JP2014209590A - 積層インダクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】外部電極の薄層化や、高周波化には対応し得る積層インダクタの提供。【解決手段】非磁性層からなる絶縁部と、絶縁部に挟まれるように位置する導体からなるコイル部と、を有する積層体1、ならびに、コイル部の端部と電気的に結合し積層体1の外面に位置する外部電極10を備え、外部電極10はAgを主成分とする第一電極層11と、積層体1からみて第一電極層11の外側に位置するCuを主成分とする4μm以上の厚さをもつ第二電極層12と、を有し、第一電極層11と第二電極層12との厚みの合計が5μm以上であり、好ましくは10μm以下である、積層インダクタ。【選択図】図1

Description

本発明は積層インダクタに関する。
一般的な積層インダクタでは外部電極としてAgが使用されている。Agのはんだ付け時のはんだ食われ防止といった実装性の観点からNiめっきバリア層を形成し、さらにはんだ付け性を確保するためにSnめっきを施すことが提案されている。部品サイズが比較的大きい場合には外部電極による電気特性への影響は軽微であった。このため、外部電極の検討はなされていなかった。しかし、部品の小型化が進みチップの長さが0.6mm以下で幅が0.3mm以下になると、Niを使った外部電極では高周波特性に影響し、製品特性としては抵抗値に影響を及ぼしてしまう。こういった状況において例えば特許文献1の技術では、Ag+Ni+Cu+CuSn合金+Snのように、実装性を良くする検討がなされている。
特開2011−109065号公報
特許文献1によれば、ウィスカの抑制ができるとされているが、外部電極の薄層化や高周波化には対応でない。近時の周波数の高周波化、信号電界の微弱化、製品の小型化などに伴い、相互変調歪ノイズの影響が無視できなくなってきている。本発明は、外部電極の薄層化や、高周波化に対応し得る積層インダクタの提供を課題とする。
本発明者らが鋭意検討した結果、以下の内容の本発明を完成した。
本発明の積層インダクタは積層体と積層体の外面に位置する外部電極とを備える。積層体は、非磁性層からなる絶縁部と、絶縁部に挟まれるように位置する導体からなるコイル部と、を有する。外部電極はコイル部の端部と電気的に結合している。外部電極はAgを主成分とする第一電極層と、積層体からみて第一電極層の外側に位置するCuを主成分とする第二電極層と、を有する。第二電極層は4μm以上の厚さをもち、第一電極層と第二電極層との厚みの合計は5μm以上であり、好ましくは10μm以下である。積層インダクタ(チップ)の長さは好ましくは0.6mm以下であり、幅は好ましくは0.3mm以下である。
本発明によれば、下地電極に相当する第一電極層を主としてAgで形成し、それより外側の第二電極層を主としてCuで形成し、第一電極層と第二電極層の厚みの合計を5μm以上、かつ第二電極層の厚みを4μm以上とすることで、半田食われを起こさない、実装性のよい部品を得ることができ、また、高周波特性を良くすることができる。特に、2GHzを超える周波数でESR特性を低くすることができ、併せてQ特性をこれまで以上に高くすることができる。
本発明による積層インダクタの一例の模式部分断面図である。 本発明による積層インダクタの一例の模式斜視透視図である。 積層インダクタの一例の模式分解図である。 本発明による積層インダクタの一例の模式図である。
以下、図面を適宜参照しながら本発明を詳述する。但し、本発明は図示された態様に限定されるわけでなく、また、図面においては発明の特徴的な部分を強調して表現することがあるので、図面各部において縮尺の正確性は必ずしも担保されていない。
図1は本発明による積層インダクタの一例の外部電極付近の模式部分断面図である。本発明の積層インダクタは積層体1と積層体1の外面に位置する外部電極10とを備える。外部電極10は、積層体1に近いほうから順に、少なくとも、第一電極層11と第2電極層12とを有する。
第一電極層11はAgを主成分とする。第一電極層中のAgの含有割合は例えば5mol%以上、好ましくは50mol%以上、より好ましくは90mol%以上であり、さらに好ましくは第一電極層は不可避不純物以外は全てAgからなる。第一電極層11に含まれてもよいAg以外の元素としては、Pd、Si、B、Al等が挙げられ、Agと合金を形成しているか、ガラスを含むことで積層体との結合力を強くする働きを持つ。第一電極層11は好ましくは積層体と直接接触している。第一電極層11自体の厚さについては特に限定はなく、第二電極層12との合計厚みに関する後述する関係から好適範囲を定めることができる。
