JP2014193543A - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】流路形成基板、圧電アクチュエーター及び振動板等の破壊を抑制した液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】流路部材は、液体を噴射するノズル開口21に連通する圧力発生室12を有する個別流路と、複数の前記個別流路に共通して連通するマニホールドと、を具備し、前記圧力発生室12が、前記流路部材の前記ノズル開口21とは反対側の一方面側に形成されており、前記個別流路と前記マニホールドとは連通路14を介して連通されており、互いに隣り合う2つの個別流路は前記連通路14を介して連通されており、前記個別流路の並設方向において前記連通路14の間には、当該連通路14を画成する補強壁15が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関し、特に液体としてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
液体噴射ヘッドの代表例としては、例えば、ノズル開口から液体としてインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドが知られている。具体的には、ノズル開口に連通する圧力発生室を設け、圧電アクチュエーター等の圧力発生手段によって圧力発生室内に圧力変化を生じさせることで、ノズル開口からインク滴を吐出させる。
また、このようなインクジェット式記録ヘッドでは、圧力発生室と、複数の圧力発生室に共通して設けられたマニホールドとを設け、マニホールドと圧力発生室とを流路抵抗を生じさせるインク供給路や連通路等によって接続することで、圧力発生室内の圧力変化をノズル開口側に向かわせるようにしている。
ここで、インク供給路は、流路形成基板と流路形成基板に接合される他の部材である接合基板との積層方向の深さを圧力発生室よりも浅くすることで流路抵抗を生じさせるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、インク供給路の幅(圧力発生室の並設方向)を圧力発生室よりも狭めることで流路抵抗を生じさせるものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3422364号公報 特開2005−53080号公報
しかしながら、流路形成基板に外部からの圧力が印加されると、インク供給路や連通路を画成する隔壁の剛性が低く、隔壁が破壊されてしまう虞があると共に、振動板や圧電アクチュエーター等が撓み変形して振動板にクラック等の破壊が発生してしまうという問題がある。なお、流路形成基板への外部からの圧力は、例えば、当該流路形成基板にリザーバー形成基板(マニホールド形成基板)や封止基板などの接合基板を接合することや、流路形成基板やインクジェット式記録ヘッドの状態でのハンドリング時や取り付け時などに生じる。
特に、ノズル開口を高密度に配設したいという要望が高まるにしたがって、圧力発生室の並設方向の間隔が短くなっているため、インク供給路や連通路の並設方向の両側の隔壁の剛性が低下してしまう。また、流路形成基板の薄型化による隔壁の剛性の低下も生じる。
なお、特許文献2のように、インク供給路の幅(並設方向)を圧力発生室よりも幅狭とした場合には、インク供給路を画成する隔壁の厚さが特許文献1よりも厚くなるものの、圧力発生室(インク供給路)の高密度な配置に伴い外部からの圧力による破壊が発生する虞がある。このため、インク供給路の有無に拘わらず、連通路を画成する隔壁の剛性不足による上記問題が発生するものである。
また、このような問題はインクジェット式記録ヘッドだけではなく、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにおいても同様に存在する。
本発明はこのような事情に鑑み、流路形成基板、圧電アクチュエーター及び振動板等の破壊を抑制した液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、流路部材は、液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室を有する個別流路と、複数の前記個別流路に共通して連通するマニホールドと、を具備し、前記圧力発生室が、前記流路部材の前記ノズル開口とは反対側の一方面側に形成されており、前記個別流路と前記マニホールドとは連通路を介して連通されており、互いに隣り合う2つの個別流路は前記連通路を介して連通されており、前記個別流路の並設方向において前記連通路の間には、当該連通路を画成する補強壁が設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる態様では、2つの個別流路に連通する連通路を設けることで、連通路の断面積を小さくすることができ、補強壁の剛性を向上することができる。
