JP2014219454A - 管状体、管状体ユニット、中間転写体、及び、画像形成装置 - Google Patents

管状体、管状体ユニット、中間転写体、及び、画像形成装置 Download PDF

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智雄 松嶋
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茂 福田
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Abstract


【課題】耐屈曲性を維持しつつ、耐傷性に優れる管状体を提供すること
【解決手段】ポリフェニレンスルフィド樹脂と導電剤とを含む樹脂層の単層体で構成され、且つ前記樹脂層の表層部にポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造を有する管状体である。
【選択図】図1

Description

本発明は、管状体、管状体ユニット、中間転写体、及び、画像形成装置に関する。
例えば、特許文献1には、耐久性、耐ローラ癖性、弾性率を両立させるために、ポリエステルエラストマーを含む熱可塑性ポリマーと導電剤の混合物に対し、架橋剤を添加し、電子線照射することで内部に架橋構造を形成させる導電性シームレスベルトが開示されている。
また、特許文献2には、熱可塑性樹脂組成物からなる基材と、表面層とを具備している電子写真用ベルトの製造方法であって、(1)紫外線硬化性のモノマーおよび紫外線硬化性のオリゴマーのうちの少なくとも一方と、導電性フィラーと、溶剤とを含有している表面層形成用塗工液の塗膜を該基材上に形成する工程と、(2)該塗膜に紫外線を照射して該表面層を形成する工程とを有し、該工程(2)は、該塗膜に対して含まれている溶剤の該塗膜に対する割合が20質量%以上、50質量%未満である塗膜に対して紫外線を照射する工程を含むことを特徴とすることが開示されている。
また、特許文献3には、熱可塑性樹脂よりなる熱可塑性ポリマー成分と導電性成分を含む基材層の表面に、架橋液状物を塗布して塗布膜を形成した後、該塗布膜を活性エネルギー線及び/又は熱により架橋硬化させて前記コート層を形成する工程を含むことを特徴とする画像形成装置用積層エンドレスベルトの製造方法、及び前記硬化後の表面硬度を規定することにより、クリーニング性や耐傷性に優れた画像形成装置用転写ベルトを提供する技術が開示されている。
また、特許文献4には、クラックの発生が抑制され、フィルミングの発生はない電子写真方式の画像形成装置に使用する高耐久性の中間転写体を提供するために、電子写真感光体の表面に担持されたトナー像を中間転写体に一次転写した後、該中間転写体から該トナー像を転写材に二次転写する手段を有する画像形成装置に用いる中間転写体において、基材ユニット上に、大気圧プラズマCVD法により形成された少なくとも1層の無機化合物層を有し、該無機化合物層表面の表面粗さを規定する中間転写体が開示されている。
特開2010−285478号公報 特開2010−113128号公報 特開2011−017858号公報 特開2010−113118号公報
本発明の課題は、耐屈曲性を維持しつつ、耐傷性に優れる管状体を提供することにある。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、
請求項1に係る発明は、
ポリフェニレンスルフィド樹脂と導電剤とを含む樹脂層の単層体で構成され、且つ前記樹脂層の表層部にポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造を有する管状体である。
請求項2に係る発明は、
前記ポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造が樹脂層の表層部に含まれたポリフェニレンスルフィド樹脂を酸化処理することにより形成されている請求項1に記載の管状体である。
請求項3に係る発明は、
前記導電剤がカーボンブラックであり、
前記カーボンブラックの配合量が、前記ポリフェニレンスルフィド樹脂100質量部に対して、8質量部以上30質量部以下である請求項1又は2に記載の管状体である。
請求項4に係る発明は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の管状体と、前記管状体を張力がかかった状態で掛け渡す複数のロールと、を備え、画像形成装置に脱着される管状体ユニットである。
請求項5に係る発明は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の管状体からなる中間転写体である。
請求項6に係る発明は、
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
