JP2014208329A - カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法 - Google Patents

カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014208329A
JP2014208329A JP2014043232A JP2014043232A JP2014208329A JP 2014208329 A JP2014208329 A JP 2014208329A JP 2014043232 A JP2014043232 A JP 2014043232A JP 2014043232 A JP2014043232 A JP 2014043232A JP 2014208329 A JP2014208329 A JP 2014208329A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curtain
coating
discharge port
width
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014043232A
Other languages
English (en)
Inventor
浩紀 杣田
Hironori Somada
浩紀 杣田
山本 一公
Kazumasa Yamamoto
一公 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2014043232A priority Critical patent/JP2014208329A/ja
Publication of JP2014208329A publication Critical patent/JP2014208329A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C11/00Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/005Curtain coaters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/50Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D1/00Processes for applying liquids or other fluent materials
    • B05D1/30Processes for applying liquids or other fluent materials performed by gravity only, i.e. flow coating
    • B05D1/305Curtain coating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/007Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work
    • B05C5/008Slide-hopper curtain coaters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0254Coating heads with slot-shaped outlet
    • B05C5/0266Coating heads with slot-shaped outlet adjustable in length, e.g. for coating webs of different width

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

【課題】ガイド部材としてのエッジガイドを塗布液等で汚損することなく、カーテン膜の塗布幅の変更を容易に行うことができるスロット型のカーテン塗布装置の提供。【解決手段】塗布液をカーテン状に吐出する吐出口を有するカーテン塗布部材と、前記吐出口内に配され、カーテン状に吐出される前記塗布液の吐出幅を規制する吐出幅規制部材と、前記吐出幅規制部材が前記吐出口から脱落するのを防止する脱落防止部材と、前記脱落防止部材を固定する固定部材と、前記固定部材に移動可能に配され、前記脱落防止部材に密接して該脱落防止部材を介して、前記吐出口における前記吐出幅規制部材が配された領域から前記塗布液が吐出方向に漏出するのを防止する密接部材と、前記固定部材に着脱可能に配され、前記吐出口からカーテン状に吐出された前記塗布液の幅方向両端を案内するガイド部材と、を少なくとも有するカーテン塗布装置である。【選択図】図2

Description

本発明は、スロット型のカーテン塗布装置及びカーテン塗布方法に関する。
スロット型のカーテン塗布装置において、スロット型ダイより吐出する塗布液の幅を変更することなく、落下するカーテン膜の幅方向の内側にカーテン膜分離板を備えたカーテン膜分離用液受けパンを挿入することでカーテン膜両端の塗布液を回収し、カーテン膜中央の塗布部と両端の回収部とを分離し、支持体上に落下する部分を塗布液の吐出幅よりも狭くしてカーテン塗布幅を変更する手段を有するカーテン塗布装置が提案されている(特許文献1及び2参照)。
しかし、前記提案の技術では、塗布液の回収が必要となり、回収した塗布液を再利用するには循環設備が必要となる。このように塗布液を循環させると塗布液の脱泡が必要となるが、塗布液の粘度が高い場合やシェア減粘の強い塗布液では、脱泡が非常に困難である。塗布液中の泡を除去できない場合には、塗布液中の泡により塗布欠陥が生じるという問題がある。また、塗布液を回収し循環して生産を続けると、塗布液の固形分に変化が生じて、塗膜品質が低下するという問題がある。例えば、固形分の高いアクリルエマルション塗布液では、塗布液の固化物が析出する。固化物が析出すると、塗布欠陥が生じるだけではなく、カーテン膜の割れやカーテン膜の切れが発生し、切れたカーテン膜による周囲への汚損や膜厚不均一による巻きずれが生じて、最悪の場合には生産の一時停止となってしまうという問題がある。
また、図1に示すように、カーテン膜の塗布幅変更手段としてディッケルとエッジガイドとが一体となった構造を有するカーテン塗布装置が上市されている。このカーテン塗布装置によれば、前記特許文献1及び2に記載の発明における課題であった塗布液の回収を行うことなく、カーテン膜の塗布幅の変更が容易に可能となる。
しかし、前記図1に示すカーテン塗布装置では、吐出幅規制部材としてのディッケル201と、ガイド部材としてのエッジガイド202とが一体であるため、塗布開始時において塗布液の流量が少ない場合には、塗布液がスロット型ダイの吐出口から櫛型状に落下する。その際、風等の外乱や塗布液の流量変動等によって、容易に左右に塗布液が揺れ、塗布液が揺れることで、エッジガイド流下面に塗布液が付着し、そのまま流下面を塗布液がつたっていくことで、流下面の一部もしくは全面を汚損してしまうことがある。流下面が汚損した場合、エッジガイド補助水の流下が妨げられ、カーテン膜の端部の落下速度が低下して、膜厚均一性が損なわれてしまうという問題がある。
また、エッジガイドが汚損したままでカーテン膜を形成するとカーテン膜が垂直方向に落下せず、曲がってしまい、カーテン膜とエッジガイドとの接触部から支持体との衝突部まで円弧を描くように筋が生じることがある。前記衝突部では、カーテン膜に波打ち状の乱れが生じ、膜厚均一性が損なわれてしまうという問題がある。
更に、非塗布時には、スロット型ダイのスロットに洗浄用短冊状フィルムを挿入して清掃することが行われているが、前記図1に示すカーテン塗布装置では、ディッケル201とエッジガイド202とが一体であるため、エッジガイド近傍での清掃が困難であり、清掃時に塗布液、洗浄液等の飛散によりエッジガイドの汚損が生じるおそれがある。
