JP4949438B2 - コンクリート基礎形成方法 - Google Patents

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本発明は、コンクリート基礎を形成するためのコンクリート基礎形成方法に関する。
従来より、建屋の基礎としては、布基礎やベタ基礎等のコンクリート基礎が用いられており、このコンクリート基礎からアンカーボルトが上方に突出するようになっている。より具体的には、従来のコンクリート基礎形成方法においては、捨てコンクリートの上方において格子状に張り巡らされた鉄筋にアンカーボルトを固定し、その後、アンカーボルトを挟むように2つの型枠を設置し、この2つの型枠の間にコンクリートを流し込むことによって、アンカーボルトがその上面から上方に突出したようなコンクリート基礎を形成するようになっている。以下、従来のコンクリート基礎形成方法について図8(a)〜(d)を用いて詳しく説明する。
図8(a)〜(d)は、従来のコンクリート基礎形成方法による、外周基礎および中基礎のコンクリート基礎を形成するときの一連の動作を示す説明図である。ここで、外周基礎とは、概して建屋の外周に沿って設けられる基礎のことであり、中基礎とは、概して建屋の内部の下方に設けられる基礎のことである。
まず、図8(a)に示すように、地面52の上に捨てコンクリート50の層を形成する。この捨てコンクリート50は表面が概して平らなものとなっている。次に、捨てコンクリート50のわずかに上方において略水平面に沿って格子状に鉄筋42を張り巡らせる。図8(a)においては、図8(a)の左右方向に延びる鉄筋42、この鉄筋42と直交するような鉄筋42(図8(a)の紙面と直交するような鉄筋42)および鉛直方向(図8(a)の上下方向)に延びる鉄筋42が示されている。
次に、図8(b)に示すように、捨てコンクリート50の上にコンクリート64を流し込む。この際に、格子状に張り巡らされた鉄筋42の大部分が、流し込まれたコンクリート64内に埋められるようにする。
捨てコンクリート50の上に流し込まれたコンクリート64が固まったら、次に、コンクリート64から表面に露出している鉄筋42にアンカーボルト60を取り付ける。そして、図8(c)に示すように、アンカーボルト60の両側において略直方体形状の例えば木材からなる型枠40をそれぞれコンクリート64上に設置する。ここで、型枠40は図8(c)の紙面に対して直交するよう細長く延びている。そして、アンカーボルト60の両側に設置された2つの型枠40の間にコンクリート66を更に流し込む。
その後、2つの型枠40の間に流し込まれたコンクリート66が固まったら、図8(d)に示すように、型枠40をコンクリート66から取り外す。このようにして、アンカーボルト60がその上面から上方に突出したようなコンクリート基礎が形成される。
従来の他のコンクリート基礎形成方法としては、例えば特許文献1乃至16に示すものが知られている。
特開2004−19312号公報 特開2003−138574号公報 特開2002−212955号公報 特開2002−146805号公報 特開2001−323656号公報 特開2000−220294号公報 特開平10−280428号公報 特開平9−256385号公報 特開平6−146583号公報 特開平6−146585号公報 登録実用新案公報第3061724号 特開2005−248443号公報 特開2006−9408号公報 特開平7−247685号公報 特開平9−217487号公報 特開平3−81464号公報
しかしながら、図8に示すような従来のコンクリート基礎形成方法においては、捨てコンクリート50の上に一度コンクリート64を流し込み、このコンクリート64が固まった後にコンクリート66を流し込むようになっている。このようなコンクリートの二度打ちの方法では、一回目に流し込まれたコンクリート64と二回目に流し込まれたコンクリート66との間の打ち継ぎ部分において打ち継ぎ不良が生じてしまい、建屋の施工において欠陥が発生してしまうおそれがある。具体的には、コンクリート64とコンクリート66との間に隙間が形成されてしまい、コンクリート基礎の耐久性が低下したり浸水が発生したりするおそれがある。また、図8に示すようなコンクリートの二度打ちの方法では、工期が長くなるとともにコンクリート基礎の打設コストが高くなってしまうという問題がある。