ここで、前記圧力発生室及び前記連通路が、前記流路部材の前記一方面側に開口して設けられていると共に、前記圧力発生室及び前記連通路の開口が振動板によって封止されており、前記流路部材の前記振動板側には、接合基板が固定されることが好ましい。これによれば、流路部材に対して接合基板は一種の補強基板の役割を果たし、流路部材及び振動板の剛性を向上して流路部材及び振動板が破壊されるのを抑制することができる。
また、前記圧力発生室及び前記連通路が、前記流路部材の前記一方面側に開口して設けられていると共に、前記圧力発生室及び前記連通路の開口が振動板によって封止されており、前記流路部材の前記振動板と反対側には、接合基板が固定されていてもよい。
また、前記振動板が、前記マニホールドを封止すると共に、当該振動板の前記マニホールドを封止する領域には、前記圧力発生室内の液体に圧力変化を生じさせる圧電アクチュエーターの少なくとも一部が延設されていることが好ましい。これによれば、圧電アクチュエーターの少なくとも一部が延設されることで、連通路及びマニホールドに対向する領域の振動板の剛性を向上することができる。
さらに、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる態様では、破壊を抑制して信頼性を向上した液体噴射装置を実現することができる。
実施形態1に係る記録ヘッドの分解斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの平面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの断面図である。 実施形態1に係る流路形成基板の平面図及び断面図である。 実施形態1に係る比較例の流路形成基板の平面図及び断面図である。 実施形態2に係る記録ヘッドの断面図である。 他の実施形態に係る記録ヘッドの断面図である。 他の実施形態に係る記録ヘッドの断面図である。 本発明の一実施形態に係る記録装置の概略図である。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射ヘッドの一例を示すインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図であり、図2はインクジェット式記録ヘッドの平面図であり、図3は、図2のA−A′線断面図である。
図示するように、インクジェット式記録ヘッドIを構成する本実施形態の流路部材である流路形成基板10は、本実施形態では、第1流路形成基板10aと第2流路形成基板10bとが積層されて構成されている。なお、本実施形態では、流路形成基板10を第1流路形成基板10aと第2流路形成基板10bとして図示してあるが、これらは一体的に形成された1つの基板であってもよい。また、流路部材は、流路形成基板10で構成されたものに限定されず、流路形成基板10と他の基板とを積層したものを流路部材としてもよい。
このような流路形成基板10(第1流路形成基板10a及び第2流路形成基板10b)は、例えば、アルミナ(Al)や、ジルコニア(ZrO)等のセラミックス板、ステンレス鋼(SUS)、等の薄板からなりからなる。
このような流路形成基板10(第1流路形成基板10a)には、圧力発生室12が同じ色のインクを吐出する複数のノズル開口21が並設される方向に沿って並設されている。以降、この方向を圧力発生室12の並設方向、又は第1の方向Xと称する。また、流路形成基板10(第1流路形成基板10a)には、圧力発生室12が第1の方向Xに並設された列が複数列、本実施形態では、2列設けられている。この圧力発生室12の列が列設された方向を、以降、第2の方向Yと称する。なお、本実施形態では、第1の方向Xに並設された一列の圧力発生室12において、交互に第2の方向Yに若干ずらした位置に配置されている。なお、圧力発生室12は、流路形成基板10の一方面側(本実施形態では、ノズル開口21とは反対面側)に開口して設けられている。
また、流路形成基板10(第1流路形成基板10a)の圧力発生室12の第2の方向Yの一端側にはインク供給路13と連通路14とが設けられている。ここで、インク供給路13及び連通路14について、図4を参照してさらに詳細に説明する。なお、図4は、流路形成基板の平面図及びそのB−B′線断面図である。
図4に示すように、インク供給路13は、圧力発生室12の第2の方向Yの一端部側(ノズル開口21と連通するのとは反対側)に、流路形成基板10の一方面側(ノズル開口21とは反対面側)に開口して設けられている。また、インク供給路13は、圧力発生室12よりも第1の方向Xの幅が幅狭となるように設けられており、一定の流路抵抗を生じさせるものである。なお、本実施形態では、インク供給路13の第1の方向Xの幅を両側から狭めるようにしたが、特にこれに限定されず、一方側から狭めるようにしてもよい。また、インク供給路13を深さ方向(流路形成基板10とノズルプレート20との積層方向)を狭めて形成してもよいが、インク供給路13の第1の方向Xの側面を画成する隔壁の剛性が低下してしまうため好ましくない。また、1つの圧力発生室12に対して複数のインク供給路13を設けることで、その開口の断面積を減少させるようにしてもよい。
