JP2016211908A - 電子デバイス、電子機器および移動体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズの発生を低減すると共に、パッケージ内外の熱的平衡がとり易い電子デバイス、電子機器および移動体を提供する。【解決手段】電子デバイス1は、パッケージ2とIC5と角速度検出素子4とを有し、パッケージ2は、パッケージ本体21と、パッケージ本体21の底面に設けられている基準電位用端子25”およびデジタル信号用端子25’と、基準電位用端子25に接続されている第1ビアおよびデジタル信号用端子25’に接続されている第2ビアと、を有し、第1ビアの横断面積S1と第2ビアの横断面積S2とが、S1>S2の関係を満足する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子デバイス、電子機器および移動体に関するものである。
例えば、特許文献1には、パッケージ内にICと振動素子とが収容された振動子が開示されている。ICは、パッケージ内に形成された内部配線(ビアを含む)を介してパッケージの底面に配置された外部実装端子に接続されているが、本文献では、このビアの構成や配置については不明である。内部配線の構成や配置によっては、アナログ信号にノイズが乗ってしまったり、パッケージ内外の熱的平衡状態までに時間がかかったりする場合があり、振動子の信頼性が低下するという問題が生じる。
特開2014−200051号公報
本発明の目的は、ノイズの発生を低減すると共に、パッケージ内外の熱的平衡がとり易い電子デバイス、電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例1の電子デバイスは、パッケージと、
前記パッケージに収容された回路素子と、
前記パッケージに収容され、前記回路素子と電気的に接続されている機能素子と、を有し、
前記パッケージは、
前記回路素子および前記機能素子を支持するパッケージ本体と、
前記パッケージ本体の底面に設けられている基準電位用端子およびデジタル信号用端子と、
前記パッケージ本体に設けられ、前記基準電位用端子に接続されている第1ビアおよび前記デジタル信号用端子に接続されている第2ビアと、を有し、
前記第1ビアの横断面積をS1とし、前記第2ビアの横断面積をS2としたとき、S1>S2の関係を満足することを特徴とする。
このように、第1ビアの横断面積を大きくすることで、パッケージの内外の熱の移動を効率的に行うことができるため、パッケージ内外の熱的平衡がとり易くなる。また、第2ビアの横断面積を小さくすることで、デジタル信号が他の信号に混入し難くなり、ノイズの発生を低減することができる。
[適用例2]
本適用例の電子デバイスでは、前記基準電位用端子は、電源用端子および接地用端子の少なくとも一方を含んでいることが好ましい。
これにより、パッケージ内外の熱的平衡が取り易くなる。
[適用例3]
本適用例の電子デバイスでは、前記第1ビアの数は、前記第2ビアの数よりも多いことが好ましい。
これにより、簡単な方法で、S1>S2の関係を満足することができる。
[適用例4]
本適用例の電子デバイスでは、前記第2ビアは、前記デジタル配線用端子の前記基準電位用端子から遠位側の端部に接続されていることが好ましい。
これにより、第2ビアを他の配線からなるべく離間させることができるため、他の信号にノイズが乗り難くなる。
[適用例5]
本適用例の電子デバイスでは、前記機能素子は、物理量検出素子であることが好ましい。
これにより、電子デバイスを物理量センサーとして用いることができる。
[適用例6]
本適用例の電子機器は、上記適用例の電子デバイスを有することを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器となる。
[適用例7]
本適用例の移動体は、上記適用例の電子デバイスを有することを特徴とする。
これにより、信頼性の高い移動体となる。
本発明の好適な実施形態に係る電子デバイスを示す平面図である。 図1に示す電子デバイスの断面図である。 図1に示す電子デバイスが有する角速度検出素子を示す平面図である。 図3に示す角速度検出素子の作動を説明する平面図である。 ベースの一部を構成する第1基板の平面図(透過図)である。 ベースの一部を構成する第2基板の平面図(透過図)である。 ベースの一部を構成する第3基板の平面図(透過図)である。 本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用した携帯電話機(スマートフォン、PHS等も含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器を適用したデジタルスチールカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の電子デバイス、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の好適な実施形態に係る電子デバイスを示す平面図である。図2は、図1に示す電子デバイスの断面図である。図3は、図1に示す電子デバイスが有する角速度検出素子を示す平面図である。図4は、図3に示す角速度検出素子の作動を説明する平面図である。図5は、ベースの一部を構成する第1基板の平面図(透過図)である。図6は、ベースの一部を構成する第2基板の平面図(透過図)である。図7は、ベースの一部を構成する第3基板の平面図(透過図)である。なお、以下では、説明の便宜上、図2中の上側を「上」、下側を「下」と言う。また、互いに直交する3つの軸をX軸、Y軸およびZ軸とし、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」と言う。