前記像保持体の表面の潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成された前記トナー像が転写される中間転写体であって、請求項5に記載の中間転写体と、
前記像保持体の表面に形成された前記トナー像を前記中間転写体の表面に一次転写する一次転写手段と、
前記中間転写体の表面に転写された前記トナー像を記録媒体に二次転写する二次転写手段と、
前記記録媒体に転写された前記トナー像を定着する定着手段と、
を備えた画像形成装置である。
請求項1、又は2に係る発明によれば、樹脂層の全てがポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造のみで構成された場合、又は樹脂層の全てがポリフェニレンスルフィド樹脂の未架橋構造のみで構成された場合に比べ、屈曲耐性を維持しつつ耐傷性に優れた管状体を提供できる。
請求項3に係る発明によれば、目的とする導電性を有する管状体を提供できる。
請求項4に係る発明によれば、樹脂層の全てがポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造のみで構成された管状体を適用した場合、又は樹脂層の全てがポリフェニレンスルフィド樹脂の未架橋構造のみで構成された管状体を適用した場合に比べ、屈曲耐性を維持しつつ耐傷性に優れた管状体を備えた管状体ユニットを提供できる。
請求項5、6に係る発明によれば、樹脂層の全てがポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造のみで構成された管状体を適用した場合、又は樹脂層の全てがポリフェニレンスルフィド樹脂の未架橋構造のみで構成された管状体を適用した場合に比べ、屈曲耐性を維持しつつ耐傷性に優れた中間転写体、及びそれを備える画像形成装置を提供できる。
本実施形態に係る管状体を示す概略斜視図である。 本実施形態に係る管状体ユニットを示す概略斜視図である。 本実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
本実施形態に係る管状体10(以下、「無端ベルト」と称する)は、図1に示すように、例えば、無端状に形成され、例えば、ポリフェニレンスルフィド樹脂と導電剤とを含む樹脂層の単層体で構成され、且つ前記樹脂層の表層部にポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造を有する。
本実施形態に係る無端ベルト10では、上記構成とすることで、屈曲耐性を維持しつつ耐傷性に優れたものとなる。
この理由は定かではないが、以下の理由によるものと考えられる
ポリフェニルスルフィド樹脂は、靭性及び伸縮性に優れるが剛性に劣る性質を有する。このため、樹脂としてポリフェニレンスルフィド樹脂のみを適用した場合、剛性に優れる無端ベルト、すなわち耐傷性に優れる無端ベルトを得られ難いと考えられる。
一方、ポリフェニレンスルフィド樹脂を架橋させると、剛性があるが靭性及び伸縮性に劣る性質を有する樹脂が得られる。このため、樹脂として架橋したポリフェニレンスルフィド樹脂のみを適用した場合、靭性及び伸縮性がある無端ベルト、すなわち屈曲耐性を有する無端ベルトを得られ難いと考えられる。
このように、樹脂としてポリフェニレンスルフィド樹脂及び架橋したポリフェニレンスルフィド樹脂のうち一方のみを無端ベルトに適用した場合、いずれにおいても、屈曲耐性を維持しつつ耐傷性に優れた無端ベルトを得られ難いと考えられる。
これに対して、本実施形態に係る無端ベルト10は、靭性及び伸縮性のあるポリフェニレンスルフィド樹脂を含む樹脂層の表層部に、剛性に優れたポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造を形成するため、無端ベルト全体として屈曲耐性を維持しつつ耐傷性に優れると考えられる。
よって、本実施形態に係る無端ベルト10は、屈曲耐性を維持しつつ耐傷性に優れると考えられる。
さらに、本実施形態に係る無端ベルト10は、剛性を有するポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造が表層部に存在するため、クリーニング性に優れたものになると考えられる。また、本実施形態に係る無端ベルト10では、ポリフェニレンスルフィド樹脂の未架橋部と表層部であるポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造との界面が明確でないため、無端ベルトから表層部が剥離し難いと考えられる。
以下、本実施形態に係る無端ベルト10の構成材料や特性について説明する。
本実施形態に係る無端ベルト10は、ポリフェニレンスルフィド樹脂と導電剤とを有し、且つ樹脂層の表層部にポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造を有する。なお、樹脂層には、必要に応じて、その他添加剤を含んでもよい。