連通路14は、インク供給路13の第2の方向Yの一端部(圧力発生室12とは反対側)に、流路形成基板10の一方面側(ノズル開口21とは反対面側)に開口して設けられている。
また、連通路14は、第1の方向Xで互いに隣り合う個別流路(圧力発生室12、インク供給路13等を含む)同士を連通している。本実施形態の個別流路は、圧力発生室12及びインク供給路13と、詳しくは後述するノズル連通孔18とを具備するものである。すなわち、連通路14は、2つの個別流路(本実施形態では、インク供給路13)の端部同士を連通するものである。
また、連通路14は、詳しくは後述するマニホールド100(第1マニホールド部16)と、個別流路(本実施形態では、インク供給路13)とを連通する。
このような連通路14は、第1の方向Xの側面が補強壁15によって画成されている。すなわち、第1の方向Xで隣り合う連通路14の間には補強壁15が設けられている。つまり、言い換えると、連通路14は、互いに隣り合う個別流路同士を連通して2つの個別流路で構成される1ペアを形成しており、各ペアの連通路14の間には補強壁15が配置されている。
本実施形態では、連通路14の第1の方向Xの内側面を画成する補強壁15は、インク供給路13の間に延設されて、インク供給路13の第1の方向Xの一方の内側面を画成する。すなわち、補強壁15の連通路14を画成する側面とインク供給路13の第1の方向Xの側面とは、面一となるように形成されている。
ここで、比較のため、連通路を各個別流路毎に設けた例を図5に示す。なお、図5は、連通路の比較例を示す流路形成基板の平面図及びそのC−C′線断面図である。
図5に示すように、連通路114を各個別流路毎に区分けして設けた場合には、流路抵抗を小さくするために連通路114として比較的大きな開口面積が必要となり、第1の方向Xで隣り合う連通路114の間の隔壁115の幅Wは狭くなる。
これに対して、図4に示すように、連通路14を2つの個別流路に連通して設けた場合、連通路14として比較的大きな開口面積が確保されていることから、連通路14の第1の方向Xの幅を狭くして、補強壁15の第1の方向Xの幅を広くすることができる。なお、図4には、図5の隔壁115を点線で示している。
ここで、図4に示すように、補強壁15は、図5に示す隔壁115の数の約半分の数になるが、1つの補強壁15の第1の方向Xの幅は、1つの隔壁115に比べて、隔壁115よりも幅W×2だけ広くなる。なお、幅Wは、第1の方向Xにおいて補強壁15の幅が隔壁115よりも広がった片側の幅である。つまり、図4の1つの補強壁15と、これに相当する図5の2つの隔壁115とを比べると、補強壁15の第1の方向Xの幅は、隔壁115よりも幅W×2だけ広くなり、隔壁115の幅Wの分だけ狭くなる。すなわち、補強壁15の幅は、W+(2×W)で表されるのに対し、2つの隔壁115の幅は、(2×W)で表される。したがって、隔壁115に対して補強壁15が広がった幅W×2が、狭まった幅Wよりも大きければ、すなわち、(W×2)>Wとなれば、補強壁15はこれに相当する2つの隔壁115よりも剛性が高くなる。そして、近年では、隔壁115の幅Wは、ノズル開口21の高密度化及びインクジェット式記録ヘッドIの小型化を目的として狭くなってきているため、一般的な構造の隔壁115を有するインクジェット式記録ヘッドIであれば、2つの個別流路に連通する連通路14を補強壁15によって画成することで、(W×2)>Wという条件となる。
このように連通路14を画成する隔壁として補強壁15を設けることで、補強壁15の剛性を強度を向上することができる。このため、流路形成基板10に外部から圧力が印加された際に、補強壁15が変形するのを抑制して、補強壁15の変形による圧電アクチュエーター300や振動板50の破壊を抑制することができる。すなわち、図5に示すような隔壁115の場合、隔壁115の剛性が低く、流路形成基板10に外部からの圧力が印加されると、隔壁115が破壊される虞があると共に、圧電アクチュエーター300や振動板50が大きく変形し、クラック等の破壊が発生してしまう。本実施形態では、補強壁15の剛性を向上することができるため、流路形成基板10に外部からの圧力が印加された際に補強壁15が変形するのを抑制して、補強壁15が破壊されるのを抑制することができると共に、圧電アクチュエーター300や振動板50の変形を抑制して、圧電アクチュエーター300や振動板50の破壊を抑制することができる。なお、流路形成基板10に印加される外部からの圧力とは、例えば、流路形成基板10に詳しくは後述する接合基板(マニホールドプレート30)やコンプライアンスプレート40などの他の部材を接合する際の圧力、流路形成基板10のハンドリング時の圧力、流路形成基板10を製造する際に1枚の大判基板から切り出すときの圧力、インクジェット式記録ヘッドIを搬送時、或いは他の部材に取り付ける際の圧力など、多種多様な要因によって印加されるものである。ただし、流路形成基板10の振動板50側に接合基板であるマニホールドプレート30を接合する際に、特に振動板50に圧力が印加されるため、接合基板の接合時に補強壁15が有効に作用し、補強壁15及び振動板50の破壊が抑制される。
