JP2014196652A - 型枠保持金具及び一体べた基礎コンクリート打設工法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基礎コンクリートを打設する際に使用される型枠保持金具1は、内側型枠92を支持する型枠受け部材4と、型枠受け部材4を支持する連結部材2と、連結部材2を所定高さに支持する脚部材3と、を備える。型枠受け部材4は、水平方向に延びる長尺状の底板41と、底板41から上方に起立すると共に底板41に対して平行に延びる長尺状の側板42と、を備える。底板41は、内側型枠92の下面を支持し、側板42は、内側型枠92の屋内側表面の下端部を支持する。連結部材2は、外側型枠91又は底盤補強筋Rの何れかに連結される。
【選択図】図1
Description
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る型枠保持金具及びこれを用いた一体べた基礎コンクリート打設工法について説明する。図1〜図3を参照して、図示の型枠保持金具1は、例えばステンレス製であって、一端側が外側型枠91に係止される連結部材2と、連結部材2を所定高さに支持する脚部材3と、連結部材2の他端側にて内側型枠92の下端部を支持する型枠受け部材4と、を備える。
図14を参照して、本発明の第2実施形態に係る型枠保持金具1Aについて説明する。型枠保持金具1Aは、上記型枠保持金具1と略同一の構成を有するが、連結部材2及び型枠受け部材4に代えて、当接片22cが設けられた連結部材2Aと、側板43を有しない型枠受け部材4Aと、を備える点で異なる。当接片22cは、底面支持部材22aから上方に起立し、側面支持部材22bと対面するように設けられている。型枠受け部材4Aを連結部材2Aの底面支持部材22aに載置すると、底板41の側縁41bが当接片22cに当接する。また、型枠受け部材4Aが連結部材2Aに固定された状態において、内側型枠92を型枠受け部材4Aに設置すると、内側型枠92の屋外側表面の下端部は、当接片22cに当接することになる。このような構成によっても、上述した実施形態における型枠保持金具1と同様の効果を得ることができる。
次に、図15〜図19を参照して、本発明の第3実施形態に係る型枠保持金具1Bについて説明する。上述した第1及び第2実施形態に係る型枠保持金具1,1Aと実質同一の部材については同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。ここで、第1及び第2実施形態に係る型枠保持金具1,1Aは外側型枠91に係止されて連結されたが、本実施形態に係る型枠保持金具1Bは、外側型枠91に代えて、底盤補強筋Rに連結されて固定される点で異なる。なお、「底盤補強筋」とは、底盤のコンクリートを補強するために、コンクリートが流し込まれる底盤部分に予め配筋された横鉄筋を意味する。
2,2B 連結部材
3,3B 脚部材
4 型枠受け部材
6 頭繋ぎ金具
8 ナット
21 連結部
21a 係止部
22,22B 支持部
23 第1連結部材
24 第1固定部
25 第1連結部
26 第2連結部材
27 支持部材
28 第2固定部
29 第2連結部
41 底板
42,43 側板
91 外側型枠
92 内側型枠
96,98 上部連結金物
R 底盤補強筋
Claims (11)
- 一体べた基礎コンクリートを打設する際に使用される型枠保持金具であって、
内側型枠を支持する型枠受け部材と、
前記型枠受け部材を支持する連結部材と、
前記連結部材を所定高さに支持する脚部材と、を備え、
前記型枠受け部材は、水平方向に延びる長尺状の底板と、前記底板から上方に起立すると共に前記底板に対して平行に延びる長尺状の側板と、を備え、
前記底板は、前記内側型枠の下面を支持し、前記側板は、前記内側型枠の屋内側表面の下端部を支持し、
前記連結部材は、外側型枠又は底盤補強筋の何れかに連結されることを特徴とする型枠保持金具。 - 前記型枠受け部材の前記側板は、前記内側型枠の屋内側表面の下端部を横幅方向に沿って亘って支持するものであること特徴とする請求項1に記載の型枠保持金具。
- 前記型枠受け部材は、前記底板から上方に起立する他の側板を備え、前記他の側板と前記側板との間隔は、前記内側型枠の厚みに対応することを特徴とする請求項1又は2に記載の型枠保持金具。
- 前記連結部材は、前記型枠受け部材を支持する支持部と、前記底盤補強筋に固定される第1固定手段と、前記支持部と前記第1固定手段とを連結する第1連結部と、を備えることを特徴とする型枠保持金具。
- 前記連結部材は、支持部材と、前記支持部材と前記第1固定手段とを連結する第2連結部と、を更に備え、前記支持部材には前記底盤補強筋に固定される第2固定手段が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の型枠保持金具。
- 前記連結部材は、その一端側が前記外側型枠に係止されて前記外側型枠に連結され、前記型枠受け部材は、前記連結部材の他端側にて前記内側型枠を支持し、前記型枠受け部材の前記底板は、前記連結部材に対して垂直に延びることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の型枠保持金具。
- 前記脚部材は、高さ調整自在に構成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の型枠保持金具。
- 前記脚部材は、前記連結部材に固定された上脚部材と、前記上脚部材に螺着された下脚部材と、を備え、前記下脚部材を前記上脚部材に対して相対的に回転させることにより、前記脚部材の高さを無段階調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の型枠保持金具。
- 請求項1〜8の何れかに記載の型枠保持金具を用いた一体べた基礎コンクリート打設工法であって、
前記内側型枠として断熱材から成る断熱型枠を用い、外側型枠と前記断熱型枠との間にコンクリートを流し込み、前記コンクリートと前記断熱型枠とを一体化させることを特徴とする一体べた基礎コンクリート打設工法。 - 前記型枠受け部材を、隣接して設置された一対の前記連結部材の間に掛け渡すように設置して固定し、複数の前記型枠受け部材を長手方向に連結させ、前記複数の型枠受け部材を用いて複数の前記断熱型枠を支持することを特徴とする請求項9に記載の一体べた基礎コンクリート打設工法。
- 外側型枠と内側型枠とを互いに向き合うように設置し、前記外側型枠と前記内側型枠との間にコンクリートを流し込んで固化させることにより、一体べた基礎コンクリートを打設する一体べた基礎コンクリート打設工法であって、
前記内側型枠として断熱材から成る断熱型枠を用い、
型枠保持金具を前記外側型枠又は底盤補強筋に連結させ、
前記型枠保持金具の型枠受け部材に前記断熱型枠の下端部を支持させ、
前記型枠受け部材により前記断熱型枠の屋内側表面の下端部を横幅方向に亘って支持した状態で、前記外側型枠と前記断熱型枠との間にコンクリートを流し込み、前記コンクリートと前記断熱型枠とを一体化させることにより、前記断熱材が一体的に設けられた一体べた基礎コンクリートを打設することを特徴とする一体べた基礎コンクリート打設工法。
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