JP2009254607A - 洋式トイレ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人間が座る便座を自動的に洗浄可能で、洗浄水が便器本体の周囲に飛散することがない洋式トイレ装置を得る。
【解決手段】腰掛け型の便器本体10と、便器使用時に便器本体10の上に配置される便座11と、便器本体10の上に配置された便座11を覆う閉蓋位置と、便座11を開放する開蓋位置との間を移動する便蓋12とを有する洋式トイレ装置において、便座上面11aに洗浄水を吹き付けてそこを洗浄する洗浄手段20と、洗浄が終わった後に便座上面11aに空気を吹き付ける乾燥手段30とを設ける。その上でさらに、上記洗浄がなされるとき便座11の下側に位置する底板50aおよび、便座11を側外方から囲う側壁50bからなり、便座11よりも外側に飛散する洗浄水を側壁50bで受け止めるとともに、底板50aに落ちた洗浄水を該底板50aの内縁から便器本体10内に導く水受け皿50を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は洋式トイレ装置に関し、特に詳細には、人間が座る便座の上面を洗浄する機能を備えた洋式トイレ装置に関するものである。
従来、いわゆる和式トイレに対して洋式トイレと称される装置が広く実用に供されている。この洋式トイレ装置は、使用者が腰掛け姿勢で使用できるようにしたものであり、基本的に、腰掛け型の便器本体と、便器使用時に前記便器本体の上に配置される便座と、この便器本体の上に配置された便座を上方から覆う閉蓋位置と、この閉蓋位置から離れて便座を開放する開蓋位置との間で移動可能とされた便蓋とを備えてなるものである。
ところで、この種の洋式トイレにおいては、使用者の臀部等の皮膚が便座の上に直接触れることから、便座が使用者によって汚染される可能性がある。この汚染としては、皮脂や汗などによる単純な汚染の他に、深刻なものとして病原菌による汚染も実際に認められている。したがってこの洋式トイレ、特に公衆の利用に供されるトイレの使用者の中には、以前の使用者による便座汚染からの悪影響を避けたいと思う者も数多く存在する。
そのような要求に対応するために、従来、紙等からなる便座シートをトイレの傍らに備えておき、使用時にはそのシートを便座の上に敷いてからトイレを使用して貰う、といった対策も考えられている。しかしその種の便座シートには、敷くのが面倒である、便座の上に綺麗に敷くのが難しい、使用中にずれやすい、といった問題が認められている。
そこで、これらの問題を解決するものとして、例えば特許文献1に示されるように、便座の上を該便座にそって移動する洗浄ヘッドを備え、このヘッドから便座上面に洗浄水を吹き付けてそこを自動洗浄する装置も提案されている。
特開2000−160631号公報
ところが、特許文献1に記載されている装置においては、洗浄水が便器本体の周囲に飛散して床を汚すことがある、さらには、移動する洗浄ヘッドを備えているため構造が複雑でコストが高くつく、といった問題がある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、人間が座る便座を自動的に洗浄可能で、しかもその洗浄を行う洗浄水が便器本体の周囲に飛散することがない洋式トイレ装置を提供することを目的とする。
また本発明は、上記目的を達成した上でさらに、構造が比較的簡単で低コストで形成することができる洋式トイレ装置を提供することを目的とする。
本発明による洋式トイレ装置は、前述したような基本構造を有する洋式トイレ装置すなわち、
腰掛け型の便器本体と、
便器使用時に前記便器本体の上に配置される便座と、
この便器本体の上に配置された便座を上方から覆う閉蓋位置と、この閉蓋位置から離れて便座を開放する開蓋位置との間で移動可能とされた便蓋とを備えてなる洋式トイレ装置において、
前記便座が便器本体の上に配置され、かつ便蓋が前記閉蓋位置に配されたとき、これらの便座と便蓋との間に位置し、該便座の上面に洗浄水を吹き付けてこの上面を洗浄する洗浄手段と、
