JP2014191990A - スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のスイッチ装置150は、使用者によって操作される操作部134と、操作部134の操作によって押されるタクタイルスイッチ136を備えたスイッチ装置150であって、操作部134とタクタイルスイッチ136の間に配置された弾性部材128と、タクタイルスイッチ136を支持する支持面120aを有し、タクタイルスイッチ136は弾性部材128と接触する接触面136aを有し、弾性部材128は、タクタイルスイッチ136の接触面136aと接触する接触部128aと、接触部128aを取り囲むように設けられた薄肉部128dと、薄肉部128dを取り囲むように設けられ、薄肉部128dよりも変形しにくい厚肉部128eと、を有する。
【選択図】図10
Description
このように構成された本発明においては、使用者によって操作部に対して過度の力がかかった場合も、弾性部材の第1の部分と第2の部分がそれぞれ変形して、段階的に反力を生じさせるため、耐久性を備えると共に、装置の厚みを抑え、操作感に優れたスイッチ装置を提供することができる。
このように構成された本発明においては、弾性部材を単一の材質で形成しながら、その変形のしやすさに差を設けることができる。
このように構成された本発明においては、弾性部材の各部分の厚みをほぼ同じにしながら、その変形のしやすさに差を設けることができる。
このように構成された本発明においては、支持面により支持された弾性部材の第2の部分が反力を生じ、耐久性を備えると共に、装置の厚みを抑え、操作感に優れたスイッチ装置を提供することができる。
このように構成された本発明においては、使用者がスイッチ装置の操作部を押し込む際に、プッシュスイッチの接触面に力が加わる状態において、弾性部材の第2の部分に力が加わるため、スイッチ装置の耐久性と操作感を両立させることができる。
このように構成された本発明においては、操作部が押し込まれる際に、第1のリブを介して弾性部材の接触部に対して的確に力を伝達することができ、スイッチ装置の耐久性と操作感を両立させることができる。
このように構成された本発明においては、操作部が押し込まれる際に、第1のリブに比較的均等に力がかかるようになるため、スイッチ装置の耐久性と操作感を両立させることができる。
このように構成された本発明においては、第2のリブによって第2の部分に的確に力を伝達することができ、スイッチ装置の耐久性と操作感を両立させることができる。
このように構成された本発明においては、操作部が押し込まれる際に、操作部に偏った力が掛けられた場合であっても確実に第2の部分へ力を伝達することが出来るため、スイッチ装置の耐久性と操作感を両立させることができる。
このように構成された本発明においては、操作部が押し込まれる際に、第1のリブや第2にリブを介して接触部及び第1の部分に対して的確に力を伝達することができ、スイッチ装置の耐久性と操作感を両立させることができる。
このように構成された本発明においては、弾性部材でプッシュスイッチを覆うとともに、支持面に支持された弾性部材が的確に反力を生じさせることができ、スイッチ装置の耐久性と操作感を両立させることができる。
このように構成された本発明においては、スイッチ装置がパブリックトイレに用いられた際の防水性を向上することができる。
このように構成された本発明においては、操作部とケーシング部材とが当接することによって、操作部が所定距離以上押し込まれることを規制し、使用者による過度の押し込み操作をプッシュスイッチに伝達することを抑えることができ、スイッチ装置の耐久性を向上することができる。
まず、図1乃至図3により、本発明の第1実施形態による押しボタン式スイッチ装置及び無線式の送信ユニットを備えた防水性リモコン装置を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による押しボタン式スイッチ装置及び無線式の送信ユニットを備えた防水性リモコン装置をトイレブース内の壁面に設置した状態を示す図であり、図2は、本発明の第1実施形態による押しボタン式スイッチ装置及び無線式の送信ユニットを備えた防水性リモコン装置を前方斜め上方から見た分解斜視図であり、図3は、本発明の第1実施形態による押しボタン式スイッチ装置及び無線式の送信ユニットを備えた防水性リモコン装置を後方斜め上方から見た分解斜視図である。
