JP2023031557A - リモコン装置 - Google Patents

リモコン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023031557A
JP2023031557A JP2021137112A JP2021137112A JP2023031557A JP 2023031557 A JP2023031557 A JP 2023031557A JP 2021137112 A JP2021137112 A JP 2021137112A JP 2021137112 A JP2021137112 A JP 2021137112A JP 2023031557 A JP2023031557 A JP 2023031557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
remote control
control device
cover
toilet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021137112A
Other languages
English (en)
Inventor
由希也 青木
Yukinari Aoki
貴志 岩永
Takashi Iwanaga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2021137112A priority Critical patent/JP2023031557A/ja
Publication of JP2023031557A publication Critical patent/JP2023031557A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

【課題】リモコン装置の背面のデザイン性の低下を抑制しつつ、電池収容部への浸水を抑制することができるリモコン装置を提供することを目的とする。【解決手段】トイレ室に着脱可能に設置される、トイレ装置を遠隔操作するためのリモコン装置であって、電池を収容可能な電池収容部を有するケースと、前記電池収容部を覆うカバーと、前記ケースと前記カバーとの間に設けられるシール部材と、前記カバーを前記ケースに係止する係止機構と、を備え、前記係止機構は、前記カバーに設けられた係合部と、前記ケースに設けられ、前記係合部と係合可能な被係合部と、前記係止機構の一部を変形させて前記係合部と前記被係合部との係合を解除するための操作部と、を含み、前記操作部は、前記ケースの底面に設けられることを特徴とするリモコン装置が提供される。【選択図】図9

Description

本発明の態様は、一般的に、リモコン装置に関する。
トイレ装置を遠隔操作するためのリモコン装置は、トイレ室内の所定位置(例えば壁面など)に着脱可能に設置されることがある。また、近年、トイレ装置の機能の数が増加する中で、リモコン装置に設けられるスイッチ数も増加しており、リモコン装置の背面にスイッチが配置される場合も増えてきている。
一方、リモコン装置には、電池を収容する電池収容部が設けられ、電池収容部を覆う電池カバーが、リモコン装置の背面に設けられることがある。例えば電池カバーの着脱にあたって、U字型形状のフック方式が採用されたものが知られている(例えば特許文献1)。また、電池カバーの着脱には、フック方式ではなく、スライド方式が採用される場合もある(例えば特許文献2)。
特開2010-196446号公報 特開2005-204271号公報
リモコン装置の背面の形状が複雑になるとデザイン性が低下する恐れがある。また、着脱可能なリモコン装置においては、電池収容部への浸水を抑制することが望まれる。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、リモコン装置の背面のデザイン性の低下を抑制しつつ、電池収容部への浸水を抑制することができるリモコン装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、トイレ室に着脱可能に設置される、トイレ装置を遠隔操作するためのリモコン装置であって、電池を収容可能な電池収容部を有するケースと、前記電池収容部を覆うカバーと、前記ケースと前記カバーとの間に設けられるシール部材と、前記カバーを前記ケースに係止する係止機構と、を備え、前記係止機構は、前記カバーに設けられた係合部と、前記ケースに設けられ、前記係合部と係合可能な被係合部と、前記係止機構の一部を変形させて前記係合部と前記被係合部との係合を解除するための操作部と、を含み、前記操作部は、前記ケースの底面に設けられることを特徴とするリモコン装置である。
このリモコン装置によれば、操作部が底面に設けられるため、操作部が背面に設けられる場合に比べて、リモコン装置の背面のデザイン性の低下を抑制しつつ、シール部材により、電池収容部内への浸水を抑制できる。