また、従来のコンクリート基礎形成方法においては、アンカーボルトや型枠の位置決めを精度良く行うことが難しいという問題があった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、コンクリートを1回流し込むだけでコンクリート基礎を形成することができ、このため、打ち継ぎ不良の発生を抑止することができるとともに、コンクリート基礎の打設コストを低減させることができるようなコンクリート基礎形成方法を提供することを目的とする。
本発明のコンクリート基礎形成方法は、コンクリート基礎を形成するためのコンクリート基礎形成方法であって、基台と、前記基台に設けることが可能な、棒状部材および当該棒状部材の上方に設けられたアンカーボルトからなる棒状の組合体と、前記棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けることが可能な、当該組合体の両側に配置される2つの型枠の上端部をそれぞれ保持するための第1の型枠保持部材と、前記第1の型枠保持部材と前記基台との間における前記棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けることが可能な、当該組合体の両側に配置される2つの型枠のうち少なくとも一方の型枠の下端部を保持するための第2の型枠保持部材と、をそれぞれ準備する工程と、捨てコンクリートの表面に前記基台を設ける工程と、前記第1の型枠保持部材および前記第2の型枠保持部材により、前記棒状の組合体の両側において2つの型枠を当該組合体から離間した状態で保持させる工程と、前記第1の型枠保持部材および前記第2の型枠保持部材により保持された2つの型枠の下端部の下方の領域およびこの2つの型枠の間の領域にコンクリートを一度に流し込む工程と、を備えたことを特徴とする。
このようなコンクリート基礎形成方法によれば、保持された2つの型枠の下端部の下方の領域およびこの2つの型枠の間の領域にコンクリートを一度に流し込むことができる。ここで、コンクリートを2回流し込むような従来のコンクリートの二度打ちの方法では、一回目に流し込まれたコンクリートと二回目に流し込まれたコンクリートとの間の打ち継ぎ部分において打ち継ぎ不良が生じてしまい、建屋の施工において欠陥が発生してしまうおそれがある。これに対し、上述のようなコンクリート基礎形成方法によれば、コンクリートを1回流し込むだけでコンクリート基礎を形成することができるので、打ち継ぎ不良の発生を抑止することができるとともに、コンクリート基礎の打設コストを低減させることができる。さらに、アンカーボルトを含む棒状の組合体が基台に設けられるので、アンカーボルトの位置決めを精度良く行うことができる。また、棒状の組合体の任意の箇所に第1の型枠保持部材および第2の型枠保持部材を設けることができるので、これらの第1の型枠保持部材や第2の型枠保持部材に保持される型枠の位置決めを精度良く行うことができる。
本発明のコンクリート基礎形成方法によれば、打ち継ぎ不良の発生を抑止することができるとともに、コンクリート基礎の打設コストを低減させることができる。
本発明の実施の形態における外周基礎用の第1の型枠保持装置の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態における外周基礎用の第2の型枠保持装置の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態における中基礎用の第1の型枠保持装置の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態における中基礎用の第2の型枠保持装置の構成を示す正面図である。 (a)〜(f)は、図1A、図1B、図2A、図2Bにそれぞれ示す型枠保持装置の各構成要素の構成の詳細を示す斜視図である。 