JP2014192347A - 樹脂封止型電子機器およびそれを備えた電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂封止型電子機器を実装基板に実装する際に行われるリフロー処理等による接続の膨張に起因する電子部品の浮き上がりの抑制を可能とする樹脂封止型電子機器を提供する。
【解決手段】この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、基板と、基板の一方主面に接続電極を介して実装される電子部品と、基板の一方主面において、前記電子部品を樹脂により被覆して形成される樹脂封止部とを含む。そして、電子部品の実装側主面および天面のうち少なくとも一方に、拘束部が形成され、かつ前記拘束部に前記樹脂が充填され、拘束部に充填される樹脂と基板の一方主面に位置する樹脂とが連続して形成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子部品が樹脂封止された樹脂封止型電子機器およびそれを備えた電子装置に関する。
特許文献1に示される樹脂封止型電子機器1は、図6に示すように、電子部品2がはんだ3および端子電極を介して、基板4に実装され、樹脂封止部5により樹脂封止されている。このような構造の樹脂封止型電子機器1は、たとえば、以下のように製造される。
図7は、従来の樹脂封止型電子機器1の製造工程を模式的に示した説明図である。まず、図7(a)に示すように、電子部品2がはんだ3を介して基板4に実装される。そして、図7(b)に示すように、電子部品2を封止するように基板4上に封止樹脂が塗布される。続いて、図7(c)に示すように、樹脂封止型電子機器1の低背化のために、研削機により樹脂封止部5における基板4の実装面側とは反対の面が研磨される。このように、樹脂封止型電子機器1の低背化のためには、研削機等により樹脂封止部5の上面側を研削している。この樹脂封止型電子機器1の低背化のためには、極力、樹脂封止部5の部分を研削することが望ましい。
一方、さらなる樹脂封止型電子機器1の低背化のために、図7(d)に示すように、電子部品2の天面を含めて研磨されることも検討されている。
特開2000−294692号公報
しかしながら、樹脂封止型電子機器1の低背化のために樹脂封止部5の天面を研削し過ぎると、図8に示すように、当該樹脂封止型電子機器を他の部材(樹脂封止型電子機器の実装対象となる実装基板であるマザー基板等)に実装する際のリフロー(再加熱)処理時に、はんだ2が再溶融・膨張し、IC等の電子部品2が、矢印で示す方向に浮き上がってしまうという問題が生じてしまう。このようにリフロー処理により電子部品2が浮き上がってしまうと、樹脂封止型電子機器1の低背化の妨げとなり、さらに電子部品2が浮き上がってしまうと、はんだ3部分も露出してしまう虞があった。このような電子部品2の浮き上がりは、樹脂封止部5を研削することにより、電子部品2上の樹脂封止部5を全てまたはかなり薄くまで削り取ってしまうため、上述の浮き上がりを樹脂封止部5で抑制しきれなくなるために生じる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、樹脂封止型電子機器を実装基板に実装する際に行われるリフロー処理等による接続電極の膨張に起因する電子部品の浮き上がりの抑制を可能とする樹脂封止型電子機器を提供することである。
この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、基板と、基板の一方主面に接続電極を介して実装される電子部品と、基板の一方主面において、前記電子部品を樹脂により被覆して形成される樹脂封止部と、を含み、電子部品は、実装側主面および実装側主面に対して反対側の天面を備え、電子部品の実装側主面または天面のうち少なくとも一方に、拘束部が形成され、かつ拘束部に樹脂が充填され、拘束部に充填される樹脂と基板の一方主面に位置する樹脂とが連続していることを特徴とする、樹脂封止型電子機器である。
また、この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、拘束部が、電子部品を平面視した際に、電子部品の中央部に配置されていることが好ましい。
さらに、この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、電子部品の天面に形成される拘束部が、接続電極と対向する位置に配置されていることが好ましい。
また、この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、拘束部が電子部品に複数形成されていることが好ましい。
さらに、この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、拘束部が電子部品の天面から実装側主面に達する貫通孔により形成されることが好ましい。
