JP2014201411A - エレベータの呼び登録装置、及びエレベータの呼び登録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗客の呼び登録に要する時間を短縮し、エレベータのより効率的な運行を可能にすることができるエレベータの呼び登録装置、及びエレベータの呼び登録方法を得る。【解決手段】行先登録盤10の利用者となる乗客を感知する乗客感知部21、乗客を感知したタイミングで、乗客の画像を撮影する乗客撮影部23、撮影された画像を基に、乗客の特徴情報を生成する乗客特徴判断部24、特徴情報に対応する推奨行先階があらかじめ記憶されている推奨階テーブルから生成された特徴情報に対応する推奨行先階を特定する推奨行先判断部25、及び特定された推奨行先階に対応する行先登録盤10に設けられた行先階応答灯13をあらかじめ決められた特定の点灯パターンで点灯させる登録盤表示制御部26を備えている。【選択図】図3

Description

この発明は、呼び登録を行う乗客の特徴を解析し、解析結果に応じて、乗客に対して推奨行先階を表示することで、呼び登録の効率化を図るエレベータの呼び登録装置、及びエレベータの呼び登録方法に関するものである。
従来、画像認識により優先乗客(例えば、車椅子利用者、高齢者及び荷物で両手がふさがっている乗客等)を判断し、ドアの開閉時間の調整を行うことで、優先乗客が呼び登録を行う時間を確保するエレベータの呼び登録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第11/132261号パンフレット
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1に示されている呼び登録装置は、優先乗客が呼び登録を行う時間を確保することに特化しているが、一般乗客(乗客)が呼び登録を行う時間に関しては、何ら考慮されていない。これにより、デパート等で乗客が行先階を検索する作業に時間を要した場合、呼び登録時間が充分に確保されずに、ドアが閉じてしまう。
かご内に乗客が乗っておらず、他の階から呼び登録が行わなければ、利用者が多い基準階(例えば、1階)にかごを戻して運行効率を上げているエレベータもある。しかし、かごに乗った乗客が行先階を検索している最中で、呼び登録が行われない場合には、かごは、行先階が特定できないこととなる。この場合には、乗客がかごに乗り込んだ階で停止した状態になるので、エレベータの効率的な運行が困難になってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、乗客の呼び登録に要する時間を短縮し、エレベータのより効率的な運行を可能にすることができるエレベータの呼び登録装置、及びエレベータの呼び登録方法を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータの呼び登録装置は、エレベータの行先登録盤の利用者となる乗客を感知する乗客感知部、乗客感知部が乗客を感知したタイミングで、乗客の画像を撮影する乗客撮影部、乗客撮影部で撮影された画像を基に、乗客の特徴情報を生成する乗客特徴判断部、特徴情報に対応する推奨行先階が推奨階テーブルとしてあらかじめ記憶されており、乗客特徴判断部で生成された特徴情報に対応する推奨行先階を推奨階テーブルから抽出することで、乗客の推奨行先階を特定する推奨行先判断部、及びエレベータの行先登録盤に設けられた行先階応答灯のうち、推奨行先判断部により特定された推奨行先階に対応する行先階応答灯をあらかじめ決められた特定の点灯パターンで点灯させる登録盤表示制御部を備えている。
また、この発明によるエレベータの呼び登録方法は、人感センサにより、エレベータの行先登録盤の利用者となる乗客を感知する感知ステップ、感知ステップにより乗客が感知されたタイミングで、乗客の画像をカメラにより撮影する撮像ステップ、撮像ステップにより撮影された画像を基に、乗客の特徴情報を生成する特徴判断ステップ、特徴情報と推奨行先階とを関連付けた推奨階テーブルをあらかじめ記憶部に記憶させておく記録ステップ、特徴判断ステップで生成された特徴情報に対応する推奨行先階を記憶部内の推奨階テーブルから抽出することで、乗客の推奨行先階を決定する推奨行先判断ステップ、及びエレベータの行先登録盤に設けられた行先階応答灯のうち、推奨行先判断ステップにより決定された推奨行先階に対応する行先階応答灯をあらかじめ決められた特定の点灯パターンで点灯させる表示制御ステップを備えている。
