JP4973680B2 - ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法及び液体吐出ヘッド - Google Patents

ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法及び液体吐出ヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP4973680B2
JP4973680B2 JP2009066209A JP2009066209A JP4973680B2 JP 4973680 B2 JP4973680 B2 JP 4973680B2 JP 2009066209 A JP2009066209 A JP 2009066209A JP 2009066209 A JP2009066209 A JP 2009066209A JP 4973680 B2 JP4973680 B2 JP 4973680B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge port
nozzle plate
discharge
recess
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009066209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010214860A (ja
Inventor
光 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2009066209A priority Critical patent/JP4973680B2/ja
Publication of JP2010214860A publication Critical patent/JP2010214860A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4973680B2 publication Critical patent/JP4973680B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、液体を吐出するノズルプレート、ノズルプレートの製造方法及びノズルプレートを含む液体吐出ヘッドに関する。
インクジェットヘッドが有するノズルプレートは、印刷用紙等の記録媒体にインク滴を吐出する複数の吐出口が形成された吐出面を有している。吐出面に残存する不要なインクを除去するため、吐出面を弾性部材から成るワイパで払拭する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−30507号公報(図3)
吐出面における吐出口を取り囲む縁部(以下、「吐出口周辺縁部」と称する)にインクが残存すると、当該吐出口に係るインク吐出特性が低下する。これを防止するために、各吐出口周辺縁部を含む吐出面全域に撥水膜が形成されている。しかしながら、吐出面をワイパで払拭するとき、ワイパが吐出口に臨むノズルプレートの角部に接触することによって、吐出口周辺縁部に形成された撥水膜が、当該角部を起点として損傷することがある。吐出口周辺縁部に形成された撥水膜が損傷すると、撥水膜が損傷した箇所にインクが残存してインク吐出特性の低下を招く。
本発明の目的は、吐出面における吐出口を取り囲む縁部に形成された撥水膜が損傷するのを抑制することができるノズルプレート、その製造方法及び液体吐出ヘッドを提供することにある。
本発明のノズルプレートは、複数のプレートの積層体であり、液体を吐出する複数の吐出口と、前記吐出口を一端として圧力室に繋がる部分流路を含む個別インク流路とが形成された液体吐出ヘッドにおいて、前記部分流路の一部分である貫通孔が形成された第1プレートに隣接するノズルプレートであって、液滴を吐出する複数の前記吐出口が形成された吐出面を有する板状の基材と、前記吐出面において少なくとも前記吐出口の周囲に形成されている撥水膜とを備えており、前記基材に係る前記吐出面の反対側の面である裏面に、平面視において少なくとも各吐出口の両側近傍に凹部が形成されていると共に、前記吐出口及び前記凹部が、前記積層体の積層方向から見たときに、前記貫通孔の前記ノズルプレート側の開口の内部に収容されるように形成されている
本発明の液体吐出ヘッドは、液滴を吐出する複数の吐出口が形成された吐出面を有する板状の基材、及び、前記吐出面において少なくとも前記吐出口の周囲に形成されている撥水膜を含むノズルプレートと、前記ノズルプレートに係る前記吐出面の反対側の面である裏面に隣接する第1プレートを含む複数の積層プレートとが積層された積層体であって、前記積層体の内部に前記吐出口を一端として圧力室に繋がる部分流路を含んだ複数の個別インク流路が形成された流路ユニットを備えており、前記第1プレートには、前記部分流路の一部を構成し、前記吐出口にそれぞれ連通する複数の貫通孔が形成されており、前記ノズルプレートの裏面には、平面視において少なくとも各吐出口の両側近傍に前記凹部が形成されており、前記積層体の積層方向から見たときに、前記貫通孔の前記ノズルプレート側の開口が前記吐出口及び前記凹部を内部に収容している。
これら本発明によると、基材の裏面に凹部が形成されているため、弾性部材が吐出口に臨むノズルプレートの角部に接触したとき、当該角部が弾性部材に押圧されて、吐出口周辺縁部が凹部を起点として裏面側に向かって弾性変形する。これにより、当該角部における弾性部材の接触圧力が弱くなり、吐出口周辺縁部に形成された撥水膜が損傷するのを抑制することができる。