前記洗浄が終わった後に前記便座の上面に空気を吹き付けてこの上面を乾燥させる乾燥手段と、
前記洗浄がなされるとき前記便座の下側に位置する底板および、この底板の外縁から立ち上がって便座を側外方から囲う側壁からなり、前記便座よりも外側に飛散する洗浄水を前記側壁で受け止めるとともに、前記底板に落ちた洗浄水を該底板の内縁から前記便器本体内に導く水受け皿とを備えたことを特徴とするものである。
ここで、上記の洗浄水としては、水道水等の通常の上水や、あるいはタンクに貯留しておいた井戸水等を適用することができる。さらには、そのような水に適当な消毒液を混合させたもの等も適用可能である。
なお、上述のように機能する洗浄手段および乾燥手段は、トイレを使用した者が次の使用者のためにボタン操作をする等により作動するようにしてもよいし、あるいは、トイレ使用後に水が流されたことをセンサによって確認したならば、それに続けて自動的に作動開始するようにしてもよい。
前者の手動操作の場合は、便蓋が閉蓋位置にあることを検出するセンサを設け、それにより便蓋が閉蓋位置にあることが確認されない限り、ボタン操作をしても洗浄手段および乾燥手段が作動しないようにロックすることが望ましい。さらには、そのように作動をロックした後、便蓋を駆動装置によって自動的に閉蓋位置に設定し、その設定が確認されたなら、洗浄手段および乾燥手段を作動させるようにしてもよい。そのように便蓋を駆動手段によって自動的に閉蓋位置に設定する手法は、後者の自動操作の場合に適用することもできる。
また、上述のように便座を側外方から囲う水受け皿の側壁は、その上端が、便座上面の外縁部よりも上方に位置する形状として、便座上面で跳ねて側外方に飛び散る洗浄水を、この側壁で遮断できるようにするのが望ましい。
一方便蓋は、便座の洗浄がなされるとき閉蓋位置に設定されて便座の上方に位置するので、便座の上面等で跳ねて上方に飛び散る洗浄水を遮断し、便器本体内に落とすことができる。なお、この便蓋の外縁部も、上記水受け皿の側壁と協働して、上述のように側外方に飛び散る洗浄水を全て遮断できるように形成されるのが望ましい。
また、上記洗浄手段としては、例えば、便座の上面に沿って延びる配管からこの上面に向けて洗浄水を噴出するものを好適に用いることができる。
さらにこの洗浄手段としては、洗浄水を便座の上面に吹き付ける際に同時にこの上面にブラッシング用空気を吹き付ける手段と、それらの洗浄水およびブラッシング用空気により動かされて便座の上面上で摺動する短冊状部材とを備えてなるものがより好適に用いられる。その場合、便座の上面にブラッシング用空気を吹き付ける手段としては、前記乾燥手段が兼用されるのが望ましい。
また、本発明の洋式トイレ装置においては、便座上面の洗浄がなされるとき、この上面に向けて消毒液を流す手段が設けられることが望ましい。
本発明の洋式トイレ装置は、便座が便器本体の上に配置され、かつ便蓋が閉蓋位置に配されたとき、これらの便座と便蓋との間に位置し、該便座の上面に洗浄水を吹き付けてこの上面を洗浄する洗浄手段と、洗浄が終わった後に便座の上面に空気を吹き付けてこの上面を乾燥させる乾燥手段とが設けられたことにより、汚れた可能性の有る便座上面が綺麗に洗浄されて、その後に別の使用者が安心して使用できるものとなる。
そしてこの洋式トイレ装置においては、洗浄がなされるとき便座の下側に位置する底板および、この底板の外縁から立ち上がって便座を側外方から囲う側壁からなり、便座よりも外側に飛散する洗浄水を上記側壁で受け止めるとともに、上記底板に落ちた洗浄水を該底板の内縁から便器本体内に導く水受け皿が設けられているので、便座から下側に落ちる洗浄水や、便座上面で跳ねて側方に飛ぶような洗浄水はこの水受け皿で受け止められるようになり、よってトイレ装置周りの床が洗浄水で汚されることを確実に防止可能となる。また、便座上面で跳ねて上方に飛ぶ洗浄水も、閉蓋位置にある便座によって受け止められて、便器本体内に落とされるので、このような洗浄水によって床等が汚されることも防止できる。
