JP4274551B2 - 樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置 - Google Patents

樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置 Download PDF

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Description

本発明は、ごみ袋やビニールハウスの壁材或いは畑等の土壌の表面の被覆に使用され、こぼれた飲料或いは土壌等の異物により汚染された樹脂製シート又は樹脂製包装材を洗浄する樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置に関するものである。
従来、包装材によって包装された被処理物を、包装材と被処理物とに分別する分別処理装置(以下、処理装置と言う。)が提案され(特許文献1参照)、或いは実施されている。この特許文献1に開示された処理装置は、包装食品の包装材と食品との分別処理するために使用されるものであり、包装食品を包装材と食品に分別処理を行う処理槽と、この処理槽内に配設され駆動手段により回転駆動する回転軸と、この回転軸に基端が固定され先端は上記処理槽の内周面側に位置する複数の回転羽根と、食品が排出される排出口及び包装材が排出される排出路と、を備えている。そして、この処理装置の処理槽内に包装食品を投入することにより、該食品は、上記回転羽根(及びこの回転羽根の先端に取り付けられた破砕刃)と当接乃至は衝突して破砕され、包装材は、上記排出路から排出され、食品は上記排出口から排出される。また、この特許文献1に開示された処理装置では、処理槽内に処理水を噴霧する構成となっており、この処理水によって、分別された包装材には食品が付着していない状態で排出することができる。
ところで、近年では、多量の樹脂製シート又は樹脂製包装材(以下、樹脂製シート等と言う。)が使用されており、これらの樹脂製シート等が産業廃棄物として廃棄される量も膨大なものとなっているのが実情である。例えば、ゴミ袋やビニールハウスの壁材、或いは、農家で使用される園芸用のシートは、毎年多量に廃棄され、これらは焼却処分されているのが実情であるが、一方において、資源として再利用されることが望まれている。しかしながら、これらの樹脂製シート等は、腐食した飲料水や土壌,塵埃等の異物が付着し、且つそれらから悪臭が放たれている場合が多い。そこで、こうした異物により汚染された樹脂シート等を、上記特許文献1に開示された処理装置を用いて洗浄する方法が考えられる。
特願2002−131607号
しかしながら、上記樹脂製シート等は上記処理装置を構成する処理槽の長さよりも長尺なものが多く、上記回転軸に絡まり、駆動手段に高い負荷をかけ、処理装置が頻繁に停止し、或いは、処理装置が故障する場合が多い。
そこで、本発明は、上述した従来の処理装置が有する課題を解決するために提案されたものであって、樹脂製シート等が回転軸に絡まることを有効に防ぐ樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、異物により汚染された樹脂製シート又は樹脂製包装材が投入される投入口と、該投入口から投入された樹脂製シート又は樹脂製包装材が滑る傾斜板と、を有するホッパーと、水平方向に長さを有するように配設され、一端側には上記ホッパーと連通した開口が形成されてなるとともに、内部において上記汚染された樹脂製シート又は樹脂製包装材を洗浄する円筒状の処理槽と、上記処理槽内に配設され、駆動装置により回転動作する回転軸と、基端が上記回転軸に固定され、先端が上記処理槽の内周面側に位置するとともに、該処理槽の長さ方向と同じ方向に長さを有する複数の回転羽根と、上記処理槽内に洗浄液を噴射する噴射口と、上記処理槽に形成され、上記異物が洗浄液とともに排出される排出口と、上記処理槽の他端側に形成され、洗浄後の樹脂製シート又は樹脂製包装材が排出される排出路と、を備え、上記複数の回転羽根の他端側には、上記処理槽の内径と略同じ外径となされた円板が取り付けられてなることを特徴とするものである。
この第1の発明では、ホッパーに形成された投入口から投入された樹脂製シート等は、該ホッパーを構成する傾斜板上を滑って処理槽内に入り、この処理槽内では、回転羽根により切断されるとともに、洗浄液により洗浄される。そして、上記洗浄液は、上記樹脂製シート等に付着した異物とともに、排出口から排出され、洗浄された樹脂製シート等は、上記排出路から排出される。このとき、樹脂製シート等に比較的大きな異物が付着していたり、或いは樹脂製シート等と共に異物が投入された場合であっても、該異物は破砕され、上記排出口から洗浄液とともに排出される。そして、この発明では、上記回転軸の他端側には、前記処理槽の内径と略同じ外径となされた円板が取り付けられていることが必要となる。
また、第の発明(請求項記載の発明)は、上記第1の発明において、前記回転軸の中途部であって前記回転羽根の固定位置よりも該回転軸の一端側には、該回転軸を回転自在に保持する軸受を保護する軸受保護板が遊嵌されてなることを特徴とするものである。
