JP2014194102A - 織機用の情報表示方法および情報表示装置 - Google Patents

織機用の情報表示方法および情報表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
織布の織幅方向における特定の位置に製織上の問題が発生した場合において、その問題の発生原因を特定するために参考となる情報(指標)を作業者に与えるための織機用の情報表示方法および装置を提供する。
【解決手段】
織機に装備される製織関連部材の製織に伴う変化を主軸の回転角度と関連付けて表示するグラフ領域上に、緯入れ体の先頭部分又は緯入れされる緯糸の先端が織布の織端を通過する主軸の回転角度に基づき前記織布の織端に相当する線図を描画すると共に、前記織布の織幅方向における任意の位置について、その任意の位置に対応する主軸の回転角度を求め、その任意の位置に対応する線図を前記グラフ領域上に描画する。
【選択図】図3

Description

本発明は、織機に装備される製織関連部材の製織に伴う変化を主軸の回転角度(所謂クランク角度)に関連付けてグラフとして表示器の表示画面上に表示する織機用の情報表示方法および情報表示装置に関する。
織機に装備される製織関連部材、特に経糸の張力及び開口装置における綜絖枠や経糸送出装置におけるイージングローラといった経糸の張力に影響を及ぼす製織関連部材について、その製織に伴う変化(変位)をクランク角度に関連付けてグラフとして表示器の表示画面上に表示する従来技術として様々なものが知られている。例えば、特許文献1には、製織関連部材である綜絖枠の変位量とクランク角度とを関連づけたグラフ(開口曲線)を表示画面(表示部)に表示する技術が開示されている。また、特許文献2には、製織関連部材である経糸の張力を所定のクランク角度ごとにサンプリングし、製織中における経糸の張力変化を横軸をクランク角度とするグラフ領域上にグラフ(波形曲線)として表示する技術が開示されている。
ところで、織機においては、製織された織布において、その織幅方向における特定の位置に経筋が発生する場合がある。そして、そのように織布に経筋ができるのは、織幅方向におけるその特定の位置の経糸に毛羽が発生するためであると考えられる。なお、毛羽について、その原因の一つとしては、緯入れと開口運動との関係が適正でない場合が挙げられる。詳しくは、緯入れの過程において、緯糸の先端が通過する際の経糸開口における開口量が適正でない場合や、経糸開口の開口量自体は許容できるものであっても、そのときの経糸の張力との関係で、毛羽が発生する場合がある。そして、そのように製織された織布の織幅方向における特定の位置に経筋が発生しているのが発見された場合は、その経筋が発生する状態を解消するために、その経筋の発生原因に関係する製織関連部材の調整等を行う必要がある。なお、その経筋の発生原因としては、例えば、以下のようなことが考えられる。
織機が水噴射式織機の場合を例に挙げると、緯糸を緯入れするために緯入れノズルから噴射される噴射水の先頭部分が経糸開口を通過する際に、開口量との関係で噴射水が経糸と接触し、その結果として毛羽が発生することがある。詳しくは、噴射水の先頭部分が進行する位置における経糸の開口量の関係で、特に緯入れの初期や終期において、緯入れノズルから噴射された噴射水が経糸開口内で経糸と接触する傾向にあり、その接触に伴い、経糸の繊維の一部が破損して毛羽が発生するものである。
但し、この噴射水と経糸との接触については、前記した噴射水の先頭部分の位置とその位置における経糸の開口量との関係以外に、噴射水の大きさが脈動的に変化することも関係している。詳しくは、緯入れノズルから噴射された噴射水は、一定の大きさで反給糸側へ向けて経糸開口内を進行するわけではなく、空気抵抗等の影響により、その進行過程で大きさが脈動的に変化することが知られている。従って、緯入れ初期における経糸が開口する過程あるいは緯入れ終期における経糸が閉口する過程において、その開口量が所定の大きさ以下となっている範囲全般に亘って噴射水と経糸とが接触するとは限らず、噴射水の大きさの脈動的な変化に伴い、上記範囲内において部分的に噴射水と経糸とが接触するものとなっている。
また、前記のような毛羽(経筋)については、噴射水と経糸とが接触したからといって必ずしも発生するわけではなく、前記のようにその接触時点における経糸の張力が毛羽の発生に影響を及ぼす場合もある。すなわち、経糸の張力が高いほど上記接触に伴って毛羽が発生し易く、経糸の張力が低い場合には上記のような接触があっても毛羽が発生し難いという傾向がある。
因みに、経糸の張力については、製織関連部材の動作等の影響により、織機の1製織サイクル中において変化することが知られている。例えば、経糸開口を形成するために綜絖枠が経糸を上下方向へ移動させる過程では、経糸の張力は開口量が最大となる時点へ向けて上昇する傾向となる。但し、一般的な織機では、1製織サイクル中における張力変動を抑制するためのイージング装置を備えており、このイージング装置の作用により、上昇した経糸の張力が緩和されると共に、その後の張力上昇が抑えられる。そして、経糸の開口量が最大となった後、経糸を再び閉口位置へもたらすために綜絖枠が経糸を移動させる過程で、経糸の張力は徐々に低下する。このように、1製織サイクル中において経糸張力は変化しており、前記した噴射水と経糸とが接触する時点における経糸の張力が経糸に毛羽を発生させる程度に高まっている場合には、その接触に伴って毛羽が発生し、前記経筋が発生することになる。
そして、以上のようなことを踏まえ、製織された織布の織幅方向における特定の位置に経筋が発生している場合、特に、それが緯入れ初期や終期における噴射水の先頭部分の通過位置に対応するような織幅方向の位置である場合において、作業者は、その原因を特定することを試みるものであり、そのために、従来においては、前記した特許文献1に開示されているような開口曲線のグラフや、特許文献2に開示されているような経糸の張力変化に関するグラフを表示装置における表示画面上に表示させ、それらのグラフから毛羽(経筋)の発生原因を特定し、その原因に関する製織関連部材等の調整を行っている。