防水性リモコン装置1は、制御ユニット108を自身の後面側(前面カバー部材の背面側)内部に装着した前面カバー部材12を、壁面4に予め固定された壁面固定部材6に対し、壁面固定部材6の頂部を覆うように上方から嵌合させて壁面固定部材6の下部までの全体を覆うように嵌合させることによって、一体化された箱形状(直方体形状)に形成されるようになっている。
この防水性リモコン装置1は、単独では十分な防水構造を形成していない前面カバー部材12を、単独では十分な防水構造を形成せず且つ壁面4に予め直付け固着された壁面固定部材6に対し、嵌合させることにより、良好な防水構造を完成させ、壁面に組みつけられた状態において防水構造を達成している防水性リモコン装置である。
壁面固定部材6は、壁面に沿った平板状の壁面固定板部6aと、壁面固定板部の上部に形成された背面側受け部6bと、この背面側受け部6b近傍から前方にほぼ水平方向に延びる前出頂面部6cと、壁面固定板部6aの底辺から前方にほぼ水平方向に延びる前出底面部6dと、壁面固定板部6aの右側辺から前方に延びる前出右側面部6eと、壁面固定板部6aの左側辺から前方に延びる前出左側面部6fとを備えている。
壁面固定板部6aは、ねじによりトイレブース3内の壁面4にねじ留め固定されるように形成され、電源配線及び信号配線等が壁面4裏の電源等から制御ユニット108まで有線接続される場合に、これらの配線を通すことができるような配線開口6kを形成している。
前出底面部6dは、前面カバー部材12の下方側から挿入されるネジ14によりネジ留め固定されるように形成されている。
入力ユニット116は、使用者の手指等により押される操作部である押しボタン部134と、この押しボタン部134が押された場合の押し圧力により使用者の押しボタン操作を検出して信号を発生させるプッシュスイッチの一種である、タクタイルスイッチ136と、押しボタン部134とタクタイルスイッチ136との間に配置され、押しボタン部134の受ける荷重のうちタクタイルスイッチ136が受ける荷重を制御するようにタクタイルスイッチ136に一部の荷重を伝達し、それ以外の荷重を外側に逃がすとともに、使用者により押しボタン部134に加えられる過度の荷重に対しては段階的に反力を生じさせるよう、弾性変形する構造を有するように形成された弾性部材128と、を備えている。弾性部材128の詳しい構造については後述する。
電波送信装置30は、押しボタン部134よりも上方に所定距離離間して取付けられている。電波送信装置30が、使用者が手指等で押しボタン部134を押しているときに、その手指等が電波送信装置30の前方にかからないような所定距離だけスイッチ装置押しボタン部134から離間されているので、使用者の手指等が押しボタン部134の前方に(入力ユニット116が壁面4に取付けられている場合の前側に)あるとき、電波送信装置30から送信される電波が使用者の手指等によって妨げられ、通信に不具合が生じることを抑制することができる。
このように、制御ユニット保護カバー10は、前面カバー部材12と組合せて防水構造を形成するように設けられた従来の壁面カバー部材部材とは異なる部材である。
図4は、本発明の第1実施形態による押しボタン式スイッチ装置及び無線式の送信ユニットを備えた防水性リモコン装置を前面カバー部材と壁面固定部材とを嵌合した状態で後方斜め上方から見た斜視図であり、図5は、図4のVI-VI線に沿って見た拡大断面図であり、図6は、図4のVII-VII線に沿って見た部分拡大断面図である。
前面カバー部材12は、自身の内部に壁面固定部材6、制御ユニット108及び制御ユニット保護カバー10を収容しながら奥行き寸法(すなわち壁からの前出寸法)をなるべく小さく抑えるような薄型の形状に形成されている。前面カバー部材12は、自身の内部に壁面固定部材6の大部分を収容できるので、防水性リモコン装置1全体の前出寸法を抑えることができる。
この前面カバー部材12は、壁面固定部材6全体に対して使用者側の前面を覆う前面覆部12aと、壁面固定部材6の前出頂面部6c及び背面側受け部6bを覆うようにほぼ水平方向後方に張り出した頂面覆部12bと、前出底面部6dを下方から覆うように形成された底面覆部12cと、前出右側面部6eを覆う右側面覆部12dと、前出左側面部6fを覆う左側面覆部12eとを備えている。
前面覆部12aは、ほぼ長方形に形成され、中央近傍にスイッチ装置150の弾性部材128を埋め込むことができる円形開口部12fを形成し、頂面覆部12bは、前面覆部12aの背面側の頂部辺から後方に水平に突出して形成され、底面覆部12cは、前面覆部12aの背面側の底部辺から後方に水平に突出して形成され、右側面覆部12dは、前面覆部12aの背面側の右側辺から後方に水平に突出して形成され、左側面覆部12eは、前面覆部12aの背面側の左側辺から後方に水平に突出して形成されている。