本発明の実施の形態による型枠保持装置を用いて外周基礎および中基礎のコンクリート基礎を形成するときの一連の動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態による型枠保持装置を用いて外周基礎および中基礎のコンクリート基礎を形成するときの一連の動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態による型枠保持装置を用いて外周基礎および中基礎のコンクリート基礎を形成するときの一連の動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態による型枠保持装置を用いて外周基礎および中基礎のコンクリート基礎を形成するときの一連の動作を示す説明図である。 (a)〜(d)は、従来のコンクリート基礎形成方法による、外周基礎および中基礎のコンクリート基礎を形成するときの一連の動作を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図7は、本発明の実施の形態による型枠保持装置およびコンクリート基礎形成方法の実施の形態を示す図である。
このうち、図1Aは、本実施の形態における外周基礎用の第1の型枠保持装置の構成を示す正面図であり、図1Bは、本実施の形態における外周基礎用の第2の型枠保持装置の構成を示す正面図である。また、図2Aは、本実施の形態における中基礎用の第1の型枠保持装置の構成を示す正面図であり、図2Bは、本実施の形態における中基礎用の第2の型枠保持装置の構成を示す正面図である。また、図3(a)〜(f)は、図1A、図1B、図2A、図2Bにそれぞれ示す型枠保持装置の各構成要素の構成の詳細を示す斜視図である。また、図4乃至図7は、本実施の形態における型枠保持装置を用いて外周基礎および中基礎のコンクリート基礎を形成するときの一連の動作を示す説明図である。なお、外周基礎とは、概して建屋の外周に沿って設けられる基礎のことであり、中基礎とは、概して建屋の内部の下方に設けられる基礎のことである。
〔型枠保持装置の全体的な構成について〕
まず、型枠保持装置の全体的な構成について図1A、図1B、図2Aおよび図2Bを用いて説明する。ここで、図1A、図1Bに示す型枠保持装置10a、10bは、外周基礎のコンクリート基礎を形成する際に当該型枠保持装置10a、10bの両側または片側に配置される型枠40を保持するために用いられ、図2A、図2Bに示す型枠保持装置11a、11bは、中基礎のコンクリート基礎を形成する際に当該型枠保持装置11a、11bの両側に配置される型枠40を保持するために用いられるようになっている。ここで、型枠40は、略直方体形状の例えば木材からなり、この型枠40は、図1A、図1B、図2A、図2Bの紙面に対してそれぞれ直交するよう細長く延びている。
図1Aに示すように、外周基礎用の第1の型枠保持装置10aは、ベースプレート(基台)12と、ベースプレート12の上面に溶接されたナット14とを備えている。また、第1の型枠保持装置10aは、全ネジボルト17と、アンカーボルト16とからなる棒状の組合体を備えている。全ネジボルト17とアンカーボルト16とは、台形円錐形状の接続部材19により接続されている。棒状の組合体の全ネジボルト17はナット14に着脱自在に取り付けられている。また、棒状の組合体のアンカーボルト16には第1の型枠保持部材20が着脱自在に設けられており、この第1の型枠保持部材20は、棒状の組合体の両側に配置される2つの型枠40の上端部をそれぞれ保持するようになっている。また、第1の型枠保持部材20とベースプレート12との間において、棒状の組合体の全ネジボルト17には第2の型枠保持部材22が着脱自在に設けられており、この第2の型枠保持部材22は、棒状の組合体の両側に配置される2つの型枠40のうち一方の型枠40の下端部を保持するようになっている。また、第2の型枠保持部材22の下方において、棒状の組合体の全ネジボルト17には鉄筋保持部材18が着脱自在に設けられており、この鉄筋保持部材18は鉄筋42を保持するようになっている。
図1Bに示すように、外周基礎用の第2の型枠保持装置10bは、図1Aに示すような第1の型枠保持装置10aとほぼ同様の構成を有しているが、第1の型枠保持装置10aと比較して、アンカーボルト16、接続部材19および第1の型枠保持部材20が設けられていない。