また、この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、拘束部が樹脂の充填される開口部側に向かって広くなるように断面視テーパ形状であることが好ましい。
さらに、この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、電子部品の天面が樹脂封止部から露出していることが好ましい。
この発明にかかる電子装置は、本発明にかかる樹脂封止型電子機器が、他の部材に実装用電極を介して接続され、実装されていることを特徴とする、電子装置である。
この発明にかかる樹脂封止型電子機器によれば、樹脂封止部を形成する樹脂が、拘束部に充填され、充填されたその樹脂と基板の一方主面に位置する樹脂とが連続して形成されるので、樹脂と電子部品との接触面積を増加させることができ、基板と電子部品との接合強度を向上させうる樹脂封止型電子機器を得ることができる。したがって、接続電極の膨張等による電子部品の浮き上がりを抑制することができる。
また、この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、拘束部が、電子部品を平面視したとき、その電子部品の中央部に形成されると、電子部品を樹脂封止部の樹脂により拘束したとき、安定して電子部品の浮き上がるのを抑制できる樹脂封止型電子機器を得ることができる。
さらに、この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、電子部品の天面に形成される拘束部が、接続電極と対向する位置に配置されると、リフロー処理等に起因する接続電極の膨張による電子部品の浮き上がりに対して、直接的に抑制できる位置に配置していることから、より電子部品の浮き上がりを抑制することができる樹脂封止型電子機器を得ることができる。
また、この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、電子部品に対して複数形成されると、電子部品と樹脂封止部との接触面積を増加させることができることから、電子部品の浮き上がりをより抑制することができる樹脂封止型電子機器を得ることができる。
さらに、この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、拘束部が電子部品の天面から実装側主面に達する貫通孔により形成されると、樹脂封止部の樹脂と電子部品との接合強度がさらに増加することから、より電子部品の浮き上がりの抑制効果の向上した樹脂封止型電子機器を得ることができる。
また、この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、拘束部が樹脂の充填される開口部側に向かって広くなるように断面視テーパ形状に形成されると、樹脂封止部の樹脂が電子部品に形成される拘束部に充填されやすくなり、より電子部品と樹脂封止部との接合強度が向上することから、さらなる電子部品の浮き上がりを抑制させることができる樹脂封止型電子機器を得ることができる。
さらに、この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、電子部品の天面が樹脂封止部から露出していると、少なくとも部分的にさらなる低背化を可能とする樹脂封止型電子機器を得ることができる。
この発明にかかる電子装置よれば、本発明にかかる樹脂封止型電子機器が他の部材に実装用電極を介して接続され、実装しているので、たとえば、他の部材に実装する際に行われるリフロー処理等による接続電極の膨張に対して、電子部品の浮き上がりが抑制された樹脂封止型電子機器が実装されていることから、電子装置は低背化され、かつ信頼性の高い電子装置を得ることができる。
この発明によれば、樹脂封止型電子機器を実装基板に実装する際に行われるリフロー処理等による接続電極の膨張に起因する電子部品の浮き上がりの抑制を可能とする樹脂封止型電子機器が得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明にかかる樹脂封止型電子機器の第1の実施の形態の一例を示す断面模式図である。 この発明にかかる樹脂封止型電子機器の製造工程を模式的に示した説明図である。 この発明にかかる樹脂封止型電子機器の第2の実施の形態の一例を示す平面図である。 この発明にかかる樹脂封止型電子機器の第3の実施の形態の一例を示す断面模式図である。 この発明にかかる樹脂封止型電子機器の第4の実施の形態の一例を示す断面模式図である。 従来の樹脂封止型電子機器の断面模式図である。 従来の樹脂封止型電子機器の製造工程を模式的に示した説明図である。 従来の樹脂封止型電子機器において、電子部品が浮き上がった状態を示す説明図である。
(樹脂封止型電子機器)
図1は、この発明にかかる樹脂封止型電子機器の第1の実施の形態の一例を示す断面模式図である。図1において示される樹脂封止型電子機器10は、基板12、接続電極14、電子部品16および樹脂封止部18を含む。