このように、前面覆部12aの背面側の4辺から頂面覆部12b、底面覆部12c、右側面覆部12d及び左側面覆部12eが後方に張り出すように形成されているので、前面カバー部材12は、背面側に開放する凹形状に形成され、その背面側に基板120、電池32及び配線等を取付けることができる取付け空間12gを形成している。従って、この取付け空間12g内に、壁面固定部材6の壁面固定板部6a、前出頂面部6c、前出底面部6d、前出右側面部6e及び前出左側面部6fが、外周内側に嵌まり込むように配置できるようになっている。
先ず、前面カバー部材12の底面覆部12cは、その中央部近傍において、ネジ固定部12hを形成しており、このネジ固定部12hにおいてネジ14を下から上に貫通させて壁面固定部材6の前出底面部6dとネジ留め固定できるようになっている。底面覆部12cのネジ固定部12hに取り付けられるネジ14は、防水性リモコン装置1の正面方向、上方向及び/又は左右方向から見えにくく配置されているので、いたずらなどでネジ14をはずされてしまう可能性を低減でき、また、防水性リモコン装置1のパブリック環境において配置された場合の美観がよくなり、意匠性に優れている。さらに、ネジ14によって底面の1箇所を固定すればよいので、仮にネジ14を両側面においてネジ留めする場合のようにネジ留め箇所が2箇所必要になる場合と比べて、取付け者等の施工作業が軽減される。
先ず、壁面固定部材6の背面側受け部6b及び前面カバー部材12の頂面覆部12bについてさらに詳細に説明する。
壁面固定部材6の背面側受け部6bには、壁面固定部材6の前出頂面部6cと壁面固定板部6aとの間において、前出頂面部6cに接続され且つ前出頂面部6cの後方から立ち下がる第1立下り部6gと、第1立下り部6gから横方向に延びる平坦部6hと、平坦部6hの後方から立ち下がる第2立下り部6iと、第2立下り部6iから斜め下方に傾斜して延び且つ壁面固定板部に接続する傾斜部6jとが形成されている。
前面カバー部材12の頂面覆部12bは、ほぼ水平方向に後方に延びる上面壁12iと、この上面壁12iの後端辺から垂下する最も背面側の壁を形成する後端垂下壁12jとを備える。
さらに、後端垂下壁12jは、後端垂下壁12jの左右両端近傍に前面カバー部材12を壁面固定部材6上に嵌合するように位置決めさせる位置決め部12kを形成し、後端垂下壁12jの位置決め部12kより左右方向内側に水の侵入を抑制させる空間を形成する侵入抑制部12lを形成している。
前面カバー部材12の位置決め部12kと壁面固定部材6の背面側受け部6bの第2立下り部6iとの間には、水平方向に見て、比較的狭い幅W1の隙間空間を有する幅狭部13が形成されている。
前面カバー部材12の侵入抑制部12lと第1立下り部6gとの間には、水平方向に見て、位置決め部12kと第2立下り部6iとの間の幅W1よりも広い幅W2の水侵入抑制空間を有する幅広部15が形成されている。この幅広部15の水侵入抑制空間が、比較的広い幅W2の空間を形成するので、毛細管現象による水の内部への浸入がしにくい比較的広い空間が形成されており、矢印Aに示すような、毛細管現象による水の内部への浸入の流れの発生を抑制するようになっている。
従って、水が壁面4に沿って、前面カバー部材12及び壁面固定部材6の嵌合している状態において、前面カバー部材12と壁面固定部材6との間に形成された隙間に達した場合にも、侵入抑制部12lが、防水性リモコン装置1内部への水の浸入を抑制し、より高い防水性を有するようになっている。このとき、位置決め部12k付近で毛細管現象が発生して外部から水が浸入した場合であっても進入抑制部12lよりも防水性リモコン装置1内部への水の浸入を防止するために、進入抑制部12lは位置決め部12kよりも防水性リモコン装置1の内側の隙間空間を形成するように設けることが好ましい。
防水性リモコン装置1がパブリックトイレで使用されるとき、防水性リモコン装置1が頻繁にトイレブースの清掃作業が行われ濡れることも多く、またパブリック環境において使用者も多いため何らかの要因で濡れるような場合にも比較的高い防水性により自身内部への水の浸入を抑制できることが、防水性リモコン装置1の洗浄開始機能を維持する上で有用となっている。
防水性リモコン装置1を最初に設置する施工工事の際に、壁面固定部材6が、公衆トイレなどの、パブリックトイレ空間、各種洗浄装置の設置空間、トイレブース3等の壁面4に固定されている。
