JP2014211017A - パワーウインドウ装置 - Google Patents

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晋一 横林
Shinichi Yokobayashi
晋一 横林
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Abstract

【課題】ウインドウを開けたままにしても、全閉状態と少し開けておく状態とを選択した状態でウインドウを強制的に閉動作させる。【解決手段】ウインドウを開けたままの状態で、イグニッションをオフにして乗員が車両を離れた際に、セレクトスイッチの設定位置を判断し(ステップS2、S4)、全閉モード(ステップS3)もしくは所定開きモード(ステップS5)を選択し、強制的にウインドウを閉じる。【選択図】図4

Description

本発明は、使用者の意図を反映しつつウインドウの閉め忘れをなくすことができるパワーウインドウ装置に関する。
車両用のパワーウインドウ装置は、電動モータによりウインドウが昇降され(開閉され)、スイッチ操作等でウインドウガラスガ乗員の意思に基づいた開き具合に調整される。乗員が車両を離れる時のウインドウの閉じ忘れに対処するため、イグニッションがオフにされた状態でウインドウを開けたまま乗員が車両を離れた場合、ウインドウを強制的に閉じ方向に動作させる技術が従来から知られている(特許文献1)。
特許文献1に開示された技術では、ウインドウを開けたまま乗員が車両を離れた場合にはウインドウが強制的に閉じられると共に、駐車中の換気のためにウインドウを少し開けておきたい場合には、強制的に閉じる操作が禁止されて、開けられていた状態が維持される。このため、ウインドウを少し開ける状態を選択可能にして、ウインドウを開けたまま乗員が車両を離れた場合にウインドウを強制的に閉じることができ、ウインドウの閉め忘れをなくすことができる。
しかし、特許文献1に記載された技術では、ウインドウを少し開けておきたい場合には、乗員は、ウインドウを強制的に閉じる操作を禁止するモードを選択すると共に、予めウインドウを所望の開き状態に調節しておく必要があった。つまり、特許文献1に記載された技術では、制御時は、ウインドウを全閉位置へのみ動作(駆動)できるようになっている。
パワーウインドウ装置として、ウインドウを強制的に閉じる場合、乗員の意思により、ウインドウを少し開けておく状態が選択できれば、つまり、ウインドウを少し開けておく状態に動作(駆動)できれば、予めウインドウを所望の開き状態に調節する操作が不要になり、使い勝手の良いパワーウインドウ装置となる。
特開平7−305562号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、ウインドウを開けたままにしても、ウインドウの全閉状態とウインドウを少し開けておく状態とを選択して、ウインドウを強制的に閉じることができるパワーウインドウ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明のパワーウインドウ装置は、車両用パワーウインドウ装置であって、車両のウインドウを開閉させる開閉駆動手段と、前記ウインドウの開度を検出する開度検出手段と、予め設定された所定の開き位置を記憶する記憶手段と、エンジンのイグニッションがオフ状態であると検出された場合、前記ウインドウを全閉位置に動作する全閉モード、もしくは、前記ウインドウを記憶手段で記憶された前記所定の開き位置となるように前記開閉駆動手段を駆動させる所定開きモードになるように前記開閉駆動手段を駆動させる制御手段と、前記全閉モード、もしくは、前記所定開きモードを選択する選択手段とを備えたことを特徴とする。
つまり、本発明のパワーウインドウ装置は、ウインドウの開度を検出する開度検出手段と、予め設定された所定の開き位置を記憶する記憶手段と、エンジンのイグニッションがオフ状態であると検出された場合、ウインドウを全閉位置に動作する全閉モードと、ウインドウを所定の開き位置となるように開閉駆動手段を駆動させる所定開きモードと、これらの2つのモードの何れかを選択する選択手段とを備えることを特徴としている。
請求項1に係る本発明では、選択手段により全閉モード、もしくは、所定開きモードが選択され、ウインドウが開けられたままの状態で、エンジンのイグニッションがオフにされても、制御手段により開閉駆動手段が駆動されて、ウインドウが全閉位置、もしくは、記憶手段に記憶されて予め設定された所定の開き位置(複数位置から選択された位置も含む)に制御される。
