JP2016140831A - 分離装置、及び吸水処理材の製造方法 - Google Patents

分離装置、及び吸水処理材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 分離効率の高い分離装置、及びそれを用いた吸水処理材の製造方法を提供する。【解決手段】 分離装置1は、細断部10及び分離部20を備えている。細断部10は、ポリ塩化ビニルと紙とを含む塩ビ壁紙を細断する。分離部20は、ドラム22及び叩打部材24を有している。分離部20は、細断部10によって細断された塩ビ壁紙が収容された状態でドラム22を回転させながら、叩打部材24の板面で塩ビ壁紙を叩打することにより、塩ビ壁紙から、孔22aを通過したポリ塩化ビニルを分離する。【選択図】 図1

Description

本発明は、分離装置、及びそれを用いた吸水処理材の製造方法に関する。
従来の分離装置としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載の分離装置においては、まず、外装材の内部に吸水性部材が装填されてなる紙おむつ等の不良品が、切断機によって所定のサイズに切断される。次に、切断された切断品が、気流輸送により分離機に送り込まれる。
分離機は、自軸周りに回転可能に設けられた回転軸と、当該回転軸を囲繞するとともに同心で逆方向に回転可能に設けられた筒状網体とを有している。回転軸には、放射状に複数の撹拌ロッドが設けられている。この分離機に送り込まれた切断品は、互いに反対方向に回転する回転軸及び筒状網体によって、外装材と吸水性部材とに分離される。この吸水性部材は、筒状網体の網目によって篩い分けられる。
特開平8−117688号公報
ところで、近年、資源の有効利用の観点から、廃棄物としての塩ビ壁紙を再利用するための技術に対するニーズが高まっている。塩ビ壁紙の再利用にあたっては、それに含まれるポリ塩化ビニルと紙とを分離することが必要となる。かかる分離には、上述の分離装置を用いることが可能である。しかしながら、上述の分離装置では、ポリ塩化ビニルと紙とを高効率で分離することが困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、分離効率の高い分離装置、及びそれを用いた吸水処理材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明による分離装置は、ポリ塩化ビニルと紙とを含む塩ビ壁紙を細断する第1の細断部と、上記第1の細断部によって細断された上記塩ビ壁紙から上記ポリ塩化ビニルを分離する第1の分離部と、を備え、上記第1の分離部は、上記第1の細断部によって細断された上記塩ビ壁紙に含まれる上記紙を通過させずに上記ポリ塩化ビニルを通過させる多数の第1の孔が形成された第1の筒状部と、上記第1の筒状部内に設けられ、上記第1の細断部によって細断された上記塩ビ壁紙を叩打する板状の第1の叩打部材と、を有し、上記第1の細断部によって細断された上記塩ビ壁紙が収容された状態で上記第1の筒状部を回転させながら、上記第1の叩打部材の板面で当該塩ビ壁紙を叩打することにより、当該塩ビ壁紙から上記第1の孔を通過した上記ポリ塩化ビニルを分離することを特徴とする。
この分離装置において、塩ビ壁紙は、第1の細断部によって細断される。第1の細断部によって細断された塩ビ壁紙は、第1の分離部に送られる。第1の分離部においては、第1の筒状部が回転しながら、第1の叩打部材の板面によって塩ビ壁紙が叩打されることにより、紙から解離したポリ塩化ビニルが、第1の孔を通じて第1の筒状部の外に排出される。これにより、塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルが分離される。
このように、本発明の分離装置においては、第1の筒状部内で第1の叩打部材による叩打が行われる。この叩打によって紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。これにより、第1の分離部において塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルが分離されやすくなるため、分離効率が向上する。ここで、分離効率とは、塩ビ壁紙から分離されたポリ塩化ビニルの重量の、処理直前の塩ビ壁紙に含まれていたポリ塩化ビニルの重量に対する割合をいう。
本発明によれば、分離効率の高い分離装置、及びそれを用いた吸水処理材の製造方法が実現される。
