JP2016137430A - 分離装置、及び吸水処理材の製造方法 - Google Patents

分離装置、及び吸水処理材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 分離効率の高い分離装置、及びそれを用いた吸水処理材の製造方法を提供する。【解決手段】 分離装置1は、細断部10、叩解部20、及び分離部30を備えている。細断部10は、ポリ塩化ビニルと紙とを含む塩ビ壁紙を細断する。叩解部20は、細断部10によって細断された塩ビ壁紙を叩打部材22によって叩打することにより、紙からのポリ塩化ビニルの解離を促す。分離部30は、叩解部20によって叩打された塩ビ壁紙が収容された状態でドラム32を回転させることにより、塩ビ壁紙から、孔32aを通過したポリ塩化ビニルを分離する。【選択図】 図1

Description

本発明は、分離装置、及びそれを用いた吸水処理材の製造方法に関する。
従来の分離装置としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載の分離装置においては、まず、外装材の内部に吸水性部材が装填されてなる紙おむつ等の不良品が、切断機によって所定のサイズに切断される。次に、切断された切断品が、気流輸送により分離機に送り込まれる。
分離機は、自軸周りに回転可能に設けられた回転軸と、当該回転軸を囲繞するとともに同心で逆方向に回転可能に設けられた筒状網体とを有している。回転軸には、放射状に複数の撹拌ロッドが設けられている。この分離機に送り込まれた切断品は、互いに反対方向に回転する回転軸及び筒状網体によって、外装材と吸水性部材とに分離される。この吸水性部材は、筒状網体の網目によって篩い分けられる。
特開平8−117688号公報
ところで、近年、資源の有効利用の観点から、廃棄物としての塩ビ壁紙を再利用するための技術に対するニーズが高まっている。塩ビ壁紙の再利用にあたっては、それに含まれるポリ塩化ビニルと紙とを分離することが必要となる。かかる分離には、上述の分離装置を用いることが可能である。しかしながら、上述の分離装置では、ポリ塩化ビニルと紙とを高効率で分離することが困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、分離効率の高い分離装置、及びそれを用いた吸水処理材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明による分離装置は、ポリ塩化ビニルと紙とを含む塩ビ壁紙を細断する第1の細断部と、上記第1の細断部によって細断された上記塩ビ壁紙を叩打する第1の叩打部材を有し、当該第1の叩打部材によって上記塩ビ壁紙を叩打することにより、上記紙からの上記ポリ塩化ビニルの解離を促す第1の叩解部と、上記第1の叩解部によって叩打された上記塩ビ壁紙に含まれる上記紙を通過させずに上記ポリ塩化ビニルを通過させる多数の第1の孔が形成された第1の筒状部を有し、上記第1の叩解部によって叩打された上記塩ビ壁紙が収容された状態で上記第1の筒状部を回転させることにより、当該塩ビ壁紙から上記第1の孔を通過した上記ポリ塩化ビニルを分離する第1の分離部と、を備えることを特徴とする。
この分離装置において、塩ビ壁紙は、第1の細断部によって細断される。第1の細断部によって細断された塩ビ壁紙は、第1の叩解部に送られる。第1の叩解部においては、第1の叩打部材によって塩ビ壁紙が叩打される。第1の叩解部によって叩打された塩ビ壁紙は、第1の分離部に送られる。第1の分離部においては、第1の筒状部が回転することにより、紙から解離したポリ塩化ビニルが、第1の孔を通じて第1の筒状部の外に排出される。これにより、塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルが分離される。
このように、本発明の分離装置においては、第1の分離部による分離に先立って、第1の叩解部による叩打が行われる。この叩打によって紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。これにより、第1の分離部において塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルが分離されやすくなるため、分離効率が向上する。ここで、分離効率とは、塩ビ壁紙から分離されたポリ塩化ビニルの重量の、処理直前の塩ビ壁紙に含まれていたポリ塩化ビニルの重量に対する割合をいう。
本発明によれば、分離効率の高い分離装置、及びそれを用いた吸水処理材の製造方法が実現される。
本発明による分離装置の一実施形態を示す構成図である。 図1の分離装置における叩解部20を示す断面図である。 図1の分離装置における叩解部20を示す断面図である。 図1の分離装置における分離部30を示す側面図である。 図4のV−V線に沿った断面の構造を説明するための図である。 図1の分離装置における叩解部50を示す断面図である。 図1の分離装置における叩解部50を示す断面図である。 図1の分離装置における分離部60を示す側面図である。 図8のIX−IX線に沿った断面の構造を説明するための図である。 本発明による吸水処理材の一実施形態を示す模式図である。 一変形例に係る叩解部20を示す断面図である。 図11の叩解部20の効果を説明するための図である。 図11の叩解部20の効果を説明するための図である。 一変形例に係る叩解部50を示す断面図である。 他の変形例に係る叩解部20を示す断面図である。 他の変形例に係る叩解部50を示す断面図である。 一変形例に係る叩打部材22を示す平面図である。 一変形例に係る叩打部材52を示す平面図である。 他の変形例に係る叩打部材22を示す側面図である。 他の変形例に係る叩打部材52を示す側面図である。 図5に示した突条34の変形例を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明による分離装置の一実施形態を示す構成図である。分離装置1は、第1の材料と当該第1の材料に付着した第2の材料とを含む処理対象物を処理することにより、第1の材料から第2の材料を解離させ、処理対象物から第2の材料を分離するものである。本実施形態においては、処理対象物が塩ビ壁紙、第1の材料が紙、第2の材料がポリ塩化ビニルである。
