JP2008240411A - 温水洗浄便座装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部の操作性や視認性が良好であるとともに、不慮の操作による洗浄水噴出のトラブルが生じ難く、また人体に外傷を与えるおそれがなく、清掃作業を行いやすい温水洗浄便座装置を提供する。
【解決手段】便器9後部に搭載されて便座21を保持する基部2と、前記基部2に装備され人体局部に向けて洗浄水を噴出する噴出口をもつ可動ノズルと、洗浄処理時の前進位置と待機時の後退位置とに前記可動ノズルを切り替えるノズル作動部と、前記洗浄水の噴出及び停止を操作する操作部と、前記基部の少なくとも左右の一方から張設された肘掛部3と、を備える温水洗浄便座装置1において、前記操作部の一部たる常用操作部4を構成する使用頻度の高い操作スイッチを、前記肘掛部4の先端部に設けた。また、前記操作部を構成する操作スイッチを、引き上げて操作する引上形スイッチ及び前記肘掛部の横面方向から押して操作する横押形スイッチのいずれかの形態とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、洋式便器に搭載されて便座を保持するとともに人体局部の洗浄機能を有する温水洗浄便座装置に関し、より詳細には操作性、視認性、安全性、清掃作業性などを向上した操作部を備える温水洗浄便座装置に関する。
温水洗浄便座装置は、洋式便器後部に搭載されて便座を保持する基部と、前記基部に装備され人体局部に向けて洗浄水を噴出するノズルと、ノズルを進退駆動するノズル作動部と、洗浄水の噴出及び停止を操作する操作部と、を備えるのが一般的である。そして通常、洗浄ノズルはお尻洗浄用とビデ洗浄用の用途毎にそれぞれ設けられている。さらに、便座を回動して上げ下げする便座駆動部や、便座を暖かく保つ便座保温部、洗浄後に温風を吹き出して乾燥を行う温風乾燥部などを備える場合も多く、洗浄水や温風の温度や流量を検出するセンサや使用者の着座を検出するセンサも適宜用いられている。操作部は、使用者が洗浄水の噴出及び停止などを指令するためにスイッチ操作を行う部位であり、温風乾燥部を備える場合には温風の吹き出し及び停止をも指令するほか、洗浄水や温水の温度や強さの設定を行うことができ、また指令や設定を確認するための表示器を備えるのが一般的である。そして、使用者が取り扱いやすいように、操作部は基部の側方やトイレ室の側壁に配設されるのが一般的である。
一方、温水洗浄便座装置では、使用者が着座中に腕を戴せるために、さらには着座や離座を容易にするために、肘掛部が設けられる場合も多い。肘掛部を備える温水洗浄便座装置では、操作性を向上するために、肘掛部の上面に操作部を設けることが一般的になっている。特許文献1に開示される便座装置は、両側部に一対の肘掛部を具備した一例である。この便座装置では、両肘掛部間の内寸法を基部側よりも先端部側で大きくするとともに肘掛部の先端に取手を設けて着座し易くし、操作部を左右どちらかの肘掛部に設けて操作を容易にしている。この種の温水洗浄便座装置は、使用者にとり快適であり、とりわけ、局部に疾病を持つ者や身体の不自由な老人や障害者にとっては重宝であった。
特開2006−247181号公報
ところで、特許文献1の便座装置では、肘掛部上面の限られたスペースに操作部が設けられているため、多数の操作スイッチや液晶表示部及びランプなどの表示器には小形の部材が用いられている。また、操作部は肘掛部の中間付近に配設されているため、載せた腕を動かして操作及び目視確認を行う必要があり、必ずしも最適位置ではなかった。それゆえ、操作性や視認性が良好とは言えず、とりわけ、指先が不自由あるいは視力が低い使用者には煩わしさがあった。また、多数の操作箇所や視認箇所があるため、不慣れな使用者は戸惑いを感じ、あるいは操作を誤るおそれもあった。さらには、着座や離座に際して、不慮の操作によって洗浄開始スイッチをオン操作してしまい、洗浄水が噴出して衣服を濡らしてしまうなどのトラブルが生じるおそれがあった。着座検出センサは、使用者が着座していない状態で洗浄水が噴出することを防止するが、着座や離座の途中には正確な作動は期待できず、万全ではなかった。不慮の操作は、操作部にカバーを設けて防止することができるが、逆にカバー開閉の手間が増加し、またカバーが開いたままの状態は好ましくない。開いたカバーや突出した操作スイッチ、特許文献1の取手など、肘掛部上面に凹凸があると、着座や離座の際に人体に外傷を与えるおそれが皆無とは言えない。また、肘掛部上面の凹凸は、拭き取りなどの清掃作業を難しくしている。