具体的には、前記開口曲線のグラフを確認した結果として、緯入れ初期や緯入れ終期における経糸の開口量が原因であると考えられる場合には、開口装置を調整し、綜絖枠の運動を変更する等が行われる。また、開口量のみが原因であると考えられない場合には、前記経糸の張力変化に関するグラフを確認し、その上で経糸の張力状態が影響していると考えられる場合には、経糸の張力変化に影響を及ぼす開口装置やイージング装置等の調整を行っている。
しかし、特許文献1や特許文献2に開示されているような製織関連部材の動作に関するグラフ表示では、経筋が発生した時点における経糸の開口量や経糸の張力、言い換えると、経筋の発生位置を噴射水の先頭部分が通過する時点(クランク角度)における経糸の開口量や経糸の張力を容易に把握することができず、前記発生原因の特定に手間と時間を要するという問題がある。詳しくは以下の通りである。
製織される織布に発生する経筋については、織布の表面上に現れるものであるため、その発生位置の給糸側の織端からの距離は容易に求めることができる。しかし、その位置で前記した噴射水の先頭部分と経糸との接触が生じていたと想定した場合において、その接触時点のクランク角度は、製織された織布を見ても求めることはできない。一方で、従来の前記グラフ表示では、特許文献1、2に開示されているように、横軸がクランク角度となっている。すなわち、その横軸は、織物上の位置ではなく、製織過程における時間的経過に対応するものとなっている。
そのため、従来においては、織布の織幅方向における特定の位置に経筋が発生していることが発見された場合、その原因を特定するにあたり、作業者は、先ず、その発生位置を噴射水の先頭部分が通過する時点のクランク角度を計算等によって求め、その上で、その求めたクランク角度に基づき、例えば、特許文献1に開示された綜絖枠の開口曲線のグラフ表示から経糸の開口量を確認したり、特許文献2に開示された経糸の張力変化のグラフ表示から経糸の張力を確認するといった工程を踏まなければならず、そのために原因を特定するための作業が時間と手間を要するものになってしまう。
このように、従来においては、経筋の発生原因を特定する作業が煩雑さを伴うものとなっており、その原因の特定から問題を解消するための調整作業において、手間と時間を要するという問題がある。
特開平10−130987号公報 特開2005−336643号公報
そこで、本発明の課題は、織布の織幅方向における特定の位置に製織上の問題が発生した場合において、その問題の発生原因を特定するために参考となる情報(指標)を作業者に与えるための織機用の情報表示方法および装置を提供することである。
前記の課題の下に、本発明は、織機に装備される製織関連部材の製織に伴う変化を主軸の回転角度と関連付けると共に、その変化をグラフとして表示器の表示画面上における横軸を前記主軸の回転角度とするグラフ領域上に表示する織機用の情報表示方法であって、緯入れ体の先頭部分又は緯入れされる緯糸の先端が織布の織端を通過する前記主軸の回転角度に基づき、前記グラフ領域上に前記織布の織端位置に相当する線図を描画すると共に、前記織布の織幅方向における任意の位置について、その任意の位置に対応する前記主軸の回転角度を求め、前記任意の位置に対応する線図を前記グラフ領域上に描画することを特徴とする。
また、本発明は、織機に装備される製織関連部材の製織に伴う変化を主軸の回転角度と関連付けると共に、その変化をグラフとして表示器の表示画面上における横軸を前記主軸の回転角度とするグラフ領域上に表示する織機用の情報表示装置であって、緯入れ体の先頭部分又は緯入れされる緯糸の先端が織布の織端を通過する前記主軸の回転角度を記憶する記憶器と、前記織布の織幅方向における任意の位置を設定する設定器と、該設定器によって設定された前記任意の位置に対応する前記主軸の回転角度を求める角度決定器と、前記記憶器に記憶された前記緯入れ体の先頭部分又は前記緯糸の先端が前記織布の織端を通過する前記主軸の回転角度に基づき前記グラフ領域上に前記織布の織端位置に相当する線図を描画すると共に、前記角度決定器で前記任意の位置に対応する前記主軸の回転角度に基づき前記グラフ領域上に前記任意の位置に相当する線図を描画する表示制御器とを備えたことを特徴とする。
なお、前記任意の位置に対応する前記主軸の回転角度は、緯入れ体の先頭部分又は緯入れされる緯糸の先端が織布の織端を通過する前記主軸の回転角度及び前記織布の織端に基づいて求められるものとしてもよく、そのために、前記角度決定器が、前記任意の位置に対応する前記主軸の回転角度を、緯入れ体の先頭部分又は緯入れされる緯糸の先端が織布の織端を通過する前記主軸の回転角度及び前記織布の織幅に基づいて求めるものとしてもよい。
但し、本発明における「製織関連部材」とは、経糸や緯糸といった製織に用いられる糸、及び製織に関連する一連の動作(経糸の開口動作、緯入れ動作等)に用いられる部材(綜絖枠、緯入れノズル等)を表すものである。
また、本発明における「緯入れ体の先頭部分又は緯入れされる緯糸の先端」について、ここで言う「緯入れ体」とは、緯入れにおいて緯糸を給糸側から反給糸側まで搬送する手段であり、具体的には、織機が水噴射式織機の場合は緯入れノズルから噴射される噴射水であり、織機がレピア織機の場合はレピアヘッドである。なお、緯糸を搬送する手段という点からすると、織機が空気噴射式織機の場合における緯入れノズルから噴射される空気流も緯入れ体に相当する。但し、空気流についてはその先頭部分の位置を確認(視認)することができないことから、織機が空気噴射式織機の場合には、織布の織端位置に相当する線図の描画等については、「緯入れされる緯糸の先端」に基づいて行われるものとなる。