このため、ウインドウが開けられたままの状態で、イグニッションをオフにしても、ウインドウの全閉状態とウインドウを少し開けておく状態とを選択して、ウインドウを強制的に閉じることができ、ウインドウの閉め忘れをなくすことができる。
そして、請求項2に係る本発明のパワーウインドウ装置は、請求項1に記載のパワーウインドウ装置において、前記所定開きモードにおける前記ウインドウの開き位置は、前記ウインドウが全閉にされた後に開動作される位置として設定されることを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、ウインドウが全閉にされた後に開動作させてウインドウを所定の開き位置に制御するので、基準となる位置から所定の開き位置までの動作量を最小限にすることができ、ウインドウを所定の開き位置に正確に合わせることができる。例えば、複数のウインドウを所定の開き位置に制御する場合、複数のウインドウの開き位置を揃えることが容易となる。
また、請求項3に係る本発明のパワーウインドウ装置は、請求項1もしくは請求項2に記載のパワーウインドウ装置において、前記所定開きモードにおける前記ウインドウの所定の開き位置の制御は、前記全閉位置から前記所定の開き位置までの前記開閉駆動手段の駆動時間により制御されることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、開閉駆動手段の駆動時間によりウインドウの所定の開き位置を制御することができる。
また、請求項4に係る本発明のパワーウインドウ装置は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパワーウインドウ装置において、乗員が乗車していないことを検出する乗員検出手段を備え、前記制御手段は、前記乗員検出手段により前記乗員が乗車していないことが検出された時に、前記開閉駆動手段を駆動させることを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、乗員検出手段により乗員が乗車していないことが検出された時に、開閉駆動手段を駆動させるので、乗員が離れた際にウインドウが全閉位置、もしくは、所定の開き位置に制御される。
乗員検出手段は、例えば、センサー等で乗員を直接検出する手段、車内からドアロックしたことにより乗員が車内に存在することを推定する手段、車外からドアロックしたことにより乗員が車内に存在しないことを推定する手段等、種々の手段を適用することができる。
また、請求項5に係る本発明のパワーウインドウ装置は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のパワーウインドウ装置において、前記所定開きモードにおける前記ウインドウの所定の開き位置は、デバイスにより任意の位置に設定されることを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、車内のデバイスや、外部のデバイス、例えば、携帯端末によりウインドウの所定の開き位置を任意に設定することができる。
本発明のパワーウインドウ装置は、ウインドウを開けたままの状態で、イグニッションをオフにしても、ウインドウの全閉状態とウインドウを少し開けておく状態とを選択して、ウインドウを強制的に閉じることができ、ウインドウの閉め忘れをなくすことができる。
本発明の一実施例に係るパワーウインドウ装置の構成図である。 ウインドウ操作スイッチの概略図である。 パワーウインドウ装置のブロック構成図である。 パワーウインドウ装置の動作フローチャートである。 パワーウインドウ装置の動作フローチャートである。 パワーウインドウ装置の動作フローチャートである。
本実施例のパワーウインドウ装置は、ウインドウを全閉位置に制御する全閉モード、もしくは、ウインドウを予め設定された所定の開き位置に制御する所定開きモードになるようにする制御手段を備え、セレクトスイッチ(選択手段)により、全閉モードの制御、もしくは、所定開きモードの制御を選択することで、ウインドウが全閉位置、もしくは、予め設定された所定の開き位置に制御されるものである。
このため、ウインドウを開けたままの状態で、イグニッションをオフにしても、全閉状態と少し開けておく状態とのいずれかにより、ウインドウを強制的に閉じることができ、ウインドウの閉め忘れをなくすことができる。
つまり、ウインドウを閉め忘れた状態で、イグニッションをオフにしても、防犯目的でウインドウを全閉にしたり、車内温度の上昇防止を目的としてウインドウを少し開けておく状態にしたりすることができる。