本発明のノズルプレートにおいては、前記凹部が、平面視において前記吐出口と同心の環状になっていることが好ましい。また、本発明の液体吐出ヘッドにおいては、前記開口が、前記吐出口と同心に配置されており、前記凹部が、前記積層体の積層方向から見たときに、前記吐出口と同心の環状になっていることが好ましい。これらによると、凹部が吐出口と同心の環状になっているため、個別液体流路の吐出口近傍における液体の流れが、凹部によって不均一になるのを抑制することができる。本発明においては、前記凹部が、前記吐出口の径方向に関して、前記吐出口よりも前記貫通孔を画定する側壁の近くとなるように形成されていてもよい。
本発明においては、前記凹部が、前記吐出口の中心を通過する直線に直交すると共に、前記吐出口の直径以上の長さで直線状に延在していることが好ましい。これによると、弾性部材が凹部の延在方向に沿って吐出面を払拭することによって、吐出口周辺縁部を効率よく弾性変形させることができる。
このとき、2つの前記凹部を対向する2辺とする矩形領域内に前記吐出口が収まっていることがより好ましい。これによると、弾性部材が凹部の延在方向に沿って吐出面を払拭することによって、矩形領域と共に吐出口周辺縁部をさらに効率よく弾性変形させることができる。
また、本発明においては、前記基材は、平面視で一方向を長手方向とする矩形形状を有しており、前記凹部は、前記一方向に沿って延在しており、前記吐出口の中心を通過する前記一方向に直交する直線が、前記一方向に関する前記凹部の中心を横切ることが好ましい。これによると、一方向に関して凹部の中心が吐出口の中心と一致しているため、吐出口周辺縁部をバランスよく弾性変性させることができる。
さらに、本発明においては、前記凹部の深さが、前記基材の厚みの半分以下であることが好ましい。これによると、基材の強度を確保しつつ、吐出口周辺縁部を効率よく弾性変形させることができる。
また、本発明においては、前記積層体の積層方向から見たときに、前記吐出口の径方向に関して、前記吐出口の中心から前記凹部の中心までの距離が、前記吐出口の中心から前記貫通孔の開口端までの距離の半分以上であることが好ましい。これによると、吐出口周辺縁部を効率よく弾性変形させることができる。
本発明のノズルプレートの製造方法は、上述したノズルプレートの製造方法であって、前記基材に係る前記裏面に固定部材を当接させることによって、前記基材を固定すると共に、前記固定部材の前記裏面に当接する面に形成された突起によって、前記裏面に前記凹部を形成する凹部形成工程と、前記固定部材によって固定された前記基材にパンチを押圧することによって、前記吐出口に対応する位置に貫通孔を形成する貫通孔形成工程とを備えている。前記固定部材は、前記吐出口に対応した位置に前記パンチをガイドするガイド孔を有し、前記突起が、前記第1プレートに設けられた前記貫通孔の前記ノズルプレート側の開口の内部に収容されるように、前記ガイド孔の外側に形成されている。
本発明によると、固定工程において、基材を固定すると同時に凹部が形成されるため、凹部を形成する工程を別途備える必要がなく、ノズルプレートの製造コストを低減することができる。
本発明によると、基材の裏面に凹部が形成されているため、弾性部材が吐出口に臨むノズルプレートの角部に接触したとき、当該角部が弾性部材に押圧されて、吐出口周辺縁部が凹部を起点として裏面側に向かって弾性変形する。これにより、当該角部における弾性部材の接触圧力が弱くなり、吐出面に係る吐出口周辺縁部に形成された撥水膜が損傷するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの断面図である。 図1に示すインクジェットヘッドの幅方向に沿った断面図である。 図2に示すIII-III線に関する断面図である。 図3に示す一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。 図4に示すV-V線の断面図である。 (a)図5に示すノズルプレートの部分断面図である。(b)図5(a)を上方から見た部分平面図である。 図5に示す吐出面がワイプされるときの状態を示すノズルプレートの部分断面図である。 図5に示すノズルプレートの製造工程を説明するためのノズルプレートの部分断面図である。 (a)第2実施形態によるノズルプレートの部分断面図である。(b)図9(a)を上方から見た部分平面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
インクジェットプリンタ101は、図1に示すように、直方体形状の筐体1aを有している。また、筐体1aの上部には、排紙部31が設けられている。さらに、筐体1a内は、上から順に3つの空間A、B、Cに区分されている。空間Aには、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド1、及び、搬送ユニット20が配置されている。空間B、Cはそれぞれ、筐体1aに対して着脱可能な給紙ユニット1b及びインクタンクユニット1cが配置される空間である。なお、本実施形態において、副走査方向とは搬送ユニット20で用紙Pを搬送するときの用紙搬送方向と平行な方向であり、主走査方向とは副走査方向に直交する方向であって水平面に沿った方向である。
インクジェットプリンタ101の内部には、給紙ユニット1bから排紙部31に向けて、用紙Pが搬送される用紙搬送経路が形成されている(図1中太矢印)。給紙ユニット1bは、複数枚の用紙Pを収納することが可能な給紙トレイ23と、給紙トレイ23に取り付けられた給紙ローラ25とを有している。給紙ローラ25は、給紙トレイ23に積層して収納された複数の用紙Pのうち、最も上方にある用紙Pを送り出す。給紙ローラ25によって送り出された用紙Pは、ガイド27a、27bによりガイドされ且つ送りローラ対26によって挟持されつつ搬送ユニット20へと送られる。