第2の発明は、第1の発明において、前記被係合部は、前記操作部の操作によって上方に変形可能であることを特徴とするリモコン装置である。
このリモコン装置によれば、操作部の操作によって、容易にカバーをケースから取り外すことができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記被係合部は、上下方向と交差する方向における両端を有し、少なくとも前記両端において支持されることを特徴とするリモコン装置である。
このリモコン装置によれば、被係合部が両端において支持されることにより、両端のうちの一方だけが支持される場合に比べて、強度を高め破損を抑制することができる。
第4の発明は、第2または第3の発明において、前記操作部は、上方に向けて凹んだ凹部と、前記凹部から下方に突出する突出部と、を有することを特徴とするリモコン装置である。
このリモコン装置によれば、操作部を押すように使用者を誘導するとともに、操作性を向上させることができる。
本発明の態様によれば、リモコン装置の背面のデザイン性の低下を抑制しつつ、電池収容部への浸水を抑制することができるリモコン装置が提供される。
実施形態に係るリモコン装置を有するトイレ室を例示する斜視図である。 実施形態に係るリモコン装置を例示する斜視図である。 実施形態に係るリモコン装置を例示する斜視図である。 実施形態に係るリモコン装置を例示する斜視図である。 実施形態に係るリモコン装置を例示する分解斜視図である。 実施形態に係るリモコン装置のカバーを例示する斜視図である。 実施形態に係るリモコン装置のケースの一部を例示する斜視図である。 実施形態に係るリモコン装置のケースの一部を例示する斜視図である。 図9(a)及び図9(b)は、実施形態に係るリモコン装置を例示する斜視図及び平面図である。 実施形態に係るリモコン装置を例示する断面図である。 実施形態に係るリモコン装置を例示する断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係るリモコン装置を有するトイレ室を例示する斜視図である。
リモコン装置10は、トイレ室TR内のトイレ装置100とともに用いられ、トイレ装置100を遠隔操作するためのリモコン装置である。リモコン装置10は、トイレ室TR内の所定位置に着脱可能に設置される。例えば、リモコン装置10はトイレ室TRの壁面に対して、トイレ装置100の使用者が取り外し可能に設けられる。より具体的には、図1に例では、リモコン装置10は、便蓋126を背にしてトイレ装置100に着座した使用者の右側方に位置するトイレ室TRの壁面TR1に設けられている。
リモコン装置10は、複数のスイッチ42(操作ボタン)を含む。各スイッチ42は、例えば押し下げ操作が可能な押しボタンやタッチパネルである。リモコン装置10は、各スイッチ42の操作を検出し、操作されたスイッチ42に応じた無線信号をトイレ装置100に送信する。トイレ装置100は、リモコン装置10から送信された無線信号を受信し、その無線信号に応じた制御を実行する。このように、リモコン装置10は、使用者の操作に応じて、所定の動作の実行をトイレ装置100に指示し、トイレ装置100を遠隔操作する。
トイレ装置100は、洋式腰掛便器110(以下、便器110とする)と、その上に設けられた便座ユニット120と、を有する。
便器110は、ボウル部112を有する。ボウル部112は、便器110の上面110aよりも凹んだ凹状である。ボウル部112は、使用者から排泄された汚物や尿などを受ける。また、ボウル部112は、内部に水を貯留し、排水管から悪臭や害虫類などが室内に侵入することを防ぐ。
便座ユニット120は、本体部122と、便座124と、便蓋126と、を有する。便座124と便蓋126とは、本体部122に対して開閉可能にそれぞれ軸支されている。図1では、便蓋126が開いた状態を表している。便蓋126は、閉じた状態において便座124の上方を覆う。なお、便蓋126は、必ずしも設けられていなくてもよい。
便座ユニット120は、例えば衛生洗浄機能と、便座暖房機能と、を有する。衛生洗浄機能は、便座124に座った使用者の「おしり」などを洗浄する洗浄動作を行う機能である。便座暖房機能は、ヒータによって便座124の着座面を適温に温める便座加熱動作を行う機能である。また、便座ユニット120は、局部乾燥機能や、脱臭機能を有していてもよい。局部乾燥機能は、ファンやヒータ等によって、便座124に座った使用者の「おしり」などに温風を吹き付けることにより、衛生洗浄によって濡れた「おしり」などを乾燥させる機能である。脱臭機能は、また、ファンや脱臭フィルタによって、ボウル部112内の空気を吸い込んで脱臭する機能である。