ポリフェニレンスルフィド樹脂について説明する。
ポリフェニレンスルフィド樹脂としては、例えば、ジクロロベンゼンと硫化ナトリウムとを単量体として重合させる方法、すなわちポリフェニレンスルフィド樹脂の一般的な合成方法であるフィリップス・ぺトローリアム法、で得られる下記式(1)で表される繰り返し構造単位を含む重合体が挙げられる。
未架橋のポリフェニレンスルフィド樹脂(以下、「リニア型PPS樹脂」と称することがある)は、未架橋されていない一次元の分子鎖を有する樹脂であるため、靭性及び伸縮性のある樹脂である。
樹脂層の表層部に存在するポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造(以下、架橋したポリフェニレンスルフィド樹脂を「架橋型PPS樹脂」と称する場合がある)とは、上記リニア型PPS樹脂が架橋した架橋構造を意味し、具体的には、同一の分子鎖内または異なる分子鎖間、並びに同一の分子鎖内及び異なる分子鎖間に、例えば、単結合、エーテル結合を介して架橋されているポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造が挙げられる。なお、例示として、エーテル結合で架橋したポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造を下記式(2)に示す。また、単結合で架橋したポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造を下記式(3)に示す。

導電剤について説明する。
導電剤としては、例えば、カーボンブラック;アルミニウム、ニッケル等の金属;酸化イットリウム、酸化スズ等の金属酸化物;チタン酸カリウム、塩化カリウム等のイオン導電性物質;ポリアニリン、ポリピロール、ポリサルフォン、ポリアセチレン等の導電性高分子等が挙げられる。これらのうち、導電性、経済性の観点から、カーボンブラックがよい。カーボンブラックは、導電性に優れるため、配合量が少なくて済むからである。
カーボンブラックについて説明する。
カーボンブラックとしては、例えば、ケッチエンブラック、オイルファーネスブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラック、表面が酸化されたカーボンブラック(以下、「表面処理カーボンブラック」と称する)等が挙げられる。このうち、経時での電気抵抗安定性の観点から、表面処理カーボンブラックがよい。
表面処理カーボンブラックは、その表面に、例えば、カルボキシル基、キノン基、ラクトン基、ヒドロキシル基等を付与して得られる。前記表面処理の方法としては、例えば、高温雰囲気下で空気と接触して反応させる空気酸化法、常温(例えば、22℃)下で窒素酸化物やオゾンと反応させる方法、高温雰囲気下での空気酸化後低温でオゾンを参加する方法等を挙げられる。
カーボンブラックの平均一次粒子径としては、10nm以上50nm以下がよい。
ここで、カーボンブラックの平均一次粒子径は、次の方法により測定される。まず、得られた無端ベルト10から、ミクロトームにより切断して、100nmの厚さの測定サンプルを採取し、本測定サンプルをTEM(透過型電子顕微鏡)により観察する。次に、カーボンブラックの粒子50個の各々の投影面積に等しい円の直径を粒子径として、その平均値を平均一次粒子径とする。
導電剤の配合量は、例えば、ポリフェニレンスルフィド樹脂100質量部に対して1.0質量部以上50質量部以下であることがよい。
特に、カーボンブラックの配合量は、例えば、ポリフェニレンスルフィド樹脂100質量部に対して、8質量部以上40質量部以下であることがよく、10質量部以上35質量部以下であることが望ましく、12質量部以上30質量部以下であることがより望ましい。カーボンブラックの配合量は、上記範囲内であると、無端ベルト10中の導電剤による導電点が高密度になり、無端ベルト10表面の受ける放電エネルギーを分散させ易くなることから、劣化が抑制される。また、カーボンブラックの配合量は、上記範囲内であると、無端ベルトは目的とする導電性を得られ易くなる。ここで、カーボンブラックの配合量の基準となるポリフェニレンスルフィド樹脂100質量部とは、リニア型PPS樹脂と架橋型PPS樹脂との合計100質量部を示す。
導電剤は、経時での電気抵抗安定性の観点から、pH5以下がよく、pH4.5以下が望ましく、pH4.0がより望ましい。
その他添加剤について説明する。
その他添加剤としては、例えば、無端ベルト10の熱劣化を防止するための酸化防止剤や、流動性を向上させるための界面活性剤、脂肪族ポリアミド樹脂を用いる場合、耐熱老化防止剤等、特に、画像形成装置の無端ベルトに配合される周知の添加剤が挙げられる。