本発明による分離装置の一実施形態を示す構成図である。 図1の分離装置における分離部20を示す端面図である。 図1の分離装置における分離部20を示す端面図である。 分離部20に設けられたドラム22を示す側面図である。 図1の分離装置における分離部40を示す端面図である。 図1の分離装置における分離部40を示す端面図である。 分離部40に設けられたドラム42を示す側面図である。 本発明による吸水処理材の一実施形態を示す模式図である。 一変形例に係る分離部20を示す端面図である。 図9の分離部20の効果を説明するための図である。 図9の分離部20の効果を説明するための図である。 一変形例に係る分離部40を示す端面図である。 他の変形例に係る分離部20を示す端面図である。 他の変形例に係る分離部40を示す端面図である。 一変形例に係る叩打部材24を示す平面図である。 一変形例に係る叩打部材44を示す平面図である。 他の変形例に係る叩打部材24を示す側面図である。 他の変形例に係る叩打部材44を示す側面図である。 図3に示した突条28の変形例を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による分離装置の一実施形態を示す構成図である。分離装置1は、第1の材料と当該第1の材料に付着した第2の材料とを含む処理対象物を処理することにより、第1の材料から第2の材料を解離させ、処理対象物から第2の材料を分離するものである。本実施形態においては、処理対象物が塩ビ壁紙、第1の材料が紙、第2の材料がポリ塩化ビニルである。
分離装置1は、細断部10(第1の細断部)、分離部20(第1の分離部)、細断部30(第2の細断部)、及び分離部40(第2の分離部)を備えている。
細断部10は、塩ビ壁紙を細断する。細断部10としては、例えば、破砕機又は粉砕機を用いることができる。細断部10には、スクリーンが設けられている。スクリーンの穴径は、例えば、10mm以上30mm以下である。
図2〜図4を参照しつつ、分離部20の構造を説明する。図2及び図3は、分離部20を示す端面図である。分離部20は、細断部10によって細断された塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルを分離する。この分離部20は、ドラム22(第1の筒状部)、叩打部材24(第1の叩打部材)及び回転軸26(第1の回転軸)を有している。
ドラム22は、略円筒状をしており、叩打部材24及び回転軸26を包囲するように設けられている。ドラム22は、その中心軸周りに回転可能である。ドラム22の中心軸は、水平である。ドラム22には、細断部10によって細断された塩ビ壁紙が収容される。ドラム22の内径は、例えば、30cm以上50cm以下である。
図4は、ドラム22を示す側面図である。ドラム22には、多数の孔22a(第1の孔)が形成されている。孔22aは、ドラム22の略全体にわたって形成されている。孔22aは、細断部10によって細断された塩ビ壁紙に含まれる紙は通過させないが、ポリ塩化ビニルは通過させる。孔22aの径は、例えば、5mm以上15mm以下である。
ドラム22内には、叩打部材24が設けられている。叩打部材24は、細断部10によって細断された塩ビ壁紙を叩打する。具体的には、叩打部材24は、板状をしており、その板面で塩ビ壁紙を叩打する。
回転軸26は、略円柱状をしており、その中心軸周りに回転可能に設けられている。回転軸26の中心軸は、水平である。当該中心軸に平行及び垂直な端面が、それぞれ図2及び図3に示されている。ただし、図3は、孔22aを含まない端面を示している。回転軸26の中心軸は、ドラム22の中心軸に一致する。すなわち、ドラム22と回転軸26とは、同一の中心軸を有している。ただし、回転軸26は、ドラム22とは独立して回転する。本実施形態においてドラム22と回転軸26とは、上記中心軸周りに、互いに反対方向に回転する。
上述の叩打部材24は、回転軸26の周囲に取り付けられている。本実施形態においては、複数の叩打部材24が設けられている。図2からわかるように、叩打部材24は、回転軸26の中心軸に沿って複数箇所(本実施形態においては5箇所)に設けられている。また、図3からわかるように、各箇所において、複数(本実施形態においては8つ)の叩打部材24が回転軸26の周囲に放射状に取り付けられている。各叩打部材24は、その厚さ方向が上記中心軸と直交するように配置されている。回転軸26の外径は、例えば、15cm以上25cm以下である。また、ドラム22の内周面と叩打部材24の先端との間隔は、例えば、5mm以上15mm以下である。
分離部20において、細断部10によって細断された塩ビ壁紙がドラム22に収容された状態で、ドラム22及び回転軸26を回転させると、回転軸26と共に回転する叩打部材24が塩ビ壁紙を繰り返し叩打する。すると、その打撃力等により紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。紙から解離したポリ塩化ビニルは、孔22aを通じてドラム22の外に排出される。これにより、塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルが分離される。このように、分離部20は、細断部10によって細断された塩ビ壁紙が収容された状態でドラム22を回転させながら、叩打部材24の板面で塩ビ壁紙を叩打することにより、塩ビ壁紙から、孔22aを通過したポリ塩化ビニルを分離する。
さらに、ドラム22の内周面上には、突条28(第1の突条)が設けられている。突条28は、ドラム22の中心軸方向に延在している。突条28は、図4からわかるように、ドラム22の中心軸方向の略全体にわたって延在している。また、突条28は、断面が略三角形である(図3参照)。突条28の高さ(ドラム22の径方向の長さ)は、例えば、3mm以上10mm以下である。突条28は、p本(p:3以上5以下の整数)設けられることが好ましい。p本の突条28は、ドラム22の内周面上に等間隔で配設されている。すなわち、ドラム22の中心軸に垂直な端面(図3に示す端面)において、1つの突条28と中心軸とを結んだ線分と、その隣の突条28と中心軸とを結んだ線分とのなす角度αは、360°/pに略等しい。本実施形態においては、p=4、α=90°である。
