JPH10130987A - 織機における開口制御方法及び装置 - Google Patents

織機における開口制御方法及び装置

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JPH10130987A
JPH10130987A JP8288268A JP28826896A JPH10130987A JP H10130987 A JPH10130987 A JP H10130987A JP 8288268 A JP8288268 A JP 8288268A JP 28826896 A JP28826896 A JP 28826896A JP H10130987 A JPH10130987 A JP H10130987A
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    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
    • D03D51/005Independent drive motors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡素な開口制御で織物品質を損なうことなく良
好な経糸捌きを行なう。 【解決手段】開口制御装置C2は、複数の開口曲線を記
憶する開口曲線生成回路33と、開口曲線生成回路33
から開口曲線を読み取って制御指令を出力する制御回路
34と、制御回路34からの制御指令に基づいて開口駆
動モータ28をフィードバック制御する駆動回路35と
からなる。開口曲線生成回路33には選択装置36が信
号接続されている。選択装置36の選択キー361,3
62,363のいずれかをON操作すると、開口曲線生
成回路33は制御回路34による読み取り可能に開口曲
線を選択する。制御回路34は選択された開口曲線に基
づいて綜絖枠15を駆動する開口駆動モータ28の作動
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織機駆動モータか
ら独立した開口駆動モータによって綜絖枠を駆動する開
口装置を備えた織機における開口制御方法及び装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】経糸の開口形成に伴う経糸の捌き状態は
緯糸の緯入れ性能に影響を与え、経糸の捌き状態は経糸
の毛羽状態によって異なる。毛羽が多ければ経糸絡みが
生じ易く、経糸の捌きが悪くなる。経糸の捌きが悪い場
合、ジェットルームでは緯入れミスが発生し易くなり、
レピア織機では緯糸搬送用のレピアヘッドの走行性が悪
くなったり、レピアヘッドが経糸を切断する割合が増え
る。
【0003】経糸の捌き具合は、例えば実開平4−40
76号公報に開示されるように開口曲線を変更すること
によって変えられる。実開平4−4076号公報の従来
装置では、織機駆動モータから独立した駆動モータで綜
絖枠を駆動し、開口曲線の変更は開口量を変えるように
行われる。開口量を増やせば経糸の張力が増大し、経糸
捌きが良くなる。
【0004】特開平2−210038号公報の従来装置
では、ジェットルームが対象となっており、緯糸の反緯
入れ側への到達時期の検出結果に基づいて開口曲線の変
更が行われる。織機駆動モータから独立したリニアモー
タで綜絖枠を駆動し、開口曲線の変更は経糸の閉口タイ
ミングを変えるように行われる。即ち、閉口タイミング
は緯糸の飛走状態に応じて逐次変更され、緯入れ不良の
回避が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、経糸開口量を
変えて経糸捌きに対処する仕方では経糸張力が変動し、
所望の織物の製織に適した経糸張力を維持することがで
きない。そのため、織物品質が損なわれる。
【0006】緯糸の飛走状態に応じて閉口タイミングを
逐次変更する仕方では制御が複雑になるという欠点があ
る。本発明は、簡素な開口制御で織物品質を損なうこと
なく良好な経糸捌きを達成することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、織
機駆動モータから独立した開口駆動モータで綜絖枠を駆
動する開口装置を対象とし、請求項1の発明では、経糸
の開閉口に伴う経糸の捌き状態を左右する捌き状態左右
要素に応じた複数の開口曲線を用意し、前記捌き状態左
右要素に対応する開口曲線をもたらすように前記開口駆
動モータの作動を制御するようにした。