分離装置1は、細断部10(第1の細断部)、叩解部20(第1の叩解部)、分離部30(第1の分離部)、細断部40(第2の細断部)、叩解部50(第2の叩解部)、及び分離部60(第2の分離部)を備えている。
細断部10は、塩ビ壁紙を細断する。細断部10としては、例えば、破砕機又は粉砕機を用いることができる。細断部10には、スクリーンが設けられている。スクリーンの穴径は、例えば、10mm以上30mm以下である。
図2及び図3を参照しつつ、叩解部20の構造を説明する。叩解部20は、叩打部材22(第1の叩打部材)、回転軸24(第1の回転軸)及び収容部26(第1の収容部)を有している。叩打部材22は、細断部10によって細断された塩ビ壁紙を叩打する。具体的には、叩打部材22は、板状をしており、その板面で塩ビ壁紙を叩打する。
回転軸24は、略円柱状をしており、その中心軸周りに回転可能に設けられている。回転軸24の中心軸は、水平である。当該中心軸に平行及び垂直な断面が、それぞれ図2及び図3に示されている。上述の叩打部材22は、回転軸24の周囲に取り付けられている。本実施形態においては、複数の叩打部材22が設けられている。図2からわかるように、叩打部材22は、回転軸24の中心軸に沿って複数箇所(本実施形態においては5箇所)に設けられている。また、図3からわかるように、各箇所において、複数(本実施形態においては8つ)の叩打部材22が回転軸24の周囲に放射状に取り付けられている。各叩打部材22は、その厚さ方向が上記中心軸と直交するように配置されている。回転軸24の外径は、例えば、15cm以上25cm以下である。
収容部26は、略円筒状をしており、叩打部材22及び回転軸24を包囲するように設けられている。収容部26の中心軸は、回転軸24の中心軸に一致する。収容部26には、細断部10によって細断された塩ビ壁紙が収容される。収容部26の内径は、例えば、30cm以上50cm以下である。また、収容部26の内周面と叩打部材22の先端との間隔は、例えば、5mm以上15mm以下である。
叩解部20は、叩打部材22によって塩ビ壁紙を叩打することにより、紙からのポリ塩化ビニルの解離を促す。詳細には、細断部10によって細断された塩ビ壁紙が収容部26に収容された状態で、回転軸24を回転させる。すると、回転軸24と共に回転する叩打部材22が塩ビ壁紙を繰り返し叩打し、その打撃力等により紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。このとき、ポリ塩化ビニルの一部は、紙から完全に解離する。このようにして塩ビ壁紙から分離されたポリ塩化ビニルは、図示しない排出手段により、叩解部20の外に排出される。
図4及び図5を参照しつつ、分離部30の構造を説明する。図4は、分離部30を示す側面図である。図5は、図4のV−V線に沿った断面の構造を説明するための図である。分離部30は、ドラム32(第1の筒状部)を有している。ドラム32は、略円筒状をしており、その中心軸周りに回転可能に設けられている。ドラム32の中心軸は、水平である。ドラム32の内径は、例えば、30cm以上50cm以下である。
ドラム32には、多数の孔32a(第1の孔)が形成されている。孔32aは、ドラム32の略全体にわたって形成されている。孔32aは、叩解部20によって叩打された塩ビ壁紙に含まれる紙は通過させないが、ポリ塩化ビニルは通過させる。孔32aの径は、例えば、5mm以上15mm以下である。分離部30は、叩解部20によって叩打された塩ビ壁紙が収容された状態でドラム32を回転させることにより、塩ビ壁紙から、孔32aを通過したポリ塩化ビニルを分離する。
ドラム32の内周面上には、突条34(第1の突条)が設けられている。突条34は、ドラム32の中心軸方向に延在している。突条34は、ドラム32の入口側(図4の左側)から出口側(図4の右側)までの経路の略全体にわたって延在している。また、突条34は、断面が略三角形である。突条34の高さ(ドラム32の径方向の長さ)は、例えば、3mm以上10mm以下である。突条34は、p本(p:3以上5以下の整数)設けられることが好ましい。p本の突条34は、ドラム32の内周面上に等間隔で配設されている。すなわち、ドラム32の中心軸に垂直な断面(図5に示す断面)において、1つの突条34と中心軸とを結んだ線分と、その隣の突条34と中心軸とを結んだ線分とのなす角度αは、360°/pに略等しい。本実施形態においては、p=4、α=90°である。
ドラム32の内部には、回転ロッド36及びスクリュー部材38が設けられている。回転ロッド36は、略円柱状をしており、その中心軸周りに回転可能に設けられている。回転ロッド36の中心軸は、ドラム32の中心軸に一致する。ただし、回転ロッド36は、ドラム32とは独立して回転する。回転ロッド36の外径は、例えば、15cm以上25cm以下である。
回転ロッド36の周囲には、螺旋を描くようにスクリュー部材38が設けられている。スクリュー部材38は、回転ロッド36に固定されており、回転ロッド36と一緒に回転する。スクリュー部材38には、複数の歯39が形成されている。歯39の端部は、正面視(図5参照)で、辺39a及び辺39bによって構成されている。
辺39aは、ドラム32及び回転ロッド36の径方向に延びている。辺39aの内端(回転ロッド36に近い方の端)は、回転ロッド36から離間した位置に存在する。同様に、辺39aの外端(ドラム32に近い方の端)は、ドラム32から離間した位置に存在する。辺39aの外端とドラム32の内周面との間隔は、例えば5mm以上15mm以下である。ただし、当該間隔は、突条34の高さよりも大きく設定される。辺39bは、辺39aの外端と、隣の歯39の辺39aの内端とを結んでいる。辺39bは、辺39aよりも長い。辺39bの長さの辺39aの長さに対する比は、例えば、2以上2.5以下である。
