JP6045620B2 - リサイクル装置及びリサイクル方法 - Google Patents

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Description

本発明は、塩ビ壁紙のリサイクル装置及びリサイクル方法に関する。
塩ビ壁紙を対象とする従来のリサイクル装置としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載のリサイクル装置は、粉砕機及び分離機を備えている。このリサイクル装置において塩ビ壁紙は、粉砕機によって細断された後、分離機によってポリ塩化ビニルと紙(パルプ繊維)とに分離される。
特開2003−305723号公報
このように、塩ビ壁紙のリサイクルにおいては、ポリ塩化ビニルと紙とを分離する分離処理に先立って、粉砕機等を用いた塩ビ壁紙の細断処理が行われる。かかる細断処理は、その後の分離処理を容易にする目的で行われるものである。
しかしながら、細断処理の際には、粉砕機等の内部で熱が発生する。発生した熱は、塩ビ壁紙の温度上昇を招き、ポリ塩化ビニルが溶融する原因となる。ポリ塩化ビニルが溶融すると、紙から分離することが困難になってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、塩ビ壁紙の細断時にポリ塩化ビニルの溶融が起こりにくいリサイクル装置及びリサイクル方法を提供することを目的とする。
本発明によるリサイクル装置は、ポリ塩化ビニルと紙とを含む塩ビ壁紙を細断する細断部を備え、上記細断部は、上記塩ビ壁紙を細断する第1の細断機と、上記第1の細断機によって細断された上記塩ビ壁紙を細断する第2の細断機と、上記第2の細断機によって細断された上記塩ビ壁紙を細断する第3の細断機と、を含むことを特徴とする。
このリサイクル装置においては、細断部が第1乃至第3の細断機を含んでいる。このため、塩ビ壁紙の細断を少なくとも3段階に分けて行うことができる。このように塩ビ壁紙の細断を段階的に行うことにより、1回の細断に要する時間を短縮し、ポリ塩化ビニルの温度上昇を抑制することができる。これにより、ポリ塩化ビニルの溶融を起こりにくくすることができる。
また、本発明によるリサイクル方法は、ポリ塩化ビニルと紙とを含む塩ビ壁紙を細断する細断工程を含み、上記細断工程は、上記塩ビ壁紙を細断する第1の細断工程と、上記第1の細断工程が終了してから一定時間が経過した後に、当該第1の細断工程において細断された上記塩ビ壁紙を細断する第2の細断工程と、上記第2の細断工程が終了してから一定時間が経過した後に、当該第2の細断工程において細断された上記塩ビ壁紙を細断する第3の細断工程と、を含むことを特徴とする。
このリサイクル方法においては、細断工程が第1乃至第3の細断工程を含んでいる。このため、塩ビ壁紙の細断を少なくとも3段階に分けて行うことができる。このように塩ビ壁紙の細断を段階的に行うことにより、1回の細断に要する時間を短縮し、ポリ塩化ビニルの温度上昇を抑制することができる。これにより、ポリ塩化ビニルの溶融を起こりにくくすることができる。
本発明によれば、塩ビ壁紙の細断時にポリ塩化ビニルの溶融が起こりにくいリサイクル装置及びリサイクル方法が実現される。
本発明によるリサイクル装置の第1実施形態を示す構成図である。 図1のリサイクル装置における移送部22の構造を説明するための図である。 図1のリサイクル装置における移送部24の構造を説明するための図である。 図1のリサイクル装置における分離機40を示す側面図である。 図4のV−V線に沿った断面の構造を説明するための図である。 本発明によるリサイクル装置の第2実施形態を示す構成図である。 図6のリサイクル装置における叩解機60を示す端面図である。 図6のリサイクル装置における叩解機60を示す端面図である。 本発明によるリサイクル装置の第3実施形態を示す構成図である。 図9のリサイクル装置における叩解分離機80を示す端面図である。 図9のリサイクル装置における叩解分離機80を示す端面図である。 図2に示した凹凸面23a及び凹凸面23bの一変形例を説明するための図である。 図2に示した凹凸面23a及び凹凸面23bの他の変形例を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるリサイクル装置の第1実施形態を示す構成図である。リサイクル装置1は、ポリ塩化ビニルと紙とを含む塩ビ壁紙をリサイクルするための装置であって、細断部10を備えている。細断部10は、塩ビ壁紙を細断する部分である。細断部10は、細断機12(第1の細断機)、細断機14(第2の細断機)及び細断機16(第3の細断機)を含んでいる。これらの細断機12,14,16は、塩ビ壁紙を段階的に細断する。具体的には、細断機12によって細断された塩ビ壁紙を細断機14が更に細断し、細断機14によって細断された塩ビ壁紙を細断機16が更に細断する。
各細断機12,14,16としては、例えば、破砕機又は粉砕機を用いることができる。細断機12は、第1の穴径を有するスクリーンを有している。第1の穴径は、例えば5mm以上20mm以下である。細断機14は、第2の穴径を有するスクリーンを有している。第2の穴径は、第1の穴径よりも小さく、例えば1mm以上5mm以下である。また、細断機16は、第3の穴径を有するスクリーンを有している。第3の穴径は、第2の穴径よりも小さく、例えば0.2mm以上2mm以下である。