搬送ユニット20は、2つのベルトローラ6、7と、両ローラ6、7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8と、テンションローラ10とを有している。テンションローラ10は、搬送ベルト8の下側ループにおいて、その内周面に接触しつつ下方に付勢されることで搬送ベルト8にテンションを付加している。ベルトローラ7は、駆動ローラであって、搬送モータMから2つのギアを介して駆動力が与えられることで、図1中時計回りに回転する。ベルトローラ6は、従動ローラであって、ベルトローラ7の回転により搬送ベルト8が走行するのに伴って、図1中時計回りに回転する。
搬送ベルト8の外周面8aにはシリコーン処理が施されており、粘着性を有している。用紙搬送経路上において搬送ベルト8を挟んでベルトローラ6と対向する位置には、ニップローラ4が配置されている。ニップローラ4は、給紙ユニット1bから送り出された用紙Pを搬送ベルト8の外周面8aに押さえ付ける。外周面8aに押さえ付けられた用紙Pは、その粘着力によって外周面8a上に保持されつつ、図1右方へと搬送される。
また、用紙搬送経路上において搬送ベルト8を挟んでベルトローラ7と対向する位置には、剥離プレート5が設けられている。剥離プレート5は、用紙Pを外周面8aから剥離する。剥離された用紙Pは、ガイド29a,29bによりガイドされ且つ二組の送りローラ対28によって挟持されつつ搬送され、筐体1a上部の開口30から排紙部31へと排出される。
4つのインクジェットヘッド1は、フレーム3を介して筐体1aに支持されている。また、4つのインクジェットヘッド1は、それぞれ主走査方向に沿って延在し、副走査方向には互いに平行に配置されている。すなわち、インクジェットプリンタ101は、主走査方向に延びる吐出領域が形成されたライン式のカラーインクジェットプリンタである。各インクジェットヘッド1の下面は、インク滴が吐出される吐出面2aである。
搬送ベルト8のループ内には、4つのインクジェットヘッド1と対向して、プラテン19が配置されている。プラテン19の上面は、搬送ベルト8の上側ループの内周面と接触しており、搬送ベルト8の内周側からこれを支持している。これにより、搬送ベルト8の上側ループの外周面8aとインクジェットヘッド1の下面、即ち吐出面2aとが対向しつつ平行になり、且つ、画像形成に適した所定間隔の隙間が形成されている。当該隙間は、用紙搬送経路の一部を構成する。搬送ベルト8によって搬送されてきた用紙Pが4つのヘッド1のすぐ下方を通過する際に、各ヘッド1から用紙Pの上面に向けて各色のインクが順に吐出され、用紙P上に所望のカラー画像が形成される。
インクジェットヘッド1はそれぞれ、空間Cのインクタンクユニット1cに装着されたインクタンク49と接続されている。すなわち、4つのインクタンク49には、それぞれ対応するインクジェットヘッド1の吐出するインクが貯留されている。そして、各インクタンク49からチューブ(図示せず)等を介してインクジェットヘッド1にインクが供給される。
次に、図2を参照しつつインクジェットヘッド1について詳細に説明する。なお、図3においては、下筐体87が省略されている。
図2に示すように、インクジェットヘッド1は、リザーバユニット71と、流路ユニット9及びアクチュエータユニット21を含むヘッド本体2と、一端がアクチュエータユニット21に接続されていると共にドライバIC52が実装されたCOF(Chip On Film:平型柔軟基板)50と、COF50の他端が接続された制御基板54とを有している。さらに、インクジェットヘッド1は、リザーバユニット71及び流路ユニット9を包囲する箱体を形成する上筐体86及び下筐体87と、上筐体86の上方において制御基板54を包囲するヘッドカバー55とを有している。
リザーバユニット71は、ヘッド本体2の上面に固定されていると共にヘッド本体2にインクを供給する流路形成部材である。また、リザーバユニット71は、プレート91〜94の4枚のプレートが互いに位置合わせされて積層された積層体であり、その内部に、図示しないインク流入流路、インクリザーバ72、及び、10個のインク流出流路73が互いに連通するように形成されている。なお、図2においては、1つのインク流出流路73のみが表れている。インク流入流路は、インクタンク49からのインクが流入する流路である。インクリザーバ72は、インク流入流路から流入したインクを一時的に貯溜するインク溜めである。インク流出流路73は、インクリザーバ72からのインクが流出する流路であって、流路ユニット9の上面に形成されたインク供給口105bに連通している。インクタンク49からのインクは、インク流入流路を介してインクリザーバ72に流入し、インク流出流路73を通過して、インク供給口105bから流路ユニット9に供給される。
また、プレート94の下面には、凹部94aが形成されている。凹部94aは、流路ユニット9の上面との間で空隙90を形成している。空隙90には、流路ユニット9上の4つのアクチュエータユニット21が、流路ユニット9の長手方向に沿って等間隔で配列されている。また、積層体の側面には、リザーバユニット71の長手方向に沿って、空隙90の4つの開口90aが千鳥状に等間隔で形成されている。
また、プレート94の下面は、凸部(凹部94a以外の部分)が流路ユニット9と接着されている。凸部内には、インク流出流路73が形成されている。