また、第の発明(請求項記載の発明)は、上記第1又は第2の発明の何れかの発明において、前記回転羽根の一端部には、破砕刃が着脱可能に固定されてなるとともに、この破砕刃は、処理槽の開口に近接する方向及びその逆方向に固定位置が調節可能とされてなることを特徴とするものである。
また、第の発明(請求項記載の発明)は、上記第1,第2又は第3の発明の何れかの発明において、前記処理槽の他端側又は前記排出路には、樹脂製シート又は樹脂製包装材に付着した洗浄液を該処理槽内から排出する排出孔が形成されてなることを特徴とするものである。
また、第の発明(請求項記載の発明)は、上記第1,第2,第3又は第4の何れかの発明において、前記処理槽の内周面には、該処理槽内の樹脂製シート又は樹脂製包装材を排出路側へ誘導する複数のガイドリブが着脱可能に固定されてなるとともに、これらのガイドリブの全部又は一部の内周端は、切断刃とされてなることを特徴とするものである。
また、第の発明(請求項記載の発明)は、上記第の発明において、前記ガイドリブの全部又は一部には、該処理槽の内周面に滞留した洗浄液を該処理槽の他端側に流通させる一又は複数の切欠き部が形成されてなることを特徴とするものである。
第1の発明(請求項1記載の発明)では、回転軸の他端側には、前記処理槽の内径と略同じ外径となされた円板が取り付けられてなることから、円板を跨いで樹脂製シート等が回転軸の他端側に移動し、該回転軸の他端側に絡み付く危険性を有効に防止することができる。
の発明(請求項記載の発明)では、回転軸の中途部であって前記回転羽根の固定位置よりも該回転軸の一端側には、該回転軸を回転自在に保持する軸受を保護する軸受保護板が遊嵌されてなることから、たとえ樹脂製シート等が上記傾斜板と回転羽根との僅かな間隙から侵入し、回転軸に絡み付いた場合であっても、絡みついた樹脂製シート等が、軸受保護板を跨いで軸受を圧迫することがなく、駆動手段に高い負荷をかけ、処理装置が頻繁に停止し、或いは、処理装置が故障することを防止することができる。特に、この発明を構成する上記軸受保護板は、回転軸に固定されているのではなく、遊嵌しており、回転軸の回転速度で回転するものではないことから、軸受保護板と回転羽根の取付位置との間に樹脂製シート等が絡み付いた場合であっても、回転速度の異なる軸受保護板まで絡み付いてしまうことを防止することができる。
の発明(請求項記載の発明)では、回転羽根の処理槽の一端部に破砕刃が着脱可能に固定されてなることから、長期間の使用によって該破砕刃が磨耗した場合には、各回転羽根全体を交換する必要がなく、該磨耗した破砕刃のみを交換することができ、メンテナンスが極めて簡単なものとなる。また、上記破砕刃は、処理槽の開口に近接する方向及びその逆方向に固定位置が調節可能とされてなることから、上記傾斜板と回転羽根回転との間隙の設定作業は、回転羽根全体を取り外して調整する必要はなく、単に、この破砕刃を調節することのみで簡単に行うことができる。
の発明(請求項記載の発明)では、処理槽の他端側及び/又は前記排出路には、樹脂製シート又は樹脂製包装材に付着した洗浄液を該処理槽内から排出する排出孔が形成されてなることから、回転羽根の回転動作による遠心力により、洗浄された樹脂製シート等に付着した洗浄液をより効果的に分離(乾燥)することができ、洗浄された樹脂製シート等を、よりリサイクルに適した状態で排出路から排出させることができる。
の発明(請求項記載の発明)では、ガイドリブが着脱可能に取り付けられていることから、磨耗や折曲したガイドリブを用意に交換することができる。また、これらのガイドリブの全部又は一部の内周端は、切断刃とされてなることから、処理槽内に投入された樹脂製シート等が長尺な場合であっても、より確実に該樹脂製シート等を切断することができ、さらに一層回転軸に樹脂製シート等が絡み付く危険性を防止することができる。
の発明(請求項記載の発明)では、前記ガイドリブの全部又は一部には、該処理槽の内周面に滞留した洗浄液を該処理槽の他端側に流通させる一又は複数の切欠き部が形成されてなることから、処理槽の内周面上に付着する洗浄液を処理槽外に取り出すことができ、洗浄された樹脂製シート等に付着した洗浄液をより効果的に分離(乾燥)することができ、洗浄された樹脂製シート等を、更にリサイクルに適した状態で排出路から排出させることができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置(以下、洗浄装置と言う。)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施の形態に係る洗浄装置1は、図1に示すように、下部には、4つのキャスター2を備え、略直方体状に成形された筐体3を外側に備えてなるものであり、この筐体3の正面の中央よりもやや左側には、正面カバー4が着脱可能に配設され、この正面カバー4の右側には、図示しない蝶番を介して開閉可能な正面側開閉扉5が設けられている。そして、この正面側開閉扉5の左端側には、開閉操作する際に使用者により把持される把手6が固定され、正面右側には、排出管部7が形成されている。なお、この排出管部7は、上記筐体3内に配設された後述する処理槽31の排出路69に連通するものであり、図2に示すように、上面には、上記処理槽31内部で分別された樹脂製シート等の排出状況をこの排出管部7の上方から確認することができるように透明樹脂からなる透明板8が配設され、先端側下面には、下方に向いた排出口7aが形成されている。また、図1に示すように、この正面側開閉扉5の下方には、長方形状の切欠き5aが形成されている。この切欠き5aは、後述する処理槽31の下方に配設されたトレー54が出し入れされる部位である。なお、上記正面側開閉扉5の反対側には、この正面側開閉扉5と同じ大きさとなされた背面側開閉扉が配設されている。この背面側開閉扉は図中では省略するが、把手が固定され、この把手を把持しながら蝶番を介して開閉可能とされ、また、この背面側開閉扉の側方には、図3に示すように、上記正面カバー4に対向してなる背面カバー9が着脱可能に配設されている。
