JP2014216409A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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寛生 西
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勇気 藤樫
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圭一 土屋
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Abstract

【課題】一つのプラグを分割して形成するツインプラグにおいては、ツインプラグ間を分離する絶縁膜がプラグ上面のボイドに入り込んでコンタクト抵抗の低下等を招く場合がある。
【解決手段】2つのプラグを形成可能な第1の開口部内に犠牲膜を埋め込み、この犠牲膜を分割して溝を形成し、この溝内に分離絶縁膜58を埋め込み、第1の開口部内に2つのダミープラグを形成する。その後、ダミープラグを取り除いて第1および第2のコンタクトホール59A,59Bを形成して、第1および第2のコンタクトホールに導体膜を埋め込み、第1および第2のコンタクトプラグを形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、詳しくは微細コンタクトプラグの製造方法に関する。
半導体デバイス、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のセルにおいては、装置の微細化に伴い微細コンタクトプラグを形成する必要がある。特許文献1には隣接する2つの微細コンタクトプラグ(以下、ツインプラグという)を形成する方法が開示されている。
特許文献1に開示のツインプラグの形成方法は、まず配線間にコンタクト二つ分の大きなスペースを開口し、ドープトポリシリコンなどのプラグ材料を埋設する。その後、実際のプラグ部をマスクして、エッチング分離し、分離部に絶縁膜(分離絶縁膜という)を埋設する。
特開2011−243960号公報
従来技術では、配線間に形成するスペース部分は、配線の延在方向に2つ分のコンタクトを形成するように矩形形状に形成されている。一方、ドープトポリシリコンはコンフォーマルに成膜されやすく、コンタクト2つ分のスペース部分を埋設すると配線延在方向にシームと呼ばれる合わせ目が形成されやすい。分割用のマスクを形成するのに、配線よりも高さの高い絶縁ラインパターンの側壁を露出するため、ドープトポリシリコンを絶縁ラインパターンの上面より低くなるようにエッチバックする。このとき、シーム部分は他の部分よりもエッチングされやすく、その中央部に発生しているシームがエッチングされてスリット(ボイド)が形成される。さらにマスク形成後の分離エッチングにおいても、分離した個々のコンタクトプラグ中のスリットがサイドエッチングによりさらに拡張され、そこに分離絶縁膜が入り込んで形成されるため、エッチング後のコンタクトプラグのプラグ面積が減少し、コンタクト抵抗の上昇による高抵抗不良が発生するという場合があった。このように、従来技術にはさらに改善すべき余地がある。
本発明では、上記課題を解決するため、配線間のスペース部にボイドが発生しにくい材料を埋設して分離し、分離絶縁膜を埋め込んで2つのダミープラグを一旦形成した後、これらのダミープラグを選択的に除去して露出する2つのコンタクトホールに、不純物含有Siを埋め戻してコンタクトプラグを形成する。
すなわち、本発明の一実施形態によれば、
第1の方向に延在する複数の第1のラインパターンと、前記第1の方向と交差する第2の方向に、前記複数の第1のラインパターン上を跨いで延在する複数の第2のラインパターンとで、第1の開口部を画定する工程と、
前記第1の開口部内に犠牲膜を、前記第2のラインパターンの上面よりも低くなるように埋め込む工程と、
前記第2のラインパターンのそれぞれの側壁にマスク膜を前記犠牲膜の一部が露出するように形成する工程と、
前記マスク膜をマスクに前記犠牲膜を選択的に除去して溝を形成する工程と、
前記溝に分離絶縁膜を埋め込む工程と、
前記マスク膜、前記分離絶縁膜の一部、および前記第2のラインパターンの一部を前記分離絶縁膜で分離された前記犠牲膜の上面が露出するように除去する工程と、
前記犠牲膜を選択的に除去して、前記第1の開口部に前記分離絶縁膜を介して対向する第2および第3の開口部を形成する工程と、
前記第2および第3の開口部内に導体膜を埋設し、第1および第2のコンタクトプラグを形成する工程と、
を含む半導体装置の製造方法、が提供される。
本発明では、大きなプラグを分割して形成されるツインプラグの形成において、ボイドの発生が少ない材料でダミープラグを形成し、これを除去してツインプラグ用のコンタクトホールを形成し、導体膜を埋め込んでツインプラグを形成するため、
本発明の一実施形態になるツインプラグの製造工程を説明する図であり、(a)は(c)のX−X’断面図、(b)は(c)のY−Y’断面図、(c)は上面図を示す。 本発明の一実施形態になるツインプラグの製造工程を説明する図であり、(a)は(c)のX−X’断面図、(b)は(c)のY−Y’断面図、(c)は上面図を示す。 本発明の一実施形態になるツインプラグの製造工程を説明する図であり、(a)は(c)のX−X’断面図、(b)は(c)のY−Y’断面図、(c)は上面図を示す。 本発明の一実施形態になるツインプラグの製造工程を説明する図であり、(a)は(c)のX−X’断面図、(b)は(c)のY−Y’断面図、(c)は上面図を示す。 本発明の一実施形態になるツインプラグの製造工程を説明する図であり、(a)は(c)のX−X’断面図、(b)は(c)のY−Y’断面図、(c)は上面図を示す。 本発明の一実施形態になるツインプラグの製造工程を説明する図であり、(a)は(c)のX−X’断面図、(b)は(c)のY−Y’断面図、(c)は上面図を示す。 