次に、防水性リモコン装置1の施工工事をする者、防水性リモコン装置1の設置をする者、防水性リモコン装置1をメンテナンス管理する者等(本発明において「施工者」という用語の意義には、最初の施工工事者の他、最初の施工工事後に、清掃、調整、工事等のさまざまな目的で、前面カバー部材12を壁面固定部材6に取付け又は取外し等する者を広義に含んでいる)は、前面カバー部材12を、トイレブース3等内の壁面4に固定されている壁面固定部材6に、壁面固定部材6を覆うように取付ける。
ここで、前面カバー部材12は、予め制御ユニット108及び制御ユニット保護カバー10が組み込まれて一体の部材に組み立てられている。
施工者は、前面カバー部材12を壁面固定部材6に取り付けた状態で、前面カバー部材12の底面からネジ止めすることで、ネジ14を目立たせないようにして防水性リモコン装置1の意匠性に優れさせ且つ1箇所のネジ止めで確実に固定し、両者を固定する。
このように、施工者は、前面カバー部材12を、壁面固定部材6に取り付けると、前面カバー部材12及び壁面固定部材6が一体化されて、防水性リモコン装置1が完成及び設置された状態となる。防水性リモコン装置1が設置された状態では、防水性リモコン装置1全体のトイレブース3内の壁面4からの前出寸法は、概ね前面カバー部材12の前後方向の長さとなっており、従来の防水性リモコン装置を構成する前面ケース部材、壁面側ケース部材、及びリモコンケースハンガーのうち壁面側ケース部材を省略するように構成されているので、前面カバー部材12を壁面固定部材6に取り付けた状態における防水性リモコン装置1の前出寸法が抑制されている。
施工者は、前面カバー部材12の底面覆部12cからネジ14を取外し、次いで前面カバー部材12を壁面固定部材6の下方から前方及び上方に向かって取り外す。
施工者が、前面カバー部材12を壁面固定部材6から取り外した状態では、施工者の手元に前面カバー部材12及び前面カバー部材12に取付けられている制御ユニット108等があり、トイレブース3内の壁面4には壁面固定部材6が固定されたままである。
施工者は、これら前面カバー部材12及び前面カバー部材12に取付けられている制御ユニット108等を手元で確認しながらメンテナンス(機器の不具合の調整や設定変更など)を簡単に行うことができ、さらに定期的に発生する電池交換についても、電池32が前面カバー部材12側に取付けられているので、施工者は、手元で電池32の交換を容易に行うことが出来る。
このような防水性リモコン装置によれば、前面カバー部材12が壁面固定部材6と嵌合して防水構造を形成する防水性リモコン装置1を完成させ、壁面固定部材6が、従来の後側防水ケース部材とリモコンハンガとを一体化した機能を有し、従来の下防水ケース部材を省略するように構成されているので、前面カバー部材12を壁面固定部材6に取付けた状態における防水性リモコン装置1の前出寸法を抑制することができ、使用者が壁面4から前出する防水性リモコン装置1により怪我をする危険性を抑制して、使用者の使い勝手を向上することができる。
例えば、また、前面カバー部材12は、制御ユニット108を自身に取り付けた状態で壁面固定部材6に着脱自在に取付けられるので、前面カバー部材12及びこれに取り付けられた制御ユニット108を壁面固定部材6から取り外すことによって、制御ユニット108が手元側に来ることになり、施工者が簡単にメンテナンスを行うことができ、施工者の使い勝手を向上することができる。
図9は、本発明の第1実施形態による押しボタン式スイッチ装置における押しボタン部134、弾性部材128及びタクタイルスイッチ136を防水性リモコン装置を完成した状態で、使用者が押しボタン部134を操作していない状態、すなわち初期状態を拡大した側面断面により示す、部分拡大側面断面図である。図10乃至図12は、図9に示す初期状態から、徐々に使用者によって押しボタン部134が押し込まれる過程を、それぞれ拡大した側面断面により示す、部分拡大側面断面図である。図10は使用者が押しボタン部134を軽く押し込んで弾性部材128の薄肉部128dが変形し、タクタイルスイッチ136がON状態となった状態を示している。図11は使用者がさらに押しボタン部134を押し込んで、弾性部材128の厚肉部128eが変形した状態を示している。図12は使用者がさらに押しボタン部134を押し込んで、押しボタン部134が前面カバー部材12に当接した状態を示している。
