JP6089614B2 - 樹脂多層基板 - Google Patents
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Description
(構成)
図1〜図3を参照して、本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板101について説明する。図1は樹脂多層基板101の概略断面図であり、図1におけるZ1部を拡大したところを図2に示す。樹脂多層基板101は、厚み方向に互いに隣接する第1樹脂層2xと第2樹脂層2yとを含む複数の樹脂層2を積層した積層体を備える。前記積層体を平面的に見たときに、第1樹脂層2xと第2樹脂層2yとが互いに接合されている接合領域31と、第1樹脂層2xと第2樹脂層2yとが互いに当接し合うことができる位置関係にありながら接合されていない非接合領域32とが存在し、第2樹脂層2yは、非接合領域32において第1樹脂層2xから離れて曲がりうる。
本実施の形態における樹脂多層基板によれば、曲げることによる影響がなるべく周囲に及ばず、かつ、曲げる箇所においても層数を多くしておくことが可能な樹脂多層基板とすることができる。以下に詳しく説明する。
(構成)
図7〜図8を参照して、本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板102について説明する。実施の形態1で説明した樹脂多層基板101では、分離曲げ部が下方に余分に積層された部分となっており、そのため、分離曲げ部が下方に突出していたが、本実施の形態における樹脂多層基板102のような構成であってもよい。すなわち、本実施の形態では、図7に示すように、積層体の下部にある1層以上の樹脂層2が分離曲げ部となっており、その結果、分離曲げ部は、下方に突出していない。分離曲げ部が曲がって実装が行なわれる様子を図8に示す。図8においては、樹脂多層基板102の詳細な構造は図示省略している。
樹脂多層基板102は、外部部品75の面76a,76bに対して実装されている。
本実施の形態における樹脂多層基板102においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(構成)
図9を参照して、本発明に基づく実施の形態3における樹脂多層基板103について説明する。樹脂多層基板103では、分離曲げ部は下方に突出しているが、上面は平坦であり、上面に表面実装部品9,10が設置されている。
本実施の形態における樹脂多層基板103においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(構成)
図10を参照して、本発明に基づく実施の形態4における樹脂多層基板104について説明する。樹脂多層基板104では、分離曲げ部は下方に突出し、かつ、側方に突出している。樹脂多層基板104は、実施の形態2における樹脂多層基板102の分離曲げ部を本体部の両端を越えてさらに側方に延在させたものに相当する。
本実施の形態における樹脂多層基板104においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。樹脂多層基板104を外部部品77の面78a,78bに実装した場合、図11に示すようになる。分離曲げ部が左右に突出している分だけ、分離曲げ部が長いので、このような位置関係の面にもそれぞれ電極19を到達させることができ、容易に実装することができる。
(構成)
図14〜図15を参照して、本発明に基づく実施の形態5における樹脂多層基板105について説明する。図14におけるZ2部を拡大したところを図15に示す。樹脂多層基板105は、基本的には、実施の形態1で説明した樹脂多層基板101と同じであるが、以下の点が異なる。樹脂多層基板105の接合領域31においては、ビア導体6の少なくとも非接合領域32側に隣接するように、第1樹脂層2xに第1補強金属部21が設けられ、第2樹脂層2yに第2補強金属部22が設けられ、第1補強金属部21と第2補強金属部22とは接合されている。なお、第1補強金属部21と第2補強金属部22とは、同じ材料であってもよく、異なる材料であってもよい。
本実施の形態における樹脂多層基板105では、接合領域31において、ビア導体6の少なくとも非接合領域32側に隣接するように、第1樹脂層2xに第1補強金属部21が設けられ、第1補強金属部21と第2樹脂層2yに設けられた第2補強金属部22とが接合されているので、図16に示すように分離曲げ部が曲がる際に、接合領域31における第1樹脂層2xと第2樹脂層2yとの接合面が剥離することを防止することができる。このように金属同士が接合している方が樹脂同士が接合しているよりも、強固に接合することができるので、このように金属同士が接合した構造が途中に配置されていることにより、樹脂層間の剥離の進行を食い止めることができる。
(製造方法)
図23〜図33を参照して、本発明に基づく実施の形態6における樹脂多層基板の製造方法について説明する。本実施の形態における樹脂多層基板の製造方法のフローチャートを図23に示す。
まず、図24に示すような導体箔付き樹脂シート12を用意する。導体箔付き樹脂シート12は、樹脂層2の片面に導体箔17が付着した構造のシートである。第1樹脂層および第2樹脂層は、いずれもこのような導体箔付き樹脂シート12から作り出される。工程S2で用いられる複数の樹脂層2は、1枚の導体箔付き樹脂シート12からそれぞれ切り出して形成されるものであってもよく、複数の導体箔付き樹脂シート12からそれぞれ形成されるものであってもよい。
本実施の形態における樹脂多層基板の製造方法によれば、非接合領域となるべき箇所には離型シートを挟んだ状態で圧着工程を行なうので、非接合領域においては樹脂層同士を接合させることなく、接合領域においては樹脂層同士を接合させることができ、その結果、積層体の一部を分離曲げ部とすることができる。したがって、曲げることによる影響がなるべく周囲に及ばず、かつ、曲げる箇所においても層数を多くしておくことが可能な樹脂多層基板を得ることができる。
Claims (6)
- 厚み方向に互いに隣接する第1樹脂層と第2樹脂層とを含む複数の樹脂層を積層した積層体を備え、
前記積層体を平面的に見たときに、前記第1樹脂層と前記第2樹脂層とが互いに接合されている接合領域と、前記第1樹脂層と前記第2樹脂層とが互いに当接し合うことができる位置関係にありながら接合されていない非接合領域とが存在し、前記第2樹脂層は、前記非接合領域において前記第1樹脂層から離れて曲がりうるものであり、
前記積層体は、前記樹脂層の表面に沿って配置された導体パターンと、前記樹脂層を厚み方向に貫通するビア導体とを含み、前記接合領域においては、前記第1樹脂層と前記第2樹脂層との間で前記ビア導体による電気的接続が行なわれており、
前記非接合領域における前記第1樹脂層と前記第2樹脂層との間の対向面には、前記ビア導体が形成されていない、樹脂多層基板。 - 前記接合領域においては、前記ビア導体の少なくとも前記非接合領域側に隣接するように、前記第1樹脂層に第1補強金属部が設けられ、前記第2樹脂層に第2補強金属部が設けられ、前記第1補強金属部と前記第2補強金属部とは接合されている、請求項1に記載の樹脂多層基板。
- 前記第1補強金属部は、前記導体パターンからなり、
前記第2補強金属部は、前記第2樹脂層に設けられた凹部に充填された金属ペーストの固化物からなり、
前記第1補強金属部が前記第2補強金属部に囲まれるように入り込んでいる、請求項2に記載の樹脂多層基板。 - 前記積層体の内部に配置された内蔵部品を備える、請求項1から3のいずれかに記載の樹脂多層基板。
- 前記非接合領域においては、前記第1樹脂層または前記第1樹脂層と接合されて一体となった樹脂層の表面または内部に部品が配置されている、請求項1から4のいずれかに記載の樹脂多層基板。
- 前記積層体を平面的に見たときに、前記第2樹脂層は、前記第1樹脂層よりも外側に突出している、請求項1から5のいずれかに記載の樹脂多層基板。
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