JP2006068916A - インクジェットヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、インク滴の吐出周波数を高めることができると共に、必要最小限の変更で吐出周波数を調整できるインクジェットヘッドを提供することにある。
【解決手段】本発明は、共通インク室6からインク供給路を経由して圧力室15にインクを導き、この圧力室15のインクを圧力室15の圧力変化によってノズル22から吐出させるように、複数の薄板材を積層してインクジェットヘッド1を構成し、かつ前記インク供給路を、前記圧力室と同じ高さに形成された第1のインク供給路16,26、と、この第1のインク供給路と同機能を有する少なくとも一つの第2インク供給路(17−20−18)とを並設して構成したのである。
【選択図】図1

Description

本発明は大判のポスター印刷装置やフラットパネルディスプレイの薄膜形成用の特殊溶液を吐出させる装置などに適用されるインクジェットヘッドに関する。
近年、インクジェットヘッドを用いた装置は用途が拡大してきており、同時に高速で高品質の印刷を行うことが要求されてきている。これらの要求に対応するには、インク滴を高い周波数で駆動することが必要であり、そのためには周波数応答性の高い、云い代えればインク滴の吐出周波数の高いインクジェットヘッドを得ることである。
そして、インク滴の吐出周波数を高めるために、特許文献1や特許文献2に開示の技術が既に提案されている。
特開平8−85207号公報 特開2001−96738号公報
上記特許文献1,2に記載の技術によれば、高いインク滴の吐出周波数を得ることができるが、僅かな仕様変更、例えば顧客要求を満足させるためのインク滴吐出周波数の微調整に対しては、流路基板全体を作り直さなければならないばかりか、インクジェットヘッドの製作上、精密な加工技術が必要となり、生産性の向上を期待できなかった。
本発明の目的は、インク滴の吐出周波数を高めることができると共に、必要最小限の変更で吐出周波数を調整できるインクジェットヘッドを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、共通インク室からインク供給路を経由して圧力室にインクを導き、この圧力室のインクを圧力室の圧力変化によってノズルから吐出させるように、複数の薄板材を積層してインクジェットヘッドを構成し、かつ前記インク供給路を、前記圧力室と同じ高さに形成された第1のインク供給路と、この第1のインク供給路と同機能を有する少なくとも一つの第2インク供給路とを並設して構成したのである。
上記構成によれば、インク供給路を、圧力室と同じ高さに形成された第1のインク供給路と、この第1のインク供給路と同機能を有する少なくとも一つの第2インク供給路との並設構成としたので、インク供給路のイナータンスやレジスタンスを決定するに際し、自由度の高い設計を行うことができ、その結果、インク滴の吐出周波数の高いインクジェットヘッドを得ることができる。また、インク供給路を複数の同一の薄板材を積層して構成したことで、前記インク供給路を複数並設することが容易となり、ノズル側のイナ−タンスやレジスタンスに応じてインク供給路側のイナ−タンスやレジスタンスの調整が容易となるので、必要最小限の変更で吐出周波数の調整を行うことができるインクジェットヘッドを得ることができる。
以下本発明によるインクジェットヘッドの第1の実施の形態を、図1及び図2に示すオンデマンド型のラインヘッド方式印刷装置に基づいて説明する。
インクジェットヘッド1は、インクジェットヘッド1を構成するハウジング2と、複数の薄板材を積層してインクの流路を形成した流路基板群3とを有する。ハウジング2には、圧電素子群4を収納する駆動室5が上下方向に設けられていると共に、図示しないインク供給部から供給されるインクを貯める共通インク室6が設けられている。流路基板群3は、前記ハウジング2の下端に、補強プレート7、ダイアフラムプレート8、リストリクタプレート9、チャンバープレート10,11、ノズルプレート12の順に接着等により積層固着されている。