図2Aに示すように、中基礎用の型枠保持装置11aは、ベースプレート(基台)12と、ベースプレート12の上面に溶接されたナット14とを備えている。また、第1の型枠保持装置11aは、全ネジボルト17と、アンカーボルト16とからなる棒状の組合体を備えている。全ネジボルト17とアンカーボルト16とは、台形円錐形状の接続部材19により接続されている。棒状の組合体の全ネジボルト17はナット14に着脱自在に取り付けられている。また、棒状の組合体のアンカーボルト16には第1の型枠保持部材20が着脱自在に設けられており、この第1の型枠保持部材20は、棒状の組合体の両側に配置される2つの型枠40の上端部をそれぞれ保持するようになっている。また、第1の型枠保持部材20とベースプレート12との間において、棒状の組合体の全ネジボルト17には第2の型枠保持部材21が着脱自在に設けられており、この第2の型枠保持部材21は、棒状の組合体の両側に配置される2つの型枠40の下端部をそれぞれ保持するようになっている。また、第2の型枠保持部材21の下方において、棒状の組合体の全ネジボルト17には鉄筋保持部材18が着脱自在に設けられており、この鉄筋保持部材18は鉄筋42を保持するようになっている。
図2Bに示すように、中基礎用の第2の型枠保持装置11bは、図2Aに示すような第1の型枠保持装置11aとほぼ同様の構成を有しているが、第1の型枠保持装置11aと比較して、アンカーボルト16、接続部材19および第1の型枠保持部材20が設けられていない。
〔型枠保持装置の各構成要素の構成の詳細について〕
次に、図1A、図1B、図2A、図2Bに示すような型枠保持装置10a、10b、11a、11bの各構成要素の構成の詳細について図3を用いて説明する。図3(a)〜(g)は、図1A、図1B、図2A、図2Bに示す型枠保持装置10a、10b、11a、11bの各構成要素の構成の詳細を示す斜視図である。
図3(a)に示すように、ベースプレート12の上面の中央部分には細長いナット14が溶接されている。ナット14の内周面には、全ネジボルト17のネジ山に適合する雌ネジ部分が設けられている。また、ナット14の一方の開口部はベースプレート12により閉止されている。このことにより、ベースプレート12に溶接されたナット14に対して全ネジボルト17を着脱自在に取り付けることができるようになっている。また、ベースプレート12に固定されたナット14に対する、全ネジボルト17の嵌め込みの深さを変えることにより、ベースプレート12に対する全ネジボルト17の高さを自在に設定することができる。実際に全ネジボルト17をナット14に取り付ける際には、図1A等に示すように、全ネジボルト17をナット14に嵌め込んだ後、追加のナット(図1A等においてナット14の真上に設けられたナット)により全ネジボルト17を固定する。また、ベースプレート12には、ナット14を中心とした対称の位置において一対の貫通孔12a、12bが設けられている。これらの一対の貫通孔12a、12bには、捨てコンクリートの表面にベースプレート12を取り付ける際に、例えばネジからなる取付部材が通されるようになっている。
図3(b)に示すように、鉄筋保持部材18は、平板状の略長方形形状の部材からなり、この鉄筋保持部材18には貫通孔18aが形成されており、棒状の組合体の全ネジボルト17をこの貫通孔18aに挿入することができるようになっている。実際に全ネジボルト17に鉄筋保持部材18を取り付ける際には、図1A等に示すように、鉄筋保持部材18の上下に一対のナットを設けることにより全ネジボルト17に対して鉄筋保持部材18を固定する。このようにして、全ネジボルト17の任意の箇所に対して鉄筋保持部材18を着脱自在に取り付けることができるようになっている。また、鉄筋保持部材18の上下方向に設けられるナットの位置を調整することにより、全ネジボルト17の長手方向に沿って鉄筋保持部材18を自在に移動させることができるようになっている。
図3(c)に示すように、第1の型枠保持装置10a、11aに用いられる第1の型枠保持部材20には貫通孔20aが形成されており、棒状の組合体のアンカーボルト16をこの貫通孔20aに挿入することができるようになっている。このことにより、アンカーボルト16に対する第1の型枠保持部材20の位置を自在に調整することができる。また、第1の型枠保持部材20の両端部には、棒状の組合体の右側に配置される型枠40の上端部を保持するための一対の型枠保持部分20c、20d、および棒状の組合体の左側に配置される型枠40の上端部を保持するための一対の型枠保持部分20e、20fがそれぞれ設けられている。