本発明によれば、製織関連部材の製織に伴う変化が表示される横軸を主軸の回転角度(クランク角度)とするグラフ領域上に、織布の織端位置に相当する線図が描画されると共に、織幅方向における任意の位置に対応するクランク角度が求められ、この任意の位置に対応する線図が描画され表示される。このため、作業者は、製織された織布において織幅方向における特定の位置に欠点が発生している場合において、その特定の位置に関する情報(例えば、織幅方向における織端からの距離)を前記任意の位置として設定することにより、横軸をクランク角度とする前記グラフ領域上にその特定の位置に対応する線図が描画されることから、作業者は、その特定の位置を緯入れ体の先頭部分又は緯糸の先端が通過する際のクランク角度における製織関連部材の製織に伴う変化を表示器で容易に確認することができる。そして、作業者は、表示器から得た情報(指標)を元に製織関連部材やその製織関連部材を含む製織関連装置の調整作業を行えばよいため、従来の調整作業と比べて作業に要する手間と時間とを大幅に減らすことができる。
水噴射式織機の全体構成 本発明の一実施形態を示すブロック系統図 本発明の一実施形態を示す画面表示内容図 別の実施形態における画面表示内容図 別の実施形態における画面表示内容図 別の実施形態における画面表示内容図
以下に、本発明の一実施形態について、図1〜3に基づいて説明する。なお、本実施例では、織機が水噴射式織機であるものとして説明する。また、本実施例では、水噴射式織機は、表示器を備えると共に、所定のクランク角度毎に検出された製織関連部材としての経糸の張力の変化を表示器の表示画面上に表示する機能を有し、そのための構成として張力検出装置を備えるものとする。
図1は、水噴射式織機1の全体構成を概略的に示すものである。水噴射式織機1では、経糸ビーム2からシート状に送り出された複数本の経糸3は、バックローラ13及びイージングローラ16に巻き掛けられて織前10へ向けて転向された後、経糸開口装置4における複数の綜絖枠5に取り付けられる複数の図示しない綜絖にそれぞれ挿通され、筬打ち装置8における筬9を経て織前10に連なっている。なお、図示のように本発明が前提とする水噴射式織機1では、経糸開口装置4及び筬打ち装置8は、織機の主軸12に連結されると共に、主軸12の回転運動によって駆動される。すなわち、主軸12を駆動源とするものとなっている。
製織中、経糸3は、経糸開口装置4の動作によって上経糸3a及び下経糸3bに分離され、この上経糸3a及び下経糸3bから形成される経糸開口6には、図示しない緯入れ装置7によって緯糸Wが緯入れされる。なお、緯入れについて、本実施例は、織機が水噴射式織機であることから、緯入れ体は噴射水であり、緯糸Wは、緯入れノズルから噴射された噴射水によって緯入れノズルから射出され、反給糸側まで搬送されるものである。そして、緯入れされた緯糸Wが経糸方向に沿って揺動する筬9によって織前10に打ち付けられる(筬打ちされる)ことにより織布11が形成される。
経糸ビーム2からシート状に送り出された経糸3の張力(以下、単に「経糸張力」とも言う。)は、バックローラ13に連結されたロードセル15を介して検出され、経糸張力検出装置14に入力されている。そして、経糸張力検出装置14は、所定のクランク角度毎、例えば20°毎に、ロードセル15から入力された経糸張力と、その時点におけるクランク角度とを経糸張力データTとして関連付けて記憶する。なお、経糸張力データTは、1製織サイクル以上の所定の期間分のデータが記憶されると共に、前記所定のクランク角度毎に順次更新され、最新の経糸張力データTが記憶されるものとなっている。また、図示のように、経糸張力検出装置14には、後述する本発明による織機情報表示装置100に含まれる表示制御装置107が接続されると共に、その表示制御装置107には、表示器106が接続されている。
そして、水噴射式織機1においては、前記のように経糸張力検出装置14に記憶された経糸張力データTに基づき、表示制御装置107によって1製織サイクル分の経糸張力に関するグラフ(経糸張力)が作成され、その作成された1製織サイクル分の経糸3の張力波形が、表示器106の表示画面200において、横軸をクランク角度とし縦軸を経糸3の張力とするグラフ領域203上に表示される。
図2は、本実施例における織機情報表示装置100を示している。図示のように、織機情報表示装置100は、表示制御装置107と、表示制御装置107に接続されて各情報を設定するための入力器101と、グラフ等を表示するためのディスプレイ等を備えた表示器106とを含む。また、表示制御装置107は、主として、入力器101が接続される記憶器102と、入力側において記憶器102に接続される角度決定器103と、入力側において角度設定器103に接続されると共に出力側で表示器106に接続される表示制御器105とを含む。
なお、表示制御装置107における表示制御器105には、その入力側に前記の経糸張力検出装置14が接続されており、前記した経糸3の張力波形の作成は表示制御器105において行われると共に、表示器106の表示画面200上におけるグラフ領域203、前記張力波形等の表示は、表示制御器105によって制御される。
入力器101は、例えば、表示器106の表示画面200を用いたタッチパネル式のものであって、表示器106の表示画面200に表示される入力設定欄、及びテンキー等が入力器101として機能する。そして、この表示器106の表示画面200に表示された入力器101を用いて各情報の入力設定が行われる。なお、本実施例では、表示器106の表示画面200にグラフ等を表示させるための操作ボタンが入力器101に含まれるものとする。但し、入力器101については、表示器106に接続されたキーボード等で構成されるものであってもよい。