前記補強プレート7には、前記駆動室5に連通し後述するノズルの数と同じ数の駆動室孔5Aと、前記共通インク室6に連通するインク室孔6Aが形成されている。前記ダイアフラムプレート8は、前記駆動室孔5Aを塞いで前記インク室孔6Aには連通するように形成されており、前記インク室孔6Aとの連通部には必要に応じてフィルタ13を設けてインクに混じった異物が共通インク室6外に流出しないようにしている。そして、ダイアフラムプレート8は、圧電素子群4の伸縮変位に伴って容易に変位できるように、例えば15μm以下の薄い板材から形成され、エレクトロフォーミングやエッチング処理等によって形成される。前記リストリクタプレート9には、前記ダイアフラムプレート8を介してインク室孔6A及び駆動室孔5Aに連通する連通孔14が後述するノズルの数と同じ数だけ形成されており、これら連通孔14の前記駆動室孔5Aに対向する部分を圧力室15とし、この圧力室15と前記インク室孔6Aに対向する部分を除く部分を第1のインク供給路16としている。前記チャンバープレート10には、前記インク室孔6Aに対向する連通孔17と、前記圧力室15の端部に連通する連通孔18と、前記圧力室15の連通穴18とは反対側の端部に連通する連通孔19とが形成されている。連通孔18,19は後述するノズルの数と同じ数だけ形成されている。また別のチャンバープレート11には、前記連通孔17と前記連通孔18を連通する連通孔20と、前記連通孔19と連通する連通孔21とが夫々少なくとも後述するノズルの数と同じ数だけ形成されている。尚、本実施の形態においては、前記連通孔20は、1つの連通孔18に対し2条となるように形成されている。そして、前記ノズルプレート12には、複数の連通孔21に連通するノズル22が列をなして複数開口している。そして、ノズル22の大気に触れる側には、安定したインク滴を吐出させるために、撥水膜を形成してもよい。
上記構成とすることで、共通インク室6から圧力室15に至る第1のインク供給路16のほかに、共通インク室6から至る連通孔17,20,18を経由して圧力室15に至る第2のインク供給路が形成される。
このように形成された流路基板群3の各板は、温度上昇等による各板間の歪みを最小限とするために、線膨張係数が等しいか、それに近い材料を用いることが望ましく、例えばステンレス薄鋼板により形成されることが望ましい。
次に、上記構成のインクジェットヘッド1からインクを吐出させる動作を、図3を用いて説明する。
まず、図3(A)に示すように、共通インク室6内には図示しないインク供給部から供給されたインクが貯められており、圧力室15、第1のインク供給路16、第2のインク供給路(17,20,18)、連通孔19,21内にもインクが満たされている状態で、圧電素子群4に、図9に示す電圧を印加(図9のa)すると、圧電素子群4は図3(B)に示すように収縮し、ばね4Sを介して接続されているダイアフラムプレート8を実線矢印方向に引き上げる。このダイアフラムプレート8の引き上げにより圧力室15の容積が膨脹し、周辺に満たされたインクは圧力室15内に引き寄せられる。そのまま電圧を維持する(図9のb)と、ノズル22近傍のインクのメニスカスの引き込みが終了し、逆に反動でインクがノズル22側へ戻ろうとする。その時点で、今度は圧電素子群4が伸張するように印加した電圧を短時間で開放する(図9のc)。電圧開放による圧電素子群4の伸張によってダイアフラムプレート8は元に戻り、圧力室15の容積を縮小させ、図3(C)に示すように圧力室15内のインクを加圧する。加圧されたインクは圧力室15外に勢いよく流出し、そのとき、ダイアフラムプレート8の変形によって第1のインク供給路16、第2のインク供給路(17,20,18)から隔離された連通孔19,21内のインクは、図3(D)に示すように、ノズル22からインク滴23となって飛翔する。
このような一連の動作において、圧力室15の容積が膨脹するときには、前記インクのメニスカスの引き込みよりもインク供給路からインクが多く流入されることが重要である。即ち、メニスカスの引き込みが大きすぎると、ノズル22でのメニスカスを維持できなくなってノズル22から外気を導入して内部に気泡を混在させることになり、その結果、圧力室15の容積が縮小したときに気泡のみ吐出してインクを吐出させないことになる。また、圧力室15の容積縮小時にインク供給路へ逆流するインク量が多すぎると、必要量のインクが吐出されないことになる。そのためには、圧力室15が膨脹するときにはインク供給路からのインク流入量を多くし、圧力室15が縮小するときにはインク供給路への漏れ出し量を少なくする必要がある。そして、これら一連の動作によってインク供給路内に発生する振動を如何に早く減衰させるかがインクの吐出周波数を高めるポイントとなる。