図1および図2に示す電子デバイス1は、図1に示すように、パッケージ2と、機能素子としての角速度検出素子(物理量検出素子)4と、回路素子としてのIC5と、を有しており、パッケージ2内に角速度検出素子4およびIC5が収容されている。このように、機能素子として角速度検出素子4を用いることで、電子デバイス1を物理量センサーとして用いることができ、利便性が向上する。
(パッケージ)
パッケージ2は、図1および図2に示すように、下面に開口する凹部211を有するキャビティ状のベース(パッケージ本体)21と、凹部211の開口を塞いでベース21に接合されている板状のリッド22と、を有している。また、ベース21は、平面視で長手形状をなし、長手方向に沿う一対の外縁2a、2bと、短手方向に沿う一対の外縁2c、2dと、を有している。このようなパッケージ2は、凹部211の開口がリッド22で塞がれることにより形成された内部空間Sを有し、この内部空間Sに角速度検出素子4およびIC6が収容されている。内部空間Sは、気密封止され、大気封止もしくは減圧状態(好ましくは真空状態)となっている。なお、以下では、説明の便宜上、平面視でベース21の中心を通り、ベース21の長手方向に沿う線分を仮想線分Lとする。
このようなベース21は、酸化アルミニウム質、窒化アルミニウム質、炭化珪素質、ムライト質、ガラス・セラミック質等のセラミックグリーンシートを成形して形成される複数の基板(層)を積層した後、焼結して形成されている。積層されるシートの枚数としては特に限定されないが、本実施形態では8枚の基板、具体的には、図2に示すように、底面側から第1基板21A、第2基板21B、第3基板21C、第4基板21D、第5基板21E、第6基板21F、第7基板21G、第8基板21Hが順に積層されている。そして、第1基板21A〜第3基板21Cの積層体でベース21の底部21’が構成され、第4基板21D〜第8基板21Hの積層体でベース21の枠状の側壁部21”が構成されている。
また、リッド22の構成材料としては、特に限定されないが、ベース21の構成材料と線膨張係数が近似する部材であると良い。例えば、ベース21の構成材料を前述のようなセラミックスとした場合には、コバール等の合金とするのが好ましい。なお、ベース21とリッド22の接合方法は、特に限定されず、例えば、メタライズ層を介して接合してもよいし、接着材を介して接合してもよい。
また、図1に示すように、ベース21(第5基板21Eの上面)には内部空間Sに臨む複数の内部端子23が設けられている。これら内部端子23は、それぞれ、ボンディングワイヤー24を介してIC5と電気的に接続されている。また、図2に示すように、ベース21の底面(第1基板21Aの下面)には複数の外部端子25が設けられており、これら外部端子25は、それぞれ、ベース21内に配置されている内部配線26を介して、対応する内部端子23と電気的に接続されている。なお、この内部配線26については、後に詳細に説明する。
(角速度検出素子)
角速度検出素子4は、図1および図2に示すように、IC5の上面に導電性接着材を介して固定されていると共に、導電性接着材を介してIC5と電気的に接続されている。ただし、角速度検出素子4の配置としては、これに限定されず、例えば、パッケージ2に固定されていてもよいし、TAB(Tape Automated Bonding)実装用の基板を介してパッケージに固定されていてもよい。
このような角速度検出素子4としては、所定の軸まわりの角速度を検出することができれば、特に限定されないが、例えば、次のような構成とすることができる。本実施形態の角速度検出素子4は、図3に示すように、水晶基板をパターニングしてなる振動片41と、振動片41に設けられた図示しない電極と、を有している。
振動片41は、基部42と、基部42からX軸方向両側に延出した検出腕431、432と、基部42からY軸方向両側に延出した連結腕441、442と、連結腕441からX軸方向両側に延出した駆動腕451、452と、連結腕442からX軸方向両側に延出した駆動腕453、454と、支持部461、462と、支持部461、462と基部42とを連結する梁部471、472、473、474と、を有している。
駆動腕451〜454には駆動信号電極および駆動接地電極が配置されている。そのため、これら電極間に駆動信号を印加すると、駆動腕451〜454が図4(a)の矢印Aで示す方向に屈曲振動する。一方、検出腕431、432には検出信号電極および検出接地電極が配置されている。図4(a)に示すように、駆動腕451〜454を振動させている状態でZ軸まわりの角速度が加わると、図4(b)に示すように、駆動腕451〜454にコリオリの力が作用して矢印Bに示す方向の振動が励振され、この振動に呼応するように、検出腕431、432が矢印Cに示す方向に屈曲振動する。このような振動によって検出腕431、432に発生した電荷は、検出信号電極および検出接地電極の間から検出信号として取り出され、この検出信号がIC5に入力される。