また、図5に示すように、この洗浄装置1の左側上部には、分別処理される図示しない異物により汚染された樹脂製シート等が投入される投入口11が形成されている。この投入口11は、下方に向けて開放され、上記筐体3の上面よりもやや高い位置に設置される蓋部材13の上面に形成されてなるものである。また、上記筐体3の左側板3aであって、上記投入口11のやや下方には、図5に示すように、左開閉扉14が形成され、この左開閉扉14内には、制御盤15やスイッチ類16が配設されている。また、上記左開閉扉14の近傍には、上記制御盤15等に電気的に接続され、この洗浄装置1の駆動を開始する始動スイッチ17及び停止スイッチ18が設けられている。
また、上記正面カバー4と背面カバー9との間には、図4に示すように、駆動モータ21が載置台22上に固定されている。この駆動モータ21は、本発明を構成する駆動手段であり、上記制御盤15に電気的に接続されている。また、この駆動モータ21の上方には、上記投入口11が左側に形成されたホッパー23が形成されている。このホッパー23は、上方は開放されて上記投入口11の下方に位置するものであり、上記正面カバー4と対向する図示しない正面側板部と、上記背面カバー9と対向する図示しない背面側板部と、底板部23aと、上記左側板3aに対向してなる仕切り板24とから構成されている。そして、上記底板部23aは、上記投入口11を形成する要素となされ前方にかけて徐々に低くなるように傾斜してなる第1の傾斜底板部23bと、この第1の傾斜底板部23bの前方から垂下してなる垂下板部23cと、この垂下板部23cの下端から前方側にかけて徐々に低くなるように傾斜してなる第2の傾斜底板部23dとから構成されている。なお、この第2の傾斜底板部23dの下端には、後述する回転軸カバー76が固定されている。
また、図4及び図6に示すように、上記筐体3内であって、上記正面側開閉扉5と図示しない背面側開閉扉との間には、本発明を構成する処理槽31が配設されている。この処理槽31は、上方が開放されてなる処理槽本体32と、この処理槽本体32に図3に示す蝶番41を介して開閉自在に連結され、該処理槽本体32の上方を閉塞する蓋体33とを備えてなるものであり、処理槽本体32と蓋体33を合わせた全体形状は、水平方向に長さを有する円筒状に成形されている。上記処理槽本体32は、半円筒状に成形された底板部32a(図7及び図8参照)と、左側(投入口11側)に形成され半円状に成形された左側半円板部32b(図6,図10及び図11参照)と、この左側半円板部32bに対向してなる第1の右側半円板部32c(図10及び図11参照)と、から構成されている。また、上記蓋体33は、半円筒状に成形された天板部33a(図7及び図8参照)と、閉塞されることにより上記処理槽本体32を構成する第1の右側半円板部32cと同一平面上に位置する第2の右側半円板部33b(それぞれ図10又は図11参照)と、この右側半円板部33bより左側にこの蓋体33の左右長さの約五分の一の幅に渡って形成された排出路69と、後述する本体側洗浄液ダクト34と対応し、この排出路69左端より左側にこの蓋体33の左右長さの約五分の一程度の幅に渡って形成された蓋側洗浄液ダクト35と、から構成されている。なお、図4に示すように、上記仕切り板24の下方には、上記蓋体33の内径寸法に対応した内径を有する半円状の開口部25が形成され、この開口部25の周囲には、上記蓋体33が処理槽本体32を閉塞した状態において処理槽31内に僅かに突出した円弧状の突出片25aが形成されている。したがって、上記投入口11から投入された樹脂製シート等は、自重により上記ホッパー23内を通過し、上記仕切り板24に形成された開口部25を通って上記処理槽31内に充填される。
なお、上記処理槽本体32は、正面側においては、図4及び図6乃至図8に示すように、正面側水平板部36aが上端に折曲形成された正面側垂直固定板36により支持固定され、背面側においては、図3,図7及び図8に示すように、背面側水平板部37aが上端に折曲形成された背面側垂直固定板37により支持固定されている。なお、この正面側垂直固定板36の正面側には、上記蓋側洗浄液ダクト35と対応する角管状の本体側洗浄液ダクト34が形成されており、また、正面側水平板部36aには、図6に示すように、本体側洗浄液ダクト34と連通する開口36bが形成されている。一方、上記蓋体33の正面には、図6に示すように、上記正面側水平板部36aと同じ長さ幅に成形され該正面側水平板部36a上に載置される蓋側水平板部38aと、この蓋側水平板部38aの基端から略直角に折曲され上記蓋体33の正面に固定されてなる固定板部38bと、上記蓋側水平板部38aの先端から下方に折曲されてなりこの蓋体33を開閉操作する際の把手39が溶接されてなる垂下板部38cとから構成され、側面形状がクランク状に成形された把手固定部材38が溶接されている。