本発明は上記背景に鑑みてなされたものであり、操作部の操作性や視認性が良好であるとともに、不慮の操作による洗浄水噴出のトラブルが生じ難く、また人体に外傷を与えるおそれがなく、清掃作業を行いやすい温水洗浄便座装置を提供する。
本発明の温水洗浄便座装置は、便器後部に搭載されて便座を保持する基部と、前記基部に装備され人体局部に向けて洗浄水を噴出する噴出口をもつ可動ノズルと、洗浄処理時の前進位置と待機時の後退位置とに前記可動ノズルを切り替えるノズル作動部と、前記洗浄水の噴出及び停止を操作する操作部と、前記基部の少なくとも左右の一方から張設された肘掛部と、を備える温水洗浄便座装置において、前記操作部の一部たる常用操作部を構成する使用頻度の高い操作スイッチを、前記肘掛部の先端部に設けたことを特徴とする。
また、本発明の温水洗浄便座装置は、便器後部に搭載されて便座を保持する基部と、前記基部に装備され人体局部に向けて洗浄水を噴出する噴出口をもつ可動ノズルと、洗浄処理時の前進位置と待機時の後退位置とに前記可動ノズルを切り替えるノズル作動部と、前記洗浄水の噴出及び停止を操作する操作部と、前記基部の少なくとも左右の一方から張設された肘掛部と、を備える温水洗浄便座装置において、前記操作部を構成する操作スイッチを、引き上げて操作する引上形スイッチ及び前記肘掛部の横面方向から押して操作する横押形スイッチのいずれかの形態としたことを特徴とする。
本発明は、使用頻度の高い操作スイッチを選定し常用操作部として肘掛部先端に配置することにより毎回の使用時の操作の便宜を図ること、ならびに、洗浄開始スイッチに引上形スイッチあるいは横押形スイッチを用いることにより不慮の操作による意図しない洗浄水の噴出を防止したことを主旨としている。さらに、肘掛部上面を略フラット形状とすることにより、人体外傷のおそれを回避し、かつ清掃作業を行いやすくしている。
本発明の温水洗浄便座装置は、基部と、可動ノズルと、ノズル作動部と、操作部と、肘掛部とを備え、操作部の一部たる常用操作部を構成する使用頻度の高い操作スイッチを、肘掛部の先端部に設けて構成することができる。基部は、温水洗浄便座装置の筐体を成す部材であり、洋式便器の後部、通常その上面に搭載することができる。また、基部には、便座を保持させることができ、便座を回動して上げ下げする便座駆動部や、便座を適温に保つ便座保温部を設けるようにしてもよい。基部には、後述の局部洗浄部の他、温風乾燥部、消臭・殺菌部なども適宜設けることができる。
可動ノズル及びノズル作動部は、局部洗浄部を構成する手段であり、基部に装備することができる。可動ノズルとしては、周知のようにお尻洗浄ノズルとビデ洗浄ノズルとを用いることができ、それぞれを独立して進退させることができるようにノズル作動部を構成することができる。そして、操作部への洗浄開始指令の入力により、ノズル作動部による可動ノズルの前進位置への前進駆動と、洗浄水の噴出とを、一連の制御によって行うようにすることができる。同様に、洗浄終了指令の入力により、洗浄水の停止と、可動ノズルの後退駆動とを行うようにすることができる。
操作部は、洗浄水の噴出及び停止を操作するほかに、温風乾燥部を有する場合には温風の吹き出し及び停止をも操作し、また洗浄水や温水の温度や強さの設定を行えるように形成することができる。さらに、操作部では、便座保温部の省エネモード設定やその他の装置内の多岐にわたる設定を行うようにすることができる。これらの操作及び設定は、操作スイッチや設定スイッチなどを設けて行うようにすることができる。また、操作部には、現在の設定条件や作動状況を表示する表示ランプや液晶表示部を設けることができる。
