JP2014223778A - 廃プラスチック類の切断洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撹拌ブレードを回転させることで、廃プラスチック類を細かく切断し、それに付着又は含まれている汚れ、残滓類を効率良く洗浄除去する。【解決手段】残滓類が付着した廃プラスチック類が投入される供給口7と、供給口7に連続する開口部を一部に有する円筒部6と、円筒部6内において、回転駆動される回転軸4の周囲に放射状に設けられた複数本の撹拌ブレード2と、円筒部6の周壁に、回転軸4へ刃先部8を向けて取り付けられた細断用カッタ9と、廃プラスチック類を洗浄するために水を散布する噴射口3と、を備え、撹拌ブレード2と細断用カッタ9により、廃プラスチック類を切断すると共に洗浄するように構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄されたプラスチック類を再資源化する際に、それを細かく切断すると共に洗浄する廃プラスチック類の切断洗浄装置に関する。
廃棄されたペットボトル、使い捨てのプラスチック容器、プラスチック製品、ゼリー、ヨーグルト、プリン等を入れていたカップ容器等の廃プラスチック類には、汚れ、紙製のラベル、食物や各種調味料の残滓が付着していることが多い。例えば、冷蔵庫の内壁、洗濯機の洗濯槽等の家電製品の廃プラスチック類には汚れが付着している。野菜、果実の生産に使用したハウス被覆材、農業用マルチ、肥料袋、サイレージ用ラップフィルム、育苗箱等の農業用廃プラスチック類には土砂、農薬、汚れが付着している。運搬用パレット、通い箱・コンテナ、自動車部品、各種工場成形不良のプラスチック等の産業用廃プラスチック類には汚れ、土砂、油分が付着している。更に、クリアーファイル、フレキシブルディスク、CD、DVDの包装材(ラップフィルム、PPバンド)のような廃プラスチック類にも汚れ、紙、シール等が付着していることが多い。或いは袋に入った状態の使用後の弁当箱等の廃プラスチック類もある。
このように、汚れ、食物、各種調味料又は紙製のラベル等の残滓が付着している廃プラスチック類、又は土砂や各種肥料の残滓が付着しているプラスチックシートのような農業用や産業用廃プラスチック類については、リサイクルの再生精度を高めるために廃プラスチック類と残滓とを確実に分離し、洗浄してから再生している。
そこで、廃プラスチック類を再資源化する際に洗浄する技術が提案されている。例えば、特許文献1の特開2008−80679公報「廃棄プラスチック洗浄装置」には、筒状のスクリーン内に、撹拌ブレードをスクリーンの筒軸周りに回転自在に設け、その撹拌ブレードを回転させることにより、スクリーン内に投入された廃棄プラスチックに付着した異物を分離し、スクリーン外に排出する廃棄プラスチック洗浄装置において、スクリーンは、その内周面と上記撹拌ブレードの先端とのすき間が、その撹拌ブレードの回転方向に向かって大小に変化する廃棄プラスチック洗浄装置が提案されている。
実際の廃プラスチック類には、汚れ、土砂、食物、包装紙、新聞紙、紐、布又は繊維等の残滓類が含まれていることが多い。例えば、繊維は、廃プラスチック類に絡まって分離しづらい残滓であり、容易に分離することが困難であった。
そこで、廃プラスチック類から繊維等の残滓を分離する技術も提案されている。例えば、特許文献2の特開平5−59681号公報「製紙用分離装置」には、製紙用原料入口から導入される原料を有用繊維分と異物分とに分離するためのスクリーンを密閉ケーシング内に設けて、室内を前処理室と後処理室とに区画形成し、前処理室に前記スクリーンに近接して回転自在に設けたインペラと、分離した異物の排出路とを配備すると共に、後処理室にハイドロフォイルロータを附設したスクリーンバスケットと、該スクリーンバスケットで仕切られる精選室と、制御弁のある排出路にそれぞれ連通された精選原料出口と、リジェクト排出口とを備えた装置において、異物排出路とリジェクト排出路とを連通する粕処理室を有し、粕処理室内にスクリーンと、スクリーンに沿って回転する離解用攪拌翼とスクリーンで区画される回収室と、洗浄水供給路と粕排出路とを備えた製紙用分離装置が提案されている。
特開2008−80679公報 特開平5−59681号公報
しかし、特許文献2の「製紙用分離装置」は、筒状のスクリーン内に、撹拌ブレードをスクリーンの筒軸周りに回転自在に設け、その撹拌ブレードを回転させることにより、スクリーン内に投入された、廃棄プラスチックに付着した異物を分離する構成である。そこで、処理作業が進むに従い、このスクリーンに繊維類が目詰まり、一旦目詰まりすると繊維類の分離効率が極端に低下しやすいという問題を有していた。
また、このようにスクリーンに土砂、食物、汚れ又は繊維等が目詰まりすると、撹拌ブレードを停止させ、このスクリーンに詰まった土砂、食物、汚れ又は繊維等をブラシ等で除去する必要がある。しかし、円筒状のスクリーンの全周囲を、ブラシを用いて目詰まりを除去する作業は大変煩雑な作業になるという問題を有していた。
更に、ビニールシートのような広い面積を有するプラスチックシートは、分離装置の撹拌ブレード、刃等の機構部分に絡まり、その分離効率の低下を招く原因になりやすかった。
本発明の発明者は、汚れ、土砂、食物、包装紙、新聞紙、紐、布又は繊維等の残滓類が含まれている廃棄プラスチック類、又は油脂類、汚れが付着している廃棄プラスチック類は細かく切断してから洗浄することにより、その洗浄効率を高めることに着目した。更に、廃棄プラスチック類を切断した後ではその再資源化を容易に実施できることに着目した。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、撹拌ブレードを回転させることで、廃プラスチック類を細かく切断し、それに付着又は含まれている汚れ、残滓類を効率良く洗浄除去することができる廃プラスチック類の切断洗浄装置を提供することにある。
本発明は、残滓類が付着した廃プラスチック類が投入される供給口(7)と、該供給口(7)に連続する開口部を一部に有する円筒部(6)と、前記円筒部(6)内において、回転駆動される回転軸(4)の周囲に放射状に設けられた複数本の撹拌ブレード(2)と、前記円筒部(6)の周壁に、前記回転軸(4)へ刃先部(8)を向けて取り付けられた細断用カッタ(9)と、廃プラスチック類を洗浄するために水を散布する洗浄水供給装置の噴射口(3)と、を備え、前記撹拌ブレード(2)と前記細断用カッタ(9)により、廃プラスチック類を切断すると共に洗浄するように構成した、ことを特徴とする。