次に、本実施形態に係る無端ベルト10の特性について説明する。
本実施形態に係る無端ベルト10において、表層部の架橋構造の有無は、次に示す方法で確認した。無端ベルト10の表面をやすり等で削り得られた無端ベルト10の粉末を、赤外吸収分光光度計(FT/IR−6100(日本分光株式会社社製))にて赤外吸収スペクトルを測定し、架橋構造のエーテル結合、単結合に由来する吸収ピークの有無により確認する。なお、赤外吸収スペクトルの測定は研磨粉と臭素化カリウムをメノウ乳鉢ですり潰しながら、均一に混合する。成形ホルダーに混合粉末を入れ、加圧する事で錠剤を形成する。作製した錠剤を分光光度計にセットし、積算回数64回、分解能4.0cm−1、測定範囲400cm−1以上4000cm−1以下の条件下で行う。
本実施形態に係る無端ベルト10において、架橋構造を有する表層部は表面からの厚み5μm以上20μm以下の範囲(望ましくは、8μm以上15μm以下の範囲)内に少なくとも有していればよい。
本実施形態に係る無端ベルト10において、架橋構造を有する表層部の厚みの測定方法は、次に示す方法により算出した。上述の様に、管状体表面をやすり等で研磨していき得られた粉末の赤外吸収スペクトルを測定していき、架橋構造に由来するピークが観察されなくなった時の膜厚をd1、初期の膜厚をd2としたときに d2−d1から架橋構造を有する膜厚を求めた。
本実施形態に係る無端ベルト10(管状体)は、常温常湿(温度22℃、湿度55RH%)環境下で、電圧100Vを印加して測定したときの表面抵抗率が、7logΩ/□以上13Ω/□以下であることがよく、特に、無端ベルト10を中間転写ベルトとして適用する場合、8logΩ/□以上12logΩ/□以下であることがよく、無端ベルトを記録媒体搬送転写ベルトとして適用する場合、9logΩ/□以上13logΩ/□以下であることがよい。
なお、本表面抵抗率は、常温常湿(温度22℃、湿度55RH%)環境下で、電圧100Vを印加して測定したときの測定値である。
本実施形態に係る無端ベルト10(管状体)は、常温常湿(温度22℃、湿度55RH%)環境下で、電圧100Vを印加して測定したときの表面抵抗率と、常温常湿(温度22℃、湿度55RH%)環境下で、電圧1000Vを印加して測定したときの表面抵抗率と、の差が、1.0logΩ/□以下であることがよい。
本実施形態に係る無端ベルト10(管状体)は、低温低湿(温度10℃、湿度10RH%)環境下で、電圧100Vを印加して測定したときの表面抵抗率と、高温高湿(温度30℃、湿度85RH%)環境下で、電圧100Vを印加して測定したときの表面抵抗率と、の差が、1.0logΩ/□以下であることがよい。
ここで、表面抵抗率は、JIS−K−6911(1995年)に準じて、円形電極(三菱油化(株)製ハイレスターIPのURプローブ:円柱状電極の外径Φ16mm、リング状電極部の内径Φ30mm、外径Φ40mm)を用い、測定対象物を絶縁板の上に置き、目的とする環境下で、目的とする電圧を印加し、印加後5sec後の外径から内径に流れる電流値をアドバンテスト製、微小電流計 R8340Aを用いることにより測定し、その電流値より得た表面抵抗値から表面抵抗率を求める。
以下、本実施形態に係る無端ベルト10の製造方法について説明する。
まず、例えば、熱可塑性樹脂であるリニア型PPS樹脂と導電剤と必要に応じて他の添加剤とを、それぞれ目的とする配合量で混練、混合し、押出機を用いて円筒状に押し出し、冷却固化(結晶化を制御)させ、円筒状の成形体を得る。
さらに、得られた円筒状の成形体を酸化処理し、円筒状の成形体の表層部にのみ架橋構造を形成する。ここで、酸性処理としては、例えば、加熱処理が挙げられる。酸化処理として加熱処理を採用する場合、得られた円筒状の成形体を加熱炉に入れ、加熱処理することで、円筒状の成形体の表層部のみに架橋構造が形成される。加熱処理の条件は、後述する管状体の表層部に形成される架橋構造の厚みに影響を与える。加熱処理の温度は200℃以上300℃以下がよく、220℃以上290℃以下が好ましく、250℃以上280℃以下がより好ましい。加熱する時間は、30分以上300分以下がよく、60分以上120分以下が好ましい。なお、架橋構造の形成は、上記加熱処理以外にレーザー光照射処理等がある。そして、得られた円筒状の成形体を、目的とする幅に切断して、無端ベルト10を得る。
本実施形態に係る無端ベルト10は、例えば、画像形成装置用のベルト(例えば、中間転写ベルト、記録媒体搬送転写ベルト)に適用され得る。
(管状体ユニット)
図2は、本実施形態に係る管状体ユニットを示す概略斜視図である。
本実施形態に係る管状体ユニット130(以下、無端ベルトユニットと称する)は、図2に示すように、上記本実施形態に係る無端ベルト10を備えており、例えば、無端ベルト10は対向して配置された駆動ロール131及び従動ロール132により張力がかかった状態で掛け渡されている(以下、「張架」という場合がある。)。
