JP2014197489A - 電気部品用ソケット - Google Patents

電気部品用ソケット Download PDF

Info

Publication number
JP2014197489A
JP2014197489A JP2013072827A JP2013072827A JP2014197489A JP 2014197489 A JP2014197489 A JP 2014197489A JP 2013072827 A JP2013072827 A JP 2013072827A JP 2013072827 A JP2013072827 A JP 2013072827A JP 2014197489 A JP2014197489 A JP 2014197489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
contact member
plunger
hole
socket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013072827A
Other languages
English (en)
Inventor
享弘 小田
Takahiro Oda
享弘 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enplas Corp
Original Assignee
Enplas Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Enplas Corp filed Critical Enplas Corp
Priority to JP2013072827A priority Critical patent/JP2014197489A/ja
Publication of JP2014197489A publication Critical patent/JP2014197489A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)

Abstract

【課題】電気接触子と電気部品用ソケットのソケット本体で協働して電気部品の端子をワイピングする構成とすることで、電気部品を電気部品用ソケットに確実に接続させ、その結果、正確な試験結果を得ることができる。
【解決手段】配線基板1上に配置されるソケット本体13と、ソケット本体に設けられた貫通孔11aに挿入して配設されて電気部品2に設けられた端子2aに接触することで、電気部品と電気的に接続される電気接触子14とを有し、電気接触子が、筒状部材40と、筒状部材内で上下動して端子に接触する接触部材30と、接触部材を上方に付勢する付勢手段50とを有し、接触部材を傾斜させると共に、接触部材の上方位置から下方位置への移動時に、貫通孔の内壁部18と接触部材とが協働して、接触部材を傾斜状態からほぼ起立状態にさせることで、接触部材の端子との接触部31を横方向にスライドさせるワイピング手段を有する電気部品用ソケット10。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体装置(以下「ICパッケージ」という)等の電気部品に電気的に接続される電気部品用ソケットに関するものである。
従来、この種の電気部品用ソケットとしては、プローブピンが配設されたICソケットが知られている。このICソケットは、配線基板上に配置されると共に、検査対象であるICパッケージが収容されるようになっており、このICパッケージの端子と、配線基板の電極とが、そのプローブピンを介して電気的に接続されて、導通試験等の試験を行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−169595号公報
ここで、ICパッケージの端子がニッケルやアルミニウム等の材料からなっている場合には、当該ICパッケージの端子をICソケットのプローブピンと電気的に接続するために、端子の酸化膜を破る必要がある。しかし、プローブピンが配設された従来のICソケットには、この点を考慮したものは存在していなかった。
また、ICパッケージの端子の酸化膜を破る方法として、ICパッケージの端子に対するプローブピンの接触部で、端子の表面をワイピングすることが考えられる。
しかし、前記した特許文献1のように、プローブピンにおける端子との接触方向(上下方向)と直交するワイピング方向(横方向)の内部クリアランスがタイトであると、ICパッケージの端子とプローブピンの接触部を接触させて当該ICパッケージの端子でプローブピンを押し込んでも、横方向にプローブピンが動く余地がなく、ワイピングさせることができなかった。
さらに、横方向にプローブピンが動く余地がなく、ワイピングさせることができない、という問題を解決するべく、プローブピンの横方向の内部クリアランスをルーズにすると、逆に、プローブピンの横方向に動く範囲が大きくなり過ぎ、プローブピンがずれ過ぎてしまい、ICパッケージの端子からプローブピンの接触部が外れてしまう等の問題が生じる可能性があった。
これに対して、プローブピンの接触部の先端位置がずれないように決めるべく、プローブピンが配設されたICソケットのソケット本体側で調整しようとすると、結局、横方向にプローブピンが動く余地がなくなって、ワイピングさせることができなくなってしまい、問題が解決できなかった。
そこで、この発明は、電気接触子(プローブピン)と電気部品用ソケット(ICソケット)のソケット本体で協働して、電気接触子が電気部品(ICパッケージ)の端子の表面に対してワイピングする構成とすることで、電気部品を電気部品用ソケットに確実に接続させ、その結果、正確な試験結果等を得ることができる電気部品用ソケットを提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、配線基板上に配置され、電気部品が収容される収容部を有するソケット本体と、該ソケット本体に設けられた貫通孔に挿入して配設されて前記電気部品に設けられた端子に接触することで、前記電気部品と電気的に接続される電気接触子と、を有する電気部品用ソケットにおいて、前記電気接触子が、筒状部材と、該筒状部材内で上下動して前記端子に接触する接触部材と、該接触部材を上方に付勢する付勢手段と、を有し、前記接触部材を傾斜させると共に、前記接触部材の上方位置から下方位置への移動時に、前記貫通孔の内壁部と前記接触部材とが協働して、前記接触部材を傾斜状態からほぼ起立状態にさせることで、前記接触部材の前記端子との接触部を横方向にスライドさせるワイピング手段を有する電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記ワイピング手段は、前記接触部材が通る箇所の前記貫通孔の前記内壁部が、上方の大径孔部及び下方の小径孔部からなっており、前記接触部材が上方に位置するときには前記大径孔部に沿って摺動し、前記接触部材が下方に位置するときには前記小径孔部に沿って摺動することで、前記接触部を横方向にスライドさせるように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記ワイピング手段は、前記接触部材が通る箇所の前記貫通孔の前記内壁部が、上方から下方に向かってテーパ形状に形成されており、前記接触部材が上方から下方に移動するときにテーパ形状に形成された前記内壁部に沿って摺動することで、前記接触部を横方向にスライドさせるように構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の構成に加え、前記ワイピング手段は、前記接触部材における前記貫通孔の前記内壁部と当接する摺動軸部が、他の箇所より大径の大径軸部となっており、前記接触部材が上方から下方に移動するときに前記大径軸部で前記内壁部に沿って摺動することで、前記接触部を横方向にスライドさせるように構