云い代えれば、圧力室15へのインク流入時はインク供給路のイナータンスを小さくしてノズル22のイナータンスを大きくし、インク吐出時にはインク供給路のレジスタンスを大きくし、ノズル22のレジスタンスを小さくすることが必要条件である。しかし、本実施の形態においては、インク供給路を、第1のインク供給路16と第2のインク供給路(17,20,18)とで構成することで、上記必要条件を満足させることができる。即ち、インク供給路を並列回路的に増やすことで、音響モデルにおける集中定数回路より算出される振動の時定数τ(≒減衰時間)が、τ=2x(M/R)で表現されているように、イナータンスMを変えずにレジスタンスRを大きくすることで小さくなり、減衰を早めることができるので、駆動周期を短くしてもノズル22近傍のインクのメニスカスを安定した位置に保持することができ、その結果、インクの吐出周波数を高めることができる。
図4は、第1の実施の形態の変形例を示すものであり、図1〜図3と同符号は同一部品を示すので、再度の詳細な説明は省略する。
本実施の形態においては、チャンバープレート10A,10B及び11A,11Bを交互に積層して、連通孔17A,20A,18Aを経由する第2のインク供給路と、連通孔17B,20B,18Bを経由する第2のインク供給路とを形成したのである。このように、第2のインク供給路を2つ形成することで、インクの吐出周波数を高めるために第2のインク供給路のイナータンスやレジスタンスを決定する際に、自由度の高い設計が可能となる。さらには、フィルタ13の下方に気泡が残留したとしても、第1のインク供給路16及び2つのインク供給路を介して容易に除去することができる。
図4及び図5は、本発明による第2の実施の形態を示すもので、第1の実施の形態におけるリストリクタプレート9及びチャンバープレート10の代わりにリストリクタプレート24を介在させたのである。そして、このリストリクタプレート24には、補強プレート7のインク室孔6Aと対向する位置に連通孔25が形成されていると共に、駆動室孔5Aに対向する位置に圧力室15を形成しており、さらに、これら圧力室15と連通孔25とを狭幅の第1のインク流路26で連通している。尚、連通孔25は、下側に位置するチャンバープレート11の2条の連通孔20をカバーする幅を有し、第1のインク流路26は2条の連通孔20間に位置して連通孔20とは不連続に形成されている。
このようなリストリクタプレート24を積層することで、ダイアフラムプレート8とチャンバープレート11との間に、フィルタ13を介してインク室孔6Aに連なる連通孔25から圧力室15に至る第1のインク供給路26が形成され、ノズルプレート12及びリストリクタプレート24の間には、連通孔25から2条の連通孔20を経由して圧力室15に至る第2のインク供給路が形成される。
ここで、第1のインク供給路26と2条の連通孔20の流路幅は、圧力室15の幅の1/3以下に形成されている。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同等の効果を奏することができるほか、第1の実施の形態によるチャンバープレート10を不要とした分、第1の実施の形態に比べて流路基板群3の積層厚さを低くすることができる。
図7及び図8は、本発明による第3の実施の形態を示すもので、第2に実施の形態に示すチャンバープレート11の下に別のチャンバープレート27を介在させたものである。このチャンバープレート27は、チャンバープレート11の2条の連通孔20の両端部に対向する位置に夫々連通孔28A,28Bを形成し、これら連通孔28A,28Bは連通孔29によってつながれており、全体としてI型状に形成されている。さらに、このチャンバープレート27には、チャンバープレート11の連通孔21に対向する位置に同形状の連通孔30を設けている。尚、連通孔28A,28Bはチャンバープレート11の2条の連通孔20をカバーする幅を有し、連通孔29はリストリクタプレート24の第1のインク供給路26と同じように、2条の連通孔20の間に位置して連通孔20とは不連続に形成されている。