第二電極層12はCuを主成分とする。第二電極層中のCuの含有割合は例えば5mol%以上、好ましくは50mol%以上、より好ましくは75mol%以上であり、さらに好ましくは第二電極層は不可避不純物以外は全てCuからなる。第二電極層12に含まれてもよいCu以外の元素としては、Sn等が挙げられ、これらは好ましくはCuと合金を形成している。第二電極層12は好ましくは第一電極層11と直接接触している。
第二電極層12の厚さは4μm以上であり、好ましくは5μm以上である。第二電極層の厚さの上限については特に限定はなく、第一電極層11との合計厚みに関する後述する関係から好適範囲を定めることができる。
第一電極層11と第二電極層12との厚みの合計は5μm以上であり、好ましくは6〜10μmである。両層11、12の厚みの合計が大きいほどはんだ食われが無く高周波特性が劣化しにくくなり、他方、両層11、12の厚みの合計は小さいことはデバイスの小型化の観点から好ましい。特に、第二電極層12の厚みは好ましくは第一電極層11の厚みより大きくし、より好ましくは第二電極層12の厚みに対する第一電極層11の厚みの比率を0.1〜0.4とすることで、高いQ値を得ることができる。
図1に示した態様では、第二電極層12の外側にさらに電極層13(以下、第三電極層と呼ぶ。)が設けられている。このように、外部電極10は第一電極層11および第二電極層12のみならず、さらに1又はそれ以上の電極層を有していてもよい。第三電極層13の構成元素として例えばSnなどを挙げることができる。第三電極層13を設ける場合、その厚さは好ましくは1μm以上であり、より好ましくは1〜5μmである。
各電極層の厚さは、外部電極10の中央付近の断面を光学顕微鏡で観察することにより測定することができる。
本発明によれば、外部電極10にはNiを含まないことが好ましい。具体的には、外部電極10の全層にわたってNiの含有量は好ましくは17wt%以下であり、より好ましくは5wt%以下であり、さらに好ましくは不可避不純物以外はNiを含まぬことである。外部電極10におけるNiをできるだけ減らすことにより、高周波特性が向上する。とくに、積層インダクタが高周波用である場合に、ESR特性が低くなり、併せて、Q特性がこれまで以上に高くなる。ここで、高周波用の積層インダクタは例えば2GHzを超える周波数で用いられるように構成された積層インダクタが挙げられる。
図2は本発明による積層インダクタの一例の模式斜視透視図である。図2に示された積層インダクタは直方体状の積層体1とその1対の外面に設けられた外部電極10とを有する。外部電極10の層構造は上述したとおりである。外部電極10の具体的な形成方法は特に限定無く、従来公知の電極形成手段を適宜援用することができ、例えば、電解めっき、無電解めっき、蒸着、あるいは、構成金属を含むペーストの塗布とそれに次ぐ焼き付け処理などの手段を挙げることができる。図4は本発明による積層インダクタの一例の模式図である。図4(A)は模式斜視透視図であり、図4(B)は外部電極付近の模式部分断面図である。外部電極10は製品端部を完全に覆う形状である必要は無く、図4に示すような形状であっても、本発明の効果を得ることができる。具体的な形成手段の一例については後述の実施例の記載を参照することができる。
積層インダクタにおける積層体1については、導体からなるコイル部と、それを挟むように存在する絶縁部とを有し、具体的な構成は、従来公知の技術を参照し、目的に応じて適宜設計することができる。コイル部の端部が外部電極10と電気的に結合する。絶縁部はガラスを主成分とする素材の他、フェライト、誘電体セラミックス等を特に制限なく用いることができ、コイル部を構成する導体としてはAgやCuやそれらを含む合金などを適宜用いることができる。
積層体1の製造方法は特に限定はなく、例えば、絶縁部の前駆体であるグリーンシートにコイル部の前駆体である金属含有ペーストを所定形状に印刷して、必要に応じてスルーホールを設けて、印刷済みのグリーンシートを積層・圧着し、加熱及び/又は焼成処理によってグリーンシートから絶縁部を得て、印刷された上記ペーストからコイル部を得ることなどが挙げられる。具体的な製造方法の一例については、後述の実施例の記載を参照することができる。