例えば、廃プラスチック類を細かく切断して洗浄する廃プラスチック類の切断洗浄装置であって、残滓類が付着した廃プラスチック類が投入される供給口(7)と、処理後の廃プラスチック類が排出されるプラスチック用排出口(12)と残滓類が分離排出される残滓用排出口(25)とが設けられた装置本体(1)と、前記装置本体(1)内において、回転駆動される回転軸(4)の周囲に放射状に設けられた複数本の撹拌ブレード(2)と、前記装置本体(1)内に設けられた、前記供給口(7)に連続する開口部を一部に有する円筒部(6)と、前記円筒部(6)の周壁に、前記回転軸(4)へ刃先部(8)を向けて取り付けられた細断用カッタ(9)と、廃プラスチック類を洗浄するために水を散布する洗浄水供給装置の噴射口(3)と、を備え、前記撹拌ブレード(2)と前記細断用カッタ(9)とにより、廃プラスチック類を切断すると共に洗浄するように構成することができる。
前記供給口(7)に投入される廃プラスチック類、残滓類の種類、大きさ、供給量に応じて、円筒部(6)の周壁に取り付けらる細断用カッタ(9)の刃先部(8)の突出量を調節する調節ネジ(10)を設け、前記撹拌ブレード(2)の先端刃部(11)との間隔を調節し得るように構成する、ことが好ましい。
前記装置本体(1)内で回転駆動される、複数の排出孔(13)を開けた円筒形状の回転スクリーン(5)と、前記回転スクリーン(5)内において回転駆動される前記回転軸(4)の周囲に放射状に設けられた複数本の撹拌ブレード(2)を、更に備え、回転する前記回転スクリーン(5)内において、前記撹拌ブレード(2)を該回転スクリーン(5)の回転方向とは逆向きに回転させることにより、切断された廃プラスチック類から残滓類とを分離し、この廃プラスチック類は該回転スクリーン(5)の側方へ排出し、この残滓類は該回転スクリーン(5)の排出孔(13)から排出するように構成することができる。
前記供給口(7)に投入される廃プラスチック類、残滓類の種類、大きさ、供給量に応じて、該回転スクリーン(5)の内壁面と前記撹拌ブレード(2)の先端との間隔(D1)を調節するために、該撹拌ブレード(2)先端に設けられた先端刃部(11)の突出長さが調整可能に設ける、ことが好ましい。
前記洗浄水供給装置は、前記回転軸(4)の内部に給水管(23)を内装し、該回転軸(4)の周面に開けた噴射孔(24)から洗浄水を供給し得るように構成することができる。
本発明の構成では、供給口(7)に投入された廃プラスチック類について、細断用カッタ(9)と撹拌ブレード(2)とにより、細かく切断してから洗浄するので、洗浄効率の向上を図ることができる。
供給口(7)に投入される廃プラスチック類、残滓類の種類、大きさ、供給量に応じて、この撹拌ブレード(2)の先端と細断用カッタ(9)との間隔を調節することができる。
切断洗浄装置に回転スクリーン(5)を備えた構成では、切断洗浄装置の回転スクリーン(5)内において撹拌ブレード(2)を回転させ、この回転スクリーン(5)内に投入された、残滓類が付着している廃プラスチック類から残滓類を分離できる。この切断洗浄装置は回転スクリーン(5)は撹拌ブレード(2)の回転向きと逆に回転させているので、廃プラスチック類に絡みついた残滓類を容易に分離することができる。洗浄水供給装置の噴射口(3)から水が散布され、残滓類も除去され廃プラスチック類が洗浄される。特に、廃プラスチック類は撹拌ブレード(2)と細断用カッタ(9)により細かく切断されているので、洗浄処理が不十分になることを防止することができる。
また、細断用カッタ(9)と撹拌ブレード(2)とにより、シート状の廃プラスチック類の場合は、細かく切断してから洗浄し、残滓類と分離できる。シート状の廃プラスチック類が撹拌ブレード(2)や回転軸(4)に絡み付きづらくなり、従来のように切断洗浄装置の処理効率の向上を図ることができる。
回転スクリーン(5)の外周面に配置したスクレーパ(18)は、排出孔(13)の目詰まりを除去することができる。例えば、回転スクリーン(5)の回転遠心力だけでは、弾き飛ばせない残滓類を排出孔(13)から確実に掻きだすことができる。回転スクリーン(5)の分離機能の低下を防止できる。
回転軸(4)の内部に給水管(23)を内装し、回転軸(4)の周面に開けた噴射孔(24)から洗浄水を供給し得るように構成した洗浄水供給装置では、洗浄水を廃プラスチック類、残滓類に強く散布することができ、洗浄作用と共に分離作用も高めることができる。
回転軸(4)にインペラ(17)を設けたものでは、その装置本体(1)におけるプラスチック用排出口(12)側において、処理後の廃プラスチック類を容易に排出することができる。バキュームすることなく廃プラスチック類を排出できる。
装置本体(1)の上部に設けられたプラスチック用排出口(12)に、切断された廃プラスチック類を吸引排出するエアダクトが連結することができる。
実施例1の廃プラスチック類の切断洗浄装置の部分側断面図である。 実施例1の廃プラスチック類の切断洗浄装置を示す部分平面図である。 実施例2の切断洗浄装置に残滓類の分離機能を組み合わせた装置を示す説明正断面図である。 実施例2の切断洗浄装置の側断面図である。 実施例2の撹拌ブレードの部分拡大図である。 実施例2の切断洗浄装置の平面図である。 スクレーパを示し、(a)は拡大平面図、(b)は拡大側面図である。 スクレーパの変形例を示す拡大側面図である。 洗浄水供給装置の変形例を示す説明正断面図である。
本発明の廃プラスチック類の切断洗浄装置は、円筒部内において、回転駆動される回転軸の周囲に放射状に設けられた複数本の撹拌ブレードと、この円筒部の周壁に、この回転軸へ刃先部を向けて取り付けられた細断用カッタとを備え、撹拌ブレードと細断用カッタにより、投入された廃プラスチック類を細かく切断して洗浄する装置である。
[切断洗浄装置の構成]
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は実施例1の廃プラスチック類の切断洗浄装置の部分側断面図である。図2は実施例1の廃プラスチック類の切断洗浄装置を示す部分平面図である。
実施例1の廃プラスチック類の切断洗浄装置は、装置本体1と、この装置本体1内で回転する撹拌ブレード2と、廃プラスチック類に洗浄水を散布する洗浄水供給装置の噴射口3とを備えた装置である。撹拌ブレード2は装置本体1において回転軸4に取り付けられている。装置本体1は、例えば略直方体形状を有する筺体であり、切断洗浄処理後の廃プラスチック類、土砂、残滓類、洗浄水の飛散を防止する側板と天板とから成る。また、撹拌ブレード2の回転軸4と後述する回転スクリーン5をそれぞれ回転駆動させるモータ等の駆動源を装置する。
[細断用カッタ]
