JP2014222692A - 樹脂多層基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂多層基板において、導体パターンとビア導体との間の接続箇所の曲げ応力による劣化を抑制する。
【解決手段】樹脂多層基板101は、複数の樹脂層2を積層した積層体を備え、積層体は、第1樹脂層2aを厚み方向に貫通して導体パターン7に接続された第1ビア導体6aと、第2樹脂層2bを厚み方向に貫通して導体パターン7に接続された第2ビア導体6bとを備える。平面的に透視して見たとき、第1ビア導体6aおよび第2ビア導体6bのうち積層体が曲げられる際の内周側/外周側に位置するものの導体パターン7にそれぞれ接続している領域を内周側接続領域51/外周側接続領域52とそれぞれ呼ぶこととしたとき、内周側接続領域51は、外周側接続領域52を包含するようにして外周側接続領域52に重なっているか、または、内周側接続領域51と外周側接続領域52とが互いに一致して重なり合っている。
【選択図】図2

Description

本発明は、樹脂多層基板に関するものである。
樹脂多層基板は、一部を任意の角度に曲げて使用される場合がある。また、樹脂多層基板を任意の位置関係にある2以上の部材に同時に接続するために、あるいは、電子機器の筐体内の隙間に沿って配置するために、樹脂多層基板の一部が曲げられる場合がある。樹脂多層基板におけるこれらの曲げの態様としては、曲げた状態が維持される場合と、繰り返し曲げ動作が行なわれることによって、曲げていない状態と曲げた状態とが交互に繰り返される場合とがある。
樹脂多層基板の一例が国際公開第2010/103941号(特許文献1)に記載されている。
国際公開第2010/103941号
一般的に、樹脂多層基板は、樹脂シートを積層することによって作製される。樹脂多層基板の内部には、樹脂シートの表面に張られた導体箔を利用して形成された導体パターンと、各樹脂層を厚み方向に貫通するように電気的接続の役割を担うビア導体とが配置されている。樹脂多層基板の内部には、通常、導体パターンとビア導体との間で電気的接続を実現するために両者が接続されている箇所が存在する。
樹脂多層基板において、曲げた状態が維持される場合にしても、繰り返し曲げ動作が行なわれる場合にしても、上述のような接続箇所には曲げモーメントが作用し、その結果、曲げ応力が生じる。このような場合、曲げ応力の作用によって接続箇所の接続性能が劣化するおそれがある。
特許文献1では、変形による断線を防止するために、導体パターンを、第1の金属からなる第1導体層と、延性の高い第2の金属からなる第2導体層との組合せとする構成が記載されている。しかし、このように延性の高い金属の層が接続箇所に介在したとしても、曲げに起因する接続性能劣化の問題への対策は十分ではなかった。
そこで、本発明は、導体パターンとビア導体との間の接続箇所の劣化を抑制することができる樹脂多層基板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づく樹脂多層基板は、複数の樹脂層を積層した積層体を備え、上記積層体は、上記複数の樹脂層のうち互いに隣接する第1樹脂層と第2樹脂層との間の界面に配置された導体パターンと、上記第1樹脂層を厚み方向に貫通して上記導体パターンに接続された第1ビア導体と、上記第2樹脂層を厚み方向に貫通して上記導体パターンに接続された第2ビア導体とを備え、上記第1ビア導体の径は、厚み方向に関して一定ではなく、上記第2ビア導体の径は、厚み方向に関して一定ではなく、平面的に透視して見たとき、上記第1ビア導体および上記第2ビア導体のうち上記積層体が曲げられる際の内周側に位置するものの上記導体パターンに接続している領域を内周側接続領域と呼び、上記第1ビア導体および上記第2ビア導体のうち上記積層体が曲げられる際の外周側に位置するものが上記導体パターンに接続している領域を外周側接続領域と呼ぶこととしたとき、上記内周側接続領域は、上記外周側接続領域を包含するようにして上記外周側接続領域に重なっているか、または、上記内周側接続領域と上記外周側接続領域とが互いに一致して重なり合っている。