回転ロッド36及びスクリュー部材38は、図5において左回り(反時計回り)に回転する。つまり、歯39においては、辺39bが回転方向の前方に位置し、辺39aが回転方向の後方に位置している。上述のドラム32の回転方向は、回転ロッド36及びスクリュー部材38の回転方向と同じであってもよいし、反対であってもよい。これらの回転方向が同じである場合、回転ロッド36及びスクリュー部材38の回転速度は、ドラム32の回転速度よりも大きいことが好ましい。
細断部40は、分離部30によって孔32aを通過したポリ塩化ビニルが分離された塩ビ壁紙を細断する。細断部40としては、例えば、破砕機又は粉砕機を用いることができる。細断部40には、スクリーンが設けられている。スクリーンの穴径は、例えば、0.3mm以上3mm以下である。
図6及び図7を参照しつつ、叩解部50の構造を説明する。叩解部50は、叩打部材52(第2の叩打部材)、回転軸54(第2の回転軸)及び収容部56(第2の収容部)を有している。叩打部材52は、細断部40によって細断された塩ビ壁紙を叩打する。具体的には、叩打部材52は、板状をしており、その板面で塩ビ壁紙を叩打する。
回転軸54は、略円柱状をしており、その中心軸周りに回転可能に設けられている。回転軸54の中心軸は、水平である。当該中心軸に平行及び垂直な断面が、それぞれ図6及び図7に示されている。上述の叩打部材52は、回転軸54の周囲に取り付けられている。本実施形態においては、複数の叩打部材52が設けられている。図6からわかるように、叩打部材52は、回転軸54の中心軸に沿って複数箇所(本実施形態においては5箇所)に設けられている。また、図7からわかるように、各箇所において、複数(本実施形態においては8つ)の叩打部材52が回転軸54の周囲に放射状に取り付けられている。各叩打部材52は、その厚さ方向が上記中心軸と直交するように配置されている。回転軸54の外径は、例えば、15cm以上25cm以下である。
収容部56は、略円筒状をしており、叩打部材52及び回転軸54を包囲するように設けられている。収容部56の中心軸は、回転軸54の中心軸に一致する。収容部56には、細断部40によって細断された塩ビ壁紙が収容される。収容部56の内径は、例えば、30cm以上50cm以下である。また、収容部56の内周面と叩打部材52の先端との間隔は、上述の収容部26の内周面と叩打部材22の先端との間隔よりも小さく、例えば0.2mm以上2mm以下である。
叩解部50は、叩打部材52によって塩ビ壁紙を叩打することにより、紙からのポリ塩化ビニルの解離を促す。詳細には、細断部40によって細断された塩ビ壁紙が収容部56に収容された状態で、回転軸54を回転させる。すると、回転軸54と共に回転する叩打部材52が塩ビ壁紙を繰り返し叩打し、その打撃力等により紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。このとき、ポリ塩化ビニルの一部は、紙から完全に解離する。このようにして塩ビ壁紙から分離されたポリ塩化ビニルは、図示しない排出手段により、叩解部50の外に排出される。
図8及び図9を参照しつつ、分離部60の構造を説明する。図8は、分離部60を示す側面図である。図9は、図8のIX−IX線に沿った断面の構造を説明するための図である。分離部60は、ドラム62(第2の筒状部)を有している。ドラム62は、略円筒状をしており、その中心軸周りに回転可能に設けられている。ドラム62の中心軸は、水平である。ドラム62の内径は、例えば、30cm以上50cm以下である。
ドラム62には、多数の孔62a(第2の孔)が形成されている。孔62aは、ドラム62の略全体にわたって形成されている。孔62aは、叩解部50によって叩打された塩ビ壁紙に含まれる紙は通過させないが、ポリ塩化ビニルは通過させる。孔62aの平面視での面積は、孔32aの平面視での面積よりも小さい。孔62aの径は、例えば、0.2mm以上2mm以下である。分離部60は、叩解部50によって叩打された塩ビ壁紙が収容された状態でドラム62を回転させることにより、塩ビ壁紙から、孔62aを通過したポリ塩化ビニルを分離する。
ドラム62の内周面上には、突条64(第2の突条)が設けられている。突条64は、ドラム62の中心軸方向に延在している。突条64は、ドラム62の入口側(図8の左側)から出口側(図8の右側)までの経路の略全体にわたって延在している。また、突条64は、断面が略三角形である。突条64の高さ(ドラム62の径方向の長さ)は、上述の突条34の高さよりも小さく、例えば2mm以上5mm以下である。突条64は、q本(q:3以上5以下の整数)設けられることが好ましい。q本の突条64は、ドラム62の内周面上に等間隔で配設されている。すなわち、ドラム62の中心軸に垂直な断面(図9に示す断面)において、1つの突条64と中心軸とを結んだ線分と、その隣の突条64と中心軸とを結んだ線分とのなす角度βは、360°/qに略等しい。本実施形態においては、q=4、β=90°である。
ドラム62の内部には、回転ロッド66及びスクリュー部材68が設けられている。回転ロッド66は、略円柱状をしており、その中心軸周りに回転可能に設けられている。回転ロッド66の中心軸は、ドラム62の中心軸に一致する。ただし、回転ロッド66は、ドラム62とは独立して回転する。回転ロッド66の外径は、例えば、15cm以上25cm以下である。
回転ロッド66の周囲には、螺旋を描くようにスクリュー部材68が設けられている。スクリュー部材68は、回転ロッド66に固定されており、回転ロッド66と一緒に回転する。スクリュー部材68には、複数の歯69が形成されている。歯69の端部は、正面視(図9参照)で、辺69a及び辺69bによって構成されている。