本発明で製造する積層インダクタの形状は特に限定なく、好ましくは直方体状である。積層インダクタの積層方向に垂直な断面は好ましくは方形であり、前記方形における長辺の長さは好ましくは0.4〜0.6mmであり、短辺の長さは好ましくは0.2〜0.3mmである。前記方形が正方形である場合には、各辺の長さが好ましくは前記両条件を満足する。
以下、より具体的な実施態様を説明するが、この説明は本発明を限定するものではない。図3は実施例において製造した積層インダクタの積層体の層構造の模式分解図である。ここで、積層体の積層方向をz軸方向と定義し、積層体の短辺に沿った方向をx軸方向と定義し、積層体の長辺に沿った方向をy軸方向と定義する。x軸、y軸及びz軸は互いに直交している。外部電極(図示せず)は、y軸方向の両端に位置する2つの側面を覆うように設けられている。積層体では、絶縁体層A21〜A29がz軸方向に積層されることで絶縁部を構成する。絶縁体層A21〜A29は、ガラスを主成分とする素材により作製されており、実施例及び比較例として0.6mm×0.3mmと、1.0mm×0.5mm及び0.4mm×0.2mmの長方形状を有し、コイル部は絶縁部に挟まれて存在しており、旋廻しながらz軸方向に進行するスパイラル状を呈し、導体パターンB21〜B26及びビアホール導体C21〜C25を含んでいる。導体パターンB21〜B26はそれぞれ、絶縁体層A22〜A27の主面上に形成されており、絶縁体層A21、A28、A29と共に積層されている。コイル部はAgからなる。導体パターンB21、B26は引出部である。導体パターンB21、B26はそれぞれ、外部電極に接続されている。各導体パターンはビアホール導体C21〜C25によりそれぞれ接続されている。
この積層インダクタの製造にあたり、まず、ガラス材料を含有するスラリーをドクターブレード法でフィルム上に塗布することで厚さ18μmのグリーンシートを形成した。次いで、グリーンシートの所定の位置、すなわちビアホール導体C21〜C25を形成する予定の位置に、レーザー加工によってスルーホールをそれぞれ形成した。そして、銀ペーストを、絶縁体層A22〜A27となるグリーンシートのそれぞれの所定の位置に、スクリーンマスクを用いて印刷した。続いて、絶縁体層A21〜A29となるグリーンシートを図3に示される順序に従って積層し、積層方向に圧力を加えてグリーンシートを圧着した。そして、この圧着したグリーンシートをチップ単位に切断した後に、800℃〜900℃にて焼成を行い、積層体を形成した。
得られた積層体の、y軸方向の両端に位置する2つの側面を覆うように外部電極を形成した。まず、Agペースト又はAgPd合金ペーストを塗布して、680℃〜900℃で焼き付けを行って第一電極層11を形成した。AgPd合金を用いる場合における、Agの含有割合は10mol%であった。
次いで、第一電極層11の上に電気めっきを施して第二電極層12を得た。電気めっきはCuめっき、Niめっきのいずれかを行った。Cuめっきは、50℃に保温したCu塩水溶液の銅めっき浴中で0.4A/dmにて通電するバレルめっきによって行った。Cuめっき層の厚さはバレルめっきの通電時間(30〜120分)によって制御した。Niめっきは、50℃に保温したNi塩水溶液の銅めっき浴中で0.2A/dmにて通電するバレルめっきによって行った。Niめっき層の厚さはバレルめっきの通電時間によって制御した。
第二電極層12の形成後、室温中、Sn塩水溶液中で0.1A/dmにて60分間通電するバレルめっきによって厚さ3μmのSn層(第三電極層13)を形成した。また、実施例6における、CuSn合金層の形成は、第二電極層12にCuめっき、第三電極層13にSnめっきを施した後、150℃で1時間の加熱処理を行い形成した。その結果、第二電極層(厚さ9.0μm)には合金化していない銅と銅錫合金とが共存することとなり、これを、以下、「Cu+CuSn合金層、9.0μm」と表記する。このCuSn合金層においてCu:Sn=3:1(原子比)であった。
このようにして、実施例、比較例の積層インダクタを得た。
各実施例、比較例の積層インダクタにおける外部電極の第一電極層および第二電極層の種類と厚さは以下のとおりにした。各層の厚さは外部電極の中央付近における切断面の光学顕微鏡観察により確認、5箇所測定し得られた数値の最小値を求めた。「厚み比率」は、第二電極層の厚みに対する第一電極層の厚みの比率である。チップサイズについて、比較例1〜3と実施例1〜6は0.6mm×0.3mm、実施例7、8は1.0mm×0.5mm、実施例9、10は0.4mm×0.2mmである。