装置本体1には、一部に開口部を有する円筒部6を形成し、この円筒部6の開口部に、廃プラスチック類を投入する供給口7が連続して形成されている。この円筒部6の周壁において、回転軸4へ刃先部8を向けて細断用カッタ9が数箇所に取り付けられている。なお、図示例では円筒部6の周壁に3枚の細断用カッタ9を取り付けた状態を示しているが、この取付け数に限定されない。また、個々の細断用カッタ9の形状も図示したものに限定されない。更に、洗浄水供給装置の噴射口3を円筒部6の周壁に設けた例を示しているが、供給口7又はこれら以外の場所に設けることも可能である。
[細断用カッタの調節ネジ]
この細断用カッタ9には、この刃先部8の突出量を調節する調節ネジ10が設けられている。各細断用カッタ9の刃先部8と、回転する撹拌ブレード2の先端刃部11との間で間隔を調節して、ペットボトル、プラスチック容器、シート状のプラスチック類の大きさを可変して切断することができる。
[撹拌ブレード]
撹拌ブレード2は、装置本体1内において回転駆動される回転軸4に、その周囲に放射状に取り付けられたものである。撹拌ブレード2は、円筒部6内において回転させ、この円筒部6内に投入された廃プラスチック類を細かく切断する機能を有する。回転する撹拌ブレード2の先端刃部11と、各細断用カッタ9の刃先部8との間で、ペットボトル、プラスチック容器を細かく切断する。更には、ビニルシートのような広い面積を有するシート状のプラスチック類を細かく切断する。広い面積を有するシート状のプラスチック類は、撹拌ブレード2や回転軸4に絡み付きやすいからである。
撹拌ブレード2は、図2に示すように、撹拌ブレード2の先端刃部11の長辺が、回転軸4の長手方向に対して所定の角度(α)に傾斜させて取り付けられているので、細かく切断したプラスチック類を隣接する撹拌ブレード2の列に容易に移動させることができる。図示例では、細かく切断したプラスチック類を図示の右から左方向へ移動させるようになる。
各撹拌ブレード2は、図1の拡大図に示すように、その先端に設けられた先端刃部11の突出長さが調整可能に設けられている。例えば、撹拌ブレード2に開けた長孔に先端刃部11をボルト止めする。これにより、処理する廃プラスチック類、残滓類の種類、大きさ、供給量に応じて、細断用カッタ9の刃先部8と撹拌ブレード2の先端(先端刃部11)との間隔を調節することができる。この先端刃部11は、摩耗したときは交換することができる。
[実施例2の切断洗浄装置の全体構成]
図3は実施例2の切断洗浄装置に残滓類の分離機能を組み合わせた装置を示す説明正断面図である。図4は実施例2の切断洗浄装置の側断面図である。図5は撹拌ブレードの部分拡大図である。図6は実施例2の切断洗浄装置の天板を外した状態を示す平面図である。なお、実施例1と同様な構成は同じ符号を用いて詳細な説明を省略する。
実施例2の廃プラスチック類の切断洗浄装置は、廃プラスチック類と残滓類とを分離する機能を有する回転スクリーン5を更に備えた装置である。実施例2の廃プラスチック類の切断洗浄装置は、装置本体1内で回転する回転スクリーン5と、この回転スクリーン5内で回転する撹拌ブレード2と、廃プラスチック類と残滓類に洗浄水を散布する洗浄水供給装置の噴射口3とを備えた装置である。
装置本体1は、図3の説明正断面図に示すように、その一端の上部に、供給口7を設けている。この供給口7から、残滓類が付着した廃プラスチック類が投入される。その装置本体1の他端の下部にプラスチック用排出口12を設けた。このプラスチック用排出口12から処理後の廃プラスチック類が分離排出される。なお、供給口7とプラスチック用排出口12とは、撹拌ブレード2の回転軸4の一端と他端との位置関係を維持するものであれば、必ずしもプラスチック用排出口12は、装置本体1下部に配置する必要はない。処理後の廃プラスチック類を上方へ排出するときは、装置本体1の上部にプラスチック用排出口12を設けることができる。
円筒形状の回転スクリーン5内において、回転軸4に取り付けられた撹拌ブレード2が回転するようになっている。この撹拌ブレード2は実施例1の撹拌ブレード2と同じ構成のものである。回転スクリーン5は、図4の側断面図と図6の平面図に示すように、円筒形状の金属筒からなり、細断用カッタ9と撹拌ブレード2で細かく切断された廃プラスチック類は通過できない程度の内径を有する複数の排出孔13を金属筒に開けたスクリーンである。例えば外径が約800mm、長さが約1700mm程度の大きさである。各排出孔13は廃プラスチック類から分離した土砂、食物、紙、布又は繊維等の残滓類を容易に通過させることができる程度の内径は必要である。隣接する排出孔13の間隔は等間隔でも、不均一の何れでもよい。
また、回転スクリーン5に開けた複数の排出孔13は、金属筒の全面に開ける必要はない。後述する撹拌ブレード2の列が回転する範囲のみでも良い。特に、撹拌ブレード2の回転により、廃プラスチック類に絡みついた土砂、食物、紙、布又は繊維等の残滓類を容易に分離し、この残滓類を回転スクリーン5の排出孔13から排出させるからである。
回転スクリーン5は、図3に示すように、金属筒の一端の周囲に設けた回転輪14を、駆動モータ15により回転させる。例えばこの駆動モータ15の先端に設けた回転板16でこの回転輪14を回転させ、回転スクリーン5を回転させる。この回転スクリーン5の回転駆動手段はこのような構成に限定されず、回転スクリーン5の金属筒を、チェーン、ベルト、ギヤ等の動力伝達手段を用いることができる。
図4の側断面図に示すように、装置本体1の下部は広く開放された状態の残滓用排出口25になっている。この残滓用排出口25から処理後の残滓類が排出される。これは回転スクリーン5の排出孔13が広範囲に設けられているからである。
撹拌ブレード2は、装置本体1内において回転駆動される回転軸4に、その周囲に放射状に設けられたものである。撹拌ブレード2は、回転スクリーン5内において回転させ、この回転スクリーン5内に投入された廃プラスチック類から、これに付着している残滓類を分離する機能を有する。このとき、廃プラスチック類は回転スクリーン5の側方のプラスチック用排出口12へ移動しながらこの残滓類は回転スクリーン5の周囲の複数の排出孔13から排出される。特に、この切断洗浄装置は、図4の矢印に示すように、回転スクリーン5は撹拌ブレード2の回転向きと逆に回転させているので、廃プラスチック類に絡みついた残滓類を容易に分離することができる。
各撹拌ブレード2は、図5の部分拡大図に示すように、その先端に設けられた先端刃部11の突出長さが調整可能に設けられている。例えば、撹拌ブレード2に開けた長孔に先端刃部11をボルト止めする。これにより、処理する廃プラスチック類、残滓類の種類、大きさ、供給量に応じて、回転スクリーン5の内壁面と撹拌ブレード2の先端(先端刃部11)との間隔D1を調節することができる。この先端刃部11は、摩耗したときは交換することができる。また撹拌ブレード2が廃プラスチック類、残滓類と接することがない「空回り」を防止し、廃プラスチック類、残滓類との分離、土砂や残滓などの分離除去が不十分になることを防止することができる。