辺69aは、ドラム62及び回転ロッド66の径方向に延びている。辺69aの内端(回転ロッド66に近い方の端)は、回転ロッド66から離間した位置に存在する。同様に、辺69aの外端(ドラム62に近い方の端)は、ドラム62から離間した位置に存在する。辺69aの外端とドラム62の内周面との間隔は、上述の辺39aの外端とドラム32の内周面との間隔よりも小さく、例えば3mm以上10mm以下である。ただし、辺69aの外端とドラム62の内周面との間隔は、突条64の高さよりも大きく設定される。辺69bは、辺69aの外端と、隣の歯69の辺69aの内端とを結んでいる。辺69bは、辺69aよりも長い。辺69bの長さの辺69aの長さに対する比は、例えば、2以上2.5以下である。
回転ロッド66及びスクリュー部材68は、図9において左回り(反時計回り)に回転する。つまり、歯69においては、辺69bが回転方向の前方に位置し、辺69aが回転方向の後方に位置している。上述のドラム62の回転方向は、回転ロッド66及びスクリュー部材68の回転方向と同じであってもよいし、反対であってもよい。これらの回転方向が同じである場合、回転ロッド66及びスクリュー部材68の回転速度は、ドラム62の回転速度よりも大きいことが好ましい。
続いて、分離装置1の動作を説明する。処理対象物である塩ビ壁紙は、まず、細断部10によって細断される。細断部10によって細断された塩ビ壁紙は、叩解部20に移送される。移送には、例えば、ベルトコンベア又はスクリューコンベアを用いることができる。叩解部20に移送された塩ビ壁紙は、収容部26内に収容された状態で、回転軸24と共に回転する叩打部材22によって叩打される。これにより、紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。
叩解部20によって叩打された塩ビ壁紙は、分離部30に移送される。分離部30に移送された塩ビ壁紙は、回転するスクリュー部材38によって、ドラム32の入口側(図4の左側)から出口側(図4の右側)へと押し出される。その間、ドラム32の回転による遠心力等により、紙片から解離したポリ塩化ビニルが孔32aを通じてドラム32の外に排出される。これにより、塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルの一部が分離される。
分離部30による分離が行われた後の塩ビ壁紙は、細断部40に移送され、更に細断される。細断部40によって細断された塩ビ壁紙は、叩解部50に移送される。叩解部50に移送された塩ビ壁紙は、収容部56内に収容された状態で、回転軸54と共に回転する叩打部材52によって叩打される。これにより、紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。
叩解部50によって叩打された塩ビ壁紙は、分離部60に移送される。分離部60に移送された塩ビ壁紙は、回転するスクリュー部材68によって、ドラム62の入口側(図8の左側)から出口側(図8の右側)へと押し出される。その間、ドラム62の回転による遠心力等により、紙片から解離したポリ塩化ビニルが孔62aを通じてドラム62の外に排出される。これにより、塩ビ壁紙から残りのポリ塩化ビニルが分離される。
図10は、本発明による吸水処理材の一実施形態を示す模式図である。吸水処理材70は、液体を吸収する吸水処理材であり、粒状芯部72(造粒物)及び被覆層部74を備えている。吸水処理材70は、例えば、猫や犬等の愛玩動物用の排泄物処理材である。
粒状芯部72は、粒状に成形されている。粒状芯部72の形状としては、例えば、球、楕円体、円柱が挙げられる。粒状芯部72は、尿等の液体を吸水及び保水する機能を有する。粒状芯部72の材料としては、上述の分離装置1を用いて塩ビ壁紙から得られた紙(すなわち、ポリ塩化ビニルが分離された紙)が用いられている。粒状芯部72は、当該紙のみから構成されていてもよいし、当該紙以外の材料を含んで構成されていてもよい。
被覆層部74は、粒状芯部72を覆っている。被覆層部74は、粒状芯部72の表面の全体を覆っていてもよいし、粒状芯部72の表面の一部のみを覆っていてもよい。この被覆層部74は、使用時に尿等の液体を吸収した吸水処理材70どうしを付着させて固まりにする機能を有する。被覆層部74の材料(被覆材料)としては、例えば、紙粉及び吸水性ポリマーを用いることができる。
続いて、本発明による吸水処理材の製造方法の一実施形態として、吸水処理材70の製造方法の一例を説明する。この製造方法は、分離工程、造粒工程、被覆工程、分粒工程及び乾燥工程を含んでいる。分離工程においては、分離装置1を用いて、塩ビ壁紙に含まれる紙とポリ塩化ビニルとを分離する。
造粒工程においては、分離工程において得られた紙を含む被造粒材料を造粒する。造粒には、例えば押出造粒機を用いることができる。このとき、必要に応じて、造粒前の被造粒材料に対する加水が行われる。これにより、粒状芯部72が得られる。
被覆工程においては、造粒工程において形成された粒状芯部72の表面に被覆材料を付着させる。被覆材料の付着は、例えば、コーティング装置を用いた散布又は噴霧により行うことができる。これにより、被覆層部74が得られる。
分粒工程においては、所定の寸法の篩目を有する篩に、前工程で製造された吸水処理材を通過させる。これにより、所定の規格を満たす吸水処理材のみが抽出される。
乾燥工程においては、前工程で抽出された吸水処理材を乾燥機で乾燥させる。乾燥により、粒状芯部72の含水率を適宜調整する。これにより、粒状芯部72の水分が被覆層部74に遷移して吸水能力が低下してしまうのを防ぐとともに、吸水処理材70の保存時にカビ等が発生するのを防ぐことができる。
本実施形態の効果を説明する。本実施形態においては、分離部30による分離に先立って、叩解部20による叩打が行われる。この叩打によって紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。すなわち、叩解部20による叩打は、ポリ塩化ビニルの一部を紙から解離させ、それにより紙に対するポリ塩化ビニルの付着量を減らす。このことは、分離部30の処理負担の軽減に資する。さらに、叩解部20において紙から解離しきれなかったポリ塩化ビニルについても、叩打の打撃力等により紙に対する付着力が低下し、解離しやすい状態となっている。これにより、分離部30において塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルが分離されやすくなるため、分離効率が向上する。
