JP2014215072A - 物理量センサー、電子機器及び移動体 - Google Patents

物理量センサー、電子機器及び移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】外部装置からのノイズに対する耐性を向上させ、あるいは、外部装置とのインピーダンスのミスマッチを低減させることが可能なパッケージ構造の物理量センサー等を提供すること。
【解決手段】物理量センサー1は、センサー素子20と、センサー素子20と電気的に接続されている集積回路10と、集積回路10が搭載されているセラミックパッケージ30(基体)と、を含む。セラミックパッケージ30の一方の面に、外部との電気的接続を行うための第1の導体パターン(配線パターン61)が設けられている。配線パターン61と電気的に接続されている第2の導体パターンが設けられている。第2の導体パターンは、セラミックパッケージ30の内部を通過する配線パターン63と、セラミックパッケージ30の他方の面に露出しているメタライズ領域70と、を有し、配線パターン63は、セラミックパッケージ30の一方の面と他方の面との間の距離よりも長い。
【選択図】図4

Description

本発明は、物理量センサー、電子機器及び移動体に関する。
現在、様々なシステムや電子機器において、加速度を検出する加速度センサーや角速度を検出するジャイロセンサー等、種々の物理量を検出可能な物理量センサーが広く利用されている。特に、近年ではスマートフォン等の携帯機器に角速度センサーや加速度センサーが内蔵されるようになり、センサーパッケージの小型化・薄型化が重要になっている。
従来のセンサーパッケージの一例として、特許文献1には、IC基板の外面に他端側が露出して外部に電気的に接続される外部電極部を備えている半導体気密パッケージが記載されている。また、特許文献2には、センサー素子およびICの電極部にワイヤーボンディングを介してセラミックパッケージ内部電極に接続され、セラミックパッケージ内の配線を介して外部電極に接続される構造のパッケージが記載されている。いずれの例でも、パッケージは、内部デバイスの保護・気密確保と併せ、内部と外部との電気的導通を確保する役目を担っている。このため、一般的なパッケージ内配線では、配線抵抗を極力低くした電気的配線が望まれ、電圧降下が少ない状態で信号の入出力がされている。このように配線抵抗を極力低くした配線構造および配線材料の場合、電源ラインや通信ラインの配線には電圧降下が少なく好都合である。
特開2009−59941号公報 特開2009−41962号公報
しかしながら、従来のセンサーパッケージをマイコンや増幅回路などの外部回路に接続した場合、電源ノイズや通信ノイズに対する耐性はない。このため、電源ラインの場合には、センサー内部にノイズが混入して誤動作や機能異常になる可能性がある。また、通信ラインの場合には、外部回路との配線によって生じる寄生成分やインピーダンスのミスマッチにより信号波形にオーバーシュートやアンダーシュートが発生して通信不良となる問題があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、外部装置からのノイズに対する耐性を向上させ、あるいは、外部装置とのインピーダンスのミスマッチを低減させることが可能なパッケージ構造の物理量センサー、並びに当該物理量センサーを用いた電子機器及び移動体を提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る物理量センサーは、センサー素子と、前記センサー素子と電気的に接続されている集積回路と、前記集積回路が搭載されている基体と、を含み、前記基体の一方の面に、外部との電気的接続を行うための第1の導体パターンが設けられており、前記第
1の導体パターンと電気的に接続されている第2の導体パターンが設けられており、前記第2の導体パターンは、前記基体の内部を通過する第1の配線パターンと、前記基体の他方の面に露出している第2の配線パターンと、を有し、前記第1の配線パターンは、前記一方の面と前記他方の面との間の距離よりも長い。
本適用例に係る物理量センサーは、例えば、加速度センサー、ジャイロセンサー(角速度センサー)、速度センサー等の慣性センサーであってもよいし、重力に基づいて傾斜角を計測する傾斜計であってもよい。
本適用例に係る物理量センサーによれば、外部との電気的接続を行うための第1の導体パターンと電気的に接続されている第2の導体パターンは、従来のように、外部から最短経路で(上側に直線状に)形成されている導体パターンよりも長いため、第2の導体パターンの抵抗値は、従来の導体パターンよりも高くなり、ノイズ耐性が向上する。
従って、例えば、第2の導体パターンが電源ラインの場合には、物理量センサーの内部にノイズが混入して誤動作や機能異常になる可能性を低減することができる。また、第2の導体パターンが通信ラインの場合には、外部回路との配線によって生じる寄生成分やインピーダンスのミスマッチにより信号波形にオーバーシュートやアンダーシュートが発生して通信不良となる可能性を低減することができる。
また、本適用例に係る物理量センサーによれば、電磁両立性(EMC)の観点からも、外部へのノイズ放射を小さくできるとともに、外部からの強い電磁波ノイズに対しても誤動作しない耐量を得ることができる。
さらに、本適用例に係る物理量センサーによれば、基体の内層配線を利用しているため、外付け部品を用いることなく低コストで実装面積を増やすことなく実現することができる。
[適用例2]
上記適用例に係る物理量センサーは、前記基体の平面視において、前記第1の配線パターンは、少なくとも前記集積回路の一端側から他端側へ延出されていてもよい。
本適用例に係る物理量センサーによれば、基体の幅を大きくしなくても、第1の配線パターンを長く設けることができるので、抵抗値の高い配線パターンを効率良く形成することができる。従って、ノイズ耐性やインピーダンスマッチングを高めることができる。
[適用例3]
上記適用例に係る物理量センサーにおいて、前記第1の配線パターンは、直線形状を含んでいてもよい。
本適用例に係る物理量センサーによれば、基体の内層配線を利用して抵抗値の高い配線パターンを効率よく形成することができる。従って、ノイズ耐性やインピーダンスマッチングを高めることができる。
[適用例4]
上記適用例に係る物理量センサーにおいて、前記第1の配線パターンの少なくとも一部は、メアンダ形状を含んでいてもよい。
本適用例に係る物理量センサーによれば、基体の内層配線を利用して、直線形状の配線パターンよりも抵抗値の高い配線パターンを効率よく形成することができる。従って、ノ
イズ耐性やインピーダンスマッチングをより高めることができる。
[適用例5]
上記適用例に係る物理量センサーにおいて、前記基体は、第1の層と第2の層と、を含み、前記第1の配線パターンは、前記第1の層と前記第2の層との間に設けられている複数の第3の配線パターンと、前記第1の層に配置され、前記第1の層において前記複数の第3の配線パターンと反対側に設けられている複数の第4の配線パターンと、前記複数の第3の配線パターンと前記複数の第4の配線パターンとを電気的に接続する複数のビアと、を有し、前記第1の配線パターンは、前記基体の側面視において、メアンダ形状を含んでいてもよい。
第1の層は、第2の層の上側の層であってもよいし、第2の層の下側の層であってもよい。