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一つに記載の構成に加え、前記ワイピング手段は、前記接触部材における前記貫通孔の前記内壁部と当接する摺動軸部が、上方から下方に向かうテーパ形状軸部を有しており、前記接触部材が上方から下方に移動するときに前記テーパ形状軸部で前記内壁部に沿って摺動することで、前記接触部を横方向にスライドさせるように構成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一つに記載の構成に加え、前記ワイピング手段は、前記接触部材における前記接触部の反対側に位置する底部に、前記接触部材の軸方向に対して垂直な方向の力が作用することで、前記接触部材を傾斜させるように構成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の構成に加え、前記ワイピング手段は、前記接触部材における前記接触部の反対側に位置する底部に傾斜面が設けられており、該傾斜面に前記付勢手段が当接して押圧することで、前記接触部材を傾斜させるように構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、接触部材を傾斜させると共に、接触部材の上方位置から下方位置への移動時に、ソケット本体の貫通孔の内壁部と接触部材とが協働して、接触部材を傾斜状態からほぼ起立状態にさせることで、接触部材の電気部品の端子との接触部を横方向にスライドさせるワイピング手段を有しており、これにより、電気接触子と電気部品用ソケットのソケット本体で協働して、電気接触子が電気部品の端子の表面に対してワイピングする構成とすることで、電気部品を電気部品用ソケットに確実に接続させることができる。その結果、正確な試験結果が得られる電気部品用ソケットとすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、接触部材が通る箇所の貫通孔の内壁部が、上方の大径孔部及び下方の小径孔部からなっており、接触部材が上方に位置するときには大径孔部に沿って摺動し、接触部材が下方に位置するときには小径孔部に沿って摺動することで、接触部を横方向にスライドさせてワイピングするように構成されているため、電気部品を電気部品用ソケットに確実に接続させることができる。その結果、正確な試験結果が得られる電気部品用ソケットとすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、接触部材が通る箇所の貫通孔の内壁部が、上方から下方に向かってテーパ形状に形成されており、接触部材が上方から下方に移動するときにテーパ形状に形成された内壁部に沿って摺動することで、接触部を横方向にスライドさせてワイピングするように構成されているため、電気部品を電気部品用ソケットに確実に接続させることができる。その結果、正確な試験結果が得られる電気部品用ソケットとすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、接触部材における貫通孔の内壁部と当接する摺動軸部が、他の箇所より大径の大径軸部となっており、接触部材が上方から下方に移動するときに大径軸部で内壁部に沿って摺動することで、接触部を横方向にスライドさせてワイピングするように構成されているため、電気部品を電気部品用ソケットに確実に接続させることができる。その結果、正確な試験結果が得られる電気部品用ソケットとすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、接触部材における貫通孔の内壁部と当接する摺動軸部が、上方から下方に向かうテーパ形状軸部を有しており、接触部材が上方から下方に移動するときにテーパ形状軸部で内壁部に沿って摺動することで、接触部を横方向にスライドさせてワイピングするように構成されているため、電気部品を電気部品用ソケットに確実に接続させることができる。その結果、正確な試験結果が得られる電気部品用ソケットとすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、接触部材における接触部の反対側に位置する底部に、接触部材の軸方向に対して垂直な方向の力が作用することで、接触部材を傾斜させるように構成されているため、接触部を横方向にスライドさせ易くなり、ワイピングし易くなるため、電気部品を電気部品用ソケットに確実に接続させることができる。その結果、正確な試験結果が得られる電気部品用ソケットとすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、接触部材における接触部の反対側に位置する底部に傾斜面が設けられており、傾斜面に付勢手段が当接して押圧することで、接触部材を傾斜させるように構成されているため、接触部を横方向にスライドさせ易くなり、ワイピングし易くなるため、電気部品を電気部品用ソケットに確実に接続させることができる。その結果、正確な試験結果が得られる電気部品用ソケットとすることができる。
この発明の実施の形態1に係るICソケットにおけるプローブピン付近の拡大断面図である。 同実施の形態1に係る図1のICソケットを配線基板に配置してICパッケージを収容部に配置した状態を示す拡大断面図である。 同実施の形態1に係る図2のICパッケージを下方に押圧した状態を示す拡大断面図である。 この発明の実施の形態1の変形例に係るICソケットにおけるプローブピン付近の拡大断面図である。 この発明の実施の形態2に係るICソケットにおけるプローブピン付近の拡大断面図である。 同実施の形態2に係る図5のICソケットを配線基板に配置してICパッケージを収容部に配置した状態を示す拡大断面図である。 同実施の形態2に係る図6のICパッケージを下方に押圧した状態を示す拡大断面図である。 この発明の実施の形態3に係るICソケットにおけるプローブピン付近の拡大断面図である。 同実施の形態3に係る図8のICソケットを配線基板に配置してICパッケージを収容部に配置した状態を示す拡大断面図である。 同実施の形態3に係る図9のICパッケージを下方に押圧した状態を示す拡大断面図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1〜図3には、この発明の実施の形態1を示す。
この実施の形態1の「電気部品用ソケット」としてのICソケット10は、図2及び図3に示すように、配線基板1上に配置され、上部に「電気部品」としてのICパッケージ2が収容されて、配線基板1の電極1aとICパッケージ2の「端子」としての板状端子2aとを電気的に接続させるように構成されており、例えばICパッケージ2に対するバーンイン試験等の導通試験の試験装置などに用いられるものである。
この実施の形態1のICパッケージ2は、略方形状のパッケージ本体2bの下面に複数の板状端子2aが設けられており、この板状端子2aは、例えばニッケル、アルミニウム等又はこれらを含む合金で構成されている。
また、ICソケット10は、図1〜図3に示すように、上側プレート11及び下側プレート12を有するソケット本体13を備えている。また、上側プレート11の上部にはICパッケージ2を収容する収容部15が設けられている。
また、上側プレート11に設けられた複数の「貫通孔」としての上側貫通孔11aと下側プレート12に設けられた複数の下側貫通孔12aに、複数の「電気接触子」としてのプローブピン14が縦方向に貫通して配設されており、これにより、収容部15にプローブピン14を保持している。
また、収容部15は上側プレート11と下側プレート12とが固定螺子(図示省略)により固定された状態で、位置決めピン(図示省略)により配線基板1上に位置決めされている。
この実施の形態1では、ICパッケージ2の板状端子2aの配置ピッチと、板状端子2aに電気的に接続される配線基板1の電極1aの配置ピッチとは同一となっており、プローブピン14の配置ピッチはこれらの配置ピッチと同一となっている。