細断部30は、分離部20によって孔22aを通過したポリ塩化ビニルが分離された塩ビ壁紙を細断する。細断部30としては、例えば、破砕機又は粉砕機を用いることができる。細断部30には、スクリーンが設けられている。スクリーンの穴径は、例えば、0.3mm以上3mm以下である。
図5〜図7を参照しつつ、分離部40の構造を説明する。図5及び図6は、分離部40を示す端面図である。分離部40は、細断部30によって細断された塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルを分離する。この分離部40は、ドラム42(第2の筒状部)、叩打部材44(第2の叩打部材)及び回転軸46(第2の回転軸)を有している。
ドラム42は、略円筒状をしており、叩打部材44及び回転軸46を包囲するように設けられている。ドラム42は、その中心軸周りに回転可能である。ドラム42の中心軸は、水平である。ドラム42には、細断部30によって細断された塩ビ壁紙が収容される。ドラム42の内径は、例えば、30cm以上50cm以下である。
図7は、ドラム42を示す側面図である。ドラム42には、多数の孔42a(第2の孔)が形成されている。孔42aは、ドラム42の略全体にわたって形成されている。孔42aは、細断部30によって細断された塩ビ壁紙に含まれる紙は通過させないが、ポリ塩化ビニルは通過させる。孔42aの平面視での面積は、孔22aの平面視での面積よりも小さい。孔42aの径は、例えば、0.2mm以上2mm以下である。
ドラム42内には、叩打部材44が設けられている。叩打部材44は、細断部30によって細断された塩ビ壁紙を叩打する。具体的には、叩打部材44は、板状をしており、その板面で塩ビ壁紙を叩打する。
回転軸46は、略円柱状をしており、その中心軸周りに回転可能に設けられている。回転軸46の中心軸は、水平である。当該中心軸に平行及び垂直な端面が、それぞれ図5及び図6に示されている。ただし、図6は、孔42aを含まない端面を示している。回転軸46の中心軸は、ドラム42の中心軸に一致する。すなわち、ドラム42と回転軸46とは、同一の中心軸を有している。ただし、回転軸46は、ドラム42とは独立して回転する。本実施形態においてドラム42と回転軸46とは、上記中心軸周りに、互いに反対方向に回転する。
上述の叩打部材44は、回転軸46の周囲に取り付けられている。本実施形態においては、複数の叩打部材44が設けられている。図5からわかるように、叩打部材44は、回転軸46の中心軸に沿って複数箇所(本実施形態においては5箇所)に設けられている。また、図6からわかるように、各箇所において、複数(本実施形態においては8つ)の叩打部材44が回転軸46の周囲に放射状に取り付けられている。各叩打部材44は、その厚さ方向が上記中心軸と直交するように配置されている。回転軸46の外径は、例えば、15cm以上25cm以下である。また、ドラム42の内周面と叩打部材44の先端との間隔は、上述のドラム22の内周面と叩打部材24の先端との間隔よりも小さく、例えば3mm以上10mm以下である。
分離部40において、細断部30によって細断された塩ビ壁紙がドラム42に収容された状態で、ドラム42及び回転軸46を回転させると、回転軸46と共に回転する叩打部材44が塩ビ壁紙を繰り返し叩打する。すると、その打撃力等により紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。紙から解離したポリ塩化ビニルは、孔42aを通じてドラム42の外に排出される。これにより、塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルが分離される。このように、分離部40は、細断部30によって細断された塩ビ壁紙が収容された状態でドラム42を回転させながら、叩打部材44の板面で塩ビ壁紙を叩打することにより、塩ビ壁紙から、孔42aを通過したポリ塩化ビニルを分離する。
さらに、ドラム42の内周面上には、突条48(第2の突条)が設けられている。突条48は、ドラム42の中心軸方向に延在している。突条48は、図7からわかるように、ドラム42の中心軸方向の略全体にわたって延在している。また、突条48は、断面が略三角形である(図6参照)。突条48の高さ(ドラム42の径方向の長さ)は、上述の突条28の高さよりも小さく、例えば2mm以上5mm以下である。突条48は、q本(q:3以上5以下の整数)設けられることが好ましい。q本の突条48は、ドラム42の内周面上に等間隔で配設されている。すなわち、ドラム42の中心軸に垂直な端面(図6に示す端面)において、1つの突条48と中心軸とを結んだ線分と、その隣の突条48と中心軸とを結んだ線分とのなす角度βは、360°/qに略等しい。本実施形態においては、q=4、β=90°である。