本適用例に係る物理量センサーによれば、基体の2つの層を利用して、1つの層に形成された直線形状の配線パターンよりも抵抗値の高い配線パターンを効率よく形成することができる。従って、ノイズ耐性やインピーダンスマッチングをより高めることができる。
[適用例6]
上記適用例に係る物理量センサーにおいて、前記基体は、第1の層と第2の層と、を含み、前記第1の配線パターンは、前記第1の層と前記第2の層との間に設けられている複数の第3の配線パターンと、前記第1の層に配置され、前記第1の層において前記複数の第3の配線パターンと反対側に設けられている複数の第4の配線パターンと、前記複数の第3の配線パターンと前記複数の第4の配線パターンとを電気的に接続する複数のビアと、を有し、前記第1の配線パターンは、前記基体の平面視において、メアンダ形状を含んでいてもよい。
第1の層は、第2の層の上側の層であってもよいし、第2の層の下側の層であってもよい。
本適用例に係る物理量センサーによれば、基体の2つの層を利用して、1つの層に形成された直線形状の配線パターンよりも抵抗値の高い配線パターンを効率よく形成することができる。従って、ノイズ耐性やインピーダンスマッチングをより高めることができる。
[適用例7]
上記適用例に係る物理量センサーにおいて、前記第2の導体パターンの一部は、シート抵抗値が前記第1の導体パターンよりも高い材料で構成されていてもよい。
本適用例に係る物理量センサーによれば、実装面積を増やすことなく抵抗値の高い配線パターンを容易に形成することができる。従って、ノイズ耐性やインピーダンスマッチングをより高めることができる。
[適用例8]
上記適用例に係る物理量センサーにおいて、前記基体の内部に、一定電位の第3の導体パターンが設けられており、前記第3の導体パターンは、前記第1の配線パターンの少なくとも両側に設けられていてもよい。
本適用例に係る物理量センサーによれば、第2の導体パターンを構成する第1の配線パターンの周辺を低インピーダンスにすることができるので、第2の導体パターンにノイズが重畳しにくくすることができる。
[適用例9]
本適用例に係る電子機器は、上記のいずれかの物理量センサーを含む。
[適用例10]
本適用例に係る移動体は、上記のいずれかの物理量センサーを含む。
本実施形態の物理量センサーの機能ブロック図の一例を示す図。 本実施形態の物理量センサー1の外観(センサーパッケージ)の斜視図。 センサーパッケージの分解斜視図。 第1実施形態におけるセラミックパッケージの縦構造を示す図。 第1実施形態における配線パターンの一例を示す図。 従来の内部導体パターンと第1実施形態の内部導体パターンに矩形波信号が伝搬した時の2つの波形の一例を示す図。 第2実施形態における配線パターンの一例を示す図。 従来の内部導体パターン、第1実施形態の内部導体パターン及び第2実施形態の内部導体パターンに矩形波信号が伝搬した時の2つの波形の一例を示す図。 第3実施形態におけるセラミックパッケージの縦構造を示す図。 第3実施形態における配線パターンの一例を示す図。 第4実施形態におけるセラミックパッケージの縦構造を示す図。 第4実施形態における配線パターンの一例を示す図。 図12(A)の上に図12(B)を重ねた図。 第5実施形態におけるセラミックパッケージの縦構造を示す図。 第5実施形態における配線パターンの一例を示す図。 本実施形態の電子機器の機能ブロック図。 本実施形態の電子機器の外観の一例を示す図。 本実施形態の移動体の一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.物理量センサー
1−1.第1実施形態
図1は、本実施形態の物理量センサーの機能ブロック図の一例である。図1に示すように、本実施形態の物理量センサー1は、集積回路(IC)10及びセンサー素子20を含む。
図1では、センサー素子20は、2本のT型の駆動振動腕とともにその間に1本の検出振動腕を有するいわゆるダブルT型の水晶振動片に2つの駆動電極と2つの検出電極が形成された、振動式の圧電型の角速度検出素子である。
センサー素子20の2本の駆動振動腕は、駆動信号として交流電圧信号が与えられると、逆圧電効果によって、互いの先端が接近と離間を繰り返す屈曲振動(励振振動)をする。この2本の駆動振動腕の屈曲振動の振幅が等しければ、2本の駆動振動腕は検出振動腕に対して常に線対称な関係で屈曲振動をするので、検出振動腕は振動を起こさない。
この状態で、センサー素子20の励振振動面に垂直な軸を回転軸とする角速度が加わる
と、2本の駆動振動腕は、屈曲振動の方向と回転軸の両方に垂直な方向にコリオリの力を得る。その結果、2本の駆動振動腕の屈曲振動の対称性が崩れ、検出振動腕は、バランスを保つように屈曲振動をする。このコリオリ力に伴う検出振動腕の屈曲振動と駆動振動腕の屈曲振動(励振振動)とは位相が90°ずれている。そして、圧電効果によってこれらの屈曲振動に基づく逆位相(位相が180°異なる)の交流電荷が2つの検出電極に発生する。この交流電荷は、コリオリ力の大きさ(言い換えれば、センサー素子20に加わる角速度の大きさ)に応じて変化する。
なお、センサー素子20の振動片は、ダブルT型でなくてもよく、例えば、音叉型やくし歯型であってもよいし、三角柱、四角柱、円柱状等の形状の音片型であってもよい。また、センサー素子20の振動片の材料としては、水晶(SiO2)の代わりに、例えば、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)等の圧電単結晶やジルコン酸チタン酸鉛(PZT)等の圧電セラミックスなどの圧電性材料を用いてもよいし、シリコン半導体を用いてもよい。また、例えば、シリコン半導体の表面の一部に、駆動電極に挟まれた酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)等の圧電薄膜を配置した構造であってもよい。
また、センサー素子20は、圧電型のセンサー素子に限らず、動電型、静電容量型、渦電流型、光学型、ひずみゲージ型等の振動式のセンサー素子であってもよい。あるいは、センサー素子20の方式は、振動式に限らず、例えば、光学式、回転式、流体式であってもよい。また、センサー素子20が検出する物理量は、角速度に限らず、角加速度、加速度、速度、圧力、力などであってもよい。
図1に示すように、本実施形態では、センサー素子20の2つの駆動電極は、それぞれ集積回路(IC)10のDS端子とDG端子に接続されている。また、センサー素子20の2つの検出電極は、それぞれ集積回路(IC)10のS1端子とS2端子に接続されている。
集積回路(IC)10は、駆動回路11、検出回路12、温度センサー13、電源電圧センサー14、基準電圧回路15、シリアルインターフェース回路16、不揮発性メモリー17、切替制御回路18、端子機能切替回路19を含んで構成されている。なお、本実施形態の集積回路(IC)10は、図1に示した要素の一部を省略又は変更し、あるいは他の要素を追加した構成としてもよい。
基準電圧回路15は、VDD端子より供給される電源電圧から基準電位(アナロググランド電圧)などの定電圧や定電流を生成し、駆動回路11、検出回路12、温度センサー13に供給する。