衛生洗浄機能では、例えば、使用者によるリモコン操作に応じて、人体局部に向けて洗浄水を吐水するノズル130を本体部122から便器110のボウル部112内に進出させる。そして、ノズル130の先端付近に設けられた吐水口から洗浄水を噴射する。これにより、使用者の「おしり」などを洗浄することができる。ノズル130は、衛生洗浄機能を実行していない状態では、本体部122内に収納される。
また、衛生洗浄機能は、例えば、使用者の「おしり」に向けて洗浄水を噴射するおしり洗浄機能と、女性局部に向けて洗浄水を噴射するビデ洗浄機能と、を含む。衛生洗浄機能では、冷水のみならず、ヒータによって加熱した温水を洗浄水として吐水口から噴射することもできる。
図2は、実施形態に係るリモコン装置を例示する斜視図である。
リモコン装置10は、トイレ室TRの壁面等の所定位置に直接的または間接的に取り付けられる。例えば、リモコン装置10は、壁面TR1に固定された支持部材(ハンガーなど)を介して支持され、その支持部材に対して取り外し可能である。この例では、リモコン装置10は、ハンガー20(支持部材)に着脱可能に取り付けらる。
例えば、壁面TR1には、リモコン装置10を取り付けるためのハンガー20が設けられる。ハンガー20は、ネジなどの任意の固定手段によって、トイレ室TRの壁面等に固定されている。図2は、ハンガー20からリモコン装置10を取り外した状態を示す。言い換えれば、図2は、壁面TR1からリモコン装置10を取り外した状態を示す。
例えば、ハンガー20には、支持部21と、支持部21から上方に突出した凸部22と、が設けられる。後述するように、リモコン装置10のケースの背面には凸部22と係合する溝が設けられており、その溝に凸部22が挿入される。これにより、リモコン装置10のハンガー20に対する位置が規定され、リモコン装置10は、支持部21によって支持される。このようにして、リモコン装置10をハンガー20に取り付けることができる。
なお、実施形態において、リモコン装置10をトイレ室TR内に取り付ける方法は、上記に限らず、リモコン装置10をトイレ室TR内の所定位置に着脱可能に取付可能な任意の方法でよい。例えば、マグネットなどを利用してもよい。リモコン装置10が着脱可能に設置された状態は、例えば、トイレ装置100の使用者が、リモコン装置10を所定位置から手に取ることができる状態である。これにより、使用者は、リモコン装置10を手持ち操作することも可能である。
また、実施形態においてリモコン装置10が設置される所定位置は、必ずしも壁面に限らない。例えば、リモコン装置10は、トイレ室内に設けられたキャビネットなどに設置されてもよい。リモコン装置10の設置位置は、トイレ装置100を遠隔操作可能なトイレ室内の任意の位置でよい。
図3及び図4は、実施形態に係るリモコン装置を例示する斜視図である。
図3は、リモコン装置10を前方から見た斜視図であり、図4は、リモコン装置10を後方から見た斜視図である。なお、本願明細書においては、リモコン装置10の手前側(リモコン装置10の正面が向く方向)を「前方」としている。すなわち、この例において「前方」は、リモコン装置10が壁面TR1に取り付けられた状態(図1)において、壁面TR1からトイレ室TRの内側へ向かう方向である。また、「後方」、「右側方」、「左側方」、「上方」、「下方」は、それぞれ、前方を向いて立った使用者から見た方向である。例えば、「上方」、「下方」は、それぞれ、ハンガー20に取り付けられた状態のリモコン装置10の上方、下方に相当する。
リモコン装置10は、ケース11(筐体)を有する。ケース11の内部には、スイッチ42の操作を検知する回路や、スイッチ42の操作に応じた無線信号を送信するための通信モジュール、リモコン装置10の動作を制御する制御回路基板(例えばマイコンを含む)などが収納されている。なお、リモコン装置10とトイレ装置100との通信は、赤外線式や電波式など任意の方式でよい。
例えば図3に表したように、ケース11は、前方を向く正面11f、上方を向く上面11c、下方を向く底面11b、左側方を向く左側面11h、右側方を向く右側面11mを有する。また、図4に表したようにケース11は、後方を向く背面11rを有する。
この例では、ケース11の正面11fは、左右方向に長い略矩形状である。すなわち、図3に表したように、正面11fの左右方向の長さL1は、上下方向の長さL2よりも長い。同様に、背面11rも左右方向に長い略矩形状である。上面11c、底面11b、左側面11h、右側面11mのそれぞれの幅(前後方向の長さL3)は、長さL1よりも短く、長さL2よりも短い。すなわち、正面及び背面のそれぞれは、例えば他の面(上面、底面、左側面及び右側面のそれぞれ)よりも広い面である。
