JP6375998B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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本発明は、液体を吐出する液体吐出装置に関する。
特許文献1には、液体吐出装置として、記録用紙へ向けてインクを吐出するインクジェットヘッドが開示されている。特許文献1のインクジェットヘッドは、複数のノズルを含むインク流路が形成された流路ユニットと、インクに圧力を付与する圧電アクチュエータを備えている。圧電アクチュエータにより、インク流路内のインクに圧力が付与されることで、インク流路の端に位置するノズルからインクが吐出される。
また、特許文献1のインクジェットヘッドは、ノズルの近傍部に記録用紙などが衝突することを防止する目的で、ノズルが形成された部分がその周囲よりも凹んだ構成となっている。具体的には、流路ユニットは、ノズルが形成されたノズルプレートと、ノズルプレートに積層される複数枚の金属プレートを有する。複数枚の金属プレートのうちの1枚のプレートには、ノズルプレートのノズルと重なる部分において、スリットが形成されている。
ノズルプレートは、ノズルが形成された部分(ノズル形成部)がスリットを覆うように、複数枚の金属プレートと積層される。積層後にスリット内を減圧すると、ノズルプレートのノズル形成部が、スリットにおいて金属プレートに吸い付けられ、凹んだ形状に変形する。つまり、ノズル形成部が、その周囲部分に対して奥側(スリット側)に位置するため、ノズルに記録用紙が衝突しにくくなる。
特開2013−169699号公報
流路ユニットを構成するプレートは、厚みが薄いとハンドリングしにくくなり、組み立て時の取り扱いが難しくなる。しかし、上記特許文献1において、スリットが形成される金属プレートの厚みを大きくすると、スリット内を減圧したときに、ノズルプレートのノズル形成部を、スリットにおいて上側の金属プレートに吸着させることが難しくなる。
本発明の目的は、各プレートの厚みをハンドリング可能な適度な厚みにしつつ、ノズルプレートにノズルの保護部を容易に形成することが可能な、液体吐出装置を提供すること。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の液体吐出装置は、液体流路が形成された第1プレートと、前記第1プレートに対して、前記第1プレートの面方向と平行な第1方向において隣接して配置され、且つ、前記第1プレートよりも厚みが大きく、前記第1プレートに対して前記第1プレートの面方向と直交する第2方向における一方側に一部が突出するように配置された第2プレートと、前記第1プレートの前記液体流路に連通するノズルが形成され、且つ、前記第1プレートの前記第2方向における前記一方側の面から前記第2プレートの前記第2方向における前記一方側の面に跨って配置されて、前記第1プレートと前記第2プレートの間の段差を覆うノズルプレートと、を備えていることを特徴とするものである。
本実施形態に係るプリンタ1の概略的な上面図である。 インクジェットヘッド4の上面図である。 図2のA部拡大図である。 図3のIV-IV線断面図である。 プレート37を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のC−C線断面図である。 プレート38を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のC−C線断面図である。 (a)はプレート37の一部拡大斜視図、(b)はプレート38の一部拡大斜視図である。 重ね合わされた状態のプレート37とプレート38を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のC−C線断面図である。 インクジェットヘッド4の製造工程を示す図である。 プレート37の第1薄肉部とプレート38の第2薄肉部の配置関係を示す図である。 プレート37の第1薄肉部とプレート38の第2薄肉部の、別の配置関係を示す図である。 変更形態のプレート37A、38Aの一部拡大斜視図である。 変更形態のプレート37B、38Bの一部拡大斜視図である。 変更形態のプレート37C、38Cの一部拡大斜視図である。 変更形態のプレート37Dの平面図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。図1に示す走査方向をプリンタ1の左右方向と定義する。図1のメンテナンス装置7に向かう方向が右方であり、メンテナンス装置7と反対側に向かう方向が左方である。また、図1の搬送方向の上流側をプリンタ1の後方、下流側をプリンタ1の前方と定義する。さらに、走査方向及び搬送方向と直交する方向(図1の紙面に直交する方向)を、プリンタの上下方向と定義する。尚、図1の手前側が上方、図1の向こう側が下方である。以下では、前後左右上下の各方向語を適宜使用して説明する。
(プリンタの概略構成)
図1、図2に示すように、インクジェットプリンタ1は、プラテン2と、キャリッジ3と、インクジェットヘッド4と、カートリッジホルダ5と、搬送機構6と、メンテナンス装置7と、制御装置8等を備えている。