本発明の一実施形態になるツインプラグの製造工程を説明する図であり、(a)は(c)のX−X’断面図、(b)は(c)のY−Y’断面図、(c)は上面図を示す。 本発明の一実施形態になるツインプラグの製造工程を説明する図であり、(a)は(c)のX−X’断面図、(b)は(c)のY−Y’断面図、(c)は上面図を示す。 本発明の一実施形態になるツインプラグの製造工程を説明する図であり、(a)は(c)のX−X’断面図、(b)は(c)のY−Y’断面図、(c)は上面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(C)のX1−X1’断面図、(B)は(C)のY1−Y1’断面図、(C)は上面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(C)のX1−X1’断面図、(B)は(C)のY1−Y1’断面図、(C)は上面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(C)のX1−X1’断面図、(B)は(C)のY1−Y1’断面図、(C)は上面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(C)のX1−X1’断面図、(B)は(C)のY1−Y1’断面図、(C)は上面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は図9(C)のX1−X1’に相当する断面図、(B)は図9(C)のY1−Y1’に相当する断面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は図9(C)のX1−X1’に相当する断面図、(B)は図9(C)のY1−Y1’に相当する断面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(C)のX1−X1’断面図、(B)は(C)のY1−Y1’断面図、(C)は上面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は図16(C)のX1−X1’に相当する断面図、(B)は図16(C)のY1−Y1’に相当する断面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(C)のX1−X1’断面図、(B1)は(C)のY1−Y1’断面図、(B2)は(C)のY2−Y2’断面図、(C)は上面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(C)又は(D)のX1−X1’断面図、(B1)は(C)又は(D)のY1−Y1’断面図、(B2)は(C)のY2−Y2’断面図、(C)は上面図、(D)は(A)のZ1−Z1’断面図を示す。 図19(A)のQ方向から見たパッドポリシリコン20の分割面の拡大図(a1)、その側面図(a2)、従来例のドープトポリシリコン35を埋め込んだ比較例の分割面拡大図(b1)およびその側面図(b2)を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(D)のX1−X1’断面図、(B1)は(D)のY1−Y1’断面図、(B2)は(D)のY2−Y2’断面図、(D)は(A)のZ1−Z1’断面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(D)のX1−X1’断面図、(B1)は(D)のY1−Y1’断面図、(B2)は(D)のY2−Y2’断面図、(D)は(A)のZ1−Z1’断面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(C)のX1−X1’断面図、(B1)は(C)のY1−Y1’断面図、(B2)は(C)のY2−Y2’断面図、(C)は上面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(C)のX1−X1’断面図、(B)は(C)のY1−Y1’断面図、(C)は上面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(C)のX1−X1’断面図、(B)は(C)のY1−Y1’断面図、(C)は上面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(C)のX1−X1’断面図、(C)は上面図を示す。 本発明の一実施形態例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(E)のX1−X1’断面図、(E)は絶縁膜の一部を透過した上面図を示す。 本発明の一実施形態例の変形例になる半導体装置の製造工程を説明する図であり、(A)は(C)又は(D)のX1−X1’断面図、(B1)は(C)又は(D)のY1−Y1’断面図、(B2)は(C)のY2−Y2’断面図、(C)は上面図、(D)は(A)のZ1−Z1’断面図を示す。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1〜9は,本発明の一実施形態に係る半導体装置、特に、ツインプラグの形成方法を示すもので、各図(c)は、それぞれの工程における上面図、各図(a)は、各図(c)のX−X’断面図、各図(b)は、各図(c)のY−Y’断面図を示す。