【0008】開口曲線は捌き状態左右要素に対応して製
織前に予め選択され、製織中の経糸の開閉口はこの選択
された開口曲線に従う。製織中での開口曲線の変更がな
いため、開口制御は複雑にならない。
【0009】請求項2の発明では、前記各開口曲線のク
ロスポイント及びクロスタイミングを同一とした。レピ
ア織機ではクロスポイント及びクロスタイミングを変更
することは好ましくない。開口曲線が変更されてもクロ
スポイント及びクロスタイミングを変えない実施の形態
は、レピア織機への適用に好適である。
【0010】請求項3の発明では、前記複数の開口曲線
のうちの単一ではない一部を基本曲線とし、これら複数
の基本曲線から残りの開口曲線を生成するようにした。
基本曲線のみでは充分に対応できない捌き状態左右要素
に対しては、複数の基本曲線から生成された開口曲線が
対応して用いられる。このような対応は、良好な経糸捌
きのためのきめ細かな開口制御を可能とする。
【0011】請求項5の発明では、経糸の開閉口に伴う
経糸の捌き状態を左右する捌き状態左右要素に応じた複
数の開口曲線を生成する生成手段と、前記生成手段にお
ける1つの開口曲線の生成を選択する選択手段と、前記
選択手段によって選択された開口曲線をもたらすように
前記開口駆動モータの作動を制御する制御手段とを備え
た開口制御装置を構成した。
【0012】生成手段は、選択手段によって生成を選択
された開口曲線を生成する。制御手段は生成手段によっ
て生成された開口曲線に基づいて開口駆動モータの作動
を制御し、経糸の開閉口はこの選択して生成された開口
曲線に従う。
【0013】請求項6の発明では、クロスポイント及び
クロスタイミングが全て同一の開口曲線を前記生成手段
によって生成するようにした。生成手段はクロスポイン
ト及びクロスタイミングの同じ開口曲線のみを生成す
る。
【0014】請求項7の発明では、前記複数の開口曲線
のうちの単一ではない一部を基本曲線としてこれら基本
曲線から残りの開口曲線を前記生成手段によって生成す
るようにした。
【0015】生成手段は、基本曲線のみでは充分に対応
できない捌き状態左右要素に対しては複数の基本曲線か
ら開口曲線を生成する。請求項8の発明では、前記捌き
状態左右要素を前記選択手段によって指定し、前記選択
手段によって指定された捌き状態左右要素に基づいて開
口曲線を前記生成手段によって生成するようにした。
【0016】前記捌き状態左右要素を前記選択手段によ
って指定すると、生成手段が前記指定された捌き状態左
右要素に基づいて開口曲線を生成する。請求項4及び請
求項9の発明では、経糸種類を前記捌き状態左右要素と
したが、経糸種類は経糸捌きに大きな影響を与える毛羽
状態を反映する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をレピア織機に具体
化した第1の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明す
る。
【0018】図1は織機全体の側面を略体的に示す。M
は正逆転可能な織機駆動モータであり、織機駆動モータ
Mは織機制御コンピュータC1の作動制御を受ける。1
1は織機駆動モータMから独立した正逆転可能な送り出
しモータであり、送り出しモータ11はワープビーム1
2を駆動する。ワープビーム12から送り出される経糸
Tはバックローラ13及びテンションローラ14を経由
して綜絖枠15及び筬16を通される。織布Wはエキス
パンションバー17、サーフェスローラ18、プレスロ
ーラ19及びしわ取りガイド部材20を経由してクロス
ローラ21に巻き取られる。織機駆動モータMから駆動
力を得るサーフェスローラ18はプレスローラ19と協
働して織布Wを引き取る。
【0019】テンションローラ14はテンションレバー
22の一端部に取り付けられており、テンションレバー
22の他端部に取付られた引っ張りばね23により所定
の張力が経糸Tに付与されるようになっている。テンシ
ョンレバー22は検出レバー24の一端に回転可能に支
持されており、検出レバー24の他端にはロードセル2
5が連結されている。経糸張力はテンションローラ1
4、テンションレバー22及び検出レバー24を介して
ロードセル25に伝えられ、ロードセル25は経糸張力
に応じた電気信号を織機制御コンピュータC1に出力す
る。織機制御コンピュータC1は、予め設定された張力
と前記入力信号によって把握される検出張力との比較及
び織機の回転角度検出用のロータリエンコーダ26から