ここで、本実施形態に係る無端ベルトユニット130は、無端ベルト10を中間転写体として適用させる場合、無端ベルト10を張架するロールとして、感光体(像保持体)表面のトナー像を無端ベルト10上に1次転写させるためのロールと、無端ベルト10上に転写されたトナー像をさらに記録媒体に2次転写させるためのロールが配置される。
なお、無端ベルト10を張架するロールの数は限定されず、使用態様に応じて配置すればよい。このような構成の無端ベルトユニット130は、装置に組み込まれて使用され、駆動ロール131,従動ロール132の回転に伴って無端ベルト10も張架した状態で回転する。
(画像形成装置)
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、像保持体表面を帯電する帯電手段と、像保持体表面に潜像を形成する潜像形成手段と、潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、トナー像を前記記録媒体に定着する定着手段と、を有し、転写手段が、上記本実施形態に係る無端ベルトを備えるものである。
具体的には、本実施形態に係る画像形成装置は、例えば、転写手段が中間転写体と像保持体に形成されたトナー像を中間転写体に一次転写する一次転写手段と中間転写体に転写されたトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写手段とを備え、当該中間転写体として上記本実施形態に係る無端ベルトを備える構成が挙げられる。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、例えば、転写手段が記録媒体を搬送するための搬送転写体(搬送転写ベルト)と像保持体に形成されたトナー像を用紙転写体により搬送された記録媒体に転写するための転写手段とを備え、当該記録媒体転写体として上記本実施形態に係る無端ベルトを備える構成が挙げられる。
本実施形態に係る画像形成装置は、例えば、現像装置内に単色のトナーのみを収容する通常のモノカラー画像形成装置、像保持体上に保持されたトナー像を中間転写体に順次一次転写を繰り返すカラー画像形成装置、各色毎の現像器を備えた複数の像保持体を中間転写体上に直列に配置したタンデム型カラー画像形成装置が挙げられる。
以下、本実施形態に係る画像形成装置を、図面を参照しつつ説明する。
図3は、実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図3に示すように、例えば、いわゆるタンデム方式であり、電子写真感光体からなる4つの像保持体101a〜101dの周囲に、その回転方向に沿って順次、帯電装置102a〜102d、露光装置114a〜114d、現像装置103a〜103d、一次転写装置(一次転写ロール)105a〜105d、像保持体クリーニング装置104a〜104dが配置されている。尚、転写後の像保持体101a〜101dの表面に残留している残留電位を除去するために除電器を備えていてもよい。
中間転写ベルト107が、支持ロール106a〜106d、駆動ロール111および対向ロール108により張力を付与しつつ支持され、管状体ユニット107bを形成している。これらの支持ロール106a〜106d、駆動ロール111および対向ロール108により、中間転写ベルト107は、各像保持体101a〜101dの表面に接触しながら各像保持体101a〜101dと一次転写ロール105a〜105dとを矢印Aの方向に移動し得る。一次転写ロール105a〜105dが中間転写ベルト107を介して像保持体101a〜101dに接触する部位が一次転写部となり、像保持体101a〜101dと一次転写ロール105a〜105dとの接触部には一次転写電圧が印加される。
二次転写装置として、中間転写ベルト107および二次転写ベルト116を介して対向ロール108と二次転写ロール109が対向配置されている。紙等の記録媒体115が中間転写ベルト107の表面に接触しながら中間転写ベルト107と二次転写ロール109とで挟まれる領域を矢印Bの方向に移動し、その後、定着装置110を通過する。二次転写ロール109が中間転写ベルト107および二次転写ベルト116を介して対向ロール108に接触する部位が二次転写部となり、二次転写ロール109と対向ロール108との接触部には二次転写電圧が印加される。更に、転写後の中間転写ベルト107と接触するように、中間転写ベルトクリーニング装置112および113が配置されている。
この構成の多色画像形成装置100では、像保持体101aが矢印Cの方向に回転するとともに、その表面が帯電装置102aによって帯電された後、レーザー光等の露光装置114aにより第1色目の静電潜像が形成される。形成された静電潜像はその色に対応するトナーを収容した現像装置103aにより、トナーで現像(顕像化)されてトナー像が形成される。なお、現像装置103a〜103dには、各色の静電潜像に対応するトナー(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)がそれぞれ収容されている。