図3(d)に示すように、中基礎用の型枠保持装置11a、11bに用いられる第2の型枠保持部材21には貫通孔21aが形成されており、棒状の組合体の全ネジボルト17をこの貫通孔21aに挿入することができるようになっている。実際に全ネジボルト17に第2の型枠保持部材21を取り付ける際には、図2A等に示すように、第2の型枠保持部材21の上下に一対のナットを設けることにより全ネジボルト17に対して第2の型枠保持部材21を固定する。このようにして、全ネジボルト17の任意の箇所に対して第2の型枠保持部材21を着脱自在に取り付けることができるようになっている。また、第2の型枠保持部材21の上下方向に設けられるナットの位置を調整することにより、全ネジボルト17の長手方向に沿って第2の型枠保持部材21を自在に移動させることができるようになっている。また、第2の型枠保持部材21の両端部には、棒状の組合体の右側に配置される型枠40の下端部を保持するための一対の型枠保持部分21c、21d、および棒状の組合体の左側に配置される型枠40の下端部を保持するための一対の型枠保持部分21e、21fがそれぞれ設けられている。
図3(e)に示すように、外周基礎用の型枠保持装置10a、10bに用いられる第2の型枠保持部材22には貫通孔22aが形成されており、棒状の組合体の全ネジボルト17をこの貫通孔22aに挿入することができるようになっている。実際に全ネジボルト17に第2の型枠保持部材22を取り付ける際には、図1A等に示すように、第2の型枠保持部材22の上下に一対のナットを設けることにより全ネジボルト17に対して第2の型枠保持部材22を固定する。このようにして、全ネジボルト17の任意の箇所に対して第2の型枠保持部材22を着脱自在に取り付けることができるようになっている。また、第2の型枠保持部材22の上下方向に設けられるナットの位置を調整することにより、全ネジボルト17の長手方向に沿って第2の型枠保持部材22を自在に移動させることができるようになっている。また、第2の型枠保持部材22の一方の端部には、棒状の組合体の右側に配置される型枠40の下端部を保持するための一対の型枠保持部分22c、22dが設けられている。
図3(f)に示すように、第1の型枠保持装置10a、11aには、アンカーボルト16および全ネジボルト17からなる棒状の組合体が用いられる。前述のように、アンカーボルト16および全ネジボルト17は台形円錐形状の接続部材19により接続されている。図3(f)に示すように、アンカーボルト16の上端部にはネジ山16aが設けられている。一方、図3(g)に示すように、第2の型枠保持装置10b、11bには、全ネジボルト17のみが用いられ、アンカーボルト16は用いられない。
ここで、前述のように、図1Aや図2Aに示すような第1の型枠保持装置10a、11aにおいて、アンカーボルト16に対する第1の型枠保持部材20の位置を自在に調整することができるとともに、全ネジボルト17に対する第2の型枠保持部材21、22の取付位置を自在に調整することができるので、様々な大きさの型枠40を第1の型枠保持部材20および第2の型枠保持部材21、22により、または第1の型枠保持部材20により保持させることができるようになる。すなわち、型枠40の高さに応じてアンカーボルト16や全ネジボルト17に対する第1の型枠保持部材20や第2の型枠保持部材21、22の位置を調整することができる。
〔コンクリート基礎形成方法について〕
次に、図1乃至図3に示すような外周基礎用の第1、第2の型枠保持装置10a、10bおよび中基礎用の第1、第2の型枠保持装置11a、11bを用いてコンクリート基礎を形成するためのコンクリート基礎形成方法について図4乃至図7を用いて以下に説明する。本実施の形態においては、外周基礎用の第1、第2の型枠保持装置10a、10bおよび中基礎用の第1、第2の型枠保持装置11a、11bを用いてベタ基礎を形成するような態様について説明する。なお、本発明はベタ基礎を形成するような態様に限定されることはなく、図1乃至図3に示すような外周基礎用の第1、第2の型枠保持装置10a、10bおよび中基礎用の第1、第2の型枠保持装置11a、11bを用いて他の形態のコンクリート基礎を形成してもよい。