また上記の洗浄手段として、特に、便座の上面に沿って延びる配管からこの上面に向けて洗浄水を噴出するものが用いられた場合は、洗浄ヘッドが便座に沿って移動するような洗浄手段と比べると、便座洗浄のための構造が著しく簡素化されるので、トイレ装置のコストを低く抑えることができる。
さらにこの洗浄手段として、特に、洗浄水を便座の上面に吹き付ける際に同時にこの上面にブラッシング用空気を吹き付ける手段と、それらの洗浄水およびブラッシング用空気により動かされて便座の上面上で摺動する短冊状部材とを備えてなるものが適用された場合は、より確実な洗浄効果が得られる。すなわち、このような短冊状部材が設けられていると、その摺動によって便座の上面をブラッシングする効果が得られるので、洗浄水を吹き付けただけでは落ちないような汚れも良く落ちるようになる。
そして、上記のように便座上面にブラッシング用空気を吹き付ける手段として、前記乾燥手段が兼用される場合は、ブラッシングを行うための追加コストを低く抑えることができる。
また、本発明の洋式トイレ装置において、特に、便座の上面の洗浄がなされるとき、この上面に向けて消毒液を流す手段が設けられた場合は、その消毒液の作用によって、便座上面をさらに清潔に保つことが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による洋式トイレ装置を示すものであり、また図2はその要部の断面形状を示すものである。なおこの図2は、後述する便蓋12が閉じられた状態において、図1のA−A線に沿った断面部分を示すものである。
図示の通りこの洋式トイレ装置1は一般的な洋式トイレ装置と同様に、腰掛け型の便器本体10と、便器使用時に便器本体10の上に配置される便座11と、便器本体上に配置されたこの便座11を上方から覆う閉蓋位置(図2に示す位置)と、この閉蓋位置から離れて便座11を開放する開蓋位置(図1に示す位置)との間で移動可能とされた便蓋12とを備えている。なおこの移動は、例えばトイレ使用者が手操作により、揺動軸13を中心に矢印B方向に便蓋12を動かすことによってなされるが、その他に、駆動手段を用いて自動的に行うようにしても構わない。
さらにこの洋式トイレ装置1は、便座11が便器本体10の上に配置され、かつ便蓋12が前記閉蓋位置に配されたとき、これらの便座11と便蓋12との間に位置し、該便座11の上面11aに洗浄水を吹き付けてそこを洗浄する洗浄手段20と、この洗浄が終わった後に便座上面11aに空気を吹き付けてそこを乾燥させる乾燥手段30と、水受け皿50とを備えている。
上記乾燥手段30は、便座11と同じように大略環状に形成されたダクト31と、このダクト31に乾燥用空気を送る後述の手段から構成されている。ダクト31は、一例として断面が角筒状に形成されたものであり、その表面(便座11を向く方の表面)31aには空気噴出用の多数のノズル孔31bが設けられている。これらのノズル孔31bは、環状のダクト表面31aの内周に沿って1列に並び、そしてそれらと所定間隔を置いて、外周に沿って1列に並ぶように形成されている。
それらのノズル孔31bは後述するように、便座上面11aを乾燥させる空気を噴出するためのものであり、全てダクト中央側に空気を噴出する向きに形成されている(図2参照)。また図3に示すように、一方の列のノズル孔31bと他方の列のノズル孔31bとは互い違い状態に、つまり一方の列の2つのノズル孔31bの中間部分の延長上に、他方の列の1つのノズル孔31bが位置する状態に形成されている。
このダクト31は、便蓋12と共通の揺動軸13の周りに揺動可能とされている。そしてダクト31の基部は、上記の揺動を許容する可撓管(フレキシブルホース)32およびそれに接続した配管33を介して、ブロワ34の空気吐出口に連通されている。
洗浄手段20は、後述する要素21〜24および40〜49から構成されている。すなわちこの洗浄手段20は、それぞれが上記ダクト表面31aに沿って延びるように該表面31aの上に保持された1本の洗浄水配管21と、1本の保持部材22と、1本の消毒液配管23とを備えている。保持部材22には、ほぼその全長に亘って多数の短冊状部材24が取り付けられている(図1では、煩雑化を避けるために一部のみ表示)。これらの短冊状部材24は例えば薄くて柔らかい合成樹脂等から形成されたものであり、洗浄水配管21と消毒液配管23との間に配設された保持部材22に一端が固定され、その一端から先の部分は自由に動く状態となっている。