リサイクル装置1には、移送部22(第1の移送部)及び移送部24(第2の移送部)が設けられている。移送部22は、細断機12によって細断された塩ビ壁紙を、風圧によって細断機14に移送する。本実施形態において細断機12と細断機14との間には、移送部22のみが設けられている。すなわち、細断機12による細断が終了してから細断機14による細断が開始するまでの間、塩ビ壁紙に対して移送部22による移送以外の処理は行われない。また、移送部24は、細断機14によって細断された塩ビ壁紙を、風圧によって細断機16に移送する。本実施形態において細断機14と細断機16との間には、移送部24のみが設けられている。すなわち、細断機14による細断が終了してから細断機16による細断が開始するまでの間、塩ビ壁紙に対して移送部24による移送以外の処理は行われない。
図2を参照しつつ、移送部22の構成を説明する。移送部22は、第1の方向に延びる管状部22a(第1の管状部)、第2の方向に延びる管状部22b(第2の管状部)、及び第3の方向に延びる管状部22c(第3の管状部)を有する。第2の方向は第1の方向と略直交し、第3の方向は第2の方向と略直交する。本実施形態において、第1の方向は水平方向、第2の方向は鉛直方向、第3の方向は水平方向である。管状部22bは、管状部22aの下流において管状部22aに連結されている。管状部22cは、管状部22bの下流において管状部22bに連結されている。これにより、管状部22a,22b,22cは、1本のクランク状のダクトを構成している。移送部22の内径は、例えば10cm以上20cm以下である。
管状部22aと管状部22bとの連結部分には、凹凸面23a(第1の凹凸面)が設けられている。凹凸面23aは、管状部22aを通って移送されてきた塩ビ壁紙が衝突するように設けられている。凹凸面23aは、鉛直面に対して略45°の角度をなしている。凹凸面23aとしては、例えば、波型加工又はエンボス加工された板状部材を用いることができる。凹凸面23aの材質は、例えばアルミニウムである。
同様に、管状部22bと管状部22cとの連結部分には、凹凸面23b(第2の凹凸面)が設けられている。凹凸面23bは、管状部22bを通って移送されてきた塩ビ壁紙が衝突するように設けられている。凹凸面23bは、水平面に対して略45°の角度をなしている。
図3を参照しつつ、移送部24の構成を説明する。移送部24は、第1の方向に延びる管状部24a(第1の管状部)、第2の方向に延びる管状部24b(第2の管状部)、及び第3の方向に延びる管状部24c(第3の管状部)を有する。第2の方向は第1の方向と略直交し、第3の方向は第2の方向と略直交する。本実施形態において、第1の方向は水平方向、第2の方向は鉛直方向、第3の方向は水平方向である。管状部24bは、管状部24aの下流において管状部24aに連結されている。管状部24cは、管状部24bの下流において管状部24bに連結されている。これにより、管状部24a,24b,24cは、1本のクランク状のダクトを構成している。移送部24の内径は、例えば10cm以上20cm以下である。
管状部24aと管状部24bとの連結部分には、凹凸面25a(第1の凹凸面)が設けられている。凹凸面25aは、管状部24aを通って移送されてきた塩ビ壁紙が衝突するように設けられている。凹凸面25aは、鉛直面に対して略45°の角度をなしている。
同様に、管状部24bと管状部24cとの連結部分には、凹凸面25b(第2の凹凸面)が設けられている。凹凸面25bは、管状部24bを通って移送されてきた塩ビ壁紙が衝突するように設けられている。凹凸面25bは、水平面に対して略45°の角度をなしている。
図1に戻って、リサイクル装置1は、更に分離部30を備えている。分離部30は、細断部10によって細断された塩ビ壁紙を処理することにより、ポリ塩化ビニルと紙とを分離する部分である。分離部30は、分離機40を含んでいる。分離機40は、比重又は粒度の差を利用してポリ塩化ビニルと紙とを分離するものである。細断部10の細断機16によって細断された塩ビ壁紙は、移送部26によって、分離部30の分離機40に移送される。移送部26としては、例えば、ベルトコンベア又はスクリューコンベアを用いることができる。
図4は、分離機40を示す側面図である。図5は、図4のV−V線に沿った断面の構造を説明するための図である。分離機40は、ドラム42(筒状部)を有している。ドラム42は、略円筒状をしており、その中心軸周りに回転可能に設けられている。ドラム42の中心軸は、水平である。ドラム42の内径は、例えば、30cm以上50cm以下である。
ドラム42には、多数の孔42aが形成されている。孔42aは、ドラム42の略全体にわたって形成されている。孔42aは、細断部10によって細断された塩ビ壁紙に含まれる紙は通過させないが、ポリ塩化ビニルは通過させる。分離機40は、細断部10によって細断された塩ビ壁紙が収容された状態でドラム42を回転させることにより、塩ビ壁紙から、孔42aを通過したポリ塩化ビニルを分離する。
ドラム42の内周面上には、突条44が設けられている。突条44は、ドラム42の中心軸方向に延在している。突条44は、ドラム42の入口側(図4の左側)から出口側(図4の右側)までの経路の略全体にわたって延在している。また、突条44は、断面が略三角形である。突条44の高さ(ドラム42の径方向の長さ)は、例えば2mm以上5mm以下である。本実施形態においては4本の突条44が設けられている。これらの突条44は、ドラム42の内周面上に等間隔で配設されている。
