JP2011047172A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Koichiro Hiwada
康一郎 檜皮
Toshiyuki Ito
利行 伊藤
Nanae Yamada
奈苗 山田
Naoki Sakakibara
直樹 榊原
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Abstract

【課題】特別な装置などを付加することなく、衛生洗浄装置の袖部の横幅を小さくすることを目的とする。
【解決手段】便器の上に設置され衛生洗浄機能部を内蔵した本体部と、前記本体部の側方から前方に向かって延設された袖部と、を備え、前記袖部は、平板状の基板と、前記基板の少なくとも一面に実装された複数のスイッチと、を有するスイッチ基板と、前記複数のスイッチへの入力を実行することにより前記衛生洗浄機能部の動作を指示可能な操作部と、を有し、前記スイッチ基板は、前記複数のスイッチが実装された面が前記便器の側および前記便器とは反対の側の少なくともいずれかを向くように、前記袖部の内部において鉛直姿勢に立設されたことを特徴とする衛生洗浄装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関し、具体的には洋式腰掛便器に腰掛けた使用者の「おしり」などを水で洗浄する衛生洗浄装置に関する。
例えば、局部洗浄機能や温風乾燥機能などを備えた衛生洗浄装置がある。このような衛生洗浄装置のなかには、局部洗浄機能や温風乾燥機能などの諸機能の動作を操作するためのスイッチが、衛生洗浄装置の本体の側方から前方に向かって延在した部分に設けられたものがある(特許文献1)。
しかしながら、衛生洗浄装置においては、局部洗浄開始や、ビデ洗浄開始や、温風乾燥開始や、これらの機能の停止や、局部洗浄などの水勢調整や、温水温度調整や、便座温度調整などのように、操作を必要とする機能が多い場合がある。この場合には、機能の動作を操作するスイッチが多くなり、そのスイッチを実装する基板の面積は大きくなる。そのため、スイッチが設けられた部分(袖部)の面積や体積は大きくなり、その袖部は、衛生洗浄装置のケーシングや便器の側方に大きく張り出してしまう。そうすると、トイレ室(例えば、便器の奥の方)の清掃を行うことが困難になるという問題がある。
これに対して、スイッチを有した回路基板を便座ボックスの本体部内に配置し、袖部に設けた押圧部と回路基板のスイッチとを動力伝達用ケーブルにて連動させた温水洗浄装置がある(特許文献2)。
しかしながら、特許文献2に記載された温水洗浄装置では、全ての押圧部とスイッチとを動力伝達用ケーブルでそれぞれ接続させるため、動力伝達用ケーブルを配置するスペースを確保する必要がある。そのため、袖部を小さくすることが困難となるおそれがある。また、全ての押圧部とスイッチとを動力伝達用ケーブルによりそれぞれ接続させるため、コストがかかるという問題がある。
特開2001−11921号公報 特許第4158329号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、特別な装置などを付加することなく、衛生洗浄装置の袖部の横幅を小さくすることを目的とする。
第1の発明は、便器の上に設置され衛生洗浄機能部を内蔵した本体部と、前記本体部の側方から前方に向かって延設された袖部と、を備え、前記袖部は、平板状の基板と、前記基板の少なくとも一面に実装された複数のスイッチと、を有するスイッチ基板と、前記複数のスイッチへの入力を実行することにより前記衛生洗浄機能部の動作を指示可能な操作部と、を有し、前記スイッチ基板は、前記複数のスイッチが実装された面が前記便器の側および前記便器とは反対の側の少なくともいずれかを向くように、前記袖部の内部において鉛直姿勢に立設されたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、スイッチ基板は、袖部の内部において鉛直姿勢となるように立設され、スイッチを実装した面が便器側および便器とは反対側の少なくともいずれかを向くように設けられている。そのため、特別な装置などを付加することなく、袖部の横幅を小さくすることができる。つまり、ケーシングや便器の側方への袖部の張り出し量を小さくすることができる。これにより、袖部が占める体積や面積を小さくすることができるため、トイレ室を清掃する際に袖部が邪魔になるおそれは少ない。したがって、トイレ室や衛生洗浄装置の清掃性を向上させることができる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記袖部は、前記スイッチの機能を表す機能表示部を上面に有し、前記操作部は、キートップを有し、前記キートップは、前記袖部の上面に設けられ、使用者の操作により下方に押圧される押圧部と、前記押圧部からみて鉛直方向の下方に向かって延在し、前記押圧部が下方に押圧される力を水平方向に作用する力へと変換して前記スイッチに伝達することにより、前記スイッチへの入力を実行する伝達部と、を有することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、キートップは、押圧部と、伝達部と、を有する。そして、押圧部が下方に押圧されると、キートップは、袖部との接続部を略中心として回動する。これにより、伝達部は、押圧部が下方に押圧された力を水平方向に変換し、その力をスイッチに伝達して入力を行う。つまり、使用者は、袖部の上面に設けられた押圧部を押すことにより、衛生洗浄機能部の動作を指示することができる。また、機能表示部は、袖部の上面に表示されているため、使用者は、その機能表示部を容易に視認することができる。そのため、使用者による操作部への操作性を確保することができる。