続いて、分離装置1の動作を説明する。処理対象物である塩ビ壁紙は、まず、細断部10によって細断される。細断部10によって細断された塩ビ壁紙は、分離部20に移送される。移送には、例えば、ベルトコンベア又はスクリューコンベアを用いることができる。分離部20に移送された塩ビ壁紙は、回転するドラム22内に収容された状態で、叩打部材24によって叩打される。すると、叩打部材24の叩打による打撃力やドラム22の回転による遠心力等により、紙片からポリ塩化ビニルが解離する。紙片から解離したポリ塩化ビニルは、孔22aを通じてドラム22の外に排出される。これにより、塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルの一部が分離される。
分離部20による分離が行われた後の塩ビ壁紙は、細断部30に移送され、更に細断される。細断部30によって細断された塩ビ壁紙は、分離部40に移送される。分離部40に移送された塩ビ壁紙は、回転するドラム42内に収容された状態で、叩打部材44によって叩打される。すると、叩打部材44の叩打による打撃力やドラム42の回転による遠心力等により、紙片からポリ塩化ビニルが解離する。紙片から解離したポリ塩化ビニルは、孔42aを通じてドラム42の外に排出される。これにより、塩ビ壁紙から残りのポリ塩化ビニルが分離される。
図8は、本発明による吸水処理材の一実施形態を示す模式図である。吸水処理材50は、液体を吸収する吸水処理材であり、粒状芯部52(造粒物)及び被覆層部54を備えている。吸水処理材50は、例えば、猫や犬等の愛玩動物用の排泄物処理材である。
粒状芯部52は、粒状に成形されている。粒状芯部52の形状としては、例えば、球、楕円体、円柱が挙げられる。粒状芯部52は、尿等の液体を吸水及び保水する機能を有する。粒状芯部52の材料としては、上述の分離装置1を用いて塩ビ壁紙から得られた紙(すなわち、ポリ塩化ビニルが分離された紙)が用いられている。粒状芯部52は、当該紙のみから構成されていてもよいし、当該紙以外の材料を含んで構成されていてもよい。
被覆層部54は、粒状芯部52を覆っている。被覆層部54は、粒状芯部52の表面の全体を覆っていてもよいし、粒状芯部52の表面の一部のみを覆っていてもよい。この被覆層部54は、使用時に尿等の液体を吸収した吸水処理材50どうしを付着させて固まりにする機能を有する。被覆層部54の材料(被覆材料)としては、例えば、紙粉及び吸水性ポリマーを用いることができる。
続いて、本発明による吸水処理材の製造方法の一実施形態として、吸水処理材50の製造方法の一例を説明する。この製造方法は、分離工程、造粒工程、被覆工程、分粒工程及び乾燥工程を含んでいる。分離工程においては、分離装置1を用いて、塩ビ壁紙に含まれる紙とポリ塩化ビニルとを分離する。
造粒工程においては、分離工程において得られた紙を含む被造粒材料を造粒する。造粒には、例えば押出造粒機を用いることができる。このとき、必要に応じて、造粒前の被造粒材料に対する加水が行われる。これにより、粒状芯部52が得られる。
被覆工程においては、造粒工程において形成された粒状芯部52の表面に被覆材料を付着させる。被覆材料の付着は、例えば、コーティング装置を用いた散布又は噴霧により行うことができる。これにより、被覆層部54が得られる。
分粒工程においては、所定の寸法の篩目を有する篩に、前工程で製造された吸水処理材を通過させる。これにより、所定の規格を満たす吸水処理材のみが抽出される。
乾燥工程においては、前工程で抽出された吸水処理材を乾燥機で乾燥させる。乾燥により、粒状芯部52の含水率を適宜調整する。これにより、粒状芯部52の水分が被覆層部54に遷移して吸水能力が低下してしまうのを防ぐとともに、吸水処理材50の保存時にカビ等が発生するのを防ぐことができる。
本実施形態の効果を説明する。本実施形態においては、ドラム22内で叩打部材24による叩打が行われる。この叩打によって紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。すなわち、分離部20においては、叩打部材24の叩打による打撃力やドラム22の回転による遠心力等が相俟って、紙からポリ塩化ビニルを解離させる。これにより、塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルが分離されやすくなるため、分離効率が向上する。
分離部20に関し、叩打部材24は、板状をしており、その板面で塩ビ壁紙を叩打するように構成されている。このように叩打部材24の板面で叩打することにより、塩ビ壁紙に対して強い打撃力を与えることができる。また、かかる構成により、処理対象物である塩ビ壁紙が叩打部材24に絡みつきにくくなるという利点も得られる。これに対し、叩打部材が板状ではなく棒状である場合、処理対象物が叩打部材に絡みついてしまうという問題がある。
叩打部材24は、回転軸26の周囲に取り付けられている。かかる構成により、回転軸26と共に叩打部材24を回転させることができる。これにより、叩打部材24による塩ビ壁紙の叩打を効率良く行うことができる。
分離部20には、回転軸26の周囲に放射状に取り付けられた複数の叩打部材24が設けられている。これにより、回転軸26が1回転する間に複数の叩打部材24によって塩ビ壁紙が叩打されるため、叩打部材24による塩ビ壁紙の叩打を一層効率良く行うことができる。