基板12は、電子部品16を実装するために設けられる。基板12は、たとえば、矩形板状に形成される。基板12は、一方主面12aを含む。基板12は、たとえば、プリント基板(PCB:Printed Circuit Board)あるいはセラミックス基板(LTCC:Low Temperature Co−fired Ceramics)等である。基板12は、単層基板でも多層基板でもよい。一方主面12a上には、電子部品16が接続電極14を介して電気的に接続され、電子部品16が基板12に実装される。この接続電極14は、たとえば、はんだによるバンプ電極として形成される。接続電極14の材料としては、たとえば、Sn、Ag、Cuが用いられる。
また、図示していないが、基板12の一方主面12a上には、電子部品16を実装するための端子電極が形成されている。また、同様に図示していないが、基板12の一方主面12a上には、たとえば、配線導体として、Cuの導電性ペーストをスクリーン印刷したり、Cu電極をエッチングしたりすることにより、配線がパターニングして形成されている。そして、その配線上にNiとAuめっきを施して、前述の端子電極と接続されるように形成されている。
電子部品16は、たとえば、矩形板状に形成される。電子部品16は、実装側主面16aおよび天面16bを含む。天面16bは、実装側主面16aとは反対側の面である。電子部品16が基板12に実装されたとき、電子部品16の実装側主面16aと基板12の一方主面12aとが対向するように実装される。樹脂封止型電子機器10において使用される電子部品16としては、たとえば、ベアチップICや無線LAN等の通信用モジュールが挙げられる。
電子部品16の実装側主面16aおよび天面16bのうち少なくとも一方に、拘束部20が形成される。拘束部20は、後述するように、基板12の一方主面12aに樹脂により樹脂封止部18が形成されることで電子部品16を封止するときに、その樹脂と電子部品16との接触面積を増加させるために形成される。図1に示す樹脂封止型電子機器10では、拘束部20は、電子部品16の天面16b上に、断面視凹形状に2か所の凹部が形成されている。そして、電子部品16の天面16bに拘束部20の開口部20aが形成される。
基板12の一方主面12a上には、電子部品16を封止するように樹脂が塗布されることで樹脂封止部18が形成される。この樹脂封止部18に用いられる樹脂の材料としては、たとえば、エポキシ樹脂が用いられる。電子部品16において断面視凹形状の凹部に形成された拘束部20の開口部20aから樹脂が充填される。この拘束部20に充填された樹脂と基板12の一方主面12a上に位置する樹脂とが連続して形成される。
なお、本実施の形態にかかる樹脂封止型電子機器10のように、電子部品16に形成される拘束部20が、断面視凹形状の凹部に形成される場合、この凹部の深さが深いほど、樹脂封止部18の樹脂と電子部品16との接触面積が増加するため、リフロー処理等による接続電極14が膨張した場合に、電子部品16の浮き上がりを抑制する効果が向上する。
さらに、拘束部20は、電子部品16において複数形成されるのが望ましい。拘束部20が複数形成されることで、電子部品16と樹脂封止部18の樹脂との接触面積を増加させることができることから、電子部品16の浮き上がりをより抑制することが可能となる。
上述した樹脂封止型電子機器10は、以下に述べる製造方法によって作製される。図2は、本発明にかかる樹脂封止型電子機器10の製造工程を模式的に示した説明図である。
まず、図2(a)に示すように、基板12に電子部品16が接続電極14を介して接続される。電子部品16の天面16bには予め拘束部20が、断面視凹形状の凹部に形成されている。
続いて、図2(b)に示すように、トランスファ成型などの手法を用いて樹脂により電子部品16が封止され、基板12上に樹脂封止部18が形成される。このとき、拘束部20である断面視凹形状の凹部にも樹脂が充填される。そして、図2(c)に示すように、樹脂封止部18において実装される基板12側とは反対側の面が、研削機(たとえば、ダイサーやグラインダー等)を用いて研削され、所望の樹脂封止型電子機器10が得られる。
本実施の形態にかかる樹脂封止型電子機器10によれば、樹脂封止部18を形成する際に、樹脂が断面視凹形状の凹部に形成された拘束部20に充填され、この拘束部20に充填された樹脂と基板12の一方主面12aに位置している樹脂とが連続して形成されることから、樹脂と電子部品16との接触面積を増加させることができるとともに、樹脂封止部18により、基板12と電子部品16との接合強度を増加させることができる。したがって、この樹脂封止型電子機器10を他の実装基板に実装する際のリフロー処理時に接続電極14が再溶融し、膨張することに起因する電子部品16の浮き上がりを抑制することができる。
また、上述したように、本実施の形態にかかる樹脂封止型電子機器10は、電子部品16の浮き上がりを抑制することができるので、電子部品16が浮き上がることに起因して、接続電極14が樹脂封止部18から露出することによる不良のリスクを低減することができ、接続信頼性を向上させることができる。加えて、電子部品16の浮き上がりが抑制されることで、樹脂封止型電子機器10の低背化を実現することができる。さらに、従来よりも、樹脂封止部18の研削が可能となることから、樹脂封止型電子機器10のさらなる低背化を実現することができる。