撹拌ブレード2と細断用カッタ9で、細かく切断された廃プラスチック類は、その後、回転スクリーン5内において回転する複数の撹拌ブレード2により、土砂、食物、紙、布又は繊維のような残滓類が付着している廃プラスチック類から残滓類が分離される。
図3に示す各撹拌ブレード2は、その撹拌ブレード2の先端刃部11の端縁が回転軸4の長手方向と同一方向になるように取り付けられている。しかし、この実施例2の切断洗浄装置についても、図2に示したように、撹拌ブレード2の先端刃部11を、その端縁が回転軸4の周囲に、回転軸4の長手方向に対して所定の角度(α)で傾斜させて取り付けることができる。実施例2の撹拌ブレード2でも、投入された廃プラスチック類から、これに付着している残滓類を分離すると共に、この傾斜させて取り付けられた撹拌ブレード2により廃プラスチック類は回転スクリーン5の側方へ容易に移動させることができる。
回転スクリーン5も回転しているので、排出孔13を通過した残滓類は、その回転による遠心力で飛散させることができ、回転スクリーン5の目詰まりを防止することができる。洗浄水供給装置の噴射口3から水が散布され、廃プラスチック類が洗浄される。
[インペラ]
回転軸4のプラスチック用排出口12側に、処理後の切断された廃プラスチック類を掻き出すインペラ17を設けている。このインペラ17は、その回転により、回転スクリーン5内を移動してきた廃プラスチック類をプラスチック用排出口12から容易に排出させる。なお、図示例では、回転軸4に2本構成の状態を示しているが、その構成はこの2本構成に限定されず、例えば4枚構成にすることができる。
なお、本発明の切断洗浄装置には、このインペラ17を必ず設ける必要はない。処理後の廃プラスチック類を吸引排出するエアダクト(図示していない)を設けたときは、このインペラ17は不要になる。例えば、装置本体1の上部に設けられたプラスチック用排出口12に、エアダクトを連結する構成にすることができる。
[スクレーパ]
図7はスクレーパを示し、(a)は拡大平面図、(b)は拡大側面図である。
回転スクリーン5の外周面に、排出孔13の目詰まりを除去するスクレーパ18を配置する。例えば、このスクレーパ18は、細長いゴム板19を支持する板材20で装置本体1側に、取付金具21を介して着脱自在に取り付けたものである。ゴム板19を支持する板材20には長孔22を開け、この長孔22に取付金具21からボルト・ナットで締結するので、微妙な位置調整が可能になる。
このスクレーパ18は、回転スクリーン5の排出孔13が開けられた部分に取り付ける。本発明では、スクレーパ18を回転スクリーン5の外周面に配置するだけで、排出孔13の目詰まりを除去することができる。回転スクリーン5が文字通り回転しているので、排出孔13の目詰まりを自動で除去できる。
このように、スクレーパ18は、回転スクリーン5の回転遠心力だけでは、弾き飛ばせない残滓類を排出孔13から確実に掻きだすことができる。回転スクリーン5の分離機能の低下を防止できる。
[センサ]
回転スクリーン5の目詰まりについては、図示していないが、センサを用いて自動検知することができる。例えば、光センサを用いて排出孔13の光の透過率の変化量を測定することで目詰まり度を判断することができる。この光センサはスクレーパ18のそばに取り付けることが好ましい。
[スクレーパの変形例]
図8はスクレーパの変形例を示す拡大側面図である。
スクレーパ18は、1枚のゴム板19の構成のものに限定されない。図示するように、スクレーパ18を2段に重ねた構成のものでもよい。このようにすると除去効果が高くなり、目詰まりを確実に防止することができる。また、スクレーパ18は、ゴム板19に代えて針金製又はたわし製の何れのものでも用いることができる。
[噴射孔を形成した回転軸]
図9は洗浄水供給装置の変形例を示す切断洗浄装置を示す説明正断面図である。
この変形例では、回転軸4の内部に給水管23を内装し、この回転軸4の周面に開けた噴射孔24から洗浄水を供給し得るように構成した。この洗浄水供給装置の変形例は、洗浄水を廃プラスチック類、残滓類に強く散布することができ、洗浄作用と共に分離作用も高めることができる。
なお、本発明は、撹拌ブレード2を回転させることで、廃プラスチック類を細かく切断し、それに付着又は含まれている汚れ、残滓類を効率良く洗浄除去することができれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明の廃プラスチック類の切断洗浄装置は、主にプラスチック容器、プラスチック製品又は温室栽培農業用ビニールシートを再資源化する際に利用できる。
1 装置本体
2 撹拌ブレード
3 噴射口(洗浄水供給装置)
4 回転軸
5 回転スクリーン
6 円筒部
7 供給口
8 刃先部(細断用カッタ)
9 細断用カッタ
10 調節ネジ
11 先端刃部(撹拌ブレード)
12 プラスチック用排出口
13 排出孔
23 給水管
24 噴射孔
25 残滓用排出口
D1 回転スクリーンと撹拌ブレード先端の間隔
本発明は、廃棄されたプラスチック類を再資源化する際に、それを細かく切断すると共に洗浄する廃プラスチック類の切断洗浄装置に関する。
廃棄されたペットボトル、使い捨てのプラスチック容器、プラスチック製品、ゼリー、ヨーグルト、プリン等を入れていたカップ容器等の廃プラスチック類には、汚れ、紙製のラベル、食物や各種調味料の残滓が付着していることが多い。例えば、冷蔵庫の内壁、洗濯機の洗濯槽等の家電製品の廃プラスチック類には汚れが付着している。野菜、果実の生産に使用したハウス被覆材、農業用マルチ、肥料袋、サイレージ用ラップフィルム、育苗箱等の農業用廃プラスチック類には土砂、農薬、汚れが付着している。運搬用パレット、通い箱・コンテナ、自動車部品、各種工場成形不良のプラスチック等の産業用廃プラスチック類には汚れ、土砂、油分が付着している。更に、クリアーファイル、フレキシブルディスク、CD、DVDの包装材(ラップフィルム、PPバンド)のような廃プラスチック類にも汚れ、紙、シール等が付着していることが多い。或いは袋に入った状態の使用後の弁当箱等の廃プラスチック類もある。
このように、汚れ、食物、各種調味料又は紙製のラベル等の残滓が付着している廃プラスチック類、又は土砂や各種肥料の残滓が付着しているプラスチックシートのような農業用や産業用廃プラスチック類については、リサイクルの再生精度を高めるために廃プラスチック類と残滓とを確実に分離し、洗浄してから再生している。
