JP2022096927A - トイレ室用リモコン装置 - Google Patents

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貴志 岩永
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Abstract

【課題】ハンガーに対するリモコン本体の着脱を簡単にできるトイレ室用リモコン装置を提供する。【解決手段】トイレ室の壁面に固定されるハンガーと、前記ハンガーに着脱可能に取付けられるリモコン本体と、を備え、前記ハンガーは、前記リモコン本体の側面を保持する保持部を有し、前記リモコン本体の前記側面は、前記ハンガーの前記保持部に係合する係合部を有し、前記リモコン本体は、前記ハンガーに対して上方に移動させることにより前記係合部が前記保持部から解除され、かつ前記ハンガーに対して前方に移動させることにより前記係合部が前記保持部から解除されることを特徴とするトイレ室用リモコン装置。【選択図】図3

Description

本発明の態様は、一般的に、トイレ室用リモコン装置に関する。
便器に水を流して洗浄する便器洗浄や、便座に着座した使用者のおしりなどを洗浄する衛生洗浄などの動作が可能なトイレ装置がある。このようなトイレ装置に対して、各種の動作や設定などを指示するためのリモコン装置がある。このようなリモコン装置は、例えばトイレ室の壁面に固定されたハンガーと、ハンガーに着脱可能なリモコン本体と、を備えている(特許文献1)。
特開2014-190113号公報
例えば、トイレ装置に着座した状態で、リモコン本体をハンガーから取外すことが考えられる。この場合、例えばハンガーの近くに手すりや棚が設置されていると、リモコン本体の着脱がしにくくなる虞がある。また、例えばハンガーを後壁に設置しなければならない場合がある。このような場合には、使用者がトイレ装置に着座した状態で後壁へ手を回してリモコン本体の着脱を行なわなければならないので、リモコン本体の着脱がしにくくなる虞がある。これを解決するために、例えばマグネットを用いてハンガーに対するリモコン本体の着脱を容易にすることが考えられるが、コストが増加する虞がある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、ハンガーに対するリモコン本体の着脱を簡単にできるトイレ室用リモコン装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、トイレ室の壁面に固定されるハンガーと、前記ハンガーに着脱可能に取付けられるリモコン本体と、を備え、前記ハンガーは、前記リモコン本体の側面を保持する保持部を有し、前記リモコン本体の前記側面は、前記ハンガーの前記保持部に係合する係合部を有し、前記リモコン本体は、前記ハンガーに対して上方に移動させることにより前記係合部が前記保持部から解除され、かつ前記ハンガーに対して前方に移動させることにより前記係合部が前記保持部から解除されることを特徴とするトイレ室用リモコン装置である。
このトイレ室用リモコン装置によれば、ハンガーの保持部に対するリモコン本体の取外しを、上方向だけでなく前方向にも可能とすることで、リモコン装置の上方に棚や手すりがある場合やハンガーをトイレ室の後壁に設置した場合でも、リモコン本体の取外しが容易になる。また、リモコン本体の取外しを上方向および前方向の2方向とすることで、使用者がリモコン本体の取外しを戸惑うことなく行なうことができる。さらに、ハンガーは、保持部によりリモコン本体の側面を保持するので、部材点数が増えることなくコストが増加するのを抑制できる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ハンガーは、前記壁面に固定される基部と、前記基部から左右方向に延びて先端側に前記保持部を有し、前記基部よりも厚みが薄く形成されたフック部と、を有し、前記リモコン本体は、前方から前記ハンガーに押し付けることで、前記フック部を撓ませながら前記係合部を前記保持部に係合させることを特徴とするトイレ室用リモコン装置である。