押しボタン部134は、使用者の手指等により押される荷重が直接かかる操作部であり、パブリック環境(公衆トイレなどの環境)において防水性リモコン装置1が使用されることを想定しているので、強く押される或いは叩かれたりすることも想定され、例えば、成人男性が強く押した場合でも膨大な回数の使用回数に耐えることが要求されている。押しボタン部134は、その外周縁134aが前面カバー部材12の前面覆部12aに形成された円形開口部12fの上方において、押しボタン部134と円形開口部12fとの間に若干の隙間を形成するように位置決めされている。押しボタン部134が非常に大きな荷重を受ける場合には、押しボタン部134の外周縁134aが前面カバー部材12の円形開口部12fに当接して、押しボタン部134が受ける荷重を前面カバー部材12に逃がすとともに、押しボタン部134のそれ以上の押し込みを規制するようになっている。
弾性部材128は、中心近傍のタクタイルスイッチ136の上部に形成される接触部128aと、その上面において押しボタン部134と当接可能となっている第1環状リブ128bと、第1環状リブ128bよりも外側に環状に形成され且つその上面において押しボタン部134と当接する第2環状リブ128cと、弾性部材128の厚みを比較的薄くしている薄肉部128dと、弾性部材128の厚みを比較的厚くしている厚肉部128eと、外縁に形成された外縁部128fとを備えている。
第1環状リブ128bは、接触部128aの周囲から押しボタン部134に向かって延びる(すなわち上方に向けて立ち上がる)環状に形成された部分であり、押しボタン部134が操作された際に下方から当接するようになっている。
第2環状リブ128cは、薄肉部128dの周囲から押しボタン部134に向かって延びる(すなわち上方に向けて立ち上がる)環状に形成された部分であり、押しボタン部134が初期状態から操作中を通して押しボタン部134に下方から当接している。第2環状リブ128cによって押しボタン部134をがたつきの発生を抑制するように安定して支持することができる。さらに、第2環状リブ128cは、第1環状リブ128bよりも外側に形成されているので、押しボタン部134から第2環状リブ128cに伝わる荷重が、外側に向かって伝達しやすくなっており、外側に荷重を逃がす役割も有している。
なお、第1環状リブ128bと第2環状リブ128cはそれぞれ上面から見て円環状であることが好ましいが、スイッチ装置の形状等によっては、多角形であってもよく、また途中に切れ目が入った不連続な環であってもよい。
厚肉部128eは、第2環状リブ128cの外周から外側に張り出して延びた後、支持面120aまで延び(すなわち垂下して)、基板上に設置される外縁部128fに接続される部分である。薄肉部128dが環状に広がっているため、薄肉部128dの外周から支持面120aにまで延びる略円筒形の部分を有している。厚肉部128eは薄肉部128dよりも厚く形成されており、薄肉部128dよりも変形しにくくなっている。弾性部材128の形状をこのようにすることで、タクタイルスイッチ136や支持面120aに対して加重が過剰に伝達することを防止し、動作に必要なだけの荷重を安定して伝達することができる。リブが環状であることによって、押しボタン部134の中心から外れた箇所が使用者によって操作された場合であっても、タクタイルスイッチ136に対して、比較的均一な加重を伝達することが出来る。このため、操作感と耐久性を両立させることが可能となる。
外縁部128fは、厚肉部128eの略円筒形の部分の下端に接続し、弾性部材128の環状の外縁を形成し、この外縁部128fは、前面カバー部材12と制御ユニット108の基板120との間に設置され、弾性部材128の受ける荷重のうち一部を外縁部128fから基板120に伝達するように設けられている。タクタイルスイッチ136を支持している基板120の支持面120aに、弾性部材128の外縁部128fが接触して、弾性部材128は支持面120aに支持される。外縁部128fとこの支持面120aとは水密に接しており、外部からタクタイルスイッチ136に向かって水が浸入することを防いでいる。
使用者が押しボタン部134を押す荷重を発生させると、押しボタン部134が基板120方向に押されて、先ず、第2環状リブ128cが基板120方向に荷重を受け、厚肉部128eに荷重が伝達する。続いて、第1環状リブ128bが基板120に向かって押されるように移動し、この移動に伴って接触部128aが基板120方向に押されてタクタイルスイッチ136を押してON状態にする。図10にこの状態を示す。このとき、弾性部材128の厚肉部128eと薄肉部128dの両方で荷重を受けるが、使用者が押しボタン部134を押す荷重の大きさが比較的小さいため、まず変形しやすい薄肉部128dが撓み始め、第1環状リブ128bから入力される荷重の大きさが増大するにつれて薄肉部128dの撓みも大きくなり、荷重を外側に逃がすようになっている。一方、この状態で、使用者が押しボタン部134を操作する際に生じる反力は、主に薄肉部128dの撓みに起因するものであり、後述する厚肉部128eの撓みに起因する反力によりも弱い反力である。このため、使用者が押しボタン部134を軽く押し込むことでリモコン装置を動作させることができ、操作感も良い。