プラテン2の上面には、被記録媒体である記録用紙100が載せられる。キャリッジ3は、プラテン2と対向する領域において2本のガイドレール11,12に沿って左右方向(走査方向)に往復移動可能に構成されている。キャリッジ3には無端ベルト13が連結され、キャリッジ駆動モータ14によって無端ベルト13が駆動されることで、キャリッジ3は走査方向に移動する。
インクジェットヘッド4はキャリッジ3に搭載されており、キャリッジ3とともに走査方向に移動可能である。インクジェットヘッド4は、その下面(図1の紙面向こう側の面)に複数のノズル44(図2〜図4参照)を備えている。尚、以下の説明において、インクジェットヘッド4の、複数のノズル44が形成された下面を、「インク吐出面4a」とも称する。
カートリッジホルダ5には、4色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のインクカートリッジ15が、それぞれ取り外し可能に装着される。カートリッジホルダ5は、図示しないチューブによって、インクジェットヘッド4と接続されている。カートリッジホルダ5の4つのインクカートリッジ15にそれぞれ貯留された4色のインクは、チューブを介してインクジェットヘッド4に供給される。インクジェットヘッド4は、走査方向に移動しつつ、そのインク吐出面4aに形成された複数のノズル44から、プラテン2に載置された記録用紙100へ向けて、下方へインクを吐出する。尚、インクジェットヘッド4の詳細構成については後述する。
搬送機構6は、前後方向にプラテン2を挟むように配置された2つの搬送ローラ16,17を有する。2つの搬送ローラ16,17は、図示しない搬送モータによって互いに同期して駆動される。搬送機構6は、2つの搬送ローラ16,17によって、プラテン2に載置された記録用紙100を前方に搬送する。
メンテナンス装置7は、プラテン2の右側に配置されている。このメンテナンス装置7は、キャップ9と、吸引ポンプ10と、ワイパー18等を備えている。
キャップ9は、図示しないキャップ昇降機構によって上下方向(図1の紙面垂直方向)に駆動される。吸引ポンプ10は、チューブによってキャップ9と接続されている。インクジェットヘッド4が、プラテン2の右側の、キャップ9と対向する位置にあるときに、キャップ9が上方に移動することで、キャップ9は、インクジェットヘッド4のインク吐出面4aに密着して複数のノズル44を覆う。この状態で、吸引ポンプ10によりキャップ9内を減圧することで、キャップ9に覆われた複数のノズル44のそれぞれからインクを強制的に排出する。このインクの強制的な排出は、一般にパージと称される。上記のパージを行うことにより、インクジェットヘッド4の、ノズル44を含むインク流路に混入した気泡や塵等の異物を排出し、ノズル44の吐出不良の解消、及び、抑制が可能となる。
ワイパー18は、キャップ9よりもプラテン2側(左側)の位置に設置されている。このワイパー18は、ゴムや合成樹脂などの可撓性を有する材料で形成された板状の部材である。また、ワイパー18は、図示しないワイパー駆動部により、上下方向(図1の紙面垂直方向)に駆動される。上記のパージの際に、インクジェットヘッド4のインク吐出面4aには、ノズル44から排出されたインクの一部が付着する。そこで、パージ後には、ワイパー駆動部によりワイパー18が上方へ駆動されて、図4に示すように、ワイパー18は、その先端がインクジェットヘッド4のインク吐出面4aに接触する。この状態でキャリッジ3がプラテン2側(左側)に移動すると、ワイパー18がインク吐出面4aに対して相対的に右側に移動することになる。その際に、ワイパー18はインク吐出面4aに付着したインクを拭き取る。
制御装置8は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、各種制御回路を含むASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備える。 制御装置8は、ROMに格納されたプログラムに従い、ASICにより、記録用紙100への印刷や、インクジェットヘッド4のメンテナンス等の各種処理を実行する。
例えば、印刷処理においては、制御装置8は、PC等の外部装置から入力された印刷指令に基づいて、インクジェットヘッド4やキャリッジ駆動モータ14等を制御して、記録用紙100に画像等を印刷させる。具体的には、キャリッジ3とともにインクジェットヘッド4を走査方向に移動させながらインクを吐出させるインク吐出動作と、搬送ローラ16,17によって記録用紙100を搬送方向に所定量搬送する搬送動作とを、交互に行わせる。また、メンテナンス処理においては、制御装置8は、キャップ9を上下に駆動するキャップ駆動モータ、及び、吸引ポンプ10を制御して、上述した吸引パージを行わせる。また、パージ後には、ワイパー駆動部によりワイパー18を駆動してインク吐出面4aに接触させ、ワイパー18に、インク吐出面4aに付着したインクの拭き取りを行わせる。
(インクジェットヘッドの詳細構成)