このトイレ室用リモコン装置によれば、ハンガーは、フック部を基部よりも薄く形成することで、フック部が撓みやすくなり、リモコン本体の着脱がしやすくなる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記リモコン本体の前記側面は、前記リモコン本体を前記ハンガーに取付ける場合に、前記保持部を押圧する傾斜面を有することを特徴とするトイレ室用リモコン装置である。
このトイレ室用リモコン装置によれば、リモコン本体の傾斜面により、リモコン本体をハンガーに向けて押し付けたときに、傾斜面が保持部を徐々に押圧するので、リモコン本体の取付けがしやすくなる。
第4の発明は、第1~第3のいずれか1つの発明において、前記リモコン本体は、下部を前方へ引き出すことにより前記ハンガーから取外すことができることを特徴とするトイレ室用リモコン装置である。
このトイレ室用リモコン装置によれば、例えばリモコン本体の上面に設けられた操作ボタンを操作するときや、リモコン本体の上面に手をついたときにリモコン本体が誤ってハンガーから外れてしまうことを抑制することができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記保持部は、上端側に位置して前記係合部に係止する係止部と、前記係止部の下端から下方に向けて延び前記係合部から外れる方向に傾斜する傾斜部と、を有することを特徴とするトイレ室用リモコン装置である。
このトイレ室用リモコン装置によれば、リモコン本体をハンガーから取外すために、リモコン本体の下部を前方へ引き出したときに、リモコン本体の係合部をハンガーの保持部から簡単に取外すことができる。
本発明の態様によれば、ハンガーに対するリモコン本体の着脱を簡単にできるトイレ室用リモコン装置が提供される。
本発明の実施形態に係るトイレ室用リモコン装置を備えたトイレ室を示す斜視図である。 図1中のトイレ室用リモコン装置を拡大して示す斜視図である。 図2中のリモコン本体とハンガーとの係合を矢示A-A方向からみた断面図である。 図2中のリモコン本体とハンガーとの係合を矢示B-B方向からみた断面図である。 図2中のリモコン本体とハンガーとの係合を矢示C-C方向からみた断面図である。 ハンガーを単体で示す斜視図である。 図6中のフック部を拡大して示す斜視図である。 リモコン装置を裏面側からみた斜視図である。 図8中のリモコン本体をハンガーから取外した状態を示す分解斜視図である。 ハンガーからリモコン本体を取外している状態を示す斜視図である。 ハンガーからリモコン本体を取外している状態を示す図3と同様の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るトイレ室用リモコン装置を備えたトイレ室を示す斜視図である。
トイレ室用リモコン装置10(以下、リモコン装置10とする。)は、トイレ装置100とともに用いられ、トイレ室TRの壁面に設けられている。この例では、リモコン装置10は、便蓋126を背にしてトイレ装置100に着座した使用者の右側方に位置するトイレ室TRの壁面TR1に設けられている。
リモコン装置10は、壁面TR1に固定されたハンガー20と、ハンガー20に着脱可能なリモコン本体40と、を備えている。リモコン本体40は、複数の操作ボタン42や表示部43を含む。各操作ボタン42は、例えば押し下げ操作が可能な押しボタンやタッチパネルである。リモコン本体40は、各操作ボタン42の操作を検出し、操作された操作ボタン42に応じた無線信号をトイレ装置100に送信する。トイレ装置100は、リモコン本体40から送信された無線信号を受信し、その無線信号に応じた制御を実行する。このように、リモコン本体40は、使用者の操作に応じて、所定の動作の実行をトイレ装置100に指示し、トイレ装置100を遠隔操作する。
トイレ装置100は、洋式腰掛便器110(以下、便器110とする)と、その上に設けられた便座ユニット120と、を備える。
便器110は、ボウル部112を有する。ボウル部112は、便器110の上面110aよりも凹んだ凹状である。ボウル部112は、使用者から排泄された汚物や尿などを受ける。また、ボウル部112は、内部に水を貯留し、排水管から悪臭や害虫類などが室内に侵入することを防ぐ。