本発明によれば、内周側接続領域は、外周側接続領域を包含するようにして外周側接続領域に重なっているか、または、内周側接続領域と外周側接続領域とが互いに一致して重なり合っているので、樹脂多層基板が曲げられたときには、導体パターンは内周側に隣接するビア導体の外縁部に対して押さえつけられることとなり、導体パターンとビア導体との間の接合の剥離を防止することができる。したがって、導体パターンとビア導体との間の接続箇所の劣化を抑制することができる。
本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板の断面図である。 図1に示した樹脂多層基板の要部の拡大図である。 図2に示した部分が変形した状態の説明図である。 比較例の要部が変形した状態の説明図である。 図4に示した要部が変形したことにより剥離が生じた状態の説明図である。 本実施の形態に基づいた場合に避けるべき構成の説明図である。 本実施の形態が意図する構成の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板の断面図である。 図8に示した樹脂多層基板の要部の拡大図である。 本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板の第1の変形例の部分断面図である。 本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板の第2の変形例の部分断面図である。 本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板の第3の変形例の部分断面図である。 本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板の第4の変形例の部分断面図である。 本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板の第5の変形例の部分断面図である。 本発明に基づく実施の形態3における樹脂多層基板の断面図である。 図15に示した樹脂多層基板の要部の拡大図である。 本発明に基づく実施の形態4における樹脂多層基板の断面図である。 本発明に基づく実施の形態4における樹脂多層基板の変形例の断面図である。
(実施の形態1)
(構成)
図1および図2を参照して、本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板について説明する。図1に本実施の形態における樹脂多層基板101の全体を示す。樹脂多層基板101は使用時に矢印91の向きに曲げられるものとする。図1に示した樹脂多層基板101のうちの要部を拡大したところを図2に示す。
本実施の形態における樹脂多層基板101は、複数の樹脂層2を積層した積層体1を備える。積層体1は、複数の樹脂層2のうち互いに隣接する第1樹脂層2aと第2樹脂層2bとの間の界面に配置された導体パターン7と、第1樹脂層2aを厚み方向に貫通して導体パターン7に接続された第1ビア導体6aと、第2樹脂層2bを厚み方向に貫通して導体パターン7に接続された第2ビア導体6bとを備える。第1ビア導体6aの径は、厚み方向に関して一定ではない。第2ビア導体6bの径も、厚み方向に関して一定ではない。平面的に透視して見たとき、第1ビア導体6aおよび第2ビア導体6bのうち積層体1が曲げられる際の内周側に位置するものが導体パターン7に接続している領域を「内周側接続領域」51と呼び、第1ビア導体6aおよび第2ビア導体6bのうち積層体1が曲げられる際の外周側に位置するものが導体パターン7に接続している領域を「外周側接続領域」52と呼ぶこととしたとき、内周側接続領域51は、外周側接続領域52を包含するようにして外周側接続領域52に重なっているか、または、内周側接続領域52と外周側接続領域51とが互いに一致して重なり合っている。
図2に示した例では、内周側接続領域51は、外周側接続領域52を包含するようにして外周側接続領域52に重なっている。
(作用・効果)
本実施の形態における樹脂多層基板101を矢印91の向きに曲げた場合の図2に示した部分は、図3に示すように変形する。樹脂多層基板101が曲げられたときには、積層体1内部で導体パターン7も曲がる。したがって、導体パターン7の部分7eは内周側に隣接する第2ビア導体6bの外縁部6bfに対して押さえつけられることとなる。