比較例1:第一電極層(Ag層、1.1μm)、第二電極層(Ni層、3.9μm)、厚み比率(0.28)
比較例2:第一電極層(Ag層、1.1μm)、第二電極層(Ni層、5.8μm)、厚み比率(0.19)
比較例3:第一電極層(Ag層、5.0μm)、第二電極層(Cu層、3.0μm)、厚み比率(1.67)
実施例1:第一電極層(Ag層、1.0μm)、第二電極層(Cu層、4.0μm)、厚み比率(0.25)
実施例2:第一電極層(Ag層、2.0μm)、第二電極層(Cu層、5.0μm)、厚み比率(0.40)
実施例3:第一電極層(Ag層、2.0μm)、第二電極層(Cu層、8.0μm)、厚み比率(0.25)
実施例4:第一電極層(Ag層、4.0μm)、第二電極層(Cu層、7.0μm)、厚み比率(0.57)
実施例5:第一電極層(AgPd合金層、2.0μm)、第二電極層(Cu層、5.0μm)、厚み比率(0.40)
実施例6:第一電極層(Ag層、0.9μm)、第二電極層(Cu+CuSn合金層、9.0μm)、厚み比率(0.10)
実施例7:第一電極層(Ag層、1.1μm)、第二電極層(Cu層、4.0μm)、厚み比率(0.28)
実施例8:第一電極層(Ag層、3.0μm)、第二電極層(Cu層、4.0μm)、厚み比率(0.75)
実施例9:第一電極層(Ag層、1.1μm)、第二電極層(Cu層、4.0μm)、厚み比率(0.28)
実施例10:第一電極層(Ag層、2.5μm)、第二電極層(Cu層、4.0μm)、厚み比率(0.63)
各実施例、比較例の積層インダクタについて、1nHのインダクタンスにおける直流抵抗値RおよびQ値をRF Impedance Analyzerを使って測定した。さらに、JIS C60068−2−58:2006,8.2.1項に準じ、外部電極10にフラックス(ロジン25%溶液)処理した後、はんだ(Sn−3Ag−0.5Cu)を260℃、10秒間浸漬した後、フラックスを除去し、外部電極10の断面を約20〜30倍の拡大鏡で観察し、浸食された面積割合を観察し、測定サンプル数10個において、10個ともはんだに食われずに残っている外部電極の面積が全体の75%以上なら○と評価し、1つでもはんだに食われた部分が75%未満のものがあったら×と評価した。
各実施例、比較例の積層インダクタにおける、上記R値、Q値および「半田良否」の評価は以下のとおりであった。
比較例1:R値(262.1mΩ)、Q値(54.2)、半田良否(○)
比較例2:R値(261.0mΩ)、Q値(55.1)、半田良否(○)
比較例3:R値(190.4mΩ)、Q値(68.0)、半田良否(×)
実施例1:R値(212.2mΩ)、Q値(77.9)、半田良否(○)
実施例2:R値(195.2mΩ)、Q値(78.1)、半田良否(○)
実施例3:R値(186.8mΩ)、Q値(74.3)、半田良否(○)
実施例4:R値(183.1mΩ)、Q値(66.8)、半田良否(○)
実施例5:R値(201.2mΩ)、Q値(75.1)、半田良否(○)
実施例6:R値(208.1mΩ)、Q値(72.6)、半田良否(○)
実施例7:R値(205.3mΩ)、Q値(78.5)、半田良否(○)
実施例8:R値(203.7mΩ)、Q値(74.3)、半田良否(○)
実施例9:R値(378.7mΩ)、Q値(38.8)、半田良否(○)
実施例10:R値(369.1mΩ)、Q値(30.0)、半田良否(○)
1:積層体
10:外部電極
11:第一電極層
12:第二電極層
13:第三電極層
A21〜A29:絶縁体層
B21〜B26:導体パターン
C21〜C25:ビアホール導体

Claims (3)

  1. 非磁性層からなる絶縁部と、前記絶縁部に挟まれるように位置する導体からなるコイル部と、を有する積層体、ならびに、前記コイル部の端部と電気的に結合し前記積層体の外面に位置する外部電極を備え、前記外部電極はAgを主成分とする第一電極層と、前記積層体からみて前記第一電極層の外側に位置するCuを主成分とする4μm以上の厚さをもつ第二電極層と、を有し、第一電極層と第二電極層との厚みの合計が5μm以上である、積層インダクタ。
  2. 第一電極層と第二電極層との厚みの合計が10μm以下である請求項1に記載の積層インダクタ。
  3. 積層方向に垂直な断面が0.6mm以下の長辺および0.3mm以下の短辺をもつ方形状を呈する請求項1又は2に記載の積層インダクタ。
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