便座ユニット120は、本体部122と、便座124と、便蓋126と、を有する。便座124と便蓋126とは、本体部122に対して開閉可能にそれぞれ軸支されている。図1では、便蓋126が開いた状態を表している。便蓋126は、閉じた状態において便座124の上方を覆う。なお、便蓋126は、必ずしも設けられていなくてもよい。
便座ユニット120は、例えば衛生洗浄機能と、便座暖房機能と、を有する。衛生洗浄機能は、便座124に座った使用者の「おしり」などを洗浄する洗浄動作を行う機能である。便座暖房機能は、便座124の着座面を適温に温める便座加熱動作を行う機能である。また、便座124に座った使用者の「おしり」などに温風を吹き付けることにより、衛生洗浄によって濡れた「おしり」などを乾燥させる局部乾燥機能を設けていてもよい。
衛生洗浄機能では、例えば、使用者によるリモコン操作に応じて、人体局部に向けて洗浄水を吐水するノズル130を本体部122から便器110のボウル部112内に進出させる。そして、ノズル130の先端付近に設けられた吐水口から洗浄水を噴射する。これにより、使用者の「おしり」などを洗浄することができる。ノズル130は、衛生洗浄機能を実行していない状態では、本体部122内に収納される。
また、衛生洗浄機能は、例えば、使用者の「おしり」に向けて洗浄水を噴射するおしり洗浄機能と、女性局部に向けて洗浄水を噴射するビデ洗浄機能と、を含む。衛生洗浄機能では、冷水のみならず、ヒータによって加熱した温水を洗浄水として吐水口から噴射することもできる。
図2は、図1中のトイレ室用リモコン装置を拡大して示す斜視図である。
図3は、図2中のリモコン本体とハンガーとの係合を矢示A-A方向からみた断面図である。
図4は、図2中のリモコン本体とハンガーとの係合を矢示B-B方向からみた断面図である。
図5は、図2中のリモコン本体とハンガーとの係合を矢示C-C方向からみた断面図である。
図6は、ハンガーを単体で示す斜視図である。
図7は、図6中のフック部を拡大して示す斜視図である。
図8は、リモコン装置を裏面側からみた斜視図である。
図9は、図8中のリモコン本体をハンガーから取外した状態を示す分解斜視図である。
図10は、ハンガーからリモコン本体を取外している状態を示す斜視図である。
図11は、ハンガーからリモコン本体を取外している状態を示す図3と同様の断面図である。
図3~図5では、リモコン装置10の右側方側に位置するハンガー20のフック部25と、リモコン本体40の溝部45と、を示している。
図1、図2に示すように、リモコン装置10は、トイレ室TRの壁面TR1に固定されるハンガー20と、ハンガー20に着脱可能に取付けられるリモコン本体40と、を備えている。使用者は、リモコン本体40をハンガー20から取外して、リモコン操作を行うことができる。本願明細書においては、リモコン装置10の手前側を「前方」とし、壁面TR1側を「後方」として説明する。また、前方を向いたときの右側を「右側方」とし、前方を向いたときの左側を「左側方」として説明する。
ハンガー20は、例えば樹脂材料、金属材料からなり、トイレ室TRの壁面TR1に固定される。図6、図7に示すように、ハンガー20は、基部22と、フック部25と、を有している。
基部22は、ハンガー20の左右方向の中央部に位置して、左右方向に延びる板状体となっている。基部22は、裏面22aがトイレ室TRの壁面TR1に当接する部分となっている。基部22には、表面22bから裏面22aに向けて貫通する貫通孔23が左右方向に離間して2個形成されている。この貫通孔23には、ハンガー20を壁面TR1に固定するためのねじ(図示せず)が貫通する。
底板24は、基部22の下端から前方に向けて延びている。この底板24は、ハンガー20に取付けられたリモコン本体40を下方から支持する。これにより、リモコン本体40は、ハンガー20に安定して取付けられる。
フック部25は、基部22から左右方向の外側に向けて延びている。フック部25は、基部22の左右方向にそれぞれ形成されている。そして、フック部25は、基部22から左右方向の外側に向けて延びる延出部26と、延出部26の先端から前方に向けて延びる保持部27と、を有している。