の検出信号で把握されるワープビーム径に基づいて送り
出しモータ11の回転速度を制御する。この回転速度制
御により通常運転時の経糸張力が制御され、製織中の織
段発生防止が行われる。
【0020】図2に示すように、各綜絖枠15の下方に
は開口駆動モータ28が配置されている。開口駆動モー
タ28はサーボモータあるいはステッピングモータから
なる一方向回転型の変速駆動モータである。開口駆動モ
ータ28の出力軸281にはクランク円板29が止着さ
れており、クランク円板29と綜絖枠15の下枠とはコ
ネクティングロッド30を介して連結されている。クラ
ンク円板29及びコネクティングロッド30はクランク
機構を構成し、開口駆動モータ28の一方向への回転が
クランク機構を介して綜絖枠15の上下動に変換され
る。開口駆動モータ28は開口制御装置C2の指令制御
を受ける。開口制御装置C2は緯糸Yの緯入れに同期し
て開口駆動モータ28の作動を制御する。
【0021】緯糸Yは受渡し用レピアヘッド31によっ
て経糸Tの開口内へ挿入される。受渡し用レピアヘッド
31は織布Wの織幅の中央部で受け取り用レピアヘッド
32と出会い、緯糸Yが受渡し用レピアヘッド31から
受け取り用レピアヘッド32へ渡される。両レピアヘッ
ド31,32は出会い後に経糸開口内から退避し、この
退避に伴って緯糸Yが経糸開口内を通される。
【0022】開口制御装置C2は、図3に示す3つの開
口曲線E1,E2,E3を記憶する開口曲線生成回路3
3と、開口曲線生成回路33から開口曲線を読み取って
制御指令を出力する制御回路34と、制御回路34から
の制御指令に基づいて開口駆動モータ28をフィードバ
ック制御する駆動回路35とからなる。開口曲線生成回
路33には選択装置36が信号接続されている。選択装
置36は3つの選択キー361,362,363を備え
ている。選択キー361をON操作すると、開口曲線生
成回路33は制御回路34により読み取り可能な開口曲
線E1を選択し、選択キー362をON操作すると、開
口曲線生成回路33は制御回路34により読み取り可能
な開口曲線E2を選択する。選択キー363をON操作
すると、開口曲線生成回路33は制御回路34により読
み取り可能な開口曲線E3を選択する。又、開口曲線生
成回路33は開口曲線を選択すると開口曲線選択情報を
織機制御コンピュータC1に出力する。駆動回路35
は、開口駆動モータ28に組み込まれたロータリエンコ
ーダ282から得られる回転角度情報に基づいて開口駆
動モータ28をフィードバック制御する。
【0023】開口曲線の選択は、織機に新たに装着され
るワープビームの経糸種類が変わる毎に行われる。経糸
Tがフィラメント糸のような毛羽の殆どない糸種類の場
合には開口曲線E1が選択される。開口曲線E1はサイ
ン曲線であり、サイン曲線は綜絖枠15の上下移動速度
の高速化に適している。経糸Tがスパン糸のような毛羽
がある程度ある糸種類の場合には開口曲線E2が選択さ
れる。開口曲線E2はサイン曲線に比べて図2に鎖線で
示す最上位位置及び最下位位置付近での綜絖枠15の配
置期間が長い。この配置期間が長いほど毛羽絡みの断ち
切り(毛羽切れ)が良くなる。経糸Tが毛羽の多い糸種
類の場合には開口曲線E3が選択される。開口曲線E3
は開口曲線E2に比べて最上位位置及び最下位位置付近
での綜絖枠15の配置期間が長い上に綜絖枠15の上下
動の途中の移動速度が速くなる。従って、毛羽切れは開
口曲線E2の場合よりも更に良くなる。
【0024】最上位位置付近での綜絖枠15の前記配置
期間は、図3に示すように最上位位置から綜絖枠15の
上下ストロークKに対する所定割合Δ・K(Δは例えば
3%)の範囲に配置されている期間αで規定する。同様
に、最下位位置付近での綜絖枠15の前記配置期間は、
図3に示すように最下位位置から綜絖枠15の上下スト
ロークKに対する所定割合Δ・Kの範囲に配置されてい
る期間βで規定する。このような規定は製織中における
最上位位置及び最下位位置での綜絖枠15の静止状況を
反映する。
【0025】開口曲線が選択されると、開口曲線生成回
路33は織機制御コンピュータC1に開口曲線選択情報
を送る。織機制御コンピュータC1は開口曲線選択情報
の入力に基づいて起動スイッチ27のON信号の入力に
待機し、開口曲線選択情報の入力後に起動スイッチ27
のON信号が入力すると、織機制御コンピュータC1は
製織開始信号を制御回路34に出力する。そして、織機
制御コンピュータC1及び開口制御装置C2は織機駆動
モータM及び開口駆動モータ28を同期制御する。