したがって、ガイド部材としてのエッジガイドを塗布液等で汚損することなく、カーテン膜の塗布幅の変更を容易に行うことができるスロット型のカーテン塗布装置の提供が望まれている。
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、ガイド部材としてのエッジガイドを塗布液等で汚損することなく、カーテン膜の塗布幅の変更を容易に行うことができるスロット型のカーテン塗布装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としての本発明のカーテン塗布装置は、塗布液をカーテン状に吐出する吐出口を有するカーテン塗布部材と、
前記吐出口内に配され、カーテン状に吐出される前記塗布液の吐出幅を規制する吐出幅規制部材と、
前記吐出幅規制部材が前記吐出口から脱落するのを防止する脱落防止部材と、
前記脱落防止部材を固定する固定部材と、
前記固定部材に移動可能に配され、前記脱落防止部材に密接して該脱落防止部材を介して、前記吐出口における前記吐出幅規制部材が配された領域から前記塗布液が吐出方向に漏出するのを防止する密接部材と、
前記固定部材に着脱可能に配され、前記吐出口からカーテン状に吐出された前記塗布液の幅方向両端を案内するガイド部材と、
を少なくとも有する。
本発明によると、従来における問題を解決することができ、ガイド部材としてのエッジガイドを塗布液等で汚損することなく、カーテン膜の塗布幅の変更を容易に行うことができるスロット型のカーテン塗布装置を提供することができる。
図1は、従来のスロット型のカーテン塗布装置の一例を示す概略図である。 図2は、本発明のカーテン塗布装置のスロット型ダイの一例を示す正面図である。 図3は、本発明のカーテン塗布装置のスロット型ダイの一例を示す片側拡大正面図である。 図4は、本発明のカーテン塗布装置のスロット型ダイの一例を示す片側拡大正面図であり、エッジガイドを分離した状態である。 図5は、本発明のカーテン塗布装置のスロット型ダイの一例を示す片側拡大正面図であり、エッジガイドを幅方向へ退避させた状態である。 図6は、本発明のカーテン塗布装置のスロット型ダイの一例を示す概略断面図である。 図7は、本発明のカーテン塗布装置のスロット型ダイの一例を示す概略断面図であり、密接部材及びエッジガイドを除いた状態である。 図8は、カーテン塗布装置のスロット型ダイの吐出口を水平乃至水平より支持体と反対方向へ傾けた場合の一例を示す概略図である。 図9は、カーテン塗布装置のスロット型ダイの吐出口を水平乃至水平より支持体と反対方向へ傾けた場合の一例を示す概略図である。 図10は、カーテン塗布装置のスロット型ダイを昇降させる場合の一例を示す概略図である。 図11は、カーテン塗布装置のスロット型ダイを昇降させる場合の一例を示す概略図である。 図12は、塗布液をカーテン膜が形成するように吐出している状態の一例を示す概略図である。 図13は、塗布液をカーテン膜が形成しない程度の少量吐出している状態の一例を示す概略図である。 図14は、エッジガイドの位置を塗布時位置より塗布幅方向に離間させた一例を示す概略図である。 図15は、スロット型ダイの吐出口部分、及び吐出幅規制部材の一例を示す部分拡大図である。 図16Aは、スロット型ダイの吐出口部分、及び吐出幅規制部材の他の一例を示す部分拡大図である。 図16Bは、スロット型ダイの吐出口部分、及び吐出幅規制部材の他の一例を示す部分拡大図である。 図17は、スロット型ダイの吐出口部分、及び吐出幅規制部材の他の一例を示す部分拡大図である。
(カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法)
本発明のカーテン塗布装置は、カーテン塗布部材と、吐出幅規制部材と、脱落防止部材と、固定部材と、密接部材と、ガイド部材とを少なくとも有し、更に必要に応じてその他の部材を有してなる。
本発明のカーテン塗布方法は、本発明の前記カーテン塗布装置を用いて行われる。
以下、本発明のカーテン塗布装置及びカーテン塗布方法について、詳細に説明する。
<カーテン塗布部材>
前記カーテン塗布部材は、塗布液をカーテン状に吐出する吐出口を有する部材である。
前記カーテン塗布部材としては、塗布液をカーテン状に吐出する吐出口を有する部材であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、スロット型ダイ、が好ましい。
−塗布液−
前記塗布液は、塗布液ストックタンクからポンプ、フィルター、液温調装置、分岐バルブ等を経て、スロット型ダイに送液され、支持体上に塗布される。
前記塗布液としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アクリルエマルジョン、感熱記録材料液、熱転写リボン塗布液、水系塗布液、溶剤系塗布液、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記塗布液の粘度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、25℃で、1mPa・s〜2,000mPa・sが好ましい。前記粘度が、1mPa・s未満であると、塗布を一時中断する場合などに、スロット型ダイのスリットから液だれが生じてしまうことがあり、2,000mPa・sを超えると、塗布液中の気泡が抜け難く、塗布液中の気泡により欠陥が生じたり、塗布液の吐出圧が高くなるため、送液ポンプへの負荷が高くなり、給液系に耐圧性が必要になることがある。
前記粘度は、例えば、B型粘度計などを用いて測定することができる。
前記塗布液の表面張力としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、20mN/m〜40mN/mが好ましい。前記表面張力が、20mN/m未満であると、膜自身の表面張力が弱いため、膜の引張りが弱く、風による外乱によって容易に膜が変形して揺れてしまうことがある。一方、前記表面張力が、40mN/mを超えると、カーテン膜が切上がりを生じることがある。
前記表面張力としては、例えば、FACE自動表面張力計(協和界面科学株式会社製)等を用いて、白金プレート法により、静的表面張力を測定することができる。
また、カーテン塗布法における動的表面張力は、例えば、“A study of the behaviour of a thin sheet of moving liquid”D.R.Brown.Journal of Fluid Mechanics 10,p.297−305.1961等に開示されている、カーテン膜へ針状物を挿入した際の膜の割れる角度から動的表面張力を算出する方法により測定することができる。
−塗布液吐出口−
前記塗布液の吐出口の断面形状は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、矩形状が好ましい。
前記塗布液吐出口の大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、隙間は0.2mm〜0.5mmが好ましい。
前記隙間(スリット)は、塗布液を幅方向に均一化させる機能を有し、その隙間の大きさは、「Slot Coating :Fluid mechanics and die design 、Sartor、Luigi、Ph.D. University of Minnesota、1990」などに示されているように、スロット型ダイのマニホールドの大きさ、形状、及びマニホールドからスリット出口までの距離などによっても変わり、塗布液の流量、粘度によっても変化する。
前記吐出口の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ステンレススチール(SUS)、アルミニウム、又はこれらに硬質クロムメッキを施したもの、などが好ましい。