そこで、廃プラスチック類を再資源化する際に洗浄する技術が提案されている。例えば、特許文献1の特開2008−80679公報「廃棄プラスチック洗浄装置」には、筒状のスクリーン内に、撹拌ブレードをスクリーンの筒軸周りに回転自在に設け、その撹拌ブレードを回転させることにより、スクリーン内に投入された廃棄プラスチックに付着した異物を分離し、スクリーン外に排出する廃棄プラスチック洗浄装置において、スクリーンは、その内周面と上記撹拌ブレードの先端とのすき間が、その撹拌ブレードの回転方向に向かって大小に変化する廃棄プラスチック洗浄装置が提案されている。
実際の廃プラスチック類には、汚れ、土砂、食物、包装紙、新聞紙、紐、布又は繊維等の残滓類が含まれていることが多い。例えば、繊維は、廃プラスチック類に絡まって分離しづらい残滓であり、容易に分離することが困難であった。
そこで、廃プラスチック類から繊維等の残滓を分離する技術も提案されている。例えば、特許文献2の特開平5−59681号公報「製紙用分離装置」には、製紙用原料入口から導入される原料を有用繊維分と異物分とに分離するためのスクリーンを密閉ケーシング内に設けて、室内を前処理室と後処理室とに区画形成し、前処理室に前記スクリーンに近接して回転自在に設けたインペラと、分離した異物の排出路とを配備すると共に、後処理室にハイドロフォイルロータを附設したスクリーンバスケットと、該スクリーンバスケットで仕切られる精選室と、制御弁のある排出路にそれぞれ連通された精選原料出口と、リジェクト排出口とを備えた装置において、異物排出路とリジェクト排出路とを連通する粕処理室を有し、粕処理室内にスクリーンと、スクリーンに沿って回転する離解用攪拌翼とスクリーンで区画される回収室と、洗浄水供給路と粕排出路とを備えた製紙用分離装置が提案されている。
特開2008−80679公報 特開平5−59681号公報
しかし、特許文献2の「製紙用分離装置」は、筒状のスクリーン内に、撹拌ブレードをスクリーンの筒軸周りに回転自在に設け、その撹拌ブレードを回転させることにより、スクリーン内に投入された、廃棄プラスチックに付着した異物を分離する構成である。そこで、処理作業が進むに従い、このスクリーンに繊維類が目詰まり、一旦目詰まりすると繊維類の分離効率が極端に低下しやすいという問題を有していた。
また、このようにスクリーンに土砂、食物、汚れ又は繊維等が目詰まりすると、撹拌ブレードを停止させ、このスクリーンに詰まった土砂、食物、汚れ又は繊維等をブラシ等で除去する必要がある。しかし、円筒状のスクリーンの全周囲を、ブラシを用いて目詰まりを除去する作業は大変煩雑な作業になるという問題を有していた。
更に、ビニールシートのような広い面積を有するプラスチックシートは、分離装置の撹拌ブレード、刃等の機構部分に絡まり、その分離効率の低下を招く原因になりやすかった。
本発明の発明者は、汚れ、土砂、食物、包装紙、新聞紙、紐、布又は繊維等の残滓類が含まれている廃棄プラスチック類、又は油脂類、汚れが付着している廃棄プラスチック類は細かく切断してから洗浄することにより、その洗浄効率を高めることに着目した。更に、廃棄プラスチック類を切断した後ではその再資源化を容易に実施できることに着目した。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、撹拌ブレードを回転させることで、廃プラスチック類を細かく切断し、それに付着又は含まれている汚れ、残滓類を効率良く洗浄除去することができる廃プラスチック類の切断洗浄装置を提供することにある。
本発明の廃プラスチック類の切断洗浄装置は、残滓類が付着した廃プラスチック類が投入される供給口(7)と、残滓類が分離排出される残滓用排出口(25)と、処理後の廃プラスチック類が排出されるプラスチック用排出口(12)とが設けられた装置本体(1)と、前記装置本体(1)内に設けられ、前記供給口(7)に連続する開口部を一部に有する円筒部(6)と、前記装置本体(1)内に設けられ、前記円筒部(6)に隣接し周壁に複数の排出孔(13)が開けられた回転駆動される円筒形状の回転スクリーン(5)と、前記円筒部(6)及び前記回転スクリーン(5)内において、該回転スクリーン(5)と逆向きに回転駆動される回転軸(4)の周囲に放射状に設けられた複数本の撹拌ブレード(2)と、前記円筒部(6)の周壁に、前記回転軸(4)へ刃先部(8)を向けて取り付けられた細断用カッタ(9)と、前記円筒部(6)内において、残滓類が付着した廃プラスチック類を洗浄するために洗浄水を散布する洗浄水供給装置の噴射口(3)と、を備え、前記円筒部(6)内において、前記噴射口(3)からの洗浄水と混ぜ合わされると共に前記撹拌ブレード(2)と前記細断用カッタ(9)を用いて切断された残滓類が付着した廃プラスチック類を、前記回転スクリーン(5)内において、該撹拌ブレード(2)を回転させると同時に該回転スクリーン(5)も逆向きに回転させることにより、残滓類と廃プラスチック類とに分離して、該残滓類は前記洗浄水と共に該回転スクリーン(5)の排出孔(13)から、該廃プラスチック類は前記プラスチック用排出口(12)からそれぞれ排出させ、前記回転スクリーン(5)を回転させた際の遠心力により、残滓類を含んだ洗浄水を前記排出孔(13)から効率的に排出させると共に飛散させて、残滓類による該排出孔(13)の目詰まりを防止するように構成した、ことを特徴とする。
例えば、前記回転スクリーン(5)の外周面に、該回転スクリーン(5)の排出孔(13)の目詰まりを防ぐスクレーパ(18)を配置することができる。
前記供給口(7)に投入される廃プラスチック類、残滓類の種類、大きさ、供給量に応じて、円筒部(6)の周壁に取り付けらる細断用カッタ(9)の刃先部(8)の突出量を調節する調節ネジ(10)を設け、前記撹拌ブレード(2)の先端刃部(11)との間隔を調節し得るように構成する、ことが好ましい。
前記供給口(7)に投入される廃プラスチック類、残滓類の種類、大きさ、供給量に応じて、前記回転スクリーン(5)の内壁面と前記撹拌ブレード(2)の先端との間隔(D1)を調節するために、該撹拌ブレード(2)先端に設けられた先端刃部(11)の突出長さが調整可能に設ける、ことが好ましい。
前記洗浄水供給装置は、前記回転軸(4)の内部に給水管(23)を内装し、該回転軸(4)の周面に開けた噴射孔(24)から洗浄水を供給し得るように構成することができる。
本発明の構成では、供給口(7)に投入された廃プラスチック類について、細断用カッタ(9)と撹拌ブレード(2)とにより、細かく切断してから洗浄するので、洗浄効率の向上を図ることができる。