次に、インクジェットヘッド4について詳細に説明する。図2〜図4に示すように、インクジェットヘッド4は、流路ユニット27と、圧電アクチュエータ28とを備えている。尚、図4では、流路ユニット27に形成されたインク流路内に、インク(符号Iで示す)が充填されている状態がハッチングで示されている。
(流路ユニット)
図4に示すように、流路ユニット27は、上下方向に積層された複数枚のプレート30〜39を有する。複数枚のプレート30〜39の各々は、その上、又は、下に位置する別のプレートと、接着剤で接合されている。
流路ユニット27の複数枚のプレート30〜39のうち、プレート30〜38は、ステンレス鋼などの金属材料からなるプレートである。尚、後で詳しく説明するが、金属製のプレート30〜38のうち、下部のプレート37とプレート38の2枚は、プレート37(38)の面方向に平行な走査方向において、隣接して配置されている。プレート37,38の上側のプレート36は、プレート37の上面とプレート38の上面に跨って配置され、2枚のプレート37,38と接合されている。
最下層のノズルプレート39は、プレート37の下面からプレート38の下面に跨って配置され、これら2枚のプレート37,38に接合されている。この最下層のノズルプレート39は、ポリイミド等の合成樹脂からなるプレートである。ノズルプレート39には、複数のノズル44が形成されている。図2に示すように、複数のノズル44は、搬送方向に配列され、且つ、走査方向に並ぶ4列のノズル列46を構成している。4列のノズル列46は、4色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のインクをそれぞれ吐出する。
尚、プレート37とプレート38とが隣接する走査方向(左右方向)が、本発明の「第1方向」に相当する。プレート37,38の面方向と直交する上下方向が、本発明の「第2方向」に相当する。複数のノズル44が配列される方向である搬送方向(前後方向)が、本発明の「第3方向」に相当する。
複数のノズル44が開口するノズルプレート39の下面が、先にも述べた、インクジェットヘッド4のインク吐出面4aである。図4に示すように、このインク吐出面4aに対してワイパー18が相対的に移動することにより、インク吐出面4aに付着したインクがワイパー18で拭き取られる。尚、付着したインクをワイパー18で拭き取りやすくするために、インク吐出面4aの表面には、フッ素系樹脂などが塗布されることによって、撥インク処理が施されている。
金属製のプレート30〜37には、ノズルプレート39の複数のノズル44に連通するインク流路が形成されている。まず、図2に示すように、最上層のプレート30には、走査方向に並ぶ4つのインク供給孔40が形成されている。4つのインク供給孔40には、カートリッジホルダ5の4つのインクカートリッジ15(図1参照)から4色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のインクがそれぞれ供給される。また、図4において、上から4番目から6番目のプレート33〜35には、搬送方向に延在する4本のマニホールド41が形成されている。4つのインク供給孔40と4本のマニホールド41は、プレート31,32に形成された連通孔(図示省略)によって、それぞれ接続されている。
また、最上層のプレート30には、複数のノズル44にそれぞれ対応する複数の圧力室42が形成されている。複数の圧力室42は、4本のマニホールド41に対応して4列に配列されている。複数の圧力室42は、プレート30の上面に接合された振動膜50によって覆われている。図2〜図4に示すように、各圧力室42は、走査方向に長い形状を有する。また、各圧力室42は、上方から見て、その左端部がノズル44と重なり、右端部はマニホールド41と重なるように配置されている。
図4、図5に示すように、プレート30のすぐ下に位置するプレート31には、マニホールド41と複数の圧力室42を接続する、複数の絞り流路43が形成されている。また、プレート30とノズルプレート39との間に位置するプレート31〜37には、圧力室42とノズル44とを接続する連通流路45が形成されている。
以上の、マニホールド41や圧力室42等が形成された金属製のプレート30〜37に、ノズル44が形成されたノズルプレート39が積層されている。これにより、流路ユニット27内には、1つのマニホールド41から分岐して、絞り流路43、圧力室42、及び、連通流路45を経てノズル44に至る個別流路が、複数形成されている。
ところで、金属製のプレート38は、上述のプレート30〜37とは異なり、ノズル44に連通するインク流路は形成されていない。図4に示すように、このプレート38は、プレート37よりも厚みが大きく、また、連通流路45の一部である連通孔37aが形成されたプレート37に対して、走査方向に隣接して配置される。それ故、プレート38の一部分(後述する突出部)がプレート37よりも下側に突出し、プレート37とプレート38との間には段差49が生じている。さらに、2枚のプレート37,38の下面に跨って、前記段差49を覆うようにノズルプレート39が接合されることにより、ノズルプレート39の、ノズル44と走査方向に隣接する部分がノズル44よりも下側に飛び出し、ノズル44を保護する保護部48が形成されている。この保護部48により、ノズル44の周囲に記録用紙100が衝突しにくくなり、ノズル44の吐出口周りに傷がつくことが防止される。プレート37とプレート38の具体的な構造については、後ほど詳細に説明する。