図1から図3に基づいて本発明の一実施例に係るパワーウインドウ装置の構成を具体的に説明する。
図1には本発明の一実施例に係るパワーウインドウ装置により開閉されるウインドウの昇降機構を説明する概略構成、図2にはウインドウ操作スイッチの外観状況、図3にはパワーウインドウ装置の制御ブロックを示してある。
図1に基づいてパワーウインドウ装置の昇降機構を説明する。
図に示すように、ドア1の内部にはドアサッシュ2が備えられ、ドアサッシュ2にはウインドウ3が昇降自在(開閉自在)に支持されている。ドア1のドアパネルの内部にはウインドウレギュレータ4が配され、ウインドウレギュレータ4によりウインドウ3が昇降駆動(開閉駆動)される。
つまり、ウインドウレギュレータ4には開閉駆動手段としての駆動モータ5が設けられ、駆動モータ5の駆動により、駆動ギヤ6、昇降アーム7、従動アーム8を介してウインドウ3が昇降駆動(開閉駆動)される。駆動モータ5は、後述する操作スイッチを乗員が操作することにより駆動され、ウインドウ3が所望の状態に開閉される。
また、駆動モータ5には、制御手段としての強制制御手段11から駆動の指令が送られ、ウインドウ3を開けたままの状態で、イグニッションをオフにしても、ウインドウ3が、全閉位置、もしくは、予め設定された所定の開き位置に、強制的に閉動作(制御)される。
図2に基づいてウインドウ操作スイッチの構成を説明する。
図に示すように、例えば、ドア1の車室内側にはパワーウインドウ装置のウインドウ操作スイッチ12が備えられ、ウインドウ操作スイッチ12にはウインドウ3を手動で開閉させるための操作スイッチ13が設けられている。運転席、助手席、左右の後部座席のそれぞれのウインドウ3を操作するため、操作スイッチ13は4個備えられている。
そして、ウインドウ操作スイッチ12には、選択手段としてのセレクトスイッチ15が設けられている。セレクトスイッチ15は、ウインドウ3を強制的に閉動作させるためのスイッチで、ウインドウ3が全閉位置になるように制御する状態(全閉モード)、もしくは、予め設定された所定の開き位置になるように制御する状態(所定開きモード)のいずれかを選択するものである。
例えば、セレクトスイッチ15は、回動位置により3位置が選択されて、「全閉」、「所定開」、「OFF」が表示される。
「全閉」の表示位置を選択した場合、強制制御手段11(図1参照)により駆動モータ5(図1参照)が全閉モードで制御され、「所定開」の表示位置を選択した場合、強制制御手段11(図1参照)により駆動モータ5(図1参照)が所定開きモードで制御される。「OFF」の表示位置を選択した場合、強制制御手段11(図1参照)による制御がキャンセルされる。
尚、詳細は省略するが、セレクトスイッチ15に、所定開きモードにおける開き量等を任意に設定する機能を付加することが可能である。また、車内の機器(デバイス)や乗員の携帯端末で所定開きモードにおける開き量等を任意に設定する機能を付加することが可能である。
図3に基づいて強制制御手段11の制御ブロック構成を説明する。
図に示すように、強制制御手段11には、「全閉」、「所定開」、「OFF」のモードを設定するモード設定手段21が備えられている。強制制御手段11には記憶手段22が備えられ、記憶手段22には、所定開きモードにおける開き量が予め設定されて記憶されている。
尚、記憶手段22には複数の開き量が設定され、適宜選択できるようにすることも可能である。
強制制御手段11には、セレクトスイッチ15の情報、ドアロックスイッチの情報、乗員検出手段としての乗員センサーの情報、エンジンECUの情報が入力される。これらの入力情報に基づいて、強制制御手段11では、セレクトスイッチ15の選択状態、ドアロックの状態、乗員の乗車の状況、イグニッションがオフになっているか否かの状況が判断される。
各種の入力情報に応じて、強制制御手段11からは、駆動モータ5に駆動指令が出力され、ウインドウ3が所望の状態に駆動制御される。例えば、ウインドウ3を開けたままの状態で、イグニッションがオフにされ、乗員が車両から離れた際に、ウインドウ3を強制的に全閉状態にしたり、ウインドウ3を強制的に少し開けておく状態に閉じたりするように、駆動モータ5が制御される。
パワーウインドウ装置には挟まれ判定機能が備えられ、ウインドウ3が閉じられる際に何らかが挟まれた場合には、ウインドウ3の閉動作がキャンセルされて少し開動作される。挟まれ判定機能の情報が強制制御手段11に入力され、ウインドウ3を強制的に全閉状態にしたり、ウインドウ3を強制的に少し開けておく状態に閉じたりする際に、何らかが挟まれた場合には一旦閉動作が停止する。