駆動回路11は、センサー素子20を励振振動させるための駆動信号を生成し、DS端子を介してセンサー素子20の一方の駆動電極に供給する。また、駆動回路11は、センサー素子20の励振振動により他方の駆動電極に発生する駆動電流(水晶電流)がDG端子を介して入力され、この駆動電流の振幅が一定に保持されるように駆動信号の振幅レベルをフィードバック制御する。また、駆動回路11は、駆動信号と位相が90°ずれた信号を生成し、検出回路12に供給する。
検出回路12は、S1端子とS2端子を介して、センサー素子20の2つの検出電極の各々に発生する交流電荷(検出電流)がそれぞれ入力され、これらの交流電荷(検出電流)に含まれる角速度成分のみを検出し、角速度の大きさに応じた電圧レベルの信号(角速度信号)を生成する。本実施形態では、検出回路12はS1、S2端子より入力された検出電流を電圧に変換し、駆動回路11から供給される信号(駆動信号と位相が90°ずれ
た信号)をサンプリングクロックとしてさらにA/D変換した後、デジタル処理により検出信号(角速度信号)を生成する。
温度センサー13は、電圧が温度変化に対してほぼ線形に変化する信号を生成し、この信号をA/D変換して出力する。温度センサー13は、例えば、バンドギャップリファレンス回路を利用して実現することができる。
電源電圧センサー14は、VDD端子より供給される電源電圧値をA/D変換して出力する。
不揮発性メモリー17は、駆動回路11、検出回路12、温度センサー13に対する各種の調整データや補正データを保持している。不揮発性メモリー17は、例えば、MONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Silicon)型メモリーによって実現することができる。
検出回路12は、角速度信号の生成処理において、温度センサー13及び電源電圧センサー14からのデジタル出力信号と不揮発性メモリー17に記憶されている補正データを用いて、角速度信号の0点電源電圧補正、0点温度補正及び感度温度補正を行う。
検出回路12が生成した角速度信号(デジタル信号)は、シリアルインターフェース回路16に供給される。
端子機能切替回路19は、IO1,IO2,IO3,IO4の4端子の接続先を切り替える。例えば、端子機能切替回路19は切替制御回路18の制御のもと、駆動回路11、検出回路12、基準電圧回路15の出力信号や内部信号を選択し、IO1,IO2,IO3,IO4のいずれかから外部出力し、あるいは、IO1,IO2,IO3,IO4のいずれかから外部入力された信号を、駆動回路11、検出回路12、基準電圧回路15に供給することができる。
切替制御回路18は、シリアルインターフェース回路16から受け取った設定値に応じて、IO1,IO2,IO3,IO4の4端子の接続先の切り替えを制御する。
本実施形態の物理量センサー1は、集積回路(IC)10とジャイロセンサー素子20がパッケージに封止されて構成されている。図2は、本実施形態の物理量センサー1の外観(センサーパッケージ)の斜視図であり、図3は、センサーパッケージの分解斜視図である。
図2及び図3に示すように、物理量センサー1は、複数の層が積層されたセラミックパッケージ30(基体の一例)の開口部に集積回路(IC)10が配置され、セラミックパッケージ30の上面にセンサー素子保持部材40が配置され、その上にセンサー素子20が振動可能に保持され、セラミックパッケージ30の上面に設けられたシームリングに蓋部(リッド)50が接着された構造のセンサーパッケージとして実装されている。セラミックパッケージ30は、集積回路(IC)10及びセンサー素子20のケーシングの役割を果たすとともに、集積回路(IC)10及びセンサー素子20と外部との電気的な接続を担っている。
図4は、セラミックパッケージ30の縦構造を示す図である。図4に示すように、セラミックパッケージ30は、例えば、5つのセラミック基板31A,31B,31C,31D,31Eが積層されている。例えば、セラミックパッケージ30の厚さ(セラミック基板31A,31B,31C,31D,31Eの各々の厚さの和)は、例えば1mm程度で
あり、セラミック基板31Eの表面の一辺の長さは、例えば5mm程度である。
各セラミック基板の表面(本実施形態では上面だが、下面でもよい)には導電性の配線パターンが形成されている。隣り合う2つのセラミック基板の表面にそれぞれ形成された配線パターンの一部は、スルーホール(孔)に形成されたビアを介して電気的に接続される。「ビア」は、例えば、スルーホール(孔)の内壁に導電膜を設けて基板の表面側と裏面側とを電気的に接続するものであってもよいし、スルーホール(孔)の内部に導電性材料を充填して基板の表面側と裏面側とを電気的に接続するものであってもよい。最下層のセラミック基板31Eの下面(セラミックパッケージ30の底面)には外部端子として機能する配線パターン(外部導体パターン)が形成されている。外部導体パターン(外部端子)はプリント基板(不図示)にはんだ付けされ、外部装置と電気的に接続される。
セラミック基板31A,31B,31Cには、中央に開口部が設けられており、この開口部に集積回路(IC)10が配置されている。セラミック基板31Bの上面には配線パターンの少なくとも一部に、金やニッケルなどの材料でメタライズされたメタライズ領域が形成されており、集積回路(IC)10の端子(電極)とメタライズ領域がワイヤーでボンディングされている。
このように、外部導体パターンは、セラミック基板31A,31B,31C,31D,31Eの表面に形成された複数の配線パターンと当該複数の配線パターンを電気的に接続する複数のビアから成る導体パターン(内部導体パターン)を介して、集積回路(IC)10と電気的に接続されている。
各セラミック基板の表面に形成される配線パターンやビアには、タングステン材料やシート抵抗値が低い銀や銅などの材料が用いられる。なお、図4では、配線パターンには斜線が、ビアには縦線がそれぞれ施されている。
本実施形態では、セラミック基板31Eの下面(セラミックパッケージ30の底面(一方の面)に配線パターン61が形成されており、ビア62を介して、セラミック基板31Eの上面において少なくとも集積回路(IC)10の一端側から他端側へ延出されている配線パターン63と電気的に接続されている。配線パターン63は、ビア64を介して、セラミック基板31Dの上面に形成された配線パターン65と電気的に接続されている。配線パターン65は、ビア66を介して、セラミック基板31Cの上面に形成された配線パターン67と電気的に接続されている。配線パターン67は、ビア68を介して、セラミック基板31Bの上面に形成された配線パターン69と電気的に接続されている。そして、セラミックパッケージ30の上面(他方の面)に露出するように、配線パターン69の上面の一部にメタライズ領域70が設けられており、集積回路(IC)10の端子(電極)とワイヤーボンディングされている。
すなわち、外部導体パターンである配線パターン61(第1の導体パターン)は、ビア62、配線パターン63(第1の配線パターンの一例)、ビア64、配線パターン65、ビア66、配線パターン67、ビア68、配線パターン69及びメタライズ領域70(第2の配線パターンの一例)から成る内部導体パターン(第2の導体パターン)を介して、集積回路(IC)10と電気的に接続されている。なお、配線パターン61は、例えば、図1に示した集積回路(IC)10のVDD端子、VSS端子、シリアル通信用の端子(SS,SCLK,SI,SO)、IO端子(IO1,IO2,IO3,IO4)のいずれかに接続される。
図5は、セラミック基板31Eの上面に形成された配線パターン63の一例を示す図である。図5に示すように、本実施形態における配線パターン63は、セラミック基板31