COF50は、その一方端部近傍がアクチュエータユニット21の上面に接続されている。さらに、COF50は、アクチュエータユニット21の上面から水平方向に延在して開口90aを通過した後、上方に向かって略直角に湾曲して折り曲げられ、上筐体86及び下筐体87の内壁面に形成された切欠き53を通過してリザーバユニット71の上方に引き出されている。また、COF50は、リザーバユニット71の上方において、図2中左方に延在した後に、上筐体86に形成されたスリット86aから上筐体86の上方に引き出されている。そして、上筐体86の上方において、COF50の他方端部がコネクタ54aを介して制御基板54に接続されている。COF50の途中部には、ドライバIC52が実装されている。ドライバIC52は、リザーバユニット71の上面に貼り付けられており、リザーバユニット71と熱的に結合されている。これにより、ドライバIC52から発生した熱が、リザーバユニット71に伝達して、ドライバIC52を冷却する一方で、リザーバユニット71内のインクを温めることによってインクの粘度が高くなるのを抑制している。
制御基板54は、上筐体86の上方に配置されており、COF50のドライバIC52を介してアクチュエータユニット21の駆動を制御する。ドライバIC52は、アクチュエータユニット21を駆動する駆動信号を生成するものである。
さらに、図3〜図6を参照しつつ、ヘッド本体2について説明する。なお、図4では説明の都合上、アクチュエータユニット21の下方にあって破線で描くべき圧力室110、アパーチャ112及び吐出口108を実線で描いている。
ヘッド本体2は、図3に示すように、流路ユニット9の上面9aに4つのアクチュエータユニット21が固定された積層体である。図3及び図4に示すように、流路ユニット9は、圧力室110等を含むインク流路が内部に形成されている。アクチュエータユニット21は、各圧力室110に対応した複数のアクチュエータを含んでおり、圧力室110内のインクに選択的に吐出エネルギーを付与する機能を有する。
流路ユニット9は、リザーバユニット71のプレート94とほぼ同じ平面形状を有する直方体形状となっている。流路ユニット9の上面9aには、リザーバユニット71のインク流出流路73(図2参照)に対応して、計10個のインク供給口105bが開口している。流路ユニット9の内部には、図3に示すように、インク供給口105bに連通するマニホールド流路105、マニホールド流路105から分岐した副マニホールド流路105a、さらに副マニホールド流路105aから分岐した多数の個別インク流路132が形成されている。流路ユニット9の下面には、図4に示すように、吐出面2aが形成されており、多数の吐出口108がマトリクス状に配置されている。流路ユニット9aの上面9a(アクチュエータユニット21の固定面)にも、圧力室110がマトリクス状に多数配列されている。
本実施形態では、流路ユニット9の長手方向に等間隔に並ぶ圧力室110の列が、幅方向に互いに平行に16列配列されている。各圧力室列に含まれる圧力室110の数は、後述のアクチュエータユニット21の外形形状(台形形状)に対応して、その長辺側(下底側)から短辺側(上底側)に向かって次第に少なくなるように配置されている。吐出口108も、これに対応した配置がされている。
流路ユニット9は、図5に示すように、9枚のステンレス鋼からなる金属製のプレート122〜130が積層された積層体である。これらプレート122〜130を互いに位置合わせしつつ積層することによって、流路ユニット9内に、マニホールド流路105から圧力室110を経て吐出口108に至る個別インク流路132が形成される。
図6(a)に示すように、ノズルプレート130は、吐出口108が形成された吐出面2aを有するステンレス鋼のプレート(板状の基材)130’と、当該プレート130’の吐出面2aに形成された撥水膜63とを含んでいる。吐出口108は、プレート130’を貫通する貫通孔107によって形成されている。貫通穴107は、吐出口108に向かって先細りとなるテーパ形状を有している。撥水膜63は、吐出面2aの撥水性を向上させてインクの濡れを防止するものである。本実施形態では、撥水膜63は、吐出面2aの全面に亘って形成されている。また、撥水膜63は、吐出口108の穴際において、吐出口108と同じ形状及びサイズであって、吐出口108と同軸の開口を有している。
ノズルプレート130の裏面(吐出面2aと反対側の面)に隣接するプレート(第1プレート)129には、個別インク流路132の一部となる複数の貫通孔129aが形成されている。貫通孔129aは、いずれも吐出口108に接続されている。ノズルプレート130の裏面には、平面視において各吐出口108を包囲する環状の凹部131が形成されている。凹部131の深さtは、プレート130’の厚みt0(50μm)の半分以下である。
図6(b)に示すように、プレート122〜130の積層方向から見たときに、貫通孔129aのノズルプレート130側の開口が、吐出口108及び凹部131を内部に収容していると共に、吐出口108、環状の凹部131及び貫通孔129aの開口が互いに同心に配置されている。さらに、吐出口108の径方向に関して、凹部131は吐出口108よりも貫通孔129aの近くに形成されている。具体的には、吐出口108の中心から凹部131の幅方向の中心までの距離Lが、吐出口108の中心から貫通孔129aの開口縁部までの距離L0の半分以上である。このように、凹部131が形成されることによって、ノズルプレート130の凹部131が形成された領域の剛性が低下し、吐出口108を取り囲む縁部(以下、吐出口周辺縁部と称す)を含む凹部131の内側領域が、弾性変形し易くなる。
流路ユニット9におけるインクの流れについて説明する。図3〜図5に示すように、リザーバユニット71からインク供給口105bを介して流路ユニット9内に供給されたインクは、マニホールド流路105から副マニホールド流路105aに分配される。副マニホールド流路105a内のインクは、各個別インク流路132に流れ込み、圧力室110を介して吐出口108に至る。