図4から図6に基づいて、上述したパワーウインドウ装置の具体的な処理の流れを説明する。図4から図6にはウインドウ3を開けたままの場合にウインドウ3を強制的に閉制御する際の制御の流れを示してある。
本実施例は、車両を駐車してウインドウ3(例えば、4つのウインドウ3の一部もしくは全部)を閉め忘れた状態で乗員が車両を離れた際に(イグニッションをオフにしても)、防犯目的でウインドウ3を全閉にしたり、防犯、及び、車内温度の上昇防止を目的としてウインドウ3を少し開けておく状態にしたりすることができるようにしたものである。
図4に基づいてモード選択の処理を説明する。
処理がスタートすると、前提条件として、ステップS1でドアがアンロック(乗員が乗車している)であることが確認され、セレクトスイッチ15が操作されているかどうか、即ち、ウインドウ3を閉め忘れた状態で強制的にウインドウ3を閉じる制御を実施する意思があるかどうかが判断される。
即ち、ステップS2でセレクトスイッチ15が「全閉」の位置にあるか否かが判断され、ステップS2でセレクトスイッチ15が「全閉」の位置にあると判断された場合、ステップS3の全閉ルーチンの処理に移行して終了となる。
つまり、乗員は、ウインドウ3を閉め忘れた場合には、防犯を目的としてウインドウ3が全閉にされることを選択している。
ステップS2でセレクトスイッチ15が「全閉」の位置にないと判断された場合、ステップS4でセレクトスイッチ15が「所定開」の位置にあるか否かが判断される。ステップS4でセレクトスイッチ15が「所定開」の位置にあると判断された場合、ステップS5の所定開きルーチンの処理に移行して終了となる。
つまり、乗員は、ウインドウ3を閉め忘れた場合には、防犯を目的とすると共に、車内の換気を行うことを目的とするために、ウインドウ3を少し開いた状態で閉じられることを選択している。
ステップS4でセレクトスイッチ15が「所定開」の位置にないと判断された場合、即ち、セレクトスイッチ15が「全閉」の位置になく、「所定開」の位置にもないと判断された場合、セレクトスイッチ15が「OFF」の位置にあるとされ、処理が終了し、ウインドウ3が手動で操作できる状態にされる。
図5に基づいて全閉モードの処理を説明する。
ステップS10でイグニッションがオン(IG・ON)であるか否かが判断され、ステップS10でイグニッションがオンであると判断された場合、ステップS11でパワーウインドウの作動時間がカウントされる。つまり、例えば、4つのウインドウ3を開閉させるための駆動モータ5の作動時間がそれぞれカウントされ、駆動モータ5の作動時間に応じて、それぞれのウインドウ3の開き位置が把握される。
ステップS10でイグニッションがオンではない、即ち、イグニッションが既にオフとなっていると判断された場合、処理は終了となる。
ステップS11におけるパワーウインドウの作動時間のカウントは、ウインドウ3を開閉させるための駆動モータ5の正・逆転駆動の作動時間がプラス・マイナス(±)でカウントされ、カウント値が±0の時に、ウインドウ3が全閉となっている。
ステップS11でパワーウインドウの作動時間がカウントされた後、ステップS12でイグニッションがオフ(IG・OFF)にされ、ステップS13でパワーウインドウの作動時間が記憶される。乗員が車両から降りるとドアロックを行うことになるため、ステップS14でドアがロックされ、乗員センサーの情報に基づいて、ステップS15で乗員が乗車していないか否か(乗員なしか否か)が判断される。
尚、乗員検出手段としては、乗員センサーの他に、車内からドアロックしたことにより乗員が車内に存在することを推定する手段や、車外から遠隔操作等でドアロックしたことにより乗員が車内に存在しないことを推定する手段等、種々の手段を適用することができる。
ステップS15で乗員なしと判断された場合、ステップS16でドアロック後に所定時間が経過したか否かが判断される。ステップS16の判断は、所定時間が経過するまで繰り返される。つまり、乗員が車両から離れてから所定時間が経過したか否かが判断される。
所定時間は任意に設定可能であり、車内の機器(セレクトスイッチ15、電子機器等)で予め設定したり、乗員の携帯端末を用いてその都度設定したりすることが可能である。基準の時間の例としては、2分程度が適用される。
ステップS15で乗員なしではない、即ち、乗員が乗車していると判断された場合、ステップS10に移行してイグニッションがオン(IG・ON)であるか否かが判断される。