分離部20には、叩打部材24及び回転軸26を包囲するようにドラム22が設けられている。このため、叩打部材24によって叩打された塩ビ壁紙の一部は、ドラム22の内周面に擦りつけられることになる。これにより、分離部20においては、叩打部材24によって叩打される際に塩ビ壁紙に働く打撃力に加え、ドラム22の内周面に擦りつけられる際に塩ビ壁紙に働く摩擦力もまた、紙からのポリ塩化ビニルの解離に寄与する。また、塩ビ壁紙の一部は、叩打部材24によって叩き飛ばされて、ドラム22の内周面等に衝突する。この際に塩ビ壁紙に働く衝撃力も、紙からのポリ塩化ビニルの解離に寄与する。
ドラム22と回転軸26とは、同一の中心軸周りに、互いに反対方向に回転するように構成されている。これにより、塩ビ壁紙がドラム22の内周面から受ける力が増大するため、紙からのポリ塩化ビニルの解離が一層促される。ただし、ドラム22の回転方向は、回転軸26の回転方向と同じであってもよい。その場合、回転軸26の回転速度は、ドラム22の回転速度よりも大きいことが好ましい。
ドラム22には、突条28が設けられている。突条28が設けられていない場合、重力の影響により、塩ビ壁紙はドラム22の下部に集まりがちになる。これに対し、本実施形態においては、ドラム22内の塩ビ壁紙は、突条28により掬い上げられることにより、ドラム22の上部に達し易くなる。かかる掬い上げ作用により、塩ビ壁紙は、ドラム22の内周面の広範囲に行き渡るようになるため、分離部20による分離が促進される。また、塩ビ壁紙がドラム22の上部から落下する際の衝撃により、紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。さらに、突条28が設けられていることにより、叩打部材24によって叩打された塩ビ壁紙は、突条28に引っ掛かった状態で、ドラム22の内周面に擦りつけられる場合がある。その場合、力が逃げにくくなるため、塩ビ壁紙が受ける摩擦力が増大し、それにより紙からのポリ塩化ビニルの解離が一層促される。
本実施形態においては、細断部10による細断及び分離部20による分離の後に、細断部30による細断及び分離部40による分離が行われる。このように細断及び分離を2回ずつ行うことにより、分離効率が一層向上する。
ところで、塩ビ壁紙の細断を連続して長時間にわたり行う場合、細断時の熱によってポリ塩化ビニルが溶融することがある。そうなると、ポリ塩化ビニルと紙との分離が困難になってしまう。この点、本実施形態のように塩ビ壁紙の細断を段階的に行うことにより、1回の細断に要する時間を短縮し、ポリ塩化ビニルの溶融を防ぐことができる。かかる観点から、細断及び分離を3回以上ずつ行ってもよい。細断及び分離を3回ずつ行う場合、1回目、2回目及び3回目の細断におけるスクリーンの穴径は、例えば、それぞれ30mm以上100mm以下、10mm以上30mm以下、及び0.3mm以上3mm以下とすることができる。
分離部40に関し、叩打部材44は、板状をしており、その板面で塩ビ壁紙を叩打するように構成されている。このように叩打部材44の板面で叩打することにより、塩ビ壁紙に対して強い打撃力を与えることができる。また、かかる構成により、処理対象物である塩ビ壁紙が叩打部材44に絡みつきにくくなるという利点も得られる。
叩打部材44は、回転軸46の周囲に取り付けられている。かかる構成により、回転軸46と共に叩打部材44を回転させることができる。これにより、叩打部材44による塩ビ壁紙の叩打を効率良く行うことができる。
分離部40には、回転軸46の周囲に放射状に取り付けられた複数の叩打部材44が設けられている。これにより、回転軸46が1回転する間に複数の叩打部材44によって塩ビ壁紙が叩打されるため、叩打部材44による塩ビ壁紙の叩打を一層効率良く行うことができる。
分離部40には、叩打部材44及び回転軸46を包囲するようにドラム42が設けられている。このため、叩打部材44によって叩打された塩ビ壁紙の一部は、ドラム42の内周面に擦りつけられることになる。これにより、分離部40においては、叩打部材44によって叩打される際に塩ビ壁紙に働く打撃力に加え、ドラム42の内周面に擦りつけられる際に塩ビ壁紙に働く摩擦力もまた、紙からのポリ塩化ビニルの解離に寄与する。また、塩ビ壁紙の一部は、叩打部材44によって叩き飛ばされて、ドラム42の内周面等に衝突する。この際に塩ビ壁紙に働く衝撃力も、紙からのポリ塩化ビニルの解離に寄与する。
ドラム42と回転軸46とは、同一の中心軸周りに、互いに反対方向に回転するように構成されている。これにより、塩ビ壁紙がドラム42の内周面から受ける力が増大するため、紙からのポリ塩化ビニルの解離が一層促される。ただし、ドラム42の回転方向は、回転軸46の回転方向と同じであってもよい。その場合、回転軸46の回転速度は、ドラム42の回転速度よりも大きいことが好ましい。