表示制御装置107における記憶器102は、入力器101によって入力設定された情報を記憶するためのものであって、いわゆるメモリに相当する。そして、本実施例では、グラフ領域203上に織布11の織端位置に相当する線図を描画するための情報として、緯入れ体としての噴射水の先頭部分が緯入れ時において織布11の給糸側の織端を通過する時点における主軸12の回転角度(以下、「クランク角度」とも言う。)である緯入れ開始タイミングTjetと、その噴射水の先頭部分が反給糸側の織端を通過する時点におけるクランク角度である到達タイミングTarrとが入力器101によって入力設定されて記憶器102に記憶されている。
なお、緯入れ開始タイミングTjet及び到達タイミングTarrの求め方については、作業者が、ストロボ等の機器を利用して織布11の給糸側の織端及び反給糸側の織端を観察することによって得るものとしてもよいし、或いは、センサ等を織布11の給糸側の織端及び反給糸側の織端に設けることにより、噴射水の先頭部分や緯糸Wの先端をこのセンサ等によって検出し、その検出した時点におけるクランク角度を関連づけるような構成を用いるものとしてもよい。
また、記憶器102には、入力設定された織布11の織幅方向における任意の位置Paを噴射水の先頭部分が通過する時点におけるクランク角度である通過タイミングTanyを求めるための情報として、前記の緯入れ開始タイミングTjet及び到達タイミングTarrに加え、織布11の織幅Lが入力器101によって入力設定されて記憶器102に記憶されている。また、入力器101は、上記任意の位置Paに関する情報が入力設定可能となっている。なお、記憶器102に記憶される織布11の織幅Lについては、製織される織布11の織物設計書等に記載されている織幅に基づいて入力設定すればよい。また、入力器101によって入力設定される上記任意の位置Paに関する情報としては、本実施例では、給糸側の織端からの距離Laが入力設定されるものとする。
表示制御装置107における角度決定器103は、記憶器102で記憶された前記の各情報に基づき、前記任意の位置Paにおける通過タイミングTanyを求めるためのものである。この角度決定器103は、その入力側において入力器101にも接続されており、入力器101に含まれるグラフ等を表示器106に表示させるための操作ボタンが操作されると、それによって出力される表示指令信号が入力されるものとなっている。そして、角度設定器103は、表示指令信号の入力に伴い、記憶器102から前記の各情報を読み出すと共に、角度設定器103に予め設定され記憶された計算式に基づいて、通過タイミングTanyを求めるものである。なお、通過タイミングTanyの求め方の詳細については後述する。
表示制御器105は、記憶器102に記憶された緯入れ開始タイミングTjet及び到達タイミングTarrに基づき、織布11の織端位置に相当する線図を表示画面200のグラフ領域203上に描画して表示させるものである。この織布11の織端位置に相当する線図は、図3に示すように、横軸上における上記緯入れ開始タイミングTjet及び到達タイミングTarrの位置において、縦軸に平行な線図として描画される。
なお、本実施例では、上記線図が織布11の織端位置に相当するものであることを作業者に理解させ易くするために、グラフ領域203の上部において、両線図間に図3に示すような織布11をイメージさせるグラフィックが描画されている。また、この描画される部分が織布11の織前10付近であることを理解させ易くするために、このグラフィック部分には、緯入れノズル、給糸カッタCL1、及び耳糸カッタCL2に相当する略図が描画されるものとなっている。そして、これらの表示画面200上におけるグラフィックの表示についても、表示制御器105によって行われるものである。
また、表示制御器105は、前記した角度決定器103で求められた通過タイミングTanyを表示器106の表示画面200上に表示させると共に、表示画面200に表示されるグラフ領域203上に通過タイミングTanyに対応する線図を描画して表示させる。この通過タイミングTanyに対応する線図の描画については、図3に示すように、横軸上におけるその求められた通過タイミングTanyの位置において、前記の織端位置に相当する線図と平行な線図として描画される。また、通過タイミングTanyの表示については、本実施例では、グラフ領域203の上方において、通過タイミングTanyの線図に対応する位置に表示されるものとなっている。さらに、図示の例では、通過タイミングTanyは、噴射水の先頭部分が任意の位置Paを通過する時点におけるクランク角度であることを作業者に理解させ易くするために、前記した織布11のグラフィック表示部分において、噴射水の先頭部分(緯糸Wの先端)を表す印(図3では、塗りつぶされた円)が描画されている。
なお、記憶器102に記憶される前記各入力設定値に関し、緯入れ開始タイミングTjetは、前述の通り、本実施例では、緯入れノズルから噴射された噴射水の先頭部分が給糸側の織端を通過する時点におけるクランク角度であるが、この緯入れ開始タイミングTjetについては、緯糸Wの先端が給糸側の織端を通過する時点におけるクランク角度としてもよい。すなわち、一般的な水噴射式織機の緯入れでは、緯糸Wの射出に先行して噴射水の噴射が開始されているため、噴射水の先頭部分が給糸側の織端を通過する時点におけるクランク角度と緯糸Wの先端が給糸側の織端を通過する時点におけるクランク角度とは正確には一致していない。しかし、これらのクランク角度の差は、緯入れにおいて無視できるほど小さいものであるため、緯入れ開始タイミングTjetについては、これらのクランク角度のどちらを入力設定してもよいものとする。また、到達タイミングTarrは、前述の通り、緯入れノズルから噴射された噴射水の先頭部分が反給糸側の織端を通過する時点におけるクランク角度であるが、この到達タイミングTarrについても、上記の緯入れ開始タイミングTjetと同様に、緯糸Wの先端が反給糸側の織端を通過する時点におけるクランク角度を入力設定してもよいものとする。