ステップS16でドアロック後に所定時間が経過したと判断された場合、ステップS17で開いているウインドウ3があるか否かが判断される。つまり、イグニッションがオフの状態で、乗員が車両を離れた際に、ウインドウ3の閉め忘れがあるか否かが判断される。開いているウインドウ3があるか否かの判断は、全てのパワーウインドウの作動時間のカウント値が総合して判断され、駆動モータ5の作動時間のカウント値がプラスマイナス0以外の時に、いずれかの(全ての)ウインドウ3が開いたままであると判断される。
ステップS17で開いているウインドウ3がない、即ち、全てのウインドウ3が閉じられて閉め忘れがないと判断された場合、処理は終了となる。
ステップS17で開いているウインドウ3があると判断された場合、イグニッションがオフの状態で、乗員が車両を離れた際に、ウインドウ3の閉め忘れがあると判断され、ステップS18でウインドウ3が全閉にされる(駆動モータ5がウインドウ3を閉じる方向に駆動する)。
ウインドウ3が閉じられる過程で、即ち、ステップS19で挟まれ判定がないか否かが判断され、ステップS19で挟まれ判定がないと判断された場合、処理が終了となる。ステップS19で挟まれ判定があると判断された場合、ステップS17の処理に移行し、挟まれ判定がない状態になるまで処理が繰り返される。
防犯を目的としてウインドウ3を全閉にすることを乗員が選択している場合に、イグニッションがオフの状態で、乗員が車両を離れた際に、ウインドウ3の閉め忘れがあっても、ウインドウ3が強制的に全閉状態に閉じられる。
従って、ウインドウ3を閉め忘れた状態で、イグニッションをオフにして乗員が車両を離れても、防犯を目的としてウインドウを全閉にすることができ、ウインドウ3の閉め忘れをなくすことができる。
図6に基づいて所定開きモードの処理を説明する。
所定開きモードの処理は、図5に示した全閉モードの処理の全閉動作の後に、ウインドウ3を所定量開く処理となっている。このため、図6に示したフローチャートでは、図5に対応するステップ番号に10をプラスした番号を付してあり、対応する処理の説明については、重複する一部の説明は省略してある。
ステップS20でイグニッションがオン(IG・ON)であるか否かが判断され、ステップS20でイグニッションがオンであると判断された場合、ステップS21でパワーウインドウの作動時間がカウントされる。ステップS20でイグニッションがオンではない、即ち、イグニッションが既にオフとなっていると判断された場合、処理は終了となる。
ステップS21でパワーウインドウの作動時間がカウントされた後、ステップS22でイグニッションがオフ(IG・OFF)にされ、ステップS23でパワーウインドウの作動時間が記憶される。ステップS24でドアがロックされ、乗員センサーの情報に基づいて、ステップS25で乗員が乗車していないか否か(乗員なしか否か)が判断される。
ステップS25で乗員なしと判断された場合、ステップS26でドアロック後に所定時間が経過したか否かが判断され、所定時間が経過するまで判断が繰り返される。所定時間の設定は、全閉モードの場合と同様に、任意であり、予め車内の機器で設定したり、乗員の携帯端末を用いてその都度設定したりすることが可能である。基準の時間の例としては、2分程度が適用される。
ステップS25で乗員が乗車していると判断された場合、ステップS20に移行してイグニッションがオン(IG・ON)であるか否かが判断される。
ステップS26でドアロック後に所定時間が経過したと判断された場合、ステップS27で開いているウインドウ3があるか否かが、パワーウインドウの作動時間のカウント値に基づいて判断される。つまり、イグニッションがオフの状態で、乗員が車両を離れた際に、ウインドウ3の閉め忘れがあるか否かが判断される。
ステップS27で全てのウインドウ3が閉じられて閉め忘れがないと判断された場合、処理は終了となる。
ステップS27で開いているウインドウ3があると判断された場合、イグニッションがオフの状態で、乗員が車両を離れた際に、ウインドウ3の閉め忘れがあると判断され、ステップS28でウインドウ3が全閉にされる(駆動モータ5がウインドウ3を閉じる方向に駆動する)。
ウインドウ3が閉じられる過程で、即ち、ステップS29で挟まれ判定がないか否かが判断され、ステップS29で挟まれ判定がないと判断された場合、ウインドウ3が全閉にされたことになり、ステップ30に移行してウインドウ3を所定量開く処理を実行して処理が終了する。
ステップ30では、駆動モータ5が開き方向に所定時間駆動され、例えば、記憶手段22(図3参照)に記憶された時間駆動され、ウインドウ3が所定量(例えば、20mm)開き動作される。つまり、ウインドウ3は、一旦全閉状態にされてから、所定量開かれて所定の開き位置に制御される。