像保持体101a上に形成されたトナー像は、一次転写部を通過する際に、一次転写ロール105aによって中間転写ベルト107上に静電的に転写(一次転写)される。以降、第1色目のトナー像を保持した中間転写ベルト107上に、一次転写ロール105b〜105dによって、第2色目、第3色目、第4色目のトナー像が順次重ね合わせられるよう一次転写され、最終的に多色の多重トナー像が得られる。
中間転写ベルト107上に形成された多重トナー像は、二次転写部を通過する際に、記録媒体115に静電的に一括転写される。トナー像が転写された記録媒体115は、定着装置110に搬送され、加熱及び加圧、又は加熱若しくは加圧により定着処理された後、機外に排出される。
一次転写後の像保持体101a〜101dは、像保持体クリーニング装置104a〜104dにより残留トナーが除去される。一方、二次転写後の中間転写ベルト107は、中間転写ベルトクリーニング装置112および113により残留トナーが除去され、次の画像形成プロセスに備える。
−像保持体−
像保持体101a〜101dとしては、公知の電子写真感光体が広く適用される。電子写真感光体としては、感光層が無機材料で構成される無機感光体や、感光層が有機材料で構成される有機感光体などが用いられる。有機感光体においては、露光により電荷を発生する電荷発生層と、電荷を輸送する電荷輸送層を積層する機能分離型有機感光体や、電荷を発生する機能と電荷を輸送する機能を果たす単層型有機感光体が好適に用いられる。また、無機感光体においては、感光層がアモルファスシリコンにより構成されているものが、好適に用いられる。
また、像保持体の形状には特に限定はなく、例えば、円筒ドラム状、シート状またはプレート状等、公知の形状が採用される。
−帯電装置−
帯電装置102a〜102dとしては、特に制限はなく、例えば、導電性(ここで、帯電装置における「導電性」とは例えば体積抵抗率が10Ω・cm未満を意味する。)または半導電性(ここで、帯電装置における「半導電性」とは例えば体積抵抗率が10乃至1013Ωcmを意味する。)のローラ、ブラシ、フィルム、またはゴムブレード等を用いた接触型帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン帯電器やコロトロン帯電器など、公知の帯電器が広く適用される。これらの中でも接触型帯電器が望ましい。
帯電装置102a〜102dは、像保持体101a〜101dに対し、通常、直流電流を印加するが、交流電流を更に重畳させて印加してもよい。
−露光装置−
露光装置114a〜114dとしては、特に制限はなく、例えば、像保持体101a〜101dの表面に、半導体レーザー光、LED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)光、または液晶シャッタ光等の光源、或いはこれらの光源からポリゴンミラーを介して定められた像様に露光し得る光学系機器など、公知の露光装置が広く適用される。
−現像装置−
現像装置103a〜103dとしては、目的に応じて選択され。例えば、一成分系現像剤または二成分系現像剤をブラシ、またはローラ等を用い接触或いは非接触させて現像する公知の現像器などが挙げられる。
−一次転写ロール−
一次転写ロール105a〜105dは単層或いは多層のいずれでもよい。例えば、単層構造の場合は、発泡または無発泡のシリコーンゴム、ウレタンゴム、またはEPDM等にカーボンブラック等の導電性粒子が適量配合されたロールで構成される。
−像保持体クリーニング装置−
像保持体クリーニング装置104a〜104dは、一次転写工程後の像保持体101a〜101dの表面に付着する残存トナーを除去するためのものであり、クリーニングブレードの他、ブラシクリーニング、またはロールクリーニング等が用いられる。これらの中でもクリーニングブレードを用いることが望ましい。また、クリーニングブレードの材質としてはウレタンゴム、ネオプレンゴム、またはシリコーンゴム等が挙げられる。
−二次転写ロール−
二次転写ロール109の層構造は、特に限定されるものではないが、例えば、三層構造の場合、コア層と中間層とその表面を被覆するコーティング層により構成される。コア層は導電性粒子を分散したシリコーンゴム、ウレタンゴム、またはEPDM等の発泡体で、中間層はこれらの無発泡体で構成される。コーティング層の材料としては、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、またはパーフルオロアルコキシ樹脂などが挙げられる。二次転写ロール109の体積抵抗率は10Ωcm以下であることが望ましい。また、中間層を除いた2層構造としてもよい。