叩解部20に関し、叩打部材22は、回転軸24の周囲に取り付けられている。かかる構成により、回転軸24と共に叩打部材22を回転させることができる。これにより、叩打部材22による塩ビ壁紙の叩打を効率良く行うことができる。
叩解部20には、回転軸24の周囲に放射状に取り付けられた複数の叩打部材22が設けられている。これにより、回転軸24が1回転する間に複数の叩打部材22によって塩ビ壁紙が叩打されるため、叩打部材22による塩ビ壁紙の叩打を一層効率良く行うことができる。
叩打部材22は、板状をしており、その板面で塩ビ壁紙を叩打するように構成されている。このように叩打部材22の板面で叩打することにより、塩ビ壁紙に対して強い打撃力を与えることができる。
叩解部20には、叩打部材22及び回転軸24を包囲するように収容部26が設けられている。このため、叩打部材22によって叩打された塩ビ壁紙の一部は、収容部26の内周面に擦りつけられることになる。これにより、叩解部20においては、叩打部材22によって叩打される際に塩ビ壁紙に働く打撃力に加え、収容部26の内周面に擦りつけられる際に塩ビ壁紙に働く摩擦力もまた、紙からのポリ塩化ビニルの解離に寄与する。また、塩ビ壁紙の一部は、叩打部材22によって叩き飛ばされて、収容部26の内周面等に衝突する。この際に塩ビ壁紙に働く衝撃力も、紙からのポリ塩化ビニルの解離に寄与する。
分離部30に関し、ドラム32には、突条34が設けられている。突条34が設けられていない場合、重力の影響により、塩ビ壁紙はドラム32の下部に集まりがちになる。これに対し、本実施形態においては、ドラム32内の塩ビ壁紙は、突条34により掬い上げられることにより、ドラム32の上部に達し易くなる。かかる掬い上げ作用により、塩ビ壁紙は、ドラム32の内周面の広範囲に行き渡るようになるため、分離部30による分離が促進される。また、塩ビ壁紙がドラム32の上部から落下する際の衝撃により、紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。さらに、突条34は塩ビ壁紙がスクリュー部材38により前方に押し出される際の障害になるため、塩ビ壁紙がドラム32内に滞留する時間が長くなる。これにより、塩ビ壁紙から、より多くのポリ塩化ビニルを分離することができる。
ドラム32の内部には、スクリュー部材38が設けられている。スクリュー部材38によって押し出される際、ドラム32内の塩ビ壁紙の一部は、ドラム32の内周面に擦りつけられることになる。その際の摩擦力によっても、紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。また、突条34が設けられているため、塩ビ壁紙は、突条34に引っ掛かった状態で、ドラム32の内周面に擦りつけられる場合がある。その場合、力が逃げにくくなるため、塩ビ壁紙が受ける摩擦力が増大し、それにより紙からのポリ塩化ビニルの解離が一層促される。
スクリュー部材38は、回転方向(回転ロッド36の接線方向)とのなす角度が略直角である辺39aではなく、その角度が鈍角である辺39bを前方として回転する(図5参照)。これにより、スクリュー部材38の歯39に塩ビ壁紙が過度に引っ掛かるのを防ぐことができる。
本実施形態においては、細断部10による細断、叩解部20による叩解及び分離部30による分離の後に、細断部40による細断、叩解部50による叩解及び分離部60による分離が行われる。このように細断、叩解及び分離を2回ずつ行うことにより、分離効率が一層向上する。
ところで、塩ビ壁紙の細断を連続して長時間にわたり行う場合、細断時の熱によってポリ塩化ビニルが溶融することがある。そうなると、ポリ塩化ビニルと紙との分離が困難になってしまう。この点、本実施形態のように塩ビ壁紙の細断を段階的に行うことにより、1回の細断に要する時間を短縮し、ポリ塩化ビニルの溶融を防ぐことができる。かかる観点から、細断、叩解及び分離を3回以上ずつ行ってもよい。細断、叩解及び分離を3回ずつ行う場合、1回目、2回目及び3回目の細断におけるスクリーンの穴径は、例えば、それぞれ30mm以上100mm以下、10mm以上30mm以下、及び0.3mm以上3mm以下とすることができる。
叩解部50に関し、叩打部材52は、回転軸54の周囲に取り付けられている。かかる構成により、回転軸54と共に叩打部材52を回転させることができる。これにより、叩打部材52による塩ビ壁紙の叩打を効率良く行うことができる。
叩解部50には、回転軸54の周囲に放射状に取り付けられた複数の叩打部材52が設けられている。これにより、回転軸54が1回転する間に複数の叩打部材52によって塩ビ壁紙が叩打されるため、叩打部材52による塩ビ壁紙の叩打を一層効率良く行うことができる。
叩打部材52は、板状をしており、その板面で塩ビ壁紙を叩打するように構成されている。このように叩打部材52の板面で叩打することにより、塩ビ壁紙に対して強い打撃力を与えることができる。
叩解部50には、叩打部材52及び回転軸54を包囲するように収容部56が設けられている。このため、叩打部材52によって叩打された塩ビ壁紙の一部は、収容部56の内周面に擦りつけられることになる。これにより、叩解部50においては、叩打部材52によって叩打される際に塩ビ壁紙に働く打撃力に加え、収容部56の内周面に擦りつけられる際に塩ビ壁紙に働く摩擦力もまた、紙からのポリ塩化ビニルの解離に寄与する。また、塩ビ壁紙の一部は、叩打部材52によって叩き飛ばされて、収容部56の内周面等に衝突する。この際に塩ビ壁紙に働く衝撃力も、紙からのポリ塩化ビニルの解離に寄与する。