そして、この把手固定部材38を構成する蓋側水平板部38aには、図6に示すように、蓋側洗浄液ダクト35と連通する開口38dが形成されており、上記蓋体33が処理槽本体32を閉塞した状態において、この開口38dは上記の開口36bと連通される構成となっている。なお、正面側水平板部36aの上面及び蓋側水平板部38aそれぞれの下面には、蓋体33が処理槽本体32を閉塞した状態において処理槽31内及び開口36b,38d内の洗浄液及び洗浄液が外部に漏れることを防ぐパッキンとして図示しない不織布が貼付されている。また、この把手固定部材38を構成する垂下板部38cの左右には、係止部(符号は省略する。)が固定され、上記正面側垂直固定板36には、この係止部に係止される係止片を有して上記蓋体33と処理槽本体32とをロックするロック用金具40が左右それぞれ配設されている。また、図3に示すように、上記背面側垂直固定板29の上端に形成された背面側水平板部37aの左右両側には、処理槽本体32と蓋体33とを回動可能に連結する蝶番41が固定されている。したがって、ロック用金具40によるロック状態を解除し、図4に示す状態から、作業者が上記把手39を把持しながら蓋体33を上方に持ち上げることにより、該蓋体33は、上記左右の蝶番41を介して回動し、こうした操作により処理槽本体32は、図6に示すように、開放される。また、上記ロック用金具40の左側のものの近傍には、リミットスイッチ40aが固定されている。このリミットスイッチ40aは、蓋体33が閉塞しているか否かを判別する検知手段であって、詳細は示さないが、上記制御板15と電気的に接続されており、危険防止の為に上記蓋体33の開放時に駆動モータ21が作動することを防ぎ、或いは、該駆動モータ21が作動中に上記蓋体33を開放した場合に該駆動モータ21を緊急停止するためのものである。
また、図4及び図6に示すように、上記把手固定部材38を構成する垂下板部38cの略中央には、パイプ支持金具42が固定され、このパイプ支持金具42上には、洗浄液が流通するパイプ43が配管されている。そして、このパイプ43は4つの端部に分岐しており、それぞれ上記蓋体33に形成された挿通孔(符号は省略する。)に挿通しており、該パイプ43の4つの端部それぞれには、図7又は図8に示すように、蓋体33の内側に臨む第1乃至第4の噴霧ノズル44,45,46,47が固定されている。これら第1乃至第4の噴霧ノズル44,45,46,47は、それぞれ処理槽31の左側(投入口11側)から右側に順に固定されている。そして、上記パイプ43の中途部であって上記第1乃至第4の噴霧ノズル44,45,46,47それぞれの近傍には、該第1乃至第4の噴霧ノズル44,45,46,47から噴霧される洗浄液の噴霧量を調節する調節用摘み48,49,50,51が形成されている。また、上記パイプ43には、該パイプ43に洗浄液を供給する給液ホース52の一端が固定され、この給液ホース52の他端側は、図6に示すように、上記仕切り板24に形成された貫通孔(符号は省略する。)に挿通されるとともに、図5に示すように、左側板3aに固定された給液金具53に接続されている。なお、この給液金具53は、図示しないホースを介して上水道や洗浄液のタンクと接続されるものであり、水量調節用のコック53aが形成されている。したがって、このコック53aを回動操作することにより、洗浄液は、図示しないホース及び図4に示す給液ホース52を介してパイプ43内に供給され、図7又は図8に示す第1乃至第4の噴霧ノズル44,45,46,47の何れか又は全てから処理槽31内に噴霧される。
また、上記処理槽本体32を構成する半円筒状に成形された底板部32aには、図9に示すように、多数の円形状の排出口32dが穿設されている。これらの排出口32dは、後述する第1乃至第4の回転羽根57,58,59,60の回転により破砕及び洗浄された異物と、上記第1乃至第4の噴霧ノズル44,45,46,47から噴霧された洗浄液とが排出される部位である。なお、上記処理槽本体32の下側には、図1に示すように、上記排出口32d及び本体側洗浄液ダクト34から排出された異物及び洗浄液が収容されるトレー54が配設されている。また、上記蓋体33の内周には、図6及び図11に示すように、第1乃至第6のガイドリブ61・・・66が取り付けられている。これら第1乃至第6のガイドリブ61・・・66は、後述する第1乃至第4の回転羽根57,58,59,60及び第1乃至第4の送風羽根86,87,88,89の回転によって投入口11より吸入される上記処理槽31内の空気が左側から右側にガイドされるように、図10に示すようにそれぞれの背面側端部よりも正面側端部が右側に位置してやや傾斜されている。なお、これら第1乃至第6のガイドリブ61・・・66の内、第1乃至第4のガイドリブ61・・・64は、蓋体33にそれぞれ5箇所でボルト61a・・・64aにより着脱可能に固定されており、第5及び第6のガイドリブ65,66は、蓋体33の後述する排出孔35aが形成された箇所に対して溶接により固定されている。そして、第1の噴霧ノズル44と第2の噴霧ノズル45の間に第1のガイドリブ61が位置しており、第2の噴霧ノズル45と第3の噴霧ノズル46の間に第2のガイドリブ62が位置しており、第3の噴霧ノズル46と第4の噴霧ノズル47の間に第3のガイドリブ63が位置しており、また、第4の噴霧ノズル47の右側に第4のガイドリブ64が位置している。