図7に示すように、フック部25(延出部26および保持部27)の厚さt1は、基部22の厚さt2よりも薄く形成されている(t1<t2)。これにより、フック部25は、リモコン本体40をハンガー20に着脱するときに、撓みやすくなっている。すなわち、フック部25は、リモコン本体40をハンガー20に着脱するときに、弾性変形しやすい厚さt1となっている。これにより、フック部25は、リモコン本体40の着脱をしやすくしている。フック部25の厚さt1は、フック部25の強度、リモコン本体40の着脱のしやすさなどを考慮して、実験、シミュレーションにより設定される。
図7に示すように、延出部26は、表面26aが基部22の表面22bと同一面上に位置している。図8に示すように、基部22と延出部26との左右方向の長さは、リモコン本体40の裏面40bの左右方向の長さに対応して形成されている。すなわち、リモコン本体40がハンガー20に取付けられた状態で、基部22の表面22bと延出部26の表面26aとは、リモコン本体40の裏面40bに対面する。基部22と延出部26とにおける左右方向の長さの割合は、ハンガー20の強度、リモコン本体40の着脱のしやすさなどを考慮して、実験、シミュレーションにより設定される。
保持部27は、延出部26の先端から前方に向けて延びている。保持部27は、リモコン本体40の側面40eを保持する。保持部27は、リモコン本体40の係合部47を有する溝部45に対応して形成されている。そして、保持部27は、延出部26の先端から左右方向の外側に向けて斜め前方に屈曲する屈曲部28と、屈曲部28の先端から前方に向けて延びる側部29と、側部29の先端から左右方向の内側(リモコン本体40が収納される側)に向けて折り返される折返部30と、を有している。
屈曲部28は、リモコン本体40の側面40eのうち、裏面40b側に位置する側面40eに対面する。すなわち、屈曲部28は、リモコン本体40の側面40eに形成された傾斜面46に対面する。屈曲部28は、延出部26の先端から左右方向の外側に向けて斜め前方に延びている。これにより、リモコン本体40を前後方向からハンガー20に着脱するときに、屈曲部28が延出部26から前方に向けて直線的に延びている場合に比べて、延出部26にかかる応力を低減させることができる。その結果、フック部25の厚さt1を薄くしても、寿命が低下するのを抑制できるとともに、見栄えのよいハンガー20とすることができる。
側部29は、屈曲部28の先端(前端)から前方に向けて延びている。側部29の先端29aまでの突出寸法は、リモコン本体40の溝部45に対応するように形成されている。図2、図3、図8に示すように、側部29は、リモコン本体40をハンガー20に取付けた状態で、リモコン本体40の傾斜面46よりも前方に位置(突出)している。
折返部30は、側部29の先端29a(前端)から屈曲部28側に向けて折り返されている。すなわち、図3に示すように、折返部30は、側部29の先端29aから横断面U字状に折り曲げられている。折返部30は、リモコン本体40の側面40eに形成された係合部47に係合することにより、リモコン本体40を保持する。そして、折返部30は、上端側に位置してリモコン本体40の係合部47に係止する係止部32と、係止部32の下端から下方に向けて延び係合部47から外れる方向に傾斜する傾斜部34と、を有している。
係止部32は、リモコン本体40の係合部47に係止することにより、リモコン本体40がハンガー20から落ちるのを抑制する。図3に示すように、係止部32は、先端32aが係合部47のストッパ面47aに当接することにより、リモコン本体40が前方に移動するのを規制する。また、係止部32は、リモコン本体40を前後方向でハンガー20に着脱するときに、リモコン本体40の傾斜面46およびストッパ面47aを摺動する。リモコン本体40のハンガー20に対する着脱は、後で説明する。
傾斜部34は、係止部32の下方に位置している。図7に示すように、傾斜部34は、係止部32の先端32aから側部29の先端29aに向けて傾斜している。換言すると、折返部30は、傾斜部34により、上側(係止部32側)から下側に向けて突出寸法t3が徐々に小さくなっている。