なお、塗布液に樹脂が含まれている場合であっても、目詰まりを防止できる点から、前記吐出口の材質としては金属を用いることが好ましい。
−吐出機構−
前記塗布液を吐出するための吐出機構としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、スロット型ダイが好ましい。
前記スロット型ダイは、1層又は2層の塗布液を塗布する場合に用いられ、塗布液の吐出方向が重力方向(下向き)であるため、前記塗布液の粘度が低い場合には、液だれを生じたり、塗布液中の気泡がスロット型ダイのマニホールド内に滞留することがある。
前記スロット型ダイは、スライド型ダイと比較して、塗布液の吐出速度が速いため、塗布液の動的表面張力と塗布液が落下する際の動圧(慣性力)との釣合いから、動的表面張力が大きい場合に切れ上がるというカーテン膜の切れ上がりのメカニズムを考慮すると、スロット型カーテン塗布方法は切れ上がりが発生し難い。また、スライド型ダイにおけるスライド流下面のような、開放空間がないため、洗浄が容易であり、洗浄に使用する水等の洗浄液の量も少ない。また、前記塗布液の粘度が高い場合には、操業中の一時中断時も容易である。
−塗布液の流量−
前記塗布液の流量は、前記カーテン膜が形成可能であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記カーテン塗布部材の吐出口面は、1mm〜2mmの幅の平坦部を有することが好ましい。前記平坦部の幅が、1mm未満であると、密接部材と固定部材による脱落防止部材としてのシートのスロット型ダイの吐出口への押し付けが困難となることがある。
<吐出幅規制部材>
前記吐出幅規制部材は、前記吐出口内に配され、カーテン状に吐出される前記塗布液の吐出幅を規制する部材である。
前記吐出幅規制部材としては、前記吐出口内に配され、カーテン状に吐出される前記塗布液の吐出幅を規制することができる部材であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ディッケル、が好ましい。
前記ディッケルとしては、その大きさ、形状、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ディッケルの形状としては、例えば、シート状、フィルム状、板状、などが挙げられる。例えば、図15に示すように、スロット型ダイ1の吐出口部分に平坦部がある場合、シート状のディッケル10を用いることができる。
また、図16Aに示すように、スロット型ダイ1の吐出口部分に平坦部がある場合、ディッケル10の先端部を断面でT字型にすることで、ディッケル10の扱いが容易になるという利点がある。
図16Bは、図16Aにおいて、固定部材12に切欠き12aを設けたものであり、これにより固定部材12でのディッケル10の支持が容易になるという利点がある。
図17に示すように、スロット型ダイ1が先端に向かって漸次傾斜して吐出口の面に平坦部が極めて少ない場合には、スロット型ダイ1の先端形状に合わせて固定部12の形状を形成することにより、上記同様の効果が得られる。
なお、図15、図16A、図16B、及び図17中14は脱落防止部材としてのシートを表す。
スロット型ダイの吐出口部分に平坦部がない場合には、スロット型ダイの先端形状とディッケルの断面形状が一致するようにすることで上記効果を得ることができる。
前記ディッケルの材質としては、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属、又はこれらに硬質クロムメッキを施したもの、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン等の樹脂、などが挙げられる。
前記ディッケルの厚みは、スロット型ダイのスリットの隙間より小さければ特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ディッケルの長さとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スロット型ダイの長さに応じて調整することができる。
本発明においては、前記吐出幅規制部材としてのディッケルの厚みをAとし、カーテン塗布部材としてのスロット型ダイの吐出口の幅をBとすると、次式、85%≦(A/B)×100≦95%、を満たすことが好ましい。
前記比率〔(A/B)×100〕が、85%未満であると、非塗布部(ディッケル挿入区間)のスロット型ダイの吐出口から液漏れが生じることがあり、95%を超えると、スロット型ダイにディッケルを挿入することが困難となることがある。
<脱落防止部材>
前記脱落防止部材は、前記吐出幅規制部材が前記吐出口から脱落するのを防止する部材である。
前記脱落防止部材としては、前記吐出幅規制部材が前記吐出口から脱落するのを防止できる部材であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、シートが好ましい。
前記シートとしては、その大きさ、形状、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記シートの材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン、などが挙げられる。
前記シートの厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、25μm以上が好ましく、25μm〜200μmがより好ましい。前記厚みが、25μm未満であると、シートの取り扱いが困難となり、シワを生じやすく、スロット型ダイの吐出口からの塗布液の液漏れを防止できないことがあり、200μmを超えると、スロット型ダイの吐出口を覆う際に十分に変形できず液漏れを生じるおそれがある。
前記シートの長さとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、塗布液がスロット型ダイの吐出口から少量漏れた場合の液受けとなり、周囲を塗布液で汚損しない長さであることが好ましい。また、前記シートの外側の端部が、後述する固定部材の端部よりも外側まであることで、塗布液がスロット型ダイの吐出口から極少量漏れた場合にも固定を汚損することがなく、塗布液の回収も容易となる点で好ましい。
前記脱落防止部材としてのシートの両端部は、スロット型ダイのマニホールド側に向かって湾曲していることが、塗布液がスロット型ダイの吐出口から少量漏れた場合の液受けとなりやすく、周囲を汚損しない点から好ましい。
<固定部材>
前記固定部材は、前記脱落防止部材を固定する部材である。
前記固定部材としては、前記脱落防止部材を固定することができる部材であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記脱落防止部材を固定する面の大きさが前記スロット型ダイの吐出口の隙間よりも大きいことが好ましい。
前記固定部材としては、その形状、大きさ、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記固定部材の形状としては、例えば、角柱状、略円柱状、板状、棒状、などが挙げられる。
前記固定部材の材質としては、スロット型ダイの吐出口への打根を防止する点から、スロット型ダイの材質よりも軟質なものを用いることが好ましく、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン、アルミニウム、などが挙げられる。
前記固定部材は、少なくとも一面が平坦であり、その平坦な面の大きさがスロット型ダイのスロットの隙間よりも大きければ、後述する密接部材と一体であってもよく、別体であっても構わない。
前記固定部材が密接部材と一体である場合には、スロット型ダイに設置する際に、前記シートを前記固定部材で押付けるのに多少時間はかかるが、実用上問題ない。