また、流路形成基板10には、圧力発生室12とインク供給路13及び連通路14を介して連通する第1マニホールド部16及び第2マニホールド部17が設けられている。
第1マニホールド部16は、第2流路形成基板10bを厚さ方向(第1流路形成基板10aと第2流路形成基板10bとの積層方向)に貫通して設けられており、連通路14と連通する。
また、第2マニホールド部17は、第1流路形成基板10aを厚さ方向に貫通して設けられており、第1マニホールド部16に連通して設けられている。この第2マニホールド部17と連通路14とは、本実施形態では、これらの間に設けられた壁部によって区画されている。このため、第2マニホールド部17は、連通路14に直接連通することなく、第1マニホールド部16を介して連通路14に連通している。
これら第1マニホールド部16及び第2マニホールド部17は、第1の方向Xに並設された複数の圧力発生室12に亘って第1の方向Xに連続して設けられており、複数の圧力発生室12に共通して連通するマニホールド100の一部を構成する。
さらに、流路形成基板10の圧力発生室12の第2の方向Yのインク供給路13とは反対側には、流路形成基板10(第2流路形成基板10b)を厚さ方向に貫通するノズル連通孔18が設けられている。このノズル連通孔18は、圧力発生室12と詳しくは後述するノズル開口21とを連通する。
このように、本実施形態の流路形成基板10には、圧力発生室12、インク供給路13及びノズル連通孔18を具備する個別流路が設けられている。
このような流路形成基板10の第1マニホールド部16側の面には、コンプライアンスプレート40が設けられている。コンプライアンスプレート40は、流路形成基板10に設けられた第1マニホールド部16の底面を封止している。また、コンプライアンスプレート40の第1マニホールド部16に相対向する領域は、他の領域に比べて厚さが薄く形成されることで、マニホールド100内の液体の圧力変化によって変形するコンプライアンス部41となっている。
なお、このようなコンプライアンスプレート40としては、例えば、ステンレス鋼(SUS)等の金属材料を用いることができる。また、コンプライアンスプレート40は、可撓性を有する膜、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルムと、金属等の硬質の材料、例えば、ステンレス鋼(SUS)等の板状部材とを積層した複合材料を用いてもよい。このように複合材料を用いた場合には、コンプライアンス部41を可撓性を有する膜のみで構成すればよい。
また、コンプライアンスプレート40の流路形成基板10とは反対面側には、ノズル開口21が設けられたノズルプレート20が接合されている。ノズルプレート20は、例えば、ステンレス鋼(SUS)等の金属材料や、シリコン等のセラミックス材料で形成された板状部材からなる。ノズルプレート20には、圧力発生室12と同一の配列ピッチでノズル開口21が形成されている。すなわち、ノズルプレート20には、ノズル開口21が第1の方向Xに並設された列が、第2の方向Yに4列設けられている。すなわち、第1の方向Xに並設された圧力発生室12の一列に対して、ノズル開口21は、第1の方向Xに並設された列が、第2の方向Yに2列並設されている。この第2の方向Yに並設された2列のノズル開口21は、第1の方向Xに互いにノズル開口21のピッチの半ピッチだけずらした位置に配置されている。このようなノズル開口21と圧力発生室12とは、流路形成基板10及びコンプライアンスプレート40に設けられたノズル連通孔18を介して連通されている。
また、流路形成基板10のノズルプレート20とは反対側には、振動板50と、圧電アクチュエーター300とが設けられている。
振動板50は、例えば、ジルコニア(ZrO)やアルミナ(Al)等のセラミックス、酸化シリコン、等の無機膜、ステンレス鋼(SUS)、等の薄板からなり、圧力発生室12、インク供給路13及び連通路14の一方面はこの振動板50により封止されている。
そして、振動板50上の各圧力発生室12に対向する領域のそれぞれには、圧電アクチュエーター300が設けられている。
圧電アクチュエーター300は、振動板50上に設けられた第1電極60と、各圧力発生室12毎に独立して設けられた圧電体層70と、各圧電体層70上に設けられた第2電極80と、を具備する。このような圧電体層70は、例えば、圧電材料からなるグリーンシートを貼付することや、印刷することで形成されている。また、第1電極60は、並設された圧電体層70に亘って設けられて各圧電アクチュエーター300に共通する共通電極となっており、振動板の一部として機能する。一方、第2電極80は、各圧電体層70毎に設けられており、各圧電アクチュエーター300の個別電極として機能する。もちろん、第1電極60を各圧電体層70毎に設けて個別電極とし、第2電極80を複数の圧電体層70に共通して設けて共通電極としてもよい。