各プローブピン14は、図1及び図2に示すように、上側貫通孔11a及び下側貫通孔12aの長手方向の軸線L(この実施の形態1では、プローブピン14の中心軸と同じ)に沿って、先端に配線基板1の電極1aと電気的に接触する第1接触部21を有する第1プランジャ20と、先端にICパッケージ2の板状端子2aと電気的に接触する「接触部」としての第2接触部31を有する「接触部材」としての第2プランジャ30とを有している。
また、この第1プランジャ20と第2プランジャ30との間に連続する筒状部材40を有しており、この筒状部材40内で第1プランジャ20と第2プランジャ30が上下動するようになっている。
さらに、この筒状部材40の内部に、第1プランジャ20を下方に付勢すると共に第2プランジャ30を上方に付勢することで、第1プランジャ20と第2プランジャ30とを軸線Lに沿って互いに離間する方向に付勢する「付勢手段」としてのコイルスプリング50が収容されている。
第1プランジャ20は、筒状又は円柱状の第1本体部22を有しており、この第1本体部22の先端に、配線基板1の電極1aと接触する略円錐形状の第1接触部21を備えている。
このうち、第1本体部22の後端側(上部側)は、他の部位より太く形成された第1挿入部24となっており、筒状部材40内に摺動可能に接触した状態で収容されており、筒状部材40の下端部に形成された第1係止部41により第1プランジャ20の突出方向(下方向)の移動が規制されている。
また、第1本体部22の先端側(下部側)は、下側プレート12の貫通孔12aの上部に対して細く形成された下部貫通孔12bに摺動可能に挿通され、一部が下側プレート12の下方に突出している。
また、第1挿入部24の後端(上部)には、コイルスプリング50を係止する第1受け部23が一体成形されている。この第1受け部23は、所定角度の傾斜面に形成されており、第1挿入部24の後端を下方に付勢すると共に横方向の一の方向(ここでは、図1の右方向)に付勢するようになっている。そして、コイルスプリング50によって第1挿入部24の後端が横方向の一の方向に付勢されることで、第1プランジャ20の先端に有する第1接触部21が、第1挿入部24の後端が付勢された一の方向とは逆向きの横方向(ここでは、図1の左方向)に付勢されるようになっている。
但し、この実施の形態1の第1プランジャ20は、筒状部材40に対する横方向の内部クリアランスが非常にタイトに形成されており、かつ、第1プランジャ20とソケット本体13の横方向のクリアランスもタイトに形成されているため、この付勢によって第1プランジャ20の第1接触部21が横方向(ここでは、図1の左方向)に移動する距離は、微少程度(例えば、0.01mm未満)である。
第2プランジャ30は、筒状又は円柱状の第2本体部32を有しており、この第2本体部32の先端に、ICパッケージ2の板状端子2aと接触する略円錐形状の第2接触部31を備えている。
このうち、第2本体部32の後端側(下部側)は、他の部位より太く形成された第2挿入部34となっており、筒状部材40内に摺動可能に接触した状態で収容されており、筒状部材40の上端部に形成された第2係止部42により第2プランジャ30の突出方向(上方向)の移動が規制されている。
また、第2本体部32の先端側(上部側)は、上側プレート11の上側貫通孔11aの下部に対して一旦細くなるように形成された上部貫通孔11bの内壁部18に摺動可能に挿通され、一部が上側プレート11の上方に突出している。さらに詳述すると、第2本体部32の先端側は、内壁部18に摺動する摺動軸部35が、後端側(下部側)の小径軸部35a、先端側(上部側)で小径軸部35aより横方向の径が大きく形成された大径軸部35c、小径軸部35aと大径軸部35cの間に位置して上方の大径軸部35cから下方の小径軸部35aに向かって先細るテーパ形状に形成されたテーパ形状軸部35bで構成されている。また、このうち、大径軸部35c及びテーパ形状軸部35bが、上部貫通孔11bの内壁部18と当接するように構成されており、小径軸部35aは上部貫通孔11bの内壁部18に当接しない構成となっている。
また、上部貫通孔11bの内壁部18は、上方が径の大きい大径孔部18a、下方がそれより径の小さい小径孔部18bに形成されている。
また、第2挿入部34の後端(下部)には、コイルスプリング50を係止する「底部」としての第2受け部33が一体成形されている。この第2受け部33は、第2プランジャ30の軸方向(ここでは、上下方向)に対して垂直な方向である横方向の力が作用することで、第2プランジャ30を傾斜させるように構成されている。具体的には、第2受け部33が、所定角度(ここでは、第1受け部23と同角度)の傾斜面に形成されており、第2挿入部34の後端を上方に付勢すると共に横方向の一の方向(ここでは、図1の右方向)に付勢するようになっている。そして、コイルスプリング50によって第2挿入部34の後端が横方向の一の方向に付勢されることで、第2プランジャ30の先端に有する第2接触部31が、第2挿入部34の後端が付勢された一の方向とは逆向きの横方向(ここでは、図1の左方向)に付勢されるようになっている。これにより、第2プランジャ30を横方向(ここでは、図1の左方向)に傾斜させるようになっている。ここでは、図1に示すように、第2プランジャ30が上側プレート11の上方に最も突出した位置で、プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに対して、第2接触部31の先端が、幅a(例えば、0.05mm)だけ左方向に位置がずれるように傾斜させている。
このような、第2プランジャ30の第2挿入部34の後端の第2受け部33を傾斜させる構成と、ソケット本体13の上部貫通孔11bの内壁部18の上方が大径孔部18a、下方が小径孔部18bに形成されている構成と、第2プランジャ30の第2本体部32の摺動軸部35が、後端側の小径軸部35a、先端側の大径軸部35c、小径軸部35aと大径軸部35cの間のテーパ形状軸部35bからなる構成とで、第2プランジャ30の上方位置から下方位置への移動時に、ソケット本体13の上部貫通孔11bの内壁部18と第2プランジャ30とが協働して、第2プランジャ30を傾斜状態からほぼ起立状態にさせることで、第2プランジャ30のICパッケージ2の板状端子2aと接触する第2接触部31を横方向(プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに近づく方向)にスライドさせるワイピング手段を構成している。
次に、このようなプローブピン14とソケット本体13を備えたICソケット10の作用について説明する。
このICソケット10は、複数のプローブピン14がそれぞれソケット本体13の上側プレート11と下側プレート12間に装着されて、図1に示すように、コイルスプリング50の付勢力で、第1プランジャ20の第1接触部21及び第1本体部22の一部が下側プレート12の下方に突出すると共に、第2プランジャ30の第2接触部31及び第2本体部32の一部が上側プレート11の上方に突出するような状態で、配線基板1上に配置されている。
すなわち、図2に示すように、第1プランジャ20の第1接触部21がそれぞれ、配線基板1の対応する電極1aに接触するように位置決めされ、このICソケット10が配線基板1に配置されている。このとき、筒状部材40内でコイルスプリング50が第1プランジャ20の第1挿入部22の第1受け部23により圧縮される。
この状態から、ICパッケージ2を収容部15上に収容して、図2に示すように、ICパッケージ2のそれぞれの板状端子2aが、対応する第2プランジャ30の第2接触部31に接触するように位置決めされる。