アクチュエータユニット21は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス製圧電シートから構成されたユニモルフ型のアクチュエータであり、駆動信号が入力されることによって、圧力室110内のインクに選択的に圧力(吐出エネルギー)を付与し、吐出口108からインク滴を吐出させる。
次に、図7を参照しつつ、ワイプ動作を行ったときのノズルプレート130の状態について説明する。インクジェットプリンタ101においては、用紙Pに対する印刷に先だって、インクジェットヘッド1のメンテナンス動作が行われる。このメンテナンス動作には、図示しないインク供給ポンプから各インクジェットヘッド1に対してインクを供給して、吐出口108からインクをパージ(強制排出)するパージ動作と、パージ動作の後に、弾性部材であるワイパ85で吐出面2aをワイプするワイプ動作とが含まれている。メンテナンス動作を行うことにより、吐出口108内の増粘したインクや不純物を外部に排出することができると共に、吐出口108に形成されるメニスカスを整えることができる。ワイプ動作においては、図7(a)に示すように、図示しない移動機構が、ワイパ85を、その先端を吐出面2aに所定の押圧力で接触させつつ、主走査方向に沿って移動させる。これにより、吐出面2aがワイパ85によって清浄化される。
上述したように、ノズルプレート130の裏面に凹部131が形成されることによって、吐出口周辺縁部を含む凹部131の内側領域が弾性変形し易くなっている。このため、図7(b)に示すように、ワイプ動作において、ワイパ85が吐出口108の角部に接触したとき、当該角部がワイパ85に押圧されて、吐出口周辺縁部が、凹部131を起点として裏面側に向かって弾性変形する。これにより、ワイパ85の角部に対する接触形態が変化する。凹部131がない場合、ワイパ85は角部で吐出口108内に向けてほぼ直角に急峻な変形をする。一方、凹部131がある場合、角部自体が吐出口108内に入り込むことになる。ワイパ85が移動するとき、ワイパ85が角部に加える力は、前者の場合より後者の場合の方が弱くなる。このため、吐出口周辺縁部に形成された撥水膜63が当該角部を起点として損傷するのを抑制することができる。
次に、図8を参照しつつ、ノズルプレート130の製造方法について説明する。図8(a)に示すように、加工前のプレート130’を、吐出面2aとなる面(以下、表面と称す、表面の反対側の面を裏面と称す)が下方を向くように、基台81上に配置する。そして、図8(b)に示すように、抑え治具であるストリッパ82を、プレート130’の裏面に押圧する。これにより、プレート130’が、ストリッパ82と基台81とに挟持され、固定される(固定工程)。ストリッパ82には、各吐出口108に対応する位置に、パンチ83をガイドするガイド孔82aが形成されている。また、ストリッパ82のプレート130’の裏面と接する面には、ガイド孔82aの開口と同心の環状に形成された突起82bが形成されている。ストリッパ82によってプレート130’が固定されるとき、プレート130’が凸部82bに押圧されて、プレート130’の裏面に環状の凹部131が形成される。
その後、先細りになっているパンチ83をストリッパ82のガイド孔82aに沿って(プレート130’の厚み方向に沿って)下方に移動させることによって、パンチ83の先細り部をプレート130’に押し込む。これにより、図8(c)に示すように、プレート130’を貫通する貫通孔107が形成されると共に、貫通孔107の表面側の開口を封止する突出部130aが形成される(貫通孔形成工程)。平面視で、貫通孔107は環状の凹部131の中心に形成される。そして、プレート130’からパンチ83を引き抜いた後に、ストリッパ82をプレート130’から離隔させる。その後、図8(d)に示すように、切削加工によりプレート130’の表面に形成された突出部130aを除去して吐出面2aを形成する。さらに、吐出面2aに撥水膜63を形成することによって、ノズルプレート130が完成する。
本実施形態によると、吐出面2aをワイプするワイパ85が、吐出口108に臨むノズルプレート130の角部に接触したとき、当該角部がワイパ85に押圧され、吐出口周辺縁部が裏面側に向かって弾性変形する。これにより、ワイパ85がワイプ動作で角部に及ぼす接触圧力が弱くなり、吐出口周辺縁部に形成された撥水膜63が損傷するのを抑制することができる。
また、プレート122〜130の積層方向から見たときに、貫通孔129aのノズルプレート130側の開口が、吐出口108及び凹部131を内部に収容しており、吐出口108、環状の凹部131及び貫通孔129aの開口が互いに同心となっているため、個別インク流路132の吐出口108近傍におけるインクの流れが、凹部131によって乱れるのを抑制することができる。
さらに、凹部131の深さtが、プレート130’の厚みt0の半分以下になっているため、ノズルプレート130の強度を確保しつつ、吐出口周辺縁部を効率よく弾性変形させることができる。
加えて、吐出口108の径方向に関して、吐出口108の中心から凹部131の幅方向の中心までの距離Lが、吐出口108の中心から貫通孔129aの開口端までの距離L0の半分以上となっているため、吐出口周辺縁部を効率よく弾性変形させることができる。
さらに、ノズルプレート130の製造時において、ストリッパ82をプレート130’の裏面に押圧してプレート130’を固定すると同時に、凸部82bによってプレート130’の裏面に環状の凹部131が形成されるため、凹部131を形成するための工程を別途備える必要がなく、ノズルプレート130の製造コストを低減することができる。
<第2実施形態>