また、第3の発明は、第1の発明において、前記袖部は、前記スイッチの機能を表す機能表示部を上面に有し、前記スイッチ基板は、前記基板の表裏両面において前記スイッチがそれぞれ実装され、前記操作部は、前記袖部における前記便器の側の側面と、前記袖部における前記便器とは反対の側の側面と、の両側面に配設されたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、スイッチは、スイッチ基板の表裏両面に実装されている。そして、そのスイッチ基板は、袖部の内部において鉛直姿勢となるように立設され、スイッチを実装した面が便器側および便器とは反対側の両側面を向くように設けられている。そのため、より多くのスイッチを袖部の両側面に配置することができる。さらに、より多くのスイッチを袖部の両側面に配置することができるため、それらのスイッチを袖部の前方側(先端側)に集中的に配置することができる。これによれば、便座に着座した使用者は、操作部を操作する際に、衛生洗浄装置の側方や後方に向かって無理に身体を回転させる必要はなく、より楽な姿勢で操作部を操作することができる。
また、第4の発明は、第1の発明において、前記袖部は、前記スイッチの機能を表す機能表示部を上面に有し、前記操作部は、前記袖部における前記便器とは反対の側の側面のみに配設されたことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、操作部は、袖部における便器とは反対側の側面にのみ設けられている。つまり、操作部は、袖部における便器側の側面には設けられていない。そのため、操作部は、便器のボウルで跳ね返った小水などにより汚れるおそれは少ない。そのため、操作部をより清潔に保つことができる。また、機能表示部は、袖部の上面に表示されているため、使用者は、その機能表示部を容易に視認することができる。そのため、使用者による操作部への操作性を確保することができる。
また、第5の発明は、第2〜第4のいずれか1つの発明において、前記袖部は、前記基板に実装され、前記スイッチにより設定された状態に基づいて光を放出する発光部と、前記袖部の上面に設けられ、前記発光部から放出された光を透過させて前記スイッチにより設定された状態を表示可能な状態表示部と、前記発光部から放出された光を前記状態表示部に案内する案内部と、をさらに有することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、発光部から発光された光が隣接する状態表示部へ漏れることを抑制することができ、所定の状態表示部をより正確に明るく発光させることができる。そのため、状態表示部の視認性がより高まり、使用者は、そのときの設定状態をより確実に確認することができる。
本発明の態様によれば、特別な装置などを付加することなく、袖部の横幅を小さくすることができ、トイレ室の便器周りの清掃性を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を表す斜視模式図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を表す斜視模式図である。 本実施形態の袖部に設けられた操作部を拡大して眺めた斜視模式図である。 本実施形態の袖部に設けられた操作部の内部構造を表す斜視模式図である。 本実施形態の袖部の内部構造を表す断面模式図である。 本実施形態の袖部の内部構造を表す断面模式図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を表す斜視模式図である。 本実施形態の袖部に設けられた操作部を拡大して眺めた斜視模式図である。 本実施形態の袖部に設けられた操作部を拡大して眺めた斜視模式図である。 本実施形態の袖部の内部構造を表す断面模式図である。 本発明の第3の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の袖部に設けられた操作部を拡大して眺めた斜視模式図である。 本実施形態の袖部の内部構造を表す断面模式図である。 本実施形態の変形例にかかる袖部の蓋を例示する斜視模式図である。 本実施形態の変形例にかかる袖部の蓋を例示する斜視模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1および図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を表す斜視模式図である。
なお、図1は、本実施形態の便蓋が閉じた状態を表している。
一方、図2は、本実施形態の便蓋が開いた状態を表している。
本実施形態にかかる衛生洗浄装置100は、図1および図2に表したように、洋式腰掛便器(以下、説明の便宜上、単に「便器」と称する)800の上面に設置されるケーシング200と、このケーシング200に対して開閉自在にそれぞれ軸支された便座300および便蓋400と、を備える。
そして、衛生洗浄装置100は、便座300に座った使用者の「おしり」などの洗浄を実現する局部洗浄機能部(衛生洗浄機能部)などが内蔵された本体部210と、局部洗浄機能部などの動作に関する指示を入力する操作部230が設けられた袖部220と、を有する。本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、操作部230の操作ボタンは、袖部220の上面に設けられている。なお、図1および図2に表した衛生洗浄装置100の操作部230には、4つの操作ボタンが設けられているが、操作ボタンの設置数はこれだけに限定されるわけではない。
本体部210の内部には、前述したように、局部洗浄機能部などが内蔵されている。また、例えば本体部210の前方部には、使用者が便座300に座ったことを検知する着座センサ201が設けられている。着座センサ201が便座300に座った使用者を検知している場合において、使用者が例えば袖部220に設けられた操作部230を操作すると、吐水ノズル280を便器800のボウル801内に進出させることができる。
吐水ノズル280の先端部には、ひとつあるいは複数の図示しない吐水口が設けられている。そして、吐水ノズル280は、その先端部に設けられた吐水口から水を噴射して、便座300に座った使用者の「おしり」などを洗浄することができる。
なお、図2に表した衛生洗浄装置100では、吐水ノズル280がボウル801内に進出した状態を表している。また、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。また、着座センサ201の設置位置は、図2に表した位置に限定されるわけではない。