前記固定部材が前記密接部材と別体であれば、スロット型ダイに設置する際に、前記シートを前記固定部材で押付けることが比較的容易に可能となる。また、前記固定部材と前記密接部材とが別体の場合には、前記固定部材の前記シートを押し付ける面が破損しても、前記固定部材のみを研磨又は交換すればよいという利点もある。
<密接部材>
前記密接部材は、前記固定部材に移動可能に配され、前記脱落防止部材に密接して該脱落防止部材を介して、前記吐出口における前記吐出幅規制部材が配された領域から前記塗布液が吐出方向に漏出するのを防止する部材である。
前記密接部材を介して固定部材により、前記シートを押し付けるための前記密接部材に力を加える手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、空気圧シリンダ、油圧シリンダ、電動シリンダ、押し付けネジ、などが挙げられる。
前記密接部材としては、その形状、大きさ、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記密接部材の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ステンレススチール(SUS)、アルミニウム、又はこれらに硬質クロムメッキを施したもの、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン、などが挙げられる。
<ガイド部材>
前記ガイド部材は、前記固定部材に着脱可能に配され、前記吐出口からカーテン状に吐出された前記塗布液の幅方向両端を案内する部材である。
前記ガイド部材としては、前記固定部材に着脱可能に配され、前記吐出口からカーテン状に吐出された前記塗布液の幅方向両端を案内することができる部材であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、エッジガイド、が好ましい。
前記ガイド部材は、前記密接部材の先端部に移動可能に配されていることが、エッジガイドの補助水の流下面の塗布液からの汚損防止の際、エッジガイドを離間できる点から好ましい。
前記エッジガイドとしては、その形状、大きさ、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記エッジガイドとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、特開2012−35210号公報に記載のエッジガイドのように、補助水を鉛直下向きに吐出するスリットと、補助水が均一に流下するための流下面とを備えた構造を有するもの、などが挙げられる。
前記補助水を吐出するスリットは矩形断面であり、前記流下面は補助水が均一に流下するための側壁が設けられている。
前記スリットや補助水の流下面の材質は、内部の補助液に侵されない材質であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、塗布液等の目詰まりを防止する点から、金属を用いることが好ましい。
前記補助液としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、水に界面活性剤を添加した液、塗布液の主溶媒、などが挙げられる。
<支持体>
前記支持体としては、前記塗布液を支持可能であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記支持体の形状、構造、大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記支持体としては、例えば、剥離紙、原紙、合成紙、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、などが挙げられる。
<その他の部材>
前記その他の部材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、搬送部材、などが挙げられる。
前記搬送部材は、前記支持体を搬送する部材であり、例えば、搬送ローラ、コンベア、などが挙げられる。
−用途−
本発明のカーテン塗布装置及びカーテン塗布方法は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ハロゲン化銀写真感光材料、磁気記録材料、感圧記録紙、感熱記録紙、粘着ラベル、アート紙、コート紙、インクジェット記録シート、などの作製に好適に用いられる。
以下、本発明のカーテン塗布装置及びカーテン塗布方法について、図面に基づき更に詳細に説明する。なお、以下の説明は、本発明の一例であり、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
図2は、本発明のスロット型のカーテン塗布装置のスロット型ダイの一例を示す正面図である。図3は、図2の片側拡大正面図である。図4は、図2の片側拡大正面図であり、エッジガイドを分離した状態である。図5は、図2の片側拡大正面図であり、エッジガイドを幅方向へ退避させた状態である。図6は、本発明のスロット型のカーテン塗布装置のスロット型ダイの一例を示す概略断面図である。図7は、本発明のカーテン塗布装置のスロット型ダイの一例を示す概略断面図であり、密接部材及びエッジガイドを除いた状態である。
図2〜図7に示すカーテン塗布装置100は、カーテン塗布部材としてのスロット型ダイ1と、ガイド部材としてのエッジガイド2と、脱落防止部材としてのシート14と、密接部材11と、固定部材12と、吐出幅規制部材としてのディッケル10とを有している。なお、図2中9は、密接部材11をスロット型ダイ1に取り付けるためのボルトである。図6中13は、密接部材受け、15は、液流下案内板、8は、マニホールドである。
カーテン塗布部材としてのスロット型ダイ1は、塗布時には、スロット型ダイの吐出口が重力方向(下向き)となっており、この状態で安定に塗布が行われる。スロット型ダイ1の材質はステンレススチール製である。
カーテン塗布部材としてのスロット型ダイ1の吐出口面は、1mm〜2mmの幅の平坦部を有している。吐出口の幅方向の長さは600mmである。
ディッケル10としては、シート状であり、厚み0.488mm、長さ75mmのポリエチレンテレフタレート(PET)製のものが用いられている。
ディッケル10をスロット型ダイ1の両端に挿入することにより、塗布液の塗布幅を吐出口の幅方向の長さ600mmから450mmへと規制している。
脱落防止部材としてのシート14としては、厚み25μm〜100μm、長さ30cmのポリエチレンテレフタレート(PET)製のものが用いられている。シート14の両端部は、カーテン塗布部材のマニホールド側に向かって湾曲している。
密接部材11の材質としては、ステンレススチールが用いられている。
固定部材12の材質としては、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))が用いられている。
ガイド部材としてのエッジガイド2としては、特開2012−35210号公報に記載のエッジガイドと同様のものが用いられている。
塗布液としては、アクリルエマルションの粘着剤〔粘度特性y=900x−0.26(xはシェアレート(1/s)、yは粘度であり、B型粘度計で700mPa・s)、静的表面張力が30mN/m、サイデン化学株式会社製〕が用いられている。
次に、カーテン塗布及びカーテン膜の塗布幅の変更を行う方法について説明する。
まず、図2に示すように、カーテン塗布装置においてカーテン膜の塗布幅を変更する場合には、スロット型ダイ1の吐出口に、シート状のディッケル10を挿入し、塗布液の吐出する幅を規制して、カーテン膜の塗布幅を変更する。具体的には、手作業により、長さを調整したディッケル10をスロット型ダイ1の吐出口に挿入し、ディッケル10の端面とスロット型ダイ1のサイドとが一致するように調整することにより、カーテン膜の塗布幅を変更することができる。