【0026】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)生成手段となる開口曲線生成回路33は、選択
手段となる選択装置36によって指定された1つの開口
曲線を3つの開口曲線E1,E2,E3から選択して生
成する。制御手段となる制御回路34は生成された開口
曲線に基づいて開口駆動モータ28の作動を制御し、経
糸Tの開閉口はこの選択して生成された開口曲線に従
う。開口曲線は捌き状態左右要素となる経糸種類に対応
して製織前に予め選択され、製織中の経糸の開閉口はこ
の選択された開口曲線に従う。従って、経糸捌きは良好
であり、しかも製織中での開口曲線の変更がないために
開口制御は複雑にならない。 (1-2)経糸の開口量は変わらないため、経糸の張力変
動が大きくなることはない。従って、織物品質が損なわ
れることはない。 (1-3)毛羽の殆どない経糸種類の場合には織機の高速
化に適した開口曲線E1の選択がよく、毛羽の多い経糸
種類の場合には織機の高速化には適さないが毛羽切れに
適した開口曲線E2あるいE3の選択がよい。本実施の
形態ではこの選択は選択装置36におけるON操作とい
う選択操作で簡単に行える。 (1-4)各開口曲線E1,E2,E3のクロスポイント
(上下の経糸が交差する高さ位置)及びクロスタイミン
グ(上下の経糸が交差する織機回転角度)は図3に点P
で示すように同一である。適正なクロスポイント及びク
ロスタイミングが設定されていないと、受渡し用レピア
ヘッド31及び受け取り用レピアヘッド32が経糸開口
内から退避するときの両レピアヘッド31,32と経糸
Tとの干渉が不適切となる。このような状態ではレピア
ヘッド31,32が経糸Tを切断するおそれがある。従
って、レピア織機ではクロスポイント及びクロスタイミ
ングを変更することは好ましくない。開口曲線が変更さ
れてもクロスポイント及びクロスタイミングを変えない
実施の形態は、レピア織機への適用に好適である。
【0027】次に、図4及び図5の第2の実施の形態を
説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。この実施の形態における選択装置37
は、図5に示すように開口曲線E1と開口曲線E2との
中間の開口曲線E4、あるいは開口曲線E2と開口曲線
E3との中間の開口曲線E5を選択可能に構成されてい
る。選択装置37は、選択キー371,372,373
と、数字キー群374と、設定キー375とを備えてい
る。開口曲線E1を指定するには、選択キー371をO
Nして数字キー群374で100という%を指定した
後、設定キー375をONすればよい。開口曲線E2を
指定するには、選択キー372をONして数字キー群3
74で100という%を指定した後、設定キー375を
ONすればよい。開口曲線E3を指定するには、選択キ
ー373をONして数字キー群374で100という%
を指定した後、設定キー375をONすればよい。
【0028】選択キー371をONして数字キー群37
4で%を指定すると共に、選択キー372をONして数
字キー群374で%を指定した後、設定キー375をO
Nすれば、指定%の割合の開口曲線E1,E2から合成
される開口曲線E4が指定される。選択キー372をO
Nして数字キー群374で%を指定すると共に、選択キ
ー373をONして数字キー群374で%を指定した
後、設定キー375をONすれば、指定%の割合の開口
曲線E2,E3から合成される開口曲線E5が指定され
る。開口制御装置C3の開口曲線生成回路38は、3つ
の基本曲線E1,E2,E3から指定された開口曲線E
4あるいはE5を生成する。この場合、合成される開口
曲線E4,E5のクロスポイント及びクロスタイミング
は基本曲線E1,E2,E3と変わらない。
【0029】基本曲線E1,E2,E3のみでは充分に
対応できない経糸種類に対しては、複数の基本曲線E
1,E2,E3から合成して生成された開口曲線が対応
して用いられる。このような対応は、良好な経糸捌きの
ためのきめ細かな開口制御を可能とする。
【0030】次に、図6の第3の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態における選択装置39は、入力
装置40と指定装置41とからなる。入力装置40によ
って織物組織情報を入力すると、指定装置41は入力さ
れた織物組織情報に対応する開口曲線の生成を開口制御
装置C4の開口曲線生成回路42に指令する。そして、