このICソケット10は、第2プランジャ30が上側プレート11の上方に突出した位置にあるときには、図1及び図2に示すように、その第2本体部32の摺動軸部35の大径軸部35cが、上部貫通孔11bの内壁部18の大径孔部18a(ここでは、大径孔部18aにおける図1の左側)に当接しており、第2本体部32の摺動軸部35の大径軸部35cが上部貫通孔11bの内壁部18の大径孔部18aに沿って摺動するようになっている。また、このとき、プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに対して、第2接触部31の先端が、幅a(例えば、0.05mm)だけ位置がずれるように、第2プランジャ30が傾斜している(ここでは、図1の左側に傾斜している)。
その後、ICパッケージ2を下方に押圧して下降させると、筒状部材40内でコイルスプリング50が第2プランジャ30の第2挿入部32の第2受け部33により圧縮される。
このように、ICパッケージ2で下方に押圧されて第2プランジャ30が下方に移動するに連れて、第2本体部32の摺動軸部35のテーパ形状軸部35bが、上部貫通孔11bの内壁部18の小径孔部18b(ここでは、小径孔部18bにおける図1の左側)に当接し、第2本体部32の摺動軸部35のテーパ形状軸部35bが上部貫通孔11bの内壁部18の小径孔部18bに沿って摺動するようになる。また、プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに対して、第2プランジャ30が起立してきて傾斜が小さくなり、第2接触部31の先端のずれ幅が幅aより小さくなる。
また、ICパッケージ2でさらに下方に押圧されて第2プランジャ30が上側プレート11の上方に突出しない収納状態にあるときには、図3に示すように、第2本体部32の摺動軸部35の大径軸部35cが、上部貫通孔11bの内壁部18の小径孔部18b(ここでは、小径孔部18bにおける図3の左側)に当接し、第2本体部32の摺動軸部35の大径軸部35cが上部貫通孔11bの内壁部18の小径孔部18bに沿って摺動するようになる。また、プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに対して、第2プランジャ30がさらに起立してきてより傾斜が小さくなって略起立状態となり(ここでは、第2プランジャ30は図3の左側に僅かに傾斜している)、第2接触部31の先端のずれ幅が幅b(例えば、0.01mm)だけとなる。
このように、ICパッケージ2の板状端子2aに第2接触部31の先端が当接しながら、第2プランジャ30が上側プレート11の上方に最も突出した位置にあるときと、第2プランジャ30が上側プレート11の上方に突出しない下方に位置する(収納状態にある)ときで、第2プランジャ30の第2本体部32の摺動軸部35とソケット本体13の上部貫通孔11bの内壁部18との当接位置が変化することで、プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに対する第2プランジャ30の傾斜が起立して小さくなって第2接触部31の先端が横方向(プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに近づく方向)にスライドして双方のずれ幅が幅aから幅bに小さくなり、その結果、第2接触部31の先端でICパッケージ2の板状端子2aをワイピングするようになっている。
そして、このように第1プランジャ20及び第2プランジャ30によってコイルスプリング50を圧縮することで、当該コイルスプリング50で第1プランジャ20の第1接触部21と第2プランジャ30の第2接触部31とを互いに離間する方向に付勢して配線基板1の電極1aとICパッケージ2の板状端子2aに所定の接圧で接触させた状態で、ICパッケージ2のバーンイン試験等の導通試験を実施する。
このように、この実施の形態1のICソケット10は、第2プランジャ30を傾斜させると共に、第2プランジャ30の上方位置から下方位置への移動時に、ソケット本体13の上部貫通孔11bの内壁部18と第2プランジャ30とが協働して、第2プランジャ30を傾斜状態からほぼ起立状態にさせることで、第2プランジャ30のICパッケージ2の板状端子2aとの第2接触部31を横方向(プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに近づく方向)にスライドさせるワイピング手段を有しており、これにより、プローブピン14とICソケット10のソケット本体13で協働して、プローブピン14がICソケット10の板状端子2aの表面に対してワイピングする構成とすることで、ICパッケージ2をICソケット10に確実に接続させることができる。その結果、正確な試験結果が得られるICソケット10とすることができる。
また、この実施の形態1のICソケット10によれば、
・第2プランジャ30が通る箇所の上部貫通孔11bの内壁部18が、上方の大径孔部18a及び下方の小径孔部18bからなっており、第2プランジャ30が上方に位置するときには大径孔部18aに沿って摺動し、第2プランジャ30が下方に位置するときには小径孔部18bに沿って摺動すること、
・第2プランジャ30における上部貫通孔11bの内壁部18と当接する摺動軸部35が、他の箇所より大径の大径軸部35c及び上方から下方に向かうテーパ形状軸部35bを有しており、第2プランジャ30が上方から下方に移動するときに大径軸部35c及びテーパ形状軸部35bで内壁部18に沿って摺動すること、
・第2プランジャ30における第2接触部31の反対側に位置する第2受け部33に、第2プランジャ30の軸方向(上下方向)に対して垂直な方向である横方向の力が作用することで第2プランジャ30を傾斜させるように、傾斜面が設けられており、傾斜面にコイルスプリング50が当接して押圧することで、第2プランジャ30を傾斜させるように構成されていること、
により、容易かつ簡単な構成で第2プランジャ30を傾斜状態からほぼ起立状態にさせ、第2接触部31を横方向(プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに近づく方向)にスライドさせてワイピングするように構成されているため、ICパッケージ2をICソケット10に確実に接続させることができる。その結果、正確な試験結果が得られるICソケット10とすることができる。
なお、この実施の形態1では、ソケット本体13は、上側プレート11と下側プレート12の2つの部材で構成されているため、上側プレート11は1つの部材で構成されている。そのため、上側プレート11における上部貫通孔11bの内壁部18も、大径孔部18aと小径孔部18bが1つの部材からなっていた。しかし、これに限るものではなく、図4に示す変形例のように、上側プレート11が、内壁部18の小径孔部18bから下部の部分11aと、大径孔部18aの部分11bとの2つの部材からなっていても良い。このように大径孔部18aが別部材11bからなっていると、段部構造の煩雑な加工を回避することができる。なお、上側プレート11の前記した事項以外については前記した実施の形態1と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
[発明の実施の形態2]
図5〜図7には、この発明の実施の形態2を示す。なお、この発明の実施の形態2は、以下に説明する事項以外については前記した実施の形態1と同様であるので、前記した実施の形態1と異なる事項以外は同じ符号を付して説明を省略する。
この実施の形態2は、前記した実施の形態1におけるソケット本体13の上部貫通孔11bの大径孔部18a及び小径孔部18bからなる内壁部18を、形状が異なる(テーパ形状を有する)内壁部118に変更したものである。以下、この実施の形態2におけるソケット本体113について説明する。
この実施の形態2のICソケット110は、図5〜図7に示すように、上側プレート111及び下側プレート12を有するソケット本体113を備えている。また、上側プレート111の上部にはICパッケージ2を収容する収容部115が設けられている。
また、上側プレート111に設けられた複数の上側貫通孔111aと下側プレート12に設けられた複数の下側貫通孔12aに、複数のプローブピン14が縦方向に貫通して配設されており、これにより、収容部115にプローブピン14を保持している。