本体部210の内部には、便座300に座った使用者の「おしり」などに向けて温風を吹き付けて乾燥させる温風乾燥機能部や、トイレ室内に温風を吹き出してトイレ室を暖房する室内暖房機能部や、ボウル801内の空気を吸い込み、フィルタや触媒などを介して臭気成分を低減させる脱臭機能部などが、さらに内蔵されていてもよい。この場合でも、使用者は、袖部220に設けられた操作部230を操作することにより、それらの機能部の動作を指示することができる。
図3は、本実施形態の袖部に設けられた操作部を拡大して眺めた斜視模式図である。
また、図4は、本実施形態の袖部に設けられた操作部の内部構造を表す斜視模式図である。
袖部220に設けられた操作部230は、図3に表したように、表面シート231を有する。また、操作部230は、図4に表したように、表面シート231の裏面側(人が触れる側とは反対側)に設けられたキートップ237a、237b、237c、237dを有する。
表面シート231には、吐水ノズル280から噴射される水により「おしり」の洗浄を実行する「おしり洗浄ボタン」233bや、その洗浄などを停止させる「止ボタン」233aや、吐水ノズル280から噴射される水の水勢を調整する「水勢調整ボタン」233c、233dなどの操作ボタンが設けられている。そして、それらの操作ボタンの上あるいは近傍において、機能の動作内容を表す文字や記号や図形などの機能表示部が表示されている。つまり、便座300に着座した使用者は、表面シート231に表示された機能表示部を確認し、例えば「おしり洗浄ボタン」233bなどの操作ボタンを押すことにより、局部洗浄機能部の動作を指示することができる。
また、表面シート231には、「水勢調整ボタン」233c、233dにより設定された水勢の状態を表示する状態表示部235が設けられている。より具体的には、状態表示部235は、袖部220の内部に設けられた発光部からの光を透過することにより、設定された水勢の状態を表示することができる。そのため、使用者は、現在設定されている水勢の状態を状態表示部235により確認することができる。
表面シート231の裏面側には、図4に表したように、「止ボタン」233a、「おしり洗浄ボタン」233b、および「水勢調整ボタン」233c、233dのそれぞれに対応したキートップ237a、237b、237c、237dが設けられている。キートップ237bは、接続部238bにおいて、袖部220の外形を形成するケーシング221に接続されている。つまり、キートップ237bと、袖部220の外形を形成するケーシング221と、は一体的に形成されている。
また、キートップ237bには、袖部220の内部に設けられた発光部からの光を通す状態表示穴239が設けられている。このように、本実施形態では、水勢の状態を表示する光は、「水勢調整ボタン」233c、233dに対応したキートップ237c、237dではなく、「おしり洗浄ボタン」233bに対応したキートップ237bに設けられた状態表示穴239を通して出射される。
そして、便座300に着座した使用者が「おしり洗浄ボタン」233bを押すと、その力は、表面シート231を介してキートップ237bの上面に伝わる。そうすると、キートップ237bは、接続部238bを略中心として回動し、袖部220の内部に設けられたスイッチ基板のスイッチを押す。これにより、「おしり洗浄ボタン」233bに割り付けられた動作に対応する信号が、スイッチから本体部210に設けられた図示しない制御部に送られる。そして、制御部は、スイッチから送信された信号に基づいて局部洗浄機能部の動作を制御する。
これは、他のキートップ237a、237c、237dについても同様である。すなわち、キートップ237a、237c、237dは、接続部238a、238c、238dにおいて袖部220の外形を形成するケーシング221に接続されている。そして、使用者が「止ボタン」233aや「水勢調整ボタン」233c、233dを押すと、キートップ237a、237c、237dは、接続部238a、238c、238dを略中心としてそれぞれ回動し、袖部220の内部に設けられたスイッチ基板のスイッチを押す。
次に、これらのキートップ237a、237b、237c、237dの動作、および袖部220の内部構造について、図面を参照しつつさらに詳細に説明する。
図5および図6は、本実施形態の袖部の内部構造を表す断面模式図である。
なお、図5および図6は、図3に表した切断面A−Aにおける断面模式図であり、図5は、キートップ237bが押される前の状態を表しており、図6は、キートップ237bが押された後の状態を表している。
また、図5および図6に関する説明では、説明の便宜上、キートップ237bの動作、およびその近傍の内部構造を例に挙げて説明する。
袖部220の内部には、図5および図6に表したように、平板状の基板にプッシュスイッチ(スイッチ)241および発光部243を実装したスイッチ基板240が設けられている。スイッチ基板240は、鉛直姿勢となるように立設され、袖部220の外形を形成するケーシング221に適宜固定されている。ここで、本願明細書において、「鉛直姿勢」とは、図5および図6に表したように、スイッチ基板240の端面が略上方および略下方へ向かった姿勢をいうものとする。
より具体的には、スイッチ基板240は、プッシュスイッチ241および発光部243を実装した面が便器800側あるいは便器800とは反対側を向くように設けられている。なお、図5および図6に表した袖部220の内部構造では、スイッチ基板240は、プッシュスイッチ241および発光部243を実装した面が便器とは反対側を向くように設けられている。
キートップ237bは、押圧部232bと、伝達部234bと、を有する。押圧部232bは、キートップ237bの上面に設けられ、使用者の操作により下方に押圧される。一方、伝達部234bは、押圧部232bからみて略鉛直方向の下方に向かって延在し、押圧部232bが押圧された下向きの力を水平方向の力へと変換し伝達する。
より具体的には、まず、使用者が「おしり洗浄ボタン」233bを押すと、その力は、表面シート231を介してキートップ237bの押圧部232bに伝わる。そうすると、押圧部232bは、図6に表した矢印A1のように、下方に押圧される。押圧部232bが下方に押圧されると、キートップ237bは、接続部238bを略中心として回動する。そのため、キートップ237bの伝達部234bは、図6に表した矢印A2のように、プッシュスイッチ241に向かって移動し、そのプッシュスイッチ241を押す。つまり、伝達部234bは、押圧部232bが下方に押圧された力をプッシュスイッチ241に伝達し、そのプッシュスイッチ241への入力を行う。