この発明によれば、行先登録盤の利用者を撮影した画像から乗客の性別、年齢等の情報を解析し、推奨行先階を特定する。そして、特定した推奨行先階の行先階応答灯を特定の点灯パターンで点灯させることで、乗客に推奨行先階を伝えるので、乗客の呼び登録に要する時間を短縮し、エレベータのより効率的な運行を可能にすることができるエレベータの呼び登録装置、及びエレベータの呼び登録方法を得ることができる。
この発明の実施の形態1における呼び登録装置を備えたエレベータのかご内乗場を示す全体図である。 図1のかご内行先登録盤を示す拡大図である。 この発明の実施の形態1における呼び登録の流れを示す構成図である。 この発明の実施の形態1におけるかご内行先登録盤が操作された際の一連動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2における優先乗客用の呼び登録装置を備えたエレベータのかご内乗場を示す全体図である。 図5の優先乗客用のかご内行先登録盤を示す拡大図である。 この発明の実施の形態2における呼び登録装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2における優先乗客用のかご内行先登録盤が操作された際の一連動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における呼び登録装置を備えたエレベータのかご内乗場を示す全体図である。図1において、エレベータのかご内乗場1には、開閉扉2が設けられている。また、かご内乗場1の壁には、呼び登録可能な行先登録盤10が設置されている。この例では、行先登録盤10は、かご内に設置されたかご内行先登録盤10のことを指す。かご内行先登録盤10は、かご内の開閉扉2の横に1台設置されている。
図2は、図1のかご内行先登録盤10を示す拡大図である。図2に示すように、かご内行先登録盤10は、行先表示部11、行先登録部12、行先階応答灯13、センサ設置部14、及び撮影手段設置部15を有している。
行先表示部11は、かご内の乗客の視認性をよくするために、かご内行先登録盤10の中央部より上方に設けられている。行先表示部11には、かごの行き先方向やかごの階床等の情報が表示される。
行先登録部12は、子供や車椅子等の高い位置での操作が困難な乗客でも操作を行いやすくするために、かご内行先登録盤10の中央部より下方に設けられている。この例では、行先登録部12に1階から9階までのそれぞれの階に対応するテンキーボタン12aが用いられている。また、テンキーボタン12aには、略円形のボタンを用いている。
行先階応答灯13は、テンキーボタン12aのそれぞれに設けられている。この例では、行先階応答灯13に略円環状のライトが用いられている。行先階応答灯13は、テンキーボタン12aの周囲を囲むように設置されている。
センサ設置部14は、かご内の乗客を感知するセンサ装置が設置できるように空けられた穴である。センサ設置部14は、子供や車椅子等の高さが低い乗客も感知できる位置に設けられる。従って、センサ設置部14は、かご内行先登録盤10の行先登録部12よりも下方に設けられている。
撮影手段設置部15は、かご内の乗客の映像を撮影する撮影手段を設置できるように空けられた穴である。撮影手段設置部15は、身長の高い乗客の全身も撮影できるように、かご内行先登録盤10の行先表示部11よりも上方に設けられている。このようなかご内行先登録盤10を操作することにより、乗客は呼び登録を行う。
図3は、この発明の実施の形態1における呼び登録の流れを示す構成図である。図3に示すように、呼び登録装置20は、乗客感知部21、乗客撮影制御部22、乗客撮影部23、乗客特徴判断部24、及び推奨行先判断部25を有している。
乗客感知部21には、人感センサが用いられている。乗客感知部21は、センサ設置部14に設置されている。乗客感知部21は、センサの範囲内の乗客を感知する。センサの感知範囲は、例えば、かご内行先登録盤10の前方に設定されている。これにより、乗客感知部21は、行先登録部12を操作しようとする乗客を感知する。乗客感知部21は、センサの範囲内に乗客を感知すると、乗客撮影制御部22に乗客を感知した情報を送る。