−対向ロール−
対向ロール108は、二次転写ロール109の対向電極を形成する。対向ロール108の層構造は、単層或いは多層のいずれでもよい。例えば単層構造の場合は、シリコーンゴム、ウレタンゴム、またはEPDM等にカーボンブラック等の導電性粒子が適量配合されたロールで構成される。二層構造の場合は、上記のゴム材料で構成される弾性層の外周面を高抵抗層で被覆したロールから構成される。
対向ロール108と二次転写ロール109のシャフトとには、通常1kV以上6kV以下の電圧が印加される。対向ロール108のシャフトへの電圧印加に代えて、対向ロール108に接触させた電気良導性の電極部材と二次転写ロール109とに電圧を印加してもよい。上記電極部材としては、金属ロール、導電性ゴムロール、導電性ブラシ、金属プレート、または導電性樹脂プレート等が挙げられる。
−定着装置−
定着装置110としては、例えば、熱ローラ定着器、加圧ローラ定着器、またはフラッシュ定着器など公知の定着器が広く適用される。
−中間転写ベルトクリーニング装置−
中間転写ベルトクリーニング装置112および113としては、クリーニングブレードの他、ブラシクリーニング、またはロールクリーニング等が用いられる、これらの中でもクリーニングブレードを用いることが望ましい。また、クリーニングブレードの材質としてはウレタンゴム、ネオプレンゴム、またはシリコーンゴム等が挙げられる。
以下に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
[実施例1]
−シート状サンプルの作製−
熱可塑性樹脂であるポリフェニレンスルフィド樹脂(T1881−3(東レ社製))100質量部を二軸押出溶融混練機(二軸溶融混練押出機L/D60(パーカーコーポレーション社製))で溶融し、溶融されたポリフェニレンスルフィド樹脂中に、導電剤としてカーボンブラック(Monark881(キャボット社製))13質量部を当該混錬機のサイドからサイドフィーダーを用いて供給し、溶融混練し、混練された溶融物を混錬機先端部に取り付けられたTダイから押し出し、平均膜厚110μmのシート状サンプルを得た。
−架橋構造の形成−
溶融混錬により作製したシート状サンプルを、離型剤を塗布したSUS板上に載せ、250℃に制御された加熱炉において1時間静置した。加熱したシート状サンプルにおける架橋構造の形成は、架橋構造に由来する赤外吸収の存在により確認した。
−管状体(無端ベルト)の作製−
得られたシート状サンプルの端部をシームレス加工することで、外径Φ277.8mm、幅350mmの管状体1aを得た。管状体1aにおいて、架橋構造を有する表層部の厚みは5μmであった。
[実施例2〜3、比較例1〜2]
表1の材料に従って、ポリフェニレンスルフィド樹脂種、を含ませ、架橋条件(加熱条件、加熱時間)を変更した以外は、実施例1に同様にして無端ベルト2a〜3a、1b〜2bを作製した。但し、比較例1、2は、シート状サンプルの作製後の加熱を行わなかった。
[実施例4]
−シート状サンプルの作製−
熱可塑性樹脂であるポリフェニレンスルフィド樹脂(0220C9(ポリプラスチック社製))樹脂を用いた以外は実施例1と同様の条件で、外径Φ277.8mm、幅350mm、架橋構造を有する表層部の厚み6μmの管状体4aを得た。
[比較例3]
−リニア型PPS樹脂のシート状サンプルの作製−
実施例1と同様にして、平均膜厚50μmのリニア型PPS樹脂のシート状サンプルを得た。
−架橋型PPS樹脂のシート状サンプルの作製−
ポリフェニレンスルフィド樹脂の種類以外は実施例1と同様にして、平均膜厚50μmの架橋型PPS樹脂のシート状サンプルを得た。
−管状体(無端ベルト)の作製−
得られたリニア型PPS樹脂及び架橋型PPS樹脂のシート状サンプルを導電性接着剤により貼り合せて得た。このようにして得られたシート状サンプルの端部をシームレス加工することで、外径Φ277.9mm、幅350mmの管状体3bを得た。
[評価]
−引掻き傷深さ(耐傷性)−
表面性測定器Heidon(type14(新東科学社製))の先端に、先端径0.05mmのサファイヤ針を取り付け、30gの重りを掛けた状態で、速さ5mm/sで、各例で得られた無端ベルトをシート状にして長さ100mmの表面引掻きを実施した。その時の表面の傷深さをsurfcom575A(東京精密社製)により、測定長2.5mm、測定速度0.6mm/sの条件下で測定した。
−MIT耐折れ試験(屈曲耐性)−
JIS−P8115(MIT試験機、試料幅15mm、引張り荷重1kgにおける破断までの耐久回数)に準拠して、屈曲耐性の試験として繰り返し屈曲耐久回数を測定した。
各例で得られた無端ベルトについて、周方向に幅15mm、長さ200mmの短冊状サンプルに切り取り、両端を固定し1kgfの引張張力をかけて、曲率形状R3の端子を支点として左右90°方向に繰返し屈曲(折り曲げ)させた。このときにサンプルが破断するまでの回数を繰り返し屈曲耐久回数として評価した。なお、当該試験は常温常湿(温度22℃、湿度45RH%)環境下にて、行った。