また、第1乃至第4のガイドリブ61・・・64の蓋体33の内周面と対向する上端部には、図7に示すように、それぞれ小径の切欠き部61b・・・64bが形成されている。これは、第1乃至第4の回転羽根57,58,59,60の作用により蓋体33の内周面上であって各第1乃至第4のガイドリブ61・・・64間に滞留する洗浄液を、上記の処理槽31内の空気の流れによって右側に流通させ、後述する排出孔35a内に入れる為のものである。また、これら第1乃至第4のガイドリブ61・・・64の上記回転軸72と対向する内周端は、図7に示すように、のこぎりの刃状に凹凸が連続する切断刃61c・・・64cが形成されており、この処理槽31内の樹脂製シート等をより効果的により小さく破砕することができ、これによって上記回転軸72に樹脂製シート等が絡まる危険性をより効果的に防ぐことができる。
また、こうした第1乃至第6のガイドリブ61・・・66が取り付けられた上記蓋体33の右側には、処理槽31内において破砕及び洗浄された図示しない樹脂製シート等が排出される排出路69の基端が固定されている。この排出路69の基端は、図8に示すように、上記処理槽31と連通してなるものであり、先端は、正面側に突出しており、前記正面側開閉扉5が閉塞されることにより、図2に示すように、該正面側開閉扉5に形成された排出管部7の基端側に挿入されて連通されるように構成されている。なお、この排出路69の後方及び上方には、図11に示すように多数の円形状の排出孔69aが穿設されている。このため、この処理槽31内より排出される樹脂製シート等が空気の流れによって排出路69内を通る際に、これらの樹脂製シート等に付着した洗浄液がこれらの排出孔69aより筐体3内に効果的に分離(乾燥)することができ、排出される樹脂製シート等のよりリサイクルに適した状態に脱水をすることができる。同様に、蓋体33の内周面上であって、この蓋体33の外周に形成される蓋側洗浄液ダクト35に対応する箇所にも、多数の排出孔35aが形成されており、上記排出孔69aと同様に樹脂製シート等に付着した洗浄液を効果的に分離(乾燥)することができ、排出される樹脂製シート等のよりリサイクルに適した状態に脱水することができる。なお、この排出孔69aにより飛ばされた洗浄液は、蓋側洗浄液ダクト35内を通り、把手固定部材38の開口38d及び正面側垂直固定板36の開口36bを介して本体側洗浄液ダクト34を通り、トレー54内に収容される構成となっている。
そして、上述のように構成された処理槽31内には、図4に示すように、前記駆動モータ21の出力軸21aに連結部材71を介して連結された回転軸72が水平方向に配設されている。この回転軸72は、左側中途部が前記仕切板24の左側面に固定された一方の軸受73に回転自在に支持され、右側は、前記第1の右側半円板部32cに固定された他方の軸受74に回転自在に支持されている。そして、この回転軸72には、上記処理槽31内において、図4及び図7に示すように、回転駆動する第1乃至第4の回転羽根81・・・84が固定されてなるとともに、図8に示すように、第1乃至第4の送風羽根86・・・89が固定されている。なお、この回転軸72は、処理槽31の左端においては、図10に示すように、仕切板24に形成された開口部25の下端近傍に位置し、前記ホッパー23の第2の傾斜底板部23d下端よりも僅かに下方に位置している。また、この第2の傾斜底板部23dの下端には、回転軸カバー76が取り付けられている。この回転軸カバー76には、上端が回転軸72と略同じ径の半円状とされた図示しない溝部が形成されており、回転軸72の上方よりかぶさり、この回転軸カバー76の溝部内に回転軸72が位置するように第2の傾斜底板部23dの下端にボルト止めされている。なお、この回転軸カバー76の下端は、開口部25の下端よりも下方に位置し、左面は仕切板24と接し、右面は後述する第1乃至第4の一端側破砕刃111・・・114と1mm以下の間隙を介して近接するものとされている。したがって、このように第1乃至第4の一端側破砕刃111・・・114とホッパー23の第2の傾斜底板部23dの下端に取り付けられる回転軸カバー76との間隙を僅かなものとすることにより、処理槽31内に入った樹脂製シート等が長尺であって、先端側が後述する第1乃至第4の回転羽根81・・・84(及び第1乃至第4の先端側破砕刃91・・・94,第1乃至第4の一端側破砕刃111・・・114)の回転により細かく切断されず、或いは紐状に捩じられた場合であっても、該樹脂シート等の基端側は、第2の傾斜底板部23d上から第1乃至第4の回転羽根81・・・84方向に移動され、回転軸72に絡まることを有効に防止することができ、また、回転軸72の露出を小さくし、破砕された樹脂製シート等が回転軸72に絡まることを防ぎ、これら樹脂製シート等が、この間隙を介して回転軸72に沿って処理槽31よりも左方に動いて一方の軸受73内に入ることを有効に防ぐ。更に、回転軸72上であって、回転軸カバー76よりも左方且つ一方の軸受73の右方には、中央に図示しない開口を有する板材である軸受保護板77が遊嵌して位置している。