したがって、この部分における導体パターン7と第2ビア導体6bとの間の接合の剥離を防止することができる。すなわち、本実施の形態によれば、導体パターンとビア導体との間の接続箇所の劣化を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、内周側接続領域51は、外周側接続領域52を包含するようにして外周側接続領域52に重なっているか、または、内周側接続領域52と外周側接続領域51とが互いに一致して重なり合っているという条件が満たされていたが、この条件が満たされていない場合は、たとえば図4に示すようになる。図4および図5に示すものは比較例である。この比較例では、導体パターン7の部分7eの内周側は第2ビア導体6bに接していない一方、部分7eの外周側には第1ビア導体6aの外縁部6afが接している。樹脂多層基板101が曲げられたとき、すなわち、積層体1が曲げられたときには、部分7eは内周側に第2ビア導体6bが接していないことから自由に曲がろうとする。一方、部分7eの外周側に接する第1ビア導体6aは導体パターン7ほど曲がりやすいわけではないので、導体パターン7の曲がりに追従しきれない場合がある。その結果、導体パターン7の部分7eと第1ビア導体6aの外縁部6afとの間に引張応力が生じる。この引張応力がある程度以上となると、図5に示すように部分7eと外縁部6afとの間で剥離が起こる。
これに対して、本発明を適用した場合は、曲げた状態においても図3に示したようになり、導体パターン7の部分7eと第2ビア導体6bの外縁部6bfとの間は互いに押さえつけられることとなるので、導体パターン7の曲がりにビア導体が追従しきれなくなるような事態は生じにくく、結果的に剥離は回避される。
本実施の形態で示した条件を、より単純なモデルで説明すると、図6のような構成となることを避け、図7のような構成にするということである。ただし、図6および図7のいずれも矢印91の向きに曲げられるものとする。
(実施の形態2)
(構成)
図8および図9を参照して、本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板について説明する。本実施の形態における樹脂多層基板102は、基本的には実施の形態1で説明した構成を備えている。図8に示した樹脂多層基板102のうちの要部を拡大したところを図9に示す。樹脂多層基板102では、第1ビア導体6aおよび第2ビア導体6bのテーパの向きが樹脂多層基板101に比べて逆になっているが、内周側接続領域52と外周側接続領域51とが互いに一致して重なり合っているという点で、実施の形態1で説明した要件は満たされている。樹脂多層基板102では、さらに好ましいことに以下の特徴を備えている。
すなわち、樹脂多層基板102においては、第1ビア導体6aと第2ビア導体6bとを続けて見たとき、厚み方向に同じ向きにいくにつれて径が大きくなるテーパ状となっている。
ビア導体がどちら向きのテーパ形状となるかは、積層する前の導体箔付き樹脂シートの状態でどちら側の面から孔あけ加工をするかに依存する。孔あけ加工は、通常、レーザ光の照射によって行なわれる。レーザ光の照射は導体箔が付いていない側の表面から照射することによって行なわれる。
第1ビア導体6aおよび第2ビア導体6bは、前記積層体が曲げられる際の外周側にいくにつれて径が大きくなるテーパ形状を有することが好ましい。
個々のビア導体におけるテーパの向きを、図1に示した樹脂多層基板101のように曲げの外周側にいくほどビア導体の径が大きくなるような向きとすることができる場合には、図に示した樹脂多層基板101のようにビア導体を厚み方向に連ねて容易に本発明の要件を満たすことができるが、樹脂多層基板の設計の都合から、各ビア導体におけるテーパの向きを、曲げの内周側にいくほどビア導体の径が大きくなる向きとせざるを得ない場合もある。そのような場合であっても、図8に示したように、層ごとのビア導体の径を異ならせることによって、図9に示すように導体パターン7の両面に規定される内周側接続領域52と外周側接続領域51とが互いに一致して重なり合う構成とすれば、本発明の要件が満たされうる。結果的に、第1ビア導体6aと第2ビア導体6bとを続けて見たとき、厚み方向に同じ向きにいくにつれて径が大きくなるテーパ状となる。