図3に表したように、ケース11の正面11fには、複数のスイッチ42が設けられている。例えば、正面11fには、使用者が立った状態よりも座った状態において使用頻度が高いスイッチが配置される。例えば、正面11fに設けられるスイッチ42としては、ノズル130からの吐水を実行するためのおしりスイッチやビデスイッチ、ノズル130からの吐水を停止させるための止スイッチ、局部乾燥機能を実行するための乾燥スイッチ、脱臭機能を実行するための脱臭スイッチ、ノズル130の吐水口の位置を変更するための洗浄位置調整スイッチ、ノズル130からの水の勢いを変更するための水勢調整スイッチ、便座や温水の温度設定スイッチなどが挙げられる。
図3または図4に表したように、ケース11の上面11cには、複数のスイッチ42が設けられている。例えば、上面11cには、使用者が座った状態よりも立った状態において使用頻度が高いスイッチが配置される。例えば、上面11cに設けられるスイッチ42としては、便蓋126を電動で開閉させるための便蓋開閉スイッチ、便座124を電動で開閉させるための便座開閉スイッチ、ボウル部112に洗浄水を供給してボウル部112内の汚物等を排水管に流すための便器洗浄スイッチなどが挙げられる。また、この例では、上面11cには、トイレ装置100との通信のための赤外線を透過させる投光窓11wが設けられている。
図4に表したように、ケース11の背面11rには、複数のスイッチ42が設けられている。例えば、背面11rには、正面11fや上面11cに配置されたスイッチ42よりも使用頻度の低いスイッチが配置される。例えば、背面11rに設けられるスイッチとしては、時刻設定スイッチ、節電モードなどの動作モード設定スイッチ、リモコン装置10やトイレ装置100をメンテナンスするときのメンテナンススイッチが挙げられる。なお、図3及び図4に関して説明した各スイッチ42の種類(機能)、数、配置、及び形状は、一例であり、上記に限らない。
また、一部の図示を省略したが、ケース11の各面(例えば各スイッチ42)には、各スイッチ42の機能を表す表示43(例えば図3参照)が設けられてもよい。この表示は、例えば文字、絵文字または記号である。表示には、印刷、凹凸、表示装置(LEDなどの発光素子、液晶、有機ELなど)を用いることができる。例えば、リモコン装置10の上下は、正面11fに設けられた表示の上下に対応する。
背面11rには、底面11bから上方に延びる溝11gが設けられている。溝11gは、ケース11の右側及び左側のそれぞれに設けられている。これら2つの溝11gのそれぞれには、図2に示したハンガー20の凸部22が挿入可能である。これにより、ケース11は、ハンガー20を介して壁面TR1などのトイレ室内の所定位置に着脱可能に設置される。すなわち、リモコン装置10を取り付ける際には、溝11gに凸部22を挿入するようにして、リモコン装置10をハンガー20上に載置する。リモコン装置10を取り外す際には、溝11gから凸部22を外すように、リモコン装置10を上方へ引き抜く。
図4に表したように、背面11rには、カバー30が取り付けられている。カバー30がケース11に取り付けられた状態において、カバー30の背面31rの少なくとも一部は、ケース11の背面11rの少なくとも一部と例えば面一である。また、カバー30がケース11に取り付けられた状態において、カバー30の底面31bの少なくとも一部は、ケース11の底面11bの少なくとも一部と例えば面一である。なお、面一とは、2つの面が厳密に段差無く並ぶ場合のみならず、例えば0.5mm程度以下の僅かな段差を生じる場合を含んでもよい。
図5は、実施形態に係るリモコン装置を例示する分解斜視図である。
リモコン装置10は、ケース11とシール部材50とカバー30とを有する。図5は、ケース11からカバー30とシール部材50とを取り外した状態を表す。
ケース11は、電池収容部14を有する。電池収容部14は、リモコン装置10を駆動するための電力を供給する電池を収容可能である。電池収容部14は、ケース11に設けられた凹部である。より具体的には、この例において、ケース11の背面11rには、カバー30が嵌め込まれる凹部13が設けられている。凹部13は、ケース11の底面11bまで延びている。凹部13の内部において、電池収容部14として、さらに凹部が設けられている。
カバー30は、後述の係止機構60により、電池収容部14を覆うようにケース11に取り付けられる。カバー30をケース11に取り付けた状態において、シール部材50は、ケース11とカバー30との間に設けられる。これにより、シール部材50は、電池収容部14への水の侵入を抑制する。シール部材50によって、カバー30とケース11との間の隙間の少なくとも一部が埋められる。シール部材50は、例えば略矩形であり、凹部13内に配置され、電池収容部14の少なくとも一部(例えば全体)を後方から覆う。
例えば、シール部材50は、弾性を有し、カバー30によってケース11に押しつけられ圧縮される。シール部材50には、ゴムまたは樹脂などを用いることができる。より具体的には、シール部材50としてゴムパッキンやスポンジパッキンを用いることができる。なお、シール部材という範囲は、電池収容部14を完全に密閉するもののみならず、電池収容部14への水の侵入を抑制可能な部材であればよい。