図2及び図6に示すように、ディッケル10を挿入したスロット型ダイ1の非塗布部からの液の吐出を防ぐ目的で、非塗布部のスロット型ダイの吐出口をシート14で覆い、該シート14上から密接部材11及び固定部材12により前記吐出口に押し付ける(図15参照)。なお、密接部材11の押し付け圧力としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
次に、図4は、エッジガイド2をスロット型ダイから分離した状態を示す。エッジガイド2を分離し、図12及び図13に示す102の塗布液が落下する領域から離間することにより、塗布液及び洗浄液の飛散によるエッジガイドの汚損を防ぐことが可能となる。
また、図4に示すように、エッジガイド2をスロット型ダイ1から分離し離間することで、塗布幅を変更して、エッジガイドのカーテン膜の流下面を汚損することなく塗布を開始することができる。
ここで、前記塗布液が落下する領域は、塗布液からなるカーテン膜の厚み、塗布液からなるカーテン膜の塗布幅、塗布液からなるカーテン膜の高さで形成される空間を意味する。
次に、カーテン膜の塗布幅を変更した後、塗布を開始する際には、ディッケル10をスロット型ダイ1の吐出口へ挿入し、シート状のディッケル10を挿入した非塗布部のスロット型ダイの吐出口をシート14で覆い、シート14の上から固定部材12と、密接部材11と、エッジガイド2の上端で押し付ける。
塗布開始前の塗布液がカーテン膜を形成しない程度である場合には、図14に示したようにエッジガイド2、固定部材12、及び密接部材11を吐出口幅Wより外側へ数mm〜数10mm程度移動することが好ましい。目標とする塗布液の流量が吐出されると直ちにエッジガイド2、固定部材12、及び密接部材11を、ディッケル10の端部へと移動させてカーテン膜を形成する。
なお、密接部材11と固定部材12とが一体化された一部材である場合には、図示を省略しているが、一体化した密接部材11とエッジガイド2とを用いて、シート14をスロット型ダイの吐出口に押し付けて、カーテン塗布及びカーテン膜の塗布幅変更を行うことができる。
カーテン膜の塗布幅を変更する場合には、エッジガイド2はスロット型ダイ1と分離していても一体となっていてもよいが、スロット型ダイ1のマニホールド8、及びスリット110内に塗布液が満たされた状態では、エッジガイド2のカーテン膜の流下面を汚損しない点から分離している方が好ましい。
塗布開始前の塗布液がカーテン膜を形成しない程度である時には、エッジガイド2、固定部材12、及び密接部材11を、図12及び図13において102で示した塗布液が落下する領域より外側へ移動することが好ましい。
前記塗布液が落下する領域とは、塗布液からなるカーテン膜の厚み、塗布液からなるカーテン膜の幅、塗布液からなるカーテン膜の高さで形成される空間を意味する。
前記エッジガイド2、固定部材12、及び密接部材11の移動手段としては、特に制限はなく、適宜選択することができるが、エッジガイド2と、固定部材12及び密接部材11とは一体でも独立して移動してもよい。
一体となって移動する場合には、エッジガイド2と、固定部材12又は密接部材11とは、例えば、図3に示すように接続されていることが好ましい。
前記接続方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、図3及び図4で示したような鍵状の機構を有している場合には、エッジガイド2と固定部材12又は密接部材11との分離及び接続が容易である。
エッジガイド2と、固定部材12及び密接部材11とが一体となって移動する場合には、塗布液を少量吐出している時には、エッジガイド2、固定部材、及び密接部材を吐出口幅Wより外側へ移動する手段としては、エッジガイド2の位置調整機構を代用することもできる(図14参照)。
一方、エッジガイド2と、固定部材12及び密接部材11とが独立して移動する場合には、移動手段としては、特に制限はなく、適宜選択することができる。
独立して移動する別の態様としては、固定部材12又は密接部材11をシート状ディッケル10の塗布部からエッジガイド2の幅よりも数mm〜数10mm離れた位置で固定し、エッジガイド2のみを幅方向に移動させる。これにより、塗布液を少量吐出している時のエッジガイド2の汚損を防ぐことができる。塗布時には、エッジガイド2と固定部材12の間でシート14を押し付けることができないため、固定部材12を移動させるか又はマグネット等で押し付けることが好ましい。
図13に示すように、塗布液を少量吐出している時に、エッジガイド2、固定部材12、及び密接部材11を吐出口幅Wより外側へ移動する時、ディッケル10の塗布部からエッジガイド2までの間でシート14を押し付けることができない。このため、前記押し付けできない区間でのスロット型ダイ1の吐出口からの塗布液の漏れがある場合には、マグネット等で漏れを防ぐこともできる。
前記押し付けできない区間での液漏れを防止する方法としては、例えば、長方形のネオジウム磁石を用いる方法、などが挙げられる。
塗布幅方向のエッジガイド2の移動機構としては、塗布幅替えに用いられるエッジガイド2のスライド機構とは別手段とすることが好ましい。
なお、塗布幅変更のためのスライド機構と兼用する場合には、必要なスライド量は、数mm〜数10mm程度が好ましい。この場合、位置決めポイントを設けるか、或いはスライド移動には若干時間がかかるがスライド移動量又はスライド移動位置を、塗布幅替えのための移動量又は移動位置としてもよい。
スロット型ダイ1の吐出口からの吐出方向は、塗布時には、重力方向(下向き)を向いている。
図8及び図9に示すように、スロット型ダイ1の吐出口からの塗布液の吐出方向を、水平乃至水平より支持体と反対方向に傾けることにより、スロット型ダイ1へのシート状のディッケル10の挿入を容易にすることができる。
また、スロット型ダイ1の塗布液の吐出方向を、水平乃至水平より支持体と反対方向に傾けることで、スロット型ダイ1のマニホールド内の気泡の除去やスリットやリップの清掃が容易になるといった効果もある。
前記スロット型ダイ1の吐出口からの塗布液の吐出方向は、水平より支持体と反対方向に0度〜60度傾けることが好ましく、気泡が確実に排出でき、排出時間が短時間で済む点から、5度〜30度がより好ましい。
また、カーテン膜の塗布幅の変更を容易にし、スロット型ダイ1の吐出口及びスリットの清掃を容易にし、清掃時のエッジガイド2の汚損を防ぐため、エッジガイドをスロット型ダイの吐出口から離間させることが好ましい。
前記スロット型ダイ1の塗布液の吐出方向を、水平乃至水平より支持体と反対方向に傾け、スロット型ダイのマニホールド内の気泡の除去やスリットやリップの清掃時に、少量の液を吐出する場合、吐出された塗布液や洗浄液が下面を伝わり、この面を汚し、塗布液が多方向に飛散落下し、液はねによる汚損も避けられない。このため、スロット型ダイ1に流下案内板15を設けることが好ましい。
前記流下案内板15は、特に制限はなく、着脱式でも固定式でも構わない。
前記流下案内板の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂;アルミニウム、ステンレススチール等の金属、などが挙げられる。
前記流下案内板15の幅は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、スロット型ダイ1の吐出口の幅以上が好ましく、スロット型ダイ1の吐出口の幅よりも10mm〜30mm広いことがより好ましい。
前記流下案内板15の長さは、塗布液を液受けパン16へ案内できる長さであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができる(図10参照)。