ドラム42の内周面と叩打部材44の先端との間隔は、ドラム22の内周面と叩打部材24の先端との間隔よりも小さい。すなわち、比較的大きな塩ビ壁紙片を処理する分離部20においてはドラム22と叩打部材24との間隔が比較的大きく、比較的小さな塩ビ壁紙片を処理する分離部40においてはドラム42と叩打部材44との間隔が比較的小さい。このように処理対象物の大きさに応じて上記間隔を設定することにより、何れの分離部においても、処理対象物に対して適度な摩擦力を与えることができる。ただし、ドラム42の内周面と叩打部材44の先端との間隔をドラム22の内周面と叩打部材24の先端との間隔よりも小さくすることは、必須でない。
ドラム42には、突条48が設けられている。突条48が設けられていない場合、重力の影響により、塩ビ壁紙はドラム42の下部に集まりがちになる。これに対し、本実施形態においては、ドラム42内の塩ビ壁紙は、突条48により掬い上げられることにより、ドラム42の上部に達し易くなる。かかる掬い上げ作用により、塩ビ壁紙は、ドラム42の内周面の広範囲に行き渡るようになるため、分離部40による分離が促進される。また、塩ビ壁紙がドラム42の上部から落下する際の衝撃により、紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。さらに、突条48が設けられていることにより、叩打部材44によって叩打された塩ビ壁紙は、突条48に引っ掛かった状態で、ドラム42の内周面に擦りつけられる場合がある。その場合、力が逃げにくくなるため、塩ビ壁紙が受ける摩擦力が増大し、それにより紙からのポリ塩化ビニルの解離が一層促される。
突条48の高さは、突条28の高さよりも小さい。すなわち、比較的大きな塩ビ壁紙片を処理する分離部20においては突条28の高さが比較的大きく、比較的小さな塩ビ壁紙片を処理する分離部40においては突条48の高さが比較的小さい。このように処理対象物の大きさに応じて突条の高さを設定することにより、何れの分離部においても、突条による処理対象物の掬い上げ作用を充分に発揮させることができる。ただし、突条48の高さを突条28の高さよりも小さくすることは、必須でない。
吸水処理材50においては、粒状芯部52の材料として、分離工程において得られた紙が用いられている。これにより、塩ビ壁紙の廃棄物を有効活用し、紙の調達コストを削減することができる。また、分離工程においては上述のとおり分離効率に優れた分離装置1を用いているため、粒状芯部52に混入する不純物(塩ビ壁紙から分離しきれなかったポリ塩化ビニル等)の割合を小さく抑えることができる。
ポリ塩化ビニルは、焼却処理した場合にはダイオキシンを発生させ、埋立処理した場合には塩素ガスを発生させる。それゆえ、吸水処理材がポリ塩化ビニルを大量に含む場合、当該吸水処理材の廃棄時に、環境に及ぼす悪影響(環境負荷)が大きいという問題がある。特に吸水処理材は、使い捨てされることが多い製品であるため、廃棄時の環境負荷を小さく抑えることが重要である。この点、吸水処理材50においては、塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルを高効率で分離して得られた紙が材料として用いられているため、廃棄時の環境負荷を小さく抑えることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、細断及び分離を複数回ずつ行う例を示した。しかし、細断及び分離は、1回ずつ行ってもよい。
上記実施形態においては、複数の叩打部材24が全て同じ長さを有する場合を例示した。しかし、複数の叩打部材24のうち少なくとも2つは、互いに異なる長さを有していてもよい。例えば、図9に示すように、複数の叩打部材24は、比較的長い叩打部材242と、比較的短い叩打部材244とを含んでいてもよい。本例においては、回転軸26の中心軸に沿った各箇所において、叩打部材242と叩打部材244とが交互に配置されている。
図10及び図11を参照しつつ、かかる構成の利点を説明する。複数の叩打部材24が全て同じ長さを有する場合、図10に示すように、叩打部材24の風圧等により、処理対象物は、ドラム22の内周面近傍の狭い領域R1に偏在しがちになる。これに対し、複数の叩打部材24が異なる長さを有する場合、図11に示すように、処理対象物は、回転軸26の径方向の内側に入り込みやすくなるため、より広い領域R2に分散するようになる。そのため、叩打部材24による叩打をより効率的に行うことができる。すなわち、回転軸26が1回転する間に、より多くの処理対象物を叩打することができる。
さらに、この場合、回転軸26の径方向の複数の位置において、叩打部材24の先端部で処理対象物を叩打することができる。つまり、径方向の比較的外側においては叩打部材242の先端部で、径方向の比較的内側においては叩打部材244の先端部で、それぞれ処理対象物を叩打することができる。このように叩打部材24の先端部で叩打される場合、処理対象物は、当該先端部の角に衝突することになる。したがって、叩打部材24の先端部で叩打することは、処理対象物に強い衝撃を与える上で有利である。同様に、図12に示すように、複数の叩打部材44は、比較的長い叩打部材442と、比較的短い叩打部材444とを含んでいてもよい。