以上の要素21〜24は、ダクト表面31aに前述のように形成された1列のノズル孔31bと、別の1列のノズル孔31bとの間に配設されている。そしてこれらの要素21〜24はダクト31に固定されているので、ダクト31が上述のように揺動すると、それと一緒に全体的に揺動する。
洗浄水配管21の表面(該配管21が便座11の上に配置された状態で便座上面11a側を向く表面)には、多数のノズル孔21aが設けられている。そしてこの洗浄水配管21は、上記の揺動を許容する可撓管(フレキシブルホース)40およびそれに接続した配管41を介して、洗浄水ポンプ42の吐出口に連通されている。この洗浄水ポンプ42の吸込口は、配管43を介して洗浄水タンク44に連通されている。なおこの洗浄水タンク44としては、トイレ使用後に便器本体10内を流すために通常設けられる洗浄水タンクが兼用されてもよいし、あるいはそれとは別に専用のタンクが用いられてもよい。
一方消毒液配管23の表面(該配管23が便座11の上に配置された状態で便座上面11a側を向く表面)にも、多数のノズル孔23aが設けられている。そしてこの消毒液配管23は、上記の揺動を許容する可撓管(フレキシブルホース)45およびそれに接続した配管46を介して、消毒液ポンプ47の吐出口に連通されている。この消毒液ポンプ47の吸込口は、配管48を介して消毒液タンク49に連通されている。
前記水受け皿50は、一例として便器本体10の上に固定された底板50aおよび、この底板50aの外縁から立ち上がって便座11を側外方から囲う側壁50bからなる、断面L字状のものである。なお本実施形態では、上記側壁50bの一部において上端から切欠き50cが設けられている。そして便座11には側方に突出した把手11cが形成され、この把手11cが上記切欠き50cを通って外に張り出す形となっている。
なお本実施形態の洋式トイレ装置1は、特に尻洗浄装置60や便座保温装置(図示せず)を備えたタイプのもので、便座11の横には、それらの装置の動作や、後述する便座洗浄動作を制御するための操作パネル61が設置されている。
次に、以上の構成を有する本実施形態の洋式トイレ装置1の作用について説明する。この洋式トイレ装置1を使用する際には、基本的に従来の洋式トイレ装置と同じように使用され得る。なお男性の小用時には、上記把手11cを下から持ち上げることによって、便座11を上に跳ね上げることができる。
トイレの使用後、あるいは使用前に便座上面11aを洗浄したい場合には、上記操作パネル61に設けられた、例えば「便座洗浄」と書かれたボタン62が押し操作される。すると、そのとき便蓋12が開蓋位置にあると、図示外の駆動装置により便蓋12が揺動されて、閉蓋位置まで下げられる。本例においてダクト31は便蓋12と一体的に保持されているので、このように便蓋12が開蓋位置まで動くとき、ダクト31およびそこに取り付けられた要素21〜24も一緒に動く。
またこのとき、ダクト31内に取り付けられている電磁石63がONにされる。便座11の内部には、この電磁石63と対応する位置に鉄片(図示せず)が固定されているので、もしこのとき便座11が跳ね上げられた状態にあれば、その鉄片が電磁石63に引かれることにより、ダクト31は便座11と一体化される。そのようになっていれば、便座11が途中でダクト31から離れ落ちて、便器本体10上に強く打ち付けられることがなくなる。これ以外の通常時、上記電磁石63はOFF状態にされるので、便座11を手で持って上げ下げすることは普通に行われ得る。
なお、ダクト31を便蓋12と一体的に保持させないで、便蓋12と独立して揺動可能としておいてもよい。このダクト31やそこに取り付けられた要素21〜24のメンテナンスのことを考慮すると、そのようにしておくのがより好ましい。そしてそのようにする場合は、上記電磁石63および鉄片のような手段を用いて、便蓋12が開蓋位置から閉蓋位置に移動するまで、該便蓋12からダクト31が離れ落ちないようにすることが望ましい。