肘掛部は、基部の少なくとも左右の一方から張設され、使用者が着座状態で腕を戴せる部位である。肘掛部は、左右両側としてもよく、右利き用として右側のみとしてもよく、また、トイレ内やドアの配置によっては左側のみとしてもよい。肘掛部は、例えば、基部の左右何れかの側方から便器前方向に向けて張り出し、便器側面の斜上方まで延設するようにして、形成することができる。
本発明では、操作部の操作スイッチのうち使用頻度の高いものを集めて常用操作部を構成し、肘掛部の先端部に設けるようにしている。ここで、使用頻度の高い操作スイッチは少数であり、比較的大形のスイッチ部品を使用することができる。なお、関係する表示器を常用操作部に付属することは当然である。そして、使用者が肘掛け部に腕を載せたとき、ちょうど指先が常用操作部の付近に来るように、配設することができる。使用頻度があまり高くないその他のスイッチは副操作部としてまとめ、他の部位、例えば基部本体や肘掛部の根本側などに配設することができる。
前記使用頻度の高い前記操作スイッチは、洗浄水を噴出させる洗浄開始スイッチであることが好ましい。使用頻度の高い操作スイッチの代表例は、お尻洗浄ノズルやビデ洗浄ノズルの洗浄開始スイッチである。また、洗浄終了スイッチも比較的使用頻度が高いが、タイマや離座により自動的に終了する機能を付加してもよい。また、洗浄水の噴出強さも、使用者の好みにより使用の都度調整される場合が多い。一方、洗浄水の温度は人間の体温に合わせて設定されるのが一般的であり、使用の都度変更される場合は少なく、あっても管理者による季節的な気温変化に対する微調整程度の場合が多い。また、温風乾燥部は、設けられていても、実際には使用されないケースが多い。以上の一般的な傾向に加えて、便座装置を備える具体的な設置場所と実際の使用者を考慮し、適宜使用頻度の高い操作スイッチを選択することができる。例えば、病院や介護施設で、多くの使用者が洗浄に引き続いて温風乾燥を行う場合には、洗浄から乾燥までを通して行う自動モードスイッチと中止スイッチとを、常用操作部として肘掛部の先端部に設けるようにしてもよい。
次に、上述のように構成された本発明の温水洗浄便座装置の使用方法、及び作用について説明する。一般的な使用者は、本発明の温水洗浄便座装置の便座に着座し肘掛部に腕を戴せた状態で、指先を動かすだけで常用操作部の操作スイッチを操作することができ、他のスイッチを操作する必要がない。操作スイッチは使用頻度の高いものに限定され、大形のスイッチ部品が使用されているため、指先の不自由な者や不慣れな者でも容易に操作できまた見易く、操作性及び視認性が格段に向上される。なお、特殊な使用方法を所望する使用者やトイレの管理者は、必要に応じて副操作部の多数の操作スイッチを操作することができる。例えば、洗浄水の温度設定を、副操作部で変更することができる。
また、本発明の温水洗浄便座装置は、基部と、可動ノズルと、ノズル作動部と、操作部と、肘掛部とを備え、操作部を構成する操作スイッチを、引き上げて操作する引上形スイッチ及び肘掛部の横面方向から押して操作する横押形スイッチのいずれかの形態として構成することができる。
さらに、引上形スイッチ及び横押形スイッチのいずれかの形態を有する操作スイッチのうちの使用頻度の高いものは、肘掛部の先端部に設けるようにしてもよい。つまり、使用頻度の高い操作スイッチは、引上形スイッチ及び横押形スイッチのいずれかとし、かつ常用操作部として肘掛部の先端部に設けるようにしてもよい。とりわけ、洗浄水を噴出させる洗浄開始スイッチは、引上形スイッチ及び横押形スイッチのいずれかの形態として、肘掛部の先端部に設けることが好ましい。
洗浄開始スイッチに通常の上面から押し下げる押下形スイッチを用いると、不慮の操作により手が触れてオンしてしまうおそれがある。この不慮の操作を防止するために、例えば、指先を引っかけて引き上げることによりオンされる引上形スイッチを用いることができる。あるいは、肘掛部の側面または前面から略水平に押し込むことによりオンされる横押形スイッチを用いることができる。要は、使用者が無意識に手をつき、あるいはよろけてもたれかかったときなどに、誤って操作され難い構造のスイッチを選定することである。