(IC)
IC5は、図1および図2に示すように、ベース21の凹部211の底面に、銀ペースト、接着材等の固定部材を介して固定されている。また、前述したように、IC5の上面には角速度検出素子4が配置されており、導電性接着材を介して角速度検出素子4と電気的に接続されている。このようなIC5は、例えば、角速度検出素子4に駆動信号を印加する駆動回路、角速度検出素子4からの検出信号に基づいて加わった角速度を検出する検出回路、外部装置との通信を行うインターフェース等を有している。
以上、電子デバイス1について簡単に説明した。
以下では、電子デバイス1の内部配線26の構成(一部)について詳細に説明する。図5は、上面側から見た第1基板21Aの透過図である。同図に示すように、本実施形態の電子デバイス1は、第1基板21Aの下面に配置された8つの外部端子25を有している。
これら8つの外部端子25は、例えば、VDD端子251、GND端子252、VREF端子253、VDDL端子254、SS端子255、MISO端子256、MOSI端子257、SCLK端子258で構成されている。VDD端子251は、電源用の端子であり、GND端子252は、接地用の端子であり、VREF端子253は、リファレンス電圧用の端子であり、VDDL端子254は、ロジック回路用の電源端子であり、SS端子255は、インターフェースとの通信方式を切り替えるセレクト用の端子であり、MISO端子256およびMOSI端子257は、それぞれ、インターフェースと通信を行うための端子であり、SCLK端子258は、クロック用の端子である。また、これら端子のうち、SS端子255、MISO端子256、MOSI端子257およびSCLK端子258は、それぞれ、デジタル信号を伝搬するデジタル信号用端子25’であり、VDD端子251およびGND端子252は、それぞれ、定電位に接続される基準電位用端子25”である。
また、図5に示すように、デジタル信号用端子であるSS端子255、MISO端子256、MOSI端子257およびSCLK端子258は、仮想線分Lよりも外縁2a側に位置し、外縁2aに沿って配置されている。反対に、VDD端子251、GND端子252、VREF端子253およびVDDL端子254は、仮想線分Lよりも外縁2b側に位置し、外縁2bに沿って配置されている。また、これら各端子251〜258は、それぞれ、ベース21の短手方向に延在する長尺状をなしている。ただし、各端子251〜258の配置や形状は、本実施形態のものに限定されない。
図6は、上面側から見た第2基板21Bの透過図である。同図に示すように、第2基板21Bの下面には、そのほぼ全域にわたってGND配線262がベタで配置されている。そして、このGND配線262は、第1基板21Aを貫通するビア262aを介してGND端子252に電気的に接続されている。GND配線262をこのように配置することで、デジタル信号用端子25’をシールドすることができ、ノイズが乗り難くなる。なお、本実施形態では、ビア262aは、GND端子252の両端部に分かれて2つ配置されている。
図7は、上面側から見た第3基板21Cの透過図である。同図に示すように、第3基板21Cの下面には、そのほぼ全域にわたってVDD配線261がベタで配置されている。そして、このVDD配線261は、第1基板21Aおよび第2基板21Bを貫通するビア261aを介してVDD端子251に電気的に接続されている。VDD配線261をこのように配置することで、GND配線262との間でキャパシタンス(静電容量)を形成することができため、例えば、電源系(VDD端子251)からの高い周波数成分を含んだノイズを効果的に除去(低減)することができる。なお、ビア261aは、VDD端子251の両端部に分かれて2つ配置されている。
また、VREF端子253は、第1基板21Aおよび第2基板21Bを貫通するビア263aを介して第3基板21Cの下面まで引き出されており、さらに、第3基板21Cの下面に配置された配線263bによって外縁2cの中央部付近まで引き回されている。また、ビア263aは、VREF端子253の仮想線分L側の端部に接続されている。そのため、配線263bを短くすることができ、例えば、他の配線との干渉を低減することができる。
同様に、VDDL端子254は、第1基板21Aおよび第2基板21Bを貫通するビア264aを介して第3基板21Cの下面まで引き出されており、さらに、第3基板21Cの下面に配置された配線264bによって外縁2dの中央部付近まで引き回されている。また、ビア264aは、VDDL端子254の仮想線分L側の端部に接続されている。そのため、配線264bを短くすることができ、例えば、他の配線との干渉を低減することができる。