前記スロット型ダイ1の塗布液の吐出口の方向を支持体と反対方向に傾けたときの流下面と水平面とのなす角度は0°〜60°が好ましく、45°程度であれば塗布液の流下がスムーズである点から特に好ましい。なお、前記流下面の下端は、鋭角であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記流下面の吐出口側の吐出口からの距離は、スロット型ダイ1を汚さない点から、吐出口に近いことが好ましいが、スロット型ダイ1のリップ清掃の作業性の点から、10mm以上が好ましい。
ここで、前記流下面とは、前記流下案内板15における塗布液が流下する塗布幅方向の面を意味する。
前記スロット型ダイの塗布液の吐出方向を、水平乃至水平より支持体と反対方向に傾ける場合、エッジガイドはスロット型ダイと一体、同期、又は独立して回動させてもよく、スロット型ダイのみが回動してもよい。
前記スロット型ダイ1の高さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜調整することができる。
ここで、図10及び図11は、スロット型ダイの高さを変更する機構の一例を示す概略図である。図10及び図11中101はカーテン塗布装置、18は回動中心、19は回動モーメント発生手段、6はバキュームチャンバー、7はエッジガイド上下シリンダ、16は液受けパン、20は塗布ヘッドフレーム、3はバックアップロール、25はスライド機構、38は前後スライド手段、39は左右スライド手段を、それぞれ表す。
前記スロット型ダイ1の高さは、作業内容に応じて好ましい高さが異なるが、(1)対作業者に関する高さとしては、塗布幅変更の際のディッケルの挿入、及び塗布幅変更の操作やスロット型ダイのマニホールドの洗浄液を用いた洗浄時には、正面からスロットの洗浄を実施するだけでなく、マニホールドの洗浄をスロット型ダイの側面から実施することも想定されるため、スロット型ダイの高さは低いことが好ましく、作業者の肘の高さ程度がより好ましい。また、塗布液のみを吐出するときのスロット型ダイの洗浄時には、スロット型ダイの高さは低くても、高くても構わない。(2)液はねに関する高さとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、スロット型ダイから液受けパンまでの高さは、300mmが好ましい。
前記スロット型ダイの高さは低いことが好ましく、前記スロット型ダイから液受けパンまでの高さ(垂直距離)は低いことが好ましい。
また、前記スロット型ダイの回動中心を適切な高さとすることで回動後のスロット型ダイの高さ(垂直距離)を低く設定することも可能であるが、中心位置設計では様々な制約があるため、スロット型ダイの上下移動を可能とすることにより、前記装置設計上の制約を回避できる。
以上、本発明のカーテン塗布装置及びカーテン塗布方法について詳細に説明したが、本発明は実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更しても差支えない。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
図2〜図7に示すカーテン塗布装置を用い、スロット型ダイ1のスリットにディッケル10を挿入し、脱落防止部材としてのシート14によりスロット型ダイ1の吐出口を覆い、固定部材12と、密接部材11とを用い、シート14をスロット型ダイの吐出口に押し付けて、カーテン塗布及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った。
実施例1において、吐出幅規制部材の厚みをA、カーテン塗布部材の吐出口の幅をBとすると、比率(A/B)×100は90%であった。
実施例1では、カーテン塗布部材の吐出口面が2mmの平坦部を有していた。吐出口の幅方向の長さは600mmであった。
吐出幅規制部材としてのディッケル10としては、シート状であり、厚み0.488mm、長さ75mmのポリエチレンテレフタレート(PET)製のものを用いた。
ディッケル10をスロット型ダイ1の両端に挿入することにより、塗布液の塗布幅を吐出口の幅方向の長さ600mmから450mmへと規制した。
シート14としては、厚み50μm、長さ30cmのポリエチレンテレフタレート(PET)製のものを用いた。
ガイド部材としてのエッジガイド2としては、特開2012−35210号公報に記載のエッジガイドと同様のものを用いた。
塗布液としては、アクリルエマルションの粘着剤〔粘度特性y=900x−0.26(xはシェアレート(1/s)、yは粘度であり、B型粘度計で700mPa・s)、静的表面張力が30mN/m、サイデン化学株式会社製〕を用いた。
次に、実施例1のカーテン塗布装置を用いて、カーテン塗布及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った際のスロット型ダイの吐出口からの液漏れ、塗布幅変更の容易さ、及びエッジガイドのカーテン膜の流下面の汚損状態を評価した。結果を表1に示した。
(実施例2)
実施例1において、エッジガイド2と、密接部材(固定部材と一体化)とを用い、シート14をスロット型ダイの吐出口に押し付けた以外は、実施例1と同様にして、カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った。カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った際のスロット型ダイの吐出口からの液漏れ、塗布幅変更の容易さ、及びエッジガイドのカーテン膜の流下面の汚損状態を評価した。結果を表1に示した。
(比較例1)
図1に示すように、ディッケル201とエッジガイド202とが一体となっているカーテン塗布装置を用いた以外は、実施例1と同様にして、カーテン塗布及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った。カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った際のスロット型ダイの吐出口からの液漏れ、塗布幅変更の容易さ、及びエッジガイドのカーテン膜の流下面の汚損状態を評価した。結果を表1に示した。
(比較例2)
実施例1において、シート14を用いない以外は、実施例1と同様にして、カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った。カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った際のカーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った際のスロット型ダイの吐出口からの液漏れ、塗布幅変更の容易さ、及びエッジガイドのカーテン膜の流下面の汚損状態を評価した。結果を表1に示した。
表1の結果から、実施例1及び2は、塗布時において非塗布部のスロット型ダイの吐出口からの塗布液の液漏れはない、又はほとんどなく、安定な塗布が可能であった。更に、スリットの洗浄時や塗布開始前にエッジガイドを汚損することがなかった。
比較例1は、塗布幅変更は容易であるが、ディッケルとエッジガイドが一体となっており、分離できないため、スリット洗浄時及び塗布開始前において塗布幅を規制したまま、エッジガイドを退避できず、塗布液が飛散してエッジガイドのカーテン膜の流下面を汚損してしまった。
比較例2は、塗布時に非塗布部の液漏れが生じ、塗布作業自体を中断する必要が生じた。
(実施例3)
実施例1において、比率(A/B)×100を99%とした以外は、実施例1と同様にして、カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った。カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った際のスロット型ダイの吐出口からの液漏れ、塗布幅変更の容易さ、及びエッジガイドのカーテン膜の流下面の汚損状態を評価した。結果を表2に示した。
(実施例4)