ドラム42の内部には、回転軸46及びスクリュー部材48が設けられている。回転軸46は、略円柱状をしており、その中心軸周りに回転可能に設けられている。回転軸46の中心軸は、ドラム42の中心軸に一致する。ただし、回転軸46は、ドラム42とは独立して回転する。回転軸46の外径は、例えば、15cm以上25cm以下である。
回転軸46の周囲には、螺旋を描くようにスクリュー部材48が設けられている。スクリュー部材48は、回転軸46に固定されており、回転軸46と共に回転する。スクリュー部材48には、複数の歯49が形成されている。歯49の端部は、正面視(図5参照)で、辺49a及び辺49bによって構成されている。
辺49aは、ドラム42及び回転軸46の径方向に延びている。辺49aの内端(回転軸46に近い方の端)は、回転軸46から離間した位置に存在する。同様に、辺49aの外端(ドラム42に近い方の端)は、ドラム42から離間した位置に存在する。辺49aの外端とドラム42の内周面との間隔は、例えば3mm以上10mm以下である。ただし、辺49aの外端とドラム42の内周面との間隔は、突条44の高さよりも大きく設定される。辺49bは、辺49aの外端と、隣の歯49の辺49aの内端とを結んでいる。辺49bは、辺49aよりも長い。辺49bの長さの辺49aの長さに対する比は、例えば2以上2.5以下である。
回転軸46及びスクリュー部材48は、図5において左回り(反時計回り)に回転する。つまり、歯49においては、辺49bが回転方向の前方に位置し、辺49aが回転方向の後方に位置している。上述のドラム42の回転方向は、回転軸46及びスクリュー部材48の回転方向と同じであってもよいし、反対であってもよい。これらの回転方向が同じである場合、回転軸46及びスクリュー部材48の回転速度は、ドラム42の回転速度よりも大きいことが好ましい。
続いて、リサイクル装置1の動作と併せて、本発明によるリサイクル方法の第1実施形態を説明する。処理対象物である塩ビ壁紙は、細断部10によって細断される(細断工程)。具体的には、まず、塩ビ壁紙が細断機12によって細断される(第1の細断工程)。細断機12によって細断された塩ビ壁紙は、移送部22によって細断機14に移送される(第1の移送工程)。移送された塩ビ壁紙は、細断機14によって更に細断される(第2の細断工程)。細断機14によって細断された塩ビ壁紙は、移送部24によって細断機16に移送される(第2の移送工程)。移送された塩ビ壁紙は、細断機16によって更に細断される(第3の細断工程)。
このように細断工程は、第1乃至第3の細断工程を含んでいる。そして、第2の細断工程は、第1の細断工程が終了してから一定時間が経過した後に行われる。同様に、第3の細断工程は、第2の細断工程が終了してから一定時間が経過した後に行われる。
細断部10の細断機16によって細断された塩ビ壁紙は、移送部26によって、分離部30の分離機40に移送される。移送された塩ビ壁紙は、回転するスクリュー部材48によって、ドラム42の入口側(図4の左側)から出口側(図4の右側)へと押し出される。その間、ドラム42の回転による遠心力等により、紙片から解離したポリ塩化ビニルが孔42aを通じてドラム42の外に排出される。これにより、ポリ塩化ビニルと紙とが分離される(分離工程)。
本実施形態の効果を説明する。本実施形態においては、細断部10が3つの細断機12,14,16を含んでいる。また、細断工程が第1乃至第3の細断工程に分かれている。このため、塩ビ壁紙の細断を3段階に分けて行うことができる。このように塩ビ壁紙の細断を段階的に行うことにより、1回の細断に要する時間を短縮し、ポリ塩化ビニルの温度上昇を抑制することができる。これにより、ポリ塩化ビニルの溶融を起こりにくくすることができる。
第1、第2及び第3の細断工程には、それぞれ細断機12、細断機14及び細断機16が用いられている。このように第1及び第2の細断工程に別々の細断機12,14を用いた場合、第1の細断工程が終了した後、塩ビ壁紙を細断機12から細断機14へと移送することが必要になる。それゆえ、第1の細断工程が終了してから第2の細断工程が開始するまでの間に、少なくとも塩ビ壁紙の移送に要する時間を確保することができる。かかる時間を確保することは、ポリ塩化ビニルの温度上昇の抑制に資する。
同様に、第2及び第3の細断工程に別々の細断機14,16を用いた場合、第2の細断工程が終了した後、塩ビ壁紙を細断機14から細断機16へと移送することが必要になる。それゆえ、第2の細断工程が終了してから第3の細断工程が開始するまでの間に、少なくとも塩ビ壁紙の移送に要する時間を確保することができる。かかる時間を確保することは、ポリ塩化ビニルの温度上昇の抑制に資する。
細断機12のスクリーンの穴径は、細断機14のスクリーンの穴径よりも大きく設定されている。このように細断機12のスクリーンの穴径を比較的大きく設定することにより、細断機12の処理時間が長くなり過ぎるのを防ぐことができる。また、細断機14のスクリーンの穴径は、細断機16のスクリーンの穴径よりも大きく設定されている。このように細断機14のスクリーンの穴径を比較的大きく設定することにより、細断機14の処理時間が長くなり過ぎるのを防ぐことができる。
移送部22は、細断機12によって細断された塩ビ壁紙を風圧によって細断機14に移送する。また、移送部24は、細断機14によって細断された塩ビ壁紙を風圧によって細断機16に移送する。このように風圧を利用することにより、移送時に塩ビ壁紙の冷却を促すことができる。