これにより、図4に示すように、リモコン本体40がハンガー20に取付けられた状態で、傾斜部34の先端34aとリモコン本体40のストッパ面47aとの間に隙間Sが形成される。この隙間Sは、上方から下方に向かうに従って徐々に大きくなる。傾斜部34は、リモコン本体40の下部(下面40d)を前方へ引き出すことにより、リモコン本体40をハンガー20から取外ししやすいようになっている。
なお、本実施形態では、傾斜部34の下端は、側部29の下端よりも上方に位置している。これにより、図7に示すように、傾斜部34の下端と側部29の下端との間には、リモコン本体40の係合部47から外れる直線部35が形成されている。リモコン本体40のハンガー20に対する着脱は、後で説明する。
リモコン本体40は、ハンガー20に着脱可能に取付けられる。リモコン本体40は、表面40a、裏面40b、上面40c、下面40d、および左右の側面40eを有する箱状体となっている。リモコン本体40の内部には、制御基板やトイレ装置100と通信するための通信部(いずれも図示せず)が収納されている。
リモコン本体40の表面40a、裏面40b、および上面40cには、トイレ装置100の各種の機能を作動させるための複数の操作ボタン42および各種の情報を表示する表示部43が設けられている。これら操作ボタン42は、例えば便器110を洗浄するための洗浄ボタン、便座ユニット120に設けられた衛生洗浄機能のノズルボタン、便座暖房機能の温度調整ボタン、およびリモコン本体40やトイレ装置100をメンテナンスするときのメンテナンスボタンなどとなっている。表示部43には、例えば便座124の温度、ノズル130から吐出される洗浄水の温度および水量などの情報が表示される。
リモコン本体40の側面40eは、凹状に窪んだ溝部45を有している。この溝部45は、ハンガー20の保持部27の高さ寸法に対応する高さ寸法となっている。図8に示すように、本実施形態では、リモコン本体40の高さ寸法がハンガー20の高さ寸法よりも大きくなっている。従って、溝部45は、上部側にハンガー20の保持部27の上端と対面する上面部45aを有する。一方、溝部45の下部側は、開口した開口部45bを有している。リモコン本体40は、開口部45bからハンガー20の保持部27を挿通させることにより、ハンガー20に対して上下方向での着脱ができるようになっている。
リモコン本体40の側面40eは、傾斜面46と、係合部47と、を有している。傾斜面46と係合部47とは、溝部45に上下方向に延びるように形成されている。傾斜面46は、裏面40bから左右方向の外側に向けて斜め前方に延びている。傾斜面46は、リモコン本体40をハンガー20に対して前後方向で着脱するときに、ハンガー20の保持部27を押圧する。
係合部47は、傾斜面46の前端側に位置して、溝部45に形成されている。リモコン本体40は、係合部47がハンガー20の折返部30に係止されることにより、ハンガー20に保持される。そして、係合部47は、傾斜面46の前端から左右方向の内側に向けて斜め前方に延びるストッパ面47aと、ストッパ面47aの前端から左右方向の外側に向けて斜め前方に延びる対向面47bと、を有する。図3~図5に示すように、係合部47は、ストッパ面47aと対向面47bとにより、横断面V字状に形成されている。すなわち、溝部45は、傾斜面46、ストッパ面47a、および対向面47bにより凹凸状に形成されている。
ストッパ面47aは、斜め前方に向いている。これにより、リモコン本体40をハンガー20に取付けたときには、係止部32の先端32aがストッパ面47aに当接することで、リモコン本体40の前方への移動が規制される。また、係止部32は、対向面47bに当接することにより、リモコン本体40を側方から保持する。ストッパ面47aが斜め前方に向いていることにより、リモコン本体40をハンガー20から滑らかに取外すことができる。
本実施形態によるリモコン装置10は、上述の如き構成を有するもので、次にリモコン本体40をハンガー20に着脱する場合について説明する。