指定装置41は表示部411に織物組織を表示すると共
に、表示部412に織物組織に対応する開口曲線を表示
する。
【0031】この実施の形態では、経糸種類の情報を含
む織物組織情報をに40によって入力すれば、適正な開
口曲線が簡単に指定できる。本発明では、捌き状態左右
要素として製織時の設定経糸張力を採用してもよい。
【0032】又、本発明は、レピア織機に限らずジェッ
トルームのような他の織機にも適用できる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように発明では、経糸の開
閉口に伴う経糸の捌き状態を左右する捌き状態左右要素
に応じた複数の開口曲線を用意し、前記捌き状態左右要
素に対応する開口曲線をもたらすように前記開口駆動モ
ータの作動を制御するようにしたので、簡素な開口制御
で織物品質を損なうことなく良好な経糸捌きを達成し得
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す開口装置と制御ブロッ
ク図とを組合せた側面図。
【図2】開口装置と制御ブロック図とを組合せた側面
図。
【図3】開口曲線を示すグラフ。
【図4】第2の実施の形態を示す開口装置と制御ブロッ
ク図とを組合せた側面図。
【図5】開口曲線を示すグラフ。
【図6】第2の実施の形態を示す開口装置と制御ブロッ
ク図とを組合せた側面図。
【符号の説明】
15…綜絖枠、28…開口駆動モータ、33,38,4
2…生成手段となる開口曲線生成回路、34…制御手段
となる制御回路、36,37,39…選択装置、C2,
C3,C4…開口制御装置。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機駆動モータから独立した開口駆動モー
    タによって綜絖枠を駆動する開口装置を備えた織機にお
    いて、 経糸の開閉口に伴う経糸の捌き状態を左右する捌き状態
    左右要素に応じた複数の開口曲線を用意し、前記捌き状
    態左右要素に対応する開口曲線をもたらすように前記開
    口駆動モータの作動を制御する織機における開口制御方
    法。
  2. 【請求項2】前記各開口曲線のクロスポイント及びクロ
    スタイミングは同一である請求項1に記載の織機におけ
    る開口制御方法。
  3. 【請求項3】前記複数の開口曲線のうちの単一ではない
    一部を基本曲線とし、これら複数の基本曲線から残りの
    開口曲線を生成する請求項1及び請求項2のいずれか1
    項に記載の織機における開口制御方法。
  4. 【請求項4】前記捌き状態左右要素は経糸種類である請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の織機におけ
    る開口制御方法。
  5. 【請求項5】織機駆動モータから独立した開口駆動モー
    タによって綜絖枠を駆動する開口装置を備えた織機にお
    いて、 経糸の開閉口に伴う経糸の捌き状態を左右する捌き状態
    左右要素に応じた複数の開口曲線を生成する生成手段
    と、 前記生成手段における1つの開口曲線の生成を選択する
    選択手段と、 前記選択手段によって選択された開口曲線をもたらすよ
    うに前記開口駆動モータの作動を制御する制御手段とを
    備えた織機における開口制御装置。
  6. 【請求項6】前記生成手段は、クロスポイント及びクロ
    スタイミングが全て同一の開口曲線を生成する請求項5
    に記載の織機における開口制御装置。
  7. 【請求項7】前記生成手段は、前記複数の開口曲線のう
    ちの単一ではない一部を基本曲線としてこれら基本曲線
    から残りの開口曲線を生成する請求項5及び請求項6の
    いずれか1項に記載の織機における開口制御装置。
  8. 【請求項8】前記選択手段は、前記捌き状態左右要素を
    指定するものであり、前記生成手段は前記選択手段によ
    って指定された捌き状態左右要素に基づいて開口曲線を
    生成する請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の
    織機における開口制御装置。
  9. 【請求項9】前記捌き状態左右要素は経糸種類である請
    求項5乃至請求項8のいずれか1項に記載の織機におけ
    る開口制御装置。
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