これにより、図3および図4に関して前述したように、「おしり洗浄ボタン」233bに割り付けられた動作内容に対応する信号が、プッシュスイッチ241から本体部210に設けられた図示しない制御部に送られる。そして、制御部は、プッシュスイッチ241から送信された信号に基づいて局部洗浄機能部の動作を制御する。
ここで、例えば、プッシュスイッチ241を実装した面が上方あるいは下方を向くように、スイッチ基板240が袖部220の内部に設けられている場合を考えてみる。この場合には、その実装面が便器800側あるいは便器800とは反対側を向くように設けられた場合と比較すると、袖部220の横幅Wは大きくなる。これは、一般的に、基板の実装面の幅は、その基板の板厚よりも大きいためである。また、局部洗浄機能部だけではなく、例えば、温風乾燥機能部や室内暖房機能部や脱臭機能部などが本体部210に内蔵された場合には、より多くのプッシュスイッチ241がスイッチ基板240に実装されるため、スイッチ基板240の面積はより大きくなる。その結果、袖部220の横幅Wは、さらに大きくなる。
これにより、袖部220は、便器800の側方に大きく張り出してしまう。そうすると、トイレ室(例えば、便器の奥の方)の清掃を行うことが困難になる場合がある。
これに対して、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、スイッチ基板240は、袖部220の内部において鉛直姿勢となるように立設され、プッシュスイッチ241を実装した面が便器800側あるいは便器800とは反対側を向くように設けられている。そのため、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、袖部220の横幅Wを小さくすることができる。つまり、便器800の側方への袖部220の張り出し量を小さくすることができる。これにより、衛生洗浄装置100の袖部220が占める体積や面積を小さくすることができるため、トイレ室を清掃する際に袖部220が邪魔になるおそれは少ない。したがって、トイレ室や衛生洗浄装置100の清掃性を向上させることができる。
しかしながら、プッシュスイッチ241を実装した面が便器800側あるいは便器800とは反対側を向くように、スイッチ基板240が設置されると、使用者による操作部230への操作性が低下するおそれがある。これは、プッシュスイッチ241に入力を行うためには、下方ではなく水平方向に力を伝達する必要があるためである。
これに対して、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、キートップ237bは、押圧部232bと、伝達部234bと、を有する。そして、押圧部232bが下方に押圧されると、キートップ237bは、接続部238bを略中心として回動する。これにより、伝達部234bは、押圧部232bが下方に押圧された力を水平方向に変換し、その力をプッシュスイッチ241に伝達して入力を行う。つまり、使用者は、袖部220の上面に設けられた「おしり洗浄ボタン」233bなどの操作ボタンを押すことにより、局部洗浄機能部などの動作を指示することができる。
さらに、機能の動作内容を表す文字や記号や図形などの機能表示部は、袖部220の上面に表示されているため、使用者は、その機能表示部を容易に視認することができる。そのため、プッシュスイッチ241を実装した面が便器800側あるいは便器800とは反対側を向くように、スイッチ基板240が設置されることにより生ずる新たな課題を解決することができる。
また、キートップ237bは、スイッチ基板240に実装された発光部243から発光された光を状態表示部235に案内する案内部236を有する。案内部236の一端から入射した光は、案内部236の内部を通り、案内部236の他端に設けられた状態表示穴239を通過して表面シート231の状態表示部235から出射される。これにより、発光部243から発光された光が、隣接する状態表示部235へ漏れるおそれは少ない。つまり、案内部236は、発光部243から発光された光を対応する状態表示部235へより確実に導くことができる。そのため、使用者は、現在設定されている水勢の状態をより確実に状態表示部235により確認することができる。
また、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、図3に表したように、「おしり洗浄ボタン」233bなどの操作ボタンやキートップ237bなどは、袖部220の便器800側の側面には設けられていない。つまり、操作ボタンやキートップ237bなどは、便器800とは反対側の袖部220の側面にのみ設けられている。そのため、「おしり洗浄ボタン」233bやキートップ237bなどは、便器800のボウル801で跳ね返った小水などにより汚れるおそれは少ない。そのため、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、操作部230をより清潔に保つことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、スイッチ基板240は、袖部220の内部において鉛直姿勢となるように立設され、プッシュスイッチ241を実装した面が便器800側あるいは便器800とは反対側を向くように設けられている。そのため、特別な装置などを付加することなく、袖部220の横幅Wを小さくすることができる。また、機能の動作内容を表す文字や記号や図形などの機能表示部は、袖部220の上面に表示されているため、使用者は、その機能表示部を容易に視認することができる。そのため、プッシュスイッチ241を実装した面が便器800側あるいは便器800とは反対側を向くように、スイッチ基板240が設置されることにより生ずる新たな課題を解決することができる。
なお、図5および図6に関する説明では、説明の便宜上、キートップ237bの動作、およびその近傍の内部構造を例に挙げて説明したが、他のキートップ237a、237c、237dの動作、およびその近傍の内部構造についても同様である。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図7は、本発明の第2の実施の形態にかかる衛生洗浄装置を表す斜視模式図である。