また、緯入れ開始タイミングTjetについては、緯入れノズルから噴射水が噴射された時点におけるクランク角度としてもよいものとする。すなわち、緯入れノズルはその先端位置が給糸側の織端からわずかに離間した位置で設置されているため、緯入れノズルから噴射水が噴射された時点におけるクランク角度と、噴射水が給糸側の織端を通過する時点におけるクランク角度とは正確には一致していない。しかし、これらのクランク角度の差は緯入れにおいて無視できるほど小さいものであるため、緯入れ開始タイミングTjetについては、これらのクランク角度のどちらを入力設定してもよいものとする。さらに、緯入れ開始タイミングTjetについては、緯糸Wが緯入れノズルから射出された時点におけるクランク角度としてもよい。
以上のような本実施例における水噴射式織機1について、角度決定器103による通過タイミングTanyの求め方を以下に詳述する。
先ず、角度決定器103は、通過タイミングTanyを求めるにあたり、到達タイミングTarrから緯入れ開始タイミングTjetを減算し、噴射水の先頭部分が給糸側の織端から反給糸側の織端までを進むのに要する期間(クランク角度範囲)を求める。そして、この求めたクランク角度範囲が給糸側の織端から反給糸側の織端までの距離つまり織布11の織幅Lに相当する距離を噴射水の先頭部分が進むために要するクランク角度範囲となることから、上記減算によって求められたクランク角度範囲と入力設定された織布11の織幅Lとから、噴射水の先頭部分が進む距離とその距離を噴射水の先頭部分が進むために要するクランク角度範囲との関係を得ることができる。そこで、角度決定器103は、この関係に基づき、織布11の織幅方向における前記の任意の位置Paつまり織布11の給糸側の織端から任意の位置Paまでの距離Laを噴射水の先頭部分が進むために要するクランク角度期間を求めるものである。
角度決定器103は、入力器101に給糸側の織端から任意の位置Paまでの距離Laが入力設定されると、上記関係に基づき、この距離Laを噴射水の先頭部分が進むために要するクランク角度範囲を求める。そして、角度決定器103は、このクランク角度範囲に、噴射水の先頭部分が織布11の給糸側の織端を通過する時点におけるクランク角度である緯入れ開始タイミングTjetを加算することにより、任意の位置Paを噴射水の先頭部分が通過する時点におけるクランク角度である通過タイミングTanyを求める。具体的には、以下の計算式となる。
Tany=La×(Tarr−Tjet)/L+Tjet
また、上記で説明した織布11の織幅Lに相当する距離を噴射水の先頭部分が進むために要するクランク角度範囲を用いることによって、噴射水の速度つまり緯入れ速度を求めることができる。そして、その求めた緯入れ速度を、図3に示すように表示画面200の表示欄202bに表示するものとしてもよい。なお、上記によって求められる緯入れ速度はあくまでも平均的なものであって、織幅方向における各部分での緯入れ速度とは正確には一致しないものである。何故なら、実際の水噴射式織機の緯入れは、噴射水は一定の速度で経糸開口6内を進むものではなく、緯入れノズルから噴射された直後は最も速い速度であるが、そこから空気抵抗等により徐々に減速するためである。但し、そのような緯入れ速度であっても、一応は作業者への調整の目安(参考)となるため、表示しておいた方が好ましい。
前記緯入れ速度を求めるにあたっては、先ずは、主軸12の回転速度つまり水噴射式織機1の運転速度から、主軸12の1秒間あたりの回転数(rps)が求められる。例えば、水噴射式織機1の運転速度が600rpmならば、1秒間あたりの主軸12の回転数(rps)は、600/60=10rpsとなる。また、図3に示すように、緯入れ開始タイミングTjetのクランク角度100°、到達タイミングTarrのクランク角度が230°とすると、噴射水が織幅Lを進むために要するクランク角度期間は、230−100=130°となる。さらに、織布11の織幅Lを、図3に示すように150cmつまり1.5mとすると、噴射水が1.5m進むためにクランク角度期間で130°を要することになる。従って、これらの関係から1秒間あたりに噴射水が進む距離つまり緯入れ速度(m/s)は下記の計算式で求められる。
360×1.5×10/130=約41.5m/s
なお、前記では、織布11の織幅Lに相当する距離を噴射水の先頭部分が進む際の緯入れ速度を求め、それを表示するものとしたが、これに加え、例えば、前記の入力設定された任意の位置Paまでの距離Laを噴射水の先頭部分が進む際の緯入れ速度も前記と同様にして求め、それを表示するものとしてもよい。
次に、本実施例の構成における織機情報表示装置100の作用を説明する。例えば、製織上の問題として、織布11の織幅方向における特定の位置に毛羽(経筋)が発生し、その毛羽の発生原因が噴射水と経糸3との接触であると推定される場合、作業者は、織機情報表示装置100を用いて、その特定の位置を噴射水の先頭部分が通過する時点における経糸3の張力の変化をグラフ領域203の表示で確認することによって、毛羽の発生原因が噴射水と経糸3との接触であるか否かを判断するものである。
作業者は、先ずは、給糸側の織端から毛羽の発生位置つまり上記特定の位置までの織幅方向における長さ(距離La)を測定する。次いで、製織中における経糸3の張力変化を確認するために、織機情報表示装置100の入力器101における経糸張力の変化がグラフ表示された図3に示す画面を表示させる操作を行う。
このときに、織機情報表示装置100においては、入力器101から表示制御装置107における表示制御器105へ画面表示指令信号が出力される。そして、表示制御器105は、上記の画面表示指令信号が入力されると、経糸張力検出装置14から1製織サイクル分の前記経糸張力データTを読み出すと共に、読み出した経糸張力データTに基づき表示器106の表示画面200におけるグラフ領域203の下側に、縦軸を経糸3の張力とし横軸をクランク角度とする1製織サイクル分の経糸張力に関するグラフを描画する。