供給口(7)に投入される廃プラスチック類、残滓類の種類、大きさ、供給量に応じて、この撹拌ブレード(2)の先端と細断用カッタ(9)との間隔を調節することができる。
切断洗浄装置に回転スクリーン(5)を備えた構成では、切断洗浄装置の回転スクリーン(5)内において撹拌ブレード(2)を回転させ、この回転スクリーン(5)内に投入された、残滓類が付着している廃プラスチック類から残滓類を分離できる。この切断洗浄装置は回転スクリーン(5)撹拌ブレード(2)の回転向きと逆に回転させているので、廃プラスチック類に絡みついた残滓類を容易に分離することができる。洗浄水供給装置の噴射口(3)から水が散布され、残滓類も除去され廃プラスチック類が洗浄される。特に、廃プラスチック類は撹拌ブレード(2)と細断用カッタ(9)により細かく切断されているので、洗浄処理が不十分になることを防止することができる。
また、細断用カッタ(9)と撹拌ブレード(2)とにより、シート状の廃プラスチック類の場合は、細かく切断してから洗浄し、残滓類と分離できる。シート状の廃プラスチック類が撹拌ブレード(2)や回転軸(4)に絡み付きづらくなり、従来のように切断洗浄装置の処理効率の向上を図ることができる。
回転スクリーン(5)の外周面に配置したスクレーパ(18)は、排出孔(13)の目詰まりを除去することができる。例えば、回転スクリーン(5)の回転遠心力だけでは、弾き飛ばせない残滓類を排出孔(13)から確実に掻きだすことができる。回転スクリーン(5)の分離機能の低下を防止できる。
回転軸(4)の内部に給水管(23)を内装し、回転軸(4)の周面に開けた噴射孔(24)から洗浄水を供給し得るように構成した洗浄水供給装置では、洗浄水を廃プラスチック類、残滓類に強く散布することができ、洗浄作用と共に分離作用も高めることができる。
回転軸(4)にインペラ(17)を設けたものでは、その装置本体(1)におけるプラスチック用排出口(12)側において、処理後の廃プラスチック類を容易に排出することができる。バキュームすることなく廃プラスチック類を排出できる。
装置本体(1)の上部に設けられたプラスチック用排出口(12)に、切断された廃プラスチック類を吸引排出するエアダクトが連結することができる。
実施例1の廃プラスチック類の切断洗浄装置の部分側断面図である。 実施例1の廃プラスチック類の切断洗浄装置を示す部分平面図である。 実施例2の切断洗浄装置に残滓類の分離機能を組み合わせた装置を示す説明正断面図である。 実施例2の切断洗浄装置の側断面図である。 実施例2の撹拌ブレードの部分拡大図である。 実施例2の切断洗浄装置の平面図である。 スクレーパを示し、(a)は拡大平面図、(b)は拡大側面図である。 スクレーパの変形例を示す拡大側面図である。 洗浄水供給装置の変形例を示す説明正断面図である。
本発明の廃プラスチック類の切断洗浄装置は、円筒部内において、回転駆動される回転軸の周囲に放射状に設けられた複数本の撹拌ブレードと、この円筒部の周壁に、この回転軸へ刃先部を向けて取り付けられた細断用カッタとを備え、撹拌ブレードと細断用カッタにより、投入された廃プラスチック類を細かく切断して洗浄する装置である。
[切断洗浄装置の構成]
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は実施例1の廃プラスチック類の切断洗浄装置の部分側断面図である。図2は実施例1の廃プラスチック類の切断洗浄装置を示す部分平面図である。
実施例1の廃プラスチック類の切断洗浄装置は、装置本体1と、この装置本体1内で回転する撹拌ブレード2と、廃プラスチック類に洗浄水を散布する洗浄水供給装置の噴射口3とを備えた装置である。撹拌ブレード2は装置本体1において回転軸4に取り付けられている。装置本体1は、例えば略直方体形状を有する筺体であり、切断洗浄処理後の廃プラスチック類、土砂、残滓類、洗浄水の飛散を防止する側板と天板とから成る。また、撹拌ブレード2の回転軸4と後述する回転スクリーン5をそれぞれ回転駆動させるモータ等の駆動源を装置する。
[細断用カッタ]
装置本体1には、一部に開口部を有する円筒部6を形成し、この円筒部6の開口部に、廃プラスチック類を投入する供給口7が連続して形成されている。この円筒部6の周壁において、回転軸4へ刃先部8を向けて細断用カッタ9が数箇所に取り付けられている。なお、図示例では円筒部6の周壁に3枚の細断用カッタ9を取り付けた状態を示しているが、この取付け数に限定されない。また、個々の細断用カッタ9の形状も図示したものに限定されない。更に、洗浄水供給装置の噴射口3を円筒部6の周壁に設けた例を示しているが、供給口7又はこれら以外の場所に設けることも可能である。
[細断用カッタの調節ネジ]
この細断用カッタ9には、この刃先部8の突出量を調節する調節ネジ10が設けられている。各細断用カッタ9の刃先部8と、回転する撹拌ブレード2の先端刃部11との間で間隔を調節して、ペットボトル、プラスチック容器、シート状のプラスチック類の大きさを可変して切断することができる。
[撹拌ブレード]
撹拌ブレード2は、装置本体1内において回転駆動される回転軸4に、その周囲に放射状に取り付けられたものである。撹拌ブレード2は、円筒部6内において回転させ、この円筒部6内に投入された廃プラスチック類を細かく切断する機能を有する。回転する撹拌ブレード2の先端刃部11と、各細断用カッタ9の刃先部8との間で、ペットボトル、プラスチック容器を細かく切断する。更には、ビニールシートのような広い面積を有するシート状のプラスチック類を細かく切断する。広い面積を有するシート状のプラスチック類は、撹拌ブレード2や回転軸4に絡み付きやすいからである。
撹拌ブレード2は、図2に示すように、撹拌ブレード2の先端刃部11の長辺が、回転軸4の長手方向に対して所定の角度(α)に傾斜させて取り付けられているので、細かく切断したプラスチック類を隣接する撹拌ブレード2の列に容易に移動させることができる。図示例では、細かく切断したプラスチック類を図示の右から左方向へ移動させるようになる。
各撹拌ブレード2は、図1の拡大図に示すように、その先端に設けられた先端刃部11の突出長さが調整可能に設けられている。例えば、撹拌ブレード2に開けた長孔に先端刃部11をボルト止めする。これにより、処理する廃プラスチック類、残滓類の種類、大きさ、供給量に応じて、細断用カッタ9の刃先部8と撹拌ブレード2の先端(先端刃部11)との間隔を調節することができる。この先端刃部11は、摩耗したときは交換することができる。
[実施例2の切断洗浄装置の全体構成]