実施例1において、比率(A/B)×100を80%とした以外は、実施例1と同様にして、カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った。カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った際のスロット型ダイの吐出口からの液漏れ、塗布幅変更の容易さ、及びエッジガイドのカーテン膜の流下面の汚損状態を評価した。結果を表2に示した。
(実施例5)
実施例1において、カーテン塗布部材の吐出口面が0.5mmの平坦部を有する以外は、実施例1と同様にして、カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った。カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った際のスロット型ダイの吐出口からの液漏れ、塗布幅変更の容易さ、及びエッジガイドのカーテン膜の流下面の汚損状態を評価した。結果を表2に示した。
(実施例6)
実施例1において、脱落防止部材としてのシート14として、厚み20μm、長さ30cmのポリエチレンテレフタレート(PET)製のものを用いた以外は、実施例1と同様にして、カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った。カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った際のスロット型ダイの吐出口からの液漏れ、塗布幅変更の容易さ、及びエッジガイドのカーテン膜の流下面の汚損状態を評価した。結果を表2に示した。
(実施例7)
実施例1において、脱落防止部材としてのシート14として、厚み250μm、長さ30cmのポリエチレンテレフタレート(PET)製のものを用いた以外は、実施例1と同様にして、カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った。カーテン塗布、及びカーテン膜の塗布幅の変更を行った際のスロット型ダイの吐出口からの液漏れ、塗布幅変更の容易さ、及びエッジガイドのカーテン膜の流下面の汚損状態を評価した。結果を表2に示した。
表2の結果から、実施例1では、非塗布部からの液漏れはなく、塗布幅変更時のディッケルの移動も容易であった。
実施例3では、非塗布部からの液漏れはなく、塗布幅変更時のスロット型ダイへのディッケルの挿入にやや時間を要した。実際の操業においては実用上問題ないが、ディッケルの厚みは比率(A/B)×100が95%以下であることで、ディッケルの挿入が容易になることが分かった。
実施例4では、非塗布部からやや液漏れを生じたが、実際の操業においては問題ないレベルであり、実用上問題ないがディッケルの厚みは比率(A/B)×100が80%以上であることが好ましいことが分かった。
実施例5では、やや液漏れを生じ、固定部材の固定にやや時間を要した。これは、スロット型ダイの吐出口面の平坦部の面積が少ないため、固定部材の固定が難しいためであると考えられる。しかし、液漏れは問題ないレベルであり、頻繁に塗布幅変更を実施する条件下の操業では特に問題はなかった。
実施例6では、液漏れはなかったが、シートが薄いためシートの取扱いにやや時間を要した、しかし、頻繁に幅変えを実施する条件下の操業でなければ、特に問題はない。
実施例7では、やや液漏れを生じたが、問題はなく塗布幅変えを行うことができた。しかし、液漏れは、実際の操業においては問題ないレベルであった。このことにより、シートの厚みは25μm以上であることが好ましく、シートの厚みは200μm程度までが適切であることが分かった。
本発明のカーテン塗布装置及びカーテン塗布方法は、例えば、ハロゲン化銀写真感光材料、磁気記録材料、感圧記録紙、感熱記録紙、粘着ラベル、アート紙、コート紙、インクジェット記録シートなどの製造に好適に用いられる。
本発明の態様としては、例えば、以下のとおりである。
<1> 塗布液をカーテン状に吐出する吐出口を有するカーテン塗布部材と、
前記吐出口内に配され、カーテン状に吐出される前記塗布液の吐出幅を規制する吐出幅規制部材と、
前記吐出幅規制部材が前記吐出口から脱落するのを防止する脱落防止部材と、
前記脱落防止部材を固定する固定部材と、
前記固定部材に移動可能に配され、前記脱落防止部材に密接して該脱落防止部材を介して、前記吐出口における前記吐出幅規制部材が配された領域から前記塗布液が吐出方向に漏出するのを防止する密接部材と、
前記固定部材に着脱可能に配され、前記吐出口からカーテン状に吐出された前記塗布液の幅方向両端を案内するガイド部材と、
を少なくとも有することを特徴とするカーテン塗布装置である。
<2> ガイド部材が、密接部材の先端部に移動可能に配されている前記<1>に記載のカーテン塗布装置である。
<3> 吐出幅規制部材の厚みをA、カーテン塗布部材の吐出口の幅をBとすると、次式、85%≦(A/B)×100≦95%、を満たす前記<1>から<2>のいずれかに記載のカーテン塗布装置である。
<4> 脱落防止部材の両端部が、カーテン塗布部材のマニホールド側に向かって湾曲している前記<1>から<3>のいずれかに記載のカーテン塗布装置である。
<5> 脱落防止部材がシートであり、該シートの厚みが25μm以上である前記<1>から<4>のいずれかに記載のカーテン塗布装置である。
<6> 密接部材と固定部材とが一体化された一部材である前記<1>から<5>のいずれかに記載のカーテン塗布装置である。
<7> 前記<1>から<6>のいずれかに記載のカーテン塗布装置を用いることを特徴とするカーテン塗布方法である。
1 スロット型ダイ
2 エッジガイド
4 支持体
5 カーテン膜
10 ディッケル
11 密接部材
12 固定部材
14 シート
100 カーテン塗布装置
101 カーテン塗布装置
110 スリット
米国特許第6,709,517号明細書 特開2009−18285号公報

Claims (7)

  1. 塗布液をカーテン状に吐出する吐出口を有するカーテン塗布部材と、
    前記吐出口内に配され、カーテン状に吐出される前記塗布液の吐出幅を規制する吐出幅規制部材と、
    前記吐出幅規制部材が前記吐出口から脱落するのを防止する脱落防止部材と、
    前記脱落防止部材を固定する固定部材と、
    前記固定部材に移動可能に配され、前記脱落防止部材に密接して該脱落防止部材を介して、前記吐出口における前記吐出幅規制部材が配された領域から前記塗布液が吐出方向に漏出するのを防止する密接部材と、
    前記固定部材に着脱可能に配され、前記吐出口からカーテン状に吐出された前記塗布液の幅方向両端を案内するガイド部材と、
    を少なくとも有することを特徴とするカーテン塗布装置。
  2. ガイド部材が、密接部材の先端部に移動可能に配されている請求項1に記載のカーテン塗布装置。
  3. 吐出幅規制部材の厚みをA、カーテン塗布部材の吐出口の幅をBとすると、次式、85%≦(A/B)×100≦95%、を満たす請求項1から2のいずれかに記載のカーテン塗布装置。
  4. 脱落防止部材の両端部が、カーテン塗布部材のマニホールド側に向かって湾曲している請求項1から3のいずれかに記載のカーテン塗布装置。
  5. 脱落防止部材がシートであり、該シートの厚みが25μm以上である請求項1から4のいずれかに記載のカーテン塗布装置。
  6. 密接部材と固定部材とが一体化された一部材である請求項1から5のいずれかに記載のカーテン塗布装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のカーテン塗布装置を用いることを特徴とするカーテン塗布方法。
JP2014043232A 2013-03-29 2014-03-05 カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法 Pending JP2014208329A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014043232A JP2014208329A (ja) 2013-03-29 2014-03-05 カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013072738 2013-03-29