移送部22は、互いに直交する管状部22a及び管状部22bを有する。これにより、風圧によって移送される塩ビ壁紙は、管状部22aと管状部22bとの連結部分において、移送部22の内面に衝突する。その衝撃により、紙からのポリ塩化ビニルの解離を促すことができる。さらに、管状部22aと管状部22bとの連結部分には、凹凸面23aが存在する。凹凸面23aに衝突した塩ビ壁紙は、平坦面に衝突した場合よりも強い衝撃を受ける。このため、紙からのポリ塩化ビニルの解離が一層促される。
移送部22は、管状部22bと直交する管状部22cを有する。これにより、風圧によって移送される塩ビ壁紙は、管状部22bと管状部22cとの連結部分においても、移送部22の内面に衝突する。その衝撃により、紙からのポリ塩化ビニルの解離を促すことができる。さらに、管状部22bと管状部22cとの連結部分には、凹凸面23bが存在する。凹凸面23bに衝突した塩ビ壁紙は、平坦面に衝突した場合よりも強い衝撃を受ける。このため、紙からのポリ塩化ビニルの解離が一層促される。
移送部24は、互いに直交する管状部24a及び管状部24bを有する。これにより、風圧によって移送される塩ビ壁紙は、管状部24aと管状部24bとの連結部分において、移送部24の内面に衝突する。その衝撃により、紙からのポリ塩化ビニルの解離を促すことができる。さらに、管状部24aと管状部24bとの連結部分には、凹凸面25aが存在する。凹凸面25aに衝突した塩ビ壁紙は、平坦面に衝突した場合よりも強い衝撃を受ける。このため、紙からのポリ塩化ビニルの解離が一層促される。
移送部24は、管状部24bと直交する管状部24cを有する。これにより、風圧によって移送される塩ビ壁紙は、管状部24bと管状部24cとの連結部分においても、移送部24の内面に衝突する。その衝撃により、紙からのポリ塩化ビニルの解離を促すことができる。さらに、管状部24bと管状部24cとの連結部分には、凹凸面25bが存在する。凹凸面25bに衝突した塩ビ壁紙は、平坦面に衝突した場合よりも強い衝撃を受ける。このため、紙からのポリ塩化ビニルの解離が一層促される。
リサイクル装置1においては、分離部30が設けられている。このため、塩ビ壁紙を細断するだけでなく、ポリ塩化ビニルと紙とに分離することができる。このように分離回収することにより、ポリ塩化ビニルと紙とを個別に再利用することが可能となるため、塩ビ壁紙のリサイクルの有用性が一層高まる。
分離部30は、比重又は粒度の差を利用してポリ塩化ビニルと紙とを分離する分離機40を含んでいる。このように比重差又は粒度差を利用することにより、比較的簡易な構成で、ポリ塩化ビニルと紙との分離を実現することができる。
分離機40に関し、ドラム42には、突条44が設けられている。突条44が設けられていない場合、重力の影響により、塩ビ壁紙はドラム42の下部に集まりがちになる。これに対し、本実施形態においては、ドラム42内の塩ビ壁紙は、突条44により掬い上げられることにより、ドラム42の上部に達し易くなる。かかる掬い上げ作用により、塩ビ壁紙は、ドラム42の内周面の広範囲に行き渡るようになるため、分離機40による分離が促進される。また、塩ビ壁紙がドラム42の上部から落下する際の衝撃により、紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。さらに、突条44は塩ビ壁紙がスクリュー部材48により前方に押し出される際の障害になるため、塩ビ壁紙がドラム42内に滞留する時間が長くなる。これにより、塩ビ壁紙から、より多くのポリ塩化ビニルを分離することができる。
ドラム42の内部には、スクリュー部材48が設けられている。スクリュー部材48によって押し出される際、ドラム42内の塩ビ壁紙の一部は、ドラム42の内周面に擦りつけられることになる。その際の摩擦力によっても、紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。また、突条44が設けられているため、塩ビ壁紙は、突条44に引っ掛かった状態で、ドラム42の内周面に擦りつけられる場合がある。その場合、力が逃げにくくなるため、塩ビ壁紙が受ける摩擦力が増大し、それにより紙からのポリ塩化ビニルの解離が一層促される。
スクリュー部材48は、回転方向(回転軸46の接線方向)とのなす角度が略直角である辺49aではなく、その角度が鈍角である辺49bを前方として回転する(図5参照)。これにより、スクリュー部材48の歯49に塩ビ壁紙が過度に引っ掛かるのを防ぐことができる。
(第2実施形態)
図6は、本発明によるリサイクル装置の第2実施形態を示す構成図である。リサイクル装置2は、塩ビ壁紙をリサイクルするための装置であって、細断部10及び分離部50を備えている。細断部10の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。
分離部50は、細断部10によって細断された塩ビ壁紙を処理することにより、ポリ塩化ビニルと紙とを分離する部分である。分離部50は、分離機40及び叩解機60を含んでいる。分離機40の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。細断部10の細断機16によって細断された塩ビ壁紙は、移送部26によって、分離部50の叩解機60に移送される。叩解機60によって後述のように処理された塩ビ壁紙は、移送部28によって分離機40に移送される。移送部28としては、例えば、ベルトコンベア又はスクリューコンベアを用いることができる。