なお、図7は、本実施形態の便蓋が閉じた状態を表している。
本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、操作部230の操作ボタンは、便器800とは反対側の袖部220の側面に設けられている。なお、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100においても、操作ボタンの設置数はこれだけに限定されるわけではない。その他の構造については、第1の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の構造と同様である。
図8および図9は、本実施形態の袖部に設けられた操作部を拡大して眺めた斜視模式図である。
なお、図8は、便器800とは反対側から袖部220を眺めた斜視模式図であり、図9は、便器800側から袖部220を眺めた斜視模式図である。
本実施形態の袖部220に設けられた操作部230は、図8および図9に表したように、表面シート231を有する。また、本実施形態の操作部230は、表面シート231の裏面側に設けられたキートップを有する。このキートップについては、後に詳述する。
表面シート231は、袖部220の上面から便器800とは反対側の側面にわたって延在している。そして、便器800とは反対側の袖部220の側面における表面シート231には、「止ボタン」233aや、「おしり洗浄ボタン」233bや、「やわらか洗浄ボタン」233eや、「ビデ洗浄ボタン」233fや、「乾燥ボタン」233gや、「水勢調整ボタン」233c、233dなどの操作ボタンが設けられている。
一方、それらの操作ボタンに割り付けられた機能の動作内容を表す機能表示部は、図8および図9に表したように、袖部220の上面における表面シート231にそれぞれ表示されている。より具体的には、各操作ボタンに関する機能表示部は、便座300に着座した使用者からみて各操作ボタンの手前側、すなわち各操作ボタンから表面シート231の表面に沿って上方および右側方に位置する袖部220の上面にそれぞれ表示されている。そのため、使用者は、袖部220の上面における表面シート231に表示された機能表示部を確認し、その機能表示部の位置から表面シート231の表面に沿って左側方および下方に手をスライドさせ、その位置に設置された操作ボタンを押すことにより、機能表示部に表示された動作を指示することができる。
また、袖部220の上面における表面シート231には、水勢の状態を表示する状態表示部235aや、吐水ノズル280の位置を表示する状態表示部235bや、吐水ノズル280から噴射される水の温度状態を表示する状態表示部235cや、「おまかせタイマー」の状態を表示する状態表示部235dや、衛生洗浄装置100の運転状態を表示する状態表示部235eなどが設けられている。これらの状態表示部235a〜235eは、図3に関して前述した状態表示部235と同様に、袖部220の内部に設けられた発光部からの光を透過することにより、設定状態をそれぞれ表示することができる。
次に、本実施形態の袖部220の内部構造について、図面を参照しつつ説明する。
図10は、本実施形態の袖部の内部構造を表す断面模式図である。
なお、図10は、図8に表した切断面B−Bにおける断面模式図である。
また、図10に関する説明では、説明の便宜上、「おしり洗浄ボタン」233bの近傍の内部構造を例に挙げて説明する。
袖部220の内部には、図10に表したように、プッシュスイッチ241および発光部243を実装したスイッチ基板240が設けられている。スイッチ基板240は、鉛直姿勢となるように立設され、袖部220の外形を形成するケーシング221に適宜固定されている。より具体的には、スイッチ基板240は、プッシュスイッチ241および発光部243を実装した面が便器800側あるいは便器800とは反対側を向くように設けられている。なお、図10に表した袖部220の内部構造では、スイッチ基板240は、プッシュスイッチ241および発光部243を実装した面が便器とは反対側を向くように設けられている。これらは、図5および図6に関して前述した内部構造と同様である。
また、表面シート231の裏面側には、「おしり洗浄ボタン」233bなどの操作ボタンに対応したキートップ237がそれぞれ設けられている。このキートップ237は、袖部220の外形を形成するケーシング221とは別体として、もしくは一体として設けられている。
使用者が「おしり洗浄ボタン」233bを押すと、その力は、表面シート231を介してキートップ237に伝わる。そうすると、キートップ237は、図10に表した矢印A3のように、プッシュスイッチ241に向かって移動し、そのプッシュスイッチ241を押す。つまり、キートップ237は、「おしり洗浄ボタン」233bが押圧された力をプッシュスイッチ241に伝達し、そのプッシュスイッチ241への入力を行う。
これにより、「おしり洗浄ボタン」233bに割り付けられた動作内容に対応する信号が、プッシュスイッチ241から本体部210に設けられた図示しない制御部に送られる。そして、制御部は、プッシュスイッチ241から送信された信号に基づいて局部洗浄機能部の動作を制御する。
ここで、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、スイッチ基板240は、袖部220の内部において鉛直姿勢となるように立設され、プッシュスイッチ241を実装した面が便器800側あるいは便器800とは反対側を向くように設けられている。そのため、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、袖部220の横幅Wを小さくすることができる。つまり、便器800の側方への袖部220の張り出し量を小さくすることができる。そのため、図5および図6に関して前述した効果と同様の効果が得られる。
しかしながら、プッシュスイッチ241を実装した面が便器800側あるいは便器800とは反対側を向くように、スイッチ基板240が設置されると、使用者による操作部230への操作性が低下するおそれがある。これは、機能表示部が「おしり洗浄ボタン」233bなどの操作ボタンの上あるいは近傍に表示されると、便座300に着座した使用者は、その機能表示部を確認することが困難となるためである。