また、上側プレート111の上側貫通孔111aの下部に対して一旦細くなるように形成された上部貫通孔111bの内壁部118は、上方が下方に向かって先細るテーパ形状孔部118a、下方がテーパ形状孔部118aの下端と同径の小径孔部118bに形成されている。
このような、第2プランジャ30の第2挿入部34の後端の第2受け部33を傾斜させる構成(実施の形態1参照)と、ソケット本体113の上部貫通孔111bの内壁部118がテーパ形状孔部118aを有する構成と、第2プランジャ30の第2本体部32の摺動軸部35が、後端側の小径軸部35a、先端側の大径軸部35c、小径軸部35aと大径軸部35cの間のテーパ形状軸部35bからなる構成(実施の形態1参照)とで、第2プランジャ30の上方位置から下方位置への移動時に、ソケット本体113の上部貫通孔111bの内壁部118と第2プランジャ30とが協働して、第2プランジャ30を傾斜状態からほぼ起立状態にさせることで、第2プランジャ30のICパッケージ2の板状端子2aと接触する第2接触部31を横方向(プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに近づく方向)にスライドさせるワイピング手段を構成している。
次に、このようなプローブピン114とソケット本体113を備えたICソケット110の作用について説明する。
このICソケット110は、複数のプローブピン14がそれぞれソケット本体113の上側プレート111と下側プレート12間に装着されて、図5に示すように、コイルスプリング50の付勢力で、第1プランジャ20の第1接触部21及び第1本体部22の一部が下側プレート12の下方に突出すると共に、第2プランジャ30の第2接触部31及び第2本体部32の一部が上側プレート11の上方に突出するような状態で、配線基板1上に配置されている。
すなわち、図6に示すように、第1プランジャ20の第1接触部21がそれぞれ、配線基板1の対応する電極1aに接触するように位置決めされ、このICソケット110が配線基板1に配置されている。このとき、筒状部材40内でコイルスプリング50が第1プランジャ20の第1挿入部22の第1受け部23により圧縮される。
この状態から、ICパッケージ2を収容部115上に収容して、図6に示すように、ICパッケージ2のそれぞれの板状端子2aが、対応する第2プランジャ30の第2接触部31に接触するように位置決めされる。
このICソケット110は、第2プランジャ30が上側プレート111の上方に突出した位置にあるときには、図5及び図6に示すように、その第2本体部32の摺動軸部35の大径軸部35cとテーパ形状軸部35bの境界部分が、上部貫通孔111bの内壁部118のテーパ形状孔部118a(ここでは、テーパ形状孔部118aにおける図5の左側)に当接するようになっている。また、このとき、プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに対して、第2接触部31の先端が、幅a(例えば、0.05mm)だけ位置がずれるように、第2プランジャ30が傾斜している(ここでは、図5の左側に傾斜している)。
その後、ICパッケージ2を下方に押圧して下降させると、筒状部材40内でコイルスプリング50が第2プランジャ30の第2挿入部32の第2受け部33により圧縮される。
このように、ICパッケージ2で下方に押圧されて第2プランジャ30が下方に移動するに連れて、第2本体部32の摺動軸部35の大径軸部35cとテーパ形状軸部35bの境界部分が、上部貫通孔111bの内壁部118のテーパ形状孔部118a(ここでは、テーパ形状孔部118aにおける図5の左側)に沿って摺動するようになる。また、プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに対して、第2プランジャ30が起立してきて傾斜が小さくなり、第2接触部31の先端のずれ幅が幅aより小さくなる。
また、ICパッケージ2でさらに下方に押圧されて第2プランジャ30が上側プレート111の上方に突出しない収納状態にあるときには、図7に示すように、第2本体部32の摺動軸部35の大径軸部35cが、上部貫通孔111bの内壁部118の小径孔部118b(ここでは、小径孔部118bにおける図7の左側)に当接し、第2本体部32の摺動軸部35の大径軸部35cが上部貫通孔111bの内壁部118の小径孔部118bに沿って摺動するようになる。また、プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに対して、第2プランジャ30がさらに起立してきてより傾斜が小さくなって略起立状態となり(ここでは、第2プランジャ30は図7の左側に僅かに傾斜している)、第2接触部31の先端のずれ幅が幅b(例えば、0.01mm)だけとなる。
このように、ICパッケージ2の板状端子2aに第2接触部31の先端が当接しながら、第2プランジャ30が上側プレート111の上方に最も突出した位置にあるときと、第2プランジャ30が上側プレート111の上方に突出しない下方に位置する(収納状態にある)ときで、第2プランジャ30の第2本体部32の摺動軸部35とソケット本体113の上部貫通孔111bの内壁部118との当接位置が変化することで、プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに対する第2プランジャ30の傾斜が起立して小さくなって第2接触部31の先端が横方向(プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに近づく方向)にスライドして双方のずれ幅が幅aから幅bに小さくなり、その結果、第2接触部31の先端でICパッケージ2の板状端子2aをワイピングするようになっている。
そして、このように第1プランジャ20及び第2プランジャ30によってコイルスプリング50を圧縮することで、当該コイルスプリング50で第1プランジャ20の第1接触部21と第2プランジャ30の第2接触部31とを互いに離間する方向に付勢して配線基板1の電極1aとICパッケージ2の板状端子2aに所定の接圧で接触させた状態で、ICパッケージ2のバーンイン試験等の導通試験を実施する。
このように、この実施の形態2のICソケット110は、第2プランジャ30を傾斜させると共に、第2プランジャ30の上方位置から下方位置への移動時に、ソケット本体113の上部貫通孔111bの内壁部118と第2プランジャ30とが協働して、第2プランジャ30を傾斜状態からほぼ起立状態にさせることで、第2プランジャ30のICパッケージ2の板状端子2aとの第2接触部31を横方向(プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに近づく方向)にスライドさせるワイピング手段を有しており、これにより、プローブピン14とICソケット110のソケット本体113で協働して、プローブピン114がICソケット110の板状端子2aの表面に対してワイピングする構成とすることで、ICパッケージ2をICソケット110に確実に接続させることができる。その結果、正確な試験結果が得られるICソケット110とすることができる。
また、この実施の形態2のICソケット110によれば、
・第2プランジャ30が通る箇所の上部貫通孔111bの内壁部118が、上方から下方に向かって先細るテーパ形状孔部118a及びその下方の小径孔部118bからなっており、第2プランジャ30が上方に位置するときにはテーパ形状孔部118aに沿って摺動し、第2プランジャ30が下方に位置するときには小径孔部118bに沿って摺動すること、
・第2プランジャ30における上部貫通孔111bの内壁部118と当接する摺動軸部35が、他の箇所より大径の大径軸部35c及び上方から下方に向かうテーパ形状軸部35bを有しており、第2プランジャ30が上方から下方に移動するときに大径軸部35c及びテーパ形状軸部35bで内壁部118に沿って摺動すること、