図7及び図8は、叩解機60を示す端面図である。叩解機60は、叩打部材62、回転軸64及び収容部66を有している。叩打部材62は、細断部10によって細断された塩ビ壁紙を叩打する。具体的には、叩打部材62は、板状をしており、その板面で塩ビ壁紙を叩打する。
回転軸64は、略円柱状をしており、その中心軸周りに回転可能に設けられている。回転軸64の中心軸は、水平である。当該中心軸に平行及び垂直な端面が、それぞれ図7及び図8に示されている。上述の叩打部材62は、回転軸64の周囲に取り付けられている。本実施形態においては、複数の叩打部材62が設けられている。図7からわかるように、叩打部材62は、回転軸64の中心軸に沿って複数箇所(本実施形態においては5箇所)に設けられている。また、図8からわかるように、各箇所において、複数(本実施形態においては8つ)の叩打部材62が回転軸64の周囲に放射状に取り付けられている。各叩打部材62は、その厚さ方向が上記中心軸と直交するように配置されている。回転軸64の外径は、例えば、15cm以上25cm以下である。
収容部66は、略円筒状をしており、叩打部材62及び回転軸64を包囲するように設けられている。収容部66の中心軸は、回転軸64の中心軸に一致する。収容部66には、細断部10によって細断された塩ビ壁紙が収容される。収容部66の内径は、例えば、30cm以上50cm以下である。また、収容部66の内周面と叩打部材62の先端との間隔は、例えば、0.2mm以上2mm以下である。
叩解機60は、叩打部材62によって塩ビ壁紙を叩打することにより、紙からのポリ塩化ビニルの解離を促す。詳細には、細断部10によって細断された塩ビ壁紙が収容部66に収容された状態で、回転軸64を回転させる。すると、回転軸64と共に回転する叩打部材62が塩ビ壁紙を繰り返し叩打し、その打撃力等により紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。このとき、ポリ塩化ビニルの一部は、紙から完全に解離する。このようにして塩ビ壁紙から分離されたポリ塩化ビニルは、図示しない排出手段により、叩解機60の外に排出される。
続いて、リサイクル装置2の動作と併せて、本発明によるリサイクル方法の第2実施形態を説明する。処理対象物である塩ビ壁紙は、第1実施形態で説明したように、細断部10によって細断される(細断工程)。
細断部10によって細断された塩ビ壁紙は、移送部26によって叩解機60に移送される。移送された塩ビ壁紙は、収容部66内に収容された状態で、回転軸64と共に回転する叩打部材62によって叩打される。これにより、紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される(叩解工程)。
その後、塩ビ壁紙は、移送部28によって分離機40に移送される。分離機40においては、第1実施形態で説明したように、ポリ塩化ビニルと紙との分離が行われる(分離工程)。
本実施形態の効果を説明する。本実施形態において分離部50の叩解機60には、叩打部材62が設けられている。そして、分離機40による分離に先立って、叩打部材62による叩打が行われる。この叩打によって紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。すなわち、叩打部材62による叩打は、ポリ塩化ビニルの一部を紙から解離させ、それにより紙に対するポリ塩化ビニルの付着量を減らす。このことは、分離機40の処理負担の軽減に資する。さらに、叩解機60において紙から解離しきれなかったポリ塩化ビニルについても、叩打の打撃力等により紙に対する付着力が低下し、解離しやすい状態となっている。これにより、分離機40において塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルが分離されやすくなる。
叩打部材62は、回転軸64の周囲に取り付けられている。かかる構成により、回転軸64と共に叩打部材62を回転させることができる。これにより、叩打部材62による塩ビ壁紙の叩打を効率良く行うことができる。
叩解機60には、回転軸64の周囲に放射状に取り付けられた複数の叩打部材62が設けられている。これにより、回転軸64が1回転する間に複数の叩打部材62によって塩ビ壁紙が叩打されるため、叩打部材62による塩ビ壁紙の叩打を一層効率良く行うことができる。
叩打部材62は、板状をしており、その板面で塩ビ壁紙を叩打するように構成されている。このように叩打部材62の板面で叩打することにより、塩ビ壁紙に対して強い打撃力を与えることができる。
叩解機60には、叩打部材62及び回転軸64を包囲するように収容部66が設けられている。このため、叩打部材62によって叩打された塩ビ壁紙の一部は、収容部66の内周面に擦りつけられることになる。これにより、叩解機60においては、叩打部材62によって叩打される際に塩ビ壁紙に働く打撃力に加え、収容部66の内周面に擦りつけられる際に塩ビ壁紙に働く摩擦力もまた、紙からのポリ塩化ビニルの解離に寄与する。また、塩ビ壁紙の一部は、叩打部材62によって叩き飛ばされて、収容部66の内周面等に衝突する。この際に塩ビ壁紙に働く衝撃力も、紙からのポリ塩化ビニルの解離に寄与する。本実施形態のその他の効果は、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図9は、本発明によるリサイクル装置の第3実施形態を示す構成図である。リサイクル装置3は、塩ビ壁紙をリサイクルするための装置であって、細断部10及び分離部70を備えている。細断部10の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。