乗客撮影制御部22は、乗客感知部21が乗客を感知した情報を受け取ったタイミングで、乗客撮影部23に行先登録部12を操作しようとする乗客の撮影指令を出す。
乗客撮影部23には、カメラが用いられている。乗客撮影部23は、撮影手段設置部15に設置されている。乗客撮影制御部22から撮影指令を受けた乗客撮影部23は、視野内の乗客の画像を撮影する。この例では、撮影された画像は、静止画像である。また、乗客撮影部23は、乗客の全身画像を撮影する。乗客撮影部23により撮影された画像は、乗客特徴判断部24に送られる。
乗客特徴判断部24は、顔認識部241及び特徴認識部242を有している。乗客撮影部23により撮影された画像は、顔認識部241及び特徴認識部242にそれぞれ送られる。
顔認識部241は、乗客撮影部23により送られてきた乗客の全身画像より顔を抽出する。顔認識部241は、抽出した顔の画像を基に、乗客の性別や年齢等の情報(乗客顔特徴情報)を解析する。
特徴認識部242は、乗客撮影部23により送られてきた乗客の全身画像より、乗客の服装や子供連れである等の情報(乗客特徴情報)を解析する。顔認識部241及び特徴認識部242により解析された乗客顔特徴情報及び乗客特徴情報は、推奨行先判断部25に送られる。
推奨行先判断部25には、乗客顔特徴情報及び乗客特徴情報と、推奨行先階との対応関係があらかじめ推奨階テーブルとして記憶されている。推奨行先判断部25は、乗客顔特徴情報及び乗客特徴情報を受け取ると、記憶された推奨階テーブルを参照して、受け取った情報に対応する乗客の推奨行先階を割り出す(特定する)。推奨階テーブルは、例えば、表1に示すように、乗客顔特徴情報に「女性」という情報と、乗客特徴情報に「子供連れ」または「子供連れではない」という情報とが推奨階テーブルに記憶されているとする。推奨階テーブルは、この組み合わせにより、異なる推奨行先階を記憶している。
Figure 2014201411
このとき推奨行先判断部25が、乗客顔特徴情報として乗客が女性である情報と、乗客特徴情報として乗客が子供連れである情報とを受け取った場合、推奨行先判断部25は、推奨階テーブルを参照することで、7階の子供服や玩具売り場を推奨行先階として特定する。推奨行先判断部25は、特定した推奨行先階の情報を登録盤表示制御部26に送る。
登録盤表示制御部26は、かご内行先登録盤10と接続されている。また、登録盤表示制御部26は、行先登録部12及び行先階応答灯13の表示を制御する。
登録盤表示制御部26は、特定された推奨行先階に対応する行先階応答灯13をあらかじめ決められた特定の点灯パターンで点灯させる。この例では、行先階応答灯13を点滅させる点灯パターンが使用されている。これにより、乗客は、推奨行先階を確認できる。
点滅している行先階応答灯13が、乗客が望む行先階であるとき、乗客は、点滅している階のテンキーボタン12aを押すことで、短時間で呼び登録を行うことができる。また、乗客がテンキーボタン12aを押さない状態が続いた場合にも、一定時間が経過することで、点滅している行先階応答灯13の階を、乗客により呼び登録された行先階として自動登録することができる。このようにして乗客が望む行先階が呼び登録され、エレベータの運行を管理するエレベータ制御装置30により呼び登録が完了する。このとき、登録盤表示制御部26は、行先階応答灯13の点滅を停止する。これと同時に、登録盤表示制御部26は、呼び登録が完了したことを乗客に伝えるために、点滅していた行先階応答灯13に対応する階のテンキーボタン12aを点灯させる。
一方、行先階応答灯13が点滅してから一定時間内に、点滅している行先階応答灯13以外の行先階について、乗客によるテンキーボタン12aへの入力操作があったときには、乗客が入力操作した行先階が呼び登録され、エレベータ制御装置30により呼び登録が完了する。このとき、登録盤表示制御部26は、入力操作が行われたテンキーボタン12aを、呼び登録が完了したことを乗客に伝えるために、点灯させる。これと同時に、登録盤表示制御部26は、行先階応答灯13の点滅を停止する。