図2は、以上の操作により、あるいは人間の手操作によって便蓋12が閉蓋位置に設定されたときの状態を示している。この状態になっていることが例えば図示外のセンサによって検知されると、次に前述のブロワ34、洗浄水ポンプ42および消毒液ポンプ47が全て駆動される。それにより便座上面11aに、洗浄水配管21のノズル孔21aから噴出した洗浄水および、消毒液配管23のノズル孔23aから噴出した消毒液が掛けられる。またそれらの洗浄水および消毒液は、ダクト31の2列のノズル孔31bから噴出した空気によって便座上面11a上で攪拌されるので、この便座上面11aが洗浄水によって洗浄されるとともに、消毒液によって消毒される。なお前述した通り、ダクト31における一つの列のノズル孔31bと、別の列のノズル孔31bとは互い違いに配設されているので、満遍なく上記攪拌がなされ、良好な洗浄および消毒効果が得られる。
さらに本実施形態では、多数設けられた短冊状部材24が、上記洗浄水や空気によって便座上面11a上で不規則に動かされる。それによりブラッシング効果が得られるので、洗浄水を吹き付けただけでは落ちないような汚れも良く落ちるようになる。
以上の洗浄および消毒が所定時間続けられた後、まず消毒液ポンプ47の駆動が停止され、その状態で洗浄が所定時間続けられると、次に洗浄水ポンプ42の駆動が停止される。ブロワ34はそのままさらに駆動され、それにより、ダクト31のノズル孔31bから噴出した空気によって便座上面11aが乾燥される。この乾燥が所定時間行われると、次にブロワ34の駆動が停止される。以上の処理により、便座上面11aは綺麗に洗浄、消毒されるので、次のトイレ使用者は、気持ち良くこの洋式トイレ装置1を使用できるようになる。なお、以上の処理が終了したならば、操作パネル61において例えば「便座洗浄・消毒済み」等の表示を出すようにすれば、次のトイレ使用者がその表示を確認することにより、より安心して洋式トイレ装置1を使用できるようになる。
そして本実施形態の洋式トイレ装置1においては、前述した通りの底板50aおよび側壁50bからなる水受け皿50が設けられているので、便座11よりも外側に飛散する洗浄水および消毒液は上記側壁50bで受け止められ、便座上面11aから落ちた洗浄水および消毒液と共に底板50aに受けられる。そしてそれらの洗浄水および消毒液は、底板50aの内縁から便器本体10内に落とされるので、洋式トイレ装置1の周囲が洗浄水や消毒液によって汚されることがなくなる。
なお、洗浄水および消毒液がより確実に便器本体10内に落ちるようにするためには、図2に表れているように、底板50aの上面に、内方に向かって次第に低くなるような傾斜を付けておくのが好ましい。またそれとともに便座11の上面11aも、内方に向かって次第に低くなるように傾斜した形としておくのが望ましい。さらには図4に側断面形状を示すように便座上面11aを、前後方向においても、後方に行くほど低下する傾斜面としておくのがより望ましい。そのようにすれば、便座上面11aの上の洗浄水や消毒液が便座11の後端側に伝い落ち、その後端側の便座内周縁から便器本体10内に落ちやすくなる。
また本実施形態では、図2に示されるように、便蓋12の側壁12aが水受け皿50の側壁50bと組み合った形となって、それら両者によって便座11の外側が閉じられる状態になる。それにより、便座11よりも外側に飛散しようとする洗浄水や消毒液は、水受け皿50の側壁50bのみならず便蓋側壁12aによっても遮断されるので、それらの洗浄水や消毒液によって洋式トイレ装置1の周囲が汚されることがより確実に防止される。さらに、便座上面11aで跳ねて上方に飛散しようとする洗浄水や消毒液も便蓋12により遮断されて、水受け皿50の底板50a上や、あるいは直接便器本体10内に落ちるようになる。