次に、この発明にかかる樹脂封止型電子機器の第2の実施の形態について説明する。図3は、この発明にかかる樹脂封止型電子機器の第2の実施の形態の一例を示す平面図である。なお、この実施の形態にかかる樹脂封止型電子機器10’において、図1に記載の樹脂封止型電子機器10と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態にかかる樹脂封止型電子機器10’は、図3に示すように、電子部品16を平面視した際に、拘束部20が、電子部品16の中央部にも形成されている。なお、図3に示される各拘束部20も、電子部品16に対して、断面視凹形状に形成されている。
この樹脂封止型電子機器10’では、上述の樹脂封止型電子機器10と同様の効果を奏するとともに、次の効果も奏する。
すなわち、第2の実施の形態にかかる樹脂封止型電子機器10’において、電子部品16の中央部に拘束部20が配置されることにより、電子部品16の端部に拘束部20が配置する場合に比べて、より安定して電子部品16の浮き上がりを抑制することが可能となる。
次に、この発明にかかる樹脂封止型電子機器の第3の実施の形態について説明する。図4は、この発明にかかる樹脂封止型電子機器の第3の実施の形態の一例を示す断面模式図である。なお、この実施の形態にかかる樹脂封止型電子機器10’’において、図1に記載の樹脂封止型電子機器10と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態にかかるこの樹脂封止型電子機器10’’は、図4に示すように、電子部品16の天面16bにおいて拘束部20が形成される位置が、接続電極14と対向する位置に形成されている。そして、電子部品16において断面視凹形状の凹部に形成された拘束部20の開口部20aから樹脂が充填される。
この樹脂封止型電子機器10’’では、上述の樹脂封止型電子機器10と同様の効果を奏するとともに、次の効果も奏する。
すなわち、第3の実施の形態にかかる樹脂封止型電子機器10’’において、電子部品16の天面16bにおいて接続電極14と対向する位置に拘束部20が形成されるので、リフロー処理等に起因する接続電極14の膨張による電子部品16の浮き上がり対して、直接的に抑制できる位置にその拘束部20が配置していることから、電子部品16の浮き上りをより抑制することが可能となる。
次に、この発明にかかる樹脂封止型電子機器の第4の実施の形態について説明する。図5は、この発明にかかる樹脂封止型電子機器の第4の実施の形態の一例を示す断面模式図である。なお、この実施の形態にかかる樹脂封止型電子機器110において、図1に記載の樹脂封止型電子機器10と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
第4の実施の形態にかかる樹脂封止型電子機器110は、電子部品16に形成される拘束部120が、樹脂封止型電子機器10とは異なり、電子部品16の天面16bから実装側主面16aに達する貫通孔として2ヵ所形成されている。そして、電子部品16の天面16bに拘束部120の開口部120aが形成される。この貫通孔として形成された拘束部120の開口部120aから樹脂封止部18を形成する樹脂が充填される。そして、貫通孔として形成された拘束部120に充填される樹脂と基板12の一方主面12a上に位置する樹脂とが連続して形成される。
また、図5に示すように、電子部品16の天面16bに形成される開口部120aの径は、実装側主面16aに形成される貫通孔の径よりも大きくなるように断面視テーパ形状となるような貫通孔が形成されている。
なお、拘束部120は、電子部品16を平面視した際に、電子部品16の中央部に形成されるのが望ましい。また、拘束部120は、電子部品16において複数形成されるのが望ましい。
この樹脂封止型電子機器110では、上述の樹脂封止型電子機器10と同様の効果を奏するとともに、次の効果も奏する。
すなわち、第4の実施の形態にかかる樹脂封止型電子機器110において、貫通孔として形成された拘束部120に樹脂が充填されることにより、樹脂封止部18の樹脂と電子部品16との接合強度がさらに増加することから、リフロー処理等による接続電極14の膨張等に起因する電子部品16の浮き上がりの抑制効果をより向上させることができる。
また、樹脂封止型電子機器110では、拘束部120が開口部120aに向かって広くなるような断面視テーパ形状となるように形成されることから、樹脂封止部18の樹脂が拘束部120に充填されやすくなるため、より電子部品16と樹脂封止部18との接合強度が向上する。したがって、本実施の形態にかかる樹脂封止型電子機器110によれば、電子部品16の浮き上がりをより抑制することができる。