まず、図1に示すように、基板51上に、X方向(第1の方向)に延在する複数の第1のラインパターン52を形成し、さらに、Y方向(第2の方向)に、第1のラインパターン52を跨いで延在する複数の第2のラインパターン53を形成する。第2のラインパターン53は、後工程で犠牲膜への溝形成用のマスクサイドウォールの幅が最適になるようにその高さを調整する。隣接する2つの第1のラインパターン52と隣接する2つの第2のラインパターン53で囲まれた基板露出部分を第1の開口部54という。なお、第1のラインパターン52と第2のラインパターン53の表面は、最終的に形成されるツインプラグ(後述する第1および第2のコンタクトプラグ)に接するものであることから、絶縁材料で構成される。例えば、第1のラインパターン52は、基板51上に形成される配線の上面および両側面を絶縁膜で被覆した配線パターンを用いることができる。また、第1の開口部54の底、つまり、基板51の表面部にはツインプラグがそれぞれ接続される下層導体が存在するが、図では省略している。さらに、基板51、第1のラインパターン52、第2のラインパターン53の表面を覆って薄い絶縁膜(ライナー絶縁膜)を形成してもよい。
次に、図2示すように、犠牲膜55を第1の開口部54内に第2のラインパターン53の上面よりも低くなるように埋め込む。ここでは、犠牲膜55は、第1の開口部54上で第2のラインパターン53の上面より高くなる膜厚に形成した後、第1のラインパターン52の上面が露出する程度にエッチバックして埋め込んでいる。第1のラインパターン52の上面は必ずしも露出させる必要はない。但し、第1のラインパターン52の上面からさらに低くしていくと、後工程で形成するマスクサイドウォールが第1のラインパターン52の側面に残ることがあるので、必要以上に低くすることは避ける。
ここで、犠牲膜55の材料としては、第1のラインパターン52、第2のラインパターン53および後工程で形成するマスクサイドウォール、分離絶縁膜とエッチング選択比が得られる材料であり、絶縁材料、半導電材料、導電材料のいずれでも良い。特に、ボイドの原因となるシームが形成されにくい材料を用いることが好ましい。また、コンフォーマルに形成される膜を用いる場合でも、第2のラインパターン53の上面よりも低くなるようにエッチバックする際に、大きなスリット(ボイド)が形成されにくい材料、つまり、従来の不純物含有ポリシリコンよりもエッチングされにくい材料も犠牲膜55として用いることができる。犠牲膜55としては、例えば、不純物を含まないポリシリコン膜やアモルファスシリコン膜、アモルファスカーボン膜、有機塗布膜などが挙げられる。
次に、図3に示すように、犠牲膜55に溝を形成するためのマスク膜として、第2のラインパターン53の側壁にマスクサイドウォール56を形成する。
次に、図4に示すように、マスクサイドウォール56をマスクとしてマスクサイドウォール56間に露出する犠牲膜55を選択的に除去し、溝57を形成する。溝57により第1の開口部54内の犠牲膜55は、2つのダミープラグ55Aおよび55Bに分割される。
背景技術のように、犠牲膜55に代えて、不純物含有ポリシリコンを使用する場合は、この溝の形成の段階でも溝の側壁に露出するシーム部分にサイドエッチングが進行していたが、シームレスに形成される犠牲膜55を用いる場合には、このようなサイドエッチングは発生しない。また、犠牲膜55にシームが形成されている場合にも、不純物含有ポリシリコンなどの導体膜に比較してエッチングされにくい材料を用いることで、サイドエッチングの影響は小さい。
次に、図5に示すように、全面に分離絶縁膜58を形成し、溝57を埋め込む。
次に、図6に示すように、分離絶縁膜58、マスクサイドウォール56、第2のラインパターン53をエッチバックして、ダミープラグ55Aおよび55Bの上面を露出させ、続いて、図7に示すように、ダミープラグ55Aおよび55Bを選択的に除去することで、2つのコンタクトホール(第2および第3の開口部59A,59B)を形成する。なお、犠牲膜55にシームが形成される場合にも、シームが拡張されたスリットに入り込んだ分離絶縁膜は、ダミープラグの除去に際してその多くの部分が除去される。
その後は、図8に示すように、全面に導体膜60を成膜して第2および第3の開口部59A,59Bを埋設し、図9に示すようにエッチバックすることで第1および第2のコンタクトプラグ60A,60Bを形成することができる。
背景技術で説明したように、導体膜60として不純物含有ポリシリコンを用いた場合、第2および第3の開口部59A,59Bの中心付近にシーム60Sが形成される(図8参照)が、シームの長さは、第1の開口部54に不純物含有ポリシリコンを埋め込んでエッチバックした場合に比較して短い。また、エッチバック量も、初期の第2のラインパターンの上面から後退させる場合よりも少なくすることができる。このため、エッチバック後の第1および第2のコンタクトプラグ60A,60Bの表面に形成されるスリット60SLも浅く、短いものとなる(図9参照)。このような浅く、短いスリットはその後のデバイス形成工程においては殆ど影響することがなく、歩留まりの低下は起こらない。
特に本発明では、形成するコンタクトプラグの短辺の長さが最小加工寸法(F値)近傍となる微細コンタクトの形成において、僅かなコンタクト面積の低下が問題となる場合に有利な方法である。
次に、本発明の実施形態例について図面を参照して詳細に説明する。以下の実施形態例では、メモリセルにおけるセルコンタクトプラグの製造の場合について説明するが、本発明はこれに限定されず、コンタクトプラグの上層と下層のピッチが異なる場合や、微細ピッチで形成する必要があるコンタクトプラグの何れにも適用することができる。
〔実施形態例1〕
図10〜図27を参照して、本発明の実施形態例1の製造方法を説明する。
半導体基板に対して平行な平面上において、X方向、X方向に直交するY方向を、図1(C)に示すように定義する。メモリセルの素子形成領域Aが延在する方向をα方向、α方向に直交するβ方向として、それぞれ図10(C)のように定義する。また、半導体基板に対して垂直な方向をZ方向とする。なお、本発明において、X方向を第1の方向と定義した場合、Y方向を第2の方向、α方向を第3の方向、β方向を第4の方向とする。
図10〜図13、図16、図18〜図19、図23〜図26における分図(C)はそれぞれの工程における上面図を示す。
図19(D)、図21(D)、図22(D)は、それぞれ図19(A)、図21(A)、図22(A)のZ1−Z1’で切った半導体基板に平行な断面図を示す。