また、複数の叩打部材24は、相異なる長さを有する3種類の叩打部材を含んでいてもよい。例えば、図13に示すように、複数の叩打部材24は、上述の叩打部材242,244に加えて、叩打部材244よりも更に短い叩打部材246を含んでいてもよい。本例においては、回転軸26の中心軸に沿った各箇所において、叩打部材242、叩打部材244及び叩打部材246がこの順に繰り返し配置されている。なお、同図において、回転軸26は、左回り(反時計回り)に回転する。同様に、図14に示すように、複数の叩打部材44は、叩打部材442、叩打部材442よりも短い叩打部材444、及び叩打部材444よりも短い叩打部材446を含んでいてもよい。
上記実施形態において、叩打部材24の板面には、図15に示すように、開口部24a(第1の開口部)が形成されていてもよい。本例においては、複数の開口部24aが形成されている。これらの開口部24aは、叩打部材24が回転する際の空気抵抗を低減させるために設けられている。すなわち、叩打部材24が回転する際、開口部24aを通じて空気が逃げるため、叩打部材24が受ける空気抵抗を低減させることができる。これにより、分離部20の消費電力を削減できるとともに、処理対象物が叩打部材24から受ける風圧を小さく抑えることができる。かかる風圧が大きいと、叩打する前に処理対象物が叩打部材24の板面から遠ざかってしまうため、叩打部材24の打撃力を弱める要因となる。したがって、上記風圧を小さく抑えることは、処理対象物に対して強い打撃力を与える上で好ましい。なお、叩打部材24の略全体又は一部を網状にすることにより、開口部24aを形成してもよい。すなわち、その場合、叩打部材24の網目が開口部24aに相当する。叩打部材44の板面にも、図16に示すように、同様の開口部44a(第2の開口部)が形成されていてもよい。
上記実施形態において、叩打部材24の板面は、図17に示すように、凹凸面になっていてもよい。すなわち、叩打部材24の板面(処理対象物を叩打する面)には、凹凸部24b(第1の凹凸部)が形成されている。図中に矢印で示すように、叩打部材24及び回転軸26は、左回り(反時計回り)に回転する。かかる凹凸面で叩打することにより、平坦面で叩打する場合よりも強い衝撃を処理対象物に与えることができる。叩打部材44の板面にも、図18に示すように、同様の凹凸部44b(第2の凹凸部)が形成されていてもよい。
上記実施形態においては、ドラム22が円筒状である例を示した。しかし、ドラム22は、テーパー状であってもよい。ドラム42についても同様である。
上記実施形態においては、ドラム22の中心軸が水平である例を示した。しかし、ドラム22の中心軸は、入口側から出口側に向かって下方に傾いていてもよい。ドラム42についても同様である。
上記実施形態においては、孔22aがドラム22の略全体にわたって形成された例を示した。しかし、孔22aは、ドラム22の一部にのみ形成されていてもよい。また、ドラム22の略全体又は一部を網状にすることにより、孔22aを形成してもよい。すなわち、この場合、ドラム22の網目が孔22aに相当する。孔42aについても同様である。
上記実施形態においては、突条28がドラム22の中心軸方向の略全体にわたって延在している例を示した。しかし、突条28は、ドラム22の中心軸方向の一部においてのみ延在していてもよい。突条48についても同様である。
上記実施形態においては、略三角形の断面を有する突条28を例示した。しかし、突条28は、図19に示すように、平板状であってもよい。突条48についても同様である。
上記実施形態においては、ドラム22の内周面上に突条28が4本設けられた例を示した。しかし、突条28の本数は、1以上の任意の数にすることができる。突条48についても同様である。
上記実施形態においては、ドラム22の内周面上に突条28が設けられた例を示した。しかし、突条28を設けることは必須ではない。突条48についても同様である。
上記実施形態においては、粒状芯部52及び被覆層部54からなる複層構造の吸水処理材50を例示した。しかし、被覆層部54を設けることは必須でない。すなわち、吸水処理材50は、粒状芯部52のみからなる単層構造であってもよい。
1 分離装置
10 細断部(第1の細断部)
20 分離部(第1の分離部)
22 ドラム(第1の筒状部)
22a 孔(第1の孔)
24 叩打部材(第1の叩打部材)
24a 開口部(第1の開口部)
24b 凹凸部(第1の凹凸部)
26 回転軸(第1の回転軸)
28 突条(第1の突条)
30 細断部(第2の細断部)
40 分離部(第2の分離部)
42 ドラム(第2の筒状部)
42a 孔(第2の孔)
44 叩打部材(第2の叩打部材)
44a 開口部(第2の開口部)
44b 凹凸部(第2の凹凸部)
46 回転軸(第2の回転軸)
48 突条(第2の突条)
50 吸水処理材
52 粒状芯部(造粒物)
54 被覆層部

Claims (19)

  1. ポリ塩化ビニルと紙とを含む塩ビ壁紙を細断する第1の細断部と、
    前記第1の細断部によって細断された前記塩ビ壁紙から前記ポリ塩化ビニルを分離する第1の分離部と、を備え、
    前記第1の分離部は、
    前記第1の細断部によって細断された前記塩ビ壁紙に含まれる前記紙を通過させずに前記ポリ塩化ビニルを通過させる多数の第1の孔が形成された第1の筒状部と、
    前記第1の筒状部内に設けられ、前記第1の細断部によって細断された前記塩ビ壁紙を叩打する板状の第1の叩打部材と、を有し、