図4は、この発明の実施の形態1におけるかご内行先登録盤10が操作された際の一連動作を示すフローチャートである。乗客感知部21は、感知範囲内に乗客がいるか否かを感知する(ステップS101〜ステップS102)。乗客感知部21が、乗客を感知したとき、乗客撮影部23は、そのタイミングで乗客の全身画像を撮影する(ステップS103)。
ステップS103で撮影された画像を基に、乗客特徴判断部24の顔認識部241により、乗客顔特徴情報が解析される(ステップS104)。次に、乗客特徴判断部24の特徴認識部242により、乗客特徴情報が解析される(ステップS105)。
ステップS104及びステップS105で解析された乗客顔特徴情報及び乗客特徴情報を基に、推奨行先判断部25は、乗客の推奨行先階を特定する(ステップS106)。特定された推奨行先階の情報を基に、登録盤表示制御部26は、行先階応答灯13を点滅させる。エレベータ制御装置30は、行先階応答灯13が点滅している一定時間内にテンキーボタン12aが操作されたか否かを検出する(ステップS107)。行先階応答灯13が点滅してから一定時間以内に、乗客によりテンキーボタン12aが操作されないとき、点滅している行先階応答灯13の階が呼び登録される(ステップS108)。
一方、行先階応答灯13が点滅してから一定時間以内に、乗客によりテンキーボタン12aが操作されたとき、乗客が操作したテンキーボタン12aの階が呼び登録される(ステップS109)。ステップS108またはステップS109による呼び登録は、エレベータ制御装置30に登録され、呼び登録が完了する(ステップS110)。その後、感知範囲内に乗客がいるか否かを感知するステップS101に戻る。
このような実施の形態1による呼び登録装置20では、乗客感知部21が乗客を感知したタイミングで、乗客撮影部23が撮影した乗客の画像を乗客特徴判断部24に送るので、乗客特徴判断部24は、乗客の乗客顔特徴情報及び乗客特徴情報を解析することができる。また、乗客特徴判断部24により解析された乗客顔特徴情報及び乗客特徴情報が推奨行先判断部25に送られるので、推奨行先判断部25は、乗客の推奨行先階を特定することができる。
さらに、特定した推奨行先階に対応する行先階応答灯13を点滅させることにより、乗客に推奨行先階を伝えているので、乗客の行先階の発見性を向上することができる。これにより、乗客の呼び登録に要する時間を短縮することができる。さらに、乗客の呼び登録に要する時間が短縮されるので、エレベータのより効率的な運行が可能となる。
また、行先階応答灯13が点滅してから一定時間以内に、乗客によりテンキーボタン12aが操作されないとき、点滅している行先階応答灯13の階が自動的に呼び登録されるので、一定時間以上呼び登録に時間がかかることはない。これにより、各階床にかごが停止している時間を短縮することができる。従って、エレベータのより効率的な運行が可能となる。また、各階床に停止している時間を短縮することができるので、他の階床の乗場にいる乗客の待ち時間を緩和することができる。
以上のように実施の形態1によれば、呼び登録装置は、乗客特徴判断部及び推奨行先判断部を有する。このような構造を備えていることで、乗客特徴判断部により解析された乗客の特徴を基に、推奨行先判断部が、乗客の推奨行先階を特定する。また、推奨行先階に対応する行先階応答灯を点滅させて、乗客に推奨行先階を伝えているので、乗客の行先階の発見性を向上することができる。この結果、乗客の呼び登録に要する時間を短縮することができるという効果を得ることができる。
また、一定時間内に乗客によるテンキーボタン操作があった場合には、その操作に対応する階が呼び登録され、たとえ乗客によるテンキーボタン操作がない場合にも、一定時間経過後に、点滅中の推奨階を自動登録することができる。この結果、一定時間内に呼び登録を完了させることができるので、エレベータのより効率的な運行が可能となる。これにより、他の階床の乗場にいる乗客の待ち時間を緩和することができるという効果を得ることができる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、優先乗客用のかご内行先登録盤10が設けられている場合に、本願発明による呼び登録装置20を適用する場合について説明する。