ここで、耐屈曲性の評価は以下の基準で評価した。
A:屈曲耐久回数が1000回より多い
B:屈曲耐久回数が100回より多く1000回以下
C:屈曲耐久回数が100回以下
−実機耐久試験−
各例で得られた無端ベルトを中間転写ベルトとして、画像形成装置「富士ゼロックス社製C2250」に搭載し、低温低湿(10℃/10RH%)環境下(転写時における中間転写ベルト表面での用紙剥離にともなう放電が起きやすい環境下)で、連続、50,000枚の画像出力した後、ハーフトーン(マゼンダ30%)画像について画質評価を行った。また、この連続、50,000枚の画像出力前後の無端ベルト(中間転写ベルト)のベルトの状態の外観を評価した。
ここで、画質評価は以下の基準で評価した。
A:画質の乱れなし
B:クリーニング不良による画質の乱れあり
また、ベルトの状態は以下の基準で評価した。
A:外観上変化なし
B:ベルトの端部に亀裂あり
得られた評価結果を表1に示す。
上記結果から、本実施例では、屈曲耐性を維持しつつ耐傷性に優れていることがわかる。また、本実施例では、においても優れた傾向がみられた。
なお、表1中の略称の詳細は、以下の通りである。
・リニア型a :ポリフェニレンスルフィド樹脂(T1881−3(東レ社製))
・架橋型 :ポリフェニレンスルフィド樹脂(M−1900(東レ社製))
・リニア型b : ポリフェニレンスルフィド樹脂(0220C9(ポリプラスチックス社製))
・積層型 :リニア型a 50μmと架橋型 50μmとの積層膜
・CB :カーボンブラック(Monark881(キャボット社製))
10 管状体(無端ベルト)
101a〜101d 像保持体
102a〜102d 帯電装置
103a〜103d 現像装置
104a〜104d 像保持体クリーニング装置
105a〜105d 一次転写ロール
106a〜106d 支持ロール
107 中間転写ベルト
107b 管状体ユニット(ベルトユニット)
108 対向ロール
109 二次転写ロール
110 定着装置
111 駆動ロール
112 中間転写ベルトクリーニングブレード
113 中間転写ベルトクリーニングブラシ
114a〜114d 像露光装置
115 記録媒体
116 二次転写ベルト

Claims (6)

  1. ポリフェニレンスルフィド樹脂と導電剤とを含む樹脂層の単層体で構成され、且つ前記樹脂層の表層部にポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造を有する管状体。
  2. 前記ポリフェニレンスルフィド樹脂の架橋構造が樹脂層の表層部に含まれたポリフェニレンスルフィド樹脂を酸化処理することにより形成されている請求項1に記載の管状体。
  3. 前記導電剤がカーボンブラックであり、
    前記カーボンブラックの配合量が、前記ポリフェニレンスルフィド樹脂100質量部に対して、8質量部以上30質量部以下である請求項1又は2に記載の管状体。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の管状体と、前記管状体を張力がかかった状態で掛け渡す複数のロールと、を備え、画像形成装置に脱着される管状体ユニット。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の管状体からなる中間転写体。
  6. 像保持体と、
    前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
    帯電した前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
    前記像保持体の表面の潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
    前記像保持体の表面に形成された前記トナー像が転写される中間転写体であって、請求項5に記載の中間転写体と、
    前記像保持体の表面に形成された前記トナー像を前記中間転写体の表面に一次転写する一次転写手段と、
    前記中間転写体の表面に転写された前記トナー像を記録媒体に二次転写する二次転写手段と、
    前記記録媒体に転写された前記トナー像を定着する定着手段と、
    を備えた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016133791A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置用の無端ベルト、無端ベルトユニット、中間転写体、及び画像形成装置

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