図6は、実施形態に係るリモコン装置のカバーを例示する斜視図である。
カバー30は、例えば断面略L字状である。カバー30は、左右に延びる底板部31と、底板部31から上方に延びる背板部32と、を有する。カバー30をケース11に取り付けた状態においては、底板部31の底面は、リモコン装置10の底面の一部を形成し、背板部32の背面は、リモコン装置10の背面の一部を形成する。
底板部31は、右側部31mと左側部31hとに分かれている。右側部31mと左側部31hとの間には、隙間31gが設けられている。背板部32の前面側には、シール部材50が配置される略矩形の凹部32c(パッキン取付溝)が設けられている。
リモコン装置10は、カバー30をケース11に係止する係止機構60を有する。係止機構60は、カバー30に設けられた係合部(例えば爪状の凸部)と、ケース11に設けられた被係合部(例えば凹部)と、を有する。これらの係合部と被係合部とが、係合することで、カバー30は、ケース11に着脱可能に係止される。
より具体的には、図6に表したように、この例ではカバー30に2つの係合部61m、61hが設けられている。係合部61mは、右側部31mの左端の前端に位置する。係合部61hは、左側部31hの右端の前端に位置する。係合部61m、61hは、隙間31gの両端に配置されている。この例では、係合部61m、61hは、底板部31から上方に突出した爪状の凸部である。係合部61m、61hは、上端側が後方に傾斜した傾斜面を有する。
また、係止機構60は、カバー30に設けられた挿入リブ62a、62b、62c、62dを有する。挿入リブ62aは、背板部32の右端に位置し、背板部32から上方及び前方に突出している。挿入リブ62b、62cは、背板部32の略中央に位置し、背板部32から上方に突出している。挿入リブ62dは、背板部32の左端に位置し、背板部32から上方及び前方に突出している。
なお、カバー30の材料には、樹脂を用いることができる。例えば、カバー30、係合部61m、61h、及び挿入リブ62a、62b、62c、62dは、樹脂によって一体成形されている。カバー30は、複数の部品や複数の材料が組み合わされたものでもよい。例えば、一部に金属が用いられていてもよい。
図7及び図8は、実施形態に係るリモコン装置のケースの一部を例示する斜視図である。
図7は、凹部13及び電池収容部14の近傍を拡大して表す。図7に表したように、ケース11には、被係合部63が設けられている。被係合部63は、凹部13内において、電池収容部14の下方に位置する。図8は、下方から見た被係合部63の近傍を拡大して表す。
被係合部63は、係合部61m、61h(図6参照)と係合可能である。より具体的には、被係合部63は、左右方向に延びる板部64と、板部64に設けられた爪受け入れ部65m、65hと、を有する。図8に表したように、爪受け入れ部65m、65hは、板部64から上方に凹んだ凹部である。爪受け入れ部65m、65hは、それぞれ、爪状の係合部61m、61hを受け入れ、係合部61m、61hと係合可能に設けられている。
また、係止機構60は、操作部66を有する。操作部66は、係止機構60の一部を変形させて、係合部61m、61hと、被係合部63との係合を解除するための機構である。使用者は、操作部66を操作することで、ケース11からカバー30を取り外すことができる。例えば、操作部66は、被係合部63に直接的または間接的に接続されており、操作部66に加えられた力が被係合部63に伝達されることで、被係合部63を変形させることができる。
この例では、操作部66は、被係合部63の板部64の左右方向の略中央から下方に突出した凸部である。操作部66は、爪受け入れ部65hと、爪受け入れ部65mと、の間に位置する。言い換えれば、操作部66の左右の両端に隣接するように、爪受け入れ部65h、65mが配置されている。
使用者が操作部66を操作することで、被係合部63が変形する。より具体的には、使用者が操作部66を上方に押すことにより、板部64は弾性変形によって上方に撓むことができる。この例では、図7に表したように、ケース11には、電池収容部14の下方に、左右に延びるスリット13sが設けられている。これにより、板部64が形成されている。スリット13sによって、板部64の上下方向の厚さを薄くし、板部64を上方向に撓みやすくすることができる。
また、図7に表したように、係止機構60は、ケース11に設けられたリブ挿入部67a、67b、67c、67dを有する。リブ挿入部67a、67b、67c、67dは、それぞれ、挿入リブ62a、62b、62c、62dを挿入可能に設けられている。リブ挿入部67aは、凹部13の右端の上端に位置する凹部(穴)である。リブ挿入部67b、67cは、凹部13の上端の略中央に位置する凹部(穴)である。リブ挿入部67dは、凹部13の左端の上端に位置する凹部(穴)である。