このようなチャンバープレート27を積層することで、ダイアフラムプレート8とチャンバープレート11との間に、フィルタ13を介してインク室孔6Aに連なる連通孔25から圧力室15に至る第1のインク供給路26が形成され、チャンバープレート27及びリストリクタプレート24の間には、連通孔25から2条の連通孔20を経由して圧力室15に至る第2のインク供給路が形成され、さらに、チャンバープレート11及びノズルプレート12の間には、連通孔25に2条の連通孔20の一端部を介して連通する連通孔28Aから連通孔29,28B及び2条の連通孔20の他端部を経由して圧力室15に至る第3のインク供給路が形成される。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同等の効果を奏することができるほか、共通インク室から圧力室15に至るインク供給路を3つとしたので、インクの吐出周波数を高めるための設計をより自由に行うことができる。
例えば、インク滴の吐出量を変えようと、ノズル22の径を変えたときに、ノズル22の径の変更のみでは第1のインク流路26,連通孔20,29とのイナ−タンス及びレジスタンスのバランスが崩れ、インク滴の吐出周波数の低下を招くことになる。しかしながら、上述のように、薄板材を積層してチャンバープレート11,27を構成することで、複数のインク流路を容易に形成できる。そのために、ノズル22のイナ−タンス及びレジスタンスに応じてインク供給路の数を容易に変更することができ、その結果、ノズル22とインク供給路とのイナ−タンスやレジスタンスのバランス設定が容易となり、必要最小限の変更でインク滴の吐出周波数の調整が可能となるのである。
以上説明した各実施の形態及び変形例において、各プレートの接合に関しては、例えばエポキシ樹脂系の接着剤を用いてもよいが、金属プレート同士を直接接合する拡散接合であってもよい。そうすることで、インクに含まれるバインダーや界面活性剤、さらには他の溶剤に対して強い耐薬品性を持たせることができ、例えば、技術向上の著しい薄膜ディスプレー等の検討に用いられる配硬膜や有機EL等の液体の吐出に使用することも可能となる。
また、プレートの材質は、インクに侵されなければ特に限定されるものではないが、接着や拡散接合する際の接合温度を考慮して線膨張係数が同じの同一材質が望ましい。本発明は、ステンレス薄鋼板を用いた各プレートの積層構造であるが、より精密な加工が望まれる場合には、プレートとしてシリコンウェハをエッチング加工し、各プレートを陽極接合技術によって接合するようにしてもよい。また、本発明において、圧電素子群は、圧電材料と電極を複数積層したピエゾ素子であるが、振動板上に薄膜素子を積層したものや、静電方式を用いた駆動方式でも差支えない。
次に、上記構成のインクジェットヘッドを用いた記録装置について図10及び図11に基づいて説明する。
ノズル22を一方向に多数開口させたインクジェットヘッド1を複数個同じ向きに並設してヘッドユニット32を構成し、このヘッドユニット32をフレーム(図示せず)に固定した直線状のガイドレール33によって往復移動できるように案内している。このように案内されたヘッドユニット32の下方には、搬送ユニット34によって、ロール状に巻かれた印刷用紙35が通過するように構成されている。印刷用紙35は、ヘッドユニット32の両側に設置されたローラ36A,36Bによって、浮き沈みを防止されてヘッドユニット32との距離を一定に保持されている。そして、ヘッドユニット32のインクジェットヘッド1は、各ノズル22間のピッチPが印刷解像度に一致するように配置されている。ヘッドユニット32は、斜めに配置されたインクジェットヘッド1を複数平行に並べてライン印刷が可能なようにしている。インクジェットヘッド1の傾斜角度によって、1ヘッドあたりのノズルピッチPが決まり、隣接するインクジェットヘッド1のノズル22とのピッチPも同じになるように設置する。
ヘッドユニット32は、印刷位置において停止固定された状態で、インク供給部(図示せず)からインクが供給され、最大印刷幅に対して直交する方向に搬送される印刷用紙35にオンデマンドでインク滴を吐出させて記録する。
このようなラインヘッド方式の高速記録装置の場合、毎分50〜100mの高速印刷が要求されるが、その性能はインクジェットヘッド1のインク吐出周波数で決定される。例えば、印刷用紙35の搬送速度を100m/分とし、搬送方向の印刷解像度を600dpi(dot/inch)とした場合、ヘッドの要求されるインク吐出周波数は約40kHz相当となり、ドロップオンデマンド方式のインクジェットヘッドとしては、極めて高速な吐出周波数が要求されることになる。