一般に、優先乗客用のかご内行先登録盤10が設けられたエレベータがある。優先乗客とは、車椅子利用者、高齢者、荷物で両手がふさがっている乗客等を指す。
この優先乗客用のかご内行先登録盤10が乗客により操作されたとき、エレベータ制御装置30は、エレベータの運行モードを優先乗客運行モードに切り換える。優先乗客運行モードは、通常運行モードよりも各階床での扉の開放時間が長く、また扉の閉じる速度が遅く設定されている。これにより、かごが、1つの階床に停止している時間が長くなる。
また、かごの着床誤差を無くすために、着床後に段差調整を行ったのち、扉を開くように設定されている。これにより、乗場にいる乗客の待ち時間が長くなる。
この優先乗客用のかご内行先登録盤10を健常者が操作したにも関わらず、エレベータ制御装置30がエレベータの運行モードを優先乗客運行モードに切り換えるので、エレベータの運行効率が悪化してしまう問題があった。
図5は、この発明の実施の形態2における優先乗客用の呼び登録装置20を備えたエレベータのかご内乗場を示す全体図である。図5において、エレベータのかご内乗場1の壁には、かご内行先登録盤10が2つ設けられている。具体的には、2つのかご内行先登録盤10として、健常者用のかご内行先登録盤10aと、優先乗客用のかご内行先登録盤10bとが設けられている。かご内行先登録盤10aは、先の実施の形態1に用いられているものと同じものである。一方、かご内行先登録盤10bは、かご内の開閉扉2がある面とは異なる壁に設けられている。また、かご内行先登録盤10bが設けられている高さは、優先乗客が操作を行いやすい高さに設定されている。
図6は、図5の優先乗客用のかご内行先登録盤10を示す拡大図である。図6に示すように、かご内行先登録盤10bには、優先乗客のマーク16が表示されている。これにより、乗客は、かご内行先登録盤10aとかご内行先登録盤10bとを見分けることができる。この例では、かご内行先登録盤10bの形状が、かご内行先登録盤10aと異なっている。しかし、かご内行先登録盤10bの構造は、先の実施の形態1のかご内行先登録盤10aの構造と同様である。
図7は、この発明の実施の形態2における呼び登録装置20を示す構成図であり、優先乗客用のかご内行先登録盤10bに対応するための構成を示している。かご内行先登録盤10bが乗客により操作されたとき、図7に示すように、乗客特徴判断部24による解析結果は、推奨行先判断部25以外に、優先乗客判断部27にも送られる。
優先乗客判断部27は、乗客特徴判断部24による解析結果を基に、乗客が優先乗客であるか健常者であるかを解析する。優先乗客判断部27は、解析した情報を運行モード制御部28に送る。
優先乗客判断部27から送られてくる乗客の情報が健常者であるとする。このとき、運転モードが通常運行モードであった場合、運行モード制御部28は、運転モードを通常運行モードのまま維持し、優先乗客運行モードへの切り換えを行わない。また、このとき、運転モードが優先乗客運行モードであった場合、運行モード制御部28は、運転モードを優先乗客運行モードのまま維持する。
一方、優先乗客判断部27から送られてくる乗客の情報が優先乗客であるとする。このとき、運転モードが通常運行モードであった場合、運行モード制御部28は、運行モードを優先乗客運行モードに切り換える。また、このとき、運転モードが優先乗客運行モードであった場合、運行モード制御部28は、運転モードを優先乗客運行モードのまま維持する。即ち、運行モード制御部28は、優先乗客判断部27で乗客が健常者と判断されたときの運転モードが通常運行モードであるときのみ、通常運行モードを維持する。運行モード制御部28は、決定した運行モードの情報をエレベータ制御装置30に送る。エレベータ制御装置30は、運行モード制御部28が決定した運行モードに従い、エレベータの運行を管理する。その他の構成は、先の実施の形態1と同様である。
図8は、この発明の実施の形態2における優先乗客用のかご内行先登録盤10aが操作された際の一連動作を示すフローチャートである。ステップS101〜ステップS110は、先の実施の形態1のフローチャートと同様である。図8に示すフローチャートでは、ステップS201〜ステップS204、ステップS212〜ステップS214が、ステップS105とステップS106との間に新たに追加される。そこで、これらの追加ステップを中心に、以下に説明する。