薄肉部128dの長さ、すなわち、第1環状リブ128bと第2環状リブ128cとの間の距離l2を離すと、薄肉部128dは変形しやすくなる。逆に、距離l2が近い場合、薄肉部128dは変形しにくくなる。求められる使用感と耐久性に応じて、距離l1と距離l2とのバランスを調整することが好ましい。
これに対し、本発明の薄肉部128dの外側に第2環状リブ128cが形成されている構成によって、第2環状リブ128dが押しボタン部134から受けた荷重が、第2環状リブ128cから厚肉部128eを介して外縁部128fに伝達され、外側に荷重が逃がされるようになっている。
仮に、薄肉部128dと厚肉部128eとを同じ材質で均等の厚さに形成すると、薄肉部128dと厚肉部128eとのそれぞれの長さに応じてしか荷重の分散をすることができない。
これに対し、本発明の薄肉部128dと厚肉部128eとは、同じ材質で異なる肉厚に形成され、このように肉厚に差をつけることで、押しボタン部134の押し込み量に対する反力が段階的に変化させることができる。
さらに、このような弾性部材128の構造によって、想定されたよりも非常に大きな荷重を受ける場合には、押しボタン部134から弾性部材128に荷重が伝達されるのみならず、押しボタン部134の外周縁134aが円形開口部12fに当接して、押しボタン部134が受ける荷重を前面カバー部材12にも逃がすので、押しボタン部134が受ける荷重がタクタイルスイッチ136に過剰に伝達されてタクタイルスイッチ136が損傷、故障等をすることを抑制することができ、耐久性が向上する。
そして、このような弾性部材128の構造によって、使用者が軽く押しボタン部134を押し込んでも的確にタクタイルスイッチをON状態にすることができ、さらに押しボタン部134を押し込んだ場合も段階的に反力が強まるため、操作感も向上する。
便器洗浄装置2の制御部(図示せず)は、洗浄開始命令を受信すると、便器洗浄装置2の便器洗浄動作を開始させる。
上述した本発明の第1実施形態による押しボタン式スイッチ装置によれば、使用者が押しボタン部134を操作して、押し込んだ場合に、タクタイルスイッチ136に一部の荷重を伝達し、それ以外の荷重を外側に逃がしてタクタイルスイッチ136が受ける荷重を制御するとともに、使用者により押しボタン部134に加えられる荷重に対して、段階的に反力を生じさせる。このため、パブリックトイレのように様々な使用者が様々な力で操作することが想定されるリモコン装置の押しボタン式スイッチ装置においても、タクタイルスイッチ136に過度の荷重が伝わることを防いで耐久力を向上させると共に、使用者が軽く押しボタン部134を押し込んでも的確にタクタイルスイッチ136をON状態にすることができ、さらに押しボタン部134を押し込んだ場合も段階的に反力が強まり、操作感に優れたスイッチ装置を提供することができる。
図13は、本発明の第2実施形態による押しボタン式スイッチ装置における押しボタン部、弾性部材及びタクタイルスイッチを、防水性リモコン装置が完成された状態でこれらの上部部分を拡大して側面断面により示す、部分拡大側面断面図である。後述するように、第2実施形態による押しボタン式スイッチ装置の弾性部材は、第1実施形態による押しボタン式スイッチ装置の弾性部材と比べて、第1の部分と第2の部分とでその厚みがほぼ同じである点と、第1の部分と第2の部分とで異なる材質を用いる点が異なり、その他については第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
防水性リモコン装置は、パブリックの現場において、例えば、使用頻度が非常に高い場所に設置されるような場合には、電池交換などのメンテナンスの手間を極力減らすため、電源配線及び信号配線等を壁内から直接リモコン内まで配線するような有線式の配線を有するようにしてもよい。この場合、タクタイルスイッチ136がON状態となったことに基づいて、防水性リモコン装置から有線信号を便器洗浄装置2の受信装置(図示せず)に送信し、この信号を受信した便器洗浄装置2が便器洗浄を行う。有線式の配線により、防水性リモコン装置に対して、外部電源からの電気が電気配線から提供されるので、電池の取替えの手間をなくすことができる。