これに対して、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、機能表示部は、各操作ボタンから表面シート231の表面に沿って上方および右側方に位置する袖部220の上面にそれぞれ表示されている。そのため、使用者は、その機能表示部を容易に視認することができる。そして、使用者は、機能表示部を確認し、その機能表示部の位置から表面シート231の表面に沿って左側方および下方に手をスライドさせることにより、その機能表示部に対応する操作ボタンを押すことができる。そのため、プッシュスイッチ241を実装した面が便器800側あるいは便器800とは反対側を向くように、スイッチ基板240が設置されることにより生ずる新たな課題を解決することができる。
また、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、「おしり洗浄ボタン」233bなどの操作ボタンやキートップ237などは、袖部220の便器800側の側面には設けられていない。つまり、操作ボタンやキートップ237などは、便器800とは反対側の袖部220の側面にのみ設けられている。そのため、「おしり洗浄ボタン」233bやキートップ237などは、便器800のボウル801で跳ね返った小水などにより汚れるおそれは少ない。そのため、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、操作部230をより清潔に保つことができる。
なお、図10に関する説明では、説明の便宜上、「おしり洗浄ボタン」233bの近傍の内部構造を例に挙げて説明したが、他の操作ボタンの近傍の内部構造についても同様である。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図11は、本発明の第3の実施の形態にかかる衛生洗浄装置の袖部に設けられた操作部を拡大して眺めた斜視模式図である。
なお、図11は、便器800側から袖部220を眺めた斜視模式図である。
本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、操作部230の操作ボタンは、袖部220の側面であって、便器800側と、便器800とは反対側と、の両側面に設けられている。本実施形態にかかる衛生洗浄装置100の全体的な構造は、図7に関して前述した衛生洗浄装置と同様である。
本実施形態の袖部220に設けられた操作部230は、図11に表したように、表面シート231を有する。その表面シート231は、便器800とは反対側の袖部220の側面から上面を通して便器800側の側面にわたって延在している。そして、便器800とは反対側の袖部220の側面における表面シート231には、「止ボタン」233aや、「おしり洗浄ボタン」233bや、「やわらか洗浄ボタン」233eや、「ビデ洗浄ボタン」233fや、「乾燥ボタン」233gなどの操作ボタンが設けられている。つまり、便器800とは反対側から眺めた袖部220の構造は、図8に表した袖部220の構造と同様である。
一方、便器800側の袖部220の側面における表面シート231には、「水勢調整ボタン」233c、233dや、吐水ノズル280による洗浄の位置を調整する「洗浄位置調整ボタン」233h、233iや、吐水ノズル280から噴射される水の温度を調整する「温水温度調整ボタン」233j、233kなどの調整ボタンが設けられている。
また、便器800とは反対側の袖部220の側面における表面シート231に設けられた「おしり洗浄ボタン」233bなどの操作ボタンに割り付けられた機能の動作内容を表す機能表示部は、袖部220の上面における表面シート231にそれぞれ表示されている。これは、図8および図9に関して前述した機能表示部の表示位置と同様である。一方、便器800側の袖部220の側面における表面シート231に設けられた「水勢調整ボタン」233c、233dなどの操作ボタンに割り付けられた機能の動作内容を表す機能表示部は、それぞれの操作ボタンの上あるいは近傍に表示されている。
また、袖部220の上面における表面シート231には、種々の状態表示部235a、235b、235c、235d、235eが設けられている。これは、図8および図9に関して前述した状態表示部235a〜235eと同様である。
次に、本実施形態の袖部220の内部構造について、図面を参照しつつ説明する。
図12は、本実施形態の袖部の内部構造を表す断面模式図である。
なお、図12は、図11に表した切断面C−Cにおける断面模式図である。
また、図12に関する説明では、説明の便宜上、「おしり洗浄ボタン」233bおよび「水勢調整ボタン」233dの近傍の内部構造を例に挙げて説明する。
袖部220の内部には、図12に表したように、プッシュスイッチ241および発光部243を実装したスイッチ基板240が設けられている。本実施形態では、スイッチ基板240の表裏両面にプッシュスイッチ241が実装されている。スイッチ基板240は、鉛直姿勢となるように立設され、袖部220の外形を形成するケーシング221に適宜固定されている。より具体的には、スイッチ基板240は、プッシュスイッチ241を実装した面が便器800側および便器800とは反対側の両側面を向くように設けられている。
また、表面シート231の裏面側には、「おしり洗浄ボタン」233bや「水勢調整ボタン」233dなどの操作ボタンに対応したキートップ237がそれぞれ設けられている。このキートップ237は、袖部220の外形を形成するケーシング221とは別体として、あるいは一体として設けられている。
使用者が「おしり洗浄ボタン」233bを押すと、その力は、表面シート231を介してキートップ237に伝わる。そうすると、キートップ237は、図12に表した矢印A4のように、プッシュスイッチ241に向かって移動し、そのプッシュスイッチ241を押す。これと同様に、使用者が「水勢調整ボタン」233dを押すと、その力は、表面シート231を介してキートップ237に伝わる。そうすると、キートップ237は、図12に表した矢印A5のように、プッシュスイッチ241に向かって移動し、そのプッシュスイッチ241を押す。つまり、キートップ237は、「おしり洗浄ボタン」233bや「水勢調整ボタン」233dなどの操作ボタンが押圧された力をプッシュスイッチ241に伝達し、そのプッシュスイッチ241への入力を行う。