JP2013072738 2013-03-29
JP2014043232A JP2014208329A (ja) 2013-03-29 2014-03-05 カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014208329A true JP2014208329A (ja) 2014-11-06

Family

ID=51623647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014043232A Pending JP2014208329A (ja) 2013-03-29 2014-03-05 カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20160052013A1 (ja)
EP (1) EP2978540A4 (ja)
JP (1) JP2014208329A (ja)
CN (1) CN105073276A (ja)
WO (1) WO2014156664A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3342900A1 (de) * 2016-12-27 2018-07-04 Evonik Degussa GmbH Zusammensetzung zur reinigung sowie verhinderung von ablagerungen in beschichtungsdüsen für lösungsprozessierbare metalloxid-präkursoren

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH626817A5 (ja) * 1977-09-12 1981-12-15 Ciba Geigy Ag
DE2913217A1 (de) * 1979-04-03 1980-10-23 Agfa Ag Verfahren und vorrichtung zum gleichzeitigen auftragen mehrerer schichten auf bewegte gegenstaende insbesondere bahnen
JPH0788419A (ja) * 1993-09-20 1995-04-04 Mitsubishi Chem Corp ダイコータ
US6423144B1 (en) * 1996-08-07 2002-07-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Coating apparatus and coating method
JPH11179260A (ja) * 1997-12-19 1999-07-06 Fuji Photo Film Co Ltd 塗布幅変更装置
JP2004033867A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Fujitsu Ltd カーテンコーターノズル
JP4429073B2 (ja) * 2004-05-20 2010-03-10 東京応化工業株式会社 スリットコータの予備吐出装置
JP2006035061A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Nippon Steel Corp スライドコータ
JP4565990B2 (ja) * 2004-09-30 2010-10-20 大日本印刷株式会社 塗工装置および塗工方法
KR100780718B1 (ko) * 2004-12-28 2007-12-26 엘지.필립스 엘시디 주식회사 도포액 공급장치를 구비한 슬릿코터
DE102006060954A1 (de) * 2006-12-20 2008-06-26 Inatec Gmbh Laminierverfahren und -vorrichtung zum Auftragen eines Films einer Klebstoffzusammensetzung auf ein bahnförmiges Substrat
DE102009000809A1 (de) * 2009-02-12 2010-08-19 Voith Patent Gmbh Vorhang-Auftragswerk
WO2013011554A1 (ja) * 2011-07-19 2013-01-24 フォイト パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング タンデム形カーテン塗工機

Also Published As

Publication number Publication date
CN105073276A (zh) 2015-11-18
EP2978540A1 (en) 2016-02-03
WO2014156664A1 (en) 2014-10-02
EP2978540A4 (en) 2016-07-20
US20160052013A1 (en) 2016-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8136476B2 (en) Liquid layer applicator assembly
JP3549075B2 (ja) カーテン塗布装置及び塗布方法
JPS58177179A (ja) ロ−ラもしくは平面帯状材料上に規定しうる液体量を一様に施こす装置
CN111629838B (zh) 涂布装置及涂布系统
JP2014208329A (ja) カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法
JP5938980B2 (ja) カーテン塗布方法及びカーテン塗布装置
JPH09508577A (ja) クロス・フロー・ナイフ・コーター
TWI626087B (zh) 塗布裝置及塗布方法
JP2514847B2 (ja) 塗布装置
JP2012035210A (ja) カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法
JP2004074344A (ja) 刃物異物付着防止装置
JPH07185432A (ja) 塗装ホッパーを調製する装置
JP4451028B2 (ja) 塗布方法及び溶液製膜方法
JPS59213465A (ja) 被覆装置
JP2011177688A (ja) 塗布システム、及び塗布方法
FI99038C (fi) Laite paperi- tai kartonkirainan päällystämiseksi
JP2004074147A (ja) 塗布装置および塗布方法
US5681389A (en) Gravure coating feed apparatus
JP3858028B2 (ja) 塗料回収装置
JP2018008264A (ja) 処理液塗布装置、印刷装置
CN109715295B (zh) 涂布装置及涂布方法
JP5884383B2 (ja) カーテン塗布方法及びカーテン塗布装置
JPH10277465A (ja) 塗布方法および塗布装置
JP2004066768A (ja) 転写式マーキング装置
EP1415726A2 (en) Lip preparation apparatus and method for improving the uniformity of a liquid curtain in a curtain coating system