まず、リモコン本体40がハンガー20に取付けられている状態では、ハンガー20の保持部27がリモコン本体40の側面40eを保持している。具体的には、図3に示すように、リモコン本体40は、係合部47がハンガー20の係止部32に係合することにより、ハンガー20に保持されている。これにより、リモコン本体40は、ハンガー20から外れてしまうのが抑制されている。
また、リモコン本体40は、下面40dがハンガー20の底板24に支持されるとともに、溝部45の上面部45aが保持部27の上端に支持されている。これにより、リモコン本体40は、ハンガー20に安定して保持されている。従って、例えばリモコン本体40がハンガー20に取付けられている状態で、リモコン本体40の上面40cに設けられた操作ボタン42が操作されても、リモコン本体40がハンガー20から外れてしまうのを抑制できる。
また、例えば使用者が便座124に着座したり、便座124から立ち上がったりする場合に、リモコン本体40の上面40cに手をかけてしまう虞がある。このような場合、リモコン本体40の上面40c側には、ハンガー20から外れる方向(図2中の矢示D方向)の力が作用することになる。このような場合でも、ハンガー20の係止部32は、リモコン本体40の上端側を係止しているので、リモコン本体40がハンガー20から外れてしまうのを抑制できる。
次に、リモコン本体40をハンガー20から取外す場合について説明する。リモコン本体40は、上方または前方の少なくとも一方に移動させることにより、ハンガー20から取外すことができる。
リモコン本体40の溝部45は、下端側に開口部45bを有している。リモコン本体40を上方に移動させた場合には、溝部45の開口部45bにハンガー20の保持部27を挿通させることができる。これにより、リモコン本体40は、係合部47がハンガー20の保持部27から解除される。図1、図2に示すように、リモコン本体40がハンガー20に取付けられている状態では、ハンガー20の上方が開口しているのが確認できるので、リモコン本体40を迷わず上方に持ち上げて取外すことができる。
ここで、例えば身長が低い使用者が便座124に着座しているときには、リモコン本体40を上方に移動させるのが困難な場合がある。そこで、リモコン本体40は、前方に引き出しても、ハンガー20から取外すことができるようになっている。
具体的には、図10に示すように、リモコン本体40は、下部(下面40d)を前方(図10中の矢示E方向)に引き出すことにより、ハンガー20から取外すことができる。ハンガー20の折返部30は、上側に位置する係止部32と、係止部32の下側に位置する傾斜部34と、を有している。また、傾斜部34の下側には、直線部35が形成されている。
すなわち、図5に示すように、リモコン本体40の係合部47の下部側は、直線部35により、ハンガー20に係止されていない状態になっている。また、図4、図7に示すように、リモコン本体40の係合部47の上下方向の中間部は、傾斜部34により、上部側に行くに従って徐々にハンガー20に係止される状態となっている。
これにより、リモコン本体40の下部側は、ハンガー20の折返部30による抵抗が小さくなっている。従って、使用者は、リモコン本体40の下部を小さい力で図10中の矢示E方向に回動させることができる。そして、リモコン本体40をさらに矢示E方向に回動させることで、ストッパ面47aがハンガー20の傾斜部34を摺動しながら外側に押圧させる。
そして、最終的には、図11に示すように、リモコン本体40のストッパ面47aがハンガー20の係止部32を摺動しながら矢示F方向に押圧して、リモコン本体40をハンガー20から取外すことができる。
このように、リモコン本体40は、係合部47と折返部30との係合を、下部側から上部側に向けて徐々に解除させることができる。これにより、例えばリモコン本体40を水平方向に引き出す場合に比べて、小さい力でリモコン本体40をハンガー20から取外すことができる。
そして、リモコン本体40をハンガー20に取付けるには、溝部45の開口部45bからハンガー20の保持部27を挿通させて、ハンガー20の上方からリモコン本体40を差し込むことができる。