そして、作業者は、上記で測定した距離Laを表示画面200上の入力欄201aに入力設定し、操作ボタンを操作する。それにより、織機情報表示装置100においては、入力器101から表示制御装置107における記憶器102へ距離Laが出力されると共に、角度決定器103へ表示指令信号が出力される。
記憶器102は、上記の距離Laが入力されると、これを記憶する。また、角度決定器103は、上記の表示指令信号が入力されると、通過タイミングTanyを求めるための情報として、上記距離La(給糸側の織端から任意の位置Paまでの距離)、緯入れ開始タイミングTjet、到達タイミングTarr、及び織幅Lを記憶器102から読み出して通過タイミングTanyを求めると共に、この求めた通過タイミングTanyを表示制御器105へ出力する。
表示制御器105は、通過タイミングTanyが角度決定器103から入力されると、通過タイミングTanyを表示画面200における所定の表示欄202aに表示すると共に、通過タイミングTanyに基づき、グラフ領域203上に、任意の位置Paに対応する線図を描き、さらに、緯入れ開始タイミングTjet及び到達タイミングTarrに基づき、織布11の織端に相当する線図を描く。その結果として、経糸張力に関するグラフが描かれたグラフ領域203上には、前述のグラフ領域203の上部におけるグラフィック表示部分及び下側のグラフ表示部分に跨がるかたちで縦軸と平行な3本の線図(縦線)が描かれた状態となる。
作業者は、表示画面200におけるこれらの表示によって、織布11の織幅方向における毛羽の発生位置を噴射水の先頭部分(緯糸Wの先端)が通過する時点におけるクランク角度と、毛羽の発生位置における経糸張力との対応関係を容易に確認することができる。そこで、作業者は、その表示から、毛羽が発生した時点における経糸張力を確認し、毛羽の発生位置における経糸3の張力を調整するために製織関連部材やその製織関連部材を含む製織関連装置を用いた調整作業を行うことによって毛羽(経筋)の解消を試みる。そして、その調整作業を行った後に水噴射式織機1を稼働させて、毛羽の発生状況を確認すると共に、調整作業後の経糸3の張力の変化を表示画面200で確認するものである。
このように、本実施例によって一例を示した本発明による織機情報表示装置100によれば、作業者は、製織上の問題が織幅方向における特定の位置で発生している場合において、その特定の位置を噴射水の先頭部分が通過する際のクランク角度における製織関連部材の製織に伴う変化を表示器106で容易に確認することができる。そして、作業者は、表示器106から得た情報(指標)を元に製織関連部材の調整作業を行えばよいことから、従来の調整作業と比べて作業に要する時間を大幅に減らすことができる。
以上では、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明は、製織関連部材の製織に伴う変化を表すグラフ(以下、「変化グラフ」とも言う。)のグラフ領域上に、織布の織端位置に相当する線図及び織布の織幅方向における任意の位置に対応する線図(以下、「織布位置線図」とも言う。)を描くものであり、前記実施例では、その変化グラフを経糸3の張力の変化を表すグラフとしたが、本発明はこれに限らず、以下のような変化グラフ上に織布位置線図を描くものとしてもよい。
(1)前記変化グラフを、図4に示すような、綜絖枠5(製織関連部材)の製織に伴う変位(変化)を表すグラフとしてもよい。なお、この綜絖枠5の変位を表すグラフについて、より詳しくは、1製織サイクル中における各時点での綜絖枠5の製織に伴う変位量、つまり綜絖枠5が製織中に上下動することによって形成される経糸開口6の開口量を、その各時点におけるクランク角度と関連付けて開口データとして記憶し、その開口データをグラフ化したものである。また、前記各時点における綜絖枠5の変位量(経糸開口6の開口量)については、例えば、経糸開口装置4に設けられたセンサによって、織前10の高さ位置を基準とした綜絖枠5の高さ位置を検出することによって求めることができ、前記各時点のクランク角度は、その検出時点のクランク角度となる。また、開口データには、同一の製織サイクルにおいて上方向へ移動する綜絖枠5及び下方向へ移動する綜絖枠5の2つの綜絖枠5の開口データが含まれるものであって、この2つの綜絖枠5の同一クランク角度における高さ位置の差(距離)が開口量となる。
但し、開口データについては、前記のように綜絖枠5の高さ位置を実際に検出するものに限らず、経糸開口装置4に予め設定されている綜絖枠5の動作パターンに基づいて開口データを求めるものとしてもよい。例えば、各綜絖枠をモータで駆動する電動開口装置にように綜絖枠5の動作パターンが予め経糸開口装置4に設定されている場合には、その設定された綜絖枠5の動作パターンに基づいて開口データ、つまり各クランク角度における綜絖枠5の高さ位置を求めるものとしてもよい。また、経糸開口装置4が、主軸12(主軸モータM)を駆動源とし、カム機構やクランク機構といった機械的な構成で綜絖枠5を上下動させるものであって、クランク角度と綜絖枠5の変位量との関係がその機械的な構成からシミュレーションや計算等によって求められる場合には、開口データを、そのようなシミュレーションや計算等から求めるものとしてもよい。
経糸開口装置4に接続された表示制御器105は、前記の開口データを読み出すと共に、その開口データに基づき、綜絖枠5の変位量を表すグラフとしての1製織サイクル分の経糸開口6の開口量の変化に関するグラフ(開口曲線)を作成する。そして、表示制御器105は、その作成されたグラフを、表示器106の表示画面200における横軸をクランク角度とし縦軸を高さ位置とするグラフ領域203上に描くものとする。因みに、図4に示す例では、縦軸(高さ位置)の基準として織前10の高さ位置に相当する補助線を横軸に平行に描いている。