図9を参照しつつ、本発明に係る第2実施形態のインクジェットヘッドについて説明する。なお、第1実施形態と同一の部材については、同一の符号を付して、その説明を省略する。図9(a)に示すように、ノズルプレート230の裏面には、平面視において各吐出口108の副走査方向(長手方向と直交する方向)に関する両側に一対の凹部231が形成されている。プレート122〜230の積層方向から見たときに、貫通孔129aのノズルプレート230側の開口が、吐出口108及び一対の凹部231を内部に収容している。
図9(b)に示すように、各凹部231が、吐出口108の直径以上の長さで主走査方向に直線状に延在している。吐出口108の中心を通過しつつ副走査方向に延在する直線Cが、凹部231の主走査方向に関する中心において、凹部231と直交している。さらに、プレート122〜230の積層方向から見たとき、一対の凹部231を対向する2辺とする矩形領域S内に吐出口108が収まっていると共に、吐出口108が矩形領域Sの中心に配置されている。そして、凹部231の深さtが、プレート230’の厚みt0の半分以下になっている。また、直線C上において、吐出口108の中心から凹部231の幅方向の中心までの距離Lが、吐出口108の中心から貫通孔129aの開口端までの距離L0の半分以上となっている。これにより、吐出口周辺縁部を含む矩形領域Sが弾性変形し易くなる。
吐出面2aをワイプするワイパ85が、吐出口108の角部と接触したとき、当該角部がワイパ85に押圧される。このとき、矩形領域Sが、ノズルプレート230の裏面に形成された一対の凹部231を起点として、裏面側に向かって弾性変形する(図7参照)。これにより、ワイパ85がワイプ動作で角部に及ぼす接触圧力が弱くなる。このため、吐出口周辺縁部に形成された撥水膜63が当該角部を起点として損傷するのを抑制することができる。
本実施形態によると、一対の凹部231がワイプ方向である主走査方向に延在しているため、ワイパ85が吐出口108に臨むノズルプレート230の角部と接触したとき、凹部231を起点として矩形領域Sに作用するモーメントが大きくなり、矩形領域Sと共に吐出口周辺縁部を効率よく弾性変形させることができる。
また、吐出口108の中心を通過しつつ副走査方向に延在する直線Cが、各凹部231の主走査方向に関する中心において直交しているため、主走査方向に関して凹部231の中心が吐出口108の中心と一致している。これにより、吐出口周辺縁部をバランスよく弾性変性させることができる。
さらに、一対の凹部231を対向する2辺とする矩形領域S内に吐出口108が収まっているため、矩形領域Sと共に吐出口周辺縁部をさらに効率よく弾性変形させることができる。
凹部231が直線状に延在しているため、凹部231を形成するストリッパの突起が直線状に形成されていればよく、当該ストリッパを安価に形成することができる。これにより、ノズルプレート230の製造コストを低減することができる。
なお、本変形例においては、平面視において吐出口108の副走査方向に関する一方側にのみ凹部231が形成される構成であってもよいし、一対の凹部231の延在方向に関する長さが互いに異なっていてもよい。なお、凹部231の延在方向は、ワイパ85のワイプ方向と一致しているのが好ましい。したがって、ワイパ85が主走査方向に沿って吐出面2aをワイプする場合は、凹部231は主走査方向に延在することが好ましい。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。上述の実施形態では、ノズルプレート130、230の裏面に、平面視において、吐出口108を包囲する環状の凹部131、又は、吐出口108の両側に主走査方向に延在する一対の凹部231が形成される構成であるが、平面視において吐出口108の近傍に形成されるのであれば、凹部の形状は任意のもの(例えば、円弧状)であってよい。なお、効率よく弾性変形させるという観点からは、各凹部が、ワイパ85のワイプ方向に関して所定の長さを有することが好ましい。
加えて、上述の実施形態では、吐出面2a全域に撥水膜63が形成される構成であるが吐出面2aの吐出口108の周囲にのみに撥水膜が形成される構成であってもよい。
また、上述の実施形態においては、凹部131の深さtが、プレート130’の厚みt0の半分以下となっているが、ノズルプレート130の強度を確保できるのであれば、凹部131の深さtが、プレート130’の厚みt0の半分を超えてもよい。
加えて、上述の実施形態においては、吐出口108の径方向に関して、吐出口108の中心から凹部131の幅方向の中心までの距離Lが、吐出口108の中心から貫通孔129aの開口端までの距離L0の半分以上となっているが、距離Lが、距離L0の半分未満であってもよい。
また、上述の実施形態においては、パンチ83の先細り部をプレート130’に貫通させることによって、貫通孔107を形成する構成であるが、パンチ83の先細り部をプレート130’に貫通させず、プレート130’に凹み部を形成した後に、表面側から切削加工を施すことによって、貫通孔107を形成する構成であってもよい。
また、上述の実施形態において、凹部を直線状に形成する場合、吐出口108の中心を副走査方向に延びる直線Cが、凹部の主走査方向の中心を通過するとしたが、凹部が単に直線Cと交差する位置関係としてもよい。この場合、図7(b)に示したように、ワイプ動作時にはワイパ85が撓むので、ワイパ85のノズルプレートに対する押圧点に関して、ワイパ85の移動方向の後方部分が吐出口108の角部に接触している。そこで、少なくともワイパ85が吐出口108の角部に接触している間は、吐出口周辺縁部の変形が継続するとよい。これを実現するために、吐出口108の中心を副走査方向に延びる直線Cに関して、凹部は、ワイパ85の移動方向の後方側部分より前方側部分の方が長く形成されているとよい。
本発明は、インク以外の液体を吐出する液体吐出ヘッド及びこれに用いられるノズルプレートにも適用可能である。