図10〜図26においては、(A)は各図(C)又は(D)に示すX方向に沿ったX1−X1’線で切った半導体基板に垂直な断面図を示す。各図(B)又は(B1)は、各図(C)又は(D)に示すY方向に沿ったY1−Y1’線で切った半導体基板に垂直な断面図を示す。各図(B2)は、各図(C)又は(D)に示すY方向に沿ったY2−Y2’線で切った半導体基板に垂直な断面図を示す。
図27(A)は、図27(E)のX1−X1’線で切った半導体基板に垂直な断面図を示し、図27(E)は、絶縁膜の一部を透過した上面図を示す。
〔図10工程〕
半導体基板1に、素子分離膜2から成る素子分離領域Iを形成する。半導体基板1にはシリコン基板を、素子分離膜2にはシリコン酸化膜を用いる。素子分離領域Iにより区画されて、半導体基板1から成る素子形成領域Aが画定される。素子形成領域Aは、平面上、X方向から傾いたα方向に延在する形状を有し、β方向に所定の間隔で繰り返し配置される。なお、本実施形態例では、P型の半導体基板を用いるとする。平面で見て、素子分離領域の幅W1−Iを50nm、素子形成領域の幅W1−Aを50nmとする。また、素子分離膜2の深さは300nmとする。
〔図11工程〕
素子形成領域Aの表面領域に不純物を導入して、トランジスタのソース又はドレインとなる拡散層3を形成する。不純物にはリンを用い、イオン注入法により、エネルギー30KeV、ドーズ量2×1013atoms/cmで導入した。拡散層3の深さは、完成時において、埋め込みゲート電極の上面の位置と同程度の位置になるように、ドーズ量、エネルギーは調整される。その後、基板上にマスク絶縁膜4を形成する。材料はシリコン酸化膜で、膜厚は50nmとする。さらに、半導体基板にゲートトレンチを形成するための第1レジスト開口部5Aが形成された第1レジストマスク5を形成する。第1レジスト開口部5Aのパターンは、X方向に開口幅S4=40nmを持ち、Y方向に延在して開口される形状を有し、X方向にピッチ80nmで配列される。隣接する第1レジスト開口部の間には、幅L4=40nmでY方向に延在する第1レジストマスク5が形成される。なお、本実施形態1では、最小加工寸法Fを40nmとし、第1レジストマスク5は、F値を用いたライン・アンド・スペースパターンで形成されている。第1レジストマスク5を用いて、マスク絶縁膜4をエッチングする。素子形成領域Aでは半導体基板1(拡散層3)、素子分離領域Iでは素子分離膜2が露出する。
引き続き、露出した半導体基板1、素子分離膜2をエッチングして、トレンチを形成する。このトレンチをゲートトレンチ6と呼ぶ。ゲートトレンチ6は、半導体基板1から素子分離膜2にかけて連続的に形成される。素子形成領域Aに形成されたゲートトレンチ6Aと、素子分離領域Iに形成されたゲートトレンチ6Iは略同じ深さになるように形成され、半導体基板主表面から200nmの深さに形成した。
α方向に延在して形成されていた素子形成領域Aは、ゲートトレンチ6AによりX方向に分離されて、平面形状が平行四辺形を有するピラー状の半導体に分離される(半導体ピラー1Pと呼ぶ)。同様に、α方向に延在して形成されていた素子分離領域Iは、ゲートトレンチ6IによりX方向に分離されて、平面形状が平行四辺形を有するピラー状の素子分離膜に分離される(絶縁体ピラー2Pと呼ぶ)半導体ピラー1Pと絶縁体ピラー2PはY方向に交互に列状に並んで形成される。
〔図12工程〕
第1レジストマスク5を除去する。ゲートトレンチ6内に露出した半導体基板表面に、ゲート絶縁膜7を形成する。ゲート絶縁膜7はシリコン酸化膜で、熱酸化法で5nm形成した。なお、ゲート絶縁膜7の材料はこれに限定されず、シリコン酸窒化膜や高誘電率膜などを用いても良い。また、形成方法は熱酸化法に限定されず、CVD法、ALD法などを用いても良い。
ゲート電極材料として、バリア層8Bとしての窒化チタン膜とメタル層8Mとしてのタングステン膜を順次、形成する。膜厚は、それぞれ5nm、60nm形成した。なお、ゲート電極材料としては、これらに限定されず、ドープトシリコン膜、その他の高融点金属膜や、またこれらの積層膜などを用いても良い。
メタル層8Mとバリア層8Bを順次エッチバックして埋め込みゲート電極8を形成する。このエッチバックは、メタル層8M上面及びバリア層8B上端の位置が、半導体基板主表面から、略100nmリセスするように行う。埋め込みゲート電極8の、ゲートトレンチ6底部からの高さは100nmに形成される。
ゲートトレンチ6内の埋め込みゲート電極8の上に形成されたリセス部分を埋め込むように、シリコン窒化膜を50nm形成する。このシリコン窒化膜を埋め込み窒化膜9と呼ぶ。引き続き、埋め込み窒化膜9をエッチバックして、ゲートトレンチの埋め込みゲート電極8の上に、埋め込み窒化膜9を埋め込んで、マスク絶縁膜4上の埋め込み窒化膜9を除去する。平面で見ると、幅が40nmの埋め込み窒化膜9と、幅が40nmのマスク絶縁膜4が、X方向に交互に形成される。
〔図13工程〕
マスク絶縁膜4をエッチングして、マスク絶縁膜4の下に存在していたソース拡散層3S(第3の拡散領域)上面、素子分離膜2の上面を露出させる開口部を形成する。この開口部を、ビット線コンタクト開口部11と呼ぶ。エッチングは、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜のエッチング速度が概ね同じ速度を持つような条件で行い、マスク絶縁膜4をエッチングすると共に、開口された埋め込み窒化膜9もエッチング除去し、エッチングされた埋め込み窒化膜9の上面とソース拡散層3S上面が概ね同じ高さになるようにエッチングを行う。エッチングの断面形状は、図4(A)に示されるように、テーパー形状となるように行うのが好ましい。これは、次に形成されるビット線が段差部で断線するのを防止するため、さらにビット線のパターニングの際に、段差部でエッチング残りが発生するのを抑制するためである。