そして、本変形例においては、そのようにして描かれる経糸開口6の開口量の変化に関するグラフを表示するグラフ領域203上に、前記の織布位置線図を描くものである。従って、その構成によれば、作業者は、噴射水の先頭部分(緯糸Wの先端)が通過する時点におけるクランク角度と、経糸開口6の開口量との対応関係を容易に確認することができる。例えば、前記実施例における製織上の問題である毛羽(経筋)の発生原因について、噴射水と経糸3との接触によるものと推定される場合には、毛羽の発生位置を噴射水の先頭部分が通過する時点における経糸開口6の開口量をグラフ領域203上の開口曲線表示で確認することによって、毛羽の発生原因が噴射水と経糸3との接触であるか否かを判断することができる。そして、噴射水と経糸3との接触があると判断される場合は、接触を避けるような製織関連部材の調整を、グラフ表示を確認しながら行うことができる。
(2)また、前記変化グラフについて、経糸3の張力を調整するための製織関連部材であるイージングローラ16の製織に伴う前後方向における変位(変化)を表すグラフを表示するものとしてもよい。なお、イージングローラ16については、製織関連装置であるイージング装置(図示略)に含まれるものであって、前記したように、1製織サイクル中における経糸3の張力変動を抑制するためのものである。より詳しくは、イージングローラ16には経糸ビーム2から送り出された経糸3が巻き掛けられており、このイージングローラ16が揺動運動を行うことにより、バックローラ13と織前10との間の経糸3の経路長を変化させて経糸3の開口運動に伴う張力変動が抑制されるものである。
このイージングローラ16の変位を表す変化グラフについては、1製織サイクル中における各時点でのイージングローラ16の変位量(イージング量)を、その各時点におけるクランク角度と関連付けてイージングデータとして記憶し、そのイージングデータをグラフ化することによって描かれるものとする。因みに、イージングローラ16のイージング量については、例えば、イージングローラ16の最後退位置(揺動範囲における最も反織前10側の位置)を基準として求められる。
なお、前記イージングデータについては、例えば、センサ等によって所定のクランク角度毎にイージングローラ16の変位量(イージング量)を検出すると共に、その検出値を検出時点のクランク角度と関連付けたものとすることが考えられる。また、イージングデータについては、そのようにイージング量を実際に検出するものに限らず、クランク角度とイージング量との関係をイージング装置の構成からシミュレーションや計算等で求めるものとしてもよい。すなわち、一般的なイージング装置は、主軸12(主軸モータM)を駆動源とし、機械的な構成によってイージングローラ16を前後方向へ揺動させるものであり、また、イージング量については、イージングローラ16に連結されたイージングレバ等の長さ等で決まるものであるため、クランク角度とイージング量との関係(イージングデータ)を、このようなイージング装置の機械的な構成からシミュレーションや計算等によって求めるものとしてもよい。さらには、イージング装置が、主軸モータMとは別の専用モータによって主軸12から独立して駆動される構成であって、イージングローラ16の揺動の動作パターンが予め設定されている場合には、その設定されたイージングローラ16の動作パターンに基づいてイージングデータを求めるものとしてもよい。
そして、表示制御器105は、イージングデータをイージング装置(図示略)から読み出すと共に、そのイージングデータに基づき、イージングローラ16の変位量を表すグラフとしての1製織サイクル分のイージング量の変化を表す変化グラフ(イージング曲線)を作成し、表示器106の表示画面200における横軸をクランク角度とするグラフ領域203上に描くものとする。
因みに、図6に示す変化グラフの例では、グラフの縦軸は、グラフの横軸に平行に描かれた補助線を基準、すなわちイージングローラ16の最後退位置とするイージング量を表すものであって、この補助線から下方に向かうにつれてイージング量が大きくなる、すなわちイージングローラ16の前後方向(揺動方向)における位置が前方向(織前10側の位置)となることを表すものである。具体的には、イージング曲線が下降している場合は、イージングローラ16が前進していることを表すものであって、また、イージング曲線が上昇している場合は、イージングローラ16が後退していることを表すものである。これは、前記織布位置線図における織前10付近を表すグラフィック表示の前後方向に、イージングローラ16の揺動方向を合わせることによって、作業者に1製織サイクルにおけるイージングローラ16の揺動をイメージし易くするためである。
このように本変形例においては、イージングローラ16の変位に関する変化グラフであるイージング曲線を表示したグラフ領域203上に、前記の織布位置線図を描くものである。このため、この構成によれば、作業者は、噴射水の先頭部分(緯糸Wの先端)が織幅方向における任意の位置を通過する時点(クランク角度)の前後のイージング量の変化を確認することができる。従って、この例によれば、製織された織布に現れる製織上の問題である毛羽(経筋)の発生原因について、イージングローラ16の揺動運動が関係しているか否かを容易に判別することができる。より詳しくは、イージングローラ16の揺動運動が安定的に行われている場合には前記問題は発生しないはずであるが、何らかの原因でその揺動運動の乱れが生じ、イージング量が急激に変化する場合がある。そして、その結果として、経糸3の張力が通常より高くなる状態が発生する場合があり、その状態が噴射水と経糸3とが接触するような期間(緯入れ初期又は緯入れ終期)に発生した場合に、経糸3に毛羽が発生することがある。そこで、前記織布位置線図によって表される前記した任意の時点(毛羽の発生位置を噴射水の先頭部分が通過する時点)の前後におけるイージング量の変化をグラフ領域203上のイージング曲線で確認することによって、毛羽の発生原因がイージングローラ16の揺動運動(イージング量の急激な変化)に起因するものか否かを容易に判別することができる。