このため、基準となる位置(全閉位置)から所定の開き位置までの動作量を最小限にすることができ、複数のウインドウ3の制御を行う場合でも、ウインドウ3所定の開き位置に正確に合わせることができ、ウインドウ3の開き位置を容易に揃えることが可能になる。
ウインドウ3の所定の開き量は、駆動モータ5の駆動時間により設定されるため、位置を直接検出することなく開き量を管理することができる。駆動モータ5の駆動時間の設定(ウインドウ3の開き量の設定)は、任意に設定可能であり、予め車内の機器(セレクトスイッチ15、電子機器等)で設定したり、乗員の携帯端末を用いてその都度設定したりすることが可能である。
防犯、及び、車内温度の上昇防止を目的としてウインドウ3を少し開けておく状態にすることを乗員が選択している場合に、イグニッションがオフの状態で、乗員が車両を離れた際に、ウインドウ3の閉め忘れがあっても、ウインドウ3が強制的に所定量の開き状態にされる。
従って、ウインドウ3を閉め忘れた状態で、イグニッションをオフにして乗員が車両を離れても、防犯、及び、車内温度の上昇防止を目的としてウインドウ3を所定の開き状態にすることができ、ウインドウ3の閉め忘れをなくすことができる。
上述したパワーウインドウ装置は、ウインドウ3を開けたままの状態で、イグニッションをオフにして乗員が車両を離れても、ウインドウ3の全閉状態とウインドウ3を少し開けておく状態とを選択して、ウインドウ3を強制的に閉じることが可能になる。
このため、ウインドウ3を開けたままにしても、乗員の意思により、全閉状態とウインドウ3を少し開けておく状態とを選択した状態で、しかも、予めウインドウ3を所望の開き状態に調節する操作をすることなく、ウインドウ3の閉め忘れをなくすことができ、使い勝手の良いパワーウインドウ装置となる。
本発明は、ウインドウの閉め忘れをなくすことができるパワーウインドウ装置の産業分野で利用することができる。
1 ドア
2 ドアサッシュ
3 ウインドウ
4 ウインドウレギュレータ
5 駆動モータ
6 駆動ギヤ
7 昇降アーム
8 従動アーム
11 強制制御手段
12 ウインドウ操作スイッチ
13 操作スイッチ
15 セレクトスイッチ
21 モード設定手段
22 記憶手段

Claims (5)

  1. 車両用パワーウインドウ装置であって、
    車両のウインドウを開閉させる開閉駆動手段と、
    前記ウインドウの開度を検出する開度検出手段と、
    予め設定された所定の開き位置を記憶する記憶手段と、
    エンジンのイグニッションがオフ状態であると検出された場合、前記ウインドウを全閉位置に動作する全閉モード、もしくは、前記ウインドウを記憶手段で記憶された前記所定の開き位置となるように前記開閉駆動手段を駆動させる所定開きモードになるように前記開閉駆動手段を駆動させる制御手段と、
    前記全閉モード、もしくは、前記所定開きモードを選択する選択手段とを備えた
    ことを特徴とするパワーウインドウ装置。
  2. 請求項1に記載のパワーウインドウ装置において、
    前記所定開きモードにおける前記ウインドウの開き位置は、
    前記ウインドウが全閉にされた後に開動作される位置として設定される
    ことを特徴とするパワーウインドウ装置。
  3. 請求項1もしくは請求項2に記載のパワーウインドウ装置において、
    前記所定開きモードにおける前記ウインドウの所定の開き位置の制御は、
    前記全閉位置から前記所定の開き位置までの前記開閉駆動手段の駆動時間により制御される
    ことを特徴とするパワーウインドウ装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパワーウインドウ装置において、
    乗員が乗車していないことを検出する乗員検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記乗員検出手段により前記乗員が乗車していないことが検出された時に、前記開閉駆動手段を駆動させる
    ことを特徴とするパワーウインドウ装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のパワーウインドウ装置において、
    前記所定開きモードにおける前記ウインドウの所定の開き位置は、デバイスにより任意の位置に設定される
    ことを特徴とするパワーウインドウ装置。

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