    前記第1の細断部によって細断された前記塩ビ壁紙が収容された状態で前記第1の筒状部を回転させながら、前記第1の叩打部材の板面で当該塩ビ壁紙を叩打することにより、当該塩ビ壁紙から前記第1の孔を通過した前記ポリ塩化ビニルを分離することを特徴とする分離装置。
  2. 請求項1に記載の分離装置において、
    前記第1の分離部は、第1の回転軸を有し、
    前記第1の叩打部材は、前記第1の回転軸の周囲に取り付けられている分離装置。
  3. 請求項2に記載の分離装置において、
    前記第1の分離部は、複数の前記第1の叩打部材を有し、
    前記複数の第1の叩打部材は、前記第1の回転軸の前記周囲に放射状に取り付けられている分離装置。
  4. 請求項3に記載の分離装置において、
    前記複数の第1の叩打部材のうち少なくとも2つは、互いに異なる長さを有する分離装置。
  5. 請求項2乃至4の何れかに記載の分離装置において、
    前記第1の筒状部は、前記第1の回転軸と同一の中心軸を有し、当該中心軸周りに、前記第1の回転軸とは反対方向に回転する分離装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の分離装置において、
    前記第1の叩打部材の前記板面には、第1の開口部が形成されている分離装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の分離装置において、
    前記第1の叩打部材の前記板面には、第1の凹凸部が形成されている分離装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の分離装置において、
    前記第1の分離部は、前記第1の筒状部の内周面上に設けられ、当該第1の筒状部の中心軸方向に延在する第1の突条を有する分離装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の分離装置において、
    前記第1の分離部によって前記第1の孔を通過した前記ポリ塩化ビニルが分離された前記塩ビ壁紙を細断する第2の細断部と、
    前記第2の細断部によって細断された前記塩ビ壁紙から前記ポリ塩化ビニルを分離する第2の分離部と、を備え、
    前記第2の分離部は、
    前記第2の細断部によって細断された前記塩ビ壁紙に含まれる前記紙を通過させずに前記ポリ塩化ビニルを通過させる多数の第2の孔が形成された第2の筒状部と、
    前記第2の筒状部内に設けられ、前記第2の細断部によって細断された前記塩ビ壁紙を叩打する板状の第2の叩打部材と、を有し、
    前記第2の細断部によって細断された前記塩ビ壁紙が収容された状態で前記第2の筒状部を回転させながら、前記第2の叩打部材の板面で当該塩ビ壁紙を叩打することにより、当該塩ビ壁紙から前記第2の孔を通過した前記ポリ塩化ビニルを分離する分離装置。
  10. 請求項9に記載の分離装置において、
    前記第2の分離部は、第2の回転軸を有し、
    前記第2の叩打部材は、前記第2の回転軸の周囲に取り付けられている分離装置。
  11. 請求項10に記載の分離装置において、
    前記第2の分離部は、複数の前記第2の叩打部材を有し、
    前記複数の第2の叩打部材は、前記第2の回転軸の前記周囲に放射状に取り付けられている分離装置。
  12. 請求項11に記載の分離装置において、
    前記複数の第2の叩打部材のうち少なくとも2つは、互いに異なる長さを有する分離装置。
  13. 請求項10乃至12の何れかに記載の分離装置において、
    前記第2の筒状部は、前記第2の回転軸と同一の中心軸を有し、当該中心軸周りに、前記第2の回転軸とは反対方向に回転する分離装置。
  14. 請求項9乃至13の何れかに記載の分離装置において、
    前記第2の叩打部材の前記板面には、第2の開口部が形成されている分離装置。
  15. 請求項9乃至14の何れかに記載の分離装置において、
    前記第2の叩打部材の前記板面には、第2の凹凸部が形成されている分離装置。
  16. 請求項9乃至15の何れかに記載の分離装置において、
    前記第2の分離部は、前記第2の筒状部の内周面上に設けられ、当該第2の筒状部の中心軸方向に延在する第2の突条を有する分離装置。
  17. 請求項9乃至16の何れかに記載の分離装置において、
    前記第2の孔の平面視での面積は、前記第1の孔の平面視での面積よりも小さい分離装置。
  18. 液体を吸収する吸水処理材を製造する方法であって、
    請求項1乃至17の何れかに記載の分離装置を用いて前記紙と前記ポリ塩化ビニルとを分離する分離工程と、
    前記分離工程において得られた前記紙を含む被造粒材料を造粒する造粒工程と、
    を含むことを特徴とする吸水処理材の製造方法。
  19. 請求項18に記載の吸水処理材の製造方法において、
    前記造粒工程において形成された造粒物の表面に被覆材料を付着させることにより、当該造粒物を覆う被覆層部を形成する被覆工程を含む吸水処理材の製造方法。
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