ビット線12材料として、ポリシリコン膜、窒化タングステン膜、タングステン膜を順次、40nm、10nm、40nmの厚みに形成し(それぞれビット線ポリシリコン膜12a、ビット線窒化タングステン膜12b、ビット線タングステン膜12cと呼ぶ)、その上にシリコン窒化膜から成るハードマスクを150nmの厚みに形成する(ビット線ハードマスク13と呼ぶ)。これにより開口されたビット線コンタクト開口部で露出したソース拡散層3Sと、ビット線ポリシリコン膜12aが電気的に接続される。なお、ビット線ハードマスク13の膜厚は、後工程で形成されるドレインコンタクトプラグの上面及び下面の中心位置の所望のずれ量が得られるように適宜調整される。
その後、ビット線ハードマスク13をマスクに、ビット線タングステン膜12c、ビット線窒化タングステン膜12、ビット線ポリシリコン膜12aを順次エッチングして、ビット線12を形成する。
〔図14工程〕
ビット線12の表面から基板上を覆ってシリコン窒化膜を10nmの厚みに形成する。このシリコン窒化膜を第1サイドウォール膜と呼ぶ。第1サイドウォール膜をエッチバックして、ビット線の側壁に幅10nmを有する第1サイドウォール15を形成する。
その後、ビット線間を埋め込むように、シリコン酸化膜を300nmの厚みに成長する。このシリコン酸化膜を第1層間膜16と呼ぶ。CMP法により第1層間膜を研磨して、表面を平坦化する。ビット線ハードマスク13上に100nmの厚さの第1層間膜16が残るように形成する。さらに、第1層間膜16上にビット線コンタクト開口部11と重なるようにY方向に延在するレジストマスクを形成する。このレジストマスクを第2レジストマスク17と呼ぶ。
〔図15工程〕
第2レジストマスク17を用いて第1層間膜16をエッチングして、Y方向に延在する溝(第1の溝)を形成する。これによりビット線に対して自己整合的に開口部を形成される。この開口部を第1コンタクトホール18と呼ぶ。エッチングは、シリコン窒化膜に対して選択比がとれる条件を用いて行い、ビット線12の上面のビット線ハードマスク13、ビット線の側壁の第1サイドウォール15を残存させビット線12を露出しないように行う。基板上では、マスク絶縁膜4も除去されてドレイン拡散層3D、埋め込み窒化膜9上面が露出される。さらに露出した埋め込み窒化膜9を基板表面高さまでエッチバックする。このとき、ビット線12の上面のビット線ハードマスク13、ビット線の側壁の第1サイドウォール15もエッチングされるが、エッチバック量が少ないためビット線12は露出しない。
本実施形態例では、第1コンタクトホール18のX方向の断面形状は、図15(A)に示すように、上部よりも底部の開口幅が小さくなるよう行い、第2レジストマスク17の下に残る第1層間膜16の断面形状が台形状の裾引き形状になるように形成した。この残存する第1層間膜16を第1層間膜フィン16Fと呼ぶ。第1層間膜フィン16Fは、X方向断面が台形状で、Y方向にはビット線12の上を跨いで延在して形成される。ビット線上の部分での第1層間膜フィン16Fは、ビット線ハードマスク13上に100nmの高さを持つ。
ここで、第1層間膜16のエッチング条件を最適化することで、45°程度まで所望のテーパー角に調節することができる。この結果、第1コンタクトホール18は、Y方向が第1サイドウォール15で覆われたビット線12で挟まれ、X方向はシリコン酸化膜から成る第1層間膜フィン16Fで挟まれて形成され、底部には隣接ドレイン拡散層対の上のマスク絶縁膜4と分離部ゲートトレンチ6の上の埋め込み窒化膜9とTr部ゲートトレンチ6の上の埋め込み窒化膜9が露出する。
第1コンタクトホール18内、ビット線12上、第1層間膜フィン16F上を覆うようにシリコン窒化膜を5nm形成する。このシリコン窒化膜を第2サイドウォール膜19と呼ぶ。この第2サイドウォール膜19は、次工程で形成するパッドポリシリコン膜をさらに後の工程で除去する際に半導体基板(ドレイン拡散層)3Dがエッチングされるのを防止するエッチングストッパーとして機能する。この工程を経て、第1コンタクトホール18は、Y方向はシリコン窒化膜(第1サイドウォール膜15)で覆われたビット線で挟まれ、X方向はシリコン酸化膜から成る第1層間膜フィン16Fで挟まれて形成され、内壁面に第2サイドウォール膜19が露出する。
〔図16工程〕
第1コンタクトホール18の第2サイドウォール膜19で覆われた内壁上に、不純物を含有しない(ノンドープ)ポリシリコン膜(犠牲膜)を100nmの厚みで堆積する。このポリシリコン膜をパッドポリシリコン20と呼ぶ。この工程を経て、ドレインコンタクトホール底部に形成された第2サイドウォール19上面にパッドポリシリコン20が形成される。
パッドポリシリコン20を、第1層間膜フィン16F上面が露出するように、エッチバックを行い、第1層間膜フィン16Fの間の領域内にパッドポリシリコン20を埋め込む。各第1コンタクトホール18内にパッドポリシリコン20の埋設体が形成される。パッドポリシリコン20には成膜の際にシーム20Sが形成されており、エッチバックにより表面にスリット20SLが僅かに形成される。
基板上面では、第1層間膜フィン16Fの上部約100nmの部分が突き出し、この突き出した第1層間膜フィン16FはY方向に延在して形成されている。
〔図17工程〕
露出している、高さ約100nmの第1層間膜フィン16Fの側面、上面から、ビット線12上、パッドポリシリコン20埋設体上を覆うように、シリコン窒化膜を、60nm形成する。このシリコン窒化膜を第3サイドウォール膜21と呼ぶ。第3サイドウォール膜21は、X方向に隣接する第1層間膜フィン16F間に凹部21Cが形成される膜厚で形成する。なお、第3サイドウォール膜21の膜厚は、後の図19工程で形成するパッドポリシリコン溝20Tの開口幅に応じて調整する。
〔図18工程〕