Eの上面に、直線形状(略直線状)で形成されており、セラミックパッケージ30の底面(一方の面)と上面(他方の面)との間の距離、すなわち、セラミックパッケージ30の厚さ(例えば1mm程度)よりも長い。従って、配線パターン63を含んでいる第2の導体パターンは、従来のように、外部導体パターンから最短経路で(上側に直線状に)形成されている内部導体パターン(その長さはセラミック基板の厚さ程度)よりも長く、少なくとも約2倍以上の長さになっている。そのため、第2の導体パターンの抵抗値は、従来の内部導体パターンの約2倍以上となっている。なお、第2の導体パターンの抵抗値を高くするためには、配線パターン63は、少なくともセラミック基板31Eの表面の一辺の長さ(例えば5mm程度)の半分よりも長いのが好ましい。
また、セラミックパッケージ30は、例えば、VSS端子あるいはVDD端子に接続され、一定電位の内部導体パターン(第3の導体パターン)が形成されており、配線パターン63は、ともに第3の導体パターンの一部である配線パターン71と配線パターン72に挟まれている。ここで、一定電位は、例えば電源であってもよいし、グランドであってもよい。従って、配線パターン63の周辺は低インピーダンスであり、配線パターン63にノイズが重畳しにくくなっている。
図6(A)は、従来のように最短で配線された内部導体パターンと本実施形態の内部導体パターン(第2の導体パターン)を通信ラインに使用し、それぞれに矩形波信号(クロック信号)が伝搬した時の2つの波形の一例を示す図であり、図6(B)は、図6(A)の破線で囲まれた部分を拡大した図である。G1は、最短で配線された内部導体パターンに矩形波信号が伝搬した時の波形であり、G2は、本実施形態の内部導体パターン(第2の導体パターン)に矩形波信号が伝搬した時の波形である。
本実施形態のように、1つの層に、セラミックパッケージ30の厚さよりも長い直線形状(略直線状)の配線パターンを形成することで内部導体パターンを長くした場合、従来のように内部導体パターンを最短で配線した場合に比べて、矩形波の立ち上がり・立ち下がりで生じるリンギングの振幅が小さく、またリンギングの減衰も大きく(速く)なっている。
通常、このようなリンギングは、センサーパッケージと外部回路(マイコン等)を結ぶ伝送線路を電気信号が往復することで生じる。そして、オーバーシュートやアンダーシュートの振幅は、センサーパッケージのインピーダンス、伝送線路の特性インピーダンス、そして外部回路のインピーダンスで決められる。したがって、これら3つのインピーダンスを合わせることが、リンギングの発生を抑え込む有効な手段となる。
本実施形態のように、内部導体パターン(第2の導体パターン)の一部を1つの層で直線形状(略直線状)に配置形成することで、最短で配線した場合に比べて抵抗値が大きくなるため、センサーパッケージ30のインピーダンスを、伝送線路の特性インピーダンスおよび外部回路のインピーダンスに近づけることができる。また、この配線抵抗分は伝送線路のインピーダンスのQの増大を抑えることができる。すなわち、センサーパッケージと外部回路が伝送線路で接続されることにより、伝送線路の等価インダクタンス成分と等価キャパシタンス成分によって構成されるLC共振回路が作られるが、内部導体パターンの抵抗値を大きくすることでLC共振回路のQが抑えられ、リンギングの振動を早く減衰させることができる。つまり、内部導体パターンの一部を1つの層で直線形状(略直線状)に形成することは、ダンピング抵抗を形成していることと等価な効果が得られる。
また、例えば、本実施形態の内部導体パターン(第2の導体パターン)を電源ラインに使用することで、電源ラインのノイズ耐性を向上させることができる。
以上に説明したように、第1実施形態の物理量センサーによれば、外部端子に接続される少なくとも1つの内部導体パターン(第2の導体パターン)の一部が、セラミックパッケージ30の1つの層において直線形状(略直線状)に配線されているため、ノイズ耐性を高めることができ、また、外部回路を接続した場合でもリンギングの発生を抑えられ、通信不良や誤動作が少なく、高い信頼性を実現することができる。また、電磁両立性(EMC)の観点からもノイズ放射を小さくできるため、他の機器またはその機器自身などへの影響を小さくすることができる。また、外部からの強い電磁波ノイズに対しても誤動作しない耐量を得ることができる。
さらに、第1実施形態の物理量センサーによれば、セラミックパッケージ30の内層配線を利用しているため、外付け部品を用いることなく低コストで実装面積を増やすことなく実現することができる。
1−2.第2実施形態
第2実施形態の物理量センサーは、セラミック基板31Eの上面において少なくとも集積回路(IC)10の一端側から他端側へ延出されている配線パターン63の形状が第1実施形態と異なる。図7は、第2実施形態における配線パターン63の一例を示す図である。図7に示すように、第2実施形態における配線パターン63(第1の配線パターンの一例)は、セラミック基板31Eの上面に、その一部がメアンダ形状(蛇行状)で形成されており、第1実施形態の配線パターン63よりも長い。従って、配線パターン63を含んでいる第2の導体パターンは、従来のように、外部導体パターンから最短経路で(上側に直線状に)形成されている内部導体パターン(その長さはセラミック基板の厚さ程度)よりも長く、少なくとも約2倍以上の長さになっている。そのため、第2の導体パターンの抵抗値は、従来の内部導体パターンの約2倍以上となっている。なお、第2の導体パターンの抵抗値を高くするためには、配線パターン63は、少なくともセラミック基板31Eの表面の一辺の長さ(例えば5mm程度)の半分よりも長いのが好ましい。
また、第2実施形態における配線パターン63は、第1実施形態と同様に、ともに一定電位の第3の導体パターンの一部である配線パターン71と配線パターン72に挟まれている。従って、配線パターン63の周辺は低インピーダンスであり、配線パターン63にノイズが重畳しにくくなっている。
なお、第2実施形態の物理量センサー1のその他の構成は、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
図8(A)は、従来のように最短で配線された内部導体パターン、第1実施形態における内部導体パターン(第2の導体パターン)及び第2実施形態における内部導体パターン(第2の導体パターン)を通信ラインに使用し、それぞれに矩形波信号(クロック信号)が伝搬した時の2つの波形の一例を示す図であり、図8(B)は、図8(A)の破線で囲まれた部分を拡大した図である。G1は、最短で配線された内部導体パターンに矩形波信号が伝搬した時の波形であり、G2は、第1実施形態の内部導体パターン(第2の導体パターン)に矩形波信号が伝搬した時の波形であり、G3は、第2実施形態の内部導体パターン(第2の導体パターン)に矩形波信号が伝搬した時の波形である。
第2実施形態のように、1つの層に、セラミックパッケージ30の厚さよりも長く、その一部がメアンダ形状(蛇行状)である配線パターンを形成することで内部導体パターンを長くした場合、従来のように内部導体パターンを最短で配線した場合や第1実施形態のように内部導体パターンの一部を1つの層で直線形状(略直線状)に形成した場合に比べて、矩形波の立ち上がり・立ち下がりで生じるリンギングの振幅が小さく、またリンギングの減衰も大きく(速く)なっている。