また、リモコン本体40は、前方からハンガー20に押し付けることで、ハンガー20のフック部25を撓ませながら、係合部47を保持部27に係合させることができる。この場合、リモコン本体40の側面40eは、裏面40bから左右方向の外側に向けて傾斜する傾斜面46を有している。これにより、リモコン本体40を前方からハンガー20に押し付けたときには、傾斜面46により保持部27を徐々に押圧しながら、フック部25の保持部27を左右方向の外側に撓ませることができる。
そして、保持部27の折返部30は、傾斜面46を超えると、傾斜面46の先端から左右方向の内側に向けて傾斜するストッパ面47aを有する係合部47に係合する。これにより、リモコン本体40は、ハンガー20の係止部32がストッパ面47aに当接することにより、前方への移動が規制される。また、リモコン本体40は、対向面47bが係止部32に当接することにより、左右方向の側方から保持される。
このように、リモコン本体40は、上方からハンガー20に取付けることができ、かつ前方からもハンガー20に取付けることができる。これにより、リモコン本体40は、溝部45の上面部45aと開口部45bとの間のどこでもハンガー20に押し付けることができる。例えば、リモコン本体40を開口部45b側でハンガー20に押し付けた場合には、その後にリモコン本体40を下方に移動させることで、リモコン本体40をハンガー20に取付けることができる。
かくして、本実施形態によるトイレ室用リモコン装置10によれば、トイレ室TRの壁面TR1に固定されるハンガー20と、ハンガー20に着脱可能に取付けられるリモコン本体40と、を備えている。そして、ハンガー20は、リモコン本体40の側面40eを保持する保持部27を有している。リモコン本体40の側面40eは、ハンガー20の保持部27に係合する係合部47を有している。リモコン本体40は、ハンガー20に対して上方に移動させることにより係合部47が保持部27から解除され、かつハンガー20に対して前方に移動させることにより係合部47が保持部27から解除される。
ハンガー20の保持部27に対するリモコン本体40の取外しを、上方向だけでなく前方向にも可能とすることで、リモコン装置10の上方に棚や手すりがある場合やハンガー20をトイレ室TRの後壁に設置した場合でも、リモコン本体40の取外しが容易になる。また、リモコン本体40の取外しを上方向および前方向の2方向とすることで、使用者がリモコン本体40の取外しを戸惑うことなく行なうことができる。さらに、ハンガー20は、保持部27によりリモコン本体40の側面40eを保持するので、部材点数が増えることなくコストが増加するのを抑制できる。
また、ハンガー20は、壁面TR1に固定される基部22と、基部22から左右方向に延びて先端側に保持部27を有し、基部22よりも厚みが薄く形成されたフック部25と、を有している。リモコン本体40は、前方からハンガー20に押し付けることで、フック部25を撓ませながら係合部47を保持部27に係合させる。
これにより、ハンガー20は、フック部25を基部22よりも薄く形成することで、フック部25が撓みやすくなり、リモコン本体40の着脱がしやすくなる。
また、リモコン本体40の側面40eは、リモコン本体40をハンガー20に取付ける場合に、保持部27を押圧する傾斜面46を有する。
リモコン本体40の傾斜面46により、リモコン本体40をハンガー20に向けて押し付けたときに、傾斜面46が保持部27を徐々に押圧するので、リモコン本体40の取付けがしやすくなる。
また、リモコン本体40は、下部を前方へ引き出すことによりハンガー20から取外すことができる。これにより、例えばリモコン本体40の上面40cに設けられた操作ボタン42を操作するときや、リモコン本体40の上面40cに手をついたときに、リモコン本体40が誤ってハンガー20から外れてしまうことを抑制することができる。
また、保持部27は、上端側に位置して係合部47に係止する係止部32と、係止部32の下端から下方に向けて延び係合部47から外れる方向に傾斜する傾斜部34と、を有する。これにより、リモコン本体40をハンガー20から取外すために、リモコン本体40の下部を前方へ引き出したときに、リモコン本体40の係合部47をハンガー20の保持部27から簡単に取外すことができる。