(圧電アクチュエータ)
図3〜図5に示すように、圧電アクチュエータ28は、圧電層54,55と、複数の個別電極52と、共通電極56を備えている。2枚の圧電層54,55は、流路ユニット27の振動膜50の上面に積層されている。複数の個別電極52は、上層の圧電層55の上面において、複数の圧力室42とそれぞれ対向するように配置されている。共通電極56は、2枚の圧電層54,55の間において、複数の圧力室42に跨って配置されている。
複数の個別電極52は、図示しない配線部材を介してドライバIC57とそれぞれ接続されている。一方、共通電極56は常にグランド電位に保持されている。また、上層の圧電層55の、個別電極52と共通電極56とに挟まれた部分(以下、活性部55aと称する)は、それぞれ、厚み方向に分極されている。ドライバIC57は、複数の圧力室42にそれぞれ対応した複数の個別電極52に対して駆動信号を印加する。これにより、個別電極52の電位を、所定の駆動電位とグランド電位との間で切り換える。
ドライバIC57から個別電極52に駆動信号が供給されて、個別電極52の電位が駆動電位に変化すると、個別電極52と共通電極56との間に電位差が生じる。このとき、その個別電極52と共通電極56との電位差により、圧電層55の活性部55aに、その厚み方向に平行な電界が作用する。ここで、活性部55aの分極方向と電界の方向とが一致するために、活性部55aはその分極方向である厚み方向に伸びて面方向に収縮する。この活性部55aの収縮変形に伴って、振動膜50が圧力室42側に凸となるように撓む。これにより、圧力室42の容積が減少して圧力室42内のインクにエネルギーが付与されることで、圧力室42に連通するノズル44からインクの液滴が吐出される。
(ノズルプレートの保護部)
次に、ノズル44と隣接する保護部48について説明する。先にも述べたが、保護部48は、流路ユニット27のプレート37とプレート38の間の段差49を、ノズルプレート39が覆うことによって形成されている。まず、プレート37とプレート38の具体的な構成について説明する。
図5に示すように、プレート37は、走査方向において互いに間隔を空けて配置された4つの孔形成部60と、4つの孔形成部60を連結する2つの第1連結部61(61a,61b)を有する。4つの孔形成部60は、ノズルプレート39の4列のノズル列46(図2参照)にそれぞれ対応して設けられ、搬送方向(前後方向)に延びている。各孔形成部60には、対応するノズル列46の複数のノズル44にそれぞれ連通する複数の連通孔37aが形成されている。尚、図4に示すように、連通孔37aは、圧力室42とノズル44を連通させる連通流路45の下端部分である。各孔形成部60の複数の連通孔37aは、搬送方向に配列されて1つの連通孔列62を構成している。図5(c)、図7(a)に示すように、各孔形成部60の、前端部と後端部には、それぞれ、第1薄肉部63が形成されている。第1薄肉部63は、プレート37(孔形成部60)の、下側の一部分がエッチング等で除去されることによって形成されている。
2つの第1連結部61は、4つの孔形成部60に対して前後両側にそれぞれ設けられている。後側の第1連結部61aは走査方向に延びて、4つの孔形成部60の後端部同士を連結している。また、前側の第1連結部61bも走査方向に延びて、4つの孔形成部60の前端部同士を連結している。尚、本実施形態では、後側の第1連結部61aは、前側の第1連結部61bよりも平面的なサイズが大きくなっているが、これは、後側の第1連結部61aが、プレート31のインク供給孔40(図2参照)が形成されている領域にも重なって配置されているためである。この構成は特に必須ではなく、前側の第1連結部61bが大きくてもよいし、あるいは、前後2つの第1連結部61の大きさが同じであってもよい。
プレート38は、プレート37よりも厚みが大きいプレートである。より詳細には、プレート37の厚みは、プレート38の厚みの半分よりも大きい。例えば、プレート37の厚みが80μm、プレート38の厚みが100μmである。
図6に示すように、プレート38は、走査方向において開口65を挟んで配置された5つの突出部66と、5つの突出部66を連結する2つの第2連結部67(67a,67b)を有する。各突出部66は、搬送方向(前後方向)に延びており、その長さは、図5の孔形成部60の長さとほぼ等しい。また、突出部66の間に形成された開口65の、走査方向における幅は、プレート37の孔形成部60の幅よりも少し大きい。
2つの第2連結部67は、5つの突出部66に対して前後両側にそれぞれ設けられている。後側の第2連結部67aは走査方向に延びて、5つの突出部66の後端部同士を連結している。また、前側の第2連結部67bも走査方向に延びて、5つの突出部66の前端部同士を連結している。図6(c)、図7(b)に示すように、第2連結部67の、5つの突出部66の間の部分には、第2薄肉部68が形成されている。第2薄肉部68は、第1薄肉部63とは逆に、プレート38(突出部66)の上側の一部分がエッチング等で除去されることによって形成されている。