引上形スイッチあるいは横押形スイッチを用いた態様では、着座や離座の際に不慮の操作により操作スイッチがオンしてしまうおそれはない。したがって、意図しない洗浄水の噴出などのトラブルを回避することができる。
前記肘掛部は略フラット形状の上面を有する、ことが好ましい。使用頻度の高い操作スイッチを肘掛部の先端に設けた態様と、引上形スイッチあるいは横押形スイッチを用いた態様のいずれにおいても、肘掛部の上面を略フラット形状とすることができる。すなわち、操作スイッチ以外に余分な部材を設けないようにして容易に実現することができる。操作スイッチや表示器については、部材の上面レベルを肘掛部の上面にほぼ一致させて構成することにより、肘掛部の上面全体を略フラット形状とすることができる。あるいは、操作スイッチや表示器を、肘掛部の横面に設けるようにすることもできる。
前記肘掛部の前記上面にわずかな凹凸によって形成され、前記常用操作部の前記操作スイッチの役割を示す記号、絵文字あるいは点字を有する、ようにしてもよい。肘掛部の略フラット形状の上面に、僅かに突出するように形成された、例えば記号や点字、浮き彫りにされた絵文字などにより、使用者は触覚で操作スイッチの役割を理解することができる。
肘掛部の上面を略フラット形状とした態様では、突起物が存在しないので、人体を外傷するおそれを回避することができる。また、略フラット形状であるので、簡単に拭き取るだけの清掃作業で、容易に汚れを除去して清潔に保つことができる。肘掛部の上面にわずかな凹凸を有する記号、絵文字あるいは点字を設けた態様では、視力の弱い使用者に便宜を図りつつ、外傷のおそれの回避と簡単で容易な清掃作業の効果を維持することができる。
以上説明した本発明の温水洗浄便座装置によれば、使用頻度の高い操作スイッチを選定して肘掛部の先端部に設けたので、指先を動かすだけで操作を行え、また指先の不自由な者や不慣れな者でも操作は容易となり、操作性や視認性が格段に向上された。また、操作スイッチに引上形スイッチ及び横押形スイッチのいずれかを用いた態様では、不慮の操作による意図しない洗浄水の噴出などのトラブルを回避することができる。さらに、肘掛部の上面を略フラット形状とした態様では、人体を外傷するおそれを回避することができるとともに、清掃作業を容易とすることができる。
本発明を実施するための最良の形態を、図1〜図3を参考にして説明する。図1は、洋式便器に搭載された本発明の実施例の温水洗浄便座装置を説明する斜視図である。実施例の温水洗浄便座装置1は、基部2と、図略の2本のノズル及びノズル作動部と、肘掛部3と、常用操作部4及び副操作部6と、で構成されている。基部2は、温水洗浄便座装置1の筐体を成す部材であり、洋式便器9の後部上面に搭載されている。基部2は、樹脂成型品であるアッパーケースとロアケースとが組み合わされて、内部に収容空間を有するように形成されている。また、基部2は、便座21及び便蓋22を回動可能に保持しており、便座21及び便蓋22は収容空間内に設けられた便座便蓋駆動部によって回動操作されるようになっている。さらに、基部2の収容空間内には、洋式便器9の内側に前進し収容空間内に後退するお尻洗浄ノズル及びビデ洗浄ノズル、並びにこの2本のノズルを進退駆動するノズル作動部が設けられている。
肘掛部3は、基部2と一体に形成され、図示されるように、基部2の右側(図中では左上側)から便器91の前方向に向けて張設され、便器91の右側面の斜上方まで延設されている。肘掛部3は、使用者が便座21に着座した状態で右腕を載せられるようになっている。