また、本実施形態では、圧電アクチュエーター300の個別電極である各第2電極80には、ノズル連通孔18側から引き出され、振動板50上まで延設された、例えば、金(Au)等からなるリード電極90が設けられている。
このような圧電アクチュエーター300が形成された流路形成基板10上(振動板50上を含む)には、接合基板であるマニホールドプレート30が接合されている。マニホールドプレート30には、流路形成基板10の第2マニホールド部17と連通してマニホールド100の一部を構成する第3マニホールド部31が設けられている。すなわち、本実施形態のマニホールド100は、流路形成基板10に設けられた第1マニホールド部16及び第2マニホールド部17とマニホールドプレート30に設けられた第3マニホールド部31とで構成されている。
このようなインクジェット式記録ヘッドIを構成する流路形成基板10は、粘土状のセラミックス材料、いわゆるグリーンシートを所定の厚さに成形した2つの第1流路形成基板10a及び第2流路形成基板10bを用いて、第1流路形成基板10aに圧力発生室12等を穿設すると共に、第2流路形成基板10bに第1マニホールド部16、ノズル連通孔18等を穿設した後、第1流路形成基板10a、第2流路形成基板10b及び振動板50を積層して焼成することにより接着剤を必要とすることなく一体化される。なお、振動板50は、その材料によって流路形成基板10を焼成した後に接合するようにしてもよい。その後、振動板50上に圧電アクチュエーター300等が形成される。その後、流路形成基板10の圧電アクチュエーター300側に、接合基板であるマニホールドプレート30が接合されると共に、流路形成基板10の圧電アクチュエーター300とは反対側の面にコンプライアンスプレート40及びノズルプレート20が接合されることで、インクジェット式記録ヘッドIが製造される。
そして、このような構成のインクジェット式記録ヘッドIでは、図示しないインクカートリッジ(貯留手段)からマニホールド100内にインクを取り込み、マニホールド100からノズル開口21に至るまでの流路内をインクで満たした後、図示しない駆動回路からの記録信号に従い、各圧力発生室12に対応する各圧電アクチュエーター300に電圧を印加して圧電アクチュエーター300と共に振動板50をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まり各ノズル開口21からインク滴が噴射される。
以上説明したように、本実施形態では、2つの個別流路を連通する連通路14を設け、連通路14が補強壁15によって画成されるようにしたため、補強壁15の剛性を向上して、流路形成基板10に外部からの圧力が印加された際に補強壁15が破壊されるのを抑制することができると共に、振動板50及び圧電アクチュエーター300が破壊されるのを抑制することができる。
(実施形態2)
図6は、本発明の実施形態2に係る液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドの断面図である。なお、上述した実施形態1と同様の部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図6に示すように、本実施形態のインクジェット式記録ヘッドIは、流路形成基板10、ノズルプレート20、コンプライアンスプレート40及び接合基板であるインク導入プレート200を具備する。
流路形成基板10には、第1マニホールド部16と第2マニホールド部17とが形成されており、流路形成基板10の圧電アクチュエーター300側には、インク導入プレート200が接合されている。
インク導入プレート200には、第2マニホールド部17に相対向する領域に厚さ方向に貫通したインク導入口201が設けられている。このため、本実施形態では、振動板50は、第2マニホールド部17の圧電アクチュエーター300側の開口上まで延設されて、振動板50によって第2マニホールド部17が画成されている。したがって、本実施形態のマニホールド100は、第1マニホールド部16と第2マニホールド部17とで構成されている。
さらに、圧電アクチュエーター300は、第1電極60A、圧電体層70及び第2電極80を具備する。第1電極60Aは、圧力発生室12に相対向する領域から、インク供給路13及び連通路14(補強壁15)上を介して第2マニホールド部17に相対向する領域まで延設されている。
このような構成のインクジェット式記録ヘッドIでは、上述した実施形態1と同様に2つの個別流路に連通する連通路14を設けることで、この連通路14を画成する補強壁15の剛性を向上することができる。また、圧電アクチュエーター300の一部である第1電極60Aを連通路14上及び補強壁15上に設けると共に、第2マニホールド部17上に延設することで、連通路14、補強壁15及び第2マニホールド部17上を上述した実施形態1のように振動板50のみで構成していた場合に比べて、振動板50と第1電極60Aとで構成することができ、剛性を向上することができる。したがって、流路形成基板10に外部からの圧力が印加されることによって、補強壁15や振動板50が破壊されるのをさらに抑制することができる。特に、流路形成基板10に接合基板であるインク導入プレート200を接合する際に補強壁15が有効に作用し、補強壁15及び振動板50の破壊が抑制される。