なお、ケース11の材料には、樹脂を用いることができる。例えば、ケース11の一部、被係合部63、及びリブ挿入部67a、67b、67c、67dは、樹脂によって一体成形されている。ケース11は、複数の部品や複数の材料が組み合わされたものでもよい。例えば、一部に金属が用いられていてもよい。
図9(a)及び図9(b)は、実施形態に係るリモコン装置を例示する斜視図及び平面図である。
図9(a)は、カバー30をケース11に取り付けた状態において、リモコン装置10を下方側から見た斜視図であり、図9(b)は、下方側から見た平面図である。図9(a)及び図9(b)に表したように、操作部66は、ケース11の底面11bに設けられている。
図10は、実施形態に係るリモコン装置を例示する断面図である。
図10は、図9(b)に示したA-A線断面を表す。図10に表したように、係合部61mと、被係合部63とが係合しており、カバー30のケース11に対する動きが規制されている。
より具体的には、爪状の係合部61mが、被係合部63の爪受け入れ部65mに挿入されて、爪受け入れ部65m内に配置されている。図示を省略するが、同様に係合部61hも爪受け入れ部65hに挿入されている。例えば、係合部61m、61hが被係合部63の板部64に接触することで、カバー30の後方への動きが規制される。
また、例えば、ケース11の凹部13内には、凸部13pが設けられる。凸部13pは、電池収容部14を囲むように後方に向けて突出している。シール部材50は、カバー30の凹部32c内に配置され、凸部13pに当接している。これにより、背面側から電池収容部14へ水が侵入することをより抑制できる。
カバー30をケース11に取り付ける方法について説明する。
例えば、使用者は、カバー30が外されたケース11において、電池収容部14に電池を挿入する。その後、カバー30の挿入リブ62a、62b、62c、62dを、それぞれ、ケース11のリブ挿入部67a、67b、67c、67dに挿入する。このとき、シール部材50は、ケース11とカバー30との間に位置するように、カバー30の凹部32cに配置されている。例えば、シール部材50は、凹部32cに嵌め込まれていてもよいし、接着剤等で固定されていてもよい。そして、爪状の係合部61m、61hが、後方から被係合部の板部64に当接した状態で、使用者は、カバー30の下端部を前方に向けて押し込む。これにより、被係合部63及びカバー30(底板部31)が弾性変形して、係合部61m、61hが、それぞれ、爪受け入れ部65m、65h内に嵌め込まれる。このようにして、カバー30をケース11に取り付けることができる。このとき、例えば、図9(a)に表したように、ケース11側に設けられた操作部66の少なくとも一部は、リモコン装置10の底面に露出している。すなわち、操作部66の少なくとも一部は、カバー30の底面31bの隙間31gに配置されている。
カバー30がケース11に取り付けられた状態においては、挿入リブ62a、62b、62c、62dとリブ挿入部67a、67b、67c、67dとが係合する。これにより、カバー30の上下方向の動き、及びカバー30の上端側の前後方向の動きが規制される。また、係合部61m、61hと被係合部63とが係合することで、カバー30の下端側の前後方向の動きが規制される。このようにして、係止機構60は、カバー30をケース11に係止する。
カバー30をケース11から取り外す方法について説明する。
例えば、電池交換などのために使用者は、ケース11からカバー30を取り外す。この際、使用者は、操作部66を操作して61m、61hと被係合部63との係合を解除する。具体的には、使用者は、操作部66を上方へ押し込む。これにより、被係合部63の板部64が上方に撓み、爪受け入れ部65m、65hが上方へ移動する。この状態で、使用者がカバー30の下端側を後方へ移動させることで、爪状の係合部61m、61hが爪受け入れ部65m、65hから解放される。そして、挿入リブ62a、62b、62c、62dをリブ挿入部67a、67b、67c、67dから引き抜くことで、ケース11からカバー30を取り外すことができる。
リモコン装置においては、背面の形状が複雑になるとデザイン性が低下する(例えば見栄えが悪くなる)恐れがある。これに対して、実施形態においては、操作部66がケース11の底面に設けられるため、操作部66がケースの背面に設けられる場合に比べて、ケース背面のデザイン性の低下を抑制することができる。例えば、従来、電池カバーにはU字型形状のフック方式が採用されることがあった。しかし、U状型形状のフック方式では背面の凹凸が大きくなり、デザイン性が低下する恐れがある。特に、使用者が着脱可能で、手持ち操作されるリモコン装置や背面にスイッチが配置されるリモコン装置においては、使用者が背面を見る頻度も高い。このような場合でも、実施形態によれば、ケース背面のデザイン性を向上させることができる。また、着脱可能なリモコン装置においては、電池収容部への浸水を抑制することが望まれる。例えば、手持ち操作の頻度の増加に伴い、防水仕様についての要求も高くなる。これに対して、実施形態によれば、シール部材50により、電池収容部14内への浸水を抑制することができる。