1 インクジェットヘッド
2 ヘッド本体
2a 吐出面
9 流路ユニット
63 撥水膜
81 基台
82 ストリッパ
82a ガイド孔
82b 凸部
83 パンチ
85 ワイパ
101 インクジェットプリンタ
107 貫通孔
108 吐出口
110 圧力室
122〜129 プレート
129a 貫通孔
130、230 ノズルプレート
130a 突出部
130’ プレート
131、231 凹部
132 個別インク流路
S 矩形領域

Claims (13)

  1. 複数のプレートの積層体であり、液体を吐出する複数の吐出口と、前記吐出口を一端として圧力室に繋がる部分流路を含む個別インク流路とが形成された液体吐出ヘッドにおいて、前記部分流路の一部分である貫通孔が形成された第1プレートに隣接するノズルプレートであって、
    液滴を吐出する複数の前記吐出口が形成された吐出面を有する板状の基材と、
    前記吐出面において少なくとも前記吐出口の周囲に形成されている撥水膜とを備えており、
    前記基材に係る前記吐出面の反対側の面である裏面に、平面視において少なくとも各吐出口の両側近傍に凹部が形成されていると共に、
    前記吐出口及び前記凹部が、前記積層体の積層方向から見たときに、前記貫通孔の前記ノズルプレート側の開口の内部に収容されるように形成されていることを特徴とするノズルプレート。
  2. 前記凹部が、平面視において前記吐出口と同心の環状になっていることを特徴とする請求項1に記載のノズルプレート。
  3. 前記凹部は、前記吐出口の径方向に関して、前記吐出口よりも前記貫通孔を画定する側壁の近くとなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のノズルプレート。
  4. 前記凹部が、前記吐出口の中心を通過する直線に直交すると共に、前記吐出口の直径以上の長さで直線状に延在していることを特徴とする請求項1又は2に記載のノズルプレート。
  5. 2つの前記凹部を対向する2辺とする矩形領域内に前記吐出口が収まっていることを特徴とする請求項に記載のノズルプレート。
  6. 前記基材は、平面視で一方向を長手方向とする矩形形状を有しており、
    前記凹部は、前記一方向に沿って延在しており、
    前記吐出口の中心を通過する前記一方向に直交する直線が、前記一方向に関する前記凹部の中心を横切ることを特徴とする請求項又はに記載のノズルプレート。
  7. 前記凹部の深さが、前記基材の厚みの半分以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のノズルプレート。
  8. 液滴を吐出する複数の吐出口が形成された吐出面を有する板状の基材、及び、前記吐出面において少なくとも前記吐出口の周囲に形成されている撥水膜を含むノズルプレートと、前記ノズルプレートに係る前記吐出面の反対側の面である裏面に隣接する第1プレートを含む複数の積層プレートとが積層された積層体であって、前記積層体の内部に前記吐出口を一端として圧力室に繋がる部分流路を含んだ複数の個別インク流路が形成された流路ユニットを備えており、
    前記第1プレートには、前記部分流路の一部を構成し、前記吐出口にそれぞれ連通する複数の貫通孔が形成されており、
    前記ノズルプレートの裏面には、平面視において少なくとも各吐出口の両側近傍に前記凹部が形成されており、
    前記積層体の積層方向から見たときに、前記貫通孔の前記ノズルプレート側の開口が前記吐出口及び前記凹部を内部に収容していることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  9. 前記積層体の積層方向から見たときに、前記吐出口の径方向に関して、前記吐出口の中心から前記凹部の中心までの距離が、前記吐出口の中心から前記貫通孔の開口端までの距離の半分以上であることを特徴とする請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記開口が、前記吐出口と同心に配置されており、
    前記凹部が、前記積層体の積層方向から見たときに、前記吐出口と同心の環状になっていることを特徴とする請求項又はに記載の液体吐出ヘッド。
  11. 前記凹部が、前記吐出口の中心を通過する直線に直交すると共に、前記吐出口の直径以上の長さで直線状に延在していることを特徴とする請求項又はに記載の液体吐出ヘッド。
  12. 前記基材は、一方向を長手方向とする平面視で矩形形状を有しており、
    前記凹部は、前記一方向に沿って延在しており、
    前記吐出口の中心を通過する前記一方向に直交する直線が、前記一方向に関する前記凹部の中心を横切ることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  13. 請求項1〜のいずれか1項に記載のノズルプレートの製造方法であって、
    前記基材に係る前記裏面に固定部材を当接させることによって、前記基材を固定すると共に、前記固定部材の前記裏面に当接する面に形成された突起によって、前記裏面に前記凹部を形成する凹部形成工程と、
    前記固定部材によって固定された前記基材にパンチを押圧することによって、前記吐出口に対応する位置に貫通孔を形成する貫通孔形成工程とを備えており、
    前記固定部材は、前記吐出口に対応した位置に前記パンチをガイドするガイド孔を有し、
    前記突起が、前記第1プレートに設けられた前記貫通孔の前記ノズルプレート側の開口の内部に収容されるように前記ガイド孔の外側に形成されていることを特徴とするノズルプレートの製造方法。