・第2プランジャ30における第2接触部31の反対側に位置する第2受け部33に、第2プランジャ30の軸方向(上下方向)に対して垂直な方向である横方向の力が作用することで第2プランジャ30を傾斜させるように、傾斜面が設けられており、傾斜面にコイルスプリング50が当接して押圧することで、第2プランジャ30を傾斜させるように構成されていること、
により、容易かつ簡単な構成で第2プランジャ30を傾斜状態からほぼ起立状態にさせ、第2接触部31を横方向(プローブピン14の中心軸である長手方向の軸線Lに近づく方向)にスライドさせてワイピングするように構成されているため、ICパッケージ2をICソケット110に確実に接続させることができる。その結果、正確な試験結果が得られるICソケット110とすることができる。
なお、図示しないが、上側プレート111が、内壁部118の小径孔部118bから下部の部分と、テーパ形状孔部118aの部分との2つの部材からなっていても良い。このようにテーパ形状孔部118aが別部材からなっていると、テーパ構造の煩雑な加工を別工程で行うことができる。
[発明の実施の形態3]
図8〜図10には、この発明の実施の形態3を示す。なお、この発明の実施の形態3は、以下に説明する事項以外については前記した実施の形態1と同様であるので、前記した実施の形態1と異なる事項以外は同じ符号を付して説明を省略する。
この実施の形態3は、前記した実施の形態1におけるソケット本体13の上部貫通孔11bの大径孔部18a及び小径孔部18bからなる内壁部18を、形状が異なる(同じ径のみからなる)内壁部218に変更すると共に、第2プランジャ30の第2本体部32の摺動軸部35を、形状が異なる(長いテーパ形状軸部を有する)摺動軸部235に変更したものである。以下、この実施の形態3における第2プランジャ230及びソケット本体213について説明する。
この実施の形態3のICソケット210は、図8〜図10に示すように、上側プレート211及び下側プレート12を有するソケット本体213を備えている。また、上側プレート211の上部にはICパッケージ2を収容する収容部215が設けられている。
また、上側プレート211に設けられた複数の上側貫通孔211aと下側プレート12に設けられた複数の下側貫通孔12aに、複数のプローブピン214が縦方向に貫通して配設されており、これにより、収容部215にプローブピン214を保持している。
また、この実施の形態3のプローブピン214における第2プランジャ230は、筒状又は円柱状の第2本体部232を有しており、この第2本体部232の先端に、ICパッケージ2の板状端子2aと接触する略円錐形状の第2接触部231を備えている。
このうち、第2本体部232の後端側(下部側)は、他の部位より太く形成された第2挿入部234となっており、筒状部材40内に摺動可能に接触した状態で収容されており、筒状部材40の上端部に形成された第2係止部42により第2プランジャ230の突出方向(上方向)の移動が規制されている。
また、第2本体部232の先端側(上部側)は、上側プレート211の上側貫通孔211aの下部に対して細く形成された上部貫通孔211bの内壁部218に摺動可能に挿通され、一部が上側プレート211の上方に突出している。さらに詳述すると、第2本体部232の先端側は、内壁部218に摺動する摺動軸部235が、後端側(下部側)の小径軸部235a、先端側(上部側)で上方から下方の小径軸部235aに向かって徐々に先細る長いテーパ形状に形成されたテーパ形状軸部235bで構成されている。また、このうち、テーパ形状軸部235bが、上部貫通孔211bの内壁部218と当接するように構成されており、小径軸部235aは上部貫通孔211bの内壁部218に当接しない構成となっている。
また、上部貫通孔211bの内壁部218は、上方から下方に掛けて径が変化しないように形成されている。
また、第2挿入部234の後端(下部)には、コイルスプリング50を係止する第2受け部233が一体成形されている。この第2受け部233は、第2プランジャ230の軸方向(ここでは、上下方向)に対して垂直な方向である横方向の力が作用することで、第2プランジャ230を傾斜させるように構成されている。具体的には、第2受け部233が、所定角度(ここでは、第1受け部23と同角度)の傾斜面に形成されており、第2挿入部234の後端を上方に付勢すると共に横方向の一の方向(ここでは、図8の右方向)に付勢するようになっている。そして、コイルスプリング50によって第2挿入部234の後端が横方向の一の方向に付勢されることで、第2プランジャ230の先端に有する第2接触部231が、第2挿入部234の後端が付勢された一の方向とは逆向きの横方向(ここでは、図8の左方向)に付勢されるようになっている。これにより、第2プランジャ230を横方向(ここでは、図8の左方向)に傾斜させるようになっている。ここでは、図8に示すように、第2プランジャ230が上側プレート211の上方に最も突出した位置で、プローブピン214の中心軸である長手方向の軸線Lに対して、第2接触部231の先端が、幅a(例えば、0.05mm)だけ左方向に位置がずれるように傾斜させている。
このような、第2プランジャ230の第2挿入部234の後端の第2受け部233を傾斜させる構成と、ソケット本体213の上部貫通孔211bの内壁部218が上方から下方まで同一径となっている構成と、第2プランジャ230の第2本体部232の摺動軸部235が、後端側の小径軸部235a及び先端側のテーパ形状軸部235bからなる構成とで、第2プランジャ230の上方位置から下方位置への移動時に、ソケット本体213の上部貫通孔211bの内壁部218と第2プランジャ230とが協働して、第2プランジャ230を傾斜状態からほぼ起立状態にさせることで、第2プランジャ230のICパッケージ2の板状端子2aと接触する第2接触部231を横方向(プローブピン214の中心軸である長手方向の軸線Lに近づく方向)にスライドさせるワイピング手段を構成している。
次に、このようなプローブピン214とソケット本体213を備えたICソケット210の作用について説明する。
このICソケット210は、複数のプローブピン214がそれぞれソケット本体213の上側プレート211と下側プレート12間に装着されて、図8に示すように、コイルスプリング50の付勢力で、第1プランジャ20の第1接触部21及び第1本体部22の一部が下側プレート12の下方に突出すると共に、第2プランジャ230の第2接触部231及び第2本体部232の一部が上側プレート211の上方に突出するような状態で、配線基板1上に配置されている。
すなわち、図9に示すように、第1プランジャ20の第1接触部21がそれぞれ、配線基板1の対応する電極1aに接触するように位置決めされ、このICソケット210が配線基板1に配置されている。このとき、筒状部材40内でコイルスプリング50が第1プランジャ20の第1挿入部22の第1受け部23により圧縮される。
この状態から、ICパッケージ2を収容部215上に収容して、図9に示すように、ICパッケージ2のそれぞれの板状端子2aが、対応する第2プランジャ230の第2接触部231に接触するように位置決めされる。
このICソケット210は、第2プランジャ230が上側プレート211の上方に突出した位置にあるときには、図8及び図9に示すように、その第2本体部232の摺動軸部235のテーパ形状軸部235bが、上部貫通孔211bの内壁部218(ここでは、内壁部218における図8の左側)に当接するようになっている。また、このとき、プローブピン214の中心軸である長手方向の軸線Lに対して、第2接触部231の先端が、幅a(例えば、0.05mm)だけ位置がずれるように、第2プランジャ230が傾斜している(ここでは、図8の左側に傾斜している)。
その後、ICパッケージ2を下方に押圧して下降させると、筒状部材40内でコイルスプリング50が第2プランジャ230の第2挿入部232の第2受け部233により圧縮される。