常用操作部4は、使用頻度の高い操作スイッチが選定されて配置されたものであり、肘掛部3の先端部の上側に形成されている。図2は、肘掛部3の先端部に設けられた常用操作部4を説明する拡大斜視図である。図2に示されるように、肘掛け部3は、基部2を形成する上側のアッパーケース31及び下側のロアケース32の延設部分が組み合わされて形成されている。このアッパーケース31の先端は、左右両側が残され、幅方向の中央の空間に略矩形の常用操作部4が形成されている。常用操作部4の前側の便器寄りの内側にはお尻洗浄開始スイッチ41が配置され、前側の外側にはビデ洗浄開始スイッチ42が配置されている。常用操作部4のほぼ中心には、お尻洗浄とビデ洗浄に共通の洗浄終了スイッチ43が配置されている。常用操作部4の中心よりも少し後ろに洗浄強スイッチ44が配置され、常用操作部4の後ろ側の幅方向中央には洗浄弱スイッチ45が配置されている。洗浄強スイッチ44と洗浄弱スイッチ45との間には、3個の洗浄力表示部46が一列に配置され、点灯数または点灯位置により洗浄水の噴出強さが表示されるようになっている。なお、お尻洗浄開始スイッチ41の前方寄り上面にはわずかに突出した微少突部47が設けられ、触覚によりお尻洗浄開始スイッチ41とビデ洗浄開始スイッチ42とを区別できるようになっている。
さらに、図3を参考にして、常用操作部4の内部構成を詳述する。図3は、常用操作部4の内部構成を説明する垂直断面図である。常用操作部4は、前述の各操作スイッチ41〜45及び洗浄力表示部46と、スイッチケース51、スイッチ部基盤52、スイッチトップ53、保持部材54、で形成されている。スイッチケース51は、常用操作部4の天板に相当する部材である。スイッチケース51は、肘掛け部3のアッパーケース31に隙間なく連なるように配設されており、かつ略同一の上面レベルを形成することにより、肘掛け部3の上面を略フラット形状としている。スイッチケース51は可撓性を有する樹脂で形成され、前側は左右に分かれてお尻洗浄開始スイッチ41及びビデ洗浄開始スイッチ42の一部になっている。また、洗浄終了スイッチ43、洗浄強スイッチ44、洗浄弱スイッチ45、洗浄力表示部46が配置されるスイッチケース51の各箇所は、それぞれ穿孔されてスイッチ部品が配置されている。
スイッチ部基盤52は、電気部品や電子部品が実装された略板状の部材であり、スイッチケース51の下側に間隔を設けて略水平方向に配設されている。スイッチ部基盤52の下側の面には、お尻洗浄開始スイッチ41の電気接点41Cと、ビデ洗浄開始スイッチ42の電気接点42Cとが配設されている。スイッチ部基盤52の上側の面には、洗浄終了スイッチ43、洗浄強スイッチ44、洗浄弱スイッチ45、に対応する各電気接点43C〜45Cと、洗浄力表示部46の表示を行う表示ランプ46Lとが配設されている。スイッチ部基盤52は、下側に配設される保持部材54に支持ピース55を用いて支持され、保持部材54はビス56を用いて下側のロアケース32に固定されている。
スイッチトップ53は、半透明の軟質樹脂で形成され、スイッチ部基盤52を覆うことにより水滴を防ぐようになっている。また、スイッチトップ53は、各操作スイッチ41〜45と各電気接点41C〜45Cとの間に介在して、各操作スイッチ41〜45に加えられた操作力を各電気接点41C〜45Cに伝達するように構成されている。さらに、スイッチトップ53の材質は、表示ランプ46Lの光を透過するので、洗浄力表示部46で表示が行われるようになっている。
図3において、スイッチケース51の前側に形成されたお尻洗浄開始スイッチ41あるいはビデ洗浄開始スイッチ42を、使用者が指先で図中の白抜き矢印のように引き上げると、スイッチケース51が弾性変形して内部のスイッチ部基盤52の電気接点41Cあるいは42Cがオンされ、洗浄が開始されるようになっている。同様に、洗浄終了スイッチ43が押し下げられると、スイッチトップ53を介して操作力が伝達されて内部のスイッチ部基盤52の電気接点43Cがオンされ、洗浄が終了するようになっている。また、洗浄強スイッチ44あるいは洗浄弱スイッチ45が押し下げられると、内部の電気接点44Cあるいは45Cがオンされて洗浄水の噴出の強さが変更されると同時に、表示ランプ46Lの点灯状況も変更されるようになっている。
図1に戻り、肘掛部3の基部2に近い根本側上面には、副操作部6が設けられている。副操作部6には、主電源スイッチ、洗浄水温度調整スイッチ、便座保温モード選択スイッチ、温風乾燥に関するスイッチなどが配設されている。副操作部6には常時上面を覆うカバー61が設けられており、カバー61が被さった状態で肘掛部3の上面は略フラット形状となっている。