図8に示すように、第1薄肉部63の下面(除去側の面)と第2薄肉部68の上面(除去側の面)とが向かい合うように、プレート37がプレート38の上に重ね合わせられ、2枚のプレート37,38が組み合わされる。このとき、プレート37の孔形成部60は、プレート38の突出部66の間に形成された開口65に収容される。これにより、プレート37の孔形成部60とプレート38の突出部66とが、走査方向に隣接して配置される。また、走査方向において、5つの突出部66と4つの孔形成部60とが、交互に配置されることになり、1つの孔形成部60の、走査方向における両側に2つの突出部66が配置される。
尚、プレート38に形成された開口65の走査方向における幅は、プレート37の孔形成部60の幅よりも大きい。また、孔形成部60の、第1薄肉部63が形成されていない部分(開口65に収容される部分)の搬送方向における長さは、開口65の長さよりも僅かに短くなっている。そのため、図8に示すように、プレート37の孔形成部60とプレート38の突出部66との間には、プレート37,38の面方向において隙間58が存在する。例えば、孔形成部60の幅を1mm、開口65の幅を1.4mmとして、隙間58の幅を0.2mm程度とする。
プレート38は、プレート37よりも厚みが大きい。また、図8(b)に示すように、プレート37の上面とプレート38の上面は、ほぼ同一平面上に配置されている。また、図4に示すように、2枚のプレート37,38の上側のプレート36が、プレート37の上面とプレート38の上面に跨って配置されて、プレート36の下面に2枚のプレート37,38が接合されている。これにより、厚みの大きいプレート38の突出部66の一部分が、プレート37の孔形成部60に対して、下側に突出している。つまり、プレート37の4つの孔形成部60とプレート38の5つの突出部66により、2枚のプレート37,38の下面が凹凸形状に形成されている。その上で、図4に示すように、ノズルプレート39は、プレート37の下面からプレート38の下面に跨って、2枚のプレート37,38の間の段差49を覆うように配置されている。これにより、ノズルプレート39の、ノズル44と隣接する部分がノズル44よりも下側に飛び出して、保護部48が形成されている。
次に、上述したインクジェットヘッド4の製造工程について説明する。まず、流路ユニット27を構成する金属製のプレート30〜37に、マニホールド41や圧力室42等のインク流路を構成する孔をエッチングで形成しておく。また、プレート37には、エッチングで、図5の孔形成部60、第1連結部61、及び、第1薄肉部63を形成する。プレート38には、エッチングで、図6の突出部66、第2連結部67、及び、第2薄肉部68を形成する。
次に、図9(a)に示すように、4つの孔形成部60を有するプレート37と5つの突出部66を有するプレート38とを組み合わせ、プレート38の突出部66の一部分をプレート37よりも下方に突出させる。また、2枚のプレート37,38の上面には、プレート36を重ね合わせる。そして、3枚のプレート36,37,38を接着剤で接合する。
次に、図9(b)に示すように、2枚のプレート37,38の下面に、2枚のプレート37,38の間の段差49を覆うように、合成樹脂からなるノズルプレート39を接合する。これにより、ノズルプレート39に、部分的に下側に飛び出した保護部48が形成される。また、図9(c)に示すように、連通孔37a側からのレーザー加工により、ノズルプレート39の、保護部48に対して凹んだ部分に、ノズル44を形成する。
次に、図9(d)に示すように、プレート36の上面に、流路ユニット27を構成する他のプレート30〜35、及び、振動膜50を積層して接着剤で接合し、流路ユニット27の製造を完了する。さらに、図9(e)に示すように、振動膜50の上面に、共通電極56、圧電層54,55、個別電極52を順に積層し、圧電アクチュエータ28を形成する。
以上説明した本実施形態では、プレート37とプレート38の厚みの違いによって、2枚のプレート37,38の間に段差49が生じ、この段差49を覆うようにノズルプレート39が配置されている。これにより、ノズルプレート39の、ノズル44(ノズル列46)に対して走査方向に隣接する部分が、ノズル44よりも下側に飛び出して、保護部48が形成される。
本実施形態では、ノズルプレート39に、2枚のプレート37,38の厚みの差に対応した高さの保護部48が形成される。つまり、各プレート37,38の厚み自体はそれほど薄くする必要がない。従って、プレート37,38のハンドリング性が良好になり、組み立ても容易になる。尚、金属プレートにハーフエッチングなどの加工を施すことによって、保護部48に類似した構造を実現することも可能であるが、この場合は、加工精度によって、保護部48の高さ(除去深さ)がばらつく虞がある。この点、本実施形態では、2枚のプレート37,38の厚みの差で、保護部48の高さが自動的に決まるため、異なる流路ユニット27の間での保護部48の高さばらつきが小さく抑えられる。