分離部70は、細断部10によって細断された塩ビ壁紙を処理することにより、ポリ塩化ビニルと紙とを分離する部分である。分離部70は、叩解分離機80を含んでいる。細断部10の細断機16によって細断された塩ビ壁紙は、移送部26によって、分離部70の叩解分離機80に移送される。
図10及び図11は、叩解分離機80を示す端面図である。叩解分離機80は、ドラム42、叩打部材62及び回転軸64を有している。ドラム42の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。また、叩打部材62及び回転軸64の構成は、第2実施形態で説明したとおりである。すなわち、叩解分離機80は、分離機40と叩解機60とを一体化したものである。詳細には、叩解分離機80は、分離機40における回転軸46及びスクリュー部材48を、叩解機60の叩打部材62及び回転軸64で置き換えたものに相当する。なお、図11は、孔42aを含まない端面を示している。
叩解分離機80において、細断部10によって細断された塩ビ壁紙がドラム42に収容された状態で、ドラム42及び回転軸64を回転させると、回転軸64と共に回転する叩打部材62が塩ビ壁紙を繰り返し叩打する。すると、その打撃力等により紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。紙から解離したポリ塩化ビニルは、孔42aを通じてドラム42の外に排出される。これにより、塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルが分離される。このように、叩解分離機80は、細断部10によって細断された塩ビ壁紙が収容された状態でドラム42を回転させながら、叩打部材62の板面で塩ビ壁紙を叩打することにより、塩ビ壁紙から、孔42aを通過したポリ塩化ビニルを分離する。
続いて、リサイクル装置3の動作と併せて、本発明によるリサイクル方法の第3実施形態を説明する。処理対象物である塩ビ壁紙は、第1実施形態で説明したように、細断部10によって細断される(細断工程)。
細断部10によって細断された塩ビ壁紙は、移送部26によって叩解分離機80に移送される。移送された塩ビ壁紙は、回転するドラム42内に収容された状態で、叩打部材62によって叩打される。すると、叩打部材62の叩打による打撃力やドラム42の回転による遠心力等により、紙片からポリ塩化ビニルが解離する。紙片から解離したポリ塩化ビニルは、孔42aを通じてドラム42の外に排出される。これにより、塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルが分離される(叩解工程及び分離工程)。このように本実施形態においては、叩解工程と分離工程とが叩解分離機80によって同時に実行される。
本実施形態の効果を説明する。本実施形態においては、ドラム42内で叩打部材62による叩打が行われる。この叩打によって紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。すなわち、叩解分離機80においては、叩打部材62の叩打による打撃力やドラム42の回転による遠心力等が相俟って、紙からポリ塩化ビニルを解離させる。これにより、塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルが分離されやすくなる。本実施形態のその他の効果は、第1実施形態及び第2実施形態と同様である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、細断部10に3つの細断機12,14,16が設けられた例を示した。しかし、細断部10には4つ以上の細断機が設けられていてもよい。同様に、上記実施形態においては、細断工程が3つの細断工程(第1乃至第3の細断工程)に分けられた例を示した。しかし、細断工程は、4つ以上の細断工程に分けられていてもよい。
上記実施形態においては、第1乃至第3の細断工程が、別々の細断機(細断機12,14,16)を用いて実行される例を示した。しかし、第1乃至第3の細断工程は、同一の細断機を用いて実行されてもよい。ただし、その場合であっても、第2の細断工程は、第1の細断工程が終了してから一定時間が経過した後に行われる。同様に、第3の細断工程は、第2の細断工程が終了してから一定時間が経過した後に行われる。
上記実施形態においては、凹凸面23aが鉛直面に対して一定の角度をなしている例を示した。しかし、凹凸面23aは、図12に示すように、鉛直面に沿っていてもよい。また、凹凸面23aは、図13に示すように、移送部22の内面(管状部22aを通って移送されてきた塩ビ壁紙が衝突する位置)に突起P1を設けたものであってもよい。突起P1の数は1つでもよいし、2つ以上でもよい。凹凸面25aについても同様である。
上記実施形態においては、凹凸面23bが水平面に対して一定の角度をなしている例を示した。しかし、凹凸面23bは、図12に示すように、水平面に沿っていてもよい。また、凹凸面23bは、図13に示すように、移送部22の内面(管状部22bを通って移送されてきた塩ビ壁紙が衝突する位置)に突起P2を設けたものであってもよい。突起P2の数は1つでもよいし、2つ以上でもよい。凹凸面25bについても同様である。