JP2009066209A 2009-03-18 2009-03-18 ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法及び液体吐出ヘッド Active JP4973680B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009066209A JP4973680B2 (ja) 2009-03-18 2009-03-18 ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法及び液体吐出ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009066209A JP4973680B2 (ja) 2009-03-18 2009-03-18 ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法及び液体吐出ヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010214860A JP2010214860A (ja) 2010-09-30
JP4973680B2 true JP4973680B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=42974205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009066209A Active JP4973680B2 (ja) 2009-03-18 2009-03-18 ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法及び液体吐出ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4973680B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845950B2 (ja) * 1979-09-18 1983-10-13 株式会社リコー インクジエット記録装置
JP2002205405A (ja) * 2001-01-11 2002-07-23 Seiko Epson Corp インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP4622287B2 (ja) * 2004-03-31 2011-02-02 ブラザー工業株式会社 インクジェットヘッドにおける吐出方向矯正方法、インクジェットヘッドの製造方法及びインクジェットヘッド
JP2007050583A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出ヘッドの製造方法
JP2007137039A (ja) * 2005-11-23 2007-06-07 Aida Eng Ltd ノズルプレート、その製造に用いるパンチおよび製造方法
JP4985265B2 (ja) * 2006-09-29 2012-07-25 ブラザー工業株式会社 圧電アクチュエータの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010214860A (ja) 2010-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5375669B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び液滴吐出装置並びに画像形成装置
US7594714B2 (en) Inkjet printer head
US8210674B2 (en) Liquid droplet jetting apparatus
JP5598116B2 (ja) 液滴噴射装置
JP2006123397A (ja) ライン式インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置
JP4720924B2 (ja) 記録装置
JP2009178893A (ja) 液体移送装置及び液体移送装置の製造方法
JP3861782B2 (ja) インクジェットヘッド
JP4596057B2 (ja) 液体吐出装置
JP4973680B2 (ja) ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法及び液体吐出ヘッド
JP4784675B2 (ja) 記録装置
JP5434332B2 (ja) 記録装置
JP4930390B2 (ja) 液体移送装置
JP4905437B2 (ja) 液体吐出ヘッド
JP5234129B2 (ja) 記録装置
JP5696934B2 (ja) 液体吐出ヘッド及びこれを備えた画像形成装置
JP2011056859A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP6375998B2 (ja) 液体吐出装置
JP5566072B2 (ja) 液体吐出ヘッドブロックおよびそれを備えた記録装置
JP4968269B2 (ja) 液体吐出ヘッド及びその製造方法
JP3904032B2 (ja) インクジェットヘッド
JP2016155357A (ja) 液体吐出装置及び液体吐出装置の製造方法
JP5403135B2 (ja) 液体吐出装置
JP4867402B2 (ja) 圧電アクチュエータ及び液滴吐出装置及び圧電アクチュエータ製造方法
JP5088509B2 (ja) 液体吐出ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4973680

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3