第2実施形態のように、内部導体パターン(第2の導体パターン)の一部を1つの層でメアンダ形状(蛇行状)に配置形成することで、最短で配線した場合に比べて抵抗値がさらに大きくなるため、センサーパッケージ30のインピーダンスを、伝送線路の特性インピーダンスおよび外部回路のインピーダンスにより近づけることができる。また、この配線抵抗分は伝送線路のインピーダンスのQの増大を抑えることができるため、リンギングの振動を素早く減衰させることができる。
また、例えば、第2実施形態の内部導体パターン(第2の導体パターン)を電源ラインに使用することで、電源ラインのノイズ耐性をより向上させることができる。
以上に説明したように、第2実施形態の物理量センサーによれば、外部端子に接続される少なくとも1つの内部導体パターン(第2の導体パターン)の一部が、セラミックパッケージ30の1つの層においてメアンダ形状(蛇行状)に配線されているため、ノイズ耐性を高めることができ、また、外部回路を接続した場合でもリンギングの発生を抑えられ、通信不良や誤動作が少なく、高い信頼性を実現することができる。また、電磁両立性(EMC)の観点からもノイズ放射を小さくできるため、他の機器またはその機器自身などへの影響を小さくすることができる。また、外部からの強い電磁波ノイズに対しても誤動作しない耐量を得ることができる。
さらに、第2実施形態の物理量センサーによれば、セラミックパッケージ30の内層配線を利用しているため、外付け部品を用いることなく低コストで実装面積を増やすことなく実現することができる。
1−3.第3実施形態
第3実施形態の物理量センサーは、第2の導体パターンが、配線パターン63に代えて、複数の層の表面に形成されている複数の配線パターンと当該複数の配線パターンを電気的に接続する複数のビアとを有する点が第1実施形態と異なる。
図9は、第3実施形態におけるセラミックパッケージ30の縦構造を示す図である。図9に示すように、第3実施形態では、セラミック基板31Eの下面(セラミックパッケージ30の底面)に形成された配線パターン61は、ビア62を介して、セラミック基板31Eの上面に形成された配線パターン63Aと電気的に接続されている。配線パターン63Aは、ビア64Aを介して、セラミック基板31Dの上面に形成された配線パターン65Aと電気的に接続されている。配線パターン65Aは、ビア64Bを介して、セラミック基板31Eの上面に形成された配線パターン63Bと電気的に接続されている。配線パターン63Bは、ビア64Cを介して、セラミック基板31Dの上面に形成された配線パターン65Bと電気的に接続されている。配線パターン65Bは、ビア64Dを介して、セラミック基板31Eの上面に形成された配線パターン63Cと電気的に接続されている。配線パターン63Cは、ビア64Eを介して、セラミック基板31Dの上面に形成された配線パターン65Cと電気的に接続されている。配線パターン65Cは、ビア64Fを介して、セラミック基板31Eの上面に形成された配線パターン63Dと電気的に接続されている。配線パターン63Dは、ビア64Gを介して、セラミック基板31Dの上面に形成された配線パターン65Dと電気的に接続されている。配線パターン65Dは、ビア66を介して、セラミック基板31Cの上面に形成された配線パターン67と電気的に接続されている。配線パターン67は、ビア68を介して、セラミック基板31Bの上面に形成された配線パターン69と電気的に接続されている。配線パターン69の上面の一部には、メタライズ領域70が設けられており、集積回路(IC)10の端子(電極)とワイヤーボンディングされている。
すなわち、外部導体パターンである配線パターン61(第1の導体パターン)は、ビア62、配線パターン63A〜63D、ビア64A〜64G、配線パターン65A〜65D、ビア66、配線パターン67、ビア68、配線パターン69及びメタライズ領域70から成る内部導体パターン(第2の導体パターン)を介して、集積回路(IC)10と電気的に接続されている。そして、図9に示すように、第2の導体パターンの少なくとも一部は、セラミックパッケージ30の側面視において(底面に平行な方向から視た時に)メアンダ形状になっている。
図10(A)は、セラミック基板31E(第2の層の一例)の上面(セラミック基板31Eとセラミック基板31Dとの間)に形成された配線パターン63A〜63D(第3の配線パターンの一例)の一例を示す図であり、図10(B)は、セラミック基板31D(第1の層の一例)の上面(セラミック基板31Dにおいて配線パターン63A〜63Dと反対側)に形成された配線パターン65A〜65D(第4の配線パターンの一例)の一例を示す図である。図10(A)及び図10(B)に示すように、第3実施形態における配線パターン63A〜63D及び65A〜65Dは、すべて直線形状で形成されており、配線パターン63A〜63D、ビア64A〜64G及び配線パターン65A〜65Dからなる配線パターン(第1の配線パターンの一例)の長さは、セラミックパッケージ30の底面(一方の面)と上面(他方の面)との間の距離、すなわち、セラミックパッケージ30の厚さ(例えば1mm程度)よりも長い。従って、配線パターン63A〜63D、ビア64A〜64G及び配線パターン65A〜65Dからなる配線パターンを含んでいる第2の導体パターンは、従来のように、外部導体パターンから最短経路で(上側に直線状に)形成されている内部導体パターン(その長さはセラミック基板の厚さ程度)よりも長く、少なくとも約2倍以上の長さになっている。そのため、第2の導体パターンの抵抗値は、従来の内部導体パターンの約2倍以上となっている。なお、第2の導体パターンの抵抗値を高くするためには、配線パターン63A〜63D及び65A〜65Dの長さの和は、少なくともセラミック基板31Eの表面の一辺の長さ(例えば5mm程度)の半分よりも長いのが好ましい。
また、第3実施形態における配線パターン63A〜63Dは、第1実施形態と同様に、ともに一定電位の第3の導体パターンの一部である配線パターン71と配線パターン72に挟まれている。また、第3実施形態における配線パターン65A〜65Dは、当該第3の導体パターンの一部である配線パターン73と配線パターン74に挟まれている。従って、配線パターン63A〜63D及び65A〜65Dの周辺は低インピーダンスであり、配線パターン63A〜63D及び65A〜65Dにノイズが重畳しにくくなっている。
なお、第3実施形態の物理量センサー1のその他の構成は、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
以上に説明したように、第3実施形態の物理量センサーによれば、外部端子に接続される少なくとも1つの内部導体パターン(第2の導体パターン)の一部が、セラミックパッケージ30の複数の層において配線された複数の配線パターンと当該複数の配線パターンを接続する複数のビアにより、セラミックパッケージ30の底面に平行な方向から視た時にメアンダ形状(蛇行状)になる導体パターンであるため、ノイズ耐性を高めることができ、また、外部回路を接続した場合でもリンギングの発生を抑えられ、通信不良や誤動作が少なく、高い信頼性を実現することができる。また、電磁両立性(EMC)の観点からもノイズ放射を小さくできるため、他の機器またはその機器自身などへの影響を小さくすることができる。また、外部からの強い電磁波ノイズに対しても誤動作しない耐量を得ることができる。