加えて、たとえば、樹脂封止型電子機器110では、樹脂封止部18において実装される基板12側とは反対側の面が、研削機を用いて研削され、さらに、電子部品16の天面16bが研削されても、リフロー処理等による接続電極14の膨張等に起因する電子部品16の浮き上がりを抑制することができ、その結果、さらなる樹脂封止型電子機器110の低背化が可能となる。
(電子装置)
上述の実施の形態にかかる樹脂封止型電子機器10,10’,10’’,110は、他の部材に、たとえば、実装基板等に対してはんだ等を介して電気的に接続され、樹脂封止型電子機器10,10’,10’’,110が実装基板等に実装されることで、所望の電子装置を得ることができる。
この電子装置を得るために、樹脂封止型電子機器10,10’,10’’,110を実装基板等に実装する際にリフロー処理等されて、その結果、接続電極14が膨張しても、樹脂封止部18により電子部品16の浮き上がることが抑制されている。したがって、樹脂封止型電子機器10,10’,10’’,110を実装基板等に実装されることにより得られる電子装置は、電子部品16の浮き上がりによる不具合の発生が抑制されていることから、低背化され、かつ信頼性の高い電子装置を得ることができる。
なお、上述の実施の形態における樹脂封止型電子機器10,10’,10’’,110において、電子部品16は、樹脂封止部18により完全に覆われているが、これに限るものではない。すなわち、拘束部20に充填される樹脂と基板12の一方主面12a上に位置する樹脂とが連続して形成されていれば、電子部品16の天面16bの一部が樹脂封止部18より露出されていてもよい。樹脂封止型電子機器10,10’,10’’,110において、少なくとも部分的に、さらなる低背化を可能とすることができる。
また、上述の実施の形態における樹脂封止型電子機器10,10’,10’’では、電子部品16に形成される拘束部20が、断面視凹形状の凹部に形成されているが、これに限るものではなく、開口部20a側に向かって広くなるような断面視テーパ形状に形成されてもよい。
一方、上述の実施の形態における樹脂封止型電子機器110では、電子部品16に形成される拘束部120が、断面視テーパ形状の貫通孔として形成されているが、これに限るものではなく、円柱状に形成されていてもよい。
この発明にかかる樹脂封止型電子機器は、電子部品が樹脂により封止された電子機器であって、薄型化が求められる電子機器に対して好適に用いられる。
10、10’、10’’、110 樹脂封止型電子機器
12 基板
12a 一方主面
14 接続電極
16 電子部品
16a 実装側主面
16b 天面
18 樹脂封止部
20、120 拘束部
20a、120a 開口部

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板の一方主面に接続電極を介して実装される電子部品と、
    前記基板の一方主面において、前記電子部品を樹脂により被覆して形成される樹脂封止部と、
    を含み、
    前記電子部品は、実装側主面および実装側主面に対して反対側の天面を備え、
    前記電子部品の前記実装側主面または前記天面のうち少なくとも一方に、拘束部が形成され、かつ前記拘束部に前記樹脂が充填され、
    前記拘束部に充填される前記樹脂と前記基板の一方主面に位置する前記樹脂とが連続していることを特徴とする、樹脂封止型電子機器。
  2. 前記拘束部が、前記電子部品を平面視した際に、前記電子部品の中央部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂封止型電子機器。
  3. 前記電子部品の前記天面に形成される前記拘束部が、前記接続電極と対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂封止型電子機器。
  4. 前記拘束部が、前記電子部品に複数形成されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の樹脂封止型電子機器。
  5. 前記拘束部が、前記電子部品の前記天面から前記実装側主面に達する貫通孔により形成されることを特徴とする、請求項1、請求項2または請求項4に記載の樹脂封止型電子機器。
  6. 前記拘束部が、前記樹脂の充填される開口部側に向かって広くなるような断面視テーパ形状であることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の樹脂封止型電子機器。
  7. 前記電子部品の前記天面が、前記樹脂封止部から露出していることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の樹脂封止型電子機器。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の樹脂封止型電子機器が、他の部材に実装用電極を介して接続され、実装されていることを特徴とする、電子装置。
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