例えば、デザイン性の観点から、電池カバーにフック方式ではなく、スライド方式を採用することも考えられる。しかし、スライド方式の場合には、電池カバーの着脱の際にパッキンを挟み込んでしまう懸念がある。例えば、電池カバーをスライドさせて取り付ける際に、カバーのスライドによってパッキンの位置ずれが生じる恐れがある。これに対して、実施形態によれば、上述したように、リモコン装置の背面のデザイン性の低下を抑制しつつ、シール部材により電池収容部内への浸水を抑制できる。
また、上述したように、被係合部63は、操作部66の操作によって上方に変形可能である。これにより、操作部66の操作によって、容易にカバー30をケース11から取り外すことが可能である。
なお、上述の係止機構60や操作部66の具体的な構成や形状は、一例であり、上記に限らない。例えば、カバー30側の係合部を凸部(爪部)とし、ケース側の被係合部を凹部(爪受け入れ部)とする構成の代わりに、カバー30側の係合部を凹部(爪受け入れ部)とし、ケース側の被係合部を凸部(爪部)としてもよい。係合部と被係合部とは、互いに係り合うことによって、カバー30のケース11に対する動きを規制することで、係止機構60がカバー30をケース11に係止可能な任意の構成でよい。
図11は、実施形態に係るリモコン装置を例示する断面図である。
図11は、図9(b)に示したB-B線断面を表す。被係合部63は、上下方向と交差する方向における両端を有し、少なくともその両端において支持される。具体的には、図11に示すように、被係合部63の板部64は、左右方向における両端(右端64m及び左端64h)を有する。ケース11は、支持部15aと、支持部15bと、を有する。右端64mは、支持部15aと接続されて、ケース11に固定されている。左端64hは、支持部15bと接続されて、ケース11に固定されている。すなわち、例えば、被係合部63は、両持ち構造を有する。被係合部63が両端において支持されることにより、両端のうちの一方だけが支持される場合(片持ち構造)に比べて、強度を高め破損を抑制することができる。
また、操作部66は、上方に向けて凹んだ凹部66cを有する。言い換えれば、操作部66は、下方から見たときに凹状の曲面を有する。さらに、操作部66は、凹部66c(の曲面)から下方に突出する突出部66pを有する。突出部66pは、操作部66の左右方向における中央部に位置し、下方から見たとき(図9参照)に略円形である。
操作部66をケース11の底面に設けた場合、使用者にとってカバー30の着脱方法が分かりにくくなる懸念がある。これに対して、実施形態によれば、操作部66が上方に向けて凹んだ凹部66cと、その凹部66cから下方に突出する突出部66pと、を有することで、操作部66を押すように使用者を誘導するとともに、操作性を向上させることができる。
また、操作部66が操作されていない状態において、操作部66は、例えば、カバー30の底板部31bよりも下方に飛び出ないようになっている。すなわち、より具体的には、凹部66cの下端の上下方向における位置、突出部66pの下端の上下方向における位置は、それぞれ、カバー30の底板部31の下端の上下方向における位置L(カバー30の底面31bの上下方向における位置)と同じ位置に揃えられている。なお、同じ位置とは、厳密に位置が一致する場合のみならず、例えば0.5mm以下程度の範囲で僅かに位置がずれている場合を含んでもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、リモコン装置やトイレ装置が備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 リモコン装置
11 ケース
11b 底面
11c 上面
11f 正面
11g 溝
11h 左側面
11m 右側面
11r 背面
11w 投光窓
13 凹部
13p 凸部
13s スリット
14 電池収容部
15a、15b 支持部
20 ハンガー
21 支持部
22 凸部
30 カバー
31 底板部
31b 底面
31g 隙間
31h 左側部
31m 右側部
31r 背面
32 背板部
32c 凹部
42 スイッチ
50 シール部材
60 係止機構
61h、61m 係合部
62a、62b、62c、62d 挿入リブ
63 被係合部
64 板部
64h 左端
64m 右端
65h、65m 爪受け入れ部
66 操作部
66c 凹部