さらに、2枚のプレート37,38の間の段差49がノズルプレート39によって覆われるため、段差49が緩やかになる。そのため、図4に示すように、ノズルプレート39のインク吐出面4aに付着したインクをワイパー18で拭き取る際に、インクの拭き残しが生じにくくなる。また、ワイパー18が段差49を通過するときのインクの飛び散りも抑制される。さらに、可撓性材料で形成されたワイパー18が、段差49を通過する際に傷つきにくくなるという効果もある。
本実施形態では、図8に示すように、プレート37の孔形成部60とプレート38の突出部66は、プレート37,38の面方向において隙間58を空けて配置されている。そのため、2枚のプレート37,38を組み合わせることが容易になる。
本実施形態では、プレート37の第1薄肉部63の下面(エッチング等による除去側の面)と、プレート38の第2薄肉部68の上面(同じく除去側の面)とが向かいあうように、プレート37とプレート38とが部分的に重ね合わされている。そのため、2枚のプレート37,38が面方向において分離して、全く重ならない場合と比べて、2枚のプレート37,38の位置決め、及び、組み合わせが容易になる。
また、本実施形態では、第1薄肉部63は、プレート37の下側(ノズルプレート39側)の一部分が除去されることによって形成され、第2薄肉部68は、プレート38の上側(ノズルプレート39と反対側)の一部分が除去されることによって形成されている。つまり、図8(c)に示すように、第1薄肉部63が、第2薄肉部68に対して、ノズルプレート39と反対側に配置された構成となっている。このような構成を採用している理由は、次の通りである。
まず、図8(c)に示すように、2枚のプレート37,38の上面は、プレート37,38の上に位置するプレート36(図4参照)と接合できるように、薄肉部63,68における重ね合わせ部分も含め、ほぼ同一平面上に配置される。
図10のように、本実施形態では、2枚のプレート37,38の重ね合わせ部分において、厚みの小さいプレート37の第1薄肉部63が上側、厚みの大きいプレート38の第2薄肉部68が下側に配置されている。この場合は、プレート38の除去深さd2をそれほど大きくしなくても、2枚のプレート37,38の上面を同一平面上に配置することができる。例えば、プレート37の厚みt1が80μm、プレート38の厚みt2が100μmである場合に、プレート37の除去深さd1を、厚みt1の半分である40μmとし、プレート38の除去深さd2を、厚みt2の半分である50μmとする。このとき、第1薄肉部63の厚みは、プレート37の厚みt1(80μm)−除去深さd1(40μm)=40μmであり、プレート38の除去深さd2(50μm)よりも小さくなる。従って、第1薄肉部63の下面と第2薄肉部68の上面との間に隙間が生じ、第1薄肉部63と第2薄肉部68とが当たらない。これにより、2枚のプレート37,38の上面を同一平面上に配置しつつも、プレート38を、プレート37に対して20μm程度、突出させることができる。
これに対して、図11に示すように、2枚のプレート37,38の重ね合わせ部分において、第1薄肉部63が下側、第2薄肉部68が上側に配置されている場合、2枚のプレート37,38の上面を同一平面に配置することが難しくなる。即ち、厚みが小さいプレート37の第1薄肉部63を、下側(プレート38が突出する側)に配置しつつ、2枚のプレート37,38の上面を同一平面に配置しようとすると、プレート37,38の除去深さをかなり大きくする必要がある。例えば、先の例と同じく、プレート37の厚みt1が80μm、プレート38の厚みt2が100μmである場合に、プレート37の除去深さd1を40μm、プレート38の除去深さd2を50μmとすると、第1薄肉部63の上面と第2薄肉部68の下面とが当たってしまい、2枚のプレート37,38の上面を同一平面上に配置できない。図10と同様に、2枚のプレート37,38の上面を同一平面上に配置しつつ、プレート38をプレート37に対して10μm程度突出させるためには、プレート38の除去深さd2を、60μmを超える深さにする必要がある。尚、プレート38の除去深さd2が大きくなると、それだけ、第2薄肉部68の厚みが薄くなって変形しやすくなる。従って、ハンドリングや組み立ての観点からは、プレート38の除去深さd2をあまり大きくしすぎないことが好ましい。
尚、プレート37とプレート38には、両者の位置合わせを容易にするための構成が設けられていることが好ましい。一例として、図5(a)では、プレート37の左端の孔形成部60の後側の第1薄肉部63と、右端の孔形成部60の前側の第1薄肉部63に、それぞれ貫通穴37bが形成されている。一方、図6(a)に示すように、プレート38の左端の開口65の後方に位置する第2薄肉部68と、右端の開口65の前方に位置する第2薄肉部68に、それぞれ、位置決めピン38bが形成されている。そして、プレート37の2つの貫通穴37bに、プレート38の2つの位置決めピン38bがそれぞれ挿通することで、プレート37,38の位置決めを容易に行うことができる。あるいは、プレート37とプレート38に、位置決め用のマークを付けておき、カメラでマークの位置を把握することで、2枚のプレートの位置決めを行ってもよい。