なお、本実施形態では、上述した実施形態1のマニホールドプレート30に代わってインク導入プレート200を設けるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、マニホールドプレート30を設けた場合であっても、第3マニホールド部31の周囲にまで第1電極60Aを延設することで、第3マニホールド部31の周囲の剛性を向上することができる。
また、本実施形態では、第1電極60Aのみを第2マニホールド部17に相対向する領域まで延設するようにしたが、特にこれに限定されず、圧電アクチュエーター300を構成する部材及びリード電極90等の何れを設けるようにしてもよい。すなわち、本実施形態では、圧電アクチュエーター300等を構成する部材を他の領域にも設けることで、他の材料を別工程で設ける場合に比べて、材料コスト及び工程数の増加によるコストを低減することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、連通路が圧力発生室と同じ深さで設けられたインクジェット式記録ヘッドについて説明したが、マニホールドの形状及び連通路の深さ等は特にこれに限定されるものではない。ここで、インクジェット式記録ヘッドの他の例について図7を参照して説明する。なお、図7は、本発明の他の実施形態に係るインクジェット式記録ヘッドの断面図である。
図7に示すように、インクジェット式記録ヘッドIは、流路部材である流路形成基板10Aと、ノズルプレート20と、マニホールドプレート30と、振動板50と、圧電アクチュエーター300と、を具備する。
流路形成基板10Aは、第1流路形成基板10a、第2流路形成基板10b及び第3流路形成基板10cを具備する。第1流路形成基板10aは、圧電アクチュエーター300側に設けられており、圧力発生室12、インク供給路13及び連通路14が形成されている。
また、第2流路形成基板10bは、ノズルプレート20側に設けられており、第1マニホールド部16、ノズル連通孔18等が形成されている。また、第3流路形成基板10cは、第1流路形成基板10aと第2流路形成基板10bとの間に配置されており、第1マニホールド部16と連通路14とを連通する接続路110と、第1マニホールド部16と第2マニホールド部17とを連通する第4マニホールド部111と、が設けられている。
接続路110は、連通路14と同様に、個別流路の一部を構成するようにしてもよく、また、マニホールド100Aの一部を構成するように、第1の方向Xに亘って連続して形成されていてもよい。本実施形態では、接続路110は、連通路14と同様に、2つの個別流路(2つの圧力発生室12)毎に設けられている。
また、第4マニホールド部111は、本実施形態では、第2マニホールド部17と同様の開口を設けた。
そして、図7に示すインクジェット式記録ヘッドIでは、マニホールド100Aは、第1マニホールド部16、第2マニホールド部17、第3マニホールド部31及び第4マニホールド部111で構成されている。
このような流路形成基板10Aは、粘土状のセラミックス材料、いわゆるグリーンシートを所定の厚さに成形した3つの第1流路形成基板10a、第2流路形成基板10b及び第3流路形成基板10cを用いて形成することができる。具体的には、第1流路形成基板10aに圧力発生室12、第2マニホールド部17等を穿設し、第2流路形成基板10bに第1マニホールド部16及びノズル連通孔18等を穿設し、第3流路形成基板10cに接続路110及び第4マニホールド部111等を穿設した後、第1流路形成基板10a、第2流路形成基板10b、第3流路形成基板10c及び振動板50を積層して焼成することにより接着剤を必要とすることなく一体化することができる。すなわち、図7中では、流路形成基板10Aを構成する第1流路形成基板10a、第2流路形成基板10b及び第3流路形成基板10cを別部材で図示しているが、実際には、同時に焼成することでこれらは一体化された一枚の基板となる。もちろん、第1流路形成基板10a、第2流路形成基板10b及び第3流路形成基板10cをそれぞれ焼成した後、積層すれば、図7に示すような3層を積層した流路形成基板10Aとなる。
このような構成であれば、補強壁15の積層方向の高さが高くなるため、補強壁15の剛性をさらに向上することができ、接合基板であるマニホールドプレート30の接合時の応力による補強壁15、振動板50及び圧電アクチュエーター300の破壊を抑制することができる。