上記実施形態においては、凹凸面23aが設けられた例を示した。しかし、凹凸面23aを設けることは必須ではない。凹凸面23b,25a,25bについても同様である。
上記実施形態においては、移送部22が互いに直交する複数の管状部を有する例を示した。しかし、移送部22は、一直線状のダクトであってもよい。移送部24についても同様である。
また、分離部としては、上記実施形態で例示した構成の他にも、様々な構成を採用することができる。例えば、分離部は、風力によってポリ塩化ビニルと紙とを分離する分離機を含んでいてもよい。かかる分離機としては、例えばタワー型の分離機が挙げられる。この分離機は、タワー内に上昇気流を生じさせて、比較的軽い紙を上方に集めるとともに、比較的重いポリ塩化ビニルを下方に集めることにより、両者を分離するものである。また、分離部は、篩式の分離機を含んでいてもよい。上記実施形態で示した分離機40は、かかる分離機の一種である回転篩式の分離機に属する。
上記実施形態においては、分離部が設けられた例を示した。しかし、分離部を設けることは必須でない。すなわち、本発明によるリサイクル装置は、細断部のみからなっていてもよい。
1 リサイクル装置
2 リサイクル装置
3 リサイクル装置
10 細断部
12 細断機(第1の細断機)
14 細断機(第2の細断機)
16 細断機(第3の細断機)
22 移送部(第1の移送部)
22a 管状部(第1の管状部)
22b 管状部(第2の管状部)
22c 管状部(第3の管状部)
23a 凹凸面(第1の凹凸面)
23b 凹凸面(第2の凹凸面)
24 移送部(第2の移送部)
24a 管状部(第1の管状部)
24b 管状部(第2の管状部)
24c 管状部(第3の管状部)
25a 凹凸面(第1の凹凸面)
25b 凹凸面(第2の凹凸面)
26 移送部
28 移送部
30 分離部
40 分離機
42 ドラム(筒状部)
42a 孔
44 突条
46 回転軸
48 スクリュー部材
49 歯
50 分離部
60 叩解機
62 叩打部材
64 回転軸
66 収容部
70 分離部
80 叩解分離機

Claims (24)

  1. ポリ塩化ビニルと紙とを含む塩ビ壁紙を細断する第1の細断機と、前記第1の細断機によって細断された前記塩ビ壁紙を細断する第2の細断機と、前記第2の細断機によって細断された前記塩ビ壁紙を細断する第3の細断機と、を含む細断部と、
    前記第1の細断機によって細断された前記塩ビ壁紙を、風圧によって前記第2の細断機に移送する第1の移送部と、を備え、
    前記第1の移送部は、
    第1の方向に延びる第1の管状部と、
    前記第1の管状部の下流において当該第1の管状部に連結され、前記第1の方向と略直交する第2の方向に延びる第2の管状部と、
    前記第1の管状部と前記第2の管状部との連結部分に設けられ、前記第1の管状部を通って移送されてきた前記塩ビ壁紙が衝突する第1の凹凸面と、を有することを特徴とするリサイクル装置。
  2. 請求項1に記載のリサイクル装置において、
    前記第1の細断機は、第1の穴径を有するスクリーンを有し、
    前記第2の細断機は、前記第1の穴径よりも小さい第2の穴径を有するスクリーンを有し、
    前記第3の細断機は、前記第2の穴径よりも小さい第3の穴径を有するスクリーンを有するリサイクル装置。
  3. 請求項2に記載のリサイクル装置において、
    前記第1の穴径は、5mm以上20mm以下であり、
    前記第2の穴径は、1mm以上5mm以下であり、
    前記第3の穴径は、0.2mm以上2mm以下であるリサイクル装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のリサイクル装置において、
    前記第1の移送部は、
    前記第2の管状部の下流において当該第2の管状部に連結され、前記第2の方向と略直交する第3の方向に延びる第3の管状部を有するリサイクル装置。
  5. 請求項に記載のリサイクル装置において、
    前記第1の移送部は、
    前記第2の管状部と前記第3の管状部との連結部分に設けられ、前記第2の管状部を通って移送されてきた前記塩ビ壁紙が衝突する第2の凹凸面を有するリサイクル装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載のリサイクル装置において、
    前記第2の細断機によって細断された前記塩ビ壁紙を、風圧によって前記第3の細断機に移送する第2の移送部を備えるリサイクル装置。
  7. 請求項に記載のリサイクル装置において、
    前記第2の移送部は、
    第1の方向に延びる第1の管状部と、
    前記第1の管状部の下流において当該第1の管状部に連結され、前記第1の方向と略直交する第2の方向に延びる第2の管状部と、を有するリサイクル装置。
  8. 請求項に記載のリサイクル装置において、
    前記第2の移送部は、
    前記第1の管状部と前記第2の管状部との連結部分に設けられ、前記第1の管状部を通って移送されてきた前記塩ビ壁紙が衝突する第1の凹凸面を有するリサイクル装置。
  9. 請求項7又は8に記載のリサイクル装置において、
    前記第2の移送部は、