本実施の形態では、ビア導体の径の大きさを順次変えることで、導体パターンの上下における内周側接続領域の径と外周側接続領域の径とが同じになるようにしている。
(作用・効果)
本実施の形態では、個々のビア導体のテーパの向きが、曲げの内周側にいくほどビア導体の径が大きくなる向きである場合にも、実施の形態1で説明したのと同様の原理で、導体パターンとビア導体との間の接続箇所の劣化を抑制することができる。
また、導体パターン7の両面に規定される内周側接続領域と外周側接続領域とが互いに一致して重なり合う構成を採用すれば、樹脂多層基板としてどちら向きの曲げにも対応して本発明の効果を奏することができる。
なお、いくつかの変形例について、図10〜図14を参照して説明する。図10〜図14は、いずれも要部のみを抽出して表示した断面図である。
積層体1内に含まれるすべてのビア導体がこれまでに説明した要件を満たさなければならないわけではない。一部のビア導体が要件を満たすのみであっても、ある程度の効果が得られる。たとえば図10に示すように、矢印92の向きに曲げが加わる積層体において、ある導体パターン7cにおいては内周側接続領域が外周側接続領域を包含するようにして外周側接続領域に重なっている構成となっており、他の導体パターン7dにおいては内周側接続領域と外周側接続領域とが互いに一致して重なり合う関係となっていてもよい。
また、実施の形態2で説明した「第1ビア導体と第2ビア導体とを続けて見たとき、厚み方向に同じ向きにいくにつれて径が大きくなるテーパ状」とは、勾配が一定のテーパとは限らない。たとえば図11に示すように、複数の層のビア導体を続けて見たときに、複数のビア導体の組合せは、勾配が途中で変化するテーパ状であってもよい。この場合であっても、本発明の効果を奏することができる。
図12に示すように、導体パターンを挟んでビア導体が配置される構成ばかりでなく、一部箇所においてビア導体同士が導体パターンを挟むことなく直接接続している構成を含んでいてもよい。ビア導体同士が導体パターンを挟むことなく直接接続している箇所では、同じ径同士で接続しているとは限らず、図13に示すように異なる径のビア導体同士が直接接続している構成であってもよい。
図14に示すように、これまでに説明してきたいくつかの例を組み合わせたような構成であってもよい。このような樹脂多層基板であれば、矢印91,92のいずれの向きの曲げにも対応して本発明の効果を奏することができる。
(実施の形態3)
(構成)
図15および図16を参照して、本発明に基づく実施の形態3における樹脂多層基板について説明する。本実施の形態における樹脂多層基板103は、基本的には実施の形態2で説明した構成を備えている。実施の形態2で説明した樹脂多層基板102は、積層方向に連続して並ぶ複数の層にそれぞれ別々にビア導体が形成され、これらの層が積層されることによって、複数のビア導体の集合があたかも1つの長いテーパ状のビア導体であるかのように形成されていたが、本実施の形態では、複数の樹脂層2を積層した後で孔あけ加工をして導体を充填することによって、図15に示すように一体的な長いビア導体を形成している。ビア孔への導体の充填は、たとえば導電性ペーストを塗布により充填することによって可能である。図15に示した樹脂多層基板103のうちの要部を拡大したところを図16に示す。本実施の形態においては、内周側接続領域52と外周側接続領域51とが互いに一致して重なり合う構成となっている。
(作用・効果)
図15および図16に示すように、複数の樹脂層2にまたがって積層方向に延在するように長いビア導体を形成する場合、ビア導体のテーパ形状に起因する径のばらつきが大きくなる。すなわち、1つのビア導体のうちの最大径と最小径との差が大きくなる。最大径と最小径との差が大きくなるということは、何も対策をしなかった場合には、図4および図5を参照して説明したような剥離の問題が生じやすくなる。しかし、本実施の形態では、内周側接続領域52と外周側接続領域51とが互いに一致して重なり合う構成となっているので、実施の形態2と同様に、導体パターンとビア導体との間の接続箇所の劣化を抑制することができる。特に、本実施の形態では、上述のように剥離の問題が生じやすい状況に対して、本発明の効果が顕著に得られる。