収容部56の内周面と叩打部材52の先端との間隔は、収容部26の内周面と叩打部材22の先端との間隔よりも小さい。すなわち、比較的大きな塩ビ壁紙片を処理する叩解部20においては収容部26と叩打部材22との間隔が比較的大きく、比較的小さな塩ビ壁紙片を処理する叩解部50においては収容部56と叩打部材52との間隔が比較的小さい。このように処理対象物の大きさに応じて上記間隔を設定することにより、何れの叩解部においても、処理対象物に対して適度な摩擦力を与えることができる。ただし、収容部56の内周面と叩打部材52の先端との間隔を収容部26の内周面と叩打部材22の先端との間隔よりも小さくすることは、必須でない。
分離部60に関し、ドラム62には、突条64が設けられている。突条64が設けられていない場合、重力の影響により、塩ビ壁紙はドラム62の下部に集まりがちになる。これに対し、本実施形態においては、ドラム62内の塩ビ壁紙は、突条64により掬い上げられることにより、ドラム62の上部に達し易くなる。かかる掬い上げ作用により、塩ビ壁紙は、ドラム62の内周面の広範囲に行き渡るようになるため、分離部60による分離が促進される。また、塩ビ壁紙がドラム62の上部から落下する際の衝撃により、紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。さらに、突条64は塩ビ壁紙がスクリュー部材68により前方に押し出される際の障害になるため、塩ビ壁紙がドラム62内に留する時間が長くなる。これにより、塩ビ壁紙から、より多くのポリ塩化ビニルを分離することができる。
突条64の高さは、突条34の高さよりも小さい。すなわち、比較的大きな塩ビ壁紙片を処理する分離部30においては突条34の高さが比較的大きく、比較的小さな塩ビ壁紙片を処理する分離部60においては突条64の高さが比較的小さい。このように処理対象物の大きさに応じて突条の高さを設定することにより、何れの分離部においても、突条による処理対象物の掬い上げ作用を充分に発揮させることができる。ただし、突条64の高さを突条34の高さよりも小さくすることは、必須でない。
ドラム62の内部には、スクリュー部材68が設けられている。スクリュー部材68によって押し出される際、ドラム62内の塩ビ壁紙の一部は、ドラム62の内周面に擦りつけられることになる。その際の摩擦力によっても、紙からのポリ塩化ビニルの解離が促される。また、突条64が設けられているため、塩ビ壁紙は、突条64に引っ掛かった状態で、ドラム62の内周面に擦りつけられる場合がある。その場合、力が逃げにくくなるため、塩ビ壁紙が受ける摩擦力が増大し、それにより紙からのポリ塩化ビニルの解離が一層促される。
辺69aの外端とドラム62の内周面との間隔は、辺39aの外端とドラム32の内周面との間隔よりも小さい。すなわち、比較的大きな塩ビ壁紙片を処理する分離部30においては辺39aの外端とドラム32の内周面との間隔が比較的大きく、比較的小さな塩ビ壁紙片を処理する分離部60においては辺69aの外端とドラム62の内周面との間隔が比較的小さい。このように処理対象物の大きさに応じて上記間隔を設定することにより、何れの分離部においても、処理対象物に対して適度な摩擦力を与えることができる。ただし、辺69aの外端とドラム62の内周面との間隔を辺39aの外端とドラム32の内周面との間隔よりも小さくすることは、必須でない。
スクリュー部材68は、回転方向(回転ロッド66の接線方向)とのなす角度が略直角である辺69aではなく、その角度が鈍角である辺69bを前方として回転する(図9参照)。これにより、スクリュー部材68の歯69に塩ビ壁紙が過度に引っ掛かるのを防ぐことができる。
吸水処理材70においては、粒状芯部72の材料として、分離工程において得られた紙が用いられている。これにより、塩ビ壁紙の廃棄物を有効活用し、紙の調達コストを削減することができる。また、分離工程においては上述のとおり分離効率に優れた分離装置1を用いているため、粒状芯部72に混入する不純物(塩ビ壁紙から分離しきれなかったポリ塩化ビニル等)の割合を小さく抑えることができる。
ポリ塩化ビニルは、焼却処理した場合にはダイオキシンを発生させ、埋立処理した場合には塩素ガスを発生させる。それゆえ、吸水処理材がポリ塩化ビニルを大量に含む場合、当該吸水処理材の廃棄時に、環境に及ぼす悪影響(環境負荷)が大きいという問題がある。特に吸水処理材は、使い捨てされることが多い製品であるため、廃棄時の環境負荷を小さく抑えることが重要である。この点、吸水処理材70においては、塩ビ壁紙からポリ塩化ビニルを高効率で分離して得られた紙が材料として用いられているため、廃棄時の環境負荷を小さく抑えることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、細断、叩解及び分離を複数回ずつ行う例を示した。しかし、細断、叩解及び分離は、1回ずつ行ってもよい。
上記実施形態においては、複数の叩打部材22が全て同じ長さを有する場合を例示した。しかし、複数の叩打部材22のうち少なくとも2つは、互いに異なる長さを有していてもよい。例えば、図11に示すように、複数の叩打部材22は、比較的長い叩打部材222と、比較的短い叩打部材224とを含んでいてもよい。本例においては、回転軸24の中心軸に沿った各箇所において、叩打部材222と叩打部材224とが交互に配置されている。
図12及び図13を参照しつつ、かかる構成の利点を説明する。複数の叩打部材22が全て同じ長さを有する場合、図12に示すように、叩打部材22の風圧等により、処理対象物は、収容部26の内周面近傍の狭い領域R1に偏在しがちになる。これに対し、複数の叩打部材22が異なる長さを有する場合、図13に示すように、処理対象物は、回転軸24の径方向の内側に入り込みやすくなるため、より広い領域R2に分散するようになる。そのため、叩打部材22による叩打をより効率的に行うことができる。すなわち、回転軸24が1回転する間に、より多くの処理対象物を叩打することができる。