プレート37は、プレート38よりも厚みが小さいが、プレート37の厚みがあまりにも薄いと、プレート37のハンドリングが難しくなる。そこで、本実施形態では、プレート37の厚みは、プレート38の厚みの半分よりも大きくなっている。
プレート37の孔形成部60には、ノズルプレート39のノズル列46に対応する連通孔列62が形成されている。その上で、プレート37の2つの孔形成部60の間に、プレート38の突出部66が配置されている。つまり、ノズルプレート39の1つのノズル列46の近くの位置に突出部66が配置されることになり、記録用紙100がノズル44の吐出口の周囲に衝突しにくくなるため、ノズル44の保護効果が高まる。また、ノズル列46に沿って突出部66が延びているため、突出部66の剛性(強度)が高くなり、記録用紙100が突出部66に衝突しても変形しにくい。
プレート37の4つの孔形成部60は、第1連結部61によって互いに連結されて一体化されている。また、プレート38の5つの突出部66も、第2連結部67によって連結されて一体化されている。そのため、プレート37,38のハンドリングや組み合わせ等の作業が容易である。尚、第1連結部61と第2連結部67の数は1つであってもよいが、ハンドリングや組み立ての容易さの面で、プレート37,38の剛性を高めるという観点からは、第1連結部61の数と第2連結部67の数は、共に2つであることが好ましい。
以上説明した実施形態において、インクジェットヘッド4が、本発明の「液体吐出装置」に相当する。プレート37が、本発明の「第1プレート」に相当する。プレート38が、本発明の「第2プレート」に相当する。プレート36が、本発明の「第3プレート」に相当する。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]前記実施形態では、プレート37の孔形成部60に第1薄肉部63が形成され、プレート38の第2連結部67に第2薄肉部68が形成されている。これに対し、第1薄肉部と第2薄肉部の形成位置を、以下のように変更することが可能である。
図12(a)に示すように、プレート37Aの、孔形成部60Aを連結する第1連結部61Aに、第1薄肉部63Aが形成されてもよい。この場合、図12(b)に示すように、プレート38Aにおいては、突出部66Aを連結する第2連結部67Aが、全長にわたって厚みが薄く形成されることにより、第2薄肉部68Aが形成されている。
あるいは、図13に示すように、プレート37Bの、孔形成部60Bを連結する第1連結部61Bに第1薄肉部63Bが形成され、プレート38Bの突出部66Bに第2薄肉部68Bが形成されてもよい。
また、2枚のプレートの両方に薄肉部が形成される必要はなく、厚みの大きいプレートにのみ薄肉部が形成されてもよい。図14では、厚みの小さいプレート37Cの孔形成部60Cや第1連結部61Cには、薄肉部は形成されていない。一方、厚みの大きいプレート38Cの、突出部66Cの上側の一部分が除去されることにより、薄肉部68Cが形成されている。この薄肉部68Cの除去深さは、プレート37Cの厚みよりも大きくなっている。例えば、プレート38Cの除去深さを70μm、プレート37Cの厚みが60μmとすることができる。これにより、プレート38Cの薄肉部68Cに、プレート37の一部分が重ね合わされた状態では、2枚のプレート37C,38Cの上面が、ほぼ同一平面上に配置される。尚、図14の形態の薄肉部68Cが、本発明の「第3薄肉部」に相当する。
2]前記実施形態では、2枚のプレート37,38が、薄肉部63,68において上下に重ね合わされているが、上下方向において2枚のプレートが全く重ならない構成を採用することも可能である。例えば、面方向に並ぶ2枚のプレートの上面に、別のプレートが積層されて接合されていれば、2枚のプレートが部分的に重ね合わされなくても、別のプレートによって、前記2枚のプレートを一体化することができる。
3]1つの孔形成部に形成される連通孔列62は、1列とは限られず、ノズルプレート39のノズル列46の配置に応じて適宜変更可能である。例えば、図15に示すプレート37Dでは、1つの孔形成部60Dに、2つのノズル列に対応する2つの連通孔列62a,62bが千鳥状に形成されている。
4]1枚のプレートが、複数の孔形成部を有する構成には限られず、孔形成部が1つのみであってもよい。同様に、突出部の数についても、孔形成部の数等に応じて、適宜変更可能である。
以上説明した実施形態及びその変更形態は、本発明を、記録用紙にインクを吐出して画像等を印刷するインクジェットプリンタに適用したものであるが、画像等の印刷以外の様々な用途で使用される液体吐出装置においても本発明は適用されうる。例えば、基板に導電性の液体を吐出して、基板表面に導電パターンを形成する、産業用の液体吐出装置などにも、本発明を適用することは可能である。
1 インクジェットプリンタ
4 インクジェットヘッド
36 プレート
37,37A,37B,37C,37D プレート
38,38A,38B,38C プレート
39 ノズルプレート
44 ノズル
46 ノズル列
49 段差
58 隙間
60,60A,60B,60C,60D 孔形成部
61、61A,61B 第1連結部
62 連通孔列
63,63A,63B 第1薄肉部
66,66A,66B,66c 突出部