実施の形態1〜3で説明した構成は、それぞれ積層体の中の任意の導体パターンに注目したときに、導体パターンの両側における内周側接続領域と外周側接続領域とがどのような関係にあるかという点に注目したものであり、積層体の内部に2つのビア導体が導体パターンを挟む構造が複数箇所にある場合には、各箇所ごとにいずれかの実施の形態の構成を選択して適宜組み合わせてもよい。
(実施の形態4)
(構成)
図17および図18を参照して、本発明に基づく実施の形態4における樹脂多層基板について説明する。本実施の形態における樹脂多層基板201は、複数の樹脂層2を積層した積層体1を備える。
樹脂多層基板201の積層体1は、内周側接続領域が内周側となり、外周側接続領域が外側になるように曲げられている。一例を図17に樹脂多層基板201として示したが、他の例として図18に示す樹脂多層基板202のような構成であってもよい。
(作用・効果)
本実施の形態では、樹脂多層基板が予め曲げられている。本実施の形態における樹脂多層基板の曲げ方は、内周側接続領域が内周側となり、外周側接続領域が外側になるように曲げられたものであり、かつ、内周側接続領域は、外周側接続領域を包含するようにして外周側接続領域に重なっているか、または、内周側接続領域と外周側接続領域とが互いに一致して重なり合っているので、導体パターンとビア導体との間の接続箇所の劣化を抑制することができる。
なお、このように予め曲げられた構成の樹脂多層基板は次のように作製することができる。すなわち、樹脂層2を積層して約300℃で熱圧着をして積層体を得た後に、この積層体を曲げた姿勢で約100℃で型押しすることによって、所望の姿勢に曲がった状態が維持される樹脂多層基板とすることができる。
本実施の形態では、L字形に曲げられた樹脂多層基板を示したが、曲げ方はこのような直角なL字形には限らない。樹脂多層基板は、任意の位置で任意の角度で曲げてもよい。また、曲げる箇所は1ヶ所に限らず複数箇所であってもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 積層体、2 樹脂層、2a 第1樹脂層、2b 第2樹脂層、6a 第1ビア導体、6b 第2ビア導体、6af,6bf 外縁部、7,7c,7d 導体パターン、7e 部分、51 内周側接続領域、52 外周側接続領域、91,92 矢印、101,102,103,201,202 樹脂多層基板。

Claims (4)

  1. 複数の樹脂層を積層した積層体を備え、
    前記積層体は、
    前記複数の樹脂層のうち互いに隣接する第1樹脂層と第2樹脂層との間の界面に配置された導体パターンと、
    前記第1樹脂層を厚み方向に貫通して前記導体パターンに接続された第1ビア導体と、
    前記第2樹脂層を厚み方向に貫通して前記導体パターンに接続された第2ビア導体とを備え、
    前記第1ビア導体の径は、厚み方向に関して一定ではなく、
    前記第2ビア導体の径は、厚み方向に関して一定ではなく、
    平面的に透視して見たとき、前記第1ビア導体および前記第2ビア導体のうち前記積層体が曲げられる際の内周側に位置するものの前記導体パターンに接続している領域を内周側接続領域と呼び、前記第1ビア導体および前記第2ビア導体のうち前記積層体が曲げられる際の外周側に位置するものが前記導体パターンに接続している領域を外周側接続領域と呼ぶこととしたとき、前記内周側接続領域は、前記外周側接続領域を包含するようにして前記外周側接続領域に重なっているか、または、前記内周側接続領域と前記外周側接続領域とが互いに一致して重なり合っている、樹脂多層基板。
  2. 前記第1ビア導体と前記第2ビア導体とを続けて見たとき、厚み方向に同じ向きにいくにつれて径が大きくなるテーパ状となっている、請求項1に記載の樹脂多層基板。
  3. 前記第1ビア導体および前記第2ビア導体は、前記積層体が曲げられる際の外周側にいくにつれて径が大きくなるテーパ形状を有する、請求項1または2に記載の樹脂多層基板。
  4. 前記積層体は、前記内周側接続領域が内周側となり、前記外周側接続領域が外側になるように曲げられている、請求項1から3のいずれかに記載の樹脂多層基板。
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