まず、地面52の上に捨てコンクリート50の層を形成する。この捨てコンクリート50は表面が概して平らなものとなっている。次に、図4に示すように、捨てコンクリート50の表面に外周基礎用の第1、第2の型枠保持装置10a、10bおよび中基礎用の第1、第2の型枠保持装置11a、11bを設置する。より具体的には、各型枠保持装置10a、10b、11a、11bのベースプレート12を捨てコンクリート50の所定の位置に固定する。この際に、ナット14は予めベースプレート12に事前に溶接しておく。更に詳細には、例えばネジからなる2つの取付部材をベースプレート12の一対の貫通孔12a、12bにそれぞれ貫通させ、捨てコンクリート50にこの取付部材を打ち込むことにより、捨てコンクリート50の所定の位置にベースプレート12を固定する。ここで、ベースプレート12により固定される捨てコンクリート50の所定の位置には、各型枠保持装置10a、10b、11a、11bが設置される前に予め墨出しが行われている。
また、捨てコンクリート50の表面に各型枠保持装置10a、10b、11a、11bを設置した後、図4に示すように、鉄筋保持部材18により鉄筋42を保持させるようにする。
なお、図4においては、第1の型枠保持装置10a、11aの第1の型枠保持部材20をそれぞれ形式的に示しているが、実際には、これらの第1の型枠保持部材20は図5に示すように型枠40を設置した後にこの型枠40の上端部に載せられるようになっている。
次に、図5に示すように、第1の型枠保持装置10a、11aに対して、2つの型枠40を図3(f)に示すような棒状の組合体の両側に配置する。この際に、2つの型枠40のうち一方の型枠40または両方の型枠40の下端部を第2の型枠保持部材21、22により保持させる。また、両方の型枠40の上端部に第1の型枠保持部材20を載せる。このようにして、第1の型枠保持装置10a、11aにより、それぞれ2つの型枠40を保持させる。また、第2の型枠保持装置10b、11bに対して、2つの型枠40を図3(g)に示すような全ネジナット17の両側に配置する。この際に、2つの型枠40のうち一方の型枠40または両方の型枠40の下端部を第2の型枠保持部材21、22により保持させる。このようにして、第2の型枠保持装置10b、11bにより、それぞれ2つの型枠40を保持させる。
ここで、第1の型枠保持装置10a、11aの第1の型枠保持部材20や第2の型枠保持部材21、22により型枠40を保持させる際に、型枠40の大きさに基づいてアンカーボルト16や全ネジナット17に対する第1の型枠保持部材20や第2の型枠保持部材21、22の高さ方向における位置決めを行う。このことにより、どのような大きさの型枠40であっても、所望の高さレベルの位置に配置することができる。
次に、図6に示すように、各型枠保持装置10a、10b、11a、11b(図6、図7では、簡略化のため型枠保持装置10a、11aのみを表示)にそれぞれ保持された2つの型枠40の下端部の下方の領域、およびこの2つの型枠40の間の領域に、コンクリート54を一度に流し込む。より詳細には、各型枠保持装置10a、10b、11a、11bに保持された2つの型枠40の間の領域の途中部分の高さまでコンクリート54を流し込む。その後、流し込まれたコンクリート54が固まると、図7に示すように、各型枠保持装置10a、10b、11a、11bから型枠40を取り外すとともにアンカーボルト16から第1の型枠保持部材20を取り外す。このことにより、アンカーボルト16がその上面から上方に突出するようなコンクリート基礎が形成されることとなる。このようにして、コンクリートを1回流し込むだけでコンクリート基礎を形成することができる。
以上のように本実施の形態の型枠保持装置10a、11aによれば、アンカーボルト16および全ネジボルト17からなる棒状の組合体の任意の箇所に第1の型枠保持部材20が着脱自在に設けられ、この第1の型枠保持部材20は、棒状の組合体の両側に配置される2つの型枠40の上端部をそれぞれ保持するようになっており、また、第1の型枠保持部材20とベースプレート12との間における棒状の組合体の任意の箇所に第2の型枠保持部材21、22が着脱自在に設けられ、この第2の型枠保持部材21、22は、棒状の組合体の両側に配置される2つの型枠40のうち少なくとも一方の型枠40の下端部をそれぞれ保持するようになっている。そして、第1の型枠保持部材20および第2の型枠保持部材21、22は、棒状の組合体の両側に位置される2つの型枠40を当該組合体から離間した状態で保持するようになっている。このため、型枠保持装置10a、11aに保持された2つの型枠40の下端部の下方の領域およびこの2つの型枠40の間の領域にコンクリート54を一度に流し込むことができるようになる。