ここで、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、スイッチ基板240の表裏両面にプッシュスイッチ241が実装されている。そして、そのスイッチ基板240は、袖部220の内部において鉛直姿勢となるように立設され、プッシュスイッチ241を実装した面が便器800側および便器800とは反対側の両側面を向くように設けられている。そのため、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、より多くの操作ボタンを袖部220の両側面に配置することができる。さらに、より多くの操作ボタンを袖部220の両側面に配置することができるため、それらの操作ボタンを袖部220の前方側(先端側)に集中的に配置することができる。
これによれば、便座300に着座した使用者は、操作部230を操作する際に、衛生洗浄装置100の側方や後方に向かって無理に身体を回転させる必要はなく、より楽な姿勢で操作部230を操作することができる。なお、第1の実施形態にかかる衛生洗浄装置では、袖部220の上面にのみ操作ボタンが設けられ、第2の実施形態にかかる衛生洗浄装置では、便器800とは反対側の袖部220の側面にのみ操作ボタンが設けられているが、衛生洗浄装置100の機能が「止ボタン」233aおよび「おしり洗浄ボタン」233bだけしか設けられていないような単機能あるいは少数機能である場合には、それらの操作ボタンを袖部220の前方側に集中的に配置することができる。そのため、この場合であっても、便座300に着座した使用者は、操作部230を操作する際に、より楽な姿勢で操作部230を操作することができる。
しかしながら、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、便器800側の袖部220の側面に「水勢調整ボタン」233c、233dなどの操作ボタンが設けられているため、便器800側の袖部220の側面に配置された操作ボタンは、便器800のボウル801で跳ね返った小水などにより汚れるおそれがある。そのため、便器800側の袖部220の側面に配置された操作ボタンは、例えば蓋などにより覆われていることがより好ましい。これについて、次に図面を参照しつつ説明する。
図13および図14は、本実施形態の変形例にかかる袖部の蓋を例示する斜視模式図である。
なお、図13は、袖部の蓋と、袖部のケーシングと、が分解された斜視模式図であり、図14は、袖部の蓋と、袖部のケーシングと、が組み立てられた斜視模式図である。
また、便器800の反対側の袖部220の側面に設けられた操作ボタンや、状態表示部235a〜235eや、機能表示部などについては、適宜省略する。
本変形例の袖部220のケーシング221の側面であって、便器800側の側面には、図13に表したように、凹部223が形成されている。そして、「水勢調整ボタン」233c、233d、「洗浄位置調整ボタン」233h、233i、および「温水温度調整ボタン」233j、233kなどの調整ボタンは、凹部223の内部に設けられている。また、凹部223の壁面には、凹部223の内部に向かって突出した突起部223aが設けられている。
また、本変形例の袖部220は、蓋225を有する。蓋225の側面には、凹部223に設けられた突起部223aを挿入可能な挿入穴227が形成されている。また、蓋225の上部には、使用者が指を引っ掛けることができる指係部229が形成されている。
そして、袖部220のケーシング221と、蓋225と、を組み立てる場合には、図13に表した二点鎖線のように、凹部223の突起部223aと蓋225の挿入穴227とを係合させる。そうすると、図14に表した矢印A6のように、蓋225は、突起部223aを中心として回動自在に開閉できる。このとき、使用者は、指係部229に自身の指を引っ掛けることができるため、より楽に蓋225を開けることができる。
このように、便器800の反対側の袖部220の側面に設けられた操作ボタンは、蓋225が閉じている際には、その蓋225に覆われる。そのため、それらの操作ボタンは、便器800のボウル801で跳ね返った小水などにより汚れるおそれは少ない。そのため、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、便器800の反対側の袖部220の側面に設けられた操作部230の部分をより清潔に保つことができる。これによれば、便器800側の袖部220の側面にも操作ボタンが設けられたことにより生ずる新たな課題を解決することができる。
使用者は、便器800の反対側の袖部220の側面に設けられた操作ボタンを操作する際には、蓋225を開くことによりそれらの操作ボタンを操作することができる。このとき、使用者は、指係部229に自身の指を引っ掛けることができるため、より楽に蓋225を開けることができる。また、袖部220のケーシング221には、凹部223が形成されているため、袖部220のケーシング221の表面と蓋225の表面とを略同一面とすることができる。そのため、意匠性が損なわれるおそれは少ない。
なお、図11および図13に表したように、便器800とは反対側の袖部220の側面には、機能部の動作に関する「おしり洗浄ボタン」233bなどの操作ボタン(以下、「動作系操作ボタン」という)が設けられていることがより好ましい。一方で、便器800側の袖部220の側面には、機能部の設定あるいは調整に関する「水勢調整ボタン」233c、233dなどの操作ボタン(以下、「設定系操作ボタン」という)が設けられていることがより好ましい。
これは、一般的に、動作系操作ボタンの使用頻度は、設定系操作ボタンの使用頻度よりも高いため、使用者は、蓋255を開けることなく楽に動作系操作ボタンを操作できることがより好ましいためである。しかしながら、動作系操作ボタンが便器800側の袖部220の側面に設置されると、前述したように、それらの動作系操作ボタンは、小水などにより汚れるおそれがある。そのため、動作系操作ボタンは、便器800とは反対側の袖部220の側面に設けられることがより好ましい。