また、SS端子255は、第1基板21Aおよび第2基板21Bを貫通するビア265aを介して第3基板21Cの下面まで引き出されている。また、ビア265aは、SS端子255の外縁2a側の端部に接続されている。同様に、MISO端子256は、第1基板21Aおよび第2基板21Bを貫通するビア266aを介して第3基板21Cの下面まで引き出されている。また、ビア266aは、MISO端子256の外縁2a側の端部に接続されている。同様に、MOSI端子257は、第1基板21Aおよび第2基板21Bを貫通するビア267aを介して第3基板21Cの下面まで引き出されている。また、ビア267aは、MOSI端子257の外縁2a側の端部に接続されている。同様に、SCLK端子258は、第1基板21Aおよび第2基板21Bを貫通するビア268aを介して第3基板21Cの下面まで引き出されている。また、ビア268aは、SCLK端子258の外縁2a側の端部に接続されている。このように、デジタル信号用端子25’に接続されるビア265a、266a、267a、268aをベース21の外周部(基準電位用端子25”と反対側)に寄せて配置することで、例えば、デジタル信号が角速度検出素子4からの検出信号にノイズとして乗り難くなる。そのため、より精度よく、角速度を検出することができる。
ここで、電子デバイス1では、ビア(第2ビア)265aの横断面積、ビア(第2ビア)266aの横断面積、ビア(第2ビア)267aの横断面積およびビア(第2ビア)268aの横断面積をそれぞれS2とし、ビア(第1ビア)261aの横断面積(2つのビア261aの横断面積の合計)およびビア(第1ビア)262aの横断面積(2つのビア262aの横断面積の合計)をそれぞれS1としたとき、S1>S2の関係を満足している。
このような関係を満足することで、ノイズが乗り難く、かつ、パッケージ2内外の熱的平衡を取り易い電子デバイス1となる。より具体的には、まず、ビア261a、262aの横断面積S1を大きくしているため、その分、パッケージ2の内外を結ぶ熱経路が広くなり、パッケージ2外の熱がパッケージ2内に伝わり易く、反対に、パッケージ2外の熱がパッケージ2外へ伝わり易くなる。そのため、パッケージ2内外の熱的平衡が取り易くなり(速やかに熱的平衡状態となり)、電子デバイス1の温度特性のヒステリシスを低減することができる。一方で、ビア265a、266a、267a、268aの横断面積S2は、小さくしているので、これらを伝搬するデジタル信号が角速度検出素子4からの検出信号にノイズとして乗り難くなる。そのため、より精度よく、角速度を検出することができる。なお、本実施形態では、各ビア261a、262aと各ビア265a〜268aとがS1>S2の関係を満足しているが、ビア261a、262aの少なくとも1つと、ビア265a〜268aの少なくとも1つとが、S1>S2の関係を満足していればよい。
また、S1、S2の関係としては、S1>S2の関係を満足していれば特に限定されないが、S1>2×S2の関係を満足していることが好ましく、S1>3×S2の関係を満足していることがより好ましい。これにより、上述した効果をより顕著に発揮することができる。
ここで、前述したように、ビア(第2ビア)265a、266a、267a、268aは、それぞれ、1つしか配置されていないのに対して、ビア(第1ビア)261a、262aは、それぞれ、2つ配置されている。このように、第1ビアの数を第2ビアの数よりも多くすることで、比較的簡単にS1>S2の関係を満足することができる。ただし、第1ビアの数としては、特に限定されず、1つでもよい。この場合には、例えば、第1ビアの径を第2ビアの径よりも大きくすればよい。
[電子機器]
次いで、電子デバイス1を備える電子機器について、図8〜図10に基づき、詳細に説明する。
図8は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、角速度センサーとして電子デバイス1が内蔵されている。
図9は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(スマートフォン、PHS等も含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、角速度センサーとして電子デバイス1が内蔵されている。
図10は、本発明の電子機器を適用したデジタルスチールカメラの構成を示す斜視図である。
デジタルスチールカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。撮影者が表示部1310に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。このようなデジタルスチールカメラ1300には、角速度センサーとして電子デバイス1が内蔵されている。
以上のような電子機器は、電子デバイス1を備えているため、高い信頼性を発揮することができる。
なお、本発明の電子機器は、図8のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図9の携帯電話機、図10のデジタルスチールカメラの他にも、例えば、スマートフォン、タブレット端末、時計、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
4.移動体
次いで、図1に示す電子デバイス1を備える移動体について、図11に基づき、詳細に説明する。
図11は、本発明の移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