第3サイドウォール膜21をエッチバックして、第1層間膜フィン16F側壁に第3サイドウォール21SWを形成する。第3サイドウォール21SWのX方向の幅W21は60nmに形成された。第3サイドウォール21SWに挟まれて、パッドポリシリコン20埋設体の上面に、X方向開口幅S21が40nmを持つ部分が露出される。この開口部を第3サイドウォール開口部21Aと呼ぶ。第3サイドウォール開口部21AはY方向に延在して開口され、開口部ではパッドポリシリコン20埋設体上面が露出される。
〔図19工程〕
第3サイドウォール21SW、第1層間膜フィン16Fをマスクにして、第3サイドウォール開口部21Aに露出されたパッドポリシリコン20の埋設体を異方性条件でドライエッチングして、パッドポリシリコン20にパッドポリシリコン溝20Tを形成する。このエッチングは、例えば、臭化水素(HBr)100sccm、塩素(Cl)100sccm、酸素(O)10sccmをエッチングガスとし、圧力0.5Pa、高周波パワー500W、バイアスパワー150W、を条件とするプラズマ雰囲気で実施する。この際、パッドポリシリコン20は不純物を含有していないため、サイドエッチが少ない。ポリシリコンは、不純物濃度が高いほどエッチングされやすい傾向がある。パッドポリシリコン20は、パッドポリシリコン溝20TによりX方向左右に2分離される。
ここで、図19(A)のQ方向から見たパッドポリシリコン20の分割面の拡大図を図20(a1)に、また、側面図を図20(a2)に示す。さらに、比較例として、従来例のドープトポリシリコン35を埋設して、同様に分割した場合の分割面の拡大図とその側面図を図20(b1)、(b2)に示す。パッドポリシリコン20はシーム20Sに沿って僅かにサイドエッチが入り、小さなボイド20Vが形成される。従来のドープトポリシリコン35の場合、第3サイドウォール膜21の形成前のエッチバックで大きなスリット35SLが形成され、さらに分割の際にシーム35Sに沿って大きくサイドエッチが進行し、大きなボイド35Vが形成される場合がある。その後、このボイド35Vに次工程の分離絶縁膜が入り込むことで、コンタクト面積が減少する。本発明では小さなボイド20Vが形成されるため、分離絶縁膜の入り込みが少なく、さらに後工程で犠牲膜であるパッドポリシリコン20を除去して第1および第2のドレインコンタクトホールを形成する工程で、小さなボイド20Vに入り込んだ分離絶縁膜も除去されるため、コンタクト面積の減少は極めて少なくなる。
〔図21工程〕
露出している、第3サイドウォール21SW、第1層間膜フィン16F、およびパッドポリシリコン溝20Tを埋め込むように上に露出した第2サイドウォール19の上面を覆うように、シリコン窒化膜を、60nm形成する。このシリコン窒化膜を分離シリコン窒化膜22と呼ぶ。
〔図22工程〕
分離シリコン窒化膜22、第3サイドウォール21SW、第1層間膜フィン16F、及びパッドポリシリコン膜20を、ビット線の上部のビット線ハードマスク13上面が露出するように、CMP法を用いて研磨する。その結果、第1層間膜フィン16Fとビット線12とパッドポリシリコン溝20Tに埋め込まれた分離シリコン窒化膜23で区画された領域内にパッドポリシリコン膜が埋め込まれる。区画された領域内のパッドポリシリコン膜20のそれぞれを、第1ダミープラグ23Aおよび第2ダミープラグ23Bと呼ぶ(第1および第2ダミープラグを合わせてダミープラグ23と呼ぶことがある)。
〔図23工程〕
分離シリコン窒化膜22、第1層間膜フィン16Fをマスクにして、第1層間膜フィン16Fとビット線12で区画された領域内に露出されたダミープラグ23を異方性条件でドライエッチングして、選択的に除去する。このエッチングは、例えば、臭化水素(HBr)100sccm、塩素(Cl)100sccm、酸素(O)10sccmをエッチングガスとし、圧力0.5Pa、高周波パワー500W、バイアスパワー150W、を条件とするプラズマ雰囲気で実施する。
その後、第2サイドウォール膜19をエッチバックして、ドレインコンタクトホール内の側壁であるビット線12の第1サイドウォール15側壁、第1層間膜フィン16Fの側壁に第2サイドウォール19Sを形成すると共に、隣接ドレイン拡散層対(3D−pair)を構成するドレイン拡散層3D1−R(第1の拡散領域)とドレイン拡散層3D2−L(第2の拡散領域)の上面を露出させる。また、この時、埋め込み窒化膜9の一部も除去される。
この工程を経て、第1コンタクトホール18は、Y方向はシリコン窒化膜(第2サイドウォール19S)で覆われたビット線12で挟まれ、X方向はシリコン酸化膜から成る第1層間膜フィン16Fと分離シリコン窒化膜22で挟まれて形成され、底部に隣接ドレイン拡散層対のドレイン拡散層3D1−Rとドレイン拡散層3D2−Lの上面、素子分離膜2上面、分離部ゲートトレンチおよびTr部ゲートトレンチ上の埋め込み窒化膜9が露出する。図23(c)の中央部では、隣接ドレイン拡散層対を構成するドレイン拡散層3D1−Rとドレイン拡散層3D2−Lの上面が露出される。ドレイン拡散層3D1−Rを露出するコンタクトホールを第1ドレインコンタクトホール(第2の開口部)24A、ドレイン拡散層3D2−Lを露出するコンタクトホールを第2ドレインコンタクトホール(第3の開口部)24Bと呼ぶ。
〔図24工程〕
基板上のエッチング残渣を除去するために、洗浄処理を行った後、各ドレインコンタクトホールの内壁上に、プラグ用の導体膜を成膜する。ここでは、導体膜として不純物としてP(リン)を高濃度に含有するポリシリコン膜25を100nm、形成する。ポリシリコン膜25内に含有される不純物濃度は、7E20〜1.5E21(atoms/cm3)とする。ポリシリコン膜25は、DOPOS(Doped Polysilicon)を使用したり、ポリシリコン膜を形成した後、不純物を注入することにより形成することができる。この工程を経て、ドレインコンタクトホール底部に露出されたドレイン拡散層3D上面にポリシリコン膜25が形成される。ポリシリコン膜25はコンフォーマルに形成されるため、各ドレインコンタクトホールの中央部にシーム25Sが形成される。
〔図25工程〕