そして、第3実施形態の物理量センサーによれば、第2の導体パターンの長さを第1実
施形態よりも長くすることができるので、第2の導体パターンの抵抗値がより高くなり、上記の各効果について第1実施形態よりも高い効果が期待できる。
さらに、第3実施形態の物理量センサーによれば、セラミックパッケージ30の内層配線を利用しているため、外付け部品を用いることなく低コストで実装面積を増やすことなく実現することができる。
1−4.第4実施形態
第4実施形態の物理量センサーは、第2の導体パターンが、配線パターン63に代えて、複数の層の表面に形成されている複数の配線パターンと当該複数の配線パターンを電気的に接続する複数のビアとを有する点が第2実施形態と異なる。
図11は、第4実施形態におけるセラミックパッケージ30の縦構造を示す図である。図11に示すように、第4実施形態では、セラミック基板31Eの下面(セラミックパッケージ30の底面)に形成された配線パターン61は、ビア62を介して、セラミック基板31Eの上面に形成された配線パターン63Aと電気的に接続されている。配線パターン63Aは、ビア64Aを介して、セラミック基板31Dの上面に形成された配線パターン65Aと電気的に接続されている。配線パターン65Aは、ビア64Bを介して、セラミック基板31Eの上面に形成された配線パターン63Bと電気的に接続されている。配線パターン63Bは、ビア64Cを介して、セラミック基板31Dの上面に形成された配線パターン65Bと電気的に接続されている。配線パターン65Bは、ビア64Dを介して、セラミック基板31Eの上面に形成された配線パターン63Cと電気的に接続されている。配線パターン63Cは、ビア64Eを介して、セラミック基板31Dの上面に形成された配線パターン65Cと電気的に接続されている。配線パターン65Cは、ビア64Fを介して、セラミック基板31Eの上面に形成された配線パターン63Dと電気的に接続されている。配線パターン63Dは、ビア64Gを介して、セラミック基板31Dの上面に形成された配線パターン65Dと電気的に接続されている。配線パターン65Dは、ビア64Hを介して、セラミック基板31Eの上面に形成された配線パターン63Eと電気的に接続されている。配線パターン63Eは、ビア64Iを介して、セラミック基板31Dの上面に形成された配線パターン65Eと電気的に接続されている。配線パターン65Eは、ビア64Jを介して、セラミック基板31Eの上面に形成された配線パターン63Fと電気的に接続されている。配線パターン63Fは、ビア64Kを介して、セラミック基板31Dの上面に形成された配線パターン65Fと電気的に接続されている。配線パターン65Fは、ビア64Lを介して、セラミック基板31Eの上面に形成された配線パターン63Gと電気的に接続されている。配線パターン63Gは、ビア64Mを介して、セラミック基板31Dの上面に形成された配線パターン65Gと電気的に接続されている。配線パターン65Gは、ビア66を介して、セラミック基板31Cの上面に形成された配線パターン67と電気的に接続されている。配線パターン67は、ビア68を介して、セラミック基板31Bの上面に形成された配線パターン69と電気的に接続されている。配線パターン69の上面の一部には、メタライズ領域70が設けられており、集積回路(IC)10の端子(電極)とワイヤーボンディングされている。
すなわち、外部導体パターンである配線パターン61(第1の導体パターン)は、ビア62、配線パターン63A〜63G、ビア64A〜64M、配線パターン65A〜65G、ビア66、配線パターン67、ビア68、配線パターン69及びメタライズ領域70から成る内部導体パターン(第2の導体パターン)を介して、集積回路(IC)10と電気的に接続されている。
図12(A)は、セラミック基板31E(第2の層の一例)の上面(セラミック基板31Eとセラミック基板31Dとの間)に形成された配線パターン63A〜63G(第3の
配線パターンの一例)の一例を示す図であり、図12(B)は、セラミック基板31D(第1の層の一例)の上面(セラミック基板31Dにおいて配線パターン63A〜63Dと反対側)に形成された配線パターン65A〜65G(第4の配線パターンの一例)の一例を示す図である。図12(A)及び図12(B)に示すように、第4実施形態における配線パターン63A〜63G及び65A〜65Gは、すべて直線形状で形成されており、配線パターン63A〜63G、ビア64A〜64M及び配線パターン65A〜65Gからなる配線パターン(第1の配線パターンの一例)の長さは、セラミックパッケージ30の底面(一方の面)と上面(他方の面)との間の距離、すなわち、セラミックパッケージ30の厚さ(例えば1mm程度)よりも長い。従って、配線パターン63A〜63G、ビア64A〜64M及び配線パターン65A〜65Gからなる配線パターンを含んでいる第2の導体パターンは、従来のように、外部導体パターンから最短経路で(上側に直線状に)形成されている内部導体パターン(その長さはセラミック基板の厚さ程度)よりも長く、少なくとも約2倍以上の長さになっている。そのため、第2の導体パターンの抵抗値は、従来の内部導体パターンの約2倍以上となっている。なお、第2の導体パターンの抵抗値を高くするためには、配線パターン63A〜63G及び65A〜65Gの長さの和は、少なくともセラミック基板31Eの表面の一辺の長さ(例えば5mm程度)の半分よりも長いのが好ましい。
また、第4実施形態における配線パターン63A〜63Gは、第2実施形態と同様に、ともに一定電位の第3の導体パターンの一部である配線パターン71と配線パターン72に挟まれている。また、第4実施形態における配線パターン65A〜65Gは、当該第3の導体パターンの一部である配線パターン73と配線パターン74に挟まれている。従って、配線パターン63A〜63G及び65A〜65Gの周辺は低インピーダンスであり、配線パターン63A〜63G及び65A〜65Gにノイズが重畳しにくくなっている。
そして、図12(A)の上に図12(B)を重ねた図である図13に示すように、第3実施形態では、第2の導体パターンの少なくとも一部は、セラミックパッケージ30の平面視において(底面に垂直な方向から視た時に)メアンダ形状になっている。
なお、第4実施形態の物理量センサー1のその他の構成は、第2実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
以上に説明したように、第4実施形態の物理量センサーによれば、外部端子に接続される少なくとも1つの内部導体パターン(第2の導体パターン)の一部が、セラミックパッケージ30の複数の層において配線された複数の配線パターンと当該複数の配線パターンを接続する複数のビアにより、セラミックパッケージ30の底面に垂直な方向から視た時にメアンダ形状(蛇行状)になる導体パターンであるため、ノイズ耐性を高めることができ、また、外部回路を接続した場合でもリンギングの発生を抑えられ、通信不良や誤動作が少なく、高い信頼性を実現することができる。また、電磁両立性(EMC)の観点からもノイズ放射を小さくできるため、他の機器またはその機器自身などへの影響を小さくすることができる。また、外部からの強い電磁波ノイズに対しても誤動作しない耐量を得ることができる。
そして、第4実施形態の物理量センサーによれば、第2の導体パターンの長さを第2実施形態よりも長くすることができるので、第2の導体パターンの抵抗値がより高くなり、上記の各効果について第2実施形態よりも高い効果が期待できる。