さらに、この場合、回転軸24の径方向の複数の位置において、叩打部材22の先端部で処理対象物を叩打することができる。つまり、径方向の比較的外側においては叩打部材222の先端部で、径方向の比較的内側においては叩打部材224の先端部で、それぞれ処理対象物を叩打することができる。このように叩打部材22の先端部で叩打される場合、処理対象物は、当該先端部の角に衝突することになる。したがって、叩打部材22の先端部で叩打することは、処理対象物に強い衝撃を与える上で有利である。同様に、図14に示すように、複数の叩打部材52は、比較的長い叩打部材522と、比較的短い叩打部材524とを含んでいてもよい。
また、複数の叩打部材22は、相異なる長さを有する3種類の叩打部材を含んでいてもよい。例えば、図15に示すように、複数の叩打部材22は、上述の叩打部材222,224に加えて、叩打部材224よりも更に短い叩打部材226を含んでいてもよい。本例においては、回転軸24の中心軸に沿った各箇所において、叩打部材222、叩打部材224及び叩打部材226がこの順に繰り返し配置されている。なお、同図において、回転軸24は、左回り(反時計回り)に回転する。同様に、図16に示すように、複数の叩打部材52は、叩打部材522、叩打部材522よりも短い叩打部材524、及び叩打部材524よりも短い叩打部材526を含んでいてもよい。
上記実施形態において、叩打部材22の板面には、図17に示すように、開口部22a(第1の開口部)が形成されていてもよい。本例においては、複数の開口部22aが形成されている。これらの開口部22aは、叩打部材22が回転する際の空気抵抗を低減させるために設けられている。すなわち、叩打部材22が回転する際、開口部22aを通じて空気が逃げるため、叩打部材22が受ける空気抵抗を低減させることができる。これにより、叩解部20の消費電力を削減できるとともに、処理対象物が叩打部材22から受ける風圧を小さく抑えることができる。かかる風圧が大きいと、叩打する前に処理対象物が叩打部材22の板面から遠ざかってしまうため、叩打部材22の打撃力を弱める要因となる。したがって、上記風圧を小さく抑えることは、処理対象物に対して強い打撃力を与える上で好ましい。なお、叩打部材22の略全体又は一部を網状にすることにより、開口部22aを形成してもよい。すなわち、その場合、叩打部材22の網目が開口部22aに相当する。叩打部材52の板面にも、図18に示すように、同様の開口部52a(第2の開口部)が形成されていてもよい。
上記実施形態において、叩打部材22の板面には、図19に示すように、凹凸が形成されていてもよい。すなわち、叩打部材22の板面(処理対象物を叩打する面)は、凹凸面22bとなっている。図中に矢印で示すように、叩打部材22及び回転軸24は、左回り(反時計回り)に回転する。かかる凹凸面22bで叩打することにより、平坦面で叩打する場合よりも強い衝撃を処理対象物に与えることができる。叩打部材52の板面にも、図20に示すように、同様の凹凸(凹凸面52b)が形成されていてもよい。
上記実施形態においては、ドラム32が円筒状である例を示した。しかし、ドラム32は、テーパー状であってもよい。ドラム62についても同様である。
上記実施形態においては、ドラム32の中心軸が水平である例を示した。しかし、ドラム32の中心軸は、入口側から出口側に向かって下方に傾いていてもよい。ドラム62についても同様である。
上記実施形態においては、孔32aがドラム32の略全体にわたって形成された例を示した。しかし、孔32aは、ドラム32の一部にのみ形成されていてもよい。また、ドラム32の略全体又は一部を網状にすることにより、孔32aを形成してもよい。すなわち、この場合、ドラム32の網目が孔32aに相当する。孔62aについても同様である。
上記実施形態においては、突条34がドラム32の入口側から出口側までの経路の略全体にわたって延在している例を示した。しかし、突条34は、ドラム32の入口側から出口側までの経路の一部においてのみ延在していてもよい。突条64についても同様である。
上記実施形態においては、略三角形の断面を有する突条34を例示した。しかし、突条34は、図21に示すように、平板状であってもよい。突条64についても同様である。
上記実施形態においては、ドラム32の内周面上に突条34が4本設けられた例を示した。しかし、突条34の本数は、1以上の任意の数にすることができる。突条64についても同様である。
上記実施形態においては、ドラム32の内周面上に突条34が設けられた例を示した。しかし、突条34を設けることは必須ではない。突条64についても同様である。
上記実施形態においては、ドラム32内に回転ロッド36及びスクリュー部材38が設けられた例を示した。しかし、回転ロッド36及びスクリュー部材38を設けることは必須ではない。回転ロッド66及びスクリュー部材68についても同様である。
上記実施形態においては、粒状芯部72及び被覆層部74からなる複層構造の吸水処理材70を例示した。しかし、被覆層部74を設けることは必須でない。すなわち、吸水処理材70は、粒状芯部72のみからなる単層構造であってもよい。
1 分離装置
10 細断部(第1の細断部)
20 叩解部(第1の叩解部)
22 叩打部材(第1の叩打部材)
22a 開口部(第1の開口部)
22b 凹凸面
24 回転軸(第1の回転軸)
26 収容部(第1の収容部)
30 分離部(第1の分離部)
32 ドラム(第1の筒状部)
32a 孔(第1の孔)
34 突条(第1の突条)
36 回転ロッド
38 スクリュー部材
39 歯
40 細断部(第2の細断部)
50 叩解部(第2の叩解部)
52 叩打部材(第2の叩打部材)
52a 開口部(第2の開口部)
52b 凹凸面
54 回転軸(第2の回転軸)
56 収容部(第2の収容部)
60 分離部(第2の分離部)
62 ドラム(第2の筒状部)
62a 孔(第2の孔)
64 突条(第2の突条)
66 回転ロッド
68 スクリュー部材
69 歯
70 吸水処理材