この軸受保護板77は、回転軸カバー76と一方の軸受73との間に位置することから、たとえ樹脂製シート等が上記第2の傾斜底板部23d及び回転軸カバー76と第1乃至第4の一端側破砕刃111・・・114との僅かな間隙から侵入し、回転軸72に絡み付いた場合であっても、絡みついた樹脂製シート等が、軸受保護板77を跨いで一方の軸受73を圧迫することがない。また、この軸受保護板77の開口内に回転軸72が相通していながら該回転軸72に対して固定がされておらず、遊嵌していることから、該軸受保護板77に樹脂製シート等が絡まって負荷がかかることにより、軸受保護板77及び回転軸の回転の回転速度がそれぞれ異なるものとなり、軸受保護板77に樹脂製シート等が絡まりだした際にその絡まった状態を維持することができない。したがって、回転軸72に軸受保護板77を遊嵌することにより、一方の軸受73の内部に樹脂製シート等が絡みつくことを有効に防ぐことができる。
また、上記回転軸72に固定される上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84は、図7に示すように、上記回転軸72の回転方向に90度ずつ等間隔にそれぞれボルト(符号は省略する。)により固定されてなるものであり、本実施の形態においては、それぞれ回転軸72から先端までの長さ(幅)は同一とされており、図10に示すように、一端(仕切り板24側)及び他端(排出路69側)は、回転軸72と直交している。また、これら第1乃至第4の回転羽根81・・・84の先端(処理槽31の内周面側)には、図10に示すように、該第1乃至第4の回転羽根81・・・84の長さと略同じ長さに成形された細長い長方形状の先端側破砕刃91・・・94が、先端側固定板96・・・99を介してボルト(符号は省略する。)により着脱可能に固定されている。これらの先端側破砕刃91・・・94は、合成樹脂により成形されたものであり、上記ボルトが挿入され幅方向に長さを有する長孔91a・・・94aが、それぞれ一端側から他端側に亘って5つ並んで形成されており、先端が上記処理槽31の内周(底板部32a及び第1乃至第6のガイドリブ61・・・66)に近接した状態で固定されている。また、上記第1乃至第4の送風羽根86・・・89は、図8に示すように、それぞれ同一形状に成形されてなるものであり、上記回転軸72の他端側(排出路69側)にてボルト(符号は省略する。)により固定されている。なお、これら第1乃至第4の送風羽根86・・・89は、図10に示すように、上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84に同一平面状に並んでそれぞれ固定されている。そして、これら第1乃至第4の送風羽根86・・・89の先端には、先端が上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84の先端に固定された先端側破砕刃91・・・94先端よりも処理槽31の内周面に近接して固定された送風板101・・・104がボルト(符号は省略する。)により着脱可能に固定されている。そして、これらの送風板101・・・104には、上記ボルトが挿通される長孔101a・・・104aが2つ並んで形成され、それぞれ上記回転軸72方向から処理槽31の内周面側に突出する長さが調節可能とされている。
また、上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84の一端(仕切板24側)には、図10に示すように、該第1乃至第4の回転羽根81・・・84の幅と略同じ長さに成形された細長い長方形状の一端側破砕刃111・・・114が、一端側固定板116・・・119を介してボルト(符号は省略する。)により着脱可能に固定されている。これらの一端側破砕刃111・・・114は、合成樹脂により成形されたものであり、上記ボルトが挿入され幅方向に長さを有する長孔111a・・・114aが、それぞれ回転軸72側から先端側に亘って2つ並んで形成されている。そして、これら一端側破砕刃111・・・114の一端側先端は、開口部25により処理槽31内と連通する上記ホッパー23の第2の傾斜底板部23dの下端に近接しており、また、これら第1乃至第4の回転羽根81・・・84及び一端側破砕刃111・・・114の何れか一つが水平状態となるときに、該一端側破砕刃111・・・114の何れか一つが、上記ホッパー23の第2の傾斜底板部23dの下端と僅かな間隙を介して近接する構成となっている。すなわち、この図7及び図10に示す実施の形態では、第4の回転羽根84及び一端側破砕刃114の先端が第2の傾斜底板部23dの下端と近接する構成となるとともに、該一端側破砕刃114の先端と第2の傾斜底板部23dの下端とは1mm以下の間隙を介する構成となっている。