また、第4実施形態の物理量センサーでは、第2の導体パターンを通信ラインに使用した場合、通信周波数が高くなるほど、配線パターン63A〜63G,65A〜65Gがインダクタンスとして振る舞う。そして、このインダクタンスと、配線パターン63A〜6
3Gと一定電位の配線パターン71,72との間で形成される静電容量及び配線パターン65A〜65Gと一定電位の配線パターン73,74との間で形成される静電容量とにより、LとCのローパスフィルタの等価回路構成が構造的にできあがり、高周波ノイズを除去できるという効果が生じる。通信周波数が高くなればローパスフィルタの効果をより顕著に発揮することができる。
さらに、第4実施形態の物理量センサーによれば、セラミックパッケージ30の内層配線を利用しているため、外付け部品を用いることなく低コストで実装面積を増やすことなく実現することができる。
1−5.第5実施形態
第5実施形態の物理量センサーは、第2の導体パターンの一部が、シート抵抗値が第1の導体パターンよりも高い材料で構成されている点が第1実施形態〜第4実施形態と異なる。ここで、シート抵抗値R‘=ρ/d[Ω/□]である。ρは導体パターンの抵抗率、dは導体パターンの厚さである。以下では、第5実施形態の物理量センサーの具体例として、第1実施形態を変形した例を挙げるが、他の実施形態を変形してもよい。
図14は、第5実施形態におけるセラミックパッケージ30の縦構造を示す図である。また、図15は、セラミック基板31Bの上面に形成された配線パターンの一例を示す図である。図14に示すように、第5実施形態では、配線パターン61,63,65,67,69、ビア62,64,66,68及びメタライズ領域70の構成は、第1実施形態と同様である。さらに、第5実施形態では、図14及び図15に示すように、メタライズ領域70の一部に、シート抵抗値が配線パターン61(第1の導体パターン)よりも高い高抵抗材料80が塗布されている。高抵抗材料80としては、例えば、ルテニウム(Ru)系酸化物として二酸化ルテニウム(RuO2)等の抵抗体ペーストによる高抵抗材料を用いることができる。
すなわち、外部導体パターンである配線パターン61(第1の導体パターン)は、ビア62、配線パターン63A〜63D、ビア64A〜64G、配線パターン65A〜65D、ビア66、配線パターン67、ビア68、配線パターン69、メタライズ領域70及び高抵抗材料80から成る内部導体パターン(第2の導体パターン)を介して、集積回路(IC)10と電気的に接続されている。
また、図15に示すように、セラミック基板3Bの上面の大半の部分に、一定電位(グランド電位)の導体パターンの一部である低インピーダンスの配線パターン75が形成されており、配線パターン69にノイズが重畳しにくくなっている。
なお、第5実施形態の物理量センサー1のその他の構成は、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
以上に説明したように、第5実施形態の物理量センサーによれば、外部端子に接続される少なくとも1つの内部導体パターン(第2の導体パターン)が、セラミックパッケージ30の少なくとも1つの層の表面に形成されている、セラミックパッケージ30の厚さよりも長い配線パターンを有するとともに、第2の導体パターンの一部が、シート抵抗値が第1の導体パターンよりも高い材料で構成されているため、ノイズ耐性を高めることができ、また、外部回路を接続した場合でもリンギングの発生を抑えられ、通信不良や誤動作が少なく、高い信頼性を実現することができる。また、電磁両立性(EMC)の観点からもノイズ放射を小さくできるため、他の機器またはその機器自身などへの影響を小さくすることができる。また、外部からの強い電磁波ノイズに対しても誤動作しない耐量を得ることができる。
そして、第5実施形態の物理量センサーによれば、高抵抗材料80を添付することで第2の導体パターンの抵抗値を第1実施形態よりも高くすることができるので、上記の各効果について第1実施形態よりも高い効果が期待できる。
さらに、第5実施形態の物理量センサーによれば、セラミックパッケージ30の内層配線を利用しているため、外付け部品を用いることなく低コストで実装面積を増やすことなく実現することができる。
2.電子機器
図16は、本実施形態の電子機器の機能ブロック図である。また、図17は、本実施形態の電子機器の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図である。
本実施形態の電子機器300は、物理量センサー310、CPU(Central Processing
Unit)320、操作部330、ROM(Read Only Memory)340、RAM(Random Access Memory)350、通信部360、表示部370、音出力部380を含んで構成されている。なお、本実施形態の電子機器は、図16の構成要素(各部)の一部を省略又は変更し、あるいは他の構成要素を付加した構成としてもよい。
物理量センサー310は、物理量を検出し、検出した物理量に応じたレベルの信号(物理量信号)を出力する装置であり、例えば、加速度、角速度、速度等の物理量の少なくとも一部を検出する慣性センサーであってもよいし、傾斜角を計測する傾斜計であってもよい。物理量センサー310として、例えば、上述の各実施形態の物理量センサー1を適用することができる。
CPU320は、ROM340等に記憶されているプログラムに従い、物理量センサー310が出力する物理量信号を用いて各種の計算処理や制御処理を行う。その他、CPU320は、操作部330からの操作信号に応じた各種の処理、外部とデータ通信を行うために通信部360を制御する処理、表示部370に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、音出力部380に各種の音を出力させる処理等を行う。
操作部330は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU320に出力する。
ROM340は、CPU320が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM350は、CPU320の作業領域として用いられ、ROM340から読み出されたプログラムやデータ、操作部330から入力されたデータ、CPU320が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部360は、CPU320と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部370は、LCD(Liquid Crystal Display)、あるいは有機ELディスプレイ等により構成される表示装置であり、CPU320から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。表示部370には操作部330として機能するタッチパネルが設けられていてもよい。
音出力部380は、スピーカー等の音を出力する装置である。
物理量センサー310として上述した本実施形態の物理量センサー1を組み込むことにより、より信頼性の高い電子機器を実現することができる。