しかし、本発明は前記実施の形態及びその変形例に説明したインクジェットヘッド1とすることで、高速の吐出周波数を得ることができるので、本発明によるインクジェットヘッドを高速記録装置へ容易に適用することができる。
上記説明の記録装置は、記録用紙35に印刷する装置であるが、印刷用紙以外にも速乾性インクを用いることで、ビニール等へ印刷する装置等にも本発明によるインクジェットヘッドの適用は可能である。
本発明によるインクジェットヘッドの第1の実施の形態を示す縦断面図。 図1に示す流路基板群の分解斜視図。 図1に示すインクジェットヘッドの動作説明図。 本発明によるインクジェットヘッドの第1の実施の形態の変形例を示す図1相当図。 本発明によるインクジェットヘッドの第2の実施の形態を示す図2相当図。 図5に示す流路基板群の平面図。 本発明によるインクジェットヘッドの第3の実施の形態を示す図2相当図。 図7に示す流路基板群の平面図。 インクを吐出するための印加電圧の負荷例の説明図。 本発明によるインクジェットヘッドを適用した記録装置を示す概略図。 図10のヘッドユニットを構成するインクジェットヘッドの配置図。
符号の説明
1…インクジェットヘッド、2…ハウジング、3…流路基板群、4…圧電素子群、6…共通インク室、7…補強プレート、8…ダイアフラムプレート、9,24…リストリクタプレート、10,10A,10B,11,11A,11B,27…チャンバープレート、12…ノズルプレート、15…圧力室、16,26…第1のインク供給路、17〜21,17A〜21A,17B〜21B,25,28A,28B,29,30…連通孔、32…ヘッドユニット、35…印刷用紙。

Claims (7)

  1. インク供給部から供給されるインクを貯める共通インク室と、この共通インク室に貯められたインクを供給するインク供給路と、このインク供給路によってインクを供給される圧力室と、この圧力室のインクを圧力室の圧力変化によって吐出するノズルとを備え、これらを複数の薄板材を積層して構成したインクジェットヘッドにおいて、前記インク供給路を、前記圧力室と同じ高さに形成された第1のインク供給路と、この第1のインク供給路と同機能を有する少なくとも一つの第2インク供給路とを並設して構成したことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記第1のインク供給路と第2のインク供給路とは、共通の連通路を介して前記圧力室に連通されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3. インク供給部から供給されるインクを貯める共通インク室と、この共通インク室に貯められたインクを供給するインク供給路と、このインク供給路によってインクを供給される圧力室と、この圧力室よりも低位置に圧力室の圧力変化によってインクを吐出する下向きのノズルとを備え、これらを複数の薄板材を積層して構成したインクジェットヘッドにおいて、前記インク供給路を、前記圧力室と同じ高さに形成された第1のインク供給路と、この第1のインク供給路より低位置に設けられた第2のインク供給路とで形成したことを特徴とするインクジェットヘッド。
  4. 前記第1のインク供給路の幅と前記第2のインク供給路の幅とは、前記圧力室の幅よりも狭く形成されていることを特徴とする請求項3記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記第1のインク供給路と前記第2のインク供給路との数をnとしたとき、前記第2のインク供給路の幅は、前記圧力室の幅の1/n以下であることを特徴とする請求項4記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記複数の薄板材は、ほぼ同じの線膨張係数を有する材料であることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のインクジェットヘッド。
  7. インク供給部から供給されるインクを貯める共通インク室と、この共通インク室に貯められたインクを供給するインク供給路と、このインク供給路によってインクを供給される圧力室と、この圧力室のインクを圧力室の圧力変化によって吐出するノズルとを備え、これらを複数の薄板材を積層して構成したインクジェットヘッドにおいて、前記インク供給路を複数並設したことを特徴とするインクジェットヘッド。
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