図3は実施例2の切断洗浄装置に残滓類の分離機能を組み合わせた装置を示す説明正断面図である。図4は実施例2の切断洗浄装置の側断面図である。図5は撹拌ブレードの部分拡大図である。図6は実施例2の切断洗浄装置の天板を外した状態を示す平面図である。なお、実施例1と同様な構成は同じ符号を用いて詳細な説明を省略する。
実施例2の廃プラスチック類の切断洗浄装置は、廃プラスチック類と残滓類とを分離する機能を有する回転スクリーン5を更に備えた装置である。実施例2の廃プラスチック類の切断洗浄装置は、装置本体1内で回転する回転スクリーン5と、この回転スクリーン5内で回転する撹拌ブレード2と、廃プラスチック類と残滓類に洗浄水を散布する洗浄水供給装置の噴射口3とを備えた装置である。
装置本体1は、図3の説明正断面図に示すように、その一端の上部に、供給口7を設けている。この供給口7から、残滓類が付着した廃プラスチック類が投入される。その装置本体1の他端の下部にプラスチック用排出口12を設けた。このプラスチック用排出口12から処理後の廃プラスチック類が分離排出される。なお、供給口7とプラスチック用排出口12とは、撹拌ブレード2の回転軸4の一端と他端との位置関係を維持するものであれば、必ずしもプラスチック用排出口12は、装置本体1下部に配置する必要はない。処理後の廃プラスチック類を上方へ排出するときは、装置本体1の上部にプラスチック用排出口12を設けることができる。
円筒形状の回転スクリーン5内において、回転軸4に取り付けられた撹拌ブレード2が回転するようになっている。この撹拌ブレード2は実施例1の撹拌ブレード2と同じ構成のものである。回転スクリーン5は、図3の正断面図、図4の側断面図及び図6の平面図に示すように、前記円筒部(6)に隣接する円筒形状の金属筒からなり、その周壁には細断用カッタ9と撹拌ブレード2で細かく切断された廃プラスチック類は通過できない程度の内径を有する複数の排出孔13を金属筒に開けられたスクリーンである。例えば外径が約800mm、長さが約1700mm程度の大きさである。各排出孔13は廃プラスチック類から分離した土砂、食物、紙、布又は繊維等の残滓類を容易に通過させることができる程度の内径は必要である。隣接する排出孔13の間隔は等間隔でも、不均一の何れでもよい。
また、回転スクリーン5に開けた複数の排出孔13は、金属筒の全面に開ける必要はない。後述する撹拌ブレード2の列が回転する範囲のみでも良い。特に、撹拌ブレード2の回転により、廃プラスチック類に絡みついた土砂、食物、紙、布又は繊維等の残滓類を容易に分離し、この残滓類を回転スクリーン5の排出孔13から排出させるからである。
回転スクリーン5は、図3に示すように、金属筒の一端の周囲に設けた回転輪14を、駆動モータ15により回転させる。例えばこの駆動モータ15の先端に設けた回転板16でこの回転輪14を回転させ、回転スクリーン5を回転させる。この回転スクリーン5の回転駆動手段はこのような構成に限定されず、回転スクリーン5の金属筒を、チェーン、ベルト、ギヤ等の動力伝達手段を用いることができる。
図4の側断面図に示すように、装置本体1の下部は広く開放された状態の残滓用排出口25になっている。この残滓用排出口25から処理後の残滓類が排出される。これは回転スクリーン5の排出孔13が広範囲に設けられているからである。
撹拌ブレード2は、装置本体1内において回転駆動される回転軸4に、その周囲に放射状に設けられたものである。撹拌ブレード2は、回転スクリーン5内において回転させ、この回転スクリーン5内に投入された廃プラスチック類から、これに付着している残滓類を分離する機能を有する。このとき、廃プラスチック類は回転スクリーン5の側方のプラスチック用排出口12へ移動しながらこの残滓類は回転スクリーン5の周囲の複数の排出孔13から排出される。特に、この切断洗浄装置は、図4の矢印に示すように、回転スクリーン5は撹拌ブレード2の回転向きと逆に回転させているので、廃プラスチック類に絡みついた残滓類を容易に分離することができる。
各撹拌ブレード2は、図5の部分拡大図に示すように、その先端に設けられた先端刃部11の突出長さが調整可能に設けられている。例えば、撹拌ブレード2に開けた長孔に先端刃部11をボルト止めする。これにより、処理する廃プラスチック類、残滓類の種類、大きさ、供給量に応じて、回転スクリーン5の内壁面と撹拌ブレード2の先端(先端刃部11)との間隔D1を調節することができる。この先端刃部11は、摩耗したときは交換することができる。また撹拌ブレード2が廃プラスチック類、残滓類と接することがない「空回り」を防止し、廃プラスチック類、残滓類との分離、土砂や残滓などの分離除去が不十分になることを防止することができる。
撹拌ブレード2と細断用カッタ9で、細かく切断された廃プラスチック類は、その後、回転スクリーン5内において回転する複数の撹拌ブレード2により、土砂、食物、紙、布又は繊維のような残滓類が付着している廃プラスチック類から残滓類が分離される。
図3に示す各撹拌ブレード2は、その撹拌ブレード2の先端刃部11の端縁が回転軸4の長手方向と同一方向になるように取り付けられている。しかし、この実施例2の切断洗浄装置についても、図2に示したように、撹拌ブレード2の先端刃部11を、その端縁が回転軸4の周囲に、回転軸4の長手方向に対して所定の角度(α)で傾斜させて取り付けることができる。実施例2の撹拌ブレード2でも、投入された廃プラスチック類から、これに付着している残滓類を分離すると共に、この傾斜させて取り付けられた撹拌ブレード2により廃プラスチック類は回転スクリーン5の側方へ容易に移動させることができる。
回転スクリーン5も回転しているので、排出孔13を通過した残滓類は、その回転による遠心力で飛散させることができ、回転スクリーン5の目詰まりを防止することができる。洗浄水供給装置の噴射口3から水が散布され、廃プラスチック類が洗浄される。
[インペラ]
回転軸4のプラスチック用排出口12側に、処理後の切断された廃プラスチック類を掻き出すインペラ17を設けている。このインペラ17は、その回転により、回転スクリーン5内を移動してきた廃プラスチック類をプラスチック用排出口12から容易に排出させる。なお、図示例では、回転軸4に2本構成の状態を示しているが、その構成はこの2本構成に限定されず、例えば4枚構成にすることができる。
なお、本発明の切断洗浄装置には、このインペラ17を必ず設ける必要はない。処理後の廃プラスチック類を吸引排出するエアダクト(図示していない)を設けたときは、このインペラ17は不要になる。例えば、装置本体1の上部に設けられたプラスチック用排出口12に、エアダクトを連結する構成にすることができる。
[スクレーパ]
図7はスクレーパを示し、(a)は拡大平面図、(b)は拡大側面図である。