ポリシリコン膜25を、ビット線の上部のビット線ハードマスク13上面が露出するように、エッチバックを行い、第1層間膜フィン16Fとビット線12と分離シリコン窒化膜22で区画された領域(ドレインコンタクトホール)内にポリシリコン膜25を埋め込む。この埋め込まれたポリシリコン膜25を、ドレインコンタクトプラグと呼び、第1ドレインコンタクトホール24A内を第1ドレインコンタクトプラグ(第1のコンタクトプラグ)25A、第2ドレインコンタクトホール24B内を第1ドレインコンタクトプラグ(第2のコンタクトプラグ)25Bと呼ぶ。各第1コンタクトホール18内に分離シリコン窒化膜22で分離されたツインプラグ(第1および第2のコンタクトプラグ)が形成され、隣接する第1コンタクトホール18間および各第1コンタクトホール18内で、各コンタクトプラグは電気的に分離される。シーム25Sの部分は他の部分よりエッチングされやすいため、スリット25SLが形成される。
この工程を経て、第1コンタクトホール18内には、X方向中央部分で左右に分離された2個のドレインコンタクトプラグ(第1のコンタクトプラグ25A、第2のコンタクトプラグ25B)が形成される。本発明では、ドレインコンタクトプラグは各第1コンタクトホール18内で、分離シリコン窒化膜22によって、第1および第2ドレインコンタクトプラグ25A、25Bに分離されているため、従来技術のようにエッチングで分離する必要がなく、サイドエッチが発生せず、第1および第2ドレインコンタクトプラグ25A、25Bの面積は減少しない。スリット25SLがコンタクト中央付近に形成されることで、コンタクト面積が大きくなる。そのため、ドレインコンタクト抵抗の上昇による高抵抗不良を防止できる
〔図26工程〕
第1コンタクトホール18内の第1および第2ドレインコンタクトプラグ25A,25B上にドレインコンタクトバリア材26Bとして窒化チタン膜を5nm、ドレインコンタクトパッド材26Mとしてタングステン膜を50nm順次、成膜する。CMP法によりドレインコンタクトバッド材とドレインコンタクトバリア材を研磨除去して、ドレインコンタクトホール内にドレインコンタクトパッド26を形成する。
〔図27工程〕
ドレインコンタクトパッド26を覆うように、シリコン窒化膜を用いてストッパー膜27を形成する。ドレインコンタクトパッド26上に窒化チタン等でキャパシタ素子のシリンダー状の下部電極28を形成する。下部電極28は、ストッパー膜27上に犠牲層間膜を形成する工程、犠牲層間膜にシリンダーホール形成する工程、下部電極28を形成する工程、および犠牲層間膜を除去する工程を経て形成される。
そして、下部電極28の表面を覆うように容量絶縁膜29を形成した後に、窒化チタン等でキャパシタ素子の上部電極30を形成する。
その後、図示していないが配線形成工程を繰り返すことで多層配線を形成し、半導体装置100を形成する。
なお、本実施形態例では、図19に示すように、ポリシリコン溝20Tの壁面は垂直(テーパー角=0°)に形成される例を示しているが、図28の変形例に示すように、テーパー状(テーパー角>0°)に形成してもよい。通常、第1層間膜フィン16Fの壁面のテーパー角よりもポリシリコン溝20Tの壁面のテーパー角は小さくなることで、形成されるコンタクトプラグの上面は下面よりも面積が大きくなる。なお、図28の(A),(B1),(B2),(C),(D)はそれぞれ図19の(A),(B1),(B2),(C),(D)に対応する。
このようなエッチングは、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜に対して選択比が得られる条件で行い、第2サイドウォール19で包まれたビット線12、第1層間膜フィン16Fは残存するように行う。ポリシリコン溝20Tの底部には分離部ゲートトレンチ上部の埋め込み窒化膜9が露出される。ポリシリコン溝20Tの底部の開口幅S20は、ドレイン拡散層3Dが露出しないように形成することが好ましい。ドレイン拡散層3Dを露出しないように形成することにより、第1および第2ドレインコンタクトプラグ25A,25Bは、ドレイン拡散層3D1−R、3D2−LそれぞれにX方向で最大限接触させることができ、接触抵抗の低減化ができるからである。好ましくは、合わせずれを起こしてもドレイン拡散層3D上を露出しないように、開口幅S20を小さく形成する。本変形例では、合わせ余裕10nmができるように、第3サイドウォール21SWの開口幅S21=40nmに対して、底部の開口幅S20=20nmに形成する。
1 半導体基板
1P 半導体ピラー
2 素子分離膜
2P 絶縁体ピラー
3 拡散層
3S ソース拡散層(第3の拡散領域)
3D ドレイン拡散層
3D1−L ドレイン拡散層(第1の拡散領域)
3D2−R ドレイン拡散層(第2の拡散領域)
4 マスク絶縁膜
5 第1レジストマスク
5A 第1レジスト開口部
6 ゲートトレンチ
7 ゲート絶縁膜
8 埋め込みゲート電極
8B バリア層
8M メタル層
9 埋め込み窒化膜
11 ビット線コンタクト開口部
12 ビット線
12a ビット線ポリシリコン膜
12b ビット線窒化タングステン膜
12c ビット線タングステン膜
13 ビット線ハードマスク
15 第1サイドウォール
16 第1層間膜
16F 第1層間膜フィン
17 第2レジストマスク
18 第1コンタクトホール
19 第2サイドウォール膜
19S 第2サイドウォール
20 パッドポリシリコン
20T パッドポリシリコン溝
20S シーム
20SL スリット
20V ボイド
21 第3サイドウォール膜
21SW 第3サイドウォール
21A 第3サイドウォール開口部
22 分離シリコン窒化膜
23 ダミープラグ
23A 第1ダミープラグ
23B 第2ダミープラグ
24A 第1ドレインコンタクトホール
24B 第2ドレインコンタクトホール
25 導体膜(不純物含有ポリシリコン膜)
25A 第1ドレインコンタクトプラグ
25B 第2ドレインコンタクトプラグ
25S シーム
25SL スリット