66p 突出部
67a、67b、67c、67d リブ挿入部
100 トイレ装置
110 洋式腰掛便器
110a 上面
112 ボウル部
120 便座ユニット
122 本体部
124 便座
126 便蓋
130 ノズル
TR トイレ室
TR1 壁面

Claims (4)

  1. トイレ室に着脱可能に設置される、トイレ装置を遠隔操作するためのリモコン装置であって、
    電池を収容可能な電池収容部を有するケースと、
    前記電池収容部を覆うカバーと、
    前記ケースと前記カバーとの間に設けられるシール部材と、
    前記カバーを前記ケースに係止する係止機構と、
    を備え、
    前記係止機構は、
    前記カバーに設けられた係合部と、
    前記ケースに設けられ、前記係合部と係合可能な被係合部と、
    前記係止機構の一部を変形させて前記係合部と前記被係合部との係合を解除するための操作部と、
    を含み、
    前記操作部は、前記ケースの底面に設けられることを特徴とするリモコン装置。
  2. 前記被係合部は、前記操作部の操作によって上方に変形可能であることを特徴とする請求項1記載のリモコン装置。
  3. 前記被係合部は、上下方向と交差する方向における両端を有し、少なくとも前記両端において支持されることを特徴とする請求項2記載のリモコン装置。
  4. 前記操作部は、上方に向けて凹んだ凹部と、前記凹部から下方に突出する突出部と、を有することを特徴とする請求項2または3に記載のリモコン装置。
JP2021137112A 2021-08-25 2021-08-25 リモコン装置 Pending JP2023031557A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021137112A JP2023031557A (ja) 2021-08-25 2021-08-25 リモコン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021137112A JP2023031557A (ja) 2021-08-25 2021-08-25 リモコン装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023031557A true JP2023031557A (ja) 2023-03-09

Family

ID=85416024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021137112A Pending JP2023031557A (ja) 2021-08-25 2021-08-25 リモコン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023031557A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101637697B1 (ko) 도어 아웃사이드 핸들의 누름 스위치
US20180245321A1 (en) Remote control device for flush toilet and remote control device unit
RU2008107296A (ru) Устройство электрического спуска смыва в ватерклозете
WO2017181794A1 (zh) 一种洗衣机主控板以及滚筒洗衣机
JP4552589B2 (ja) リモコン
US8208255B2 (en) Remote control apparatus
JP2023031557A (ja) リモコン装置
KR100526826B1 (ko) 냉장고
JP3918194B1 (ja) リモコン装置
JP5991122B2 (ja) 防水性リモコン装置
JP6403047B2 (ja) 水栓装置
JP4269955B2 (ja) 便器上面設備
JP2007285115A (ja) リモコン装置
KR20160033845A (ko) 비데 프레임 및 이를 포함하는 비데 장치
JP7454356B2 (ja) トイレ装置用リモコン装置
JP3918193B1 (ja) リモコン装置
CN214530963U (zh) 一种隐藏开关阀的坐便器
KR20160083162A (ko) 비데 프레임 및 이를 포함하는 비데
JP7445407B2 (ja) トイレ装置
JPH11197084A (ja) 食器洗い機
JP2022096927A (ja) トイレ室用リモコン装置
JP4288867B2 (ja) 回路しゃ断器
JP2011047172A (ja) 衛生洗浄装置
JP4865392B2 (ja) リモコン装置
WO2020049942A1 (ja) 洗浄便座装置