回転スクリーン5の外周面に、排出孔13の目詰まりを除去するスクレーパ18を配置する。例えば、このスクレーパ18は、細長いゴム板19を支持する板材20で装置本体1側に、取付金具21を介して着脱自在に取り付けたものである。ゴム板19を支持する板材20には長孔22を開け、この長孔22に取付金具21からボルト・ナットで締結するので、微妙な位置調整が可能になる。
このスクレーパ18は、回転スクリーン5の排出孔13が開けられた部分に取り付ける。本発明では、スクレーパ18を回転スクリーン5の外周面に配置するだけで、排出孔13の目詰まりを除去することができる。回転スクリーン5が文字通り回転しているので、排出孔13の目詰まりを自動で除去できる。
このように、スクレーパ18は、回転スクリーン5の回転遠心力だけでは、弾き飛ばせない残滓類を排出孔13から確実に掻きだすことができる。回転スクリーン5の分離機能の低下を防止できる。
[センサ]
回転スクリーン5の目詰まりについては、図示していないが、センサを用いて自動検知することができる。例えば、光センサを用いて排出孔13の光の透過率の変化量を測定することで目詰まり度を判断することができる。この光センサはスクレーパ18のそばに取り付けることが好ましい。
[スクレーパの変形例]
図8はスクレーパの変形例を示す拡大側面図である。
スクレーパ18は、1枚のゴム板19の構成のものに限定されない。図示するように、スクレーパ18を2段に重ねた構成のものでもよい。このようにすると除去効果が高くなり、目詰まりを確実に防止することができる。また、スクレーパ18は、ゴム板19に代えて針金製又はたわし製の何れのものでも用いることができる。
[噴射孔を形成した回転軸]
図9は洗浄水供給装置の変形例を示す切断洗浄装置を示す説明正断面図である。
この変形例では、回転軸4の内部に給水管23を内装し、この回転軸4の周面に開けた噴射孔24から洗浄水を供給し得るように構成した。この洗浄水供給装置の変形例は、洗浄水を廃プラスチック類、残滓類に強く散布することができ、洗浄作用と共に分離作用も高めることができる。
なお、本発明は、撹拌ブレード2を回転させることで、廃プラスチック類を細かく切断し、それに付着又は含まれている汚れ、残滓類を効率良く洗浄除去することができれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明の廃プラスチック類の切断洗浄装置は、主にプラスチック容器、プラスチック製品又は温室栽培農業用ビニールシートを再資源化する際に利用できる。
1 装置本体
2 撹拌ブレード
3 噴射口(洗浄水供給装置)
4 回転軸
5 回転スクリーン
6 円筒部
7 供給口
8 刃先部(細断用カッタ)
9 細断用カッタ
10 調節ネジ
11 先端刃部(撹拌ブレード)
12 プラスチック用排出口
13 排出孔
23 給水管
24 噴射孔
25 残滓用排出口
D1 回転スクリーンと撹拌ブレード先端の間隔

Claims (6)

  1. 残滓類が付着した廃プラスチック類が投入される供給口(7)と、該供給口(7)に連続する開口部を一部に有する円筒部(6)と、
    前記円筒部(6)内において、回転駆動される回転軸(4)の周囲に放射状に設けられた複数本の撹拌ブレード(2)と、
    前記円筒部(6)の周壁に、前記回転軸(4)へ刃先部(8)を向けて取り付けられた細断用カッタ(9)と、
    廃プラスチック類を洗浄するために水を散布する洗浄水供給装置の噴射口(3)と、を備え、
    前記撹拌ブレード(2)と前記細断用カッタ(9)により、廃プラスチック類を切断すると共に洗浄するように構成した、ことを特徴とする廃プラスチック類の切断洗浄装置。
  2. 廃プラスチック類を細かく切断して洗浄する廃プラスチック類の切断洗浄装置であって、
    残滓類が付着した廃プラスチック類が投入される供給口(7)と、処理後の廃プラスチック類が排出されるプラスチック用排出口(12)と残滓類が分離排出される残滓用排出口(25)とが設けられた装置本体(1)と、
    前記装置本体(1)内において、回転駆動される回転軸(4)の周囲に放射状に設けられた複数本の撹拌ブレード(2)と、
    前記装置本体(1)内に設けられた、前記供給口(7)に連続する開口部を一部に有する円筒部(6)と、
    前記円筒部(6)の周壁に、前記回転軸(4)へ刃先部(8)を向けて取り付けられた細断用カッタ(9)と、
    廃プラスチック類を洗浄するために水を散布する洗浄水供給装置の噴射口(3)と、を備え、
    前記撹拌ブレード(2)と前記細断用カッタ(9)とにより、廃プラスチック類を切断すると共に洗浄するように構成した、ことを特徴とする廃プラスチック類の切断洗浄装置。
  3. 前記供給口(7)に投入される廃プラスチック類、残滓類の種類、大きさ、供給量に応じて、前記円筒部(6)の周壁に取り付けらる細断用カッタ(9)の刃先部(8)の突出量を調節する調節ネジ(10)を設け、前記撹拌ブレード(2)の先端刃部(11)との間隔を調節し得るように構成した、ことを特徴とする請求項1又は2の廃プラスチック類の切断洗浄装置。
  4. 前記装置本体(1)内で回転駆動される、複数の排出孔(13)を開けた円筒形状の回転スクリーン(5)と、
    前記回転スクリーン(5)内において回転駆動される前記回転軸(4)の周囲に放射状に設けられた複数本の撹拌ブレード(2)を、更に備え、
    回転する前記回転スクリーン(5)内において、前記撹拌ブレード(2)を該回転スクリーン(5)の回転方向とは逆向きに回転させることにより、切断された廃プラスチック類から残滓類とを分離し、この廃プラスチック類は該回転スクリーン(5)の側方へ排出し、この残滓類は該回転スクリーン(5)の排出孔(13)から排出するように構成した、ことを特徴とする請求項2又は3の廃プラスチック類の切断洗浄装置。
  5. 前記供給口(7)に投入される廃プラスチック類、残滓類の種類、大きさ、供給量に応じて、該回転スクリーン(5)の内壁面と前記撹拌ブレード(2)の先端との間隔(D1)を調節するために、該撹拌ブレード(2)先端に設けられた先端刃部(11)の突出長さが調整可能に設けられている、ことを特徴とする請求項4の廃プラスチック類の切断洗浄装置。
  6. 前記洗浄水供給装置は、前記回転軸(4)の内部に給水管(23)を内装し、該回転軸(4)の周面に開けた噴射孔(24)から洗浄水を供給し得るように構成した、ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5の廃プラスチック類の切断洗浄装置。
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