したがって、上述した実施の形態に係る洗浄装置1では、図5に示す始動スイッチ17をオン操作すると、図4に示す駆動モータ21の駆動が開始され、これに伴い上記処理槽31内に設けられた第1乃至第4の回転羽根81・・・84及び第1乃至第4の送風羽根86・・・89が回転駆動する。また、給液金具53に図示しないホースを介して上水道や洗浄液のタンクと接続してコック53aを開き、更に第1乃至第4の噴霧ノズル44,45,46,47を操作して処理槽31内に洗浄液を噴霧する。この状態において、この洗浄装置1の投入口11から、異物により汚染された樹脂製シート等として、例えば飲み残しのジュースや土砂等の異物が付着して汚染されたごみ袋やビニールシート等のビニール類を、このごみ袋内に入った空き缶やビニールシートに付着し或いは入り込んだ大きな土の塊等の異物とともに投入する。これら投入された異物により汚染されたビニール類と、空き缶や大きな土の塊等の異物は、ともに第1の傾斜底板部23b上及び第2の傾斜底板部23d上を滑って、上記仕切り板24の下方に形成された開口部25から処理槽31内に充填される。そして、上記処理槽31内に充填されたビニール類及び異物は、上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84の一端側破砕刃111・・・114との当接乃至は衝突及び先端側破砕刃91・・・94の先端と処理槽31の内周面及び第1乃至第4のガイドリブ61・・・64の切断刃61c・・・64cの当接乃至は衝突により、破砕されながらビニール類と内部の異物とが分離される。この際、空き缶や大きな土の塊等の異物は、先端側破砕刃91・・・94,一端側破砕刃111・・・114及びガイドリブ61・・・64により排出孔26bを通ることができる程度の大きさまで破砕され、該排出孔26bから排出され、上記トレー54内に収容される。また、上記異物と分離されたごみ袋やビニールシート等のビニール類は、上記第1乃至第4の送風羽根86・・・89の回転駆動による風圧と、上記蓋体33の内周に固定された第1乃至第6のガイドリブ61・・・66の傾斜により、上記排出路69内に流入し、さらに前記正面側開閉扉5に形成された排出管部7内を通過して外部に排出される。このビニール類に付着したジュースや土砂等の異物は、処理槽31内において、第1乃至第4の噴霧ノズル44,45,46,47から噴霧される洗浄液によって、ビニール類から洗浄される。この洗浄液による洗浄は、特に上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84(及び先端側破砕刃91・・・94)及び第1乃至第6のガイドリブ61・・・66との当接乃至は衝突することによって、より効果的に洗浄されるものとなっている。そして洗浄により洗浄液が付着したビニール類は、処理槽31内を他端側に移動するにつれて、上記第1乃至第4の回転羽根81・・・84(及び先端側破砕刃91・・・94)と処理槽31の内周面との当接乃至は衝突によって、異物を含んだ洗浄液とビニール類とは分離される。すなわち、ビニール類から分離した洗浄液は、開口38d及び排出孔69aより処理槽31の外部に飛び散り、或いは、排出口32d及び蓋側洗浄液ダクト35と本体側洗浄液ダクト34を介してトレー54内に集められ、ビニール類は洗浄液が取り除かれて、いわば脱水された状態とされ、排出路69、排出管部7を介して外部に取り出される。なお、この実施の形態に係る洗浄装置1では、ホッパー23を構成する底板部23aは、上記投入口11を形成する要素とされた第1の傾斜底板部23bと、垂下板部23cと、第2の傾斜底板部23dとから構成されていることから、処理槽31内に充填され第1乃至第4の回転羽根81・・・84に衝突した際に飛散したビニール類及び異物は、上記垂下板部23cに当接することとなるので、上記投入口11まで逆流することを有効に防止することができる。このように、この洗浄装置1によれば、異物により汚染されたビニール類を異物とともに投入することにより、ビニール類と異物とを分別及び破砕し、また、ビニール類を汚染する異物を該ビニール類より洗浄し、適当な大きさに破砕されるとともに、洗浄液が付着せず資源ごみとしてリサイクルに適したビニール類を得ることができる。
さらに、本実施の形態に係る洗浄装置1では、上記先端側破砕刃91・・・94及び一端側破砕刃111・・・114は、第1乃至第4の回転羽根81・・・84に対して着脱可能に固定されていることから、長期間の使用により磨耗し変形し或いは割れた場合であっても、簡単に交換することが可能であり、メンテナンスが極めて簡単である。また、これら先端側破砕刃91・・・94及び一端側破砕刃111・・・114は、各長孔91a・・・94a及び111a・・・114aにより、処理槽31の内周面側又はその逆方向に、或いは処理槽31の一端側又はその逆方向に、それぞれ独立して位置調節可能とされていることから、一端側破砕刃111・・・114の何れか一つと上記ホッパー23の第2の傾斜底板部23dの下端との間隙の維持或いは調節が容易であるとともに、分別処理の対象であるビニール類及び異物の種類や大きさ等により、最も適当な位置に固定することができ、より一層分別率を向上させることができる。同様に、上述の通り第1乃至第4のガイドリブ61・・・64はそれぞれボルト61a・・・64aで着脱可能に固定されてなることから、ビニール類及び異物の破砕による消耗に応じて適宜交換することができ、また、異物の種類に応じて、或いは、破砕されたビニール類の大きさに応じて、第1乃至第4のガイドリブ61・・・64の内周面が切断刃61c・・・64cとされたものとそうでないものかを任意に選択して取り付けることができる。なお、上記実施の形態に係る洗浄装置1では、本発明を構成する回転羽根を4つ(第1乃至第4の回転羽根81・・・84)設けたが、本発明を構成する回転羽根は、このように4つに限定されるものではなく任意の数でよいことは勿論、これらの回転羽根にそれぞれ破砕刃を設けることも必ずしも必要ではなく、この洗浄装置1での処理の対象物に応じて任意に選択することができる。