2 便器洗浄装置
3 トイレブース
4 壁面
6 壁面固定部材
6a 壁面固定板部
6b 背面側受け部
6c 前出頂面部
10 制御ユニット保護カバー
12 前面カバー部材
12a 前面覆部
12b 頂面覆部
12h ネジ固定部
12i 上面壁
12j 後端垂下壁
12l 侵入抑制部
13 幅狭部
14 ネジ
15 幅広部
30 電波送信装置
32 電池
108 制御ユニット
116 入力ユニット
118 送信ユニット
120 基板
120a 支持面
128 弾性部材
128a 接触部
128b 第1環状リブ
128c 第2環状リブ
128d 薄肉部
128e 厚肉部
128f 外縁部
128g 第1の材質の部分
128h 第2の材質の部分
134 押しボタン部
134a 外周縁
136 タクタイルスイッチ
136a 接触面
150 スイッチ装置
A 矢印
l1 距離
l2 距離
W1 幅
W2 幅
Claims (13)
- 使用者によって操作される操作部と、
前記操作部の操作によって押されるプッシュスイッチを備えたスイッチ装置であって、
前記操作部と前記プッシュスイッチの間に配置され、前記操作部の操作に伴って弾性変形する弾性部材と、
前記プッシュスイッチを支持する支持面を有し、
前記プッシュスイッチは前記弾性部材と接触する接触面を有し、
前記弾性部材は、前記プッシュスイッチの接触面と接触する接触部と、
前記接触部を取り囲むように設けられた第1の部分と、
前記第1の部分を取り囲むように設けられ、第1の部分よりも変形しにくい第2の部分と、を有することを特徴とするスイッチ装置。 - 前記弾性部材の前記第1の部分と前記第2の部分は同じ材質で形成され、前記第2の部分は前記第1の部分よりも肉厚に構成される、請求項1に記載のスイッチ装置。
- 前記弾性部材の前記第1の部分と前記第2の部分は異なる材質で形成され、前記第2の部分を形成する材質は、前記第1の部分を形成する材質よりも高い弾性係数を有する、請求項1に記載のスイッチ装置。
- 前記弾性部材の前記第2の部分は、前記弾性部材の前記第1の部分の周囲から前記支持面まで延びている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスイッチ装置。
- 前記操作部が操作されて所定距離だけ押し込まれた場合、前記接触部が前記プッシュスイッチに接触した状態で、前記第2の部分が変形していることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスイッチ装置。
- 前記弾性部材は、前記弾性部材の前記接触部の周囲に、前記操作部に向かって延びる第1のリブを有する、請求項1乃至5の何れか1項に記載のスイッチ装置。
- 前記第1のリブは環状に形成されている、請求項6に記載のスイッチ装置。
- 前記弾性部材の前記第2の部分が、前記操作部に向かって延びる第2のリブを有する、請求項1乃至7の何れか1項に記載のスイッチ装置。
- 前記第2のリブは環状に形成されている、請求項8に記載のスイッチ装置。
- 前記弾性部材の前記接触部及び前記第1の部分は円形である、請求項1乃至7の何れか1項に記載のスイッチ装置。
- 前記弾性部材の前記第2の部分は、前記第1の部分の外周から、前記支持面に向かって延びている略円筒形である、請求項10に記載のスイッチ装置。
- 前記弾性部材の前記第2の部分は、前記支持面と当接する外縁部に接続し、前記弾性部材の前記外縁部と前記支持面が水密に接していることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載のスイッチ装置。
- 前記スイッチ装置はさらにケーシング部材を有し、前記プッシュスイッチがケーシング部材に取り囲まれ、前記操作部が操作されて所定距離だけ押し込まれた場合、前記操作部の一部が前記ケーシング部材と当接して、前記操作部のそれ以上の押し込みを規制することを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載のスイッチ装置。
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2013
- 2013-03-27 JP JP2013066409A patent/JP6187741B2/ja active Active
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