ここで、コンクリートを2回流し込むような従来のコンクリートの二度打ちの方法では、一回目に流し込まれたコンクリートと二回目に流し込まれたコンクリートとの間の打ち継ぎ部分において打ち継ぎ不良が生じてしまい、建屋の施工において欠陥が発生してしまうおそれがある。これに対し、本実施の形態の型枠保持装置10a、11aを用いたコンクリート基礎の形成方法によれば、コンクリート54を1回流し込むだけでコンクリート基礎を形成することができるので、打ち継ぎ不良の発生を抑止することができるとともに、コンクリート基礎の打設コストを低減させることができる。
さらに、アンカーボルト16を含む棒状の組合体がベースプレート12に設けられるので、アンカーボルト16の位置決めを精度良く行うことができる。また、棒状の組合体の任意の箇所に第1の型枠保持部材20および第2の型枠保持部材21、22を設けることができるので、これらの第1の型枠保持部材20や第2の型枠保持部材21、22に保持される型枠40の位置決めを精度良く行うことができる。
本実施の形態の型枠保持装置10a、11aにおいては、アンカーボルト16を含む棒状の組合体はベースプレート12に対して着脱自在に取り付けられるようになっている。このため、コンクリート基礎の打設現場でアンカーボルト16を含む棒状の組合体をベースプレート12に取り付けることにより型枠保持装置10a、11aを形成することができ、作業員の部品の持ち運び等の負担を軽減することができる。
また、本実施の形態の型枠保持装置10a、11aにおいては、ベースプレート12は捨てコンクリート50の表面に取り付けることができるようになっている。このことにより、捨てコンクリート50に予め墨出し等を行っておくことによりベースプレート12の位置決めを精度良く行うことができ、ベースプレート12に設けられる棒状の組合体の位置決めを精度良く行うことができるので、アンカーボルト16の位置決めを精度良く行うことができるようになる。
また、本実施の形態の型枠保持装置10a、11aは、鉄筋42を保持するための鉄筋保持部材18を更に備えている。この鉄筋保持部材18は、第2の型枠保持部材21、22とベースプレート12との間において、棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けられている。このことにより、棒状の組合体(具体的には全ネジボルト17)に対する鉄筋保持部材18の取付位置を容易に変更することができるようになり、この鉄筋保持部材18の高さレベルを所望の大きさとすることができるので、鉄筋42の位置決めを容易かつ精度良く行うことができる。
本実施の形態の型枠保持装置10a、11aのうち中基礎用の型枠保持装置11aにおいて、棒状の組合体の両側に位置される2つの型枠40は、それぞれ、第1の型枠保持部材20および第2の型枠保持部材21によりその上端部および下端部がそれぞれ保持されるようになっている。一方、本実施の形態の型枠保持装置10a、11aのうち外周基礎用の型枠保持装置10aにおいて、棒状の組合体の両側に位置される2つの型枠40のうち一方の型枠40は、第1の型枠保持部材20および第2の型枠保持部材22によりその上端部および下端部がそれぞれ保持されるようになっており、他方の型枠40は、第1の型枠保持部材20によりその上端部が保持されるとともにその下端部は捨てコンクリート50上に配置されるようになっている。