このような電子機器300としては種々の電子機器が考えられ、例えば、パーソナルコンピューター(例えば、モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター、ノート型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター)、携帯電話機などの移動体端末、ディジタルスチールカメラ、インクジェット式吐出装置(例えば、インクジェットプリンター)、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば、電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等が挙げられる。
3.移動体
図18は、本実施形態の移動体の一例を示す図(上面図)である。図18に示す移動体400は、物理量センサー410,420,430、コントローラー440,450,460、バッテリー470を含んで構成されている。なお、本実施形態の移動体は、図18の構成要素(各部)の一部を省略又は変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
物理量センサー410,420,430、コントローラー440,450,460は、バッテリー470から供給される電源電圧で動作する。
物理量センサー410,420,430は、物理量を検出し、検出した物理量に応じたレベルの信号(物理量信号)を出力する装置であり、それぞれ、例えば、角速度センサー、加速度センサー、速度センサー、傾斜計等である。
コントローラー440,450,460は、それぞれ、物理量センサー410,420,430が出力する物理量信号の一部又は全部を用いて、姿勢制御システム、横転防止システム、ブレーキシステム等の各種の制御を行う。
物理量センサー410,420,430として、上述の各実施形態の物理量センサー1を適用することができ、これにより高い信頼性を確保することができる。
このような移動体400としては種々の移動体が考えられ、例えば、自動車(電気自動車も含む)、ジェット機やヘリコプター等の航空機、船舶、ロケット、人工衛星等が挙げられる。
4.変形例
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、いずれも、第2の導体パターンの一部は、セラミックパッケージ30の底面と垂直又は平行な方向から視た時に、直線形状(略直線状)又はメ
アンダ形状になっているが、L字形状や階段状など、直線形状(略直線状)やメアンダ形状以外の形状であってもよい。
上述した各実施形態及び変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態及び変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1 物理量センサー、10 集積回路(IC)、11 駆動回路、12 検出回路、13
温度センサー、14 電源電圧センサー、15 基準電圧回路、16 シリアルインターフェース回路、17 不揮発性メモリー、18 切替制御回路、19 端子機能切替回路、20 センサー素子、30 セラミックパッケージ、40 センサー素子保持部材、50 蓋部(リッド)、31A〜31E セラミック基板、61,63,63A〜63G,65,65A〜65G,67,69,71〜75 配線パターン、62,64,64A〜64M,66,68 ビア、70 メタライズ領域、80 高抵抗材料、300 電子機器、310 物理量センサー、320 CPU、330 操作部、340 ROM、350 RAM、360 通信部、370 表示部、380 音出力部、400 移動体、410,420,430 物理量センサー、440,450,460 コントローラー、470 バッテリー

Claims (10)

  1. センサー素子と、
    前記センサー素子と電気的に接続されている集積回路と、
    前記集積回路が搭載されている基体と、を含み、
    前記基体の一方の面に、外部との電気的接続を行うための第1の導体パターンが設けられており、
    前記第1の導体パターンと電気的に接続されている第2の導体パターンが設けられており、
    前記第2の導体パターンは、
    前記基体の内部を通過する第1の配線パターンと、前記基体の他方の面に露出している第2の配線パターンと、を有し、
    前記第1の配線パターンは、前記一方の面と前記他方の面との間の距離よりも長い、物理量センサー。
  2. 請求項1において、
    前記基体の平面視において、
    前記第1の配線パターンは、少なくとも前記集積回路の一端側から他端側へ延出されている、物理量センサー。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1の配線パターンは、
    直線形状を含んでいる、物理量センサー。
  4. 請求項1または2において、
    前記第1の配線パターンの少なくとも一部は、
    メアンダ形状を含んでいる、物理量センサー。
  5. 請求項1または2において、
    前記基体は、第1の層と第2の層と、を含み、
    前記第1の配線パターンは、
    前記第1の層と前記第2の層との間に設けられている複数の第3の配線パターンと、
    前記第1の層に配置され、前記第1の層において前記複数の第3の配線パターンと反対側に設けられている複数の第4の配線パターンと、
    前記複数の第3の配線パターンと前記複数の第4の配線パターンとを電気的に接続する複数のビアと、を有し、
    前記第1の配線パターンは、前記基体の側面視において、メアンダ形状を含んでいる、物理量センサー。
  6. 請求項1または2において、
    前記基体は、第1の層と第2の層と、を含み、
    前記第1の配線パターンは、
    前記第1の層と前記第2の層との間に設けられている複数の第3の配線パターンと、
    前記第1の層に配置され、前記第1の層において前記複数の第3の配線パターンと反対側に設けられている複数の第4の配線パターンと、
    前記複数の第3の配線パターンと前記複数の第4の配線パターンとを電気的に接続する複数のビアと、を有し、
    前記第1の配線パターンは、前記基体の平面視において、メアンダ形状を含んでいる、物理量センサー。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項において、
    前記第2の導体パターンの一部は、
    シート抵抗値が前記第1の導体パターンよりも高い材料で構成されている、物理量センサー。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項において、
    前記基体の内部に、一定電位の第3の導体パターンが設けられており、
    前記第3の導体パターンは、
    前記第1の配線パターンの少なくとも両側に設けられている、物理量センサー。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の物理量センサーを含む、電子機器。
  10. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の物理量センサーを含む、移動体。
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