26 ドレインコンタクトパッド
26B ドレインコンタクトバリア材
26M ドレインコンタクトパッド材
27 ストッパー膜
28 下部電極
29 容量絶縁膜
30 上部電極
35 ドープトポリシリコン
35S シーム
35SL スリット
35V ボイド
51 基板
52 第1のラインパターン
53 第2のラインパターン
54 第1の開口部
55 犠牲膜
55A、55B ダミープラグ
56 マスクサイドウォール
57 溝
58 分離絶縁膜
59A 第2の開口部
59B 第3の開口部
60 導体膜
60A 第1のコンタクトプラグ
60B 第2のコンタクトプラグ
100 半導体装置
S20 パッドポリシリコン溝の底部幅
S21 第3サイドウォール開口幅
W21 第3サイドウォール幅

Claims (14)

  1. 第1の方向に延在する複数の第1のラインパターンと、前記第1の方向と交差する第2の方向に、前記複数の第1のラインパターン上を跨いで延在する複数の第2のラインパターンとで、第1の開口部を画定する工程と、
    前記第1の開口部内に犠牲膜を、前記第2のラインパターンの上面よりも低くなるように埋め込む工程と、
    前記第2のラインパターンのそれぞれの側壁にマスク膜を前記犠牲膜の一部が露出するように形成する工程と、
    前記マスク膜をマスクに前記犠牲膜を選択的に除去して溝を形成する工程と、
    前記溝に分離絶縁膜を埋め込む工程と、
    前記マスク膜、前記分離絶縁膜の一部、および前記第2のラインパターンの一部を前記分離絶縁膜で分離された前記犠牲膜の上面が露出するように除去する工程と、
    前記犠牲膜を選択的に除去して、前記第1の開口部に前記分離絶縁膜を介して対向する第2および第3の開口部を形成する工程と、
    前記第2および第3の開口部内に導体膜を埋設し、第1および第2のコンタクトプラグを形成する工程と、
    を含む半導体装置の製造方法。
  2. 前記犠牲膜は、前記第1の開口部内にシームレスに形成される請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記犠牲膜は、前記第1の開口部内にシームを有して形成され、前記導体膜よりもエッチングされにくい材料である請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記犠牲膜が不純物を含まないシリコン膜であり、前記導体膜が不純物含有シリコン膜である請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1の開口部は、その内壁にライナー絶縁膜が形成されたものであって、前記第2及び第3の開口部を形成する工程において、前記第2及び第3の開口部底の前記ライナー絶縁膜を除去することを含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第2のラインパターンは、前記第1の方向において、前記第1の開口部の上部が、底部より広くなる傾斜した側面形状を有する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記犠牲膜を選択的に除去して形成される前記溝は、底部の幅が開口上部の幅よりも狭い請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1の開口部は、半導体基板上に形成され、互いに隔離された第1および第2の拡散領域を露出して形成される請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1のラインパターンは、前記半導体基板上に形成された第3の拡散領域に接続された配線を含む請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記半導体基板上に、前記第1及び第2の方向と異なる第3の方向に延在する複数の素子分離領域を形成し、前記素子分離領域間に前記第3の方向に延在する活性領域を規定する工程と、
    前記活性領域表面に前記半導体基板と反対の導電型の不純物を注入して、拡散領域を形成する工程と、
    前記第2の方向に延在する複数の埋め込みワード線を形成し、前記拡散領域を前記第1、第3および第2の拡散領域の順に繰り返し分離する工程と、
    前記前記第1のラインパターンとして、前記第3の拡散領域に接続され、上部及び側面を絶縁膜で覆われたビット線を形成する工程、
    前記ビット線を覆う絶縁膜を成膜し、隣接する第1の拡散領域から第2の拡散領域上の前記絶縁膜を除去し、前記第3の拡散領域上方の絶縁膜を残して、前記第2のラインパターンを形成する工程と
    を備える請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1および第2のコンタクトプラグを形成する工程は、前記第1および第2のコンタクトプラグ上面を残存する前記第1および第2のラインパターン上面よりも低くする工程を有する請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1および第2のコンタクトプラグを形成する工程に続いて、前記第1および第2のコンタクトプラグ上面にパッド電極を形成する工程をさらに有する請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記パッド電極に接するキャパシタを形成する工程をさらに有する請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記キャパシタ形成する工程は、前記パッド電極に接するシリンダー状の下部電極の形成工程を含む請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
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