このように、ICパッケージ2で下方に押圧されて第2プランジャ230が下方に移動するに連れて、第2本体部232の摺動軸部235のテーパ形状軸部235bが、上部貫通孔211bの内壁部218(ここでは、内壁部218における図8の左側)に沿って摺動するようになる。また、プローブピン214の中心軸である長手方向の軸線Lに対して、第2プランジャ230が起立してきて傾斜が小さくなり、第2接触部231の先端のずれ幅が幅aより小さくなる。
また、ICパッケージ2でさらに下方に押圧されて第2プランジャ230が上側プレート211の上方に突出しない収納状態にあるときには、図10に示すように、第2本体部232の摺動軸部235のテーパ形状軸部235bが、上部貫通孔211bの内壁部218(ここでは、内壁部218における図10の左側)に当接し、第2本体部232の摺動軸部235のテーパ形状軸部235bが上部貫通孔211bの内壁部218に沿って摺動するようになる。また、プローブピン214の中心軸である長手方向の軸線Lに対して、第2プランジャ230がさらに起立してきてより傾斜が小さくなって略起立状態となり(ここでは、第2プランジャ230は図10の左側に僅かに傾斜している)、第2接触部231の先端のずれ幅が幅b(例えば、0.01mm)だけとなる。
このように、ICパッケージ2の板状端子2aに第2接触部231の先端が当接しながら、第2プランジャ230が上側プレート211の上方に最も突出した位置にあるときと、第2プランジャ230が上側プレート211の上方に突出しない下方に位置する(収納状態にある)ときで、第2プランジャ230の第2本体部232の摺動軸部235とソケット本体213の上部貫通孔211bの内壁部218との当接位置が変化することで、プローブピン214の中心軸である長手方向の軸線Lに対する第2プランジャ30の傾斜が起立して小さくなって第2接触部231の先端が横方向(プローブピン214の中心軸である長手方向の軸線Lに近づく方向)にスライドして双方のずれ幅が幅aから幅bに小さくなり、その結果、第2接触部231の先端でICパッケージ2の板状端子2aをワイピングするようになっている。
そして、このように第1プランジャ20及び第2プランジャ230によってコイルスプリング50を圧縮することで、当該コイルスプリング50で第1プランジャ20の第1接触部21と第2プランジャ230の第2接触部231とを互いに離間する方向に付勢して配線基板1の電極1aとICパッケージ2の板状端子2aに所定の接圧で接触させた状態で、ICパッケージ2のバーンイン試験等の導通試験を実施する。
このように、この実施の形態3のICソケット210は、第2プランジャ230を傾斜させると共に、第2プランジャ230の上方位置から下方位置への移動時に、ソケット本体213の上部貫通孔211bの内壁部218と第2プランジャ230とが協働して、第2プランジャ230を傾斜状態からほぼ起立状態にさせることで、第2プランジャ230のICパッケージ2の板状端子2aとの第2接触部231を横方向(プローブピン214の中心軸である長手方向の軸線Lに近づく方向)にスライドさせるワイピング手段を有しており、これにより、プローブピン214とICソケット210のソケット本体213で協働して、プローブピン214がICソケット210の板状端子2aの表面に対してワイピングする構成とすることで、ICパッケージ2をICソケット210に確実に接続させることができる。その結果、正確な試験結果が得られるICソケット210とすることができる。
また、この実施の形態3のICソケット210によれば、
・第2プランジャ230が通る箇所の上部貫通孔211bの内壁部218が、上方から下方まで変化しない構成となっており、第2プランジャ230が内壁部218に沿って摺動すること、
・第2プランジャ230における上部貫通孔211bの内壁部218と当接する摺動軸部235が、上方から下方に向かって徐々に先細るテーパ形状に形成されたテーパ形状軸部235bを有しており、第2プランジャ230が上方から下方に移動するときにテーパ形状軸部235bで内壁部218に沿って摺動すること、
・第2プランジャ230における第2接触部231の反対側に位置する第2受け部233に、第2プランジャ230の軸方向(上下方向)に対して垂直な方向である横方向の力が作用することで第2プランジャ230を傾斜させるように、傾斜面が設けられており、傾斜面にコイルスプリング50が当接して押圧することで、第2プランジャ230を傾斜させるように構成されていること、
により、容易かつ簡単な構成で第2プランジャ230を傾斜状態からほぼ起立状態にさせ、第2接触部231を横方向(プローブピン214の中心軸である長手方向の軸線Lに近づく方向)にスライドさせてワイピングするように構成されているため、ICパッケージ2をICソケット210に確実に接続させることができる。その結果、正確な試験結果が得られるICソケット210とすることができる。
なお、本発明の電気部品用ソケットは、前記した実施の形態1〜3で説明し、図に示したものに限るものではなく、電気接触子の接触部材の摺動軸部の大径軸部及びテーパ形状軸部の大きさや角度、ソケット本体の貫通孔の内壁部の大径孔部、小径孔部、テーパ形状孔部等の大きさや角度、電気接触子の接触部材の底部の傾斜面の傾斜角度などは、本発明の作用効果が得られるように、適宜に組み合わせて設定すれば良い。
また、本発明のワイピング手段における接触部材を傾斜させる構成は、前記した実施の形態1〜3のような、接触部材の底部に傾斜面を設けて、当該傾斜面に付勢手段が当接して押圧することで成される構成に限るものではなく、接触部材における接触部の反対側に位置する底部に、接触部材の軸方向に対して垂直な方向の力が作用することで、接触部材を傾斜させる適宜の構成が利用できる。例えば、接触部材の底部には傾斜が付いておらず、当該底部に当接する付勢手段であるコイルスプリングの巻き方の粗密を左右で変えることで、接触部材を上方に付勢すると共に左右のどちらかの横方向の一方に偏って付勢して、接触部材を傾斜させるようになっていても良い。また、この構成と前記した実施の形態1〜3のような傾斜面の双方を用いて接触部材を傾斜させるようになっていても良い。
また、本発明の「電気接触子」は、前記した実施の形態1〜3のような構造のプローブピンに限るものではなく、他の構造のものにも適用できる。
また、前記した実施の形態1〜3では、本発明の「電気部品用ソケット」をICソケットに適用したが、これに限るものではなく、他の電気部品にも適用できる。
1 配線基板
1a 電極
2 ICパッケージ(電気部品)
2a 板状端子(端子)
10,110,210 ICソケット(電気部品用ソケット)
11a,111a,211a 上側貫通孔(貫通孔)
11b,111b,211b 上部貫通孔(接触部材が通る箇所の貫通孔)
13,113,213 ソケット本体
14,214 プローブピン(電気接触子)
15,115,215 収容部
18,118,218 内壁部
18a 大径孔部
18b,118b 小径孔部
20 第1プランジャ
21 第1接触部
30,230 第2プランジャ(接触部材)
31,231 第2接触部(接触部)
32,232 第2本体部(本体部)
33,233 第2受け部(底部)
35,235 摺動軸部
35a,235a 小径軸部
35b,235b テーパ形状軸部
35c 大径軸部
40 筒状部材
50 コイルスプリング(付勢手段)
118a テーパ形状孔部

Claims (7)

  1. 配線基板上に配置され、電気部品が収容される収容部を有するソケット本体と、
    該ソケット本体に設けられた貫通孔に挿入して配設されて前記電気部品に設けられた端子に接触することで、前記電気部品と電気的に接続される電気接触子と、
    を有する電気部品用ソケットにおいて、
    前記電気接触子が、筒状部材と、該筒状部材内で上下動して前記端子に接触する接触部材と、該接触部材を上方に付勢する付勢手段と、を有し、