上述のように構成された本発明の実施例の温水洗浄便座装置1では、使用者は便座21に着座し肘掛部3に腕を戴せた状態で指先を動かすだけで常用操作部4の操作スイッチ41〜45を操作して、局部洗浄に関する操作を行うことができる。ここで、操作スイッチは洗浄の開始41、42と終了43及び洗浄水の温度調節44、45に限定されているため、戸惑うことなく容易に操作することができ、また見易い。なお、お尻洗浄開始スイッチ41及びビデ洗浄開始スイッチ42には引上形スイッチが採用されているため、着座や離座の際に誤ってオンさせてしまうおそれはない。また、肘掛部3の上面は略フラット形状であり、人体を外傷するおそれを回避することができ、かつ簡単に拭き取るだけで清掃を行うことができる。
洋式便器に搭載された本発明の実施例の温水洗浄便座装置を説明する斜視図である。 図1の実施例において、肘掛部の先端部に設けられた常用操作部を説明する拡大斜視図である。 図2において、常用操作部の内部構成を説明する垂直断面図である。
符号の説明
1:温水洗浄便座装置
2:基部 21:便座 22:便蓋
3:肘掛部 31:アッパーケース 32:ロアケース
4:常用操作部 41:お尻洗浄開始スイッチ 42:ビデ洗浄開始スイッチ
43:洗浄終了スイッチ 44:洗浄強スイッチ
45:洗浄弱スイッチ 46:洗浄力表示部
47:微少突部
41C〜45C:電気接点
46L:表示ランプ
51:スイッチケース 52:スイッチ部基盤
53:スイッチトップ 54:保持部材
6:副操作部 61:カバー
9:洋式便器

Claims (10)

  1. 便器後部に搭載されて便座を保持する基部と、前記基部に装備され人体局部に向けて洗浄水を噴出する噴出口をもつ可動ノズルと、洗浄処理時の前進位置と待機時の後退位置とに前記可動ノズルを切り替えるノズル作動部と、前記洗浄水の噴出及び停止を操作する操作部と、前記基部の少なくとも左右の一方から張設された肘掛部と、を備える温水洗浄便座装置において、
    前記操作部の一部たる常用操作部を構成する使用頻度の高い操作スイッチを、前記肘掛部の先端部に設けたことを特徴とする温水洗浄便座装置。
  2. 前記使用頻度の高い前記操作スイッチは、洗浄水を噴出させる洗浄開始スイッチである、請求項1に記載の温水洗浄便座装置。
  3. 前記洗浄開始スイッチは、引き上げて操作する引上形スイッチ及び前記肘掛部の横面方向から押して操作する横押形スイッチのいずれかである、請求項2に記載の温水洗浄便座装置。
  4. 前記肘掛部は略フラット形状の上面を有する、請求項1〜3のいずれかに記載の温水洗浄便座装置。
  5. 前記肘掛部の前記上面にわずかな凹凸によって形成され、前記常用操作部の前記操作スイッチの役割を示す記号、絵文字あるいは点字を有する、請求項4に記載の温水洗浄便座装置。
  6. 便器後部に搭載されて便座を保持する基部と、前記基部に装備され人体局部に向けて洗浄水を噴出する噴出口をもつ可動ノズルと、洗浄処理時の前進位置と待機時の後退位置とに前記可動ノズルを切り替えるノズル作動部と、前記洗浄水の噴出及び停止を操作する操作部と、前記基部の少なくとも左右の一方から張設された肘掛部と、を備える温水洗浄便座装置において、
    前記操作部を構成する操作スイッチを、引き上げて操作する引上形スイッチ及び前記肘掛部の横面方向から押して操作する横押形スイッチのいずれかの形態としたことを特徴とする温水洗浄便座装置。
  7. 前記操作スイッチのうちの使用頻度の高いものは、前記肘掛部の先端部に設けられる、請求項6に記載の温水洗浄便座装置。
  8. 前記使用頻度の高い前記操作スイッチは、洗浄水を噴出させる洗浄開始スイッチである、請求項7に記載の温水洗浄便座装置。
  9. 前記肘掛部は略フラット形状の上面を有する、請求項6〜8のいずれかに記載の温水洗浄便座装置。
  10. 前記肘掛部の前記上面にわずかな凹凸によって形成され、前記常用操作部の前記操作スイッチの役割を示す記号、絵文字あるいは点字を有する、請求項9に記載の温水洗浄便座装置。
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