本発明の実施の形態に係る樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置の正面図である。 図1に示す樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置を構成する排出管部を一部破断して示す右側面図である。 背面側開閉扉を取り外した状態における樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置の背面図である。 正面側開閉扉及び正面カバーを取り外した状態における樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置の正面図である。 樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置を左側面から示す斜視図である。 蓋体を開放した状態を示す樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置の斜視図である。 処理槽の内部構造の左側の要部を示す右側断面図である。 処理槽の内部構造の右側の要部を示す右側断面図である。 処理槽を構成する処理槽本体の構成を示す正面図である。 処理槽内部の構成を示す正面図である。 処理槽の蓋部の内周面を示す正面図である。
符号の説明
1 洗浄装置
11 投入口
21 駆動モータ
23 ホッパー
23b 第1の傾斜底板部
23d 第2の傾斜底板部
25 開口部
31 処理槽
32d 排出孔
35a 排出孔
44・・・47 第1乃至第4の噴霧ノズル
61・・・66 第1乃至第6のガイドリブ
61a・・・64a ボルト
61b・・・64b 切欠き部
61c・・・64c 切断刃
69 排出路
69a 排出孔
72 回転軸
77 軸受保護板
78 円板
81・・・84 第1乃至第4の回転羽根
111・・・114 第1乃至第4の一端側破砕刃

Claims (6)

  1. 異物により汚染された樹脂製シート又は樹脂製包装材が投入される投入口と、該投入口から投入された樹脂製シート又は樹脂製包装材が滑る傾斜板と、を有するホッパーと、
    水平方向に長さを有するように配設され、一端側には上記ホッパーと連通した開口が形成されてなるとともに、内部において上記汚染された樹脂製シート又は樹脂製包装材を洗浄する円筒状の処理槽と、
    上記処理槽内に配設され、駆動装置により回転動作する回転軸と、
    基端が上記回転軸に固定され、先端が上記処理槽の内周面側に位置するとともに、該処理槽の長さ方向と同じ方向に長さを有する複数の回転羽根と、
    上記処理槽内に洗浄液を噴射する噴射口と、
    上記処理槽に形成され、上記異物が洗浄液とともに排出される排出口と、
    上記処理槽の他端側に形成され、洗浄後の樹脂製シート又は樹脂製包装材が排出される排出路と、を備え、
    上記複数の回転羽根の他端側には、上記処理槽の内径と略同じ外径となされた円板が取り付けられてなることを特徴とする樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置。
  2. 前記回転軸の中途部であって前記回転羽根の固定位置よりも該回転軸の一端側には、該回転軸を回転自在に保持する軸受を保護する軸受保護板が遊嵌されてなることを特徴とする請求項1記載の樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置。
  3. 前記回転羽根の一端部には、破砕刃が着脱可能に固定されてなるとともに、この破砕刃は、処理槽の開口に近接する方向及びその逆方向に固定位置が調節可能とされてなることを特徴とする請求項1又は2記載の何れかの樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置。
  4. 前記処理槽の他端側又は前記排出路には、樹脂製シート又は樹脂製包装材に付着した洗浄液を該処理槽内から排出する排出孔が形成されてなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の何れかの樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置。
  5. 前記処理槽の内周面には、該処理槽内の樹脂製シート又は樹脂製包装材を排出路側へ誘導する複数のガイドリブが着脱可能に固定されてなるとともに、これらのガイドリブの全部又は一部の内周端は、切断刃とされてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の何れかの樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置。
  6. 前記ガイドリブの全部又は一部には、該処理槽の内周面に滞留した洗浄液を該処理槽の他端側に流通させる一又は複数の切欠き部が形成されてなることを特徴とする請求項5記載の樹脂製シート又は樹脂製包装材の洗浄装置。
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