ステップS104で解析された乗客顔特徴情報およびステップS105で解析された乗客特徴情報を基に、優先乗客判断部27は、乗客が優先乗客であるか健常者であるかを判断する(ステップS201)。ステップS201で優先乗客判断部27により乗客が優先乗客であると判断されると、運行モード制御部28は、運行モードが優先乗客運行モードであるか否かを確認する(ステップS202)。ステップS202で運行モードが優先乗客運行モードである場合、運行モード制御部28は、運行モードを優先乗客運行モードのまま維持する(ステップS203)。また、ステップS202で運行モードが通常運行モードである場合、運行モード制御部28は、運行モードを優先乗客運行モードに切り換える(ステップS204)。
一方、ステップS201で優先乗客判断部27により乗客が優先乗客ではないと判断されると、運行モード制御部28は、運行モードが通常運行モードであるか否かを確認する(ステップS212)。ステップS212で運行モードが通常運行モードである場合、運行モード制御部28は、運行モードを通常運行モードのまま維持する(ステップS213)。また、ステップS202で運行モードが優先乗客運行モードである場合、運行モード制御部28は、運行モードを優先乗客運行モードのまま維持する(ステップS214)。ステップS203、ステップS204、ステップS213、及びステップS214で運行モードが決定されると、ステップS106以降の処理に移行する。
このような実施の形態2による呼び登録装置20では、乗客撮影部23が撮影した乗客の画像を基に、乗客が車椅子等の優先乗客であるか健常者であるかを優先乗客判断部27が解析することができる。また、解析した情報により運行モード制御部28が、優先乗客運行モードまたは通常運行モードのどちらの運行モードにするかを制御することができる。これにより、健常者が優先乗客用のかご内行先登録盤10bを操作したときでも、エレベータの運行モードが、通常運行モードから優先乗客運行モードに切り換わってしまうことを防ぐことができる。
また、かご内の乗客が健常者のみのときに、優先乗客運行モードになることを防ぐことができるので、優先乗客運行モードによる1つの階床に停止している時間が長くなることを防ぐことができる。これにより、エレベータのより効率的な運行を可能にすることができる。また、他の階床の乗場にいる乗客の待ち時間を緩和することができる。
以上のように実施の形態2によれば、先の実施の形態1に加えて、呼び登録装置は、優先乗客用のかご内行先登録盤と優先乗客判断部とを有している。このような構成を備えることで、運行モード制御部が、優先乗客運行モードまたは通常運行モードのどちらの運行モードにするかを制御することができる。これにより、健常者が優先乗客用のかご内行先登録盤を操作したとき、運行モードが、通常運行モードから優先乗客運行モードに切り換わってしまうことを防ぐことができる。この結果、エレベータのより効率的な運行が可能となり、他の階床の乗場にいる乗客の待ち時間を緩和することができるという効果を得ることができる。
なお、実施の形態2では、健常者用のかご内行先登録盤10aと優先乗客用のかご内行先登録盤10bをそれぞれ1つずつ用いる場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、かご内行先登録盤10を3台以上設け、少なくとも1つを健常者用としていればよい。
また、実施の形態1〜2では、推奨行先階を1つの階に特定しているが、推奨階テーブルに対応する情報が複数の階にあてはまる場合には、推奨行先階として複数の階を特定してもよい。このとき、複数の階に対応するそれぞれの行先階応答灯13が点滅する。
さらに、実施の形態1〜2では、行先階応答灯13の点灯パターンを点滅としているが、これに限るものではない。例えば、呼び登録が完了するまで点灯し続けてもよい。
また、実施の形態1〜2では、乗客感知部21と乗客撮影部23とは、かご内行先登録盤10に設けられているが、これに限るものではない。例えば、乗客感知部21は、かご内行先登録盤10の利用者となる乗客を感知できる位置であれば、かご内の壁や天井に設けられていてもよい。また、乗客撮影部23も、かご内行先登録盤10の利用者となる乗客の顔と全身画像が撮影できる位置であれば、かご内の壁や天井に設けられていてもよい。