    前記第2の管状部の下流において当該第2の管状部に連結され、前記第2の方向と略直交する第3の方向に延びる第3の管状部を有するリサイクル装置。
  10. 請求項に記載のリサイクル装置において、
    前記第2の移送部は、
    前記第2の管状部と前記第3の管状部との連結部分に設けられ、前記第2の管状部を通って移送されてきた前記塩ビ壁紙が衝突する第2の凹凸面を有するリサイクル装置。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載のリサイクル装置において、
    前記細断部によって細断された前記塩ビ壁紙を処理することにより、前記ポリ塩化ビニルと前記紙とを分離する分離部を備えるリサイクル装置。
  12. 請求項11に記載のリサイクル装置において、
    前記分離部は、比重又は粒度の差を利用して前記ポリ塩化ビニルと前記紙とを分離する分離機を含むリサイクル装置。
  13. 請求項12に記載のリサイクル装置において、
    前記分離機は、
    前記細断部によって細断された前記塩ビ壁紙に含まれる前記紙を通過させずに前記ポリ塩化ビニルを通過させる多数の孔が形成された筒状部を有し、前記細断部によって細断された前記塩ビ壁紙が収容された状態で前記筒状部を回転させることにより、当該塩ビ壁紙から前記孔を通過した前記ポリ塩化ビニルを分離するリサイクル装置。
  14. 請求項11乃至13の何れかに記載のリサイクル装置において、
    前記分離部には、前記細断部によって細断された前記塩ビ壁紙を叩打する叩打部材が設けられているリサイクル装置。
  15. 請求項14に記載のリサイクル装置において、
    前記分離部には、回転軸が設けられており、
    前記叩打部材は、前記回転軸の周囲に取り付けられているリサイクル装置。
  16. 請求項14又は15に記載のリサイクル装置において、
    前記叩打部材は、板状をしており、その板面で前記塩ビ壁紙を叩打するリサイクル装置。
  17. ポリ塩化ビニルと紙とを含む塩ビ壁紙を第1の細断機を用いて細断する第1の細断工程と、前記第1の細断工程が終了してから一定時間が経過した後に、当該第1の細断工程において細断された前記塩ビ壁紙を第2の細断機を用いて細断する第2の細断工程と、前記第2の細断工程が終了してから一定時間が経過した後に、当該第2の細断工程において細断された前記塩ビ壁紙を第3の細断機を用いて細断する第3の細断工程と、を含む細断工程と、
    前記第1の細断機を用いて細断された前記塩ビ壁紙を、第1の移送部を用いて、風圧によって前記第2の細断機に移送する第1の移送工程と、を含み、
    前記第1の移送部は、
    第1の方向に延びる第1の管状部と、
    前記第1の管状部の下流において当該第1の管状部に連結され、前記第1の方向と略直交する第2の方向に延びる第2の管状部と、
    前記第1の管状部と前記第2の管状部との連結部分に設けられ、前記第1の管状部を通って移送されてきた前記塩ビ壁紙が衝突する第1の凹凸面と、を有することを特徴とするリサイクル方法。
  18. 請求項17に記載のリサイクル方法において、
    前記第1の移送部は、
    前記第2の管状部の下流において当該第2の管状部に連結され、前記第2の方向と略直交する第3の方向に延びる第3の管状部を有するリサイクル方法。
  19. 請求項18に記載のリサイクル方法において、
    前記第1の移送部は、
    前記第2の管状部と前記第3の管状部との連結部分に設けられ、前記第2の管状部を通って移送されてきた前記塩ビ壁紙が衝突する第2の凹凸面を有するリサイクル方法。
  20. 請求項17乃至19の何れかに記載のリサイクル方法において、
    前記第2の細断機を用いて細断された前記塩ビ壁紙を、第2の移送部を用いて、風圧によって前記第3の細断機に移送する第2の移送工程と、を含み、
    前記第2の移送部は、
    第1の方向に延びる第1の管状部と、
    前記第1の管状部の下流において当該第1の管状部に連結され、前記第1の方向と略直交する第2の方向に延びる第2の管状部と、
    前記第1の管状部と前記第2の管状部との連結部分に設けられ、前記第1の管状部を通って移送されてきた前記塩ビ壁紙が衝突する第1の凹凸面と、を有することを特徴とするリサイクル方法。
  21. 請求項20に記載のリサイクル方法において、
    前記第2の移送部は、
    前記第2の管状部の下流において当該第2の管状部に連結され、前記第2の方向と略直交する第3の方向に延びる第3の管状部を有するリサイクル方法。
  22. 請求項21に記載のリサイクル方法において、
    前記第2の移送部は、
    前記第2の管状部と前記第3の管状部との連結部分に設けられ、前記第2の管状部を通って移送されてきた前記塩ビ壁紙が衝突する第2の凹凸面を有するリサイクル方法。
  23. 請求項17乃至22の何れかに記載のリサイクル方法において、
    前記細断工程において細断された前記塩ビ壁紙を処理することにより、前記ポリ塩化ビニルと前記紙とを分離する分離工程を含むリサイクル方法。
  24. 請求項17乃至23の何れかに記載のリサイクル方法において、
    前記細断工程において細断された前記塩ビ壁紙を叩打することにより、前記紙からの前記ポリ塩化ビニルの解離を促す叩解工程を含むリサイクル方法。
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