2010185740A (ja) センサ装置
JP2011075482A (ja) 半導体物理量センサ
JP6201887B2 (ja) 圧力センサ
KR20110076539A (ko) 압력 센서 및 그 제조 방법
JP4207848B2 (ja) 圧力センサ
JP6562142B2 (ja) 半導体センサ装置
JP6725852B2 (ja) 半導体センサ装置
JP2010071817A (ja) 半導体センサ内蔵パッケージ
JP2008096374A (ja) センサ装置
JP2016102763A (ja) 半導体センサ装置
JPH11223568A (ja) 半導体圧力検出装置
JP6428205B2 (ja) 半導体センサ装置
JP2018179922A (ja) 車載用センサモジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160824

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170228