また、上述した例では、接合基板(マニホールドプレート30)は流路形成基板10の振動板50側に設けているが、接合基板は特にこれに限定されず、流路形成基板10の振動板50と反対側に設けてもよい。ここでその例を図8に示す。なお、図8は、本発明の他の実施形態に係るインクジェット式記録ヘッドの断面図である。
図8に示すように、流路部材は、流路形成基板10Bと、液体供給口形成基板120と、マニホールドプレート121と、を具備する。流路形成基板10Bの振動板と反対側に接合基板であるマニホールドプレート121が接合されている。
流路形成基板10Bは、第4流路形成基板10dと第5流路形成基板10eとを具備する。
流路形成基板10Bには、圧力発生室12が第1の方向Xに並設されている。また、流路形成基板10Bの圧力発生室12の第2の方向Yの一端側にはインク供給路13と連通路14とが設けられている。
インク供給路13は、第4流路形成基板10dを厚さ方向(積層方向)に貫通して設けられている。また、連通路14は、第4流路形成基板10d及び第5流路形成基板10eを積層方向に貫通して設けられている。この連通路14は、上述した各実施形態と同様に、第1の方向Xで互いに隣り合う個別流路(圧力発生室12、インク供給路13等を含む)同士を連通しており、連通路14は、第1の方向Xの側面が補強壁(図示なし)によって画成されている。
このような流路形成基板10Bには、一方面側に振動板50を介して圧電アクチュエーター300が設けられている。また、流路形成基板10Bの圧電アクチュエーター300とは反対面側には、液体供給口形成基板120と、マニホールド100が形成されたマニホールド形成基板121と、が接合されており、マニホールド形成基板121の流路形成基板10Bとは反対側に、ノズル開口21が形成されたノズルプレート20が接合されている。すなわち、流路部材のノズル開口21側にマニホールド100が形成されている。
また、流路形成基板10Bには、圧力発生室12のインク供給路13とは反対側に連通するノズル連通孔18が形成されている。
液体供給口形成基板120は、ステンレス鋼(SUS)等の金属材料、ジルコニア(ZrO)やアルミナ(Al)等のセラミックス材料或いはシリコン材料で形成された板状部材からなる。液体供給口形成基板120には、ノズル開口21と圧力発生室12(ノズル連通孔18)とを連通する第1ノズル接続路122と、マニホールド100と連通路14とを連通する液体供給口123とが形成されている。また、液体供給口形成基板120には、マニホールド100に連通し、外部のインクタンク等の液体貯留手段からのインクをマニホールド100に供給する液体導入口124が形成されている。すなわち、本実施形態のマニホールド100と圧力発生室12等を有する個別流路とは、連通路14と液体供給口123とを介して連通されている。つまり、マニホールド100と圧力発生室12を有する個別流路とを連通する連通路14とは、マニホールド100と個別流路とを直接連通するものも、間に液体供給口123等の他の流路を介在させて連通するものも含むものである。
また、マニホールド形成基板121には、第1ノズル接続路122に連通して、圧力発生室12とノズル開口21とを連通する第2ノズル接続路125が形成されている。
このようなマニホールド形成基板121は、ステンレス鋼(SUS)等の金属材料、ジルコニア(ZrO)やアルミナ(Al)等のセラミックス材料あるいはシリコン材料で形成された板状部材からなる。
このような例では、圧力発生室12と、個別流路13と、を有する流路部材は、流路形成基板10Bと、液体供給口123が形成されている液体供給口形成基板120と、マニホールド100が形成されているマニホールドプレート121と、で構成されている。なお、図示していないが、コンプライアンス部としては、マニホールド100と対面するノズルプレート20あるいは液体供給口形成基板120の一部を用いることも可能である。この場合は、独立のコンプライアンス基板を設ける必要がなくなり、液体噴射ヘッドの製造コストを削減できる。
このような構成であっても、第1の方向Xで互いに隣り合う2つの個別流路を連通路14で連通し、第1の方向Xで連通路14の間に補強壁を設けることで、上述した実施形態1と同様の効果を奏することができる。
さらに、上述した各実施形態では、圧力発生室12、インク供給路13、ノズル連通孔18で構成される個別流路を例示したが、個別流路は、インク供給路13が設けられていなくてもよく、また、上述した流路以外の流路が設けられていてもよい。すなわち、圧電アクチュエーター300毎に設けられたものが個別流路であって、連通路14は、2つの個別流路を連通するものであればよい。
また、上述した実施形態1では、圧電アクチュエーター300を有するインクジェット式記録ヘッドIを例示したが、圧力発生室12に圧力変化を生じさせる圧力発生手段としては、特にこれに限定されず、例えば、ゾル−ゲル法、MOD法、スパッタリング法等により形成される圧電材料を有する薄膜型の圧電アクチュエーター、圧電材料と電極形成材料とを交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型の圧電素子、振動板と電極を所定の隙間を開けて配置し、静電気力で振動板の振動を制御する、いわゆる静電アクチュエーター、圧力発生室内に発熱素子を配置して、発熱素子の発熱で発生するバブルによってノズル開口から液滴を吐出するものなどを有するインクジェット式記録ヘッドであっても同様の効果を奏するものである。