さらに、実施の形態1〜2では、かご内行先登録盤10にテンキーボタン12aを使用しているが、タッチパネル式のものを使用してもよい。
また、実施の形態1〜2では、乗客特徴判断部24において、先に顔認識部241により乗客顔特徴情報を得て、次に特徴認識部242により乗客特徴情報を得られる構成にしているが、これに限るものではない。例えば、顔認識部241と特徴認識部242による乗客顔特徴情報及び乗客特徴情報を同時に得られる構成でもよい。
また、実施の形態1〜2では、テンキーボタン12aと行先階応答灯13との配置を、略円形のテンキーボタン12aの周囲に、略円環状の行先階応答灯13が設けられた配置にしているが、これに限るものではない。テンキーボタン12aと行先階応答灯13との関連がわかる配置であればよい。また、テンキーボタン12aと行先階応答灯13との形状も、矩形等でもよい。
さらに、行先登録盤10をかご内行先登録盤10としているが、各階床の乗場に設置された行先登録盤に使用してもよい。
10、10a、10b 行先登録盤(かご内行先登録盤)、13 行先階応答灯、20 呼び登録装置、21 乗客感知部、23 乗客撮影部、24 乗客特徴判断部、25 推奨行先判断部、26 登録盤表示制御部、27 優先乗客判断部、28 運行モード制御部。

Claims (4)

  1. エレベータの行先登録盤の利用者となる乗客を感知する乗客感知部、
    上記乗客感知部が上記乗客を感知したタイミングで、上記乗客の画像を撮影する乗客撮影部、
    上記乗客撮影部で撮影された画像を基に、上記乗客の特徴情報を生成する乗客特徴判断部、
    上記特徴情報に対応する推奨行先階が推奨階テーブルとしてあらかじめ記憶されており、上記乗客特徴判断部で生成された上記特徴情報に対応する推奨行先階を上記推奨階テーブルから抽出することで、上記乗客の推奨行先階を特定する推奨行先判断部、及び
    上記エレベータの行先登録盤に設けられた行先階応答灯のうち、上記推奨行先判断部により特定された上記推奨行先階に対応する行先階応答灯をあらかじめ決められた特定の点灯パターンで点灯させる登録盤表示制御部
    を備えているエレベータの呼び登録装置。
  2. 上記乗客特徴判断部で生成された上記乗客の特徴情報を基に、上記エレベータの行先登録盤の利用者が車椅子等の優先乗客か否かを判断する優先乗客判断部、
    上記優先乗客判断部により前記利用者が優先乗客であると判断された場合には、通常運行モードと優先乗客運行モードからなる運転モードを上記優先乗客運行モードに設定し、上記優先乗客判断部により前記利用者が優先乗客でないと判断された場合には、上記運転モードを現状のまま維持する運行モード制御部
    をさらに備えることで、上記エレベータの行先登録盤は、優先乗客用の行先登録盤として機能する請求項1に記載のエレベータの呼び登録装置。
  3. 上記エレベータの行先登録盤は、タッチパネルとして構成されている請求項1または2に記載のエレベータの呼び登録装置。
  4. 人感センサにより、エレベータの行先登録盤の利用者となる乗客を感知する感知ステップ、
    上記感知ステップにより上記乗客が感知されたタイミングで、上記乗客の画像をカメラにより撮影する撮像ステップ、
    上記撮像ステップにより撮影された画像を基に、上記乗客の特徴情報を生成する特徴判断ステップ、
    上記特徴情報と推奨行先階とを関連付けた推奨階テーブルをあらかじめ記憶部に記憶させておく記録ステップ、
    上記特徴判断ステップで生成された上記特徴情報に対応する推奨行先階を上記記憶部内の上記推奨階テーブルから抽出することで、上記乗客の推奨行先階を決定する推奨行先判断ステップ、及び
    上記エレベータの行先登録盤に設けられた行先階応答灯のうち、上記推奨行先判断ステップにより決定された上記推奨行先階に対応する行先階応答灯をあらかじめ決められた特定の点灯パターンで点灯させる表示制御ステップ
    を備えているエレベータの呼び登録方法。
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