自動車1500には、角速度センサーとして電子デバイス1が内蔵されており、電子デバイス1によって車体1501の姿勢を検出することができる。電子デバイス1の検出信号は、車体姿勢制御装置1502に供給され、車体姿勢制御装置1502は、その信号に基づいて車体1501の姿勢を検出し、検出結果に応じてサスペンションの硬軟を制御したり、個々の車輪1503のブレーキを制御したりすることができる。その他、このような姿勢制御は、二足歩行ロボットやラジコンヘリコプターで利用することができる。以上のように、各種移動体の姿勢制御の実現にあたって、電子デバイス1が組み込まれる。
以上、本発明の電子デバイス、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。
また、前述した実施形態では、角速度検出素子がX軸方向の加速度を検出するものであるが、加速度検出素子の検出軸は、特に限定されず、Y軸方向であってもよいし、Z軸方向であってもよい。また、検出軸が異なる複数の角速度検出素子を配置してもよい。また、前述した実施形態では、物理量検出素子として角速度検出素子を用いた構成について説明したが、物理量検出素子としては、物理量を検出するものであれば特に限定されず、例えば、加速度検出素子であってもよい。また、物理量検出素子は、加速度検出素子と角速度検出素子を備えていてもよい。これにより、加速度と角速度を検出することのできる複合センサーとすることができる。
また、前述した実施形態では、機能素子として物理量検出素子を用いた構成について説明したが、機能素子としては、物理量検出素子に限定されず、例えば、振動素子を用いてもよい。この場合には、電子デバイスは、例えば、発振器として利用することができる。
1……電子デバイス
2……パッケージ
2a、2b、2c、2d……外縁
21……ベース
21’……底部
21”……側壁部
21A……第1基板
21B……第2基板
21C……第3基板
21D……第4基板
21E……第5基板
21F……第6基板
21G……第7基板
21H……第8基板
211……凹部
22……リッド
23……内部端子
24……ボンディングワイヤー
25……外部端子
25’……デジタル信号用端子
25”……基準電位用端子
251……VDD端子
252……GND端子
253……VREF端子
254……VDDL端子
255……SS端子
256……MISO端子
257……MOSI端子
258……SCLK端子
26……内部配線
261……VDD配線
261a……ビア
262……GND配線
262a……ビア
263a……ビア
263b……配線
264a……ビア
264b……配線
265a……ビア
266a……ビア
267a……ビア
268a……ビア
4……角速度検出素子
41……振動片
42……基部
431、432……検出腕
441、442……連結腕
451、452、453、454……駆動腕
461、462……支持部
471、472、473、474……梁部
5……IC
1100……パーソナルコンピューター
1102……キーボード
1104……本体部
1106……表示ユニット
1108……表示部
1200……携帯電話機
1202……操作ボタン
1204……受話口
1206……送話口
1208……表示部
1300……デジタルスチールカメラ
1302……ケース
1304……受光ユニット
1306……シャッターボタン
1308……メモリー
1310……表示部
1500……自動車
1501……車体
1502……車体姿勢制御装置
1503……車輪
L……仮想線分
S……内部空間

Claims (7)

  1. パッケージと、
    前記パッケージに収容された回路素子と、
    前記パッケージに収容され、前記回路素子と電気的に接続されている機能素子と、を有し、
    前記パッケージは、
    前記回路素子および前記機能素子を支持するパッケージ本体と、
    前記パッケージ本体の底面に設けられている基準電位用端子およびデジタル信号用端子と、
    前記パッケージ本体に設けられ、前記基準電位用端子に接続されている第1ビアおよび前記デジタル信号用端子に接続されている第2ビアと、を有し、
    前記第1ビアの横断面積をS1とし、前記第2ビアの横断面積をS2としたとき、S1>S2の関係を満足することを特徴とする電子デバイス。
  2. 前記基準電位用端子は、電源用端子および接地用端子の少なくとも一方を含んでいる請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記第1ビアの数は、前記第2ビアの数よりも多い請求項1または2に記載の電子デバイス。
  4. 前記第2ビアは、前記デジタル配線用端子の前記基準電位用端子から遠位側の端部に接続されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子デバイス。
  5. 前記機能素子は、物理量検出素子である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子デバイス。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電子デバイスを有することを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電子デバイスを有することを特徴とする移動体。
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