また、これら各実施形態のインクジェット式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するインク流路を具備するインクジェット式記録ヘッドユニットの一部を構成して、インクジェット式記録装置に搭載される。図9は、そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。
図9に示すインクジェット式記録装置IIにおいて、複数のインクジェット式記録ヘッドIを有するインクジェット式記録ヘッドユニット1(以下、ヘッドユニット1とも言う)は、インク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着脱可能に設けられ、このヘッドユニット1を搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられている。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物を吐出するものとしている。
そして、駆動モーター6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、ヘッドユニット1を搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿って移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ローラーなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン8に巻き掛けられて搬送されるようになっている。
なお、上述した実施形態においては、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを挙げて説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
I インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 II インクジェット式記録装置(液体噴射装置)、 10、10A 流路形成基板、 12 圧力発生室、 13 インク供給路、 14 連通路、 16 第1マニホールド部、 17 第2マニホールド部、 18 ノズル連通孔、 20 ノズルプレート、 21 ノズル開口、 30 マニホールドプレート、 31 第3マニホールド部、 40 コンプライアンスプレート、 41 コンプライアンス部、 50 振動板、 60 第1電極、 70 圧電体層、 80 第2電極、 100 マニホールド、 110 接続路、 111 第4マニホールド部、 200 インク導入プレート、 300 圧電アクチュエーター

Claims (5)

  1. 流路部材は、液体を噴射するノズル開口に連通する圧力発生室を有する個別流路と、複数の前記個別流路に共通して連通するマニホールドと、を具備し、
    前記圧力発生室が、前記流路部材の前記ノズル開口とは反対側の一方面側に形成されており、
    前記個別流路と前記マニホールドとは連通路を介して連通されており、互いに隣り合う2つの個別流路は前記連通路を介して連通されており、
    前記個別流路の並設方向において前記連通路の間には、当該連通路を画成する補強壁が設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記圧力発生室及び前記連通路が、前記流路部材の前記一方面側に開口して設けられていると共に、前記圧力発生室及び前記連通路の開口が振動板によって封止されており、
    前記流路部材の前記振動板側には、接合基板が固定されることを特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記圧力発生室及び前記連通路が、前記流路部材の前記一方面側に開口して設けられていると共に、前記圧力発生室及び前記連通路の開口が振動板によって封止されており、
    前記流路部材の前記振動板と反対側には、接合基板が固定されることを特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記振動板が、前記マニホールドを封止すると共に、当該振動板の前記マニホールドを封止する領域には、前記圧力発生室内の液体に圧力変化を生じさせる圧電アクチュエーターの少なくとも一部が延設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
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