なお、前記では、変化グラフについて、1つの製織関連部材の動作に関する変化グラフを表示したグラフ領域203上に、前記の織布位置線図を描く構成としたが、本発明においては、そのようなものに限らず、複数の製織関連部材の動作に関する変化グラフを横軸(クランク角度)を一致させた状態で表示したグラフ領域203上に、織布位置線図を描く構成としてもよい。なお、そのような例としては、例えば、図5、6に示す例が考えられる。
図5は、前記実施例における経糸3の張力の変化に関するグラフと前記(1)の開口曲線とをクランク角度を一致させた状態で表示したグラフ領域203上に織布位置線図を描いた例である。この例によれば、作業者は、製織上の問題である毛羽の発生位置(前記実施例における任意の位置Pa)を噴射水の先頭部分が通過した時点における綜絖枠5の開口量と、経糸3の張力とを同時に確認することができ、毛羽の発生原因について、開口量の大きさと経糸張力の高さとのどちらが主たる原因であるかを判断することがより容易となる。
また、図6は、経糸3の張力の変化に関するグラフと前記(2)のイージング曲線とをクランク角度を一致させた状態で表示したグラフ領域203上に織布位置線図を描いた例である。この例において作業者は、毛羽の発生原因について、経糸3の張力の変化に関するグラフを確認した結果として、毛羽の発生位置を噴射水の先頭部分が通過した時点における経糸3の張力が高いことが原因であると判断した場合に、その時点におけるイージングローラ16のイージング量も同時に確認することができるため、経糸3の張力を調整するにあたり、その張力に影響を及ぼすイージングローラ16のイージング動作の調整を行う必要があるか否かの判断を容易に行うことができる。
さらには、図示は省略するが、経糸3の張力の変化に関するグラフと、前記(1)の開口曲線及び前記(2)のイージング曲線とをクランク角度を一致させた状態で表示したグラフ領域203上に織布位置線図を描く構成としてもよい。
このように、複数の変化グラフを表示したグラフ領域203上に織布位置線図を描画することによって、製織上の問題である毛羽(経筋)の発生原因を判断する上でより有効である。
なお、本発明は、以上で説明したいずれの実施形態にも限定されるものではなく、本発名の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々に変更することが可能である。
1 水噴射式織機 2 経糸ビーム
3 経糸 3a 上経糸
3b 下経糸 4 経糸開口装置
5 綜絖枠 6 経糸開口
7 緯入れ装置 8 筬打ち装置
9 筬 10 織前
11 織布 12 主軸
13 バックローラ 14 経糸張力検出装置
15 ロードセル 16 イージングローラ
100 織機情報表示装置
101 設定器 102 記憶器
103 角度決定器 105 表示制御器
106 表示器 107 表示制御装置
200 表示 201a 入力欄
201b 入力欄 201c 入力欄
202a 表示欄 202b 表示欄
203 グラフ領域
L 織幅
La 任意の位置までの距離
M 主軸モータ
Pa 任意の位置
Tjet 緯入れ開始タイミング
Tarr 到達タイミング
Tany 通過タイミング
W 緯糸

Claims (4)

  1. 織機に装備される製織関連部材の製織に伴う変化を主軸の回転角度と関連付けると共に、その変化をグラフとして表示器の表示画面上における横軸を前記主軸の回転角度とするグラフ領域上に表示する織機用の情報表示方法であって、
    緯入れ体の先頭部分又は緯入れされる緯糸の先端が織布の織端を通過する前記主軸の回転角度に基づき、前記グラフ領域上に前記織布の織端位置に相当する線図を描画すると共に、
    前記織布の織幅方向における任意の位置について、その任意の位置に対応する前記主軸の回転角度を求め、前記任意の位置に対応する線図を前記グラフ領域上に描画することを特徴とする織機用の情報表示方法。
  2. 前記任意の位置に対応する前記主軸の回転角度は、緯入れ体の先頭部分又は緯入れされる緯糸の先端が織布の織端を通過する前記主軸の回転角度及び前記織布の織幅に基づいて求められることを特徴とする請求項1に記載の織機用の情報表示方法。
  3. 織機に装備される製織関連部材の製織に伴う変化を主軸の回転角度と関連付けると共に、その変化をグラフとして表示器の表示画面上における横軸を前記主軸の回転角度とするグラフ領域上に表示する織機用の情報表示装置であって、
    緯入れ体の先頭部分又は緯入れされる緯糸の先端が織布の織端を通過する前記主軸の回転角度を記憶する記憶器と、
    前記織布の織幅方向における任意の位置を入力設定する入力器と、
    該入力器によって入力設定された前記任意の位置に対応する前記主軸の回転角度を求める角度決定器と、
    前記記憶器に記憶された前記緯入れ体の先頭部分又は前記緯糸の先端が前記織布の織端を通過する前記主軸の回転角度に基づき前記グラフ領域上に前記織布の織端位置に相当する線図を描画すると共に、前記角度決定器で前記任意の位置に対応する前記主軸の回転角度に基づき前記グラフ領域上に前記任意の位置に相当する線図を描画する表示制御器とを備えたことを特徴とする織機用の情報表示装置。
  4. 前記角度決定器は、前記任意の位置に対応する前記主軸の回転角度を、緯入れ体の先頭部分又は緯入れされる緯糸の先端が織布の織端を通過する前記主軸の回転角度及び前記織布の織幅に基づいて求めることを特徴とする請求項3に記載の織機用の情報表示装置。
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