なお、本発明における型枠保持装置は、上述のような例に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。すなわち、型枠保持装置が、基台に設けられた、棒状部材および当該棒状部材の上方に設けられたアンカーボルトからなる棒状の組合体と、棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けられ、当該組合体の両側に配置される2つの型枠の上端部をそれぞれ保持するための第1の型枠保持部材と、第1の型枠保持部材と基台との間における棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けられ、当該組合体の両側に配置される2つの型枠のうち少なくとも一方の型枠の下端部を保持するための第2の型枠保持部材と、を備えるものであれば、図1乃至図3に示すような態様以外の型枠保持装置を用いてもよい。例えば、アンカーボルトに接続される棒状部材は全ネジボルトに限定されることはない。
また、本発明におけるコンクリート基礎形成方法は、上述のような例に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。すなわち、基台と、基台に設けることが可能な、棒状部材および当該棒状部材の上方に設けられたアンカーボルトからなる棒状の組合体と、棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けることが可能な、当該組合体の両側に配置される2つの型枠の上端部をそれぞれ保持するための第1の型枠保持部材と、第1の型枠保持部材と基台との間における棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けることが可能な、当該組合体の両側に配置される2つの型枠のうち少なくとも一方の型枠の下端部を保持するための第2の型枠保持部材と、をそれぞれ準備し、捨てコンクリートの表面に前記基台を設け、その後、第1の型枠保持部材および第2の型枠保持部材により、棒状の組合体の両側において2つの型枠を当該組合体から離間した状態で保持させ、その後、第1の型枠保持部材および第2の型枠保持部材により保持された2つの型枠の下端部の下方の領域およびこの2つの型枠の間の領域にコンクリートを一度に流し込むようなものであれば、図4乃至図7に示すような態様以外のコンクリート基礎形成方法を用いてもよい。
10a、10b 外周基礎用の型枠保持装置
11a、11b 中基礎用の型枠保持装置
12 ベースプレート(基台)
12a、12b 貫通孔
14 ナット
16 アンカーボルト
16a ネジ山
17 全ネジボルト
18 鉄筋保持部材
18a 貫通孔
19 接続部材
20 第1の型枠保持部材
20a 貫通孔
20c、20d、20e、20f 型枠保持部分
21 第2の型枠保持部材
21a 貫通孔
21c、21d、21e、21f 型枠保持部分
22 第2の型枠保持部材
22a、22b ナット
22c、22d 型枠保持部分
40 型枠
42 鉄筋
50 捨てコンクリート
52 地面
54 コンクリート
60 アンカーボルト
64 コンクリート
66 コンクリート

Claims (1)

  1. コンクリート基礎を形成するためのコンクリート基礎形成方法であって、
    基台と、前記基台に設けることが可能な、棒状部材および当該棒状部材の上方に設けられたアンカーボルトからなる棒状の組合体と、前記棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けることが可能な、当該組合体の両側に配置される2つの型枠の上端部をそれぞれ保持するための第1の型枠保持部材と、前記第1の型枠保持部材と前記基台との間における前記棒状の組合体の任意の箇所に着脱自在に設けることが可能な、当該組合体の両側に配置される2つの型枠のうち少なくとも一方の型枠の下端部を保持するための第2の型枠保持部材と、をそれぞれ準備する工程と、
    捨てコンクリートの表面に前記基台を設ける工程と、
    前記第1の型枠保持部材および前記第2の型枠保持部材により、前記棒状の組合体の両側において2つの型枠を当該組合体から離間した状態で保持させる工程と、
    前記第1の型枠保持部材および前記第2の型枠保持部材により保持された2つの型枠の下端部の下方の領域およびこの2つの型枠の間の領域にコンクリートを一度に流し込む工程と、
    を備えたことを特徴とするコンクリート基礎形成方法。
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