また本実施形態では洗浄手段として、特に、便座上面11aに沿って延びる洗浄水配管21からこの上面11aに向けて洗浄水を噴出するものが用いられているので、洗浄ヘッドが便座に沿って移動するような従来装置と比べると、便座洗浄のための構造が著しく簡素化されるので、洋式トイレ装置1のコストを低く抑えることができる。
さらに本実施形態では、便座上面11aにブラッシング用空気を吹き付ける手段として乾燥手段30が兼用されているので、ブラッシングを行うための追加コストを低く抑えることができる。
また、以上説明した実施形態においては、操作パネル61に設けられたボタン62が操作されると便座洗浄が開始するようになっているが、トイレ使用者が便座11上から退出したことを光電センサなどによって検出し、その検出から所定時間が経過したら自動的に洗浄を開始するようにしてもよい。
また上記実施形態では、洗浄水と消毒液とを各々専用の手段によって便座上面11a上に供給するようにしているが、洗浄水タンク44に貯える洗浄水に消毒液を混合させるようにすれば、消毒液を便座上面11a上に供給するための専用の手段を設けなくても済むことになる。さらに、洗浄水を送る経路の途中で、洗浄水に消毒液を混合させても構わない。なお、上述のようにして消毒液を便座上面11aに掛けることは、本発明において必ずしも必要ではない。しかし消毒液も用いれば、便座上面11aをより衛生的に保てるようになることは勿論である。
本発明の一実施形態による洋式トイレ装置を示す概略斜視図 図1の洋式トイレ装置の一部を示す断面図 図1の洋式トイレ装置の一部を示す平面図 図1の洋式トイレ装置の一部を示す断面図
符号の説明
1 洋式トイレ装置
10 便器本体
11 便座
11a 便座の上面
12 便蓋
12a 便蓋の側壁
20 洗浄手段
21 洗浄水配管
22 保持部材
23 消毒液配管
24 短冊状部材
30 乾燥手段
31 ダクト
31a ダクトの表面
31b ノズル孔
32、40、45 可撓管
33、41、43、46、48 配管
34 ブロワ
42 洗浄水ポンプ
44 洗浄水タンク
47 消毒液ポンプ
49 消毒液タンク
50 水受け皿
50a 水受け皿の底板
50b 水受け皿の側壁

Claims (5)

  1. 腰掛け型の便器本体と、
    便器使用時に前記便器本体の上に配置される便座と、
    この便器本体の上に配置された便座を上方から覆う閉蓋位置と、この閉蓋位置から離れて便座を開放する開蓋位置との間で移動可能とされた便蓋とを備えてなる洋式トイレ装置において、
    前記便座が便器本体の上に配置され、かつ便蓋が前記閉蓋位置に配されたとき、これらの便座と便蓋との間に位置し、該便座の上面に洗浄水を吹き付けてこの上面を洗浄する洗浄手段と、
    前記洗浄が終わった後に前記便座の上面に空気を吹き付けてこの上面を乾燥させる乾燥手段と、
    前記洗浄がなされるとき前記便座の下側に位置する底板および、この底板の外縁から立ち上がって便座を側外方から囲う側壁からなり、前記便座よりも外側に飛散する洗浄水を前記側壁で受け止めるとともに、前記底板に落ちた洗浄水を該底板の内縁から前記便器本体内に導く水受け皿とを備えたことを特徴とする洋式トイレ装置。
  2. 前記洗浄手段が、前記便座の上面に沿って延びる配管からこの上面に向けて洗浄水を噴出するものであることを特徴とする請求項1記載の洋式トイレ装置。
  3. 前記洗浄手段が、前記洗浄水を便座の上面に吹き付ける際に同時にこの上面にブラッシング用空気を吹き付ける手段と、それらの洗浄水およびブラッシング用空気により動かされて便座の上面上で摺動する短冊状部材とを備えていることを特徴とする請求項1または2記載の洋式トイレ装置。
  4. 前記ブラッシング用空気を吹き付ける手段として、前記乾燥手段が兼用されていることを特徴とする請求項3記載の洋式トイレ装置。
  5. 前記便座の上面の洗浄がなされるとき、この上面に向けて消毒液を流す手段を備えていることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の洋式トイレ装置。
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