    前記接触部材を傾斜させると共に、前記接触部材の上方位置から下方位置への移動時に、前記貫通孔の内壁部と前記接触部材とが協働して、前記接触部材を傾斜状態からほぼ起立状態にさせることで、前記接触部材の前記端子との接触部を横方向にスライドさせるワイピング手段を有することを特徴とする電気部品用ソケット。
  2. 前記ワイピング手段は、
    前記接触部材が通る箇所の前記貫通孔の前記内壁部が、上方の大径孔部及び下方の小径孔部からなっており、
    前記接触部材が上方に位置するときには前記大径孔部に沿って摺動し、前記接触部材が下方に位置するときには前記小径孔部に沿って摺動することで、
    前記接触部を横方向にスライドさせるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気部品用ソケット。
  3. 前記ワイピング手段は、
    前記接触部材が通る箇所の前記貫通孔の前記内壁部が、上方から下方に向かってテーパ形状に形成されており、
    前記接触部材が上方から下方に移動するときにテーパ形状に形成された前記内壁部に沿って摺動することで、
    前記接触部を横方向にスライドさせるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気部品用ソケット。
  4. 前記ワイピング手段は、
    前記接触部材における前記貫通孔の前記内壁部と当接する摺動軸部が、他の箇所より大径の大径軸部となっており、
    前記接触部材が上方から下方に移動するときに前記大径軸部で前記内壁部に沿って摺動することで、
    前記接触部を横方向にスライドさせるように構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の電気部品用ソケット。
  5. 前記ワイピング手段は、
    前記接触部材における前記貫通孔の前記内壁部と当接する摺動軸部が、上方から下方に向かうテーパ形状軸部を有しており、
    前記接触部材が上方から下方に移動するときに前記テーパ形状軸部で前記内壁部に沿って摺動することで、
    前記接触部を横方向にスライドさせるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の電気部品用ソケット。
  6. 前記ワイピング手段は、
    前記接触部材における前記接触部の反対側に位置する底部に、前記接触部材の軸方向に対して垂直な方向の力が作用することで、前記接触部材を傾斜させるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに記載の電気部品用ソケット。
  7. 前記ワイピング手段は、
    前記接触部材における前記接触部の反対側に位置する底部に傾斜面が設けられており、
    該傾斜面に前記付勢手段が当接して押圧することで、
    前記接触部材を傾斜させるように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の電気部品用ソケット。
JP2013072827A 2013-03-29 2013-03-29 電気部品用ソケット Pending JP2014197489A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013072827A JP2014197489A (ja) 2013-03-29 2013-03-29 電気部品用ソケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013072827A JP2014197489A (ja) 2013-03-29 2013-03-29 電気部品用ソケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014197489A true JP2014197489A (ja) 2014-10-16

Family

ID=52358137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013072827A Pending JP2014197489A (ja) 2013-03-29 2013-03-29 電気部品用ソケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014197489A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0399364U (ja) * 1990-01-29 1991-10-17
JPH05182729A (ja) * 1991-12-26 1993-07-23 Yamaichi Electron Co Ltd 電気部品用接触子
JP2006098254A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Yokowo Co Ltd プローブ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0399364U (ja) * 1990-01-29 1991-10-17
JPH05182729A (ja) * 1991-12-26 1993-07-23 Yamaichi Electron Co Ltd 電気部品用接触子
JP2006098254A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Yokowo Co Ltd プローブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109073679B (zh) 探针以及利用该探针的电子设备
JP4487261B2 (ja) Icソケット
TW201245726A (en) Test jig
JP2007303826A (ja) プローブ
JPWO2011096067A1 (ja) 接触子及び電気的接続装置
JP5486760B2 (ja) コンタクトピン及び電気部品用ソケット
JP2003167001A (ja) 電子部品用ソケットのコンタクトプローブ及びこれを用いた電子部品用ソケット
WO2018123876A1 (ja) 電気接触子及び電気部品用ソケット
JP2015121476A (ja) コンタクトプローブ及び電気部品用ソケット
KR20120065050A (ko) 검사용 탐침장치 및 그 검사용 탐침장치의 제조방법
TW201326844A (zh) 半導體元件用插座
JP5673366B2 (ja) 半導体素子用ソケット
JP2002228682A (ja) プローブ
JP2008032620A (ja) プローブピン
KR101715741B1 (ko) 전자부품 검사용 소켓
WO2018105316A1 (ja) プローブピンおよびicソケット
KR101662951B1 (ko) 푸쉬 플레이트가 있는 프로브 카드
JP2014197489A (ja) 電気部品用ソケット
JP2014127407A (ja) 電気接触子及び電気部品用ソケット
TWI427297B (zh) 基板檢查用之檢查治具
US9435854B2 (en) Electrical contactor and contact method for the same
JP6266209B2 (ja) 電気接触子及び電気部品用ソケット
WO2019187957A1 (ja) 検査治具、及びこれを備えた検査装置
JP2010091436A (ja) コンタクトプローブ。
JP4414828B2 (ja) プローブカード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161018

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170411