JP2010285845A - 型枠保持装置およびコンクリート基礎形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】型枠保持装置10a、11aにおいて、アンカーボルト16を含む棒状の組合体の任意の箇所に第1の型枠保持部材20が着脱自在に設けられ、この第1の型枠保持部材20は、2つの型枠40の上端部をそれぞれ保持する。第1の型枠保持部材20とベースプレート12との間における棒状の組合体の任意の箇所に第2の型枠保持部材21、22が着脱自在に設けられ、この第2の型枠保持部材21、22は、2つの型枠40のうち少なくとも一方の型枠40の下端部をそれぞれ保持する。第1の型枠保持部材20および第2の型枠保持部材21、22は、2つの型枠40を棒状の組合体から離間した状態で保持する。
【選択図】図4
Description
まず、型枠保持装置の全体的な構成について図1A、図1B、図2Aおよび図2Bを用いて説明する。ここで、図1A、図1Bに示す型枠保持装置10a、10bは、外周基礎のコンクリート基礎を形成する際に当該型枠保持装置10a、10bの両側または片側に配置される型枠40を保持するために用いられ、図2A、図2Bに示す型枠保持装置11a、11bは、中基礎のコンクリート基礎を形成する際に当該型枠保持装置11a、11bの両側に配置される型枠40を保持するために用いられるようになっている。ここで、型枠40は、略直方体形状の例えば木材からなり、この型枠40は、図1A、図1B、図2A、図2Bの紙面に対してそれぞれ直交するよう細長く延びている。
次に、図1A、図1B、図2A、図2Bに示すような型枠保持装置10a、10b、11a、11bの各構成要素の構成の詳細について図3を用いて説明する。図3(a)〜(g)は、図1A、図1B、図2A、図2Bに示す型枠保持装置10a、10b、11a、11bの各構成要素の構成の詳細を示す斜視図である。
次に、図1乃至図3に示すような外周基礎用の第1、第2の型枠保持装置10a、10bおよび中基礎用の第1、第2の型枠保持装置11a、11bを用いてコンクリート基礎を形成するためのコンクリート基礎形成方法について図4乃至図7を用いて以下に説明する。本実施の形態においては、外周基礎用の第1、第2の型枠保持装置10a、10bおよび中基礎用の第1、第2の型枠保持装置11a、11bを用いてベタ基礎を形成するような態様について説明する。なお、本発明はベタ基礎を形成するような態様に限定されることはなく、図1乃至図3に示すような外周基礎用の第1、第2の型枠保持装置10a、10bおよび中基礎用の第1、第2の型枠保持装置11a、11bを用いて他の形態のコンクリート基礎を形成してもよい。
11a、11b 中基礎用の型枠保持装置
12 ベースプレート(基台)
12a、12b 貫通孔
14 ナット
16 アンカーボルト
16a ネジ山
17 全ネジボルト
18 鉄筋保持部材
18a 貫通孔
19 接続部材
20 第1の型枠保持部材
20a 貫通孔
20c、20d、20e、20f 型枠保持部分
21 第2の型枠保持部材
21a 貫通孔
21c、21d、21e、21f 型枠保持部分
22 第2の型枠保持部材
22a、22b ナット
22c、22d 型枠保持部分
40 型枠
42 鉄筋
50 捨てコンクリート
52 地面
54 コンクリート
60 アンカーボルト
64 コンクリート
66 コンクリート
Claims (9)
- コンクリート基礎を形成する際に型枠を保持するために用いられる型枠保持装置であって、
基台と、
前記基台に設けられた、棒状部材および当該棒状部材の上方に設けられたアンカーボルトからなる棒状の組合体と、
前記棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けられ、当該組合体の両側に配置される2つの型枠の上端部をそれぞれ保持するための第1の型枠保持部材と、
前記第1の型枠保持部材と前記基台との間における前記棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けられ、当該組合体の両側に配置される2つの型枠のうち少なくとも一方の型枠の下端部を保持するための第2の型枠保持部材と、
を備え、
前記第1の型枠保持部材および前記第2の型枠保持部材は、前記棒状の組合体の両側に位置される2つの型枠を当該組合体から離間した状態で保持するようになっていることを特徴とする型枠保持装置。 - 前記棒状の組合体の棒状部材は全ネジボルトからなることを特徴とする請求項1記載の型枠保持装置。
- 前記棒状の組合体の棒状部材は前記基台に対して着脱自在に取り付けられるようになっていることを特徴とする請求項1または2記載の型枠保持装置。
- 前記第1の型枠保持部材は前記棒状の組合体のアンカーボルトに設けられ、前記第2の型枠保持部材は前記棒状の組合体の前記棒状部材に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の型枠保持装置。
- 前記基台は捨てコンクリートの表面に取り付けることができるようになっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の型枠保持装置。
- 前記第2の型枠保持部材と前記基台との間における前記棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けられ、鉄筋を保持するための鉄筋保持部材を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の型枠保持装置。
- 前記棒状の組合体の両側に位置される2つの型枠は、それぞれ、前記第1の型枠保持部材および前記第2の型枠保持部材によりその上端部および下端部がそれぞれ保持されるようになっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の型枠保持装置。
- 前記棒状の組合体の両側に位置される2つの型枠のうち一方の型枠は、前記第1の型枠保持部材および前記第2の型枠保持部材によりその上端部および下端部がそれぞれ保持されるようになっており、他方の型枠は、前記第1の型枠保持部材によりその上端部が保持されるとともにその下端部は捨てコンクリート上に配置されるようになっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の型枠保持装置。
- コンクリート基礎を形成するためのコンクリート基礎形成方法であって、
基台と、前記基台に設けることが可能な、棒状部材および当該棒状部材の上方に設けられたアンカーボルトからなる棒状の組合体と、前記棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けることが可能な、当該組合体の両側に配置される2つの型枠の上端部をそれぞれ保持するための第1の型枠保持部材と、前記第1の型枠保持部材と前記基台との間における前記棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けることが可能な、当該組合体の両側に配置される2つの型枠のうち少なくとも一方の型枠の下端部を保持するための第2の型枠保持部材と、をそれぞれ準備する工程と、
捨てコンクリートの表面に前記基台を設ける工程と、
前記第1の型枠保持部材および前記第2の型枠保持部材により、前記棒状の組合体の両側において2つの型枠を当該組合体から離間した状態で保持させる工程と、
前記第1の型枠保持部材および前記第2の型枠保持部材により保持された2つの型枠の下端部の下方の領域およびこの2つの型枠の間の領域にコンクリートを一度に流し込む工程と、
を備えたことを特徴とするコンクリート基礎形成方法。
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