72 粒状芯部(造粒物)
74 被覆層部

Claims (21)

  1. ポリ塩化ビニルと紙とを含む塩ビ壁紙を細断する第1の細断部と、
    前記第1の細断部によって細断された前記塩ビ壁紙を叩打する第1の叩打部材を有し、当該第1の叩打部材によって前記塩ビ壁紙を叩打することにより、前記紙からの前記ポリ塩化ビニルの解離を促す第1の叩解部と、
    前記第1の叩解部によって叩打された前記塩ビ壁紙に含まれる前記紙を通過させずに前記ポリ塩化ビニルを通過させる多数の第1の孔が形成された第1の筒状部を有し、前記第1の叩解部によって叩打された前記塩ビ壁紙が収容された状態で前記第1の筒状部を回転させることにより、当該塩ビ壁紙から前記第1の孔を通過した前記ポリ塩化ビニルを分離する第1の分離部と、
    を備えることを特徴とする分離装置。
  2. 請求項1に記載の分離装置において、
    前記第1の叩解部は、第1の回転軸を有し、
    前記第1の叩打部材は、前記第1の回転軸の周囲に取り付けられている分離装置。
  3. 請求項2に記載の分離装置において、
    前記第1の叩解部は、複数の前記第1の叩打部材を有し、
    前記複数の第1の叩打部材は、前記第1の回転軸の前記周囲に放射状に取り付けられている分離装置。
  4. 請求項3に記載の分離装置において、
    前記複数の第1の叩打部材のうち少なくとも2つは、互いに異なる長さを有する分離装置。
  5. 請求項2乃至4の何れかに記載の分離装置において、
    前記第1の叩解部は、前記第1の叩打部材及び前記第1の回転軸を包囲するように設けられ、前記第1の細断部によって細断された前記塩ビ壁紙を収容する第1の収容部を有する分離装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の分離装置において、
    前記第1の叩打部材は、板状をしており、その板面で前記塩ビ壁紙を叩打する分離装置。
  7. 請求項6に記載の分離装置において、
    前記第1の叩打部材の前記板面には、第1の開口部が形成されている分離装置。
  8. 請求項6又は7に記載の分離装置において、
    前記第1の叩打部材の前記板面には、凹凸が形成されている分離装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の分離装置において、
    前記第1の分離部は、前記第1の筒状部の内周面上に設けられ、当該第1の筒状部の中心軸方向に延在する第1の突条を有する分離装置。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載の分離装置において、
    前記第1の分離部によって前記第1の孔を通過した前記ポリ塩化ビニルが分離された前記塩ビ壁紙を細断する第2の細断部と、
    前記第2の細断部によって細断された前記塩ビ壁紙を叩打する第2の叩打部材を有し、当該第2の叩打部材によって前記塩ビ壁紙を叩打することにより、前記紙からの前記ポリ塩化ビニルの解離を促す第2の叩解部と、
    前記第2の叩解部によって叩打された前記塩ビ壁紙に含まれる前記紙を通過させずに前記ポリ塩化ビニルを通過させる多数の第2の孔が形成された第2の筒状部を有し、前記第2の叩解部によって叩打された前記塩ビ壁紙が収容された状態で前記第2の筒状部を回転させることにより、当該塩ビ壁紙から前記第2の孔を通過した前記ポリ塩化ビニルを分離する第2の分離部と、
    を備える分離装置。
  11. 請求項10に記載の分離装置において、
    前記第2の叩解部は、第2の回転軸を有し、
    前記第2の叩打部材は、前記第2の回転軸の周囲に取り付けられている分離装置。
  12. 請求項11に記載の分離装置において、
    前記第2の叩解部は、複数の前記第2の叩打部材を有し、
    前記複数の第2の叩打部材は、前記第2の回転軸の前記周囲に放射状に取り付けられている分離装置。
  13. 請求項12に記載の分離装置において、
    前記複数の第2の叩打部材のうち少なくとも2つは、互いに異なる長さを有する分離装置。
  14. 請求項11乃至13に記載の分離装置において、
    前記第2の叩解部は、前記第2の叩打部材及び前記第2の回転軸を包囲するように設けられ、前記第2の細断部によって細断された前記塩ビ壁紙を収容する第2の収容部を有する分離装置。
  15. 請求項10乃至14の何れかに記載の分離装置において、
    前記第2の叩打部材は、板状をしており、その板面で前記塩ビ壁紙を叩打する分離装置。
  16. 請求項15に記載の分離装置において、
    前記第2の叩打部材の前記板面には、第2の開口部が形成されている分離装置。
  17. 請求項15又は16に記載の分離装置において、
    前記第2の叩打部材の前記板面には、凹凸が形成されている分離装置。
  18. 請求項10乃至17の何れかに記載の分離装置において、
    前記第2の分離部は、前記第2の筒状部の内周面上に設けられ、当該第2の筒状部の中心軸方向に延在する第2の突条を有する分離装置。
  19. 請求項10乃至18の何れかに記載の分離装置において、
    前記第2の孔の平面視での面積は、前記第1の孔の平面視での面積よりも小さい分離装置。
  20. 液体を吸収する吸水処理材を製造する方法であって、
    請求項1乃至19の何れかに記載の分離装置を用いて前記紙と前記ポリ塩化ビニルとを分離する分離工程と、
    前記分離工程において得られた前記紙を含む被造粒材料を造粒する造粒工程と、
    を含むことを特徴とする吸水処理材の製造方法。
  21. 請求項20に記載の吸水処理材の製造方法において、
    前記造粒工程において形成された造粒物の表面に被覆材料を付着させることにより、当該造粒物を覆う被覆層部を形成する被覆工程を含む吸水処理材の製造方法。
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