なお、上述した実施形態では、リモコン本体40の裏面40bにも操作ボタン42が設けられている場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばリモコン本体は、裏面40bに操作ボタン42が設けられていなくてもよい。
また、上述した実施形態では、ハンガー20の折返部30の下方に直線部35を設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば直線部35を設けることなく、折返部30の傾斜部34が側部29の下端まで延びていてもよい。
また、上述した実施形態では、リモコン本体40の溝部45に係合部47が設けられた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばリモコン本体40の側面40eに溝部45を設けることなく、側面40eに凹状に窪む係合部47を設けてもよい。
また、上述した実施形態では、リモコン装置10をトイレ装置100の右側方に位置する壁面TR1に設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばトイレ装置100の右側方、前方、および後方に位置する壁面にリモコン装置10を設けてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、リモコン装置10などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 トイレ室用リモコン装置
20 ハンガー
22 基部
22a 裏面
22b 表面
23 貫通孔
24 底板
25 フック部
26 延出部
26a 表面
27 保持部
28 屈曲部
29 側部
29a 先端
30 折返部
32 係止部
32a 先端
34 傾斜部
34a 先端
35 直線部
40 リモコン本体
40a 表面
40b 裏面
40c 上面
40d 下面
40e 側面
42 操作ボタン
43 表示部
45 溝部
45a 上面部
45b 開口部
46 傾斜面
47 係合部
47a ストッパ面
47b 対向面
100 トイレ装置
110 便器
110a 上面
112 ボウル部
120 便座ユニット
122 本体部
124 便座
126 便蓋
130 ノズル
S 隙間
TR トイレ室
TR1 壁面

Claims (5)

  1. トイレ室の壁面に固定されるハンガーと、
    前記ハンガーに着脱可能に取付けられるリモコン本体と、
    を備え、
    前記ハンガーは、前記リモコン本体の側面を保持する保持部を有し、
    前記リモコン本体の前記側面は、前記ハンガーの前記保持部に係合する係合部を有し、
    前記リモコン本体は、前記ハンガーに対して上方に移動させることにより前記係合部が前記保持部から解除され、かつ前記ハンガーに対して前方に移動させることにより前記係合部が前記保持部から解除されることを特徴とするトイレ室用リモコン装置。
  2. 前記ハンガーは、
    前記壁面に固定される基部と、
    前記基部から左右方向に延びて先端側に前記保持部を有し、前記基部よりも厚みが薄く形成されたフック部と、を有し、
    前記リモコン本体は、前方から前記ハンガーに押し付けることで、前記フック部を撓ませながら前記係合部を前記保持部に係合させることを特徴とする請求項1に記載のトイレ室用リモコン装置。
  3. 前記リモコン本体の前記側面は、前記リモコン本体を前記ハンガーに取付ける場合に、前記保持部を押圧する傾斜面を有することを特徴とする請求項1または2に記載のトイレ室用リモコン装置。
  4. 前記リモコン本体は、下部を前方へ引き出すことにより前記ハンガーから取外すことができることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のトイレ室用リモコン装置。
  5. 前記保持部は、上端側に位置して前記係合部に係止する係止部と、前記係止部の下端から下方に向けて延び前記係合部から外れる方向に傾斜する傾斜部と、を有することを特徴とする請求項4に記載のトイレ室用リモコン装置。
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