67、67A 第2連結部
68,68A,68B 第2薄肉部
68C 薄肉部

Claims (9)

  1. 液体流路が形成された第1プレートと、
    前記第1プレートに対して、前記第1プレートの面方向と平行な第1方向において隣接して配置され、且つ、前記第1プレートよりも厚みが大きく、前記第1プレートに対して前記第1プレートの面方向と直交する第2方向における一方側に一部が突出するように配置された第2プレートと、
    前記第1プレートの前記液体流路に連通するノズルが形成され、且つ、前記第1プレートの前記第2方向における前記一方側の面から前記第2プレートの前記第2方向における前記一方側の面に跨って配置されて、前記第1プレートと前記第2プレートの間の段差を覆うノズルプレートと、
    を備えていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記第1プレートの前記第2方向における他方側の面と、前記第2プレートの前記第2方向における他方側の面に跨って配置された、第3プレートを備え、
    前記第3プレートの、前記第2方向における前記一方側の面に、前記第1プレートと前記第2プレートとが接合されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記第1プレートと前記第2プレートは、前記第1方向において隙間をあけて配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記第1プレートの厚みは、前記第2プレートの厚みの半分よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の液体吐出装置。
  5. 前記ノズルプレートには、前記第1プレートの面方向に平行、且つ、前記第1方向と直交する第3方向に沿って配列されて、前記第1方向に並ぶ複数のノズル列を構成する、複数のノズルが形成され、
    前記第1プレートには、前記液体流路として、前記複数のノズルにそれぞれ連通し、且つ、前記複数のノズル列に対応して前記第1方向に並ぶ複数の連通孔列を構成する、複数の連通孔が形成され、
    前記第1プレートは、前記第1方向において間隔を空けて配置され、且つ、前記複数の連通孔列がそれぞれ設けられた、複数の孔形成部と、前記第1方向に延びて前記複数の孔形成部を連結する、第1連結部を有し、
    前記第2プレートは、前記第1プレートの前記複数の孔形成部の間にそれぞれ配置され、前記複数の孔形成部よりも前記第2方向における前記一方側に突出する、複数の突出部と、前記第1方向に延びて前記複数の突出部を連結する、第2連結部を有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の液体吐出装置。
  6. 前記第1プレートは、前記複数の孔形成部の、前記第3方向における両端部をそれぞれ連結する2つの前記第1連結部を有し、
    前記第2プレートは、前記複数の突出部の、前記第3方向における両端部をそれぞれ連結する2つの前記第2連結部を有することを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記第1プレートの前記第2方向における片側の一部分が除去されることによって、前記第1プレートには、部分的に厚みが薄くなった第1薄肉部が形成され、
    前記第2プレートの、前記第2方向において前記第1プレートにおける除去側とは反対側の一部分が除去されることによって、前記第2プレートには、部分的に厚みが薄くなった第2薄肉部が形成され、
    前記第1薄肉部の前記除去側の面と、前記第2薄肉部の前記除去側の面とが向かい合った状態で、前記第1薄肉部と前記第2薄肉部とが前記第2方向において重なって配置されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の液体吐出装置。
  8. 前記第1プレートの前記第1薄肉部は、前記第1プレートの前記第2方向の前記一方側の一部分が除去されることによって形成され、
    前記第2プレートの前記第2薄肉部は、前記第2プレートの前記第2方向の他方側の一部分が除去されることによって形成され、
    前記第1薄肉部は、前記第2薄肉部に対して、前記第2方向における前記他方側に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。
  9. 前記第2プレートには、前記第2プレートの前記第2方向における他方側の一部分が除去されることにより、部分的に厚みが薄くなった第3薄肉部が形成され、
    前記第3薄肉部の除去深さは、前記第1プレートの厚みよりも大きく、
    前記第1プレートが、前記第2プレートの前記第3薄肉部に対して前記第2方向における前記他方側に配置された状態で、前記第1プレートと前記第3薄肉部とが、前記第2方向において重なっていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の液体吐出装置。
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