一方、一般的に、設定系操作ボタンの使用頻度は、動作系操作ボタンの使用頻度よりも低い。そのため、使用者は、蓋255を開けて設定系操作ボタンを操作しても煩わしさを感ずるおそれは少ない。したがって、設定系操作ボタンは、便器800側の袖部220の側面に設置され、蓋225に覆われることがより好ましい。これによれば、設定系操作ボタンは、便器800のボウル801で跳ね返った小水などにより汚れるおそれは少なく蓋255により覆われるため、袖部220は、すっきりとしたデザインを有することができる。
また、本実施形態にかかる衛生洗浄装置100では、スイッチ基板240の表裏両面にプッシュスイッチ241が実装され、そのスイッチ基板240は、プッシュスイッチ241を実装した面が便器800側および便器800とは反対側の両側面を向くように設けられているため、袖部220の横幅Wを小さくすることができる。つまり、便器800の側方への袖部220の張り出し量を小さくすることができる。そのため、図5および図6に関して前述した効果と同様の効果が得られる。
また、便器800とは反対側の袖部220の側面における表面シート231に設けられた「おしり洗浄ボタン」233bなどの操作ボタンに割り付けられた機能の動作内容を表す機能表示部は、袖部220の上面における表面シート231にそれぞれ表示されている。そのため、プッシュスイッチ241を実装した面が便器800側および便器800とは反対側の両側面を向くように、スイッチ基板240が設置されることにより生ずる新たな課題を解決することができる。
なお、図12に関する説明では、説明の便宜上、「おしり洗浄ボタン」233bおよび「水勢調整ボタン」233dの近傍の内部構造を例に挙げて説明したが、他の操作ボタンの近傍の内部構造についても同様である。また、図7〜図14に関して前述した第2および第3の実施形態にかかる衛生洗浄装置においても、スイッチ基板240に実装された発光部243から発光された光を状態表示部235a〜235eに案内する案内部236が設けられていてもよい。これによれば、発光部243から発光された光が、隣接する状態表示部へ漏れることを抑制することができ、使用者は、現在の設定状態をより確実に確認することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、袖部220などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや操作部230や各種操作ボタンの設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
100 衛生洗浄装置、 200 ケーシング、 201 着座センサ、 210 本体部、 220 袖部、 221 ケーシング、 223 凹部、 223a 突起部、 225 蓋、 227 挿入穴、 229 指係部、 230 操作部、 231 表面シート、 232b 押圧部、 233a 「止ボタン」、 233b 「おしり洗浄ボタン」、 233c、233d 「水勢調整ボタン」、 233e 「やわらか洗浄ボタン」、 233f 「ビデ洗浄ボタン」、 233g 「乾燥ボタン」、 233h、233i 「洗浄位置調整ボタン」、 233j、233k 「温水温度調整ボタン」、 234b 伝達部、 235、235a、235b、235c、235d、235e 状態表示部、 236 案内部、 237、237a、237b、237c、237d キートップ、 238a、238b、238c、238d 接続部、 239 状態表示穴、 240 スイッチ基板、 241 プッシュスイッチ、 243 発光部、 255 蓋、 280 吐水ノズル、 300 便座、 400 便蓋、 800 便器、 801 ボウル

Claims (5)

  1. 便器の上に設置され衛生洗浄機能部を内蔵した本体部と、前記本体部の側方から前方に向かって延設された袖部と、を備え、
    前記袖部は、
    平板状の基板と、前記基板の少なくとも一面に実装された複数のスイッチと、を有するスイッチ基板と、
    前記複数のスイッチへの入力を実行することにより前記衛生洗浄機能部の動作を指示可能な操作部と、
    を有し、
    前記スイッチ基板は、前記複数のスイッチが実装された面が前記便器の側および前記便器とは反対の側の少なくともいずれかを向くように、前記袖部の内部において鉛直姿勢に立設されたことを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記袖部は、前記スイッチの機能を表す機能表示部を上面に有し、
    前記操作部は、キートップを有し、
    前記キートップは、
    前記袖部の上面に設けられ、使用者の操作により下方に押圧される押圧部と、
    前記押圧部からみて鉛直方向の下方に向かって延在し、前記押圧部が下方に押圧される力を水平方向に作用する力へと変換して前記スイッチに伝達することにより、前記スイッチへの入力を実行する伝達部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記袖部は、前記スイッチの機能を表す機能表示部を上面に有し、
    前記スイッチ基板は、前記基板の表裏両面において前記スイッチがそれぞれ実装され、
    前記操作部は、前記袖部における前記便器の側の側面と、前記袖部における前記便器とは反対の側の側面と、の両側面に配設されたことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記袖部は、前記スイッチの機能を表す機能表示部を上面に有し、
    前記操作部は、前記袖部における前記便器とは反対の側の側面のみに配設されたことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記袖部は、
    前記基板に実装され、前記スイッチにより設定された状態に基づいて光を放出する発光部と、
    前記袖部の上面に設けられ、前記発光部から放出された光を透過させて前記スイッチにより設定された状態を表示可能な状態表